JP3997786B2 - 撮像装置、表示装置、画像記録装置および画質補正方法 - Google Patents

撮像装置、表示装置、画像記録装置および画質補正方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を撮像する撮像装置、画像を表示する表示装置、画像信号を記録する画像記録装置、および、画像信号に対する画質補正を行うための画質補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮影した画像をデジタルデータとして記憶するデジタルカメラが普及している。このデジタルカメラでは、光学レンズによって撮影された画像を、CCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子を使用して光電変換した後、デジタルデータ化して記録している。また、撮影した画像を表示するディスプレイ装置としては、従来よりCRT(Cathode-Ray Tube)が一般的に使用されている。
【0003】
ところで、CRTに入力される画像信号と、CRT上で表示される画像との間では、通常、非線形な入出力特性を有している。このため、CRTに対する画像信号の送信側では、この画像信号をガンマ補正曲線を用いて補正するガンマ補正が行われることが多い。
【0004】
図11は、一般的に用いられているガンマ補正曲線の例を示す図である。
図11では、入力信号の輝度を変換して補正するための曲線を示している。一般的に、CRTにおける輝度の入出力関係は指数関数的となる。このため、ガンマ補正曲線は、図11に示すように入力信号の高輝度部分を寝かせた形状とすることにより、非線形な入出力特性を打ち消すとともに、高輝度の信号を出力に反映させる。
【0005】
上述したデジタルカメラでは、一般に、CRTにおける表示を前提として、撮像した画像信号をデジタルデータ化した後、あらかじめガンマ補正を施してからメモリカード等の記録媒体に記録している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のガンマ補正では、高輝度信号への階調数の割り当てを残すように補正されるため、高輝度の信号成分が多い画像信号が入力された場合にも、いわゆる白飛びを起こさずに、自然な階調を表現することができる。
【0007】
しかし、出力信号のダイナミックレンジに限界があることから、このような補正方法では、高輝度信号への階調数を残す分、逆に低輝度信号に対する階調数が減少してしまう。このため、入力された画像信号に高輝度の成分がほとんど存在しなかった場合には、低輝度信号に集中した信号を少ない階調数で表現する必要が生じ、その結果、コントラストの低い画像が表示されてしまう。また、逆に、コントラストを重視したガンマ補正を行った場合には、高輝度の信号成分が多い画像信号に対して白飛びが生じてしまう。
【0008】
従来のデジタルカメラでは、どのような輝度分布を有する画像信号であっても、同一のガンマ補正曲線を使用して補正を行っていたため、撮像した画像について、常にコントラストの高い一定の画質の画像信号として記録することができないことが課題となっていた。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、撮影した画像における輝度信号の分布に応じて常に高いコントラストを有する画像信号を生成することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明の他の目的は、画像における輝度信号の分布に応じて常に高いコントラストを有する画像信号を生成することが可能な画質補正方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、画像を撮像する撮像装置において、撮影した画像信号をデジタル信号に変換するデジタル変換手段と、デジタル変換された前記画像信号に対してガンマ補正を行うガンマ補正手段と、前記ガンマ補正手段からの出力画像信号より輝度信号レベルを順次検出する輝度検出手段と、前記輝度検出手段による検出値を基にして、撮像画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段と、算出された前記ヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを算出し、前記累積ヒストグラムを基にして、前記ガンマ補正手段からの出力画像信号における輝度信号レベルの入出力特性を補正直線に従って補正する特性補正手段と、を有し、前記特性補正手段は、前記補正直線上の高輝度領域における傾きのみを変化させて、前記高輝度領域のみで入力と出力のレベルを変換し、前記累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルに設定することを特徴とする撮像装置が提供される。
【0012】
このような撮像装置では、撮像して得たデジタルの画像信号に対してガンマ補正を行った後、輝度検出手段により輝度信号レベルを順次検出し、この検出値より撮像画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムをヒストグラム算出手段により算出し、このヒストグラムを基にして、ガンマ補正が施された画像信号に対してその輝度信号レベルの入出力特性を特性補正手段により補正する。特性補正手段は、算出されたヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを基にして、輝度信号レベルの入出力特性を補正するための補正直線の高輝度領域における傾きを変化させることにより補正を行う。これにより、撮像された画像における輝度信号レベルの分布に応じて階調数の割り当てを変化させる。また、特性補正手段は、累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、補正直線上の高輝度領域の始点の入力レベルに設定する。
【0013】
また、本発明では、画像信号に対して画質補正を行う画質補正方法において、ガンマ補正が施された画像信号より輝度信号レベルを順次検出するステップと、輝度信号レベルの検出値を基にして、撮像画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出するステップと、算出された前記ヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを算出し、前記累積ヒストグラムを基にして、前記ガンマ補正が施された画像信号における輝度信号レベルの入出力特性を補正直線に従って補正するステップと、を含み、前記入出力特性を補正するステップでは、前記補正直線上の高輝度領域における傾きのみを変化させて、前記高輝度領域のみで入力と出力のレベルを変換し、前記累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルに設定する、ことを特徴とする画質補正方法が提供される。
【0014】
このような画質補正方法では、ガンマ補正が施された画像信号より輝度信号レベルを順次検出し、この検出値より撮像画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出し、このヒストグラムを基にして、ガンマ補正が施された画像信号に対してその輝度信号レベルの入出力特性を補正する。この入出力特性の補正は、算出されたヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを基にして、輝度信号レベルの入出力特性を補正するための補正直線の高輝度領域における傾きを変化させることにより補正を行う。これにより、輝度信号レベルの分布に応じて階調数の割り当てを変化させる。また、入出力特性の補正の際には、累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、補正直線上の高輝度領域の始点の入力レベルに設定する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の撮像装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【0016】
図1に示す撮像装置1は、被写体を撮像してデジタル方式の静止画像データを記録する、いわゆるデジタルスチルカメラであり、図1ではその構成要素の一部(カメラブロック)を示している。この撮像装置1は、被写体からの光を集光するための光学ブロック2と、光学ブロック2によって集光された光を光電変換するCCD3(Charge Coupled Device)と、CCD3からのアナログ画像信号をサンプリングするS/H(Sample/Hold)回路4と、サンプリングされたアナログ画像信号をデジタル化するA/D変換回路5と、デジタル化された画像信号に対する色信号処理やガンマ補正処理等を行うDSP(Digital Signal Processor)6と、CCD3を駆動するTG(Timing Generator)7と、装置全体を制御するマイコン8によって構成される。
【0017】
光学ブロック2は、マイコン8による制御に基づいて、複数のレンズやアイリス、シャッタ等により構成され、被写体からの光をCCD3に正しく集光するとともに、集光された光の透過量、およびCCD3への露光量を制御する。CCD3は、TG7の制御に基づいて、被写体からの光を電気信号に変換して、電流値または電圧値として出力する。
【0018】
S/H回路4は、マイコン8の制御の下で、CCD3から出力されたアナログ画像信号に対して、相関2重サンプリング処理等を行う。A/D変換回路5は、サンプリングされたアナログ画像信号をR/G/B(Red/Green/Blue)のデジタル信号に変換して、DSP6に対して供給する。
【0019】
DSP6は、マイコン8の制御の下で、必要に応じて図示しないメモリとの書き込み、読み出し動作を行いながら、デジタル化された画像信号に対する各種の画質補正処理を行う。このDSP6は、入力された画像信号に対するホワイトバランス(以下、WBと略称する)調整回路61と、WB調整がなされた画像信号に対するガンマ補正を行うガンマ(γ)補正回路62と、ガンマ補正がなされた画像信号から、輝度信号レベルのヒストグラムを算出するヒストグラム算出回路63と、算出されたヒストグラムに基づいて、ガンマ補正回路62からの輝度信号をさらに補正するY−ガンマ(γ)補正回路64によって構成される。
【0020】
WB調整回路61は、入力されたデジタルの画像信号に対して、色温度に応じた色補正処理を行う。ガンマ補正回路62は、WB調整回路61からの出力画像信号の入出力特性を、ガンマ補正曲線を用いて補正する。また、ガンマ補正回路62から出力されたR/G/B原色信号は、輝度信号(Y信号)と色差信号(C信号)に分離される。
【0021】
ヒストグラム算出回路63は、分離された輝度信号の信号レベルを検波し、撮像画像の1フレーム中における輝度信号レベル別のヒストグラムを算出する。Y−ガンマ補正回路64は、算出されたヒストグラムを基にして各種の演算を行い、輝度信号の入出力特性をさらに補正する。なお、DSP6から出力された画像信号(Y信号、C信号)は、図示しないLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部に送出されて画像が表示される。また、例えば図示しないシャッタスイッチがユーザにより押されたときには、これらの画像信号は、図示しない信号処理回路において例えば解像度変換処理やデータ圧縮処理等が施された後、メモリカード等の外部記録媒体等に転送される。
【0022】
TG7は、マイコン8による制御に基づいて、CCD3における水平方向、垂直方向の駆動タイミングを制御する。
マイコン8は、図示しないシャッタスイッチや動作モード指定スイッチ等の入力スイッチからの入力信号に応じて、撮像装置1全体の動作を制御する。例えば、光学ブロック2やS/H回路4、DSP6、TG7の動作制御の他に、図示しないメモリカードに対する書き込み、読み出し動作制御や、図示しないLCDへの表示制御等を行う。
【0023】
この撮像装置1では、光学ブロック2を通じて入射した光がCCD3において光電変換され、S/H回路4およびA/D変換回路5を経てデジタル画像信号としてDSP6に入力される。DSP6では、入力された画像信号に対して、WB調整回路61およびガンマ補正回路62でそれぞれWB調整およびガンマ補正が行われた後、後述するようにY−ガンマ補正回路においてさらに色調補正が施されて、LCDに送出される。これにより、撮像された画像が順次LCDに表示される。
【0024】
また、ユーザによりシャッタスイッチが押されると、これを検知したマイコン8の制御により、静止画像信号の記録動作が開始される。すなわち、光学ブロック2におけるシャッタの開閉動作に応じて、このとき撮像された画像信号がDSP6から出力され、解像度変換処理やデータ圧縮処理等により所定のデータフオーマットに変換されて、メモリカード等に記録される。
【0025】
なお、ヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64は、図示しないシャッタスイッチが押されたときにのみ、マイコン8からの指示に応じて、入力された画像信号の1フレーム分に対して、ヒストグラムの算出および特性補正の各処理を行うようにしてもよい。また、WB調整回路61およびガンマ補正回路62も、それぞれシャッタスイッチが押された場合にのみ動作するようにしてもよい。
【0026】
ところで、上記の撮像装置1では、CRTにおける表示を前提として、撮像した画像信号に対して、ガンマ補正回路62においてあらかじめガンマ補正を施してからメモリカード等に記録している。しかし、通常のガンマ補正では、限られたダイナミックレンジの中で高輝度部分の階調を残しているため、輝度の成分が低輝度側に集中している画像信号に対しては、階調数が限られてコントラストが低くなることが多かった。
【0027】
このために、本発明の撮像装置1では、DSP6の内部にヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64を設けている。ヒストグラム算出回路63は、ガンマ補正回路62からの輝度信号レベルを検波して、この画像における輝度信号レベルの分布を示すヒストグラムを算出し、Y−ガンマ補正回路64に供給する。Y−ガンマ補正回路64は、ガンマ補正回路62においてガンマ補正が施された画像信号に対して、算出されたヒストグラムを基にして、入出力特性のさらなる補正を行う。具体的には、後述するように、入出力特性を変換するための補正直線を用い、この補正直線の高輝度領域の傾きを変化させることにより、高輝度領域における特性を補正し、ダイナミックレンジを広げる。これにより、入力画像の輝度信号の分布に応じて、常にコントラストの高い画像の生成を可能にする。
【0028】
ここで、図2は、DSP6における処理の流れを示すフローチャートである。この図2を用いて、Y−ガンマ補正回路64における特性補正処理の概要を説明する。なお、ここでは、ヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64は、シャッタスイッチが押された後に動作を開始するものとする。
【0029】
ステップS201において、画像の撮像が行われ、DSP6にはA/D変換回路5からデジタル化された画像信号が入力される。DSP6では、入力された画像信号に対して、WB調整回路61およびガンマ補正回路62においてそれぞれWB調整およびガンマ補正が行われた後、画像信号が輝度信号と色差信号とに分離される。このとき、ヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64はともに動作しておらず、Y−ガンマ補正回路64に入力された輝度信号は補正を受けずにそのまま出力される。このようにDSP6から出力された輝度信号および色差信号は順次LCDに供給され、これにより撮像されている画像が表示される。
【0030】
ステップS202において、ヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64に対するマイコン8からの動作開始の指示を待機し、この指示があった場合にはステップS203に進み、指示がない場合は待機を続ける。マイコン8は、ユーザによってシャッタスイッチが押されたことを検出すると、光学ブロック2に対してシャッタを動作させるように指示するとともに、DSP6に対して、ヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64の動作を開始させるよう指示する制御信号を出力する。
【0031】
ステップS203において、ヒストグラム算出回路63は、入力された1フレーム分の輝度信号よりヒストグラムを算出し、Y−ガンマ補正回路64に対して出力する。
【0032】
ステップS204において、Y−ガンマ補正回路64は、入力されたヒストグラムより、その値を低輝度側から累積した累積ヒストグラムを算出する。ステップS205において、Y−ガンマ補正回路64は、算出した累積ヒストグラムに基づいて、入力された輝度信号に対する補正直線の設定を行う。具体的には、補正直線上における傾きを変化させる始点Sおよび終点Eの位置を設定する。ステップS206において、設定した補正直線を用い、上記のヒストグラムの算出対象となった入力輝度信号を補正して出力する。
【0033】
ステップS207において、例えば電源の切断等により、A/D変換回路5からの画像信号の入力が中止された場合は、処理を中止し、入力が継続されている場合はステップS202に戻り、マイコン8からのヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64の動作開始の指示を待機する。
【0034】
なお、上記のステップS203〜S206の処理では、ヒストグラムの算出とともに、算出対象となった1フレーム分の輝度信号を、DSP6に接続された図示しないメモリ上に一旦保持し、累積ヒストグラムの算出および補正直線の設定の各処理が完了した後に、メモリに保持した輝度信号を順次読み出し、補正処理を行うようにしてもよい。
【0035】
次に、ヒストグラム算出回路63およびY−ガンマ補正回路64における動作を詳述する。
図3は、ヒストグラム算出回路63において算出されるヒストグラムの例を示すグラフである。
【0036】
ヒストグラム算出回路63は、ガンマ補正回路62からの輝度信号より、例えば1画素ごとの輝度信号レベルを検出する。そして、1フレームの画像の全面から、輝度信号レベル別のヒストグラムを算出する。図3に示すグラフでは、例として、8ビットすなわち256階調の輝度信号レベルに対して、4階調ごとの画素数をヒストグラム値として示している。なお、ヒストグラムを算出するための輝度信号レベルの間隔は、補正直線の始点Sおよび終点Eの設定時の誤差として影響するため、この間隔は小さい方が好ましい。
【0037】
また、図3では、算出対象となった画像上に分布する輝度信号レベルの最大値をYmax、入力される輝度信号レベルがとり得る限界値をYlmtとしている。このうち、Ymaxはこの画像上のダイナミックレンジを示している。なお、図3では、低輝度側に信号が集中し、高輝度側の信号が存在しない画像からヒストグラムを算出した場合について示している。
【0038】
次に、図4は、上記の図3のヒストグラムから算出した累積ヒストグラムを示すグラフである。
図4のグラフでは、図3に示したグラフの低輝度側からヒストグラム値を累積した値を示している。このグラフでは、縦軸の最大値が撮像画像の全画素数となるが、図4ではこれを全画素数に対する割合(%)で示している。
【0039】
このグラフでは、図3で示した輝度信号レベルの最大値であるYmaxにおいて、累積ヒストグラムの値が100%に達している。また、この例は低輝度の信号が集中した画像であるため、Ymaxの値は比較的低くなっている。Y−ガンマ補正回路64では、このように算出された累積ヒストグラムに基づいて、補正直線上の傾きの変化の始点Sおよび終点Eが決定される。
【0040】
ここで、図5は、Y−ガンマ補正回路64において用いられる補正直線の例を示すグラフである。
Y−ガンマ補正回路64は、図5に示すような補正直線に基づいて、輝度信号の入力と出力との階調割り当てを変換する。図5において、直線Aは補正を行わない初期状態の補正直線を示している。すなわち、この直線Aの場合は、入力と出力のダイナミックレンジが等しければ、Y−ガンマ補正回路64の出力信号は入力された輝度信号と同一となり、メモリカードに記録される画像信号には、ガンマ補正回路62による従来と同様のガンマ補正が施される。
【0041】
また、Y−ガンマ補正回路64は、算出した累積ヒストグラムに応じて、直線Aの高輝度領域の傾きを変化させる。例えば、直線Bでは、直線A上のSbを始点として、傾きが増加するように終点のEbが設定されている、また、直線Cでは、直線A上のScを始点として、傾きが減少するように終点のEcが設定されている。
【0042】
ここで、直線Bのように、高輝度領域の傾きが大きくされる場合は、画像中に低輝度の信号が集中している場合にコントラストを高める効果が得られる。逆に、直線Cのように傾きが小さくされた場合は、画像中に高輝度の信号が集中している場合に、高輝度信号に対する階調の割り当てを残し、白飛びを防止することができる。さらに、Y−ガンマ補正回路64では、傾きの変化だけでなく、傾きを変化させる始点SbおよびSc、終点EbおよびEcの各位置を制御することにより、撮像された画像に応じた最適な補正を行う。
【0043】
ここで、図4に戻って、補正直線上において傾きを変化させる始点Sおよび終点Eの設定方法について説明する。
まず、図4の累積ヒストグラムに基づいて、傾きを変化させる始点Sを選定する。この始点Sのx座標は、図4の累積ヒストグラムの値が所定の割合すなわちX%に達したときの、入力された輝度信号レベルとする。このXの値を大きくすると、特性補正される領域が高輝度部分に限られるため、補正による効果の現れ方が小さくなる。しかし、逆にXの値が小さい場合には、画像のコントラストが不自然に高くなる場合があり得る。例えば、人物が撮影されている場合、画像中の人物の肌の領域では、コントラストを高めるように輝度を変化させると不自然になりやすく、好ましくない。人物の肌は通常、累積ヒストグラムの値が約80%以下の領域で現れることが多いことから、Xの値は80%以上とすることが望ましい。
【0044】
また、入力信号が低輝度領域に極端に集中している場合には、意図的に暗い画像が撮影された場合が考えられる。このような画像に対して、上記の特性補正を施してしまうと、意図に反した画像が生成されてしまう。従って、始点Sのx座標がとる最低の輝度信号レベルをSlmtとして設定する。すなわち、累積ヒストグラムの値がX%となるときの入力(輝度信号レベル)がSlmt未満である場合は、Slmtの値を始点Sのx座標とする。以上のXおよびSlmtの値は、ユーザにより任意に設定可能とされてもよい。
【0045】
次に、図4の累積ヒストグラムより、補正直線上の傾きが変化した領域の終点Eの位置を選定する。この終点Eの値は、入力信号における輝度信号レベルの分布によって異なる。
【0046】
図4の例のように、低輝度領域に信号が集中している画像の場合は、終点Eのx座標を、輝度信号レベルの最大値Ymaxとすることにより、出力のダイナミックレンジを最も大きくすることができる。しかし、これにより補正直線の傾きが極端に大きくなる場合があり、この場合は高輝度部分の明るさの変化が不自然になってしまう。このため、終点Eのx座標の設定範囲を、輝度信号レベルの最大値Ymaxと、輝度信号レベルの入力限界値Ylmtとの間の領域とする。これにより、高輝度部分の傾きを緩やかにして、明るさの変化を自然に保つことが可能になる。
【0047】
以上により、図3および図4のように、低輝度領域に信号が集中している画像の場合は、図5の直線Bのように、高輝度領域で傾きが増加した補正直線により、特性補正が行われる。
【0048】
図6は、このような特性補正が行われた場合の、撮像画像に対する総合的な補正曲線を示すグラフである。
上述したように、DSP6に入力され、WB調整回路61を経た画像信号は、ガンマ補正回路62において特性補正がなされた後、Y−ガンマ補正回路64においてさらに特性補正がなされる。図6において、点線で表したグラフは、ガンマ補正回路62において使用されるガンマ補正曲線である。これに対して、低輝度領域に信号が集中している画像信号の場合は、Y−ガンマ補正回路64において高輝度領域の傾きが増加するような補正直線によって特性補正が施されることから、これらの総合的な補正曲線は、図6の実線で表したような形状となる。
【0049】
この総合的な補正曲線による補正では、ガンマ補正曲線における高輝度領域の傾きが大きくされることにより、従来では使用されることのなかった、信号の存在しない高輝度領域に割り当てられていた階調が、有効に利用される。従って、出力のダイナミックレンジが拡大され、コントラストが高く立体感のある画像を生成することが可能となる。
【0050】
なお、図5では、高輝度領域の傾きを増加させた直線Bとともに、傾きを低下させた直線Cも示している。この直線Cによる特性補正を行った場合には、上述したように、画像中に高輝度の信号が集中している場合に、高輝度信号に対する階調の割り当てを残し、白飛びを防止することができる。Y−ガンマ補正回路64における特性補正は、低輝度領域に信号が集中した画像に対して特に有効であるが、高輝度信号の多い画像に対しても有効な場合がある。
【0051】
以上のように、撮像装置1では、撮像した画像の輝度信号から算出したヒストグラムを基にして、Y−ガンマ補正回路64において、高輝度領域の入出力特性を変化させるので、撮像画像における輝度信号の分布に応じた特性補正が施された画像信号を生成し、記録することが可能となる。このように生成された画像信号は、CRTにおいて、常にコントラストの高い高品質な画像を表示させることができる。
【0052】
次に、実際に上記の特性補正が施された画像の例を挙げ、写真を用いて説明する。まず、図7は、Y−ガンマ補正回路64における特性が行われていない画像例を示す写真(図面代用写真)である。
【0053】
図7に示した画像では、中央部に存在する雲の領域が最も輝度が高くなっている。この領域は、入力の輝度信号レベルがとり得る最大値よりは低い輝度を有し、ガンマ補正回路62による通常の補正により、コントラストの低い画像となっている。従って、Y−ガンマ補正回路64における特性補正では、この雲の領域におけるコントラストを補正することが可能である。また、左下側、中央下側および右側に配置された樹木や建物の画像は、比較的輝度が低いため、Y−ガンマ補正回路64による特性補正は反映されない。
【0054】
次に、図7の画像に対して、傾きが変化している始点Sおよび終点Eの位置の異なる補正直線により、特性補正を行った場合の画像例を図8、図9および図10に示す。ここで、Sxは始点Sのx座標、Exは終点Eのx座標、F(X)は累積ヒストグラムがX%となるときの入力の輝度信号レベルをそれぞれ示すものとする。
【0055】
図8は、比較的輝度信号レベルの低い位置から傾きが変化され、かつ傾きが緩やかな補正直線を用いた場合の画像を示す写真(図面代用写真)である。
図8に示した画像では、Sx=F(80)、Ex=F(100)+(Ylmt−F(100))/2として、傾きを変化させる始点Sおよび終点Eを設定している。このような補正直線では、特性補正を行う範囲が比較的大きいが、その分、終点Eのx座標が輝度信号レベルの最大値Ymaxよりはるかに大きいため、傾きが緩やかで、補正の効果が抑制される。従って、図8の画像では、中央部の雲の領域のコントラストが若干高められているものの、変化の度合いが不十分で、図7の画像との差が小さい。
【0056】
次に、図9は、比較的輝度信号レベルの高い位置から傾きが変化され、かつ傾きが緩やかな補正直線を用いた場合の画像を示す写真(図面代用写真)である。図9に示した画像では、補正直線の設定を、Sx=F(90)、Ex=F(100)+(Ylmt−F(100))/3としている。このような補正直線では、図8の場合と比較して輝度信号レベルの高い位置から傾きが変化しているが、図8の場合より傾きが大きいため、補正の効果が顕著である。従って、図9の画像では、中央部の雲の領域のコントラストが、図8より高められており、始点Sおよび終点Eの位置がより適切に選択されていると言える。
【0057】
次に、図10は、比較的輝度信号レベルの高い位置から傾きが変化され、かつ傾きが急峻な補正直線を用いた場合の画像を示す写真(図面代用写真)である。
図10に示した画像では、補正直線の設定を、Sx=F(90)、Ex=F(85)+(Ylmt−F(85))/2としている。このような補正直線では、傾きを変化させる輝度信号レベルは図9の場合と同じであるが、図9の場合より傾きが大きいため、補正の効果がさらに顕著である。従って、図10の画像では、中央部の雲の領域のコントラストが図9よりさらに高められ、雲の細かい形状が鮮明に現れている。
【0058】
ところで、図10の画像では、他の領域と比較して中央部の雲の領域のコントラストが極端に高くなっている。そのため、画像全体におけるバランスが悪く、不自然に見える。従って、図9の画像の方が、補正直線の傾きが緩やかな分、自然にコントラストが高められた画像が生成されていると言える。
【0059】
なお、以上の説明では、静止画像を撮像し、記録するデジタルスチルカメラに適用した場合について示したが、例えば、動画像を撮像して記録するデジタルビデオカメラ等の他の撮像装置に対しても適用することが可能である。
【0060】
また、本発明は、撮像装置に限らず、例えば、入力されたデジタル画像信号を記録する画像記録装置や、デジタル画像信号の入力を受けて画像を表示する表示装置に対して適用することも可能である。画像記録装置としては、例えば、デジタル方式の外部入力端子を有するVTR(ビデオテープレコーダ)やHDD(ハードディスクドライブ)付きのビデオレコーダ等に適用可能である。また、表示装置としては、例えば、デジタル画像信号の入力が可能な、CRTによるディスプレイ装置等に適用可能である。
【0061】
さらに、上記の説明では、CRTにおける表示時に最適となるような特性補正について説明したが、本発明は、CRT以外の非線形な入出力特性を有するディスプレイ装置に表示する画像の画質を補正する場合にも、適用することが可能である。また、これとは逆に、上記の実施形態例のように、CRTでの表示に対して最適な特性補正を施した画像信号は、補正領域が高輝度部分に限られていることから、この画像信号をCRT以外の例えばLCDやプラズマディスプレイ等に表示した場合にも、画質が大きく悪化することはない。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像装置では、撮像して得たデジタルの画像信号に対してガンマ補正を行った後、撮像画像上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出し、このヒストグラムを基にして、ガンマ補正が施された画像信号に対してその輝度信号レベルの入出力特性を特性補正手段により補正する。特性補正手段は、算出されたヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを基にして、輝度信号レベルの入出力特性を補正するための補正直線の高輝度領域における傾きを変化させることにより補正を行う。また、特性補正手段は、累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、補正直線上の高輝度領域の始点の入力レベルに設定する。これにより、撮像された画像における輝度信号レベルの分布に応じて階調数の割り当てが適切に変化され、画面上の輝度の分布にかかわらず、常に高いコントラストを有する画像信号を生成することが可能となる。
【0063】
また、本発明の画質補正方法では、ガンマ補正が施された画像信号より画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出し、このヒストグラムを基にして、ガンマ補正が施された画像信号に対してその輝度信号レベルの入出力特性を補正する。この入出力特性の補正は、算出されたヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを基にして、輝度信号レベルの入出力特性を補正するための補正直線の高輝度領域における傾きを変化させることにより補正を行う。また、入出力特性の補正の際には、累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、補正直線上の高輝度領域の始点の入力レベルに設定する。これにより、輝度信号レベルの分布に応じて階調数の割り当てが適切に変化され、画面上の輝度の分布にかかわらず、常に高いコントラストを有する画像信号を生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】DSPにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】ヒストグラム算出回路において算出されるヒストグラムの例を示すグラフである。
【図4】図3のヒストグラムから算出した累積ヒストグラムを示すグラフである。
【図5】Y−ガンマ補正回路において用いられる補正直線の例を示すグラフである。
【図6】低輝度領域に信号が集中している画像に対して特性補正が行われた場合の総合的な補正曲線を示すグラフである。
【図7】Y−ガンマ補正回路における特性が行われていない画像例を示す写真(図面代用写真)である。
【図8】比較的輝度信号レベルの低い位置から傾きが変化され、かつ傾きが緩やかな補正直線を用いた場合の画像を示す写真(図面代用写真)である。
【図9】比較的輝度信号レベルの高い位置から傾きが変化され、かつ傾きが緩やかな補正直線を用いた場合の画像を示す写真(図面代用写真)である。
【図10】比較的輝度信号レベルの高い位置から傾きが変化され、かつ傾きが急峻な補正直線を用いた場合の画像を示す写真(図面代用写真)である。
【図11】一般的に用いられているガンマ補正曲線の例を示す図である。
【符号の説明】
1……撮像装置、2……光学ブロック、3……CCD、4……S/H回路、5……A/D変換回路、6……DSP、7……TG、8……マイコン、61……WB調整回路、62……ガンマ補正回路、63……ヒストグラム算出回路、64……Y−ガンマ補正回路

Claims (9)

  1. 画像を撮像する撮像装置において、
    撮影した画像信号をデジタル信号に変換するデジタル変換手段と、
    デジタル変換された前記画像信号に対してガンマ補正を行うガンマ補正手段と、
    前記ガンマ補正手段からの出力画像信号より輝度信号レベルを順次検出する輝度検出手段と、
    前記輝度検出手段による検出値を基にして、撮像画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段と、
    算出された前記ヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを算出し、前記累積ヒストグラムを基にして、前記ガンマ補正手段からの出力画像信号における輝度信号レベルの入出力特性を補正直線に従って補正する特性補正手段と、
    を有し、
    前記特性補正手段は、前記補正直線上の高輝度領域における傾きのみを変化させて、前記高輝度領域のみで入力と出力のレベルを変換し、前記累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルに設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記特性補正手段では、前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルとして設定し得る最低値が規定されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記特性補正手段は、前記累積ヒストグラムの値が100%に達したときの輝度信号レベルと、輝度信号レベルがとり得る最高値との間の値を、前記補正直線上で傾きが変化した部分の終点の入力レベルに設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記特性補正手段によって前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルを決定するための前記累積ヒストグラムの値を、最大値の80%以上としたことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  5. 前記特性補正手段によって補正された前記画像信号を、所定のデータフォーマットに変換して記録媒体に記録する画像記録手段をさらに有することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  6. 画像を表示するための表示装置において、
    ガンマ補正が施された画像信号の入力を受ける画像入力手段と、
    入力された前記画像信号より輝度信号レベルを順次検出する輝度検出手段と、
    前記輝度検出手段による検出値を基にして、画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段と、
    算出された前記ヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを算出し、前記累積ヒストグラムを基にして、入力された前記画像信号における輝度信号レベルの入出力特性を補正直線に従って補正する特性補正手段と、
    前記特性補正手段からの出力画像信号に基づく画像を表示する画像表示手段と、
    を有し、
    前記特性補正手段は、前記補正直線上の高輝度領域における傾きのみを変化させて、前記高輝度領域のみで入力と出力のレベルを変換し、前記累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルに設定することを特徴とする表示装置。
  7. 前記画像表示手段はCRT( Cathode Ray Tube )により構成されることを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 入力された画像信号を記録する画像記録装置において、
    ガンマ補正が施された画像信号の入力を受ける画像入力手段と、
    入力された前記画像信号より輝度信号レベルを順次検出する輝度検出手段と、
    前記輝度検出手段による検出値を基にして、画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出するヒストグラム算出手段と、
    算出された前記ヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを算出し、前記累積ヒストグラムを基にして、入力された前記画像信号における輝度信号レベルの入出力特性を補正直線に従って補正する特性補正手段と、
    前記特性補正手段からの出力画像信号を記録媒体に記録する画像記録手段と、
    を有し、
    前記特性補正手段は、前記補正直線上の高輝度領域における傾きのみを変化させて、前記高輝度領域のみで入力と出力のレベルを変換し、前記累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルに設定することを特徴とする画像記録装置。
  9. 画像信号に対して画質補正を行う画質補正方法において、
    ガンマ補正が施された画像信号より輝度信号レベルを順次検出するステップと、
    輝度信号レベルの検出値を基にして、撮像画面上における輝度信号レベルごとの分布を示すヒストグラムを算出するステップと、
    算出された前記ヒストグラムの累積値を示す累積ヒストグラムを算出し、前記累積ヒストグラムを基にして、前記ガンマ補正が施された画像信号における輝度信号レベルの入出力特性を補正直線に従って補正するステップと、
    を含み、
    前記入出力特性を補正するステップでは、前記補正直線上の高輝度領域における傾きのみを変化させて、前記高輝度領域のみで入力と出力のレベルを変換し、前記累積ヒストグラムの値が所定の値に達したときの輝度信号レベルを、前記補正直線上の前記高輝度領域の始点の入力レベルに設定する、
    ことを特徴とする画質補正方法。
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