JP3985626B2 - 測位端末及びそのプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在位置を電波測位する測位端末における測位端末及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、複数の衛星からの電波を受信し、現在位置を電波測位するGPS(Global Positioning System)機能、すなわちGPSによる測位機能を有した端末装置(以下、測位端末)が実用化されている。かかる端末装置のうちGPS機能をあらかじめ組み込んだものとしては、例えばカーナビゲーションシステムや、時計機能を合わせ持つ腕時計型のものがある。また、近年、急速に普及している手帳型等の携帯情報端末においても、GPS回路が内蔵されたものや、GPS回路が組み込まれたCF(compact flash I/F)型のオプションカードを装着すれば、GPS機能を追加できるものがあり、そのような携帯情報端末では、ユーザーが現在位置を容易に知ることができるようになっている。
【0003】
一方、GPSによる測位方法には、単独で受信した衛星情報から現在位置を算出する単独測位方式と、常時衛星情報を受信する基地局から送られてくる相対情報を参照し、高速に衛星情報の受信処理を行うデファレンシャル方式とがある。単独測位方式により正確な測位を行うには4個以上の衛星からの電波を受信する必要があり、また、受信した電波情報から緯度・経度を算出するには、時刻補正情報、軌道情報(エフェメリス)、衛星情報(アルマナック)、電離層補正データなどが初期情報として必要となる。これらの初期情報は測位に際して保存され次回の測位時に参照されるのが一般的であるが、測位時に初期情報が保存されていなかったり、時間経過により無効だったりする場合があるため、通常、測位開始当初においては、初期情報の状態により次のような動作モードによる測位が行われている。
1)ホットスタート :アルマナック有効/エフェメリス有効
2)ウォームスタート:アルマナック有効/エフェメリス無効
3)コールドスタート:アルマナック無効/エフェメリス無効
【0004】
また、各動作モードによる測位までの所要時間は、衛星が可視状態で、かつ不要輻射電波などのノイズの影響を考慮しない場合、(1)ホットスタートでは数秒〜数十秒、(2)ウォームスタートでは数十秒〜数分、(3)コールドスタートでは数分〜数十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した測位端末のうち腕時計型や携帯情報端末等のように小型化が要求される電子機器においては、不要輻射電波や電源ノイズの影響に対する対策を徹底することが難しい。これは、測位機能以外の他の機能の性能劣化や装置のコストアップにつながるためである。一方、不要輻射電波等の影響は、前述したウォームスタートやコールドスタートにおいてアルマナックとエフェメリスが共に有効となるまでの間に受けやすく、衛星追尾感度を悪化させる要因となっている。かかることから測位機能以外の機能を有しかつ小型化が要求されるような測位端末では、測位開始当初に衛星を捕捉して緯度・経度が算出可能となるまでの時間が長くならざるを得ないという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、測位機能以外の機能を合わせ持つ構成においても、測位開始当初における測位までの所要時間を容易に短縮することが可能となる測位端末及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、衛星から送られてくる衛星情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した衛星情報を記憶する記憶手段と、前記衛星情報から現在位置を算出する算出手段と、を備える測位ブロックと、所定の処理を行なう制御手段を備える制御ブロックと、を備え、前記制御手段は、前記記憶手段に有効な前記衛星情報が記憶されているか否かを確認する確認手段と、前記確認手段により有効な衛星情報の記録が確認されなかった場合、自身を休止する休止手段と、を備え、前記受信手段は、前記休止手段による前記制御手段の休止中に前記衛星情報を受信することを特徴とする測位端末である。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記制御ブロックは起動手段を備え、前記起動手段は、前記確認手段により有効な衛星情報の記録が確認されなかった場合、前記制御手段を間欠的に起動し、前記確認手段は、前記起動手段により起動されたときに、前記記憶手段に有効な前記衛星情報が記憶されているか否かを確認することを特徴とする請求項1記載の測位端末である。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記起動手段は、前記制御手段を間欠的に起動する間隔を、1回目に起動する間隔と比較して2回目以降に起動する間隔を短期間とすることを特徴とする請求項2に記載の測位端末である。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記衛星情報は、エフェメリス情報及び又はアルマナック情報であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の測位端末である。
【0011】
請求項5記載の発明は、衛星から送られてくる衛星情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した衛星情報を記憶する記憶手段と、前記衛星情報から現在位置を算出する算出手段と、を備える測位ブロックと、所定の処理を行なう制御手段を備える制御ブロックと、を備え、前記受信手段は、前記制御手段の休止中に前記衛星情報を受信することを特徴とする測位端末における制御手段のためのプログラムであって、前記制御手段を、前記記憶手段に有効な前記衛星情報が記憶されているか否かを確認する確認手段と、前記確認手段により有効な衛星情報の記録が確認されなかった場合、自身を休止する休止手段と、として機能させることを特徴とするプログラムである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本発明の測位端末である携帯情報端末1を示す外観図である。この携帯情報端末1は、手帳大の本体2の上面に液晶表示器3と複数の操作キー4a〜4dとが設けられた一般的な構造を有するとともに、本体2にはGPS回路5が内蔵されている。
【0018】
図2は、携帯情報端末1の電気的構成を示すブロック図であり、携帯情報端末1は、主として例えば名刺管理や、スケジュール管理、辞書、メモ帳といった情報端末としての機能を実現するための端末装置ブロック6と、GPSによる測位機能を実現するための前記GPS回路5に対応するGPSブロック7とから構成されている。
【0019】
端末装置ブロック6は、主としてシステムLSI11と、前記液晶表示器3及びその駆動回路からなる表示部12、前記操作キー4a〜4dからなる入力部13、システムLSI11を制御するCPU14、ROM15、RAM16、タイマー機能部17から構成されている。ROM15には、CPU14による装置全体の制御に必要なプログラムやデータが記憶されている。プログラムとしては、携帯情報端末1の全体の制御に必要なプログラム、及び前述した名刺管理等の情報端末としての各種機能を実現するためのプログラムである。そして、CPU14はROM15に記憶されたプログラムに基づき動作することにより本発明の制御手段として機能する。RAM16は、CPU14及びシステムLSI11の作業用のメモリである。タイマー機能部17は、後述するスリープモードにおいて、CPU14により事前に設定された時間毎に割り込み信号aを発生し、その割り込み信号aによってスリープ状態にあるCPU14を起動させる回路であり、タイマー機能部17により本発明の起動手段が実現されている。
【0020】
また、GPSブロック7は、前記システムLSI11に接続されたGPS機能部22と、アンテナ部21及び内部記憶装置部23とから構成されている。アンテナ部21は、GPS衛星からのL1帯の電波を受信するGPSアンテナやRF、A/D等で構成されている。GPS機能部22は本発明の測位手段であり、アンテナ部21により受信した電波からエフェメリス及びアルマナック(衛星情報)、及びC/Lコードからなる測位情報を解読するのに必要なデータレジスタ、電波の受信タイミングを得るために原子時計並の精度で時刻をカウントするカウンター、デコーダー、時計回路、それらの制御を行う信号処理部等から構成されている。そして、GPS機能部22は、CPU14の制御を必要とすることなく電源供給のみでGPS衛星から電波を受信するとともに、解読したC/Lコードを基に現在位置(緯度・経度)を算出し、その結果をシステムLSI11に出力する。内部記憶装置部23は本発明の記憶手段であって、電池交換を除き記憶データの保持が可能なSRAM等により構成され、GPS機能部22によりGPS衛星から取得されるとともに、現在位置(緯度・経度)の算出に先立つ衛星の捕捉等に使用したエフェメリス及びアルマナックや、時刻補正情報、電離層補正データを記憶する。
【0021】
次に、以上の構成からなる携帯情報端末1のGPS測位に関する動作を図3のフローチャートにしたがって説明する。
【0022】
携帯情報端末1は、例えばユーザーによる所定のキー操作に応じてGPSブロック7へ電源を供給しGPS測位を開始するとともに、内部記憶装置部23に記憶されているアルマナックの初期情報、つまり前回の測位に使用されていたアルマナックが有効か否かを判別する(ステップS1)。このときアルマナックが無効であれば(ステップS1でNO)、タイマー機能部17におけるタイマー割り込み周期(割り込み信号aを発生する周期)として所定時間を設定した後(ステップS2)、タイマー機能部17を除く、CPU14を含めた端末装置ブロック6の各部の電源を切断するスリープモードを設定する(ステップS3)。
【0023】
その後、タイマー割り込みタイミングが到来する毎に、つまりタイマー機能部17が割り込み信号aを発生する毎に(ステップS4でYES)、いったんスリープモードを解除し(ステップS5)、内部記憶装置部23に記憶されているアルマナックが有効となったか否かを判別する(ステップS6)。すなわちスリープモード状態でも、GPS機能部22においては最新のアルマナックを取得するための測位動作、すなわち電波が受信可能なGPS衛星をサーチし、サーチしたGPS衛星からアルマナックを取得(収集)する動作を行っており、それが取得できたか否かを周期的に確認する。そして、アルマナックが有効になっていなければ(ステップS6でNO)、再びスリープモードを設定するとともに、周期的にスリープモードを解除して、アルマナックが有効か否かを判別する動作を繰り返す(ステップS3〜S6)。しかる後、いずれかのタイマー割り込みタイミングでアルマナックが有効となったら(ステップS6でYES)、引き続き、内部記憶装置部23に記憶されているエフェメリスの初期情報、つまり前回の測位に使用されていたエフェメリスが有効か否かを判別する(ステップS7)。また、測位開始当初においてアルマナックが有効であったときには(ステップS1でYES)、直ちにステップS7の判別を行う。
【0024】
ここで、エフェメリスが無効であれば(ステップS7でNO)、タイマー機能部17におけるタイマー割り込み周期として所定時間を設定した後(ステップS8)、前述したスリープモードを設定する(ステップS9)。その後、タイマー割り込みタイミングが到来する毎に、つまりタイマー機能部17が割り込み信号aを発生する毎に(ステップS10でYES)、いったんスリープモードを解除し(ステップS11)、内部記憶装置部23に記憶されているエフェメリスが有効となったか否かを判別する(ステップS12)。すなわちスリープモード状態でも、GPS機能部22において最新のエフェメリスを取得するための測位動作、つまり最新のアルマナックに基づいて捕捉した各GPS衛星から最新のエフェメリスを取得する動作を行っており、それが取得できたか否かを周期的に確認する。
【0025】
そして、エフェメリスが有効になっていなければ(ステップS12でNO)、再びスリープモードを設定するとともに、周期的にスリープモードを解除して、エフェメリスが有効となったか否かを判別する動作を繰り返す(ステップS9〜S12)。しかる後、いずれかのタイマー割り込みタイミングでエフェメリスが有効となったら(ステップS12でYES)、緯度・経度を算出するとともに、前述した処理で取得した最新のアルマナックとエフェメリスの双方、又は最新のエフェメリスを初期情報として内部記憶装置部23に更新保存する(ステップS13)。なお、ここで、算出した緯度・経度は液晶表示器3に表示する。そして緯度・経度の算出が終了することにより測位が終了すると(ステップS14でYES)、測位処理を終了する。また、測位開始当初においてアルマナックとエフェメリスの双方が有効であったときには(ステップS7でYES)、直ちにステップS13に進んで緯度・経度を算出する。
【0026】
なお、前述した動作において、ステップS1でのアルマナックの有効/無効の判別、及びステップS7でのエフェメリスの有効/無効の判別は、例えば最新のアルマナックやエフェメリスを取得したとき、その時点の時刻情報(日付を含む)をGPSブロック7の内部記憶装置部23等に記憶しておき、その時点から通常使用可能な有効期間(例えばアルマナックについては3ヶ月、エフェメリスについては4時間程度)に応じて決めておいた所定の期間が経過しているか否かを判別することにより行う。また、前述したステップS2及びステップS8の処理においてタイマー機能部17に設定するタイマー割り込み周期は、GPS衛星を捕捉した状態でのアルマナックやエフェメリスの取得に通常必要な時間(前者では13分程度、後者では30秒程度)を考慮して決められている時間である。
【0027】
以上のように、本実施の形態においては、測位開始時点においてアルマナックとエフェメリスが無効であるコールドスタート時には、有効なアルマナックとエフェメリスが取得できるまでスリープモードに入り、また測位開始時点においてエフェメリスのみが無効であるウォームスタート時には、有効なエフェメリスが取得できるまでスリープモードに入るとともに、スリープモードでは、有効なアルマナックやエフェメリスが取得できたか否かを周期的に確認する。このため、アルマナックやエフェメリスを取得するまでの間、つまり衛星を捕捉して緯度・経度が算出可能となるまでの間においては、端末装置ブロック6側からの不要輻射電波の発生がごく僅かなものとなり、その間に高い衛星追尾感度を確保することができる。
【0028】
よって、GPSにおける測位端末以外の機能を有する構成であったとしても、不要輻射電波の影響を受けやすいコールドスタートやウォームスタートによる測位開始時における、現在位置の算出が可能となるまでの所要時間を短くすることが容易に可能となる。しかも、不要輻射電波や電源ノイズの影響に対する対策を徹底する必要がないため、測位機能以外の他の機能の性能を劣化させたり、必要以上のコストアップを招くことなく、上述した効果を得ることが可能となる。特にスペース的にシールド等のノイズ対策を施すことが困難な小型化が要求される電子機器において非常に有効である。
【0029】
なお、本実施の形態においては、前述したスリープモードでの動作中はCPU14を含めた端末装置ブロック6の各部の電源を切断するようにしたが、各部への電力供給を行ったままで、CPU14を含めた各部の動作のみを休止させる構成としてもよい。その場合においても、各部の動作に起因する不要輻射電波の発生を抑制することができるため、本実施の形態と同様、不要輻射電波の影響を受けやすいコールドスタートやウォームスタートで、現在位置の算出が可能となるまでの所要時間を短くすることが可能となる。さらに、端末装置ブロック6の回路や各ディバイスの配置の違いによって個々に異なるが、GPS機能部22の測位動作に及ぼす影響が大きい不要輻射電波の発生源となる特定の回路やディバイスのみ動作を休止させたり、電源を切断させたりする構成としてもよい。
【0030】
また、前述したスリープモードを周期的に解除して、緯度・経度の算出に必要な初期情報である最新のアルマナックや最新のエフェメリス(衛星情報)が取得できたかを確認するようにしたが、例えば以下のようにしてもよい。すなわち、前述したようにGPS衛星を捕捉した状態でのアルマナックの取得には13分程度、エフェメリスの取得には30秒程度が通常必要である。したがって、例えば前述したステップS2でタイマー機能部17に設定するタイマー割り込み周期を1回目は13分+α(αは任意)程度とし、2回目以降についてはそれよりも短かい時間とする。同様に、ステップS8でタイマー機能部17に設定するタイマー割り込み周期を1回目は30秒+αとし、2回目以降についてはそれよりも短かい時間とする。つまりスリープモードの解除周期を2回目以降については1回目よりも短く設定し、最新のアルマナックや最新のエフェメリスが取得できたか否かを間欠的に確認するようにしてもよい。その場合には、いったんスリープモードに入った後において、最新のアルマナックや最新のエフェメリスを取得するまでの間にスリープモードを解除する回数を最低限にとどめることができ、その期間内にGPS機能部22の測位動作に及ぶ不要輻射電波の影響をより一層減少させることができる。
【0031】
また、例えば前述したスリープモードに入っているとき点灯するLEDを設け、LEDの点灯により有効な衛星情報を取得中であることをユーザーに知らせるようにしてもよい。その場合には、ユーザーは動作状態を知ることができ、使い勝手がよくなる。また、スリープモードに入っているとき、ユーザーにより所定のキー操作が行われたら、その時点でCPU14を起動させてスリープモードを解除し、それ以後はスリープモードを設定しない通常の測位動作を行わせるようにしてもよい。その場合には、測位開始後においても、測位機能以外の前述したような情報端末としての機能を直ちに使用することができるため、使い勝手がよくなる。さらには、測位モードとして前述したスリープモードでの動作を伴う測位モードと通常の測位モードとを用意しておき、ユーザーが位置計測の開始に先立ちいずれの測位モードで測位を実行するのか選択可能な構成としてもよい。
【0032】
また、本実施の形態では、本発明の測位端末として、本体2にGPS回路5が内蔵された携帯情報端末1を示したが、これ以外にも、例えば図4に示した他の携帯情報端末51ように、その本体52に、GPS回路5が組み込まれたCF(compact flash I/F)型のオプションカード53を必要に応じて装着することによりGPS機能を追加できる構成であっても本発明を採用することができる。但し、その場合には、携帯情報端末51に前述したタイマー機能部17と同等の回路等を予め設けておいたり、或いはそれをオプションカード53に設けたりする必要がある。さらには、携帯情報端末以外の他の電子機器、例えばデジタルカメラ、携帯電話機、腕時計等にGPS回路を組み込み測位機能を持たせる場合であっても本発明を採用することができる。特に製品の小型化等に際してGPS回路の配置箇所が限定されてしまうような場合には、極めて有効である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように発明においては、測位開始に際して有効な衛星情報が保持されていない場合に、測位機能以外の他の機能に関する動作に伴う不要輻射電波の発生を抑制することにより、高い衛星追尾感度を確保することができるようにした。よって、測位機能以外の機能を合わせ持つ構成においても、測位機能以外の他の機能の性能を劣化させたり、必要以上のコストアップを招くことなく、測位開始当初における測位までの所要時間を容易に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す携帯情報端末の外観図である。
【図2】同携帯情報端末のブロック図である。
【図3】同実施の形態におけるGPS測位に関する動作を示すフローチャートである。
【図4】GPS機能を備えた他の携帯情報端末を示す外観図である。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
5 GPS回路
6 端末装置ブロック
7 GPSブロック
14 CPU
15 ROM
17 タイマー機能部
22 GPS機能部
23 内部記憶装置部

Claims (5)

  1. 衛星から送られてくる衛星情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した衛星情報を記憶する記憶手段と、
    前記衛星情報から現在位置を算出する算出手段と、
    を備える測位ブロックと、
    所定の処理を行なう制御手段
    を備える制御ブロックと、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記記憶手段に有効な前記衛星情報が記憶されているか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により有効な衛星情報の記録が確認されなかった場合、自身を休止する休止手段と、
    を備え、
    前記受信手段は、前記休止手段による前記制御手段の休止中に前記衛星情報を受信する
    ことを特徴とする測位端末。
  2. 前記制御ブロックは起動手段を備え、
    前記起動手段は、前記確認手段により有効な衛星情報の記録が確認されなかった場合、前記制御手段を間欠的に起動し、
    前記確認手段は、前記起動手段により起動されたときに、前記記憶手段に有効な前記衛星情報が記憶されているか否かを確認する
    ことを特徴とする請求項1記載の測位端末。
  3. 前記起動手段は、前記制御手段を間欠的に起動する間隔を、1回目に起動する間隔と比較して2回目以降に起動する間隔を短期間とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の測位端末。
  4. 前記衛星情報は、エフェメリス情報及び又はアルマナック情報である
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の測位端末。
  5. 衛星から送られてくる衛星情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した衛星情報を記憶する記憶手段と、
    前記衛星情報から現在位置を算出する算出手段と、
    を備える測位ブロックと、
    所定の処理を行なう制御手段
    を備える制御ブロックと、
    を備え、
    前記受信手段は、前記制御手段の休止中に前記衛星情報を受信する
    ことを特徴とする測位端末における制御手段のためのプログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記記憶手段に有効な前記衛星情報が記憶されているか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により有効な衛星情報の記録が確認されなかった場合、自身を休止する休止手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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