JP3984342B2 - 規格適合チェックデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、規格適合チェック方法及び規格適合チェックプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、規格適合チェックデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、規格適合チェック方法及び規格適合チェックプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係る。本発明は、特に、警告ラベルや、取扱説明書の安全対策及びCEマーキング取得等に関する各種規格やガイドライン、各種指令への適合チェック、また、品質システム及び環境マネジメントシステム(環境システム)の審査登録に関する各種規格への適合チェックを行うための、規格適合チェック方法、及び、規格適合チェックデータ及び/又は規格適合チェックプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製造物責任法(PL法)の施行に伴い、安全対策の記録に関する情報開示(ディスクロージャ)を求められる場合が想定される。そのため、安全対策(安全規格への適合など)の記録を保存することが、PL対策の重要なポイントとなる。
【0003】
また、製品をEU(欧州連合)へ出荷する場合には、各種指令で規定された製品については安全対策を実施した上でCEマーキングを貼付しなければならない。さらに、製造者や製品を扱うEU域内の代理者は、CEマーキングの貼付にあたり、技術構造ファイル(TCF、Technical Construction File )の保管が、義務づけられている。また、CEマーキング取得のためには、安全対策の記録をTCFを保存して残すことが重要なポイントとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような、警告ラベル、取扱説明書及びCEマーキング等に関する各種規格原文は、日本、米国、欧州等の各国により多種多様存在し、また、その内容も難解で煩雑なものとなっている。
【0005】
また、品質システム及び環境マネジメントシステムに関する各種規格(JIS/ISO Z9900、JIS/ISO Q14000 等)も、同様に、難解で煩雑である。
【0006】
本発明によると、規格原文の情報を最小単位に分解し、規格原文への適合状況の定量化(例えば、適合済み項目数/全設問数)を実現することを目的とする。さらに、定量化した適合状況をグラフ化することにより、達成度を視覚的に認識できるようにすることを目的とする。
【0007】
本発明によると、警告ラベル、取扱説明書及びCEマーキング等に関する規格適合チェックについては、複数の規格に対して、一度に規格適合を図ることができるシステムを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明によると、品質システム及び環境マネジメントシステム等に関する規格適合チェックについては、チェックリスト化した規格要求事項の設問ごとに文書登録を行うことができるシステムを提供することを目的とする。また、登録した文書は、最新文書の一覧表示で、最新バージョンのもののみ表示させることを目的とする。また、登録した文書は、文書毎に文書管理No.や管理部門、承認者などの情報を履歴として残すことも目的とする。
【0009】
さらに、本発明によると、適合させた規格名称や規格適合チェック結果を安全対策の履歴として、警告ラベル、取扱説明書又はTCF等毎に記録として残すことを目的とする。
【0010】
また、本発明によると、チェックリストの各設問から、原文の該当箇所や用語解説を簡単に参照できるようにすることを目的とする。
【0011】
また、チェック結果はグラフ表示し、全体の適合度や残り作業を大まかに把握できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、
規格適合チェックデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
規格適合チェックデータは、記録媒体に形成されるマスタファイル及びチェックファイルに記録され、
前記マスタファイルは、規格原文を情報伝達の単位、構成要素の単位又は要求事項の単位に設問形式に分解した設問情報を記録した設問領域と、各々の前記設問情報に対応づけて記録される優先に関するコード、内容に関するコード及び規格に関するコードを含む識別コードを記録した識別コード領域とを備え、
前記チェックファイルは、各々の前記設問情報に対応づけて設けられ、前記設問情報の内容に適合するか否かの情報が記録される適合チェック領域を備え、
前記マスタファイルは、前記識別コード領域のデータにより、適合させる規格に該当する前記設問情報が検索され、前記チェックファイルの前記適合チェック領域のデータにより、前記適合させる規格に対する規格適合チェック結果集計処理が実行され、定量的に適合状況が表示されるようにしたことを特徴とする規格適合チェックデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供する。
さらに、前記規格適合チェックデータは、記録媒体に形成される個別情報ファイルにさらに記録され、
前記個別情報ファイルは、名称又は要求事項が記憶される領域と、各々の前記名称又は要求事項に対応づけて関連情報が記憶される領域とを備え、前記名称又は要求事項、又は関連情報のいずれかの項目により所望の前記個別情報ファイルが検索及び表示されるようにし、
前記規格原文ファイルは、前記識別コード中の前記規格に関するコードに対応づけて記録されており、原文参照が指定された場合に参照される規格原文領域を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明によると、
指定された警告ラベル名又は取扱説明書名又は技術構造ファイル(TCF)名に応じて、警告ラベル又は取扱説明書又はTCF、及び情報伝達要素を検索する検索機能と、
前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応する前記警告ラベル又は取扱説明書又はTCFを表示し、また、前記情報伝達要素に対応した規定状況を規格毎に表示する表示機能と、
前記表示機能により表示された画面により、適合させる規格を選択するための規格選択機能と、
規格原文を情報伝達の単位に設問形式に分解した設問情報を記録した設問領域と、各々の前記設問情報に対応づけて記録される識別コード領域とを有するマスタファイルから、前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応した前記識別コードに基づいて、前記規格選択機能により選択された前記適合させる規格に該当する前記設問情報を検索して表示する設問表示機能と、
前記設問表示機能により表示された画面により、各々の前記設問情報に対応づけて設けられ前記設問情報に適合するか否かの情報が記録される個別情報ファイルの適合チェック領域に、前記設問情報に適合するか否かの情報を入力するためのチェック機能と、
前記チェック機能により入力された前記適合チェック領域の情報により、前記適合すべき規格に対する規格適合チェック処理を実行する適合チェック機能と、前記適合チェック機能による適合結果に基づき、適合状況を定量的に出力する適合出力機能とを備えた規格適合チェック方法及び規格適合チェックプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0014】
また、本発明によると、
指定された警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に応じて、警告ラベル又は取扱説明書又はTCF、及び情報伝達要素を検索する検索機能と、
前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応する前記警告ラベル又は取扱説明書又はTCFを表示し、また、前記情報伝達要素に対応した規定状況を規格毎に表示する表示機能と、
前記表示機能により表示された画面により、適合させる規格を選択するための規格選択機能と、
規格原文を情報伝達の単位に設問形式に分解した設問情報を記録した設問領域と、各々の前記設問情報に対応づけて記録される識別コード領域とを有するマスタファイルから、前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応した前記識別コードに基づいて、前記規格選択機能により選択された前記適合させる規格に該当する前記設問情報を検索して表示する設問表示機能と、
前記設問表示機能により表示された画面により、各々の前記設問情報に対応づけて設けられ前記設問情報に適合するか否かの情報が記録される個別情報ファイルの適合チェック領域に、前記設問情報に適合するか否かの情報を入力するためのチェック機能と、
前記チェック機能により入力された前記適合チェック領域の情報により、前記適合すべき規格に対する規格適合チェック処理を実行する適合チェック機能と、
前記適合チェック機能による適合結果に基づき、適合状況を定量的に出力する適合出力機能とを備えた規格適合チェック方法及び規格適合チェックプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明に係る規格適合チェックを行うための構成図を示す。
【0016】
規格適合チェックのための構成は、主制御部(CPU)1、記憶部2、オペレーティングシステム(OS)3、アプリケーション機能4、プラグイン機能5、ブラウザ6、入力機能7、表示機能8、出力機能9、等を備える。
【0017】
主制御部1は、プロセッサ等により構成され、システム全体を司る。
【0018】
記憶部2には、マスタファイル21、規格原文ファイル22、個別情報ファイル23、文書管理ファイル24、チェックファイル25等の各種ファイルが記憶される。文書管理ファイル24には、文書履歴ファイル、適合結果ファイル等が含まれることができる。本発明の記録媒体に記録された規格適合チェックデータは、コンピュータにより記憶部2にロードされ、使用されることができる。
【0019】
本発明の記録媒体には、CD−ROMやフロッピーディスク等の各種の記録するための媒体が含まれる。また、本発明の記録媒体には、各種ファイル、アプリケーション機能4、プラグイン5、ブラウザ6等の内、適宜選択された規格適合データ、規格適合プログラム、規格適合データ及びプログラムが記録される。
【0020】
OS3は、WINDOWS 95(商標)、WINDOWS NT(商標)、MAC PC(商標)( POWER MAC(商標))等を利用し、本発明では、ハイブリッドなマルチプラットフォーム対応のユーザインターフェースを実現する。
【0021】
アプリケーション機能4及びプラグイン機能5は、HTML、JAVA(商標)、JAVA Script(商標)、C言語等を使用して構築される。アプリケーション機能4は、例えば、OS3とブラウザ6とのデータのやりとりや、計算処理及び表示処理等を実行する。プラグイン機能5は、例えば、入力処理、出力処理等の処理を実行する。これらの機能は、両者に適宜分散することができる。
【0022】
本発明の記録媒体に記録された規格適合チェックプログラムは、コンピュータにより主制御部1、記憶部2、アプリケーション機能4又はプラグイン5等の適宜の構成部にロードされ、、規格適合チェック方法が実行されることができる。
【0023】
ブラウザ6としては、Netscape Navigator(商標)、Internet Explorer (商標)等のJAVAおよびJAVA Script に応対した各種ブラウザを使用することができる。
【0024】
以下に、本発明の規格適合データに関する各種のファイルを挙げる。
【0025】
まず、規格適合チェックデータとして必要な規格原文としては、以下のようなものが挙げられる。なお、対象とされる規格は、これに限定されるものではなく、適宜必要に応じて、規格適合チェックの対象とすることができる。
【0026】
「警告ラベル」の規格原文としては、ANSI Z535.1/ANSI Z535.3/ANSI Z535.4/ISO3864/JIS Z9101/家電製品協会ガイドライン/ 通産省報告書、等がある。「取扱説明書」の規格原文としては、ANSI Guide/ISO 37/家庭製品協会ガイドライン/通産省報告書、等がある。また、「CEマーキング」の規格原文としては、EN292Part1/EN292Part2/EN60204 等があり、さらに、各種指令(以下の説明の都合上、「規格原文」に含める場合もある)として機械指令/EMC指令/ 低電圧指令、等がある。
【0027】
さらに、「品質システム」に関する規格原文としては、JIS Z9900/JIS Z9901/JIS Z9902/JIS Z9903/JIS Z9904/JIS Z9911-1/JIS Z9911-2/JIS Z9911-3 等のJIS 9900シリーズ等がある。また、「環境マネジメントシステムと環境審査」に関する規格原文としては、JIS Q14001/JIS Q14004/JIS Q14010/JIS Q14011/JIS Q14012 ISO 14050等のJIS Q14000シリーズ等がある。
【0028】
図2に、マスタファイルを形成するための説明図を示す。上述のような規格原文に基づいて、「マスタファイル21」は、以下のように形成される。
【0029】
まず、図2(A)に示されるように、プロセス1では、情報伝達の最小単位である「情報伝達要素」又は「内容要素」等により、規格原文との適合を図る。すなわち、規格原文を、情報伝達の最小単位の設問情報に分解する。
【0030】
ここで、規格原文の適切な解析によると、「情報伝達要素」としては、伝えたい情報自体(内容)、情報の記載順序やレイアウト等(構造)、文書による表現手法(文章)、ビジュアル的な効果(視覚)、情報を伝える媒体(素材)等がある。
【0031】
また、「内容要素」としては、規格原文の適切な解析によると、以下のように分類できる。
【0032】
・警告ラベル、取扱説明書であれば、それらを構成する各部分
・CEマーキングであれば、TCFを構成する各文書
・品質・環境システムであれば、要求事項
さらに、内容要素としては、規格適合チェックの目的を達成するための時系列の流れに沿って、規格原文の情報を再構築したものとすることができる。
【0033】
つぎに、図2(B)に示されるように、プロセス2では、分解された最小単位の各設問情報には、それぞれ識別コードが付加される。
【0034】
ここで、識別コードとしては、内容要素コード、情報伝達要素コード、優先度コード、規格種別コード、原文コード、要求コード、適合/未適合チェック等のいずれかが適宜含まれる。
【0035】
図3に、警報ラベル、取扱説明書及びCEマーキングに関する規格についてのマスタファイルの構造の一例を示す。
【0036】
ここでは、識別フラグの一例として、優先コード、内容要素コード、情報伝達要素コード、規格コード及び原文コードが表示されている。
【0037】
優先コードとしては、「1:必須レベル」、「2:推奨レベル」等がある。内容要素コードとしては、「1:区画」、「2:シグナルワード」、「3:図記号」、「4:指示文」、「0:その他」等がある。情報伝達要素としては、「1:内容」、「2:構造」、「3:文章」、「4:視覚」、「5:素材」、「6:全て」及び「0:その他」等がある。規格コードは、規格を識別する番号であり、例えばJIS9900シリーズであれば、JIS9901 、JIS9902 、JIS9903 等の区別をするための識別番号が記載される。また、原文コードは、対応する規格原文の番号である。なお、図中、「?」表示の箇所には、イメージ画像が組み込まれるようになっている。
【0038】
また、図4に、品質システム及び環境システムに関する規格についてのマスタファイルの構造の一例を示す。
【0039】
ここでは、識別フラグの一例として、優先コード、要求コード、規格コード及び原文コードが表示されている。ここでは、優先コードは、「1:必須」のみである。要求コードとしては、規格原文の規格番号(例えば、「01」)が記載される。さらに、各設問に対するチェックデータをマスタファイル上の識別データ領域又は後述のチェックファイルに適宜記録することができる(図3においても同様)。
【0040】
つぎに、「規格原文ファイル22」は、「規格原文」がすべて掲載されているファイルである。また、規格原文は、マスタファイル中の各設問情報に対応づけて設けられており、各設問に対して該当する規格原文を参照することができる。
【0041】
「個別情報ファイル23」は、警告ラベル、取扱説明書、CEマーキング、品質システム、又は環境システムに関する各規格に対応して、操作者により個別的に設定したデータが記憶されるファイルである。また、マスタファイルの設問、規格番号等とも、対応づけられている。規格適合をチェックする際の適合/未適合チェックデータは、このファイル中の適合チェック領域に記憶することもできるし、マスタファイル中に適合チェック領域を設けて記憶することもできる。
【0042】
また、一般に、品質システム及び環境マネジメントシステムの文書管理には、登録項目として以下のことが必要である。
【0043】
・文書の所在
・必要に応じて改訂されること
・関連文書の最新版が利用できること
・日付(改訂日付と共に)があり、容易に識別できること
・順序よく維持され、指定期間保持されること
そこで、「文書履歴ファイル24」を備え、以上のことを網羅できる登録項目を設けることにより、文書管理を行うようにした。また、このファイルによると、登録項目から文書を検索し、文書名称、バージョン、管理部門などを一覧表示及び印刷することができる。
【0044】
「チェックファイル25」は、各設問に対してチェックリストにチェックした結果を記憶するファイルである。このファイルには、規格要求事項毎に履歴として残すことができ、マネジメントシステムの核となる要素及びそれらの相互作用を記述することができる。規格適合をチェックする際の適合/未適合チェックデータは、このファイル中の適合チェック領域に記憶することもできるし、マスタファイル21や個別情報ファイル23中に適合チェック領域を設けて記憶することもできる。
【0045】
上述したファイルの他にも、以下のようなファイルが備えられる。
【0046】
「図記号サンプルファイル」は、既存のものは、危険の性質(機械的危険、熱的危険等)別に、図記号が記憶されたファイルである。また、このファイルには、警告ラベル、取扱説明書の構成要素をわかりやすく解説した解説文も備えることができる。
【0047】
「専門用語・略語ファイル」は、使用される専門用語や略語の解説を記憶したファイルである。操作者は、これら語句の解説を、ポップアップウインドウで呼び出すことができる。
【0048】
「PL法解説ファイル」は、日本、北米及びEU連合のPL法について、PL法制定の拝啓、概略、国別特色等をPL専門弁護士等により解説した内容を記憶したファイルである。
【0049】
「審査登録に関する情報ファイル」は、各製品毎の審査登録までの手順を流れに沿って解説し、登録に必要となる文書類を明示する内容を記憶したファイルである。CEマーキングの取得には、自己申告によるものと認証機関(Notified Body) を利用した審査登録によるものとがあり、操作者は適宜、このファイルの内容を表示することができる。また、JISZ9900シリーズ及びJISQ14000 シリーズ等の解説や、審査登録の流れに沿った解説など、審査登録をより深く理解するための情報が多数収納され、審査登録機関の一覧も備えられており、必要な機関の詳細を表示及び印刷することができる。
【0050】
「関係法令一覧ファイル」は、環境マネジメントシステムと環境審査に関するJISQ14000 シリーズ規格適合等において、一酸化炭素、二酸化硫黄など環境に影響を与える物質名に対する関連ある環境法令を記憶したファイルである。このファイルにより、物質名を元に関連法令を検索及び参照することができる。
【0051】
つぎに、規格適合チェック動作に関する説明をする。メインプログラムが開始されると、ブラウザによりメニュー画面が表示される。メニューとしては、「案内、説明」、「作業工程の確認」、「規格適合チェックリスト」、「最新文書の履歴管理」、「初期化」、「プログラムの終了」等がある。操作者は、メニュー画面により、所望の処理を選択して実行することができる。
【0052】
以下、具体的に規格適合チェック動作を説明する。
【0053】
1.警告ラベル、取扱説明書及びCEマーキング等に関する規格について適合チェック動作
【0054】
ここでは、説明の都合上、主に警告ラベルについて説明するが、取扱説明書及びCEマーキングについても同様である。
【0055】
まず、図5に、個別情報等の設定のためのフローチャートを示す。
【0056】
プログラムがスタートされると、メニュー画面により、設定のための処理が選択される(S101)。これにより、個別情報の入力画面が表示される(S102)。
【0057】
図6に、入力表示画面の説明図の一例を示す。
【0058】
図に示されるような入力画面により、操作者は、ラベル情報等の各項目を入力することができる。項目としては、ラベル名称、文書管理番号、製品名称、型名、作成部門、作成者、管理部門、承認者、文書配布部門、マーケット国(日本、USA、EU等)、その他特記事項、作成年月日、バージョン、等がある。ラベル情報としては、このように適宜所望の項目を設けることができる。
【0059】
ここで、データ設定登録を実行することになるが、新規データ登録か又は既存データの修正かにより処理が分かれる(S103)。新規データを登録する場合は、操作者は、例えば、「新規登録」ボタン等を用いて、各項目がブランクの新規データ用の画面を表示し、所定項目を適宜入力する(S105)。一方、既存データを修正する場合は、ラベル名称、文書管理番号、製品名称等のキーとなる所定項目を入力することにより、修正すべきデータが検索され、図6のように表示される(S107)。操作者は、この画面を用いることにより、所定項目を選択して、適宜修正することができる(S109)。なお、作成年月日、バージョン等のデータは、コンピュータ上の設定値により、自動的に設定することもできる。このようにして、各ラベルについて、個別情報等の設定を必要回数繰り返す(S111)。
【0060】
つぎに、図7に、規格適合チェックのためのフローチャートを示す。
【0061】
プログラムがスタートされると、メニュー画面により、規格適合チェックのための処理が選択される(例えば、「チェックリスト」をクリック)(S201)。すると、入力画面が表示される(S203)。入力画面は、例えば、図6に示されたものと同様に表示される。この入力画面に、ラベル名称、文書管理番号、製品名称等の個別情報の所定項目を指定することにより、検索条件を入力する(S205)。個別情報には、例えばラベル名称毎に対応する規格原文の規格番号が記憶されているので、指定された検索条件(ラベル名、製品等答)に従って、マスタファイルの検索が実行される(S207)。その後、ヒットしたラベル情報が表示される(S209)。
【0062】
図8に、ラベル情報の表示画面の説明図の一例を示す。
【0063】
図示のように、各ラベル情報には、区画レイアウト、注意喚起シンボル、シグナルワード、図記号、指示文、安全色等の内容要素が含まれる。また、表示画面には、指定されたラベル名称のラベルに関して、適合させる規格がリストアップされる。リストには、各規格がどの内容要素に対して規定しているかという情報も表示される(図中、○印又は×印で表示)。
【0064】
操作者は、この画面を用いて、適合させる規格等をチェックボックスにより選択する(S211)。選択後に、例えば「OKキー」等の実行キーを押すことにより、規格番号等に基づきマスタファイル等を参照して、選択された規格についてのチェックリストを検索する(S213)。複数の規格が選択された場合には、全ての規格について網羅された、チェックリストを検索する。つぎに、検索されたチェックリストが出力される(S215)。
【0065】
図9に、チェックリストの表示画面の説明図の一例を示す。
【0066】
この例では、ラベル名が「トランス上面」、製品名が「冷蔵庫」、型名が「0123」、及び管理番号が「1」であるデータを示す。表示画面の抽出条件切替ウインドウであるボックスB1〜B5により、表示条件を適宜選択することができる。例えば、ボックスB1により「全ページ表示」又は「指定ページのみ表示」等を選択することができる。ボックスB2により、「全てを表示」、「適合済み項目表示」又は「未適合項目表示」等を選択することができる。ボックスB3により、構成要素について、「全て」、「区画」、「注意喚起シンボル」、「シグナルワード」、「図記号」、「指示文」、「安全色」等を選択することができる。ボックスB4により、情報伝達要素について、「全て」、「情報」、「構成」、「視覚」、「文章」、「素材」等を選択することができる。また、ボックスB5により、「全て」、「必須」、「推奨」を選択することができる。
【0067】
つぎに、操作者は、チェックリストに挙げられた各設問に対して、「チェックボタンB6」を適宜入力する(S217)。ここで、各設問についての対応する原文を参照したい場合は、「原文ボタンB7」を選択することにより、原文が表示される。さらに、各設問には、用語解説が用意されている用語について、色、字体又はアンダーライン等の修飾により、それが識別できるように表示されている(B8、B9参照)。操作者は、必要に応じてその用語(B8、B9等)をクリック等により選択すると、用語解説が表示される。
【0068】
以下同様に、ラベル名称、文書管理番号、製品名称等の所定項目を選択する画面に戻り、所望のチェックリストを表示して、適合又は未適合のチェックを、適宜繰り返す(S218)。チェックが終わると、適合度の結果を表示するための処理を、例えば、「適合達成度グラフ」ボタン等により選択すると(S219)、規格適合結果が出力される(S221)。
【0069】
図10に、適合結果出力の表示画面の説明図の一例を示す。この画面では、最小単位の情報伝達要素毎に適合状況がグラフ表示される。
【0070】
この例では、先程と同様に、ラベル名が「トランス上面」、製品名が「冷蔵庫」、型名が「0123」、及び管理番号が「1」であるデータを示す。表示画面の抽出条件切替ウインドウ等により、「必須」、「推奨」又は「全体」等の条件を適宜選択することもできる。図示のように、各情報伝達要素(「全て」、「内容」、「構造」、「文章」、「視覚」、「素材」等)について、全設問数に対する適合数が、数値及びグラフにより、定量的に表示される。なお、「必須」項目と「推奨」項目を同時に別個に表示することもできる。
【0071】
以上では、主に「警告ラベル」の場合で説明したが、「取扱説明書」及び「CEマーキングの情報」についても、同様に実現することができる。例えば、取扱説明書では、ラベル名称の代わりに「取扱説明書名称」と用い、要素として、「目次」、「索引」、「安全」及び「操作」等の項目を適用することにより、適合チェックを行うことができる。また、「CEマーキング」では、ラベル名称の代わりに「TCF名称」を用いて、各規格及び指令を対象として、本発明のような適合チェックを適用することができる。
【0072】
以下に、警告ラベル、取扱説明書及びCEマーキングの各規格適合チェックについて、それぞれ詳細に説明する。
【0073】
(1)警告ラベル規格適合チェックリスト
まず、警告ラベル規格適合チェックリストについて、補足説明する。メインメニューでは、例えば、「1.ご利用になる前に」、「2.ラベルの履歴管理」、「3.図記号一覧 」、「4.規格適合チェックリスト」、「5.その他」、「6.終了」がある。
【0074】
サブメニューとしては、「2.ラベルの履歴管理」については、「2.1 新規登録」、「2.3 最新ラベル一覧」、「2.4 変更・削除」等がある。「3.図記号一覧 」については、「3.1 機械的危険」、「3.2 電気的危険」、「3.3 熱的危険」、「3.4 騒音による危険」、「3.5放射線による危険」、「3.6 化学的危険」、「3.7 その他」等がある。また、「4.規格適合チェックリスト」については、「4.1 最新ラベル一覧」、「4.2 ラベルの検索」等がある。
【0075】
メインメニュー、サブメニューは、例えば、使用中の画面と同時に表示されるなど、適宜画面上に表示され、使用者は、表示されたメニューのうち所望のものをクリック等により適宜選択することができる(以下、各適合チェックで同様)。
【0076】
図11に、警告ラベル規格適合チェックに関する作業の流れ図を示す。
【0077】
ステップ1は、既存の図記号の判別をするものである。一般に、警告ラベルの状況としては、以下のような場合が想定される。
【0078】
・警告ラベルを安全規格に適合させて作成した場合/この場合、警告ラベルを登録した後、適合させた規格を選択し適合を確認する上で適合チェックを行う。
【0079】
・既存の警告ラベルが安全規格に適合しているかどうかを診断する場合/この場合は、適合チェックを行い、未適合項目については、順次規格適合を行う。
【0080】
・警告ラベルを安全規格に適合させて作成しようとしている場合/この場合は、新規に作成する警告ラベルに付随した情報を登録した後、規格を選択し、適合チェックを行いながら新規に警告ラベルを作成する。
【0081】
ステップ2では、警告ラベル名称と関連情報を登録する。これらは、任意の警告ラベルを検索するときのキーワードにもなる。関連情報としては、図6に示したものと同様に、登録年月日、システム管理No.、作成年月日、、ラベル管理No.、バージョン、製品名称、型名、作成者、作成部門、承認者、管理部門、ラベル配布部門、マーケット国、危険の種類、シグナルワード(危険のレベル)、図記号コード、指示文、特記事項等がある。製品に予想される危険の種類やシグナルワード等は、プルダウンメニューかから選択することができる。これらの内容は、個別情報画面として表示されるとともに、個別情報ファイルに登録することができる。なお、これらの個別情報は、その他の適宜のひとつ又は複数のファイルに登録され、適合チェックファイルを構成することもできる(以下、各適合チェックでも同様)。
【0082】
ステップ3では、登録された警告ラベルごとに、製品のマーケットやラベルを構成する要素に合わせて、適合させる規格を選択する。ここでは複数の規格を組み合わせて選択することができる。なお、ラベルを構成する要素は、「区画」、「注意喚起シンボル」、「シグナルワード」、「図記号」、「指示文」、「安全色」、「その他」等に分類される。
【0083】
ステップ4では、危険の種類がどんなものか、危険のレベルがどの程度か、また安全規格で規定されている図記号一覧(危険の種類ごと)に該当するものがあれば使用するものの、この際、使用する図記号にユニークな「図記号コード」選択し安全対策の履歴として残す。
【0084】
危険の種類には、機械的危険、電気的危険、熱的危険、騒音による危険、放射線による危険、化学的危険、その他等がある。シグナルワード(危険のレベル)には、危険、警告、注意、高度の危険、Danger、Warning、Caution等がある。これらは、図8のような画面で適宜選択することができる。
【0085】
ステップ5では、チェックリストで警告ラベルが規格に適合しているかどうか、あるいは適合させたかどうかをチェックする。一般には、ラベル構成要素について、「その他」(警告ラベルを作成する前に検討すべき内容)、「区画」、「指示文」、「シグナルワード」、「注意喚起シンボル」、「図記号」、「安全色」、「その他」(警告ラベルを作成した後に確認すべき内容)の順序で要素ごとに設問を抽出し、チェックリストの各設問に対して適合/未適合をチェックする。適合しない項目があれば、対象となる警告ラベルに改善が必要であると判断される。なお、それぞれの設問に対応して、背景となる規格原文を参照することもできる。
【0086】
ステップ6では、チェックリストの集計結果を確認する。全体に対する適合達成度グラフが適宜表示される。また、未適合項目を一覧することで、改善項目を具たいていに把握でき、未適合項目の適合をひとつずつ行うことで、規格への適合状況をより確実なものとすることができる。
【0087】
図12に、適合達成度グラフを示す。このように、情報伝達要素ごと、ラベル構成要素ごとに、全体項目及び必須項目(かっこ内)について適合達成度を、数値及び視覚的に把握することができる。
【0088】
(2)取扱説明書規格適合チェックリスト
つぎに、取扱説明書規格適合チェックリストについて、補足説明する。メインメニューでは、例えば、「1.ご利用になる前に」、「2.取扱説明書の履歴管理」、「3.図記号一覧 」、「4.規格適合チェックリスト」、「5.その他」、「6.終了」がある。
【0089】
サブメニューとしては、「2.取扱説明書の履歴管理」については、「2.1新規登録」、「2.3 最新取扱説明書一覧」、「2.4 変更・削除」等がある。「3.図記号一覧 」については、警告ラベルの場合と同様である。また、「4.規格適合チェックリスト」については、「4.1 最新取扱説明書一覧」、「4.2 取扱説明書の検索」等がある。
【0090】
図13に、取扱説明書規格適合チェックに関する作業の流れ図を示す。
【0091】
ステップ1では、取扱説明書名称をはじめ、個々の取扱説明書に関わる関連情報を登録する。これらは、任意の取扱説明書を検索するときのキーワードにもなる。関連情報としては、登録年月日、システム管理No.、取扱説明書名称、作成年月日、取説管理No.、見直年月日、バージョン、製品名称、型名、作成者、作成部門、承認者、管理部門、取扱説明書配布部門、マーケット国、取扱説明書種別、特記事項等がある(図6参照)。取扱説明書の種別等は、プルダウンメニューかから選択することができる。
【0092】
ステップ2では、登録された取扱説明書ごとに、製品のマーケットや取扱説明書を構成する要素に合わせて、適合させる規格を選択する。ここでは複数の規格を組み合わせて選択することができる。なお、取扱説明書を構成する要素は、「目次」、「安全」、「設置」、「操作」、「故障」、「保守」、「索引」、「その他」等に分類される。
【0093】
ステップ3では、チェックリストで取扱説明書が規格に適合しているかどうか、あるいは適合させたかどうかをチェックする。一般には、取扱説明書構成要素について、「その他」、「目次」、「安全」、「設置」、「操作」、「故障」、「保守」、「索引」、「その他」の順序で要素ごとに設問を抽出し、チェックリストの各設問に対して適合/未適合をチェックする。適合しない項目があれば、対象となる取扱説明書に改善が必要であると判断される。なお、それぞれの設問に対応して、背景となる規格原文を参照することもできる。
【0094】
ステップ4では、チェックリストの集計結果を確認する。全体に対する適合達成度グラフが表示される。また、未適合項目を一覧することで、改善項目を具たいていに把握でき、未適合項目の適合をひとつずつ行うことで、規格への適合状況をより確実なものとすることができる。
【0095】
(3)CEマーキング規格適合チェックリスト
つぎに、CEマーキング規格適合チェックリストについて、補足説明する。メインメニューでは、例えば、「1.ご利用になる前に」、「2.技術文書の履歴管理」、「3.技術文書類のチェック」、「4.審査登録の流れ」、「5.その他」、「6.終了」がある。
【0096】
サブメニューとしては、「1.ご利用になる前に」では、サブメニューとして「1.4 各指令原文一覧」、「1.5 各規格原文一覧」等が含まれる。また、「2.技術文書の履歴管理」については、「2.1 新規登録」、「2.3 最新文書一覧」、「2.4 変更・削除」等がある。「3.技術文書類のチェック」については、「3.1 最新文書一覧」、「3.2 文書の検索」等がある。また、「4.審査登録の流れ」については、「適合指令の選択」等がある。
【0097】
図14に、CEマーキング規格適合チェックに関する作業の流れ図を示す。
【0098】
ステップ1では、メインメニューの「2.技術文書の履歴管理」の個別情報画面で、作成する技術構造ファイル(Technical Construction File,TCF)の名称や、関連情報を登録する。これらは、任意の文書を検索するときのキーワードにもなる。
【0099】
図15に、技術文書の個別情報画面(ファイル)の構成図の一例を示す。これはまた、技術文書の履歴を示すものでもある。関連情報としては、図に示したように、登録年月日、システム管理No.、TCF名称、作成年月日、TCF管理No.、バージョン、製品名称、型名、作成者、作成部門、承認者、管理部門、製造業者の名称、製造業者の住所、認証機関の名称、認証機関の住所等がある。また、適合宣言書に関するボックスも具備されている。「サンプル」ボタンをクリックするとそのサンプルが表示される。
【0100】
ステップ2では、まず、サブメニューの「3.1 最新文書一覧」をクリックすると、図16(a)のようなTCF「最新文書一覧」が表示される。所望のTCFについて「選択」ボタンをクリックすると、TCFの「適合指令の選択」画面が表示される(図16(b)参照、最初の設定のみ表示することもできる)。なお、登録されたTCFをキーワードで検索することもできる。TCFの適合指令の選択画面で、各指令の[説明]、[詳細]、[対象外製品]ボタンをクリックし、内容を参照して対象製品かどうか確認することができる。
【0101】
ステップ3では、適合指令の選択画面のチェックボックスにより、製品に該当する指令を機械指令/EMC指令/低電圧指令の中から選択する。ここでは複数の規格を組み合わせて選択することができる。ここで、「確定」ボタンをクリックすると選択された組み合わせに従い、TCFを構成する文書が一覧表示される。なお、個別情報画面の[文書別適合規格](必要な文書類を入力する)欄の入力欄は、ここで選択された指令の組み合わせに従って表示される。
【0102】
ステップ4では、各規格のスコープ情報(規格の目的や適用範囲)を参照して、TCFを構成する文書に必要な規格を選択する。なお、ここで、選択された規格は、例えば個別情報画面の[適合規格一覧]ボタンから参照できる。
【0103】
ステップ5では、EN292規格又はEN60204規格等を選択した場合、チェックリストでTCFを構成する文書類が規格に適合しているかどうかをチェックする。即ち、チェックリストの各設問に対して適合/未適合をチェックする。なお、チェックリストは、規格を選択すると表示される「チェックリスト」ボックスをクリックすることにより表示される。適合しない項目があれば、対象となる文書に改善が必要であると判断される。なお、それぞれの設問に対応して、背景となる規格原文を参照することもできる。ここでのチェック結果の内容は、TCFごとに登録(保存)される。
【0104】
ステップ6では、チェックリストの集計結果を確認する。全体に対する適合達成度グラフが表示される。
【0105】
ステップ7では、機械指令/EMC指令/低電圧指令の各指令ごとに選択できるモジュールが規定される。このモジュールは、誰が、どのような手順や検査で、個々の製品のCEマーキング適合性を審査し、宣言するかが指令ごとに定められた適合性診断手法である。
【0106】
ステップ8では、製品に該当する指令から、TCFに関連する要求事項を抽出する。サブメニューで「2.2 最新文書一覧」をクリックし最新文書の一覧を表示する。ここで「個別」ボタンをクリックすると、個別情報画面の基本要求事項の入力欄が表示されるので、その入力欄に登録する。基本要求事項の一覧は、TCFを構成する1文書になる。ここで、「参照」ボタン等により個別情報画面から各指令の該当する原文を呼び出し、必要な箇所をコピー&ペーストで転記する。
【0107】
ステップ9では、作成するTCFを構成する文書(説明書類、図面類、記録類等)ごとに適合規格を登録する。ステップ8と同様に、サブメニューで「2.2最新文書一覧」をクリックし最新文書の一覧を表示する。ここで「個別」ボタンをクリックすると、個別情報画面が表示されるので、「文書別適合規格入力」ボタンをクリックし、表示された所定入力欄に登録する。適合規格一覧のウインドウをさらに開き、個別情報画面の「適合規格」入力欄に、適合規格一覧で表示されている規格名称をコピー&ペーストで転記する。このようにして、適合させた規格一覧は、TCFを構成する1文書になる。
【0108】
図17に、適合規格一覧画面(ファイル)の構成図を示す。また、図18に、基本要求事項及び適合規格画面(ファイル)の構成図を示す。これらの画面(ファイル)構成が、各々のTCFについて、図15のような個別情報画面(ファイル)に含まれることができる。
【0109】
ステップ10では、CEマーキングの取得のための審査登録に必要な文書類のひとつである適合宣言書を作成する。適合宣言書は、個別情報画面(ファイル)の[適合宣言書]欄にある[サンプル]ボタンをクリックすると記入例が表示されるので、この記入例を参照して作成する。
【0110】
ステップ11では、CEマーキングの取得のための審査登録に必要な文書類を適宜画面に表示することにより、使用者は確認することができる。
【0111】
ステップ12では、CEマーキングを貼付後、製品を出荷する。TCFは、製品による何らかの自己等で提出を求められた場合、すぐに提出することができるよう管理し、保管しておく必要がある。
【0112】
2.品質システム及び環境マネジメントシステム等に関する適合チェック動作
まず、図19に、個別情報等の設定のためのフローチャートを示す。
【0113】
プログラムがスタートされると、メニュー画面により、設定のための処理が選択される(S301)。さらに、所望の対象規格(JIS の規格番号等)及び要求事項項目(例えば、「4.1〜4.20」(JIS 9900)または「4.1〜4.6」(JIS 14000 ))が選択されると(S303)、関連するチェックリスト項目が表示される(S305)。
【0114】
図20に、チェックリスト項目画面の説明図の一例を示す。
【0115】
図に示されるように、「4.1 経営者の責任」、「4.2 品質システム」‥‥「4.20 統計的手法」等の各項目が表示される。操作者が、例えば、「選択ボタン」を押すことにより、選所の項目を適宜選択する。選択された項目により、マスタファイル等が検索され、規格適合チェックリストが表示される(S307)。
【0116】
図21に、「4.2 品質システム」の選択ボタン121を選択した場合の規格適合チェックリストの説明図の一例を示す。
【0117】
このように、例えば、JIS Z9900 の場合は、4.1〜4.20の20項目の要求事項ごとにチェックリストを表示し、また、JIS Q14000の場合は、4.1〜4.6の6項目の要求事項ごとにチェックリストが表示される。ここでは、適合及び未適合の両方について、チェックリスト項目を表示している。ここで、図13において、個別情報等の設定登録を実行するためには、例えば、「登録」ボタン131を押すことにより、個別情報の入力画面が表示される(S309)。
【0118】
図22に、入力表示画面の説明図の一例を示す。
【0119】
図に示されるような入力画面により、操作者は、要求事項の各項目を入力することができる。項目としては、文書名称、文書管理番号、作成部門、作成者、管理部門、承認者、文書配布部門、関連文書、関連記録、その他特記事項、作成年月日、見直年月日、バージョン、等がある。要求事項としては、規格に応じて、このように適宜所望の項目を設けることができる。
【0120】
ここで、個別情報の設定登録を実行することになるが、新規データ登録か又は既存データの修正かにより処理が分かれる(S311)。新規データを登録する場合は、操作者は、例えば「新規登録」ボタン151を用いて、各項目がブランクの新規データ用の画面を表示し、所定項目を適宜入力する(S313)。一方、既存データを修正する場合は、規格番号等により個別情報の登録データが検索され、例えば、図22のように表示される(S315)。よって、操作者は「改訂」ボタン152、「削除」ボタン153等により、該当データを改訂または削除することができる(S317)。また、「再検索」ボタン154を用いて、文書名称、文書管理番号、等の所定項目を入力することにより、修正すべきデータが検索され、操作者は、所定項目を選択して、適宜修正することができる。なお、作成年月日、見直し年月日、バージョン等のデータは、コンピュータ上の設定値により、自動的に設定することもできる。
【0121】
つぎに、メニュー画面で、例えば、「チェックリスト」ボタン等を押すことにより、入力画面表示に戻り、上述と同様に、各要求事項について、データ設定を必要回数繰り返す(S319)。このようにして 所望のデータを入力後に、メインメニューに戻る。
【0122】
なお、メインメニューにおいて、例えば、「最新文書の履歴管理」を選択すると、最新文書のみを表示することができる。
【0123】
図23に、最新文書の履歴管理の表示画面の説明図一例を示す。図示のように、要求項目「4.1」、管理番号「1」、文書名称「品質マニュアル」、作成者等が表示される。ここで、「個別情報」ボタンを押すと、該当文書の個別情報が表示される。これは、個別情報を改訂する場合や文書関連情報(作成部門や管理部門)を参照する場合に使用する機能である。品質システムや環境マネジメントシステムを最新文書で管理・運用することが要求されている場合には、この機能は、審査登録を目指す企業にとって、有益である。
【0124】
つぎに、図24に、規格適合チェックのためのフローチャートを示す。
【0125】
まず、プログラムがスタートされると、メニュー画面により、適合チェックのための処理が選択される(S401)。すると、図12に示されるように、チェックリスト要求項目の入力画面が表示される(S403)。操作者は、例えば、「選択」ボタンをクリックすることにより、要求項目を指定することで、検索条件を入力する(S405)。指定された検索条件(要求項目)に従って、マスタファイルの検索が実行され(S407)、ヒットしたチェックリストが表示される(S409)。ここで、チェックリストの表示及び入力画面は、図13に示されるものと同様である。
【0126】
つぎに、操作者は、入力画面を用いて、チェックリストに挙げられた各設問に対して、適合又は未適合をチェック欄に入力する(S411)。また、各設問についての対応する原文を参照したい場合は、「原文」キーを選択することにより、原文が表示される。さらに、各設問には、用語解説が用意されている用語について、色、字体又はアンダーライン等の修飾により、それが識別できるように表示されている。操作者は、必要に応じてその用語をクリック等により選択すると、用語解説が表示される。
【0127】
以下同様に、要求項目を選択する画面に戻り、所望のチェックリストを表示して、適合又は未適合のチェックを適宜繰り返す(S414)。チェックが終わると、つぎに、適合度の結果を表示するための処理を、例えば、「グラフ表示」ボタン等により選択すると(S413)、規格適合結果が出力される(S415)。
【0128】
図25に、適合結果出力の表示画面の説明図の一例を示す。この画面では、適合達成度をグラフ化及び定量化した数値(適合済項目最小単位の情報伝達要素毎に適合状況をグラフ表示される。
【0129】
この例では、図示のように、各要求項目(「全体」、「4.2 環境方針」、「4.3 計画」、「4.4 実施及び運用」、「4.5 点検及び是正処置」、「4.6 経営層による見直し」等)について、全要求事項設問数に対する適合済項目数が、数値及びグラフにより、定量的に表示される。さらに、図26等において、例えば、プルダウンメニューにより「未適合項目」等を選択することにより、未適合項目のみが抽出され、要求事項(例えば、4.1 〜4.20)ごとに一覧表示を行うことができる。
【0130】
図26に、未適合項目の表示画面の説明図の一例を示す。
【0131】
図示のように、「未適合項目表示」が表示され、例えば、「4.14 是正処置及び予防処置」に関して、未適合項目である設問「Q180、Q184,Q186,Q187,Q188 」が表示される。これにより、未適合項目に限定した適合チェックを継続することができる。
以下に、JIS/ISO9000シリーズ及びJIS/ISO14000シリーズの各規格適合チェックについて、それぞれ詳細に説明する。
【0132】
(1)JIS/ISO9000シリーズ規格適合チェックリスト
まず、JIS/ISO9000シリーズ規格適合チェックリストについて、補足説明する。メインメニューでは、例えば、「1.ご利用になる前に」、「2.作業工程の確認」、「3.規格適合チェックリスト」、「4. 最新文書の履歴管理」、「5.その他」、「6.終了」がある。
【0133】
サブメニューとしては、「2.作業工程の確認」については、「2.1 調査」、「2.2 準備」、「2.3 受審活動」、「2.4 受審」、「2.5 品質システムの維持管理」等がある。「4.最新文書の履歴管理」については、「4.1 最新文書一覧」、「4.2 変更・削除」、「4.3 既存文書の登録」等がある。
【0134】
図27に、JIS/ISO9000シリーズ規格適合チェックに関する作業の流れ図を示
す。
【0135】
ステップ1では、本審査前の調査、準備、受審活動といった審査登録までの過程で必要な作業や、受審、品質システムの維持管理の作業を時系列でチェックする。
【0136】
図28に示されるような作業工程の確認画面が表示され、使用者は、チェック欄に適宜チェックして確認する。また、各作業工程の詳細な内容は、[解説]ボタン等をクリックすることにより参照することができる。
【0137】
ステップ2では、JISZ9901/JISZ9902/JISZ9903等の中から、適合させる品質システムの規格を選択する。
【0138】
既に文書が存在し規格の要求事項を満たしている場合は、ステップ3に移る。ステップ3では、チェックリストで各会社の品質システムに必要な文書類の情報を、要求事項の各設問ごとに登録する。登録する内容は文書名称や関連情報であり、これらは、任意の文書を検索するときのキーワードにもなる。関連情報としては、登録年月日、システム管理No.、要求事項、設問No.、文書名称、作成年月日、文書管理No.、見直年月日、作成者、バージョン、作成部門、承認者、管理部門、文書配布部門、関連文書、関連記録、特記事項等がある(図22参照)。要求事項には、例えばJIS9001では以下の20項目があり、各項目ごとにチェックリストが用意されている。即ち、経営者の責任、品質システム、契約内容の確認、設計監理、文書及びデータの管理、購買、顧客支給品の管理、製品の認識及びトレーサビリティ、行程管理、検査・試験、検査・測定及び試験装置の管理、検査・試験の状態、不適合品の管理、是正処置及び予防処置、取り扱い・保管・包装・保存及び引き渡し、品質記録の管理、内部品質監査、教育・訓練、付帯サービス、統計的手法等がある。また、例えば、JIS9902では19項目、JIS9903では16項目の要求事項がある。
【0139】
また、文書が存在し規格の要求事項を満たしていない場合、及び、文書を新規に作成する場合は、ステップ4に移る。ステップ4では、チェックリストの各設問から規格原文を参照し、原文の解説や標準規定類のサンプルを元に、品質システムに必要な文書類を作成する。
【0140】
次に、ステップ5において、作成し終えた文書から、各設問ごとに個別情報を登録する。登録する内容は、上述のような文書名称や関連情報である。作成した文書が規格の要求事項を満たしていること(設問内容に適合していること)を確認し適合欄にチェックする。適合していない項目があれば、品質システムに改善が必要な内容か、品質システム関連文書類に変更が必要な内容である。
【0141】
なお、各設問に対応した背景となる規格原文を参照することもできる。例えば図21に示されたような規格適合チェックリストにおいて、「原文」ボタン132をクリックすると、設問に対応する規格原文画面が表示される。この画面でさらに、「サンプル」ボタンをクリックすると標準・規定類サンプルメニューが表示される。ここで所望の項目を選択すると、関連するサンプルが表示される。一例として、図29に規格原文画面を示し、図30に品質管理規定のサンプル文書を示す。
【0142】
また、図21において、要求事項のウィンドウ133を用いることにより、要求事項を適宜選択し、選択された要求事項に対応する規格適合チェックリストの画面が表示される。
【0143】
ステップ6では、チェックリストの集計結果を確認する。選択された要求事項133、適合・未適合134に従い、全体に対する適合達成度グラフが表示される。また、未適合項目を一覧することで、改善項目を具体的に把握でき、未適合項目の適合をひとつずつ行うことで、規格への適合状況をより確実なものとすることができる。図31に、集計された適合結果出力の一例を示す。
【0144】
(2)JIS/ISO14000シリーズ規格適合チェックリスト
つぎに、JIS/IS14000シリーズ規格適合チェックリストについて、補足説明する。メインメニューでは、例えば、「1.ご利用になる前に」、「2.作業工程の確認」、「3.規格適合チェックリスト」、「4. 最新文書の履歴管理」、「5.その他」、「6.終了」がある。
【0145】
サブメニューとしては、「2.作業工程の確認」については、「2.1 調査」、「2.2 準備」、「2.3 受審活動」、「2.4 受審」、「2.5 環境システムの維持管理」等がある。「4.最新文書の履歴管理」については、JIS9000と同様である。
【0146】
図32に、JIS/ISO14000シリーズ規格適合チェックに関する作業の流れ図を示す。
【0147】
ステップ1では、JIS9000シリーズと同様に、調査、準備、受審活動といった審査登録までの過程で必要な作業や、受審、環境システムの維持管理の作業を時系列でチェックする。各作業工程の内容は、[解説]ボタン等をクリックすることにより参照することができる。
【0148】
ステップ2では、メインメニューの「1. ご利用になる前に」の関連法令の法令検索の中で、危険物質や有害物質の名称をキーワードとして入力することにより、関連する法令名や記載位置を表示する。これは、環境マネジメントシステムにおいて、環境側面を特定する手がかりとして有効である。例えば、入力画面で、「一酸化炭素」というキーワードを適宜入力し、検索すると、図33のような法令検索結果を示す画面が表示される。
【0149】
既に文書が存在し規格の要求事項を満たしている場合は、ステップ3に移る。ステップ3では、チェックリストで各会社の環境マネジメントシステムに必要な文書類の情報を、要求事項の各設問ごとに登録する。登録する内容は文書名称や関連情報であり、これらは、任意の文書を検索するときのキーワードにもなる。関連情報としては、登録年月日、システム管理No.、要求事項、文書名称、作成年月日、文書管理No.、見直年月日、作成者、バージョン、作成部門、承認者、管理部門、文書配布部門、関連法令、関連文書、関連記録、特記事項、適合状況等がある(図21参照)。「要求事項」には、例えば以下の6項目があり、5項目にチェックリストが用意されている。チェックリストの設問は、要求事項ごとに抽出して表示することができる。即ち、一般要求事項、環境方針、計画、実施及び運用、点検及び是正処置、経営者による見直し等がある。「適合状況」としては、このような各要求事項ごとにその適合状況が表示される。
【0150】
文書が存在し規格の要求事項を満たしていない場合、及び、文書を新規に作成する場合は、ステップ4に移る。ステップ4では、チェックリストの各設問から規格原文を参照し、原文の解説や標準・規定類のサンプルを元に、環境マネジメントシステムに必要な文書類を作成する。
【0151】
次に、ステップ5において、作成し終えた文書から、各設問ごとに登録する。登録する内容は、上述のような文書名称や関連情報である。作成した文書が規格の要求事項を満たしていること(設問内容に適合していること)を確認し適合欄にチェックする。適合していない項目があれば、環境マネジメントシステムに改善が必要な内容か、環境マネジメントシステム関連文書類に変更が必要な内容である。なお、各設問に対応した背景となる規格原文を参照することもできる。
【0152】
ステップ6では、チェックリストの集計結果を確認する。全体に対する適合達成度グラフが表示される。また、適合項目や未適合項目のみを一覧することで、改善項目を段階的に絞り込むことができる。
【0153】
なお、以上説明した各々の規格適合チェックリストでは、登録機能により登録された名称及び関連情報において、同一名称で複数の情報が登録されている場合、最新情報を一覧表示する機能をさらに備えることができる。
【0154】
また、本発明によると、上述したような各種ファイルを備え、これらファイルの内容を適宜のキーワードや適宜の識別コードで対応づける領域を設けることにより、これらファイルを、リンクづけたり、キーワードや識別コードで検索したりする機能及び適宜参照して表示する機能等を具備することができる。また、本発明によると、ファイルとして、作業工程順にチェックリスト化した作業工程確認チェックリストを備え、このファイルを参照して表示する機能を具備することができる。
【0155】
また、適合させる規格・指令についても、必要に応じてひとつ又は複数の規格・指令等を適宜選択することができる。
【0156】
また、印刷ボタン等を適宜の表示画面等で設けることにより、所望の表示画面を必要に応じて印刷することができる。さらに、他の装置にデータ出力する機能を適宜付加することもできる。
【0157】
【発明の効果】
本発明によると、警告ラベル、取扱説明書及びCEマーキング等に関する規格適合チェックについては、以下のような顕著な効果を奏する。
【0158】
(1) 本発明によると、警告ラベル、取扱説明書及びCEマーキング等に関する情報毎に、バージョン、適合させた規格、適合チェック結果、貼付製品の出荷先等を、「履歴管理」することができる。また、登録した警告ラベル等のキー項目から、必要なラベル、取扱説明書及びCEマーキングに関する必要な情報を検索し、一覧表示及び印刷を行うことができる。
【0159】
(2) 本発明によると、警告ラベル、取扱説明書、及びCEマーキングの貼付等にあたり、保管が義務づけられているTCF構成文書類の安全規格への適合に必要な情報を、難解で煩雑な規格原文を元に整理して「チェックリスト化」することができる。
【0160】
(3) 本発明によると、製品を出荷するマーケットに合わせて、複数の規格やガイドラインを組み合わせることができ(さらに、CEマーキングに関しては、製品の種類に合わせて指令を組み合わせることができ)、設問を警告ラベル、取扱説明書等の構成要素、必須/推奨条件、情報伝達要素等毎に抽出し、表示することができる。
【0161】
また、本発明によると、品質・環境システム等に関する規格適合チェックついては、以下のような顕著な効果を奏する。
【0162】
(1) 本発明によると、品質・環境システムに関する規格適合チェックついて、「作業工程確認チェックリスト」により審査登録までの手順を把握することができる。すなわち、会社が審査登録までに行うべき作業を時間の流れに沿ってチェックリスト化し、次に何をすべきかを判断できるようにすることができる。
【0163】
(2) 本発明によると、「規格適合チェックリスト」により規格への適合状態を確認することができる。すなわち、規格の要求事項を具体的で明瞭な表現でチェックリスト化することにより、会社の品質システム及び環境システムが規格の要求事項に適合しているかどうかを確認することができる。また、チェックリストの設問には品質マニュアル及び環境システム文書に反映させるべき内容が具体的に表現されることにより、チェックできない項目が規格への未適合項目であると判断できるようにすることができる。
【0164】
(3) 本発明によると、会社の品質システム及び/又は環境システムが、規格要求事項に適合しているかをチェックし、必要な文書類を体系づけることができる。
【0165】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る規格適合チェックを行うための構成図。
【図2】マスタファイルを形成するための説明図。
【図3】警報ラベル、取扱説明書及びCEマーキングに関する規格についてのマスタファイルの説明図。
【図4】品質システム及び環境システムに関する規格についてのマスタファイルの説明図。
【図5】個別情報等の設定のためのフローチャート。
【図6】入力表示画面の説明図。
【図7】規格適合チェックのためのフローチャート。
【図8】ラベル情報の表示画面の説明図。
【図9】チェックリストの表示画面の説明図。
【図10】適合結果出力の表示画面の説明図。
【図11】警告ラベル規格適合チェックに関する作業の流れ図。
【図12】適合達成度グラフの説明図。
【図13】取扱説明書規格適合チェックに関する作業の流れ図。
【図14】CEマーキング規格適合チェックに関する作業の流れ図。
【図15】技術文書の個別情報画面(ファイル)の構成図。
【図16】TCF最新文書一覧及び適合指令の選択についての表示画面の説明図。
【図17】適合規格一覧画面(ファイル)の構成図。
【図18】基本要求事項及び適合規格画面(ファイル)の構成図。
【図19】個別情報等の設定のためのフローチャート。
【図20】チェックリスト項目画面の説明図。
【図21】規格チェックリストの説明図。
【図22】入力表示画面の説明図。
【図23】最新文書の履歴管理の表示画面。
【図24】規格適合チェックのためのフローチャート。
【図25】適合結果出力の表示画面の説明図。
【図26】未適合項目の表示画面の説明図。
【図27】 JIS/ISO9000シリーズ規格適合チェックに関する作業の流れ図。
【図28】作業工程確認画面の説明図。
【図29】規格原文画面の説明図。
【図30】品質管理規定のサンプル文書の説明図。
【図31】適合結果出力の表示画面の説明図。
【図32】 JIS/ISO14000シリーズ規格適合チェックに関する作業の流れ図。
【図33】法令検索結果を示す表示画面の説明図。
【符号の説明】
1 主制御部(CPU)
2 記憶部
3 オペレーティングシステム(OS)
4 アプリケーション機能
5 プラグイン機能
6 ブラウザ
Claims (4)
- 指定された警告ラベル名又は取扱説明書名又は技術構造ファイル(TCF)名に応じて、警告ラベル又は取扱説明書又はTCF、及び情報伝達要素を検索する検索機能と、
前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応する前記警告ラベル又は取扱説明書又はTCFを表示し、また、前記情報伝達要素に対応した規定状況を規格毎に表示する表示機能と、
前記表示機能により表示された画面により、適合させる規格を選択するための規格選択機能と、
規格原文を情報伝達の単位に設問形式に分解した設問情報を記録した設問領域と、各々の前記設問情報に対応づけて記録される識別コード領域とを有するマスタファイルから、前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応した前記識別コードに基づいて、前記規格選択機能により選択された前記適合させる規格に該当する前記設問情報を検索して表示する設問表示機能と、
前記設問表示機能により表示された画面により、各々の前記設問情報に対応づけて設けられ前記設問情報に適合するか否かの情報が記録される個別情報ファイルの適合チェック領域に、前記設問情報に適合するか否かの情報を入力するためのチェック機能と、
前記チェック機能により入力された前記適合チェック領域の情報により、前記適合させる規格に関して、各情報伝達要素について全設問数に対する適合数を示す集計結果を求め、該集計結果に基づき、情報伝達要素毎の適合状況を定量的に表示画面に表示する適合出力機能とを備えた規格適合チェック方法。 - 指定された警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に応じて、警告ラベル又は取扱説明書又はTCF、及び情報伝達要素を検索する検索機能と、
前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応する前記警告ラベル又は取扱説明書又はTCFを表示し、また、前記情報伝達要素に対応した規定状況を規格毎に表示する表示機能と、
前記表示機能により表示された画面により、適合させる規格を選択するための規格選択機能と、
規格原文を情報伝達の単位に設問形式に分解した設問情報を記録した設問領域と、各々の前記設問情報に対応づけて記録される識別コード領域とを有するマスタファイルから、前記警告ラベル名又は取扱説明書名又はTCF名に対応した前記識別コードに基づいて、前記規格選択機能により選択された前記適合させる規格に該当する前記設問情報を検索して表示する設問表示機能と、
前記設問表示機能により表示された画面により、各々の前記設問情報に対応づけて設けられ前記設問情報に適合するか否かの情報が記録される個別情報ファイルの適合チェック領域に、前記設問情報に適合するか否かの情報を入力するためのチェック機能と、
前記チェック機能により入力された前記適合チェック領域の情報により、前記適合させる規格に関して、各情報伝達要素について全設問数に対する適合数を示す集計結果を求め、該集計結果に基づき、情報伝達要素毎の適合状況を定量的に表示画面に表示する適合出力機能と
をコンピュータに実行させるための規格適合チェックプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 適合させる規格を選択し、また、規格毎に複数要求される要求事項の中から所望の前記要求事項を選択する規格選択機能と、
規格原文を情報伝達の単位に設問形式に分解した設問情報を記録した設問領域と、各々の前記設問情報に対応づけて記録される識別コード領域とを有するマスタファイルから、前記要求事項に対応した前記識別コードに基づいて、前記適合させる規格に該当する前記設問情報を検索して表示する設問表示機能と、
前記設問表示機能により表示された画面により、各々の前記設問情報に対応づけて設けられ、前記設問情報に適合するか否かの情報が記録される個別情報ファイルの適合チェック領域に、前記設問情報に適合するか否かの情報を入力するためのチェック機能と、
前記チェック機能により入力された前記適合チェック領域の情報により、前記適合させる規格に関して、各情報伝達要素について全設問数に対する適合数を示す集計結果を求め、該集計結果に基づき、定量的に情報伝達要素毎の適合状況を表示画面に表示する適合出力機能とを備えた規格適合チェック方法。 - 適合させる規格を選択し、また、規格毎に複数要求される要求事項の中から所望の前記要求事項を選択する規格選択機能と、
規格原文を情報伝達の単位に設問形式に分解した設問情報を記録した設問領域と、各々の前記設問情報に対応づけて記録される識別コード領域とを有するマスタファイルから、前記要求事項に対応した前記識別コードに基づいて、前記適合させる規格に該当する前記設問情報を検索して表示する設問表示機能と、
前記設問表示機能により表示された画面により、各々の前記設問情報に対応づけて設けられ、前記設問情報に適合するか否かの情報が記録される個別情報ファイルの適合チェック領域に、前記設問情報に適合するか否かの情報を入力するためのチェック機能と、
前記チェック機能により入力された前記適合チェック領域の情報により、前記適合させる規格に関して、各情報伝達要素について全設問数に対する適合数を示す集計結果を求め、該集計結果に基づき、定量的に情報伝達要素毎の適合状況を表示画面に表示する適合出力機能と
をコンピュータに実行させるための規格適合チェックプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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