JP3969122B2 - インクジェット記録用水性インク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録用水性インクに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方法は、例えば、静電吸引方法;圧電素子を用いてインクに機械的振動又は変位を与える方法;インクを加熱することにより気泡を発生させ、このときに発生する圧力を利用する方法等のインク吐出方法により、インク小滴を形成し、インク小滴の一部又は全部を紙等の記録媒体に付着させて記録を行うものである。
【0003】
インクジェット記録方法は、現像・定着等のプロセスがなく、カラー化が容易であることから、近年、飛躍的に普及している。最近では、インクジェットプリンタによる印刷の高精細化、高速化が急速に進み、更には、普通紙に印字可能なカラープリンタ等が主流となってきている。
【0004】
このような状況下で、インクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録用インクには高い性能が求められており、具体的には、例えば、インクジェットプリンタのヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起こさずに安定した噴射が可能であること、鮮明な色調で充分に高い濃度の記録画像を与えること等の性能が要求される。
【0005】
一般にインクジェット記録方法に用いられる水溶性インクは、染料インクと顔料インクに大別される。染料インクはインクジェット記録方法が考案された当初から使用されてきたインクで、色数の豊富さ、色相の鮮明さに優れている反面、染料自体が水溶性であるために耐水性及び耐光性に劣る欠点がある。一方、顔料インクは耐水性及び耐光性は良好であるものの、分散機器によって顔料粒子を水中に細かく分散する必要があるため工程が煩雑となる、経時的に水中に分散した顔料粒子が凝集・沈殿する、色相の鮮やかさに劣る等の欠点がある。
【0006】
これらの染料インク及び顔料インクの欠点を解消する方法としては、特開平2001−200183号公報及び特公平6−70189号公報等に、乳化重合等により作製した樹脂粒子を染料にて着色させ、得られた着色樹脂粒子を着色材として用いる方法が提案されている。乳化重合とは、水に殆ど不溶の単量体を界面活性剤で小さな液滴として水中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行い樹脂粒子を得る方法であり、トナーを作製する方法として近年工業化されている。また、樹脂粒子を着色する方法としては、樹脂粒子作製後に染料にて着色する方法と、染料をあらかじめ乳化重合時の媒体に溶解させておいて樹脂粒子作製と同時に着色する方法とがある。いずれの方法でも、染料のような鮮明な色を有し、かつ、耐水性及び耐光性が良好な着色樹脂粒子を作製することができる。
【0007】
しかしながら、このような樹脂粒子又は着色樹脂粒子は、インク中で、未反応の単量体や重合開始剤等のために経時的に凝集を起こし、水分が蒸発した場合には、凝集が加速して著しい増粘を起こし固化することもある。したがって、着色樹脂粒子をインクジェト記録用インクに用いた場合に、例えば、このインクジェト記録用インクをノズルキャップ等による密閉がされていない状態で放置すると、ノズル表面に残るインクジェト記録用インクが揮発成分の蒸発に伴い著しく凝集又は固化し、従来公知のパージ装置では正常な状態に復帰させることがほとんどできないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ノズルキャップが装着されずに放置されたような場合であっても、容易に正常な噴射状態に回復することができる着色樹脂粒子を用いたインクジェット記録用水性インクを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、樹脂粒子を染料により着色した着色樹脂粒子、界面活性剤(A)、水及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用水性インクであって、前記樹脂粒子は、少なくともエチレン性不飽和単量体と界面活性剤(B)とを用いて前記エチレン性不飽和単量体を重合することにより作製されるものであり、前記界面活性剤(A)と前記界面活性剤(B)とが同一であるか、前記界面活性剤(B)がアルキル基を有するものであって前記界面活性剤(A)が該アルキル基の炭素数が異なる界面活性剤であるか、前記界面活性剤(B)が側鎖を有するものであって前記界面活性剤(A)が該側鎖の結合位置が異なる界面活性剤であるか、前記界面活性剤(B)がオキシアルキル鎖を有するものであって前記界面活性剤(A)が該オキシアルキル鎖の繰り返し数が異なる界面活性剤であるか、又は 、前記界面活性剤(B)が金属塩であって前記界面活性剤(A)が該金属塩に含有される金属を価数が同一の異なる金属に置き換えた金属塩である(ただし、前記界面活性剤(A)と前記界面活性剤(B)とがともにドデシル硫酸ナトリウム又はドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである場合を除く)インクジェット記録用水性インクである。
以下に本発明を詳述する。
【0010】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、樹脂粒子を染料により着色した着色樹脂粒子を含有する。上記樹脂粒子は、少なくともエチレン性不飽和単量体と界面活性剤(B)とを用いて上記エチレン性不飽和単量体を重合することにより作製されるものである。
【0011】
上記エチレン性不飽和単量体と上記界面活性剤(B)とを用いて上記エチレン性不飽和単量体を重合する方法としては特に限定されず、例えば、乳化重合法又は懸濁重合法により重合する方法等を挙げることができる。具体的には、例えば、上記界面活性剤(B)により上記エチレン性不飽和単量体を、重合開始剤を溶解させた媒体中に小液滴として分散させ、窒素気流中、50〜90℃で1〜15時間攪拌する方法等が挙げられる。
【0012】
上記エチレン性不飽和単量体としては炭素間二重結合を有するものであれば特に限定されず、例えば、カルボン酸類、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、エチレン又はその誘導体、ビニルエーテル類、ビニルエステル類等を挙げることができる。具体的には、例えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸プロピル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレン、クロルスチレン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチラネート、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン等を挙げることができる。なお、上記エチレン性不飽和単量体は、単独で用いられてもよく、また2種以上が併用されてもよい。
【0013】
上記エチレン性不飽和単量体には、必要に応じて、多官能性架僑性単量体が添加されてもよい。上記多官能性架僑性単量体としては特に限定されず、例えば、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ジアリルフタレート等を挙げることができる。
【0014】
上記重合における上記エチレン性不飽和単量体の仕込み量は、一般には重合反応系全体に対して50重量%以下である。50重量%を超えると、粘度が高くなるために作業性が悪くなり、重合反応系での熱の制御も困難となることがある。30重量%以下であることが好ましい。
【0015】
上記界面活性剤(B)としては特に限定されず、一般的な界面活性剤を使用することができ、具体的には、例えば、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルナフタレンスルホン酸塩;アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム等のアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩;ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル;テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート等のソルビタン脂肪酸エステル;グリセロールモノステアレート、グリセロールモノオレエート等のグリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレート等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤等を挙げることができる。これらの界面活性剤は、単独で用いられてもよく、また2種以上が併用されてもよい。
【0016】
上記重合における上記界面活性剤(B)の仕込み量は、重合反応系全体に対して0.05〜2重量%であることが好ましい。0.05重量%未満であると、上記エチレン性不飽和単量体の分散が安定せず、上記樹脂粒子の粒子径が不均一で大きくなることがある。2重量%を超えると、上記エチレン性不飽和単量体の分散が非常に不安定となり、上記樹脂粒子の粒子径が不均一になったり、上記樹脂粒子の作製が困難となったりする。
【0017】
上記溶媒としては特に限定されず、例えば、水、水溶性有機溶媒等を挙げることができる。上記水としては、インクジェット記録用インクに一般的に用いられている、カチオン性イオンやアニオン性イオンの含有量の少ない純水や蒸留水等が好ましい。上記水溶性有機溶媒としては特に限定されないが、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類;モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、グリセリン、ポリエチレングリコール等のグリコール類又はこれらの混合物等が好適に用いられる。
【0018】
上記エチレン性不飽和単量体を重合させるためには、一般に重合開始剤が使用される。上記重合開始剤としては特に限定されず、通常のラジカル重合開始剤を使用することができ、具体的には、例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド等を挙げることができる。上記重合における上記重合開始剤の仕込み量は、重合反応系に応じて適宜選択されるが、重合反応系全体に対して0.01〜5重量%であることが好ましい。
【0019】
上記重合反応系には、必要に応じて、分子量調節剤、重合禁止剤等を添加してもよい。上記分子量調節剤としては特に限定されず、例えば、メルカプタン類、キサントゲンジスルフィド類、ハロゲン化炭化水素類等を挙げることができる。上記重合禁止剤としては特に限定されず、例えば、亜硝酸ナトリウム、硫酸ヒドロキシルアミン等を挙げることができ、重合後に残留している重合開始剤の影響を排除するために使用する。
【0020】
上記樹脂粒子の平均粒子径は0.3μm以下であることが好ましい。0.3μmを超えると、インクジェット記録用水性インクにした際に沈殿しやすく経時安定性に劣るものとなる。より好ましくは0.15μm以下である。なお、上記樹脂粒子の平均粒子径は、上記重合反応系の反応条件により制御することができる。
【0021】
上記着色樹脂粒子は、上記樹脂粒子を染料により着色することで得られる。上記着色樹脂粒子を得る方法としては特に限定されず、上記樹脂粒子を作製した後に染料にて着色する方法と、水溶性染料をあらかじめ上記重合反応系に溶解させておいて上記樹脂粒子の作製と同時に着色する方法とがある。上記樹脂粒子を作製した後に染料にて着色する方法としては、上記樹脂粒子の平均粒子径が0.3μm程度である場合には、樹脂粒子を作製した溶液から濾別・洗浄した樹脂粒子と染料の水溶液とを混合して、60〜90℃にて3時間攪拌する方法が好ましく、この時、着色濃度を向上させるため、水溶性溶媒等を添加してもよい。また、上記樹脂粒子の平均粒子径が0.3μmよりも小さい場合は、濾別が難しいため、樹脂粒子を作製した溶液に水溶性染料を加え、加熱攪拌して着色する方法が好ましい。
【0022】
上記染料としては特に限定されず、例えば、アゾ、オキサジン、フタロシアニン系等の直接染料;スルホン基やカルボキシル基を有するアゾ、アントラキノン、トリフェニルメタン、ニトロ、ニトロソ、キサンテン系等の酸性染料;アミノ基又はその誘導基を有するトリフェニルメタン、ジフェニルメタン、キサンテン、アジン、チアジン、オキサジン系等の塩基性染料を挙げることができる。なお、上記染料は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0023】
上記直接染料としては特に限定されず、例えば、C.Iダイレクトイエロー28、39、50、87、142;C.Iダイレクトオレンジ6、26、34、39、107;C.Iダイレクトレッド4、9、23、81、83;C.Iダイレクトバイオレット9、47、51、66、93;C.Iダイレクトブルー15、22、71、78、189等を挙げることができる。
【0024】
上記酸性染料としては特に限定されず、例えば、C.Iアシッドイエロー7、19、25、42、110;C.Iアシッドオレンジ7、10、67、80、95;C.Iアシッドレッド6、18、52、88、111;C.Iアシッドブラウン2、4、13、289、298;C.Iアシッドブラック1、3、17、107、188等を挙げることができる。
【0025】
上記塩基性染料としては特に限定されず、例えば、C.Iベーシックイエロー4、15、32、51、70;C.Iベーシックレッド 14、18、29、36、51;C.Iベーシックブルー3、54、67、77、117;C.Iベーシックバイオレット7、11、16、35、39等を挙げることができる。
【0026】
上記着色樹脂粒子の配合量は、本発明のインクジェット記録用水性インクの全量に対して1〜30重量%であることが好ましい。1重量%未満であると、画像を記録した場合に画像濃度が非常に薄くなることがある。30重量%を超えると、インク流路内で樹脂粒子が詰まったり安定噴射ができなかったりすることがある。より好ましくは、5〜20重量%である。
【0027】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、界面活性剤(A)、すなわち、上記界面活性剤(B)と同一及び/又は類似のものを含有する。好ましくは、上記界面活性剤(B)を含有する。
【0028】
なお、上記類似のものとは、上記界面活性剤(B)と類似の構造を有し、着色樹脂粒子に対して上記界面活性剤(B)と同様の作用をする物質を意味し、例えば、(1)上記界面活性剤(B)がアルキル基を有する場合には、上記アルキル基の炭素数が異なる界面活性剤等、(2)上記界面活性剤(B)が側鎖を有する場合には、上記側鎖の結合位置が異なる界面活性剤等、(3)上記界面活性剤(B)がオキシアルキル鎖を有する場合には、その繰り返し数が異なる界面活性剤等、(4)上記界面活性剤(B)が金属塩の場合には、上記金属塩に含有される金属を価数が同一の異なる金属に置き換えた金属塩等を挙げることができる。
【0029】
具体的には、上記界面活性剤(B)として、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを用いた場合には、上記類似のものとしては、例えば、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエチレンラウリルエーテル等を挙げることができる。上記界面活性剤(B)として、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いた場合には、上記類似のものとしては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム等を挙げることができる。上記界面活性剤(B)として、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテルを用いた場合には、上記類似のものとしては、例えば、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等を挙げることができる。これらの類似のものは、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。また、本発明のインクジェット記録用水性インクに添加される上記界面活性剤(A)としては、上記界面活性剤(B)と、上記界面活性剤(B)と類似のものとが併用されてもよい。
【0030】
上記界面活性剤(A)の配合量は、本発明のインクジェット記録用水性インクの全量に対して0.02〜5重量%であることが好ましい。5重量%を超えると、凝集は防止できるもののインクの安定噴射に悪影響が発生することがある。より好ましくは0.1〜1.0重量%である。0.1重量%未満であると、インクにて揮発成分を蒸発させた後の著しい凝集を防止できないことがある。なお、上記界面活性剤(A)を添加する代りに、上記界面活性剤(B)を上記樹脂粒子の重合の際にあらかじめ過剰に添加しておくと、上記エチレン性不飽和単量体の分散が安定せず、所望の粒子径の粒子が得られなかったり、全く粒子状にならなかったりする等の不具合を発生させる。したがって、あらかじめ上記樹脂粒子を重合したうえで、本発明のインクジェット記録用水性インクを調製する際に、改めて上記界面活性剤(A)を水及び水溶性有機溶媒に添加する必要がある。
【0031】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、少なくとも、水を含有する。本発明のインクジェット記録用水性インクに用いられる水としては、インクジェット記録用インクに一般的に用いられている、カチオン性イオンやアニオン性イオンの含有量の少ない純水や蒸留水等の純度の高い水が好ましい。本発明のインクジェット記録用水性インクに用いられる水の配合量は、本発明のインクジェット記録用水性インクの全量に対して50〜75重量%であることが好ましい。50重量%未満であると、必然的に湿潤剤又は浸透剤等の割合を増加させる必要があるため、紙に印字したときにインクがにじんだり、粘度が高くなるためにノズルにインクを導入しにくかったりすることがある。75重量%を超えると、揮発成分が蒸発した後の粘度が高くなりすぎてノズル回復性が失われることがある。
【0032】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、少なくとも、水溶性有機溶媒を含有する。本発明のインクジェット記録用水性インクに用いられる水溶性有機溶媒としては特に限定されず、一般に湿潤剤又は浸透剤と呼ばれるものを挙げることができる。具体的には、例えば、ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリコール類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル等のアルキレングリコールエーテル類;グリセリン;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等のピロリドン類等を挙げることができる。これらの水溶性有機溶媒は、単独で用いられてもよく、また2種以上が併用されてもよい。
【0033】
本発明のインクジェット記録用水性インクに用いられる水溶性有機溶媒の配合量は、本発明のインクジェット記録用水性インクの全量に対して10〜45重量%であることが好ましい。10重量%未満であると、湿潤作用が不充分となり析出、乾固等の問題を生じることがある。45重量%を超えると、インクが必要以上に増粘したり、噴射不能となったり、記録紙上での乾燥が極端に遅くなったりする。より好ましくは15〜40重量%である。
【0034】
本発明のインクジェット記録用水性インクには、更に、必要に応じて、吐出安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ材料との適合性、保存安定性及び画像保存性等の諸性能を向上させるために、pH調節剤、金属封鎖剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防錆剤及び防腐剤等を添加してもよい。
【0035】
本発明のインクジェット記録用水性インクを、熱エネルギーの作用によってインクを噴射させるインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されることもある。
【0036】
本発明のインクジェット記録用水性インクは、着色樹脂粒子の重合の際に用いた界面活性剤(B)と同一及び/又は類似のものを含有することにより、着色樹脂粒子を含有していても凝集を生じにくく、揮発成分が蒸発した後の上記着色樹脂粒子の著しい凝集を防止できる。この理由は定かではないが、上記着色樹脂粒子中に含まれる上記界面活性剤(B)と同一及び/又は類似のものが緩衝作用を示すためと考えられる。これにより、本発明のインクジェット記録用水性インクは、インクジェットプリンタのノズルの目詰まりを防止でき、ノズルキャップが装着されずに放置されたような場合であっても、容易に正常な噴射状態に回復することができる。
【0037】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0038】
(実施例1)
還流環付反応容器に、ブタジエン24重量部、スチレン14重量部、メタクリル酸1重量部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(三洋化成工業社製、商品名:ノニポール60)0.8重量部、過酸化ベンゾイル0.2重量部、及び、イオン交換水60重量部を仕込み、攪拌しながら窒素気流下にて昇温し80℃で8時間反応させ、平均粒子径0.12μmの樹脂粒子の分散液を得た。
【0039】
得られた樹脂粒子の分散液に、C.Iアシッドイエロー19を2重量部加え、70℃で5時間染着を行い、着色樹脂粒子A分散液を得た。得られた着色樹脂粒子A分散液50重量部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(三洋化成工業社製、商品名:ノニポール60)0.6重量部、トリエチレングリコールモノブチルエーテル6重量部、グリセリン20重量部、及び、蒸留水23.4重量部を混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルターで濾過を行い、イエローインクを調製した。
【0040】
(実施例2)
C.Iアシッドイエロー19の代りに、C.Iアシッドレッド52を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマゼンタインクを調製した。
【0041】
(実施例3)
C.Iアシッドイエロー19、2重量部の代りに、C.Iベーシックブルー54、3.5重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にしてシアンインクを調製した。
【0042】
(実施例4)
還流環付反応容器に、ブタジエン24重量部、スチレン14重量部、メタクリル酸1重量部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(三洋化成工業社製、商品名:ノニポール60)0.6重量部、過酸化ベンゾイル0.2重量部、C.Iベーシックイエロー51を2重量部、及び、イオン交換水57重量部を仕込み、攪拌しながら窒素気流下にて昇温し75℃で10時間反応させ、平均粒子径0.15μmの着色樹脂粒子B分散液を得た。
【0043】
得られた着色樹脂粒子B分散液50重量部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(三洋化成工業社製、商品名:ノニポール60)0.6重量部、トリエチレングリコールモノブチルエーテル6重量部、グリセリン20重量部、及び、蒸留水23.4重量部を混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルターで濾過を行い、イエローインクを調製した。
【0044】
(実施例5)
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの代りに、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(三洋化成工業社製、商品名:オクタポール60)を着色樹脂粒子B分散液に添加したこと以外は実施例4と同様にしてイエローインクを調製した。
【0045】
(実施例6)
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの代りに、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル(三洋化成工業社製、商品名:ドデカポール90)を着色樹脂粒子B分散液に添加したこと以外は実施例4と同様にしてイエローインクを調製した。
【0046】
(実施例7)
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの代りに、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王社製、商品名:エマルゲン106)を着色樹脂粒子B分散液に添加したこと以外は実施例4と同様にしてイエローインクを調製した。
【0047】
参考例1
還流環付反応容器に、ブタジエン24重量部、スチレン14重量部、メタクリル酸1重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.6重量部、過酸化ベンゾイル0.2重量部、C.Iベーシイックイエロー51を2重量部、及び、イオン交換水57重量部を仕込み、攪拌しながら窒素気流下にて昇温し75℃で10時間反応させ、平均粒子径0.15μmの着色樹脂粒子C分散液を得た。
【0048】
得られた着色樹脂粒子C分散液50重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5重量部、トリエチレングリコールモノブチルエーテル6重量部、グリセリン20重量部、及び、蒸留水23.5重量部を混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルターで濾過を行い、イエローインクを調製した。
【0049】
(比較例1)
実施例1で作製した着色樹脂粒子A分散液50重量部、トリエチレングリコールモノブチルエーテル6重量部、グリセリン20重量部、及び、蒸留水24.0重量部を混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルターで濾過を行い、イエローインクを調製した。
【0050】
(比較例2)
着色樹脂粒子A分散液の代りに、着色樹脂粒子B分散液を用いたこと以外は比較例1と同様にしてイエローインクを調製した。
【0051】
(比較例3)
着色樹脂粒子A分散液の代りに、着色樹脂粒子C分散液を用いたこと以外は比較例1と同様にしてイエローインクを調製した。
【0052】
(比較例4)
実施例1で作製した着色樹脂粒子A分散液50重量部、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩(花王社製、商品名:デモールN)0.6重量部、トリエチレングリコールモノブチルエーテル6重量部、グリセリン20重量部、及び、蒸留水23.4重量部を混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフィルターで濾過を行い、イエローインクを調製した。
【0053】
(比較例5)
β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩の代りに、アクリルポリマー(ビックケミー社製、商品名:Disperbyk380)を用いたこと以外は比較例4と同様にしてイエローインクを調製した。
【0054】
(評価)
実施例1、2、3、4、5、6、7、参考例1及び比較例1、2、3、4、5で作製したインクジェット記録用水性インクについて、揮発成分蒸発後の粘度及びノズル回復性について評価した。結果を表1に示した。
【0055】
(1)揮発成分蒸発後の粘度
ガラス瓶にインクジェット記録用水性インク50gを計り取り、フタをせずに温度60℃湿度40%の恒温恒湿槽中に3日間放置した。放置後のインク残留液を湿度40%のまま25℃まで冷却し、25℃でのインク残留液の粘度を測定した。インクジェット記録用水性インク中の揮発成分の蒸発に伴い著しい凝集が発生すると、粘度が上昇することから、粘度の測定により、インクジェット記録用水性インクの凝集具合を評価することができる。
【0056】
(2)ノズル回復性
記録ヘッド内のインクにピエゾ素子の振動による圧力を与えて液滴を発生させ、記録を行うオンデマンドタイプのマルチヘッド(吐出オリフィス径40μm、駆動電圧30V、周波数10kHz、64チャンネル)を有するインクジェット記録装置により、記録を行い、その後40℃中に14日間ノズルキャップをつけない状態で放置した。放置後のパージでの回復性を以下の基準で評価した。
〇:1回目のパージにて不吐出が回復した。
△:2回目又は3回目のパージにて不吐出が回復した。
×:3回目のパージでも不吐出が回復しなかった。
なお、パージは、ノズルをキャップで覆った状態で−50kPaの負圧を発生しているポンプに0.25秒間接続してノズルからインクの吸引を行い、その後負圧の供給を停止し4秒間キャップで覆った状態を保つ動作を1回とし、この動作を所定回数繰り返した。
【0057】
【表1】
Figure 0003969122
【0058】
【発明の効果】
本発明は、上述の構成よりなるので、ノズルキャップが装着されずに放置されたような場合であっても、容易に正常な噴射状態に回復することができる着色樹脂粒子を用いたインクジェット記録用水性インクを提供することができる。

Claims (6)

  1. 樹脂粒子を染料により着色した着色樹脂粒子、界面活性剤(A)、水及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用水性インクであって、
    前記樹脂粒子は、少なくともエチレン性不飽和単量体と界面活性剤(B)とを用いて前記エチレン性不飽和単量体を重合することにより作製されるものであり、
    前記界面活性剤(A)と前記界面活性剤(B)とが同一であるか、前記界面活性剤(B)がアルキル基を有するものであって前記界面活性剤(A)が該アルキル基の炭素数が異なる界面活性剤であるか、前記界面活性剤(B)が側鎖を有するものであって前記界面活性剤(A)が該側鎖の結合位置が異なる界面活性剤であるか、前記界面活性剤(B)がオキシアルキル鎖を有するものであって前記界面活性剤(A)が該オキシアルキル鎖の繰り返し数が異なる界面活性剤であるか、又は、前記界面活性剤(B)が金属塩であって前記界面活性剤(A)が該金属塩に含有される金属を価数が同一の異なる金属に置き換えた金属塩である(ただし、前記界面活性剤(A)と前記界面活性剤(B)とがともにドデシル硫酸ナトリウム又はドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムである場合を除く)
    ことを特徴とするインクジェット記録用水性インク。
  2. 前記樹脂粒子の平均粒子径が、0.3μm以下であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
  3. 前記着色樹脂粒子の配合量が、前記インクジェット記録用水性インクの全量に対して1〜30重量%であることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録用水性インク。
  4. 前記界面活性剤(A)の配合量が、前記インクジェット記録用水性インクの全量に対して0.02〜5重量%であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録用水性インク。
  5. 前記界面活性剤(B)がポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルでありかつ前記界面活性剤(A)がポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル又はポリオキシエチレンラウリルエーテルであるか、前記界面活性剤(B)がドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムでありかつ前記界面活性剤(A)がドデシルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム又はラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウムであるか、又は、前記界面活性剤(B)がポリオキシエチレンラウリルエーテルでありかつ前記界面活性剤(A)がポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル又はポリオキシエチレンオレイルエーテルであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のインクジェット記録用水性インク。
  6. 前記ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルが、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル又はポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテルであることを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録用水性インク。
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