JP3961191B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種入賞口に入球した遊技球の通過を検出する検出手段を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にパチンコ遊技機では、機内に着脱交換可能にセットされる遊技盤の遊技領域内に、各種の形状・サイズ・形態の複数個の入賞器具が配設されており、これらの入賞器具における各入賞口に入った遊技球の1個ずつに対して、所定数の賞球を遊技者が獲得できるように設定されている。そして、パチンコ遊技機の主制御基板は、遊技球の入賞を各入賞口に設けられた検出装置を通過する際のオンーオフ状態の変動として検出している。
【0003】
ここで、従来における前記入賞の判断の1つとしては、検出装置からのオン状態が主制御基板におけるCPUの割り込みの2回分続き、その直後にオフ状態がCPUの割り込みの2回分続いた際に、遊技球の通過と見なし、所定数の賞球を払い出すようにしていた(第1の従来構成)。
【0004】
また、他の入賞の判断としては、特開平10−127887号公報に示すように、検出装置からのオン状態がCPUの割り込みの複数回続いた直後に、オフ状態が検出され、且つ前記オン状態の割り込みの回数が所定回数以下の場合に遊技球の通過と見なし、所定数の賞球を払い出すようにしていた(第2の従来構成)。あるいは、特開平7−80135号公報に示すように、検出装置からのオン状態がCPUの割り込みの3回若しくは2回続いた際に、遊技球の通過と見なし、所定数の賞球を払い出すようにしていた(第3の従来構成)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記第1の従来構成においては、オン状態が割り込みの2回分続いた直後にオフ状態が2回分続く場合でしか、入賞したという判断を行わない。また、検出装置に機械式スイッチを用いた場合には、同スイッチ(検出装置)がオン状態からオフ状態に切り換わるときに遊技球との接点が振動して通過球に触れたり離れたりする所謂チャタリングの影響を受けることがある。そのため、例えば、オン状態が割り込みの2回分続いた後にチャタリングにより各1回ずつのオフ状態とオン状態が検出され、その後オフ状態が複数回続いた際は、遊技球は検出装置を通過したにも関わらず入賞とは見なされず、遊技者側に不利益を与えてしまうという問題があった。
【0006】
又、例えば、高圧パルス発生器を用いてパチンコ遊技機の金属部分に放電させノイズを発生させる不正行為などにより、オン状態が割り込みの複数回分続いた後に割り込み1回分のオフ状態があり、その後、再びオン状態が割り込み複数回分続くことがある。このような場合、第2及び第3の従来構成においては、オン状態が割り込みの複数回分続いた直後にオフ状態を検出したこと、若しくはオン状態が割り込みの複数回分続いたことのみで入賞と判断されるため、1個の遊技球しか検出装置を通過していないにも関わらず、2回の入賞ありと判断され、遊技店側に不利益を与えてしまうという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、遊技球の入賞口通過に対して、正確に遊技球の入賞の判断をすることができるパチンコ遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技盤に図柄を表示する図柄表示装置と入賞口を配置し、前記入賞口へ遊技球が入賞したことにより、前記図柄表示装置で前記図柄を変動させる又は賞球としての遊技球を払い出す遊技機において、前記入賞口へ入球した遊技球をオンの状態で検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段が前記遊技球をオンの状態で検出する検出範囲を前記遊技球が通過するまでに要する経過時間よりも短く設定した割り込み時間毎に、前記第1の検出手段におけるオン又はオフの状態を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の検出結果に基づき、前記遊技球が前記入賞口へ入賞したか否かを判断する制御手段を備え、前記制御手段は、前記第2の検出手段が前記第1の検出手段のオフの状態を2回連続して検出した直後に、2回連続して前記第1の検出手段のオンの状態を検出した場合、前記遊技球が前記入賞口へ入賞したと判断することを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパチンコ遊技機において、前記制御手段は、前記第2の検出手段が前記第1の検出手段のオフ状態を2回連続して検出した直後に2回連続して前記第1の検出手段のオン状態を検出した後、所定時間が経過するまでに、2回連続して前記第1の検出手段のオフ状態を検出しなければ、エラーと判断することを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のパチンコ遊技機において、前記制御手段がエラーと判断した場合にエラー状態を報知する報知動作を行う報知手段を更に備えたことを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
最初に、本実施形態におけるパチンコ遊技機(以下、「遊技機」という。)の基本的構成と同遊技機の各種制御を行う各種制御基板について詳細に説明する。
【0012】
図1には遊技機の機裏側が概略的に示されており、同図において、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の前枠12が開閉及び着脱可能に組み付けられている。又、前記前枠12の前面側には、図2に示すような遊技盤18を透視保護するための窓枠13と上球皿14が開閉可能に組み付け整合されると共に、前記前枠12の下部には、下球皿15及び打球発射装置16などが装着されている。
【0013】
前記前枠12の裏側には、各種の球経路及び各種制御基板などを備えた機構セット盤17が着脱可能にセットされており、同機構セット盤17の略中央部には遊技盤18が設けられている。遊技盤18の裏面には同遊技盤18の表面に設けられた特別図柄表示装置19の図柄内容の制御を行う特別図柄制御基板20が配設されている。なお、前記遊技盤18の側方(図1では右側方)には、球タンク21から整流樋22を介して貯留球が流下供給される供給経路部(図示しない)が設けられている。そして、同供給経路部(図示しない)の下流端には球払い出し装置24が着脱可能にビス等で取着セットされている。
【0014】
また、前記遊技盤18の下方、即ち、前記機構セット盤17の下部外側には、遊技機の遊技内容を統括して制御する主制御基板25が配置されている。そして、前記主制御基板25の前面側には、貯留球排出処理(賞球払い出しと貸し球払い出し)を制御する払い出し制御基板26が配設されている。さらに、前記主制御基板25の側方には、遊技機に装着された各種スピーカ31(図7参照)から発せられる効果音を制御する音声制御基板32が配設されている。そして、払い出し制御基板26の下方位置には前記打球発射装置16の作動状態を制御する発射制御基板27が配設されている。
【0015】
また、前記遊技盤18の上方には遊技場の電源(24V)が供給されると共に、賞球情報及び球貸し情報信号を図示しないホールコンピュータなどへ出力する外部接続端子板28が配置されている。尚、図1には示さないが、機構セット盤17には主制御基板25と後述する各スイッチSW1〜SW8とを電気的に中継接続する第1中継基板29、主制御基板25と後述する普通図柄表示基板39等とを電気的に中継接続する第2中継基板30、機表側に設けられた各種装飾用のランプ33,34,44を制御する第1〜第3ランプ基板35〜37、遊技盤18の表面に設けられた普通図柄表示装置38、始動保留球数表示器40及び普通図柄保留球数表示器41の制御を行う普通図柄表示基板39、始動保留球数表示基板42、及び普通図柄保留球数表示基板43等が設けられている(図7参照)。
【0016】
次に、前記遊技盤18の遊技領域について説明する。
図3に示すように、遊技盤18における前面略中央には複数の図柄を表示可能な特別図柄表示装置19が配置されている。前記特別図柄表示装置19の下方には、普通電動役物45が一体的に構成された始動入賞口46が配設されている。図5に示すように、前記普通電動役物45は一対の羽根部47、同羽根部47に開閉動作を行わせる第1作動機構48、及び第1ソレノイドSOL1等を備えている。この第1ソレノイドSOL1が励磁されることにより、第1作動機構48を介して両羽根部47が開放動作を行うようになっている。
【0017】
また、図4及び図5(b)に示すように、前記始動入賞口46に対応する位置、即ち始動入賞口46の奥方には入賞した遊技球を検出する始動口スイッチSW1が配設されている。そして、前記始動入賞口46に遊技球が入賞することにより、前記特別図柄表示装置19の図柄が変動するようになっている。図3に示すように、前記始動入賞口46の下方には普通図柄作動ゲート49が配置されており、同普通図柄作動ゲート49には、入賞した遊技球を検出する普通図柄変動スイッチSW2(図4に点線で示す。)が配置されている。尚、前記普通図柄作動ゲート49も入賞口に相当する。
【0018】
特別図柄表示装置19の上方には、前記始動入賞口46に入賞した遊技球のうち、始動保留球として記憶した始動保留球数の記憶値を表示するための始動保留球数表示器40が配置されている。又、同始動保留球数表示器40の上方には普通図柄の変動を表示可能な普通図柄表示装置38、及び前記普通図柄作動ゲート49に入賞した遊技球のうち、普通図柄保留球として記憶した普通図柄保留球数の記憶値を表示するための普通図柄保留球数表示器41が設けられている。そして、前記普通図柄表示装置38の図柄の当たりに応じて前記普通電動役物45の両羽根部47は開放動作を行うようになっている。
【0019】
前記始動保留球数表示器40は特別図柄表示装置19の図柄の変動中に、始動入賞口46に1個の遊技球が入賞すると1個のLED40aが点灯し、その後、前記特別図柄表示装置19が始動(回転)すると1個のLED40aが消灯するようになっている。又、前記普通図柄保留球数表示器41は普通図柄表示装置38の図柄の変動中に普通図柄作動ゲート49に1個の遊技球が入賞すると1個のLED41aが点灯し、その後、普通図柄表示装置38が始動すると1個のLED41aが消灯するようになっている。
【0020】
前記普通図柄作動ゲート49の下方には、大入賞口50が配設されている。図6に示すように、大入賞口50は開閉可能な大入賞扉51、及び同大入賞扉51の開閉を行う第2ソレノイドSOL2及び第2作動機構52を備えている。そして、前記特別図柄表示装置19の図柄が一致した場合に、第2ソレノイドSOL2が励磁され、第2作動機構52を介して大入賞扉51の開放動作が行われるようになっている。図4及び図6(a)に示すように、大入賞口50に対応した位置、即ち、同大入賞口50の機裏側の奥部には特定入賞(所謂V入賞)スイッチSW3及び入賞球検出用(カウント用)スイッチSW4が並設されている。
【0021】
なお、前記特別図柄表示装置19の図柄が一致した際には、大入賞扉51は、例えば30秒経過するまで、あるいは10個の遊技球が大入賞口50に入るまで開放するようになっており、最大16回までこれらの動作を繰り返すようになっている。
【0022】
また、大入賞口50には第2ソレノイドSOL2の他に、第3ソレノイドSOL3が備えられており、同第3ソレノイドSOL3は第3作動機構53を介して、大入賞口50内に設けられたシャッタ54の開閉動作を行うようになっている。そして、通常は前記シャッタ54は、入賞球検出用スイッチSW4へ遊技球が通過しないように同遊技球の通出経路を塞いでおり、大入賞口50に入球した遊技球は特定入賞スイッチSW3へ導かれるようになっている。そして、前記特定入賞スイッチSW3が遊技球の入賞を検出すると、前記第3ソレノイドSOL3が励磁され、第3作動機構53を介して前記シャッタ54の開放動作が行われ、大入賞口50に入球した遊技球は入賞球検出用スイッチSW4に導かれるようになっている。
【0023】
前記大入賞口50及び特別図柄表示装置19の両側方には遊技球の入賞により所定数(例えば、1個の入賞に対して12個)の賞球を払い出す第1〜第4入賞口55〜58が配置されている。そして、図4に示すように、前記第1〜第4入賞口55〜58に対応した位置には第1〜第4払い出しスイッチSW5〜SW8が配置されている。尚、33,34及び44は遊技状態に応じて作動する装飾用の第1〜第3ランプである(図2及び図3参照)。また、本実施形態では、前記各スイッチSW1〜SW8が第1の検出手段に相当する。
【0024】
次に、本実施形態における遊技機の電気的構成について図7を用いて説明する。
主制御基板25には、制御手段、第2の検出手段及び判定手段としてのCPU61が設けられている。そして、同CPU61には遊技機の遊技に必要な全ての制御情報を格納したROM62が接続されていると共に、CPU61の割り込みに関する情報等が一時的に記憶されるRAM63が接続されている。また、CPU61には、同CPU61に対しての入出力を司る入出力ポート64が接続されている。
【0025】
主制御基板25には、外部接続端子板28、特別図柄制御基板20、音声制御基板32、始動口スイッチSW1、第1中継基板29、第2中継基板30、及び払い出し制御基板26が接続されている。前記外部接続端子板28には発射制御基板27、払い出し制御基板26及び第2ランプ基板36等が接続されており、前記外部接続端子板28に供給された電源が前記各基板25〜27,36へ分配供給されることで遊技機の各種制御が行われるようになっている。
【0026】
前記第1中継基板29には、普通図柄変動スイッチSW2、特定入賞スイッチSW3、入賞球検出用スイッチSW4、第1〜第4払い出しスイッチSW5〜SW8、及び第1〜第3ソレノイドSOL1〜SOL3が接続されている。そして、前記各スイッチSW2〜SW8から検出される情報が前記第1中継基板29を介して主制御基板25に入力される一方で、前記主制御基板25からの制御情報が第1中継基板29を介して各種ソレノイドSOL1〜SOL3に出力されるようになっている。
【0027】
また、第2中継基板30には、普通図柄表示基板39、始動保留球数表示基板42、普通図柄保留球数表示基板43、及び第1〜第3ランプ基板35〜37が接続されており、主制御基板25からの制御情報が第2中継基板30を介して各基板35〜37,39,42,43に出力されるとともに、第2中継基板30及び第3ランプ基板37の間から接続された外部接続端子板28に出力されるようになっている。又、前記第2ランプ基板36には払い出し制御基板26が接続されており、払い出し制御基板26から第2ランプ基板36に制御信号が出力されるようになっている。
【0028】
尚、前記始動口スイッチSW1は他のスイッチSW2〜SW8と異なり、遊技球の検出情報を第1中継基板29を介さずに直接主制御基板25に入力すると共に、特別図柄制御基板20及び音声制御基板32は主制御基板25から直接制御情報が出力され、その制御情報を特別図柄表示装置19及びスピーカ31に出力するようになっている。
【0029】
次に遊技球の入賞を検出する各スイッチSW1〜SW8について詳しく説明する。尚、以下の説明では、始動口スイッチSW1を例に挙げて説明するが、他のスイッチSW2〜SW8に関しても構成は同一のものであり、その重複説明は省略する。又、図6に示す大入賞口50の特定入賞スイッチSW3及び入賞球検出用スイッチSW4に関しては同一符号を使用する。
【0030】
図5(b)に示すように、前記始動口スイッチSW1は機械式スイッチとされており、同スイッチSW1には遊技球が通過するための球通過孔71が形成されている。同球通過孔71は始動入賞口46に入球する遊技球の排出のための経路である通出経路上に配置されている。前記始動口スイッチSW1には前記球通過孔71の内側面より突出した突起72が設けられており、同突起72はバネ73を介して、遊技球の通過に関する情報を主制御基板25側へ出力する検出確認部74に接続されている。前記突起72はバネ73にて前記球通過孔71の軸線と直交する方向に往復移動可能な構成であり、突起72の先端部に遊技球が接触することにより、バネ73の弾性力にて突起72は出没動作を行うようになっている。そして、前記突起72の出没動作により、検出確認部74は遊技球の通過をオンーオフ状態の変化として検出し、主制御基板25へ出力するようになっている。
【0031】
次に、上記のように構成された遊技機において、前記主制御基板25が遊技球の入賞の制御を行う制御態様について図8に示すフローチャート及び図9及び図10に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
【0032】
なお、以下の説明は始動口スイッチSW1を例に挙げて説明するが、普通図柄変動スイッチSW2、特定入賞スイッチSW3、入賞球検出用スイッチSW4、及び第1〜第4払い出しスイッチSW5〜SW8における入賞及びエラーの判断に関しても、始動口スイッチSW1と同様の制御態様をとるものとし、遊技球が入賞した場合の作用のみを後述する。
【0033】
主制御基板25のCPU61は常に割り込み処理により始動口スイッチSW1(検出確認部74)からの入力状態(オン又はオフ)を監視しており、本実施形態では割り込み時間として2mS毎に割り込みを行っている。そして、RAM63はCPU61が割り込みを行う毎に始動口スイッチSW1(検出確認部74)からの入力状態(オン又はオフ状態)を記憶している。
【0034】
まず、始動入賞口46に遊技球が入球していない状態について説明する。
割り込みが繰り返し行われる中で、図8に示すように、CPU61は今回の割り込みnにおいて始動口スイッチSW1(検出確認部74)からの入力がオン状態であるか否かを判定する(S101)。ここでは、遊技球が始動口スイッチSW1を通過しておらず、検出確認部74はオフ状態であるため(S101がNo)、ステップ102に進む。そして、ステップ102にて、RAM63に記憶されている1回前の割り込みn−1において、入力がオフ状態であったか否かを判定し、今回の割り込みnの結果とRAM63に記憶されている1回前の割り込みn−1の結果を書き換える。遊技球が入球しないオフ状態が続いており、割り込みの2回以上オフ状態であると判断されると(S102がYes、図9A部分参照)、この2回以上オフ状態ということをRAM63に記憶させ、CPU61は入力レベルフラグを0に設定する(S103)。その後、割り込みの回数を計数するタイマの値T(即ち、割り込み状態)を例えば20等に設定して(S104)、エラー解除を行う(S105)。そして、以降の割り込み毎に上述の処理を繰り返す。
【0035】
従って、始動口スイッチSW1(検出確認部74)からの入力がオフ状態が続く間はS101、S102、S103、S104、S105(パターン1)と進む処理が繰り返される。
【0036】
また、ノイズ等の影響により割り込み1回分だけ検出確認部74からの入力がオン状態であった場合(図9B部分参照)は、まず、一回目(今回)の割り込みnにおいて検出確認部74からの入力はオン状態となり(S101がYes)、ステップ106に進む。そして、RAM63に記憶されている1回前の割り込みn−1において、入力がオン状態であったか否かを判定し、今回の割り込みnの結果とRAM63に記憶されている1回前の割り込みn−1の結果とを書き換える(S106)。ノイズ等の影響により割り込み1回分のオン状態であるため、CPU61が1回前の割り込みn−1はオフ状態と判断すると(ステップ106がNo)、ステップ107に進み、入力レベルフラグが1であるか否かを判定する。遊技球が入球していない間、即ち、検出確認部74からの入力がオフ状態が続く間は入力レベルフラグはステップ103にて0に設定されるため(S107がNo)、ステップ104に進む。その後、タイマ値Tを20と設定し、エラー解除を行う(ステップ105)。
【0037】
従って、ノイズ等の影響により割り込み1回分だけ入力がオン状態であった場合の一回目の割り込み、即ち、入力レベルフラグが0であり、且つ検出確認部74からの入力がオフ状態からオン状態に変化したときは、S101、S106、S107、S104、S105(パターン2)と進む。
【0038】
その二回目の割り込みでは、まず、割り込み1回分だけ検出確認部74からの入力がオン状態であったため(S101がNo)、ステップ102へ進む。そして、1回前(一回目)の割り込みn−1において入力はオン状態であったため(S102がNo)、ステップ107に進み、入力レベルフラグが1であるか否かを判定する。今回(二回目)の割り込みnでも入力レベルフラグは0に設定されたままであるため(S107がNo)、タイマ値Tを20と設定し(S104)、エラー解除を行う(S105)。
【0039】
従って、ノイズ等の影響により割り込み1回分だけ入力がオン状態であった場合の二回目の割り込み、即ち、入力レベルフラグが0であり、且つ検出確認部74からの入力がオン状態からオフ状態に変化したときは、S101、S102、S107、S104、S105(パターン3)と進む。
【0040】
次に、始動入賞口46に遊技球が入球し、入賞と判断されるまでの過程を説明する。
遊技球が始動口スイッチSW1に入球したため(図9C部分参照)、一回目(今回)の割り込みnにおいて検出確認部74からの入力はオン状態となり、1回前の割り込みn−1では遊技球が入球する前であることからその入力はオフ状態となる。この結果、パターン2(S101、S106、S107、S104、S105)と同様の経路を通る。
【0041】
遊技球が始動口スイッチSW1に入球した際は、同始動口スイッチSW1の球通過孔71を通過するまでに通常は4mS以上の経過時間を要する。即ち、遊技球が打球発射装置16から発射されたとき、遊技盤18の上下方向の長さが例えば40cmであったとすると、その上端部から下端部まで釘に当たらずに直接落下する際の落下速度は2m/秒であることが知られている。
【0042】
この結果、割り込みが繰り返される中で、二回目(今回)の割り込みnにおいて検出確認部74からの入力はオン状態となり(S101がYes)、ステップ106に進む。ここで、1回前(一回目)の入力はオン状態であったため(S106がYes)、CPU61は2回以上オン状態ということをRAM63に記憶させ、入力レベルフラグを1に設定する(S108)。その後、ステップ109に進み、タイマ値Tが0であるか判定する。一回目の割り込みにおけるステップ104にてタイマ値Tは20と設定されているため(S109がNo)、ステップ110に進み、CPU61は20に設定されていたタイマ値Tをマイナス1する。
【0043】
従って、始動口スイッチSW1に遊技球が入球して二回目の割り込みでは、即ち、検出確認部74からのオン状態の入力が複数回続き、タイマ値Tが0ではない場合には、S101、S106、S108、S109、S110(パターン4)と進む。
【0044】
遊技球が始動口スイッチSW1に入球し、オン状態が割り込みの2回分続いた後は、遊技球は球通過孔71を通過している。この結果、割り込みが繰り返される中で、三回目(今回)の割り込みにおいて検出確認部74からの入力はオフ状態となり(S101がNo)、ステップ102に進む。そして、1回前(二回目)の入力はオン状態であったため(S102がNo)、ステップ107に進み、入力レベルフラグが1であるか否かを判定する。そして、オン状態が割り込みの2回分続き、二回目の割り込みのステップ108にて入力レベルフラグが1に設定されているため(S107がYes)、ステップ109に進む。その後、タイマ値Tが0ではないことを判断して(S109がNo)、タイマ値Tをマイナス1する(S110)。
【0045】
従って、始動口スイッチSW1に遊技球が入球して三回目の割り込みでは、即ち、入力レベルフラグが1であり、且つタイマ値Tが0ではない場合において、検出確認部74からの入力がオン状態からオフ状態に変化したときは、S101、S102、S107、S109、S110(パターン5)と進む。
【0046】
そして、四回目(今回)の割り込みnにおいても、検出確認部74からの入力がオフ状態となり(S101がNo)、また、1回前(三回目)の割り込みn−1における入力がオフ状態であるので(S102がYes)、ステップ103に進む。そして、CPU61は入力レベルフラグが1、さらに、オフ状態が割り込みの2回分連続で続いたことにより遊技球の入賞を判断する。その後、オフ状態が割り込みの2回以上続いたということをRAM63に記憶させ、入力レベルフラグを0に設定する(S103)。そして、タイマ値Tを再び20にセットし(S104)、エラーを解除する(S105)。
【0047】
従って、始動口スイッチSW1に遊技球が入球して四回目の割り込みではS101、S102、S103、S104、S105と進み、パターン1と同様の経路をたどる。
【0048】
一方、始動入賞口46への遊技球の入賞を判断したCPU61は、まず、払い出し制御基板26に制御信号を出力し、所定数(例えば、1個の入賞に対して5個)の賞球を払い出させると共に、特別図柄制御基板20に制御信号を出力し、特別図柄表示装置19の図柄を変動させる。また、前記特別図柄表示装置19の図柄が変動中であるならば、始動保留球数表示基板42に制御信号を出力し、始動保留球数表示器40のLED40aを1個点灯させる。
【0049】
ここで、割り込み2回分のオン状態が連続した直後、即ち、パターン2(S101、S106、S107、S104、S105)の次にパターン4(S101、S106、S108、S109、S110)が続いて入力レベルフラグが1に設定された直後に、チャタリング等の影響でオフ状態が連続して続かない場合について説明する。
【0050】
図9のD部分に示すように、割り込み2回分のオン状態が連続した後の三回目(今回)の割り込みにおいて、オフ状態が入力された際には、1回前(二回目)の入力がオン状態であるため、パターン5(S101、S102、S107、S109、S110)と同様の経路をたどる。そして、四回目の割り込みにおいて、再びオン状態が入力された場合は(S101がYes)、ステップ106に進む。1回前(三回目)の割り込みがオフ状態n−1であり(106がNo)、入力レベルフラグが1であるため(S107がYes)、ステップ109に進み、タイマ値Tが0であるか否かを判定する。その後、タイマ値Tが0ではないことを判断し(S109がNo)、タイマ値Tをマイナス1する。
【0051】
従って、入力レベルフラグが1であり、タイマ値Tが0ではない場合において、検出確認部74からの入力がオフ状態からオン状態に変化したときはS101、S106、S107、S109、S110(パターン6)と進む。そして、例えば、その後に、オフ状態が割り込みの二回分連続すれば、即ち、パターン5(S101、S102、S107、S109、S110)の次にパターン1(S101、S102、S103、S104、S105)が連続すれば、CPU61は遊技球の入賞を判断する(図9D部分参照)。
【0052】
この結果、タイマ値Tが0になっていなければ、オン状態が割り込みの二回分連続、即ち、パターン2(S101、S106、S107、S104、S105)及びパターン4(S101、S106、S108、S109、S110)が連続した後に、オフ状態とオン状態が繰り返し続いた際には、パターン5(S101、S102、S107、S109、S110)とパターン6(S101、S106、S107、S109、S110)を交互に繰り返し、その他に、複数回のオン状態が連続した際には(図9E部分参照)、パターン4(S101、S106、S108、S109、S110)が加えられ、割り込み処理は繰り返される。そして、オフ状態が割り込みの二回分連続、即ち、パターン5(S101、S102、S107、S109、S110)の次にパターン1(S101、S102、S103、S104、S105)が連続して始めて遊技球の入賞が判断される。
【0053】
次に、CPU61が始動口スイッチSW1からの入力状態においてエラーと判断する過程について説明する。
割り込み2回分のオン状態が連続し、入力レベルフラグが1に設定された後に、例えば、オン状態が連続して(図10F部分参照)、パターン4(S101、S106、S108、S109、S110)を繰り返したり、オフ状態とオン状態が交互に繰り返し続いて(図10G部分参照)、パターン5(S101、S102、S107、S109、S110)とパターン6(S101、S106、S107、S109、S110)を交互に繰り返したりしてタイマ値Tが0になった際には、CPU61はステップ109にてタイマ値Tが0であると判断し(S109がYes)、エラーを設定する(S111)。
【0054】
このとき、ステップ111にて設定されたエラーは解除されず、それ以降の割り込みで、オフ状態が割り込みの2回分連続したとき、即ち、S101、S102、S107、S109、S111と進んだ後にパターン1(S101、S102、S103、S104、S105)が続いたときに、ステップ105にてエラーは解除される。
【0055】
一方、エラーと判断したCPU61はエラー表示をさせるための指示信号を特別図柄制御基板20に出力し、特別図柄表示装置19にエラーを表示させ、遊技者及び遊技場のホールの係員に始動口スイッチSW1が誤作動を行ったことを知らせる。尚、本実施形態では、前記特別図柄表示装置19が報知手段を構成している。
【0056】
次に、普通図柄変動スイッチSW2、特定入賞スイッチSW3、入賞球検出用スイッチSW4、第1〜第4払い出しスイッチSW5〜SW8に遊技球が入賞した場合の作用を説明する。尚、各スイッチSW2〜SW8がエラーと判断した場合については、始動口スイッチSW1と同様の作用を行うため、その重複説明は省略する。
【0057】
まず、大入賞扉51が開放動作を行って、大入賞口50の特定入賞スイッチSW3に遊技球が入賞したとCPU61が判断したときは、同CPU61から第3ソレノイドSOL3及び払い出し制御基板26に制御信号が出力され、入賞球検出用スイッチSW4への通過経路を塞いでいるシャッタ54を開放動作させるとともに、所定数(例えば15個)の賞球を払い出させる。そして、例えば30秒後又は10個の遊技球が大入賞口50に入った後に第2ソレノイドSOL2に制御信号を出力し、再び大入賞扉51を開放させることをRAM63に記憶させる。
【0058】
また、前記シャッタ54が開放動作をして入賞球検出用スイッチSW4に遊技球が入賞したとCPU61が判断したときは、同CPU61から、払い出し制御基板26に制御信号が出力され、所定数(例えば、1個の入賞に対して15個)の賞球を払い出させる。
【0059】
また、普通図柄作動ゲート49の普通図柄変動スイッチSW2に遊技球が入賞したとCPU61が判断したときは、同CPU61は普通図柄表示基板39に制御信号を出力して普通図柄表示装置38の図柄を始動させる。そして、普通図柄表示装置38の図柄が変動中であるならば、普通図柄保留球数表示基板43に制御信号を出力し普通図柄保留球数表示器41のLED41aを1個点灯させる。
【0060】
また、第1〜第4入賞口55〜58の第1〜第4払い出しスイッチSW5〜SW8に遊技球が入賞したとCPU61が判断した場合は、払い出し制御基板26に制御信号を出力し、所定数(例えば、1個の入賞に対して12個)の賞球を払い出させる。
【0061】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、検出確認部74のオン状態が割り込みの2回分連続し、その後、タイマ値Tが0になるまでの間にオフ状態が割り込みの2回分連続したときに、CPU61による遊技球の入賞の判断が行われるため、従来と異なり、例えば、チャタリング等の影響を受けて、連続したオン状態の直後に連続したオフ状態が続かなかった場合でも、確実に遊技球の入賞を判断することができる。
【0062】
(2)上記実施形態では、入力レベルフラグが1に設定された後に、オフ状態が2回連続したときでないと遊技球の入賞の判断は行われないため、従来と異なり、ノイズ等の影響により、割り込み1回分だけのオフ状態を介して、再び複数回オン状態が連続した場合に誤って複数回の入賞と判断されることはない。
【0063】
(3)上記実施形態では、検出確認部74のオン状態が割り込みの2回分連続したときから、割り込み毎にタイマ値Tをマイナス1して割り込み回数をカウントしている。そして、前記タイマ値Tが0になったときにはエラー報知をしているため、遊技機の誤作動や不正行為等により入力レベルフラグが1に設定されてから割り込み回数が多過ぎるにも関わらず入賞と判断されることはない。
【0064】
(4)上記実施形態では、タイマ値Tが0になったときは、特別図柄表示装置19にエラーの表示がされるため、遊技場の関係者及び遊技者は各スイッチSW1〜SW8の異常状態を明確に把握できる。
【0065】
(5)上記実施形態では、各スイッチSW1〜SW8は、バネ73に支持された突起72が移動をすることにより検出確認部74が遊技球の通過の検出を行う機械式スイッチを用いている。機械式スイッチはチャタリングの影響を受けやすいため、オン状態が割り込みの2回分連続し、その後、タイマ値Tが0になるまでの間にオフ状態が割り込みの2回分連続したことにより遊技球の入賞の判断が行われるという本発明の制御態様を効果的に発揮することができる。
【0066】
なお、上記実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・上記実施形態では、検出確認部74からのオン状態が割り込みの2回連続した後に、オフ状態が割り込みの2回連続したときに、CPU61は遊技球が入賞したと判断するようにしていたが、オフ状態が割り込みの2回連続した後に、オン状態が割り込みの2回連続したときに、遊技球の入賞の判断がなされるようにしてもよい。
【0067】
・また、上記実施形態では、検出確認部74からのオン状態が割り込みの2回連続した後に、オフ状態が割り込みの2回連続したときに、CPU61は遊技球が入賞したと判断するようにしていたが、オン状態及びオフ状態が連続する回数は2回に限らず、3回以上連続した場合にしてもよい。又、オン状態の連続する回数とオフ状態の連続する回数は同一にする必要はなく、例えば、オン状態が2回検出された後に、オフ状態が3回検出されることにより、CPU61が入賞の判断をするようにしてもよい。
【0068】
・上記実施形態では、CPU61がエラーと判断したときには、同CPU61から特別図柄制御基板20に指示信号を出力し、特別図柄表示装置19にエラー表示をさせたが、音声制御基板32に指示信号を出力し、スピーカ31からエラー音を発するようにしてもよいし、第1〜第3ランプ基板35〜37に指示信号を出力させ、各ランプ33,34,44を点滅や消灯等させるようにしてもよい。また、前記音声制御基板32、第1〜第3ランプ基板35〜37への出力に限ることなく、他のエラー態様をとるようにしてもよい。このようにしても、スピーカ31からや、ランプ33,34,44等により、エラーが報知されることにより、確実に遊技者及び遊技場の関係者に各スイッチSW1〜SW8の誤作動を認識させることができる。
【0069】
また、外部接続端子板28を遊技場内のホールコンピュータに接続し、エラーの状態を遊技場の関係者のみに報知するようにしてもよいし、さらに、上記各装置19,31,33,34を組み合わせてエラーを報知するようにしてもよい。なお、これらの場合は、前記スピーカ31及び各ランプ33,34,44及び管理コンピュータが報知手段に相当する。
【0070】
・上記実施形態では、各スイッチSW1〜SW8は機械式スイッチとされていたが、遊技球に接触せずに磁気センサにて前記遊技球の通過を検出する近接スイッチを用いてもよい。
【0071】
・上記実施形態では、割り込み処理は2mS毎に行われていたが、割り込み時間を1〜4mSの範囲に設定して適用させてもよい。現在のCPU61の性能上では1mS以上が好ましく、4mSを越えると遊技球が各スイッチSW1〜SW8の球通過孔71を通過する通過時間を越えてしまい読み込みもれが起きるおそれが生じるため、4mSより小さい値が好ましい。従って、さらに好ましくは割り込み時間は2mS又は3mSに設定するのがよい。また、将来的にCPU61の性能が上がる場合にはその割り込み時間は限りなく0に近づけることも可能である。
【0072】
・上記実施形態では、ステップ104にて割り込みの回数を計数するタイマ値Tは20とセットしたが、前記20という値に限定することはなく、例えば、30、50、100等の値にしてもよい。
【0073】
・また、CPU61は割り込みの回数を計数して、エラーを設定するか否かを判断していたが、オン状態が割り込みの2回分連続したときから、その経過時間を計数して、エラーを設定するか否かを判断してもよい。このようにした場合は、前記経過時間が割り込み状態に相当する。
【0074】
・上記実施形態では、タイマ値Tが0になった場合は、CPU61はエラーを判断して特別図柄表示装置19にエラー表示させるようにしていたが、エラーを報知させるだけでなく、CPU61がエラーと判断した際には、その後の割り込み2回分のオフ状態に関わらず、その入賞の情報を無効、即ち、例えば特別図柄表示装置19及び普通図柄表示装置38の図柄の変動や、始動保留球数表示器40及び普通図柄保留球数表示器41のLED40a,41aの点灯を無効にしてもよい。このようにすれば、タイマ値Tが0になった際には、CPU61にて入賞の情報を無効にする指示信号が出力されるため、例えば、不正行為が行われたにも関わらず、特別図柄表示装置19等の図柄が変動する等の入賞の動作が行われることはない。
【0075】
・また、更に、CPU61がエラーと判断した際には、同CPU61は賞球の払い出しを不能状態にするように払い出し制御基板26に指示信号を出力してもよい。このようにすれば、タイマ値Tが0になった際には、CPU61にて賞球の払い出しが不能状態にされるため、例えば、不正行為が行われたにも関わらず、不正行為者に対して賞球が払い出されることはない。尚、CPU61による前記入賞情報の無効処理と賞球の払い出しの不能処理は併用する必要はなく、何れか一方のみをエラー報知と組み合わせてもよい。
【0076】
次に、上記実施形態及び各別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(1)請求項2又は請求項3に記載のパチンコ遊技機において、前記判定手段による判定結果が所定の条件を満たさない場合は、前記制御手段は、入賞に関する情報を無効にするパチンコ遊技機。このようにすれば、割り込み状態が所定条件でない場合には、制御手段にて入賞の情報が無効にされるため、不正行為が行われたにも関わらず、入賞と判断された際の動作が行われることはない。
【0077】
(2)請求項2、請求項3及び技術的思想(1)のうちいずれか1項に記載のパチンコ遊技機において、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果が所定の条件を満たさない場合は、賞球の払い出しを不能状態にするパチンコ遊技機。このようにすれば、割り込み状態が所定条件でない場合には、制御手段にて賞球の払い出しが不能状態にされるため、不正行為が行われたにも関わらず、不正行為者に対して賞球が払い出されることはない。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、遊技球の入賞口通過に対して、正確に遊技球の入賞の判断をすることができる。
【0079】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、パチンコ遊技機の誤作動や不正行為等により異常な状態あれば、エラーと判断することができる。
【0080】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加えて、遊技場の関係者及び遊技者に対してパチンコ遊技機の異常状態を明確に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるパチンコ遊技機の概略を示す背面図。
【図2】同じくパチンコ遊技機の概略を示す正面図。
【図3】同じく遊技盤の概略を示す正面図。
【図4】同じく遊技盤における各入賞口及び各スイッチの概略的な位置を示す背面図。
【図5】同じく(a)は、始動入賞口及び普通電動役物を示す拡大正面図、(b)はその側断面図。
【図6】同じく(a)は、大入賞口を示す平断面図、(b)は(a)におけるα−α線断面図。
【図7】同じく各基板の接続図。
【図8】同じく各スイッチからの入力状態に基づいた入賞処理を示すフローチャート。
【図9】同じく各スイッチからの入力状態に基づいた入賞検出を示すタイミングチャート。
【図10】同じくエラーが報知される場合のタイミングチャート。
【符号の説明】
SW1…始動口スイッチ(第1の検出手段)、SW2…普通図柄変動スイッチ(第1の検出手段)、SW3…特定入賞スイッチ(第1の検出手段)、SW4…入賞球検出用スイッチ(第1の検出手段)、SW5〜SW8…第1〜第4払い出しスイッチ(第1の検出手段)、19…特定図柄表示装置(報知手段)、46…始動入賞口、49…普通図柄作動ゲート、50…大入賞口、55〜58…第1〜第4入賞口、61…CPU(第2の検出手段、制御手段、判定手段)。

Claims (3)

  1. 遊技盤に図柄を表示する図柄表示装置と入賞口を配置し、前記入賞口へ遊技球が入賞したことにより、前記図柄表示装置で前記図柄を変動させる又は賞球としての遊技球を払い出す遊技機において、
    前記入賞口へ入球した遊技球をオンの状態で検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段が前記遊技球をオンの状態で検出する検出範囲を前記遊技球が通過するまでに要する経過時間より短く設定した割り込み時間毎に、前記第1の検出手段におけるオン又はオフの状態を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段の検出結果に基づき、前記遊技球が前記入賞口へ入賞したか否かを判断する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の検出手段が前記第1の検出手段のオフの状態を2回連続して検出した直後に、2回連続して前記第1の検出手段のオンの状態を検出した場合、前記遊技球が前記入賞口へ入賞したと判断するパチンコ遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記第2の検出手段が前記第1の検出手段のオフ状態を2回連続して検出した直後に2回連続して前記第1の検出手段のオン状態を検出した後、所定時間が経過するまでに、前記第2の検出手段が2回連続して前記第1の検出手段のオフ状態を検出しなければ、エラーと判断する請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記制御手段がエラーと判断した場合にエラー状態を報知する報知動作を行う報知手段を更に備えた請求項2に記載のパチンコ遊技機。
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