JP3935396B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プリンターやファクシミリや複写機等の電子写真方式による画像形成装置に用いられる現像装置に関し、さらに詳しくは、一成分非磁性トナーを規制する弾性の規制部材を有する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
粉体のトナーを用いて画像を顕像化する現像装置では、一般に、トナー担持体上に薄層のトナー層を形成するために、トナー担持体に対して規制部材を弾性的に付勢して配設していた。このような弾性の規制部材としては、特開昭54−43038号公報に開示されるような腹当てによる規制部材や、特開昭62−17774号公報に開示されるようなコーナーエッジを当接させるような規制部材等、種々の規制部材が知られている。しかし、このような現像装置では、規制部材を簡略な構造とするため、片持ち梁構造の板バネを用いているが、規制部材の圧力が板厚及び自由長の3乗に各々比例するため、規制部材自身の寸法のバラツキや規制部材の取り付け精度によっては、規制部材の圧力は最小値に対して最大値が約2倍までバラツキを持ってしまう。このため、例えば、板厚により規制部材を選別したり、レーザー測長による精密な位置決めをしながら規制部材を高精度に固定する必要があるため、繁雑な作業が増え、コストアップになっていた。
【0003】
一方、特開平3−249780号公報に開示される現像装置は、現像ローラ(トナー担持体)位置決め部、供給ローラ位置決め部、規制部材を現像ローラに移動可能に案内支持する支持部とが一体状に形成された位置決め部材により、各部材の位置決め精度の向上を図ったものであるが、規制部材を付勢する弾性体を別個に設けなければならず部品点数が増加し組立が繁雑になることと、規制部材とこの案内部とのガタにより規制部材の位置や規制部材の圧力が変動して画像濃度に変動をきたしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、一成分非磁性トナーを用いた現像装置において、小型化に適した簡略な構造の規制部材で、規制部材をトナー担持体に付勢する圧力のバラツキを低減し、かつ現像装置の取扱及び組立を容易にすることにある。
また、本発明の他の目的は、一定の画像濃度を保ち、カブリ(背景部へのトナー付着)の少ない画像を形成することにある。
さらに、本発明の他の目的は、トナー担持体を回動させるのに要するトルクが安定な現像装置を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の目的は、トルクを安定させて装置の騒音を低減すると共にジッタ等の画像不良を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の発明の現像装置は、一成分非磁性トナーを搬送するトナー担持体、前記トナー担持体に対して弾性的に付勢され前記トナー担持体上に薄層のトナー層を形成する規制部材、及び前記トナー担持体に前記一成分非磁性トナーを供給するトナー供給部材が、それぞれケース内に配設された現像装置において、前記規制部材を固定する保持部材と、前記トナー担持体および前記トナー供給部材をこれらの相対位置を位置決めして回転自在に軸支する保持部材とを備え、前記規制部材を固定する保持部材は、その両側に側板部を有するコの字状に形成されてているとともに、前記側板部に前記凸部が設けられており、前記トナー担持体および前記トナー供給部材を軸支する保持部材が前記側板部に、前記凸部により前記規制部材を固定する保持部材に対して位置決めされて固定されることにより、前記トナー担持体、前記規制部材、前記両保持部材及び前記トナー供給部材一体にされて現像ユニット構成されており、前記現像ユニット前記ケースに組み込まれることを特徴とする。
【0007】
また、請求項の発明の現像装置は、前記トナー担持体および前記トナー供給部材を軸支する保持部材を前記ケースに、潜像担持体に付勢するように設けていること特徴とする。
【0008】
【作用】
本発明の上記の構成によれば、規制部材の取り付け精度が向上し規制部材の付勢圧力を一定にでき、取り付け精度が悪いものについても許容曲げ応力(曲げ強さ)を超えたものについては強制的に変形させて許容曲げ応力と略等しい曲げ応力を発生させて規制部材の圧力を一定値以下に保つことができる。このように規制部材の圧力及び位置を一定にすることにより、トナー担持体上のトナー搬送量を一定にすることができ、画像濃度を一定にすることができる。ところで、一般にカブリはトナー搬送量の増大に伴って悪くなるが、トナー搬送量を一定にできるため、カブリの少ない画像を形成することができる。また、規制部材による荷重を安定させてトルクの変動を小さくすることができる。
【0009】
また、組立時に規制部材を永久変形させて、許容曲げ応力状態で使用することにより規制部材の圧力を永久変形する応力で一定にできる。
【0010】
さらに、規制部材を樹脂またはゴムまたはエラストマーで形成することにより、トナーの帯電極性や必要な帯電量に応じて種種の材質の選択が可能なだけでなく、許容曲げ応力が小さいため規制部材による圧力を弱めに制御してトナーに与えるダメージを低減することができる。
【0011】
さらに、規制部材を金属薄板で形成することにより、許容曲げ応力が大きいため規制部材による圧力を強めに制御できるだけでなく、規制部材に電荷が蓄積することなく安定してトナーを帯電することができる。
【0012】
さらに、規制部材を固定する保持部材とトナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材とにより、トナー担持体を規制部材に対して位置決めすることにより、トナー担持体による規制部材の撓み量のバラツキを小さくして規制部材の圧力変動及びばらつきを低減できるため、トルク変動を低減し画像濃度を一定にすることができる。その場合、規制部材を固定する保持部材とトナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材との相対位置を、規制部材を固定する保持部材に設けた凸部で位置決めしているので、トナー担持体の規制部材に対する位置決め精度が向上する。
【0013】
さらに、規制部材を固定する保持部材、トナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材、トナー担持体及び規制部材を一体に構成しユニット化することにより、各部材の位置決め精度を向上するだけでなく、容易な取扱及び組立ができる。
【0014】
さらに、トナー供給部材を、トナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材でトナー担持体に対して位置決めすることにより、トナー供給部材とトナー担持体との相対位置精度を向上することができるため、トナー供給部材から規制部材に送られるトナーの量を一定にできるだけでなく、トナー供給部材によるトルクの変動を小さくすることができる。
【0015】
さらに、一成分非磁性トナーを用いる現像装置において、規制部材を固定する保持部材、トナー担持体及びトナー供給部材を軸支する保持部材、トナー担持体、規制部材及びトナー供給部材を一体に構成しユニット化することにより、現像装置の主要構成部材の位置決め精度を向上して安定な画像濃度を維持できるだけでなく、容易な取扱及び組立ができる。
【0016】
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
【0022】
図1は、一成分磁性トナーを用いた本発明の現像装置の一実施例を示す断面概観図である。
【0023】
図3において、現像部材一式を収容するケース31には、その内部にトナー32を搬送するトナー担持体21が配設され、またこの一側には、トナー32を薄層規制するとともに摩擦帯電する弾性の規制部材25が保持部材28を介して配設され、さらに他側には、現像後のトナー32を回収し飛散を防止するシール部材26が腹の面でトナー担持体21と摺接し自由端が現像装置内部に向かうように配設され、さらに他側には、トナー32をトナー担持体21に供給するトナー供給部材23がトナー担持体21と摺接するように配設される。ケース31の内部のトナー32は、トナー供給部材23により攪拌されつつ、トナー担持体21上に擦りつけられて供給され、次に、規制部材25によりトナー層が1〜2層に薄層化されると同時に、規制部材25及びトナー担持体21との間の摩擦帯電により所定の極性に帯電され、静電潜像と対向した部分でトナー32が移行し潜像を顕像化する。現像が終了すると、現像されなかったトナーは、シール部材26により再度トナー担持体21に擦りつけられ、シール部材26及びトナー担持体21との間の摩擦帯電により所定の極性に再帯電される。以降これを繰り返して潜像を継続して現像する。
【0024】
なお、図中符号22は、トナー担持体21を支持する金属シャフトであり、金属シャフト22のまわりに導電性のゴムを固着させてさらに導電性の表層をコーティングしてトナー担持体21を構成する。同様に、符号24は、トナー供給部材23を支持する金属シャフトであり、金属シャフト24のまわりに導電性の発泡部材を固着させてトナー供給部材23を構成する。また、図中矢印Aは、トナー担持体21の回転方向を示し、矢印Bは、トナー供給部材23の回転方向を示すものである。さらに、図中符号27は、現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電源で、この現像バイアス電源27は、−200〜−400Vの電圧をトナー担持体21に印加してトナー32による潜像の顕像化を促進するとともに、現像バイアス電源27は、シール部材26及びトナー供給部材23及び規制部材25にも接続されており、トナー32とそれぞれの部材との間の摩擦帯電により発生した電荷が、それぞれの部材に蓄積することがない。
【0025】
特に、規制部材25の支持構造について図を用いて説明する。図(a)は、規制部材を現像装置に装着する前の状態を示す断面図であって、平板状の規制部材25は保持部材28にネジ等の締結手段により固設される。但し、規制部材25は、保持部材28を介さずに、直接、ケースに固定して部品点数を削減することも可能であるが、規制部材25の位置決め精度は剛性の高い保持部材を介して固定する方が高い精度が得られる。図(b)は、規制部材を現像装置に装着した状態を示す断面図であって、保持部材28を一端を固定され片持ち梁構造の弾性の規制部材25の変形によって、規制部材25は所定の圧力で図示しないトナー担持体に押圧される。図(c)は、一旦、現像装置に装着した規制部材を取り外した状態を示す断面図であって、許容曲げ応力を超えて変形を受けた規制部材25は解放状態にしても永久変形を発生している。例えば、規制部材25としてステンレス板を用いた場合、許容曲げ応力は約500[N/mm2]であるが、板厚0.1[mm]、自由長15[mm]とすると、図(b)の状態では、撓みが5[mm]で固定端側に最大曲げ応力が670[N/mm2]発生し、規制部材25は許容曲げ応力まで応力を緩和するように永久変形を生じ図(c)の状態に変形する。このように規制部材25を永久変形させて使用することにより、許容曲げ応力を上限として一定の規制圧力を得ることができる。尚、予め規制部材25に永久変形を与えておいて許容曲げ応力以下の範囲で規制部材25を使用することも可能である。
【0026】
このように、規制部材25を許容曲げ応力を超えて現像装置に装着することにより、規制部材25の取り付け精度が悪いものについても、許容曲げ応力を超えたものについては、強制的に変形させて許容曲げ応力と略等しい曲げ応力を発生させて規制部材25の圧力を一定値以下に保つことができる。従って、規制部材25の圧力及び位置を一定にすることにより、トナー担持体上のトナー搬送量を一定にすることができ、画像濃度を一定にすることができる。一方、カブリについては、トナー搬送量を一定にし、かつ、トナーを薄層化して安定して所定の極性に帯電できるため、カブリの少ない画像を形成することができる。また、規制部材25による圧力を安定させてトルクの変動を小さくすることができる。さらに、組立時に規制部材25を永久変形させれば、許容曲げ応力以下の状態で規制部材25を使用できるため、規制部材25の圧力を永久変形する応力以下の範囲で一定にすることもできる。
【0027】
ここで、規制部材25は、非磁性のトナーを薄層化し所定の極性に帯電させるためには、1〜10g/mm、好ましくは4〜6g/mmの圧力でトナー担持体23に摺接するように配設され、トナー32を1〜2層程度に薄層化し均一に負帯電させるものである。この規制部材25は、トナーを摩擦帯電しつつ薄層化して、均一な現像を行うことはもとより、未帯電のトナーや過剰量のトナーを現像部へ送り込むことがないため、画像濃度が一定でカブリの少ない画像を形成することができる。
【0028】
上述の事項を含め、規制部材は、トナー担持体に追従して摺接させるための可撓性、電荷を蓄積させないための導電性、トナーを所定の極性に摩擦帯電させるための摩擦帯電列、トナーを固着させないための粘着性や表面粗さ、のそれぞれの特性を満足する材質で構成されることが望ましい。
【0029】
例えば、トナーが負帯電性の場合には、規制部材は、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリエチレン樹脂等の板状の樹脂、或いはこれらの樹脂にカーボンブラック等の導電性微粉末を分散した板状の導電性樹脂、ステンレス、リン青銅等の金属薄板バネ、或いはこれらを組み合わせた多層の薄板バネを用いると、適度な可撓性及び導電性が得られ、かつ、トナーを負極性に摩擦帯電させることができる。
【0030】
一方、トナーが正帯電性の場合には、規制部材は、ウレタン樹脂、フッ素樹脂等の板状の樹脂、或いはこれらの樹脂にカーボンブラック等の導電性微粉末を分散した板状の導電性樹脂、或いはこれらを組み合わせた多層の薄板バネを用いことができる。
【0031】
また、規制部材の表面粗さRz(JIS十点平均表面粗さ)は、トナーが目詰まりを起こさないようにトナーの体積平均粒子径よりも小さくなるように構成され、ゴムのように粘着性の大きい基材を用いる場合には表面に低摩擦係数の物質をコーティングするとトナーを円滑に摺接させトルクを安定にすることができる。尚、トナーは、スチレンアクリル系樹脂やポリエステル系樹脂等を母材とした磁性または非磁性のトナーを用いることができる。
【0032】
従って、これらの実施例によれば、規制部材を許容曲げ応力を超えて永久変形させて使用することにより、規制部材の押圧力を一定にすることができる。また、構成が簡略なため小型化にも適している。
【0033】
次に、図3を用いて、規制部材をより高精度に位置決めし、小型で組立を容易にするために、保持部材、規制部材、トナー担持体、トナー供給部材を一体に構成した現像ユニットの構成について説明する。
【0034】
図3に示されるように、トナー担持体51、トナー供給部材53、規制部材55、保持部材58を主要構成部品として現像ユニットを構成し、保持部材58によりその他の部材が位置決めされる。
【0035】
まず、保持部材58は、両側にプレス曲げ加工された側板部58aを有し、コの字状に形成される。この側板部58aには、プレス半抜き加工された凸部とネジ穴部が複数設けられており、凸部で位置決めしネジ穴部で締結することにより、両側にローラー保持部材60、61が配設される。ローラー保持部材60、61は摺動性に優れたPOM等の樹脂で形成され、ローラー状のトナー担持体51及び同様にローラー状のトナー供給部材53を回転自在に軸支すると共に所定の位置に位置決めするように軸穴が形成される。一方、トナー担持体51を図示しない感光体等の潜像担持体に付勢するために、ローラー保持部材60、61にはそれぞれ揺動支点60a、61aが形成され、保持部材58の両側に設けられたバネかけ部58bに図示しない圧縮コイルバネが挿入される。
【0036】
次に、規制部材55は、保持部材58に固定する部分に複数の位置決め穴と複数の締結穴が形成され、保持部材58にプレス半抜き加工された凸部と係合して位置決めされ、保持部材58とL字状にプレス曲げ加工した押さえ部材57との間に規制部材55を挟持してネジで締結される。また、規制部材55は、先端をL字状にプレス曲げ加工してトナー担持体51との当接部の直線性を高め、当接圧力を均一にしている。さらに、保持部材58に規制部材55を固定する部分は、高い平面性を必要とするため、押さえ部材57と同様にL字状にプレス曲げ加工が施されている。ここで、規制部材55の撓み量を、少なくとも所定のばらつき範囲内で取付精度が最も悪く状態では、許容曲げ応力を超えるように設定することにより、規制部材55による圧力の上限を制限することができる。
【0037】
さらに、トナー担持体51は、前述のようにローラー保持部材60、61で両端を軸支されるため、規制部材55との相対位置精度を確保することができ、規制部材55を許容曲げ応力を上限として永久変形させることと相俟って、均一な規制圧力を確保することができる。また、トナー担持体51の軸端には、駆動力を伝達するオルダム継手等の動力伝達部材52が接続され、駆動力伝達による振動や回転むらを最小限に押さえている。
【0038】
さらにまた、トナー供給部材53も、ローラー保持部材60、61で両端を軸支され、トナー担持体51との相対位置精度を確保することにより、トナー担持体51へのトナー供給量を安定に保つことができる。トナー供給部材53の軸端にも歯車等の動力伝達部材が配設され、トナー担持体と同一方向に回転させるためにアイドラー56を介して、動力伝達部材52から駆動力が伝達される。
【0039】
尚、保持部材58の側板部58aの両内面側には、サイドシール59(一方側のみ図示)が配設され、図示しないケースに現像ユニットを組み込んでもトナーが外部へ漏れることを防止している。
【0040】
このように、保持部材で規制部材及びトナー担持体を位置決めすることにより、規制部材の撓み量のバラツキを小さくして規制部材の圧力変動及びばらつきを低減できるため、トルク変動を低減し画像濃度を一定にすることができる。また、保持部材及びトナー担持体及び規制部材を一体に構成しユニット化することにより、各部材の位置決め精度を向上するだけでなく、容易な取扱及び組立ができる。
【0041】
これに加えて、保持部材で供給部材を位置決めすることにより、供給部材とトナー担持体との相対位置精度を向上することができるため、供給部材から規制部材に送られるトナーの量を一定にできるだけでなく、供給部材によるトルクの変動を小さくすることができる。前述同様に、保持部材及びトナー担持体及び規制部材及び供給部材を一体に構成しユニット化することにより、現像装置の主要構成部材の位置決め精度を向上して安定な画像濃度を維持できるだけでなく、容易な取扱及び組立ができる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、許容曲げ応力と略等しい曲げ応力を発生させて規制部材の圧力を一定値以下に保つことにより、トナー担持体上のトナー搬送量を一定にすることができ、画像濃度を一定にすると共にカブリの少ない画像を形成することができる。また、規制部材による荷重を安定させてトルクの変動を小さくできるため、濃度むらやジッタのない画像を形成することができる。さらに、各部材の位置決め精度を向上することができるため、安定な画像濃度を維持できるだけでなく、容易な取扱及び組立ができる。
【0043】
また、組立時に規制部材を永久変形させて、許容曲げ応力状態で使用することにより規制部材の圧力を永久変形する応力で一定にでき、特段の加工や調整無しに、安定な規制部材の圧力を確保することができる。
【0044】
さらに、規制部材を樹脂またはゴムまたはエラストマーで形成することにより、トナーの帯電極性や必要な帯電量に応じて種種の材質の選択が可能なだけでなく、許容曲げ応力が小さいため規制部材による圧力を弱めに制御してトナーに与えるダメージを低減することができ、耐久性に優れた現像装置を提供することができる。
【0045】
さらにまた、規制部材を金属薄板で形成することにより、許容曲げ応力が大きいため規制部材による圧力を強めに制御できるだけでなく、規制部材に電荷が蓄積することなく安定してトナーを帯電することができ、安定なトナー帯電を維持してカブリ等の帯電不良に起因する画像欠陥を防止することができる。
【0046】
さらに、規制部材を固定する保持部材とトナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材とにより、トナー担持体を規制部材に対して位置決めしているので、両保持部材でトナー担持体の規制部材に対する位置決め精度を向上することができるとともに、トナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材でトナー供給部材のトナー担持体に対する位置決め精度を向上することができる。その場合、規制部材を固定する保持部材とトナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材との相対位置を、規制部材を固定する保持部材に設けた凸部で位置決めしているので、トナー担持体の規制部材に対する位置決め精度が向上する。
【0047】
これにより、規制部材の撓み量のバラツキを小さくして規制部材の圧力変動及びばらつきを低減できるため、トルク変動を低減し画像濃度を一定にすることができる。さらに、トナー供給部材とトナー担持体との相対位置精度を向上することができるため、トナー供給部材から規制部材に送られるトナーの量を一定にできるだけでなく、トナー供給部材によるトルクの変動を小さくすることができる。
【0048】
また、規制部材を固定する保持部材、トナー担持体およびトナー供給部材を軸支する保持部材、トナー担持体及び規制部材を一体に構成しユニット化しているので、各部材の位置決め精度を向上するだけでなく、容易な取扱及び組立ができる。
【0049】
このように、一成分非磁性トナーを用いる現像装置において、規制部材を固定する保持部材、トナー担持体及びトナー供給部材を軸支する保持部材、トナー担持体、規制部材及びトナー供給部材を一体に構成しユニット化することにより、現像装置の主要構成部材の位置決め精度を向上して安定な画像濃度を維持できるだけでなく、容易な取扱及び組立ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一成分磁性トナーを用いた本発明の現像装置の一実施例を示す断面概観図である。
【図2】 この実施例をなす現像装置における規制部材の変形状態を示す断面図である。
【図3】 保持部材により、トナー供給部材、規制部材およびトナー供給部材を一体に形成した現像ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
31…ケース、32…トナー、21,51…トナー担持体、25,55…規制部材、26…シール部材、27…現像バイアス電源、28,58…保持部材、23,33,53…トナー供給部材、60,61…ローラー保持部材

Claims (2)

  1. 一成分非磁性トナーを搬送するトナー担持体、前記トナー担持体に対して弾性的に付勢され前記トナー担持体上に薄層のトナー層を形成する規制部材、及び前記トナー担持体に前記一成分非磁性トナーを供給するトナー供給部材が、それぞれケース内に配設された現像装置において、
    前記規制部材を固定する保持部材と、前記トナー担持体および前記トナー供給部材をこれらの相対位置を位置決めして回転自在に軸支する保持部材とを備え、
    前記規制部材を固定する保持部材は、その両側に側板部を有するコの字状に形成されてているとともに、前記側板部に前記凸部が設けられており、
    前記トナー担持体および前記トナー供給部材を軸支する保持部材が前記側板部に、前記凸部により前記規制部材を固定する保持部材に対して位置決めされて固定されることにより、前記トナー担持体、前記規制部材、前記両保持部材及び前記トナー供給部材一体にされて現像ユニット構成されており、前記現像ユニット前記ケースに組み込まれることを特徴とする現像装置。
  2. 前記トナー担持体および前記トナー供給部材を軸支する保持部材を前記ケースに、潜像担持体に付勢するように設けていること特徴とする請求項記載の現像装置。
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