JP3934848B2 - 高周波ろう付け方法とそのろう付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属柱状のろう接母材の表面上中心部と周辺部とに設けたろう接部を高周波誘導加熱により同時に高周波ろう付する方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空調機器の冷媒回路内部品に使用されている冷媒分配器は、配管取付け板に供給管と複数の分配管をろう接して分岐配管にするもので、冷媒を多数の配管に分岐するのに使用されている。このも冷媒分配器には、従来は、高周波ろう付けがなされていた。他のろう付け法には、バーナなどの火焔によりろう接部を直接加熱する方法や、抵抗加熱炉内に装入して均一加熱する方法があるが、火焔によるろう接は、接合部が、多数の管材で入り組んでいる構造では、接合部を均一に加熱するには不向きであり、他方、抵抗加熱炉の使用は、均一加熱には好適であるが、加熱に時間がかかる難点があり、この点で、高周波ろう付けは、短時間にろう接処理ができる利点があった。
【0003】
上記の冷媒分配器について、詳しくは、図7に空気調製機器の冷媒回路図を示すように、このシステムは、圧縮機42によって加圧されたガス冷媒が、凝縮機43で、外部空気と熱交換して、液冷媒となり、減圧器44で急激に減圧されて断熱膨張し、低圧の気液2相冷媒とされ、この冷媒は分配器48を経て、蒸発器45で空気と熱交換して蒸発し低圧のガス冷媒となり、空気を冷却するものである。
【0004】
上記の分配器48は、混合容器に1本の供給管31と、数本の分配管32とが接合され、供給管からの上記低圧の気液2相冷媒を複数の分配管に分配して、分配管49を通った冷媒が、蒸発器45内の複数の冷媒流路に送られ、熱交換器を構成している。
【0005】
分配器の例を、図8に示すが、この例では、円板状の配管取付け板1には中心部に、上記の冷媒が流入する冷媒供給管31を貫通し、さらに、周辺部には、冷媒を流出させる複数の冷媒分配管32を同心円上に貫通し、この配管取付け板1は、容器状のカバー部材2と接合されて、気液2相状態の冷媒を混合する混合室23を形成している。この図には、冷媒の流れが矢示してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この分配器の組立てには、図9に示すように、分配器を構成する部材には、導電材料の銅を使用して、高周波ろう付けが使用されていた。組立てに先立って、配管取付け板1には、中心部の挿入孔と、さらに、周辺部に複数の挿入孔が設けられており、冷媒供給管31を中心部の挿入孔に挿入し、複数の冷媒分配管32を、周辺部の挿入孔11に挿入し、各挿入孔周辺には、ろう材5(51,52)を配置していた。さらに、配管取付け板1の外周側に、カバー部材2を外嵌めし、配管取付け板1には、外周部と、上記の挿入孔の周囲とに、ろう材5(53)を配置していた。
【0007】
仮組立した分配器は、セラミック等の耐熱性を有する絶縁物で作った載置台(図示せず)上に設置し、環状の高周波コイル4の内側に配置されていた。このとき、高周波コイル4は、ろう接部の挿入孔周縁とほぼと同じ水平レベルに配置されている。ろう付けの際には、図10に示すように、高周波コイル4に高周波電流を流すと、高周波誘導電流の表皮効果により、銅製のカバー部材2の外周部21の表面層が加熱され、その熱は、矢示の如く移動して、カバー部材2と配管取付け板1との間のろう材53が溶融してフィレット50を形成する。カバー部材側のろう材53が溶融することにより、ろう材が配管取付け板1の外周面13とカバー部材2の内周面22との間のろう付間隙を浸透充填し、配管取付け板1への熱伝導路が拡大し、配管取付け板1の周辺部から中心部へ向けて熱伝導が促進される。この過程で、配管取付け板1の周辺部の冷媒分配管32に設置したろう材52が先に溶融しフィレット50を形成する。遅れて、中心部に位置した冷媒供給管31周りに設置したろう材51が溶融する。
【0008】
上記の高周波ろう付けは、短時間でろう接処理を完了できる利点がある。然しながら、ろう材5(51ないし53)には、母材の銅の融点より低けれども、比較的溶融温度の高い合金を使用するので、ろう付け過程では、高周波誘導加熱により、配管取付け板の中心部位置でのろう材が溶融するまでに、配管取付け板ないしはカバー部材が過熱されて、ろう材のフィレットれが垂れ出したり、時には、母材の銅の融点以上の高温に過熱されて、そのカバー部材本体の外周の一部が溶融して、分配器に溶損欠陥を生じるという問題があった。
【0009】
このような溶損欠陥は、高周波ろう付けでは、本体を構成するカバー部材の周方向表面から熱伝導により中心部へ向って加熱されるので、各位置でのろう材の溶融開始時間が異なることに起因している。
【0010】
図11は、純銅から作った分配器を、前記ろう材50、51、52に、りん銅ろう(BCuP−2材(JIS Z3264、以下同じ) 固相線710℃‐液相線795℃)を使用して、直径26mm全厚み9mmの分配器に対して、分配器4ターンの高周波コイルを使用して、高周波電源周波数60kHzで、コイル入力200V・16Aにより、ろう付け試験した時のろう接部の温度変化を、コイル通電時間に対して示している。この図11中の実線は、xが配管取付け板1とカバー部材2の間のろう接部を示し、yが外周部の分配管32廻りのろう接部を、また、zが中心部の供給管31のろう接部廻りの温度を、示している。
【0011】
図11において、コイルに通電して10秒後、最外周のろう材52固相線温度(b)の710℃に達して溶融し、次にろう材51が13.5秒後に固相線温度(b)に達して溶融する。そして15秒後ろう材50が固相線温度(b)に達して溶融するが、それ以前の約14.5秒後に配管取付け板1とカバー部材2のろう接部xの温度が母材である銅の融点(1083℃)を超えていることが分かる。このため中心部のろう材50が溶融し始めた時点では、先にろう材が溶融した外周部が過剰加熱となり、ろう材がろう付間隙から流出して分配器の内側に侵入したり、さらに、外周部の母材が溶融し変形するのである。
【0012】
また、このような問題を解決するために、高周波コイルへの入力や通電時間を調整することは、誘導加熱による熱発生から熱伝導に至るまでの加熱過程は短時間に行われるので、一般には困難であった。
【0013】
さらに、ろう付けは、高周波コイルと分配器との中心がずれて、分配器の円周方向で、高周波コイルと分配器の間隔に差が生じることかあった。このため、分配器外周に流れる誘導電流の分布が不均一となり間隔が広い部分ではろう材が溶融せず、間隔が狭い部分では過剰に加熱されるといった問題があった。
【0014】
高周波ろう付けは、大気中で加熱しているだけなので、分配器の表面の一部や内部が酸化するといった問題があった。
【0015】
ろう付けの際に、また、中心部の冷媒供給管のろう材が溶融する際には、冷媒供給管のろう材が、先に溶融していた周辺部位にある冷媒分配管部のろう材に引き込まれ、冷媒供給管ろう接部にろう切れが生じることがあった。
【0016】
また、冷媒供給管および冷媒分配管を配管取付け板に挿入するための挿入孔は、ろう付間隙が設けられ、冷媒供給管および冷媒分配管の挿入部分の外面が、配管取付け板に設けた挿入孔内面と不均一な接触をすることになる。その結果、配管取付け板から冷媒供給管および冷媒分配管への熱伝導が不均一となり、ろう材の溶融時間に差が生じていた。
【0017】
本発明は、上記のような課題に鑑み、高周波加熱の際に、母材の周辺部での加熱温度が母材の融点近傍に達するまでに、周辺部と共に、中心部でのろう接を完了させるろう付け法を提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のろう付け方法は、導電金属製の柱状ろう接母材のほぼ中心部のろう接部と周辺部の複数のろう接部とにろう材を配置し、柱状ろう接母材を高周波コイルの内側に配置して当該柱状ろう接母材の外周部を高周波加熱することによりろう接部をろう付けする方法であって、その特徴は、中心部挿入孔のろう材の固相線温度が、周辺部挿入孔のろう材の固相線温度より低くして、高周波加熱により中心部のろう付けを早めるようにすることにある。
【0019】
上記のろう接部は、柱状ろう接母材に開口する挿入孔と、該挿入孔に挿入してろう付けされるべき挿入部材とから構成され、ろう材が挿入孔の開口部の廻りに配置される構成が好ましく採用できる。
即ち、本発明の方法は、詳しくは、柱状ろう接母材のほぼ中心部の挿入孔と周辺部の複数の挿入孔とにそれぞれ挿入部材を挿入し、ろう接母材上で上記挿入孔廻りにろう材を配置し、ろう接母材の外周部を高周波加熱して、ろう接母材と挿入部材とをろう付けする方法であって、中心部挿入孔のろう材は、周辺部挿入孔のろう材より低い固相線温度を有するものから選ばれる。
【0020】
柱状ろう接母材には、挿入孔の開口部にテーパ面を形成して、テーパ面と装入部材との間でろう材を埋設する溝を設けたものが好ましい。
【0021】
上記の方法を実施するに当たっては、柱状ろう接母材として空気調製機器の冷媒分配器に使用する配管取付け板を使用し、挿入部材が、冷媒供給管と冷媒分配管とを含むのが良く、これにより、本発明の方法により、分配器のろう付けを行なうことができる。
【0022】
上記のろう付け方法は、柱状ろう接母材の底部を着脱自在に載置する部材受止部と高周波コイルを固定するためのコイル保持部とを備えた絶縁性の部品保持手段を使用して、高周波コイルの内側に上記ろう接母材を共軸状に配置することが好ましい。
【0023】
さらに、上記ろう付け方法は、気密性チャンバ内に上記の部品保持手段と、コイル保持部に保持した高周波コイルとを固定するのがよく、これにより、高周波加熱によるろう付けを制御雰囲気中で行なうことができる。
【0024】
さらにまた、柱状ろう接母材に開口する挿入孔に挿入部材の端部を立設し、固定部材により各挿入部材の上部を支持し、挿入部材は、ろう付けに際して、ろう接母材の挿入孔に共軸状に配置でき、且つ、多数の挿入部材を互いに平行に保持することができる。特に、装入部材として、分配器の供給管及び分配管同士を正確に平行に位置付けすることもできる。
【0025】
本発明のろう付け装置は、導電金属製の柱状ろう接母材のほぼ中心部のろう接部と周辺部の複数のろう接部とにろう材を配置し、柱状ろう接母材を高周波コイルの内側に配置して、当該柱状ろう接母材の外周部を高周波加熱することにより、ろう接部をろう付けする装置であって、ろう付け装置が、高周波コイルと、柱状ろう接母材の底部を着脱自在に載置する部材受止部と高周波コイルを固定するためのコイル保持部とを備えた絶縁性の部品保持手段を含み、高周波コイルの内側に上記ろう接母材を共軸状に配置して保持するようにしたものである。
【0026】
ろう付け装置は、さらに気密チャンバを含み、気密チャンバが、部品保持手段と、当該コイル保持部に保持した高周波コイルとを収容して固定して、高周波加熱によるろう付けを制御雰囲気中で行なうものが好ましい。
【0027】
ろう付け装置は、柱状ろう接母材に開口する挿入孔に挿入部材を挿入して立設した挿入部材の上部を支持する挿入部材支持体を備えるのが好ましく、ろう付けに際して、ろう接母材の挿入孔に共軸に位置付けられる
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の方法は、柱状ろう接母材のいずれかの表面に、中心部のろう接部は、ほぼ中心部に開口する挿入孔とこの挿入孔にさう入される挿入部材を含み、他方、周辺部のろう接部は、ろう接母材の周辺部に開口する複数の挿入孔とこれら各挿入孔に装入される挿入部材とを含む。周辺部のろう接部は、中心部のろう接部を同心円状に取り囲んでいる。本発明においては、ろう接母材上には、上記挿入孔廻りにろう材を配置し、ろう接母材の外周部を高周波加熱して、ろう接母材に開口する挿入孔に挿入部材をろう付けするのである。
【0029】
この発明において、柱状ろう接母材の語は、円柱形、多角柱形の部材の他に、薄肉ないし厚肉の板状部材を含み、いずれかの端面ないし主面にろう接部を設けて、このようなろう接母材は、外周表面を高周波加熱して、ろう付けされる。
【0030】
この発明においては、柱状ろう接母材の導電金属には、銅若しくは銅合金が使用され、これに対応して、ろう材には、柱状ろう接母材の融点より低い温度で溶融する銅合金ろう材、を利用することができる。
【0031】
中心部挿入孔のろう材は、周辺部挿入孔のろう材より低い固相線温度を有するものから選ばれ、中心部挿入孔のろう材は、周辺部挿入孔のろう材の溶融とほぼ前後して溶融を終わるように、その溶融を早めて、高周波加熱によるろう接母材の外周部での溶損を回避しようとするものである。
【0032】
中心部挿入孔のろう材は、周辺部挿入孔のろう材よりも、固相線温度が25〜200℃の範囲の温度差を有するものが選ばれる。好ましくは、中心部挿入孔のろう材の固相線温度が、周辺部挿入孔のろう材より、50〜100℃低いものが好ましい。このようなろう材には、りん銅ろう、黄銅ろう、及び銀ろうから、その固相線温度差が上記範囲になるように選ぶことができる。
【0033】
以下の実施形態では、柱状ろう接母材として上記の冷媒分配器を、高周波ろう付けにより組立てる方法を示す。これを実施するに当たっては、柱状ろう接母材として空気調製機器の冷媒分配器に使用する配管取付け板は、配管取付け板11とカバー部材2を含み、挿入部材には、冷媒供給管と冷媒分配管とを含む。
【0034】
実施の形態1.
図1には、この発明の実施の形態による高周波ろう付け前の冷媒分配器の組立てを示している。ここに示す冷媒分配器は、配管取付け板1が、カバー部材2に外嵌され、配管取付け板1の上面には、中央に冷媒供給管31とその周辺に同心上に複数の冷媒分配管32が挿入されている。
【0035】
詳しくは、この配管取付け板1は、円盤状であり、他方のカバー部材2は、有底環状の浅い容器であり、この容器開口部に配管取付け板1の外周部が嵌めこまれ、容器の端面と配管取付け板1の外周との間の容器段部にリング状のろう材53が配置される。
【0036】
配管取付け板1は、円盤の中心部に挿入孔12と、周辺部に四個の挿入孔11が厚み方向に貫通しており、各挿入孔の内部には、この例では、管端受止用に段部を設けている。
【0037】
さらに、中心部挿入孔12と、周辺部挿入孔11とには、それぞれ、1本の供給管31と、四本の分配管32とが、何れも管端部から挿通され、上記挿入孔11、12の段部で管端部が停止されている。そして、中心部挿入孔12と周辺部挿入孔11とには、その開口部周辺に、それぞれ、リング状のろう材51、52が、供給管31ないし分配管32を取り巻くようにして、配置されている。
【0038】
この例では、冷媒分配器を成すカバー部材2と配管取付け板1とは、純銅から形成され、冷媒供給管31および冷媒分配管32もまた銅管を使用している。
他方のろう材3は、分配器を成す純銅よりも融点が低いろう材料から、接合強度を考慮しても、りん銅ろうが使用される。
【0039】
この実施の形態においては、冷媒分配器の周辺部の挿入孔11に配置するろう材52と、段部に使用するろう材53には固相線温度が710℃のBCuP−2(JISZ3264)を用いるのに対して、冷媒分配器中心に設置するろう材51には、より融点の低いろう材として、固相線温度が645℃のBCuP−5(同)を用いている。
ここで固相線温度は、ろう材合金が、昇温過程で、固体から液体を溶出し始める温度であり、同一条件で加熱されると固相線温度が低い方が早く溶融し始める。
【0040】
仮組立した冷媒分配器を高周波コイル4内に配置し、高周波コイル4に通電するとカバー部材2の外周21表面が加熱される。外周21表面に生じたジュール熱はカバー部材2内を伝導し、カバー部材2上のろう材53が最初に溶融する。ろう材53が溶融することでカバー部材内面22と配管取付け板1の外周面13との間のろう付間隙に浸透して充填し、配管取付け板1への熱伝導路が拡大し配管取付け板1の中心部への熱伝導が促進される。次に冷媒分配管32に設置したろう材52が溶融するが、配管取付け板1の中心部で冷媒供給管31に設置したろう材51についても、ろう材52の固相線温度より低いろう材を使用するので、中心部位置では、固相線温度以上になっており、ろう材52の溶融とほぼ同時に溶融する。
【0041】
図2は、周波数60kHzで、コイル入力200V・16Aの高周波電源と、ターン数4の高周波コイルを使用して、外形26mm厚み9mmの純銅製の分配器をろう付けする実験の結果を示すが、図中の実線は、Xが配管取付け板1とカバー部材2のろう接部、Yが冷媒分配管32のろう接部、Zが冷媒供給管31ろう接部の温度を、それぞれ示している。コイルに通電して10秒後、最外周のろう材53が固相線温度(B)の710℃に達して溶融し、次に周辺部挿入孔11のろう材52が13.5秒後に固相線温度(B)に達して溶融する。そして14秒後に中心部挿入孔12のろう材51が固相線温度(C)の645℃に達して溶融し、14.5秒後に通電を終了した。この終了時点で、最も温度上昇が大きい最外周部のカバー部材上のろう材53温度は母材である銅の融点1083℃を超えないので、カバー部材2の溶融は生じていない。
【0042】
以上のように、実施の形態1による方法によれば、配管取付け板1の外周部のろう材53が溶融した後、ろう材52とろう材51とがほぼ同時に、溶融するので、外周部が過熱されることがなく、従来の如く、過熱によるろう材の流出や母材溶融を防止することができる。
【0043】
また、配管取付け板1は、円柱状ないし円盤状以外の形状でも同様であり、例えば角柱状部材にろう付する場合においても、誘導加熱される外周表面からの距離に応じて固相線温度の異なるろう材を配置すれば、ろう付不良を防止できる。
【0044】
実施の形態2.
図3は、冷媒分配器と高周波コイル4を、高周波コイル内部に同軸上に位置決めするための部品保持手段6を有するろう付け装置を示す。
図3において、部品保持手段6は、セラミックスの絶縁物で一体に成形されており、上側のほぼ中央にカバー部材2の外面を受止できる凹部を形成した部材受止部16を備えている。カバー部材2は、その底部を、部材受止部16の凹部に入れるだけで、安置される。さらに、部品保持手段6は、部材受止部16の外側に、高周波コイルを溝に収容して固定する固定するコイル保持部62を備えており、部材受止部16とコイル保持部62は、カバー部材2と高周波コイル4とが同軸に配置できるように、形成されている。
【0045】
また、部品保持手段6には、予め高周波コイル4が配置固定され、内縁部63が高周波コイル4の移動を防止し、切り欠き状のコイル導入部68を設けて高周波コイル4の両端部41、41を導出して、コイル両端部41は、外部の電源(不図示)に接続されている。
そこで、仮組立した冷媒分配器を、部品保持手段6の部材受止部16に置くと、高周波コイル4と共軸状に配置できる。これにより、カバー部材の表面層に生じる高周波誘導電流の円周方向分布が均一となり、カバー部材2の外周は円周方向に均一に加熱されるので、冷媒分配管32の複数のろう接部に設置した各ろう材52はほぼ同時に溶融する。
【0046】
実施の形態3.
図4は、気密チャンバ7に部品保持手段を配置したろう付け装置を示す。気密チャンバ7は、絶縁性の、好ましくは透視可能な、例えば、アクリル樹脂などの絶縁材料で、この例では、中空筒形の容器本体72が形成される。この例では、容器本体72は、円筒容器が利用されている。その底部70に、上記の部品保持手段6を収容している。チャンバは、上蓋73を備えて、上蓋73の周縁を容器本体72の上端フランジ部721にボルト締めできる。上蓋73を開けて、ろう接母材、例えば、冷媒分配器の部品保持手段への装着と取り外しを行ない、上蓋73を締めて、部品保持手段へ冷媒分配器を装入した容器本体の内部を密封することができる。さらに、チャンバ7の容器本体72は、高周波コイル4の端部41の貫通部74を備えて、気密絶縁部材741で、端部41と貫通部とを封止している。
さらに、チャンバ7は、容器本体72に不活性ガスを導入するガス導入口750と、小径のガス排出口76とを備えている。ガス導入口750には導入口継手75を介してガス供給管751が接続されて、所要の不活性ガス、例えば、窒素またはアルゴンガスをチャンバ7内に供給できる。
【0047】
ろう付け作業には、チャンバ7の部品保持手段6に、仮組立した冷媒分配器を設置し、上蓋73を閉じて密封し、導入口750より、例えば、窒素をチャンバ内に供給する。窒素は、一定の流量で導入され、チャンバ内の空気は排出口76から排出され、チャンバ内は窒素に置換される。上蓋73に設置した酸素センサ78の酸素濃度が許容値以下になると、コイル4に高周波電流を供給して、ろう付を行う。これにより、ろう接母材である冷媒分配器の金属表面の酸化を低減できるのでろう接部品の清浄性が保てる。
【0048】
実施の形態4.
図5は、ろう付前の冷媒分配器を示すが、この配管取付け板1には、挿入孔11、12の開口部周縁をテーパ面に形成したものであり、この図では、冷媒供給管31のろう材51を埋設するテーパ溝16と、冷媒分配管32のろう材52を埋設するテーパ溝16とにしてある。
開口部をテーパ状にすることにより、テーパ溝16にリング状のろう材を入れて、高周波コイル4により加熱すると、先に、ろう材53が溶融し、次に、ろう材52が溶融するが、溶融したろう材52はテーパ溝16の周囲に流出しない。さらに、中心部のろう材51が溶融してもテーパ溝16により周囲にろう材が流出することがない。このように、互いに隣接するろう材51、52が溶融しても、溶融したろう材51、52同士が接触することがなく、溶融したろう材51の引き込みがなく、特に、中心部の冷媒供給管31のろう接部のろう切れを防止できる。
【0049】
実施の形態5.
図6は、配管接続部品に仮組みした冷媒供給管31と冷媒分配管32を保持するための固定部材を示す。固定部材8は、この例では、チャンバの蓋73に支柱83を介して設置され、冷媒供給管31と冷媒分配管32とを挿入保持するガイド孔81が設けられ、冷媒供給管31と冷媒分配管32の上部をガイド孔に挿入することにより、冷媒供給管31と冷媒分配管32が、水平方向に振れるのを防止して、配管接続部品の挿入孔に共軸に、且つ、冷媒供給管31及び冷媒分配管32同士が平行に位置付けられる。
【0050】
この固定部材により、ろう付が終了するまで、配管挿入部品20の挿入孔に対して冷媒供給管31と冷媒分配管32が傾くことがなく、冷媒供給管31および冷媒分配管32の挿入部分の外面と配管取付け板1に設けた挿入孔内面との接触が不均一とならず、配管取付け板1から冷媒供給管31および冷媒分配管32への熱伝導が不均一となってろう材の溶融時簡に差が生じない。
【0051】
【発明の効果】
本発明の方法は、導電金属製の柱状ろう接母材のほぼ中心部のろう接部のろう材を、周辺部の複数のろう接部とにろう材より低い固相線温度にしたので、柱状ろう接母材を高周波コイルの内側に配置して高周波加熱することにより、中心部のろう付けを早めるようにして、中心部のろう材と周辺部のろう材がほぼ同時に溶融するので過剰加熱によるろう材の流出や母材溶融を防止できる。
【0052】
本発明のろう付け方法は、柱状ろう接母材の導電金属が銅若しくは銅合金であつて、ろう材が、銅合金ろう材を利用することにより、ろう接母材自体に溶損などの欠陥がなく、且つろう接部の接合強度の高い部品に組立てることが可能である。
【0053】
上記ろう接部が、柱状ろう接母材に開口する挿入孔と、該挿入孔に挿入してろう付けされるべき挿入部材とから構成され、ろう材が挿入孔の開口部廻りに配置されれば、高周波ろう付けにより、ろう接母材に多数の挿入部材を立設固定することができる。
【0054】
柱状ろう接母材には、挿入孔の開口部にテーパ面を形成してろう材を埋設するテーパ溝を設けることにより、互いに隣接するろう材が隔離され、溶融したろう材が他のろう材を吸収することがないので、ろう接部におけるろう材切れを有効に防止することができる。
【0055】
柱状ろう接母材が、空気調製機器の冷媒分配器に使用する配管取付け板を含み、挿入部材が、冷媒供給管と冷媒分配管とするので、高周波ろう付けにより分配器を溶損やろう材流出などの欠陥を生じることなく、組立てることができる。
【0056】
上記のろう付け方法が、柱状ろう接母材の底部を着脱自在に載置する部材受止部と高周波コイルを固定するためのコイル保持部とを備えた絶縁性の部品保持手段を使用すれば、高周波コイルの内側に、柱状ろう接母材を共軸状に配置できるので、部材表面に発生する誘導電流分布の均一化が図れ、円周方向の均一加熱が得られ、過熱による溶損や加熱不足によるろう接不良を防止できる。
【0057】
上記ろう付け方法が、上記の部品保持手段と、コイル保持部に保持した高周波コイルとを気密性チャンバ内に固定すれば、高周波加熱によるろう付けを制御雰囲気中で行なうことができ、ろう接母材の表面酸化を防止し、ろう接部品を清浄に保つことができる。
【0058】
本発明は、挿入部材を、予め、柱状ろう接母材に開口した挿入孔に挿入して立設し、挿入部材の上方を固定部材により支持し、ろう付けに際して、ろう接母材の挿入孔に共軸に配置すれば、冷媒供給管と冷媒分配管が傾くことがなくなるので冷媒供給管および冷媒分配管の挿入部分の外面と配管取付け板に設けた挿入孔内面との接触が不均一とならず、配管取付け板から冷媒供給管および冷媒分配への熱伝導が均一となる。これにより、量産時の組立信頼性が向上するとともに、一括ろう付組立が容易となり組立費用が低減できるので安価な製品を提供できるようになる。
【0059】
本発明のろう付け装置は、絶縁性の部品保持手段が、柱状ろう接母材の底部を着脱自在に載置する部材受止部と高周波コイルを固定するためのコイル保持部とを備えたので、高周波コイルの内側に上記ろう接母材を共軸状に配置することができ、部材表面に発生する誘導電流分布の均一化が図れ、円周方向の均一加熱が得られ、過熱による溶損や加熱不足によるろう接不良を防止できる。
【0060】
ろう付け装置は、部品保持手段と、当該コイル保持部に保持した高周波コイルとを気密チャンバ内に収容して固定すれば、高周波加熱によるろう付けを制御雰囲気中で行なうことができ、ろう接母材の表面酸化を防止し、ろう接部品を清浄に保つことができる。
【0061】
気密チャンバは、不活性ガスを導入する導入口と、チャンバ内を排気する排出口を備えれば、所望の非酸化性ガスにより雰囲気制御可能とすれば、ろう接母材の表面酸化や溶融ろう材の酸化を確実に防止することができる。
【0062】
柱状ろう接母材に開口する挿入孔に挿入部材を挿入して立設した挿入部材の上部を支持する固定部材を備えて、ろう付けに際して、ろう接母材の挿入孔に共軸に位置付けられるようにすれば、部材表面に発生する誘導電流分布の均一化が図れ、円周方向の均一加熱が得られ、過熱による溶損や加熱不足によるろう接不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るろう付け方法において、供給管と分配管をろう付けすべき冷媒分配器と高周波コイルとの配置関係を示す上面図(A)と縦断面図(B)である。
【図2】 本発明の実施の形態によるろう付け過程におけるろう接部品のろう接部各部の温度とコイル通電時間との関係を示すグラフである。
【図3】 本発明の実施の形態に係る部品保持手段と冷媒分配器との配置を示す上面図(A)と縦断面図(B)である。
【図4】本発明の実施の形態に係るチャンバ内に部品保持手段と高周波コイルを固定したろう接装置の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る方法においてろう付前の冷媒分配器を示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るチャンバ内に部品保持手段と高周波コイルを固定したろう接装置の断面図である。
【図7】 空調機器の冷媒回路図である。
【図8】 冷媒分配器の構造を示す断面図である。
【図9】 従来の高周波ろう付で冷媒分配器と配管を接合する際の冷媒分配器の断面図である。
【図10】 従来の高周波ろう付で冷媒分配器と配管を接合する場合の冷媒分配器の熱流を示す断面図である。
【図11】 従来の高周波ろう付け方法によるろう接部の温度とコイル通電時間の関係図である。
【符号の説明】
1 配管取付け板、 2 カバー部材、 31 冷媒供給管、 32 冷媒分配管32、 4 高周波コイル、 5 ろう材、 51 中心部のろう材、 52周辺部のろう材、 6 部品保持手段、 7 チャンバ。

Claims (6)

  1. 導電金属から成る容器状のカバー部材と、
    上記カバー部材の開口部に嵌め込まれ、中央部とその周辺部とに複数の挿入孔が設けられた配管取付け板と、
    上記中央部の挿入孔に挿入される冷媒供給管と、
    上記周辺部の挿入孔に挿入される複数の冷媒分配管と、を含む冷媒分配器を製造する方法であって、
    カバー部材の開口部に配管取付け板を嵌め込み、配管取付け板の挿入孔に冷媒供給管及び冷媒分配管を挿入する工程と、
    カバー部材の端面と配管取付け板の外周との間の段部と、上記周辺部の挿通孔の廻りとに第1のろう材を配置し、上記中央部の挿通孔の廻りに上記第1のろう材よりも固相線温度の低い第2のろう材を配置する工程と、
    カバー部材の外周に高周波コイルを設置し、該高周波コイルに通電することによりカバー部材の外周表面を高周波加熱して、カバー部材から配管取付け板へ熱を伝導させて第1のろう材及び第2のろう材を溶融させる工程と、
    前記カバー部材がその溶融温度に達する前に、上記高周波コイルの通電を停止する工程と、を含む冷媒分配器の製造方法。
  2. 上記カバー部材の導電金属が銅若しくは銅合金であって、上記第1のろう材及び第2のろう材が、上記カバー部材の融点より低い温度で溶融する銅合金ろう材である請求項1に記載の冷媒分配器の製造方法。
  3. 上記カバー部材には、挿入孔の開口部にテーパ面を形成してろう材を埋設する溝を設けた請求項1又は2に記載の冷媒分配器の製造方法。
  4. 上記の製造方法が、上記カバー部材の底部を着脱自在に載置する部材受止部と高周波コイルを固定するためのコイル保持部とを備えた絶縁性の部品保持手段を使用して、高周波コイルの内側に上記カバー部材を共軸状に配置するようにした請求項1ないし3のいずれかに記載の冷媒分配器の製造方法。
  5. 上記の製造方法が、気密性チャンバ内に上記の部品保持手段と、コイル保持部に保持した高周波コイルとを固定して、高周波加熱によるろう付けを制御雰囲気中で行なうことを含む請求項4に記載の冷媒分配器の製造方法。
  6. 予め上記カバー部材に開口する挿入孔に冷媒供給管及び冷媒分配管を挿入して立設し、固定部材により、冷媒供給管及び冷媒分配管の各々の上部を支持して、
    冷媒供給管及び冷媒分配管が上記カバー部材の挿入孔に共軸状に且つ冷媒供給管及び冷媒分配管が互いに平行に位置付けるように設定した請求項1ないし5のいずれかに記載の冷媒分配器の製造方法。
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