JP3933454B2

JP3933454B2 - Air pinch valve

Info

Publication number: JP3933454B2
Application number: JP2001366324A
Authority: JP
Inventors: 清晴米森; 正樹浅岡; 石川　　浩
Original assignee: サン・シールド株式会社
Priority date: 2001-11-30
Filing date: 2001-11-30
Publication date: 2007-06-20
Anticipated expiration: 2021-11-30
Also published as: JP2003166395A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、中央に形成された流路を開閉するために使用されるエアーピンチバルブに関し、特に、シールド機により掘削された土砂を該シールド機から排出する排泥管に固定されるエアーピンチバルブに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば、土圧式セミシールド機，泥水加圧式セミシールド機及び泥濃式セミシールド機等のセミシールド機や乃至はこれらの機械（以下、シールド機と言う。）を使用したセミシールド工法は、適用土質も広く、また操作性にも富んでいることから、地中にトンネル等の横坑を構築したり下水管きょを構築する場合には広く使用されている。
【０００３】
そして、こうしたシールド工法を行う場合には、シールド機の先端に配設されたカッターヘッドを、該シールド機内に設けられた駆動モータを駆動させることにより回転させ、掘削した含水率の高い泥土（泥水）を内部に取り込みながら推進する。また、このシールド機本体内には、排泥管の先端が固定されている。この排泥管は、上記シールド機から該シールド機に後続するシールド管内や発進縦坑を経て、基端側は地上に設置された排泥槽に接続されており、この排泥槽には、排泥管内を負圧にする吸気装置が接続されている。また、図７に示すように、この排泥管５０には、エアーピンチバルブ５１が固定され、適宜このエアーピンチバルブ５１が開閉されることにより順次シールド機５２から排出された図示しない泥水は、上記図示しない吸気装置の駆動力により吸引されながら排泥管５０を通り、上記図示しない排泥槽内に収用される。
【０００４】
そして、このエアーピンチバルブ５１は、図８に示すように、円筒状に成形されたバルブケース５５と、このバルブケース５５内に収容されたバルブ５６と、上記バルブケース５５とバルブ５６とを固定する一方及び他方の固定リング５７，５８とを備えている。上記バルブケース５５は、バルブケース半体５９，６０からなるものであり、これらが組み合わされて円筒状となされた円筒部５５ａの両端にフランジ部５５ｂ，５５ｃが形成され、該円筒部５５ａには、このバルブケース５５内に気体を圧入する際に該気体が流入する管部５５ｄが形成されている。また、上記フランジ部５５ｂ，５５ｃには、ネジ孔５５ｄ，５５ｅが形成されている。また、上記バルブ５６は、ゴムにより成形されてなるものであり、上記バルブケース５５の内径よりもやや短い外径を有する円筒部５６ａと、この円筒部５６ａの両端に形成されてなるフランジ部５６ｂ，５６ｃとから構成され、これらのフランジ部５６ｂ，５６ｃには、後述するボルトが挿通される挿通孔５６ｄ，５６ｅが形成されている。また、上記一方及び他方の固定リング５７，５８は、上記バルブ５６とバルブケース５５とを固定するものであって、上記バルブ５６の両面と同じ面積を有してなり、それぞれボルト６１が挿通される挿通孔５７ａ，５８ａが形成されている。したがって、上述した従来のエアーピンチバルブ５１では、上記バルブケース５５（一方のバルブケース半体５９）に形成された管部５５ｄから気体がバルブ５６を構成する円筒部５６ａと該バルブケース５５との間に圧入されると、この気体の圧力により上記バルブ５６を構成する円筒部５６ａが変形し該円筒部５６ａが閉塞され、また、該管部５５ｄを開放することによりこの閉塞状態が解除される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のエアーピンチバルブ５１では、上記管部５５ｄから気体が圧入され、該気体の圧力により変形する際に、バルブ５６内に礫Ｓが位置すると、この礫Ｓにより内部が完全に閉塞されない。したがって、こうした従来のエアーピンチバルブ５１前述した排泥管５０の中途部に固定した場合には、泥土（又は泥水）が排泥管５０の下流側に漏出することとなるとともに、該排泥管５０が閉塞されたり、或いは図７に示すシールド５２の先端で回転駆動するカッターヘッド５２ａにより掘削する地山が崩壊されてしまう原因となる。
【０００６】
そこで、本発明は、上述した従来のエアーピンチバルブが有する課題を解決するために提案されたものであって、比較的小さな礫が内部に位置している場合であっても、内部を確実に閉塞することができる新規なエアーピンチバルブを提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第１の発明（請求項１記載の発明）は、円筒状に成形され内部に圧入される気体の流路となる管部が形成されてなるバルブケースと、このバルブケース内に収容されるとともに上記管部から圧入された気体の圧力により変形し内部を閉塞する円筒状のバルブと、を備えてなり、上記バルブの内周面には、凹部とこの凹部に並ぶ凸部が螺旋状に形成されてなるとともに、上記管部から圧入された気体により該バルブが変形し内部を閉塞した際にこの凹部内に凸部が嵌るよう構成されてなることを特徴とするものである。
【００１１】
この第１の発明では、バルブの内周面には、凹部とこの凹部に並ぶ凸部が螺旋状に形成されてなるとともに、上記管部から圧入された気体により該バルブが変形し内部を閉塞した際にこの凹部内に凸部が嵌るよう構成されてなることから、排泥管の閉塞や地山の崩壊を防止することができる。特に、この発明では、上記凹部及び凸部が螺旋状に形成されてなる（該凹部及び凸部はバルブの一端側から他端側に亘って連続している）ことから、より一層確実に内部を閉塞することが可能となる。
【００１２】
また、第２の発明（請求項２記載の発明）は、円筒状に成形され内部に圧入される気体の流路となる管部が形成されてなるバルブケースと、このバルブケース内に収容されるとともに上記管部から圧入された気体の圧力により変形し内部を閉塞するに足りる素材により成形された基層と、この基層の内周に積層され該基層よりも軟質の素材で礫が包み込まれる軟質層との２層からなるバルブと、を備えてなることを特徴とする土砂排出用のものである。
【００１３】
この第２の発明では、バルブは、管部から圧入された気体の圧力により変形し内部を閉塞するに足りる素材により成形された基層と、この基層の内周に積層され該基層よりも軟質の素材で礫が包み込まれる軟質層との２層からなることから、内部に比較的小さな礫が位置する場合には、上記軟質層によりその礫が包み込まれる。したがって、この第２の発明による場合であっても、確実に内部を閉塞することが可能となる。
【００１４】
なお、上記基層としては、従来のエアーピンチバルブを構成するバルブの素材と同じ素材を使用することができ、また、上記軟質層に用いられる素材としては、ウレタン樹脂，シリコン樹脂，オルガノ樹脂やこれらに発泡剤が添加された発泡樹脂を使用することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態に係るエアーピンチバルブについて図面を参照しながら詳細に説明する。先ず、第１の実施の形態に係るエアーピンチバルブについて詳細に説明する。
【００１６】
この第１の実施の形態に係るエアーピンチバルブ１は、図１に示すように、一方のバルブケース半体２及び他方のバルブケース半体３からなり、全体が略円筒状に形成されたバルブケース４と、このバルブケース４内に収容され固定されるバルブ５と、上記バルブケース４とバルブ５とを固定するための一方及び他方の固定リング６，７とを備えている。
【００１７】
上記一方のバルブケース半体２及び他方のバルブケース３とは、何れも半円弧状に成形された円弧状部２ａ，３ａと、この円弧状部２ａ，３ａの一端に形成された一方のフランジ部２ｂ，３ｂと、該円弧状部２ａ，３ａの他端に形成された他方のフランジ部２ｃ，３ｃとを備え、上記一方及び他方のフランジ部２ｂ，２ｃ，３ｂ，３ｃには、これら一方及び他方のバルブケース半体２，３からなるバルブケース４と、バルブ５とを固定するための全部で８つのボルト８が螺着される８つのネジ孔２ｄ，３ｄが螺刻されている。なお、上記バルブケース４を構成する一方のバルブケース半体２の円弧状部２ａには、該バルブケース４内に気体を圧入する図示しない気体圧入ホースが接続される管部２ｅが形成されている。
【００１８】
また、上記バルブ５は、従来のエアーピンチバルブを構成するバルブと同じ素材（ゴム）により一体成形されてなるものであって、上記バルブケース４の内径よりもやや短い外径となされた円筒部５ａと、この円筒部５ａの一端に形成され裏面は上記バルブケース４に形成された一方のフランジ部２ｂ，３ｂの正面と接合される一方のフランジ部５ｂと、上記円筒部５ａの他端に形成され裏面は上記バルブケース４に形成された他方のフランジ部２ｃ，３ｃの正面と接合される他方のフランジ部５ｃとからなり、上記一方及び他方のフランジ部５ｂ，５ｃには、それぞれ８つのボルト挿通穴５ｄ，５ｅが穿設されている。
【００１９】
そして、この実施の形態に係るエアーピンチバルブ１では、上記バルブ５の円筒部５ａの内周面には、図１及び図２に示すように、螺旋状の凹部５ｆが形成され、この凹部５ｆと凹部５ｆとの間は、凸部５ｇとなされている。この凹部５ｆ及び凸部５ｇは、本発明（請求項１及び２記載の発明）を構成する凹部及び凸部であり、該凹部５ｆの幅は、凸部５ｇの幅と同じか僅かに長いものとなされ、且つ、後述するように、上記バルブケース４内に気体が圧入され該気体の圧力により内部が変形した際に、該凹部５ｆ内に凸部５ｇが嵌る形状とされている。
【００２０】
また、上記一方及び他方の固定リング６，７は、上記バルブ５を構成する一方及び他方のフランジ部５ｂ，５ｃと同じ形状に成形されてなるものであり、該バルブ５のフランジ部５ｂ，５ｃに穿設されたボルト挿通穴５ｄ，５ｅに対応した位置に全部で８つのボルト挿通穴６ａ，７ａが穿設されている。
【００２１】
したがって、この実施の形態に係るエアーピンチバルブ１は、図１に示すバルブ５の円筒部５ａを、両側から上記一方及び他方のバルブケース半体２，３により挟み、上記一方及び他方の固定リング６，７と上記左右それぞれ８つのボルト８により固定し、上記各部品を一体化させる。
【００２２】
そして、このように一体化されたエアーピンチバルブ１に、上記管部２ｅを介して図示しない気体圧入ホースを接続し、該気体圧入ホースからバルブケース４とバルブ５との間に気体を圧入すると、該気体の圧力によりバルブ５を構成する円筒部５ａが変形し、該円筒部５ａの内側が閉塞される。このとき、このバルブ５内に礫Ｓが位置すると、図３及び図４に示すように、礫Ｓの周囲は、バルブ５の内周面に形成された凹部５ｆ内に凸部５ｇが嵌まり込む。これにより、礫Ｓがバルブ５内に位置する場合であっても、確実に内部が閉塞される。
【００２３】
したがって、この実施の形態に係るエアーピンチバルブ１によれば、礫Ｓの存在により、内部が閉塞されず泥土や泥水が漏出することがない。このため、この第１の実施の形態に係るエアーピンチバルブ１を、図７に示す排泥管５０の中途部に固定した場合であっても、礫Ｓにより内部が閉塞されず、該排泥管５０が閉塞したり、シールド機５２により掘削する地山が崩壊する危険性も有効に防止することができる。
【００２４】
特に、この実施の形態に係るエアーピンチバルブ１では、バルブ５の内周面に、螺旋状の凹部５ｆと凸部５ｇを形成したことから、製造も容易となり、また、泥土がこの凹部５ｆ内に堆積した場合であっても、気体の圧入による変形の繰り返しにより自然に該堆積した泥土は除去される。
【００２５】
次に、本発明の第２の実施の形態に係るエアーピンチバルブ１０について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【００２６】
この第２のエアーピンチバルブ１０は、前述した第１の実施の形態に係るエアーピンチバルブ１を構成するバルブケース４，一方及び他方の固定リング６，７及びボルト８は、それぞれ同一の構成であることから、同一の符号を用いるとともに、それぞれの説明は省略し、構成の異なるバルブ１１について説明する。このバルブ１１は、図５に示すように、円筒部１１ａと、この円筒部１１ａの一端に形成された一方のフランジ部１１ｂと、上記円筒部１１ａの他端に形成された他方のフランジ部１１ｃとを備え、これら円筒部１１ａ及び一方及び他方のフランジ部１１ｂ，１１ｃは、従来のエアーピンチバルブを構成するバルブに用いられている素材と同じゴムにより一体成形されたものであり、上記円筒部１１ａは、本発明を構成する基層である。なお、上記一方及び他方のフランジ部１１ｂ，１１ｃには、上記ボルト８が挿通される挿通穴１１ｄ，１１ｅが穿設されている。
【００２７】
そして、上記基層である円筒部１１ａの内周面には、上記ゴムよりも軟質となされたウレタン樹脂からなる軟質層１１ｆが積層されている。この軟質層１１ｆの肉厚は、想定する礫Ｓの大きさにより適宜選定されるものであり、本実施の形態では、約５０ｍｍ〜２０ｍｍの肉厚とされている。
【００２８】
したがって、上述した第２の実施の形態に係るエアーピンチバルブ１０によれば、バルブケース４とバルブ１１との間に気体が圧入され、該気体の圧力によりバルブ１１を構成する円筒部（基層）１１ａと軟質層１１ｆとが変形し、該軟質層１１ｆの内側が閉塞され、そして、図６に示すように、内部に礫Ｓが存在する場合であっても、上記軟質層１１ｆより該礫Ｓは包まれることとなり、該礫Ｓの周囲は上記軟質層１１ｆにより確実に密閉することができる。また、この第２の実施の形態に係るエアーピンチバルブ１０によれば、上記第１の実施の形態に係るエアーピンチバルブ１に比べ、バルブ１１の内周面には、凹部や凸部が形成されていないことから、泥土などの異物が堆積する可能性もなく、より一層内部を密閉することが可能となる。
【００２９】
なお、上記各実施の形態に係るエアーピンチバルブ１，１０では、バルブケース４が一方及び他方のバルブケース半体２，３の２つの部品から構成されているが、本発明を構成するバルブケースは、このように２つの部品から構成されている必要はなく、一体成形されたものであっても良い。
【００３０】
【発明の効果】
前述した本発明の実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項１記載の発明)では、バルブの内周面には、凹部とこの凹部に並ぶ凸部が螺旋状に形成されてなるとともに、上記管部から圧入された気体により該バルブが変形し内部を閉塞した際にこの凹部内に凸部が嵌るよう構成されてなることから、排泥管の閉塞や地山の崩壊を防止することができる。特に、この発明では、上記凹部及び凸部が螺旋状に形成されてなる（該凹部及び凸部はバルブの一端側から他端側に亘って連続している）ことから、より一層確実に内部を閉塞することが可能となる。
【００３２】
また、第２の発明（請求項３記載の発明）では、バルブケース内に収容されるとともに上記管部から圧入された気体の圧力により変形し内部を閉塞するに足りる素材により成形された基層と、この基層の内周に積層され該基層よりも軟質の素材で礫が包み込まれる軟質層との２層からなるバルブと、を備えてなることから、内部に比較的小さな礫が位置する場合には、上記軟質層によりその礫が包み込まれる。したがって、この発明による場合であっても、確実に内部を閉塞することが可能となり、さらに、内周に泥土などの異物が堆積することもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るエアーピンチバルブの分解斜視図である。
【図２】バルブを示す側断面図である。
【図３】エアーピンチバルブが礫とともに閉塞された状態を示す側断面図である。
【図４】図４に示す礫とその周りを拡大して示す拡大断面図である。
【図５】本発明の第２の実施の形態に係るエアーピンチバルブの側断面図である。
【図６】エアーピンチバルブが礫とともに閉塞された状態を示す側断面図である。
【図７】従来のエアーピンチバルブが排泥管に固定された状態を模式的に示す側面図である。
【図８】従来のエアーピンチバルブが礫とともに閉塞された状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
１エアーピンチバルブ
２一方のバルブケース半体
２ｅ管体
３他方のバルブケース半体
４バルブケース
５バルブ
５ａ円筒部
５ｆ凹部
５ｇ凸部
１０エアーピンチバルブ
１１バルブ
１１ａ円筒部
１１ｆ軟質層
Ｓ礫[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to an air pinch valve used for opening and closing a channel formed in the center, and in particular, an air pinch valve fixed to a mud pipe for discharging earth and sand excavated by a shield machine from the shield machine. It is about.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, semi-shielding machines such as earth pressure type semi-shielding machine, mud pressurizing type semi-shielding machine and mud concentration type semi-shielding machine, or semi-shielding methods using these machines (hereinafter referred to as shielding machines) have been used. It is widely used when constructing a horizontal shaft such as a tunnel or a sewage pipe in the ground because it has a wide range of applicable soils and is easy to operate.
[0003]
When performing such a shield method, the cutter head disposed at the tip of the shield machine is rotated by driving a drive motor provided in the shield machine, and the excavated mud (muddy water) ) The tip of the mud pipe is fixed in the shield machine body. This sludge pipe is connected to a sludge tank installed on the ground at the base end side through a shield pipe and a start shaft that follows the shield machine from the shield machine. An air intake device that makes the inside of the sludge pipe negative is connected. Further, as shown in FIG. 7, an air pinch valve 51 is fixed to the mud pipe 50, and muddy water (not shown) sequentially discharged from the shield machine 52 by opening and closing the air pinch valve 51 as appropriate. While being sucked by the driving force of the intake device (not shown), it passes through the waste pipe 50 and is taken into the waste tank (not shown).
[0004]
As shown in FIG. 8, the air pinch valve 51 fixes a valve case 55 formed in a cylindrical shape, a valve 56 accommodated in the valve case 55, and the valve case 55 and the valve 56. One and the other fixing rings 57 and 58 are provided. The valve case 55 is composed of valve case halves 59 and 60, and flange portions 55b and 55c are formed at both ends of a cylindrical portion 55a formed by combining them into a cylindrical shape. A tube portion 55d into which the gas flows when the gas is pressed into the valve case 55 is formed. In addition, screw holes 55d and 55e are formed in the flange portions 55b and 55c. The valve 56 is made of rubber and has a cylindrical portion 56a having an outer diameter slightly shorter than the inner diameter of the valve case 55, and flange portions 56b formed at both ends of the cylindrical portion 56a. , 56c, and through holes 56d, 56e through which bolts described later are inserted are formed in these flange portions 56b, 56c. The one and the other fixing rings 57 and 58 are for fixing the valve 56 and the valve case 55, have the same area as both surfaces of the valve 56, and are respectively inserted with bolts 61. Insertion holes 57a and 58a are formed. Therefore, in the above-described conventional air pinch valve 51, the gas from the pipe portion 55d formed in the valve case 55 (one valve case half 59) forms a valve 56 and the valve case 55. When the pressure is inserted in between, the cylindrical portion 56a constituting the valve 56 is deformed by the pressure of the gas to close the cylindrical portion 56a, and the closed state is released by opening the pipe portion 55d. .
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional air pinch valve 51 described above, when the gas is press-fitted from the pipe portion 55d and is deformed by the pressure of the gas, if the gravel S is located in the valve 56, the inside of the gravel S is completely removed by the gravel S. Not blocked. Therefore, when such a conventional air pinch valve 51 is fixed in the middle of the above-described mud pipe 50, mud (or mud water) leaks downstream of the mud pipe 50, and the mud pipe 50 may be blocked, or the ground excavated by the cutter head 52a that is rotationally driven at the tip of the shield 52 shown in FIG.
[0006]
Therefore, the present invention has been proposed to solve the above-described problems of the conventional air pinch valve, and even if relatively small gravel is located inside, the inside can be reliably secured. An object of the present invention is to provide a novel air pinch valve that can be closed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been proposed in order to achieve the above object, and the first invention (the invention described in claim 1) is a tube which is formed into a cylindrical shape and serves as a gas flow path to be press-fitted into the inside. And a cylindrical valve that is accommodated in the valve case and is deformed by the pressure of the gas that is press-fitted from the pipe portion to close the inside. A concave portion and a convex portion aligned with the concave portion are formed in a spiral on the inner peripheral surface, and the convex portion is formed in the concave portion when the valve is deformed by the gas press-fitted from the pipe portion and closes the inside. It is comprised so that may fit .
[0011]
According to the first aspect of the present invention, a concave portion and a convex portion aligned with the concave portion are formed in a spiral shape on the inner peripheral surface of the valve, and the valve is deformed by the gas press-fitted from the pipe portion to close the inside. from becoming it is configured to protrusion is fitted into the this the recess when it is possible to prevent the collapse of the obstruction or natural ground discharge mud tube. In particular, in the inventions of this, the concave and convex portion is formed in a spiral shape from the (concave portion and the convex portion is being continuously across from one end to the other end of the valve) that, more reliably It is possible to close the inside.
[0012]
According to a second aspect of the invention (invention described in claim 2) includes a valve case which the pipe section as a flow path of gas is formed to be press-fitted therein is formed into a cylindrical shape, is housed in the valve case In addition, a base layer formed of a material that is deformed by the pressure of the gas injected from the pipe part and closes the inside, and a soft material in which gravel is wrapped with a material softer than the base layer that is laminated on the inner periphery of the base layer It is a thing for earth and sand discharge characterized by including a valve which consists of two layers with a layer .
[0013]
In the second aspect of the invention, the valve is formed by a material that is deformed by the pressure of the gas injected from the pipe portion and closes the inside, and is laminated on the inner periphery of the base layer and is softer than the base layer. Since it consists of two layers, the soft layer in which the gravel is encased in the material, when the relatively small gravel is located inside, the gravel is encased in the soft layer. Therefore, even in the case of the second invention, the inside can be reliably closed.
[0014]
In addition, as the base layer, the same material as that of the valve constituting the conventional air pinch valve can be used, and as the material used for the soft layer, urethane resin, silicon resin, organo resin, and these A foamed resin to which a foaming agent is added can be used.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an air pinch valve according to each embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. First, the air pinch valve according to the first embodiment will be described in detail.
[0016]
As shown in FIG. 1, the air pinch valve 1 according to the first embodiment is composed of one valve case half 2 and the other valve case half 3 and is formed in a substantially cylindrical shape as a whole. A case 4, a valve 5 housed and fixed in the valve case 4, and one and other fixing rings 6 and 7 for fixing the valve case 4 and the valve 5 are provided.
[0017]
The one valve case half 2 and the other valve case 3 are both arc-shaped portions 2a and 3a formed in a semicircular arc shape and one flange formed at one end of the arc-shaped portions 2a and 3a. Part 2b, 3b and the other flange part 2c, 3c formed at the other end of the arcuate part 2a, 3a, the one and the other flange part 2b, 2c, 3b, 3c In addition, eight screw holes 2d and 3d into which a total of eight bolts 8 for fixing the valve case 4 including the valve case half 2 and 3 and the valve 5 are screwed are screwed. A tube portion 2e to which a gas press-in hose (not shown) for injecting gas into the valve case 4 is connected is formed on the arc-shaped portion 2a of one valve case half 2 constituting the valve case 4. Yes.
[0018]
The valve 5 is integrally formed of the same material (rubber) as the valve constituting the conventional air pinch valve, and has a cylindrical portion whose outer diameter is slightly shorter than the inner diameter of the valve case 4. 5a, one flange portion 5b formed on one end of the cylindrical portion 5a and the back surface joined to the front surface of one flange portion 2b, 3b formed on the valve case 4, and the other end of the cylindrical portion 5a. The formed rear surface is composed of the other flange portion 5c joined to the front surface of the other flange portion 2c, 3c formed on the valve case 4, and each of the one and other flange portions 5b, 5c has eight Bolt insertion holes 5d and 5e are formed.
[0019]
In the air pinch valve 1 according to this embodiment, a spiral recess 5f is formed on the inner peripheral surface of the cylindrical portion 5a of the valve 5 as shown in FIGS. 1 and 2, and the recess 5f A convex portion 5g is formed between the concave portion 5f and the concave portion 5f. The concave portion 5f and the convex portion 5g are the concave portion and the convex portion constituting the present invention (the invention according to claims 1 and 2), and the width of the concave portion 5f is equal to or slightly longer than the width of the convex portion 5g. In addition, as will be described later, when the gas is pressed into the valve case 4 and the inside is deformed by the pressure of the gas, the convex portion 5g is fitted into the concave portion 5f.
[0020]
The one and other fixing rings 6 and 7 are formed in the same shape as the one and other flange portions 5b and 5c constituting the valve 5, and the flange portions 5b and 5c of the valve 5 are formed. A total of eight bolt insertion holes 6a, 7a are drilled at positions corresponding to the bolt insertion holes 5d, 5e drilled in the hole.
[0021]
Therefore, in the air pinch valve 1 according to this embodiment, the cylindrical portion 5a of the valve 5 shown in FIG. 1 is sandwiched between the one and other valve case halves 2 and 3 from both sides, and the one and the other fixing rings are sandwiched. 6 and 7 and 8 bolts 8 on each of the left and right sides, and the above components are integrated.
[0022]
Then, when a gas press-in hose (not shown) is connected to the air pinch valve 1 integrated in this way via the pipe portion 2e, and a gas is press-fitted between the valve case 4 and the valve 5 from the gas press-in hose. The cylindrical part 5a constituting the valve 5 is deformed by the pressure of the gas, and the inside of the cylindrical part 5a is closed. At this time, when the gravel S is located in the bulb 5, as shown in FIGS. 3 and 4, the convex portion 5g is fitted in the concave portion 5f formed on the inner peripheral surface of the bulb 5, around the gravel S. Include. Thereby, even if the gravel S is located in the valve 5, the inside is reliably closed.
[0023]
Therefore, according to the air pinch valve 1 according to this embodiment, due to the presence of the gravel S, the inside is not blocked and mud and muddy water do not leak out. For this reason, even when the air pinch valve 1 according to the first embodiment is fixed in the middle of the mud pipe 50 shown in FIG. It is possible to effectively prevent the risk of the pipe 50 being blocked or the natural ground excavated by the shield machine 52 from collapsing.
[0024]
In particular, in the air pinch valve 1 according to this embodiment, since the spiral concave portion 5f and the convex portion 5g are formed on the inner peripheral surface of the valve 5, the manufacture becomes easy, and mud is contained in the concave portion 5f. Even if it is deposited on the soil, the deposited mud is naturally removed by repeated deformation due to gas injection.
[0025]
Next, an air pinch valve 10 according to a second embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0026]
In the second air pinch valve 10, the valve case 4, one and the other fixing rings 6, 7 and the bolt 8 constituting the air pinch valve 1 according to the first embodiment described above have the same configuration. For this reason, the same reference numerals are used, and descriptions thereof are omitted, and the valves 11 having different configurations will be described. As shown in FIG. 5, the valve 11 includes a cylindrical portion 11a, one flange portion 11b formed at one end of the cylindrical portion 11a, and the other flange portion 11c formed at the other end of the cylindrical portion 11a. The cylindrical portion 11a and the one and other flange portions 11b and 11c are integrally formed of the same rubber as the material used for the valve constituting the conventional air pinch valve. 11a is a base layer constituting the present invention. The one and other flange portions 11b and 11c are formed with insertion holes 11d and 11e through which the bolts 8 are inserted.
[0027]
And the soft layer 11f which consists of urethane resin made softer than the said rubber | gum is laminated | stacked on the internal peripheral surface of the cylindrical part 11a which is the said base layer. The thickness of the soft layer 11f is appropriately selected according to the assumed size of the gravel S, and in the present embodiment, the thickness is about 50 mm to 20 mm.
[0028]
Therefore, according to the air pinch valve 10 according to the second embodiment described above, a gas is press-fitted between the valve case 4 and the valve 11, and the cylindrical portion (base layer) constituting the valve 11 by the pressure of the gas. 11a and the soft layer 11f are deformed, the inside of the soft layer 11f is closed, and as shown in FIG. 6, even if the gravel S is present inside, the gravel S is more than the soft layer 11f. The surroundings of the gravel S can be reliably sealed by the soft layer 11f. Further, according to the air pinch valve 10 according to the second embodiment, a concave portion or a convex portion is formed on the inner peripheral surface of the valve 11 as compared with the air pinch valve 1 according to the first embodiment. Since no foreign matter such as mud is deposited, the inside can be further sealed.
[0029]
In the air pinch valves 1 and 10 according to the above embodiments, the valve case 4 is composed of two parts, one and the other half of the valve case 2, 3, but the valve case constituting the present invention. Is not necessarily composed of two parts as described above, and may be integrally formed.
[0030]
【The invention's effect】
As is clear from the above description of the embodiment of the present invention, in the present invention (the invention according to claim 1), a concave portion and a convex portion aligned with the concave portion are formed in a spiral shape on the inner peripheral surface of the valve. In addition, when the valve is deformed by the gas press-fitted from the pipe part and the inside is closed, the convex part is fitted into the concave part. Collapse can be prevented. In particular, according to the present invention, the concave and convex portions are formed in a spiral shape (the concave and convex portions are continuous from one end side to the other end side of the valve), so that the interior can be more reliably provided. Can be closed.
[0032]
In the second invention (the invention described in claim 3), the base layer is formed of a material that is accommodated in the valve case and is deformed by the pressure of the gas press-fitted from the pipe portion and closes the inside. When a relatively small gravel is located inside, a valve comprising two layers, a soft layer in which the gravel is wrapped with a softer material than the base layer and laminated on the inner periphery of the base layer Is encased in the soft layer. Therefore, even if by inventions of this, certainly it becomes possible to occlude the interior, further, the foreign matter such as mud on the inner circumference nor deposited.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of an air pinch valve according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view showing a valve.
FIG. 3 is a side sectional view showing a state where an air pinch valve is closed together with gravel.
4 is an enlarged cross-sectional view showing the gravel shown in FIG. 4 and its surroundings in an enlarged manner. FIG.
FIG. 5 is a side sectional view of an air pinch valve according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side sectional view showing a state in which an air pinch valve is closed together with gravel.
FIG. 7 is a side view schematically showing a state in which a conventional air pinch valve is fixed to a sludge pipe.
FIG. 8 is a side sectional view showing a state in which a conventional air pinch valve is closed together with gravel.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Air pinch valve 2 One valve case half 2e Tube 3 The other valve case half 4 Valve case 5 Valve 5a Cylindrical part 5f Concave part 5g Convex part 10 Air pinch valve 11 Valve 11a Cylindrical part 11f Soft layer S Gravel

Claims

A valve case in which a pipe part is formed as a gas flow path that is molded into a cylindrical shape and is press-fitted inside, and is deformed by the pressure of the gas that is housed in the valve case and press-fitted from the pipe part. A cylindrical valve that closes the valve, and a concave portion and a convex portion aligned with the concave portion are formed in a spiral shape on the inner peripheral surface of the valve, and by a gas press-fitted from the pipe portion. An air pinch valve characterized in that when the valve is deformed and the inside is closed, a convex part is fitted into the concave part .

A valve case in which a pipe part is formed as a gas flow path that is molded into a cylindrical shape and is press-fitted inside, and is deformed by the pressure of the gas that is housed in the valve case and press-fitted from the pipe part. A valve formed of two layers, a base layer formed of a material sufficient to close the base, and a soft layer laminated on the inner periphery of the base layer and enveloping gravel with a softer material than the base layer. An air pinch valve for discharging earth and sand .