JP3926187B2 - 立体構造経編地及びその編成方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子張り材や車輌用シート材、更には衣料用として用いられる立体構造経編地Tに関し、詳しくは、図1に示すように、上面部Uと下面部Bの2枚の編地と、これらを連結する連結糸Rでなる連結部Cとで構成され、上面部Uが透孔部Hを有するネット組織Nで、下面部Bが透孔部Hを有しない無地組織Pで形成される立体構造経編地Tであって、ネット組織Nの透孔部Hから他方の無地組織Pの内表面が鮮明に見え、しかも、耐圧性、圧縮回復性、通気性等の機能性に優れた意匠効果豊かな立体構造経編地Tに関する。
【0002】
【従来の技術】
椅子張り材や車輌用シート材に用いられる立体構造経編地は、表裏2枚の編地を連結する連結部をセンターカットして2枚に分離して得られる、表面が均一な立毛を有するベロア調布帛が主流であった。
しかし、昨今は更なる意匠効果と機能性を得るために連結糸をセンターカットせず、立体構造経編地そのものを使用するものがある。
【0003】
そして、これらの立体構造経編地としては、耐圧性や圧縮回復性、上、下面部同士の横ずれ防止等の機能を得るために、上、下面部に対し、ほぼ直交状態で連結する直交連結糸を有するもの、上、下面部に斜交した状態で連結する斜交連結糸を有するもの、或いは直交、斜交の両連結糸を同時に併せ持つトラス構造のもの等が提案されている。
つまり、これら従来の立体構造経編地においては、連結糸の上、下面部に対する交錯状態、つまりどのようなトラス構造を形成して、上、下面部同士の横ずれ防止や耐圧性を向上させるか等、立体構造の形態維持のための手段に主眼が置かれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記、形態維持の強化のみを考慮した立体構造経編地においては、上面部、下面部ともに無地組織である場合には問題にならないが、上面部にネット組織を、下面部に無地組織を採用している場合に問題が生ずる。
つまり、従来技術においては、上、下面部同士の横ずれ防止機能を得るためには、図6に示す斜視図と、図7に示す断面図から判るように、連結糸Rを外側に張り出し、ネット組織Nを上辺とする台形Dを形成するので、圧縮を受けていない場合でもネット組織Nの透孔部Hから連結糸Rが見えてしまう。
或いは、図8に示す斜視図と、図9に示す断面図から判るように、台形D1、D2同士が重なりあって、透孔部H直下の無地組織Pが全く見えなくなってしまう等、意匠上の問題が発生する。
【0005】
更には立体構造経編地Tが圧縮を受けた場合には、連結糸Rが透孔部Hからはみ出し、外部から損傷を受ける、或いは、はみ出した連結糸Rが元の位置に復帰しにくく、機能性の低下や使用時の不快感、或いは見栄えが悪くなる等の大きな問題点を呈していた。
【0006】
特に、上面部Uにネット組織Nを、下面部Bに無地組織Pを採用している立体構造経編地Tの場合には、ネット組織Nの透孔部Hから下面部Bの無地組織がはっきり見えることで意匠効果の向上を図ることを利点としているので、透孔部Hから連結糸Rが見えたり、圧縮時に連結糸Rがはみ出してこれが絡んで元に戻りにくい等の現象は大きな欠点となる。
本発明は、耐圧性、圧縮回復性、通気性、上・下面部同士の横ずれ防止等の従来機能を充分に維持しつつ、しかも、連結糸Rの存在が視覚的に障害とならず、上面部Uの透孔部Hから下面部Bの無地組織Pがはっきりと見える、意匠効果の高い立体構造経編地Tを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明においては、立体構造経編地Tのコ−ス方向断面において、上面部Uのネット組織Nと、下面部Bの無地組織Pと、これらを連結する連結糸Rとで、ネット組織Nを底辺とする逆台形GDを形成し、耐圧性、圧縮回復性、通気性、上面部Uと下面部B同士の横ずれ防止等の機能を維持しつつ、透孔部Hから連結糸Rがはみ出すことのない手段を講じた。
【0008】
即ち、本発明は、(1)、上面部と下面部と連結部とで構成され、上面部が透孔部を有し、合流部と分岐部とが規則的に配列されたネット組織であり、下面部が透孔部を有しない無地組織であり、連結部が上面部の合流部並びに分岐部のそれぞれと、下面部とを連結する連結糸より構成される立体構造経編地であって、立体構造経編地のコ−ス方向断面において、上面部の合流部並びに分岐部をそれぞれ底辺とし、最外側の連結糸を斜辺とし、最外側の連結糸で挟まれた下面部を上辺とする逆台形を形成した立体構造経編地に存する。
【0009】
そして、(2)、上面部の合流部並びに分岐部のウエールに接結した連結糸が、前記合流部並びに分岐部の直下の下面部のウエールに連結するにおいて、上面部の合流部並びに分岐部のウエール数より少なくとも2ウエール以上少ない下面部のウエールに連結糸を収束して接結している上記(1)記載の立体構造経編地に存する。
【0010】
そしてまた、(3)、逆台形内の所要数の連結糸がX字状に交差している上記(1)記載の立体構造経編地に存する。
【0012】
そしてまた、()、上面部の外表面の色と下面部Bの内表面の色が異なる上記(1)記載の立体構造経編地に存する。
【0013】
そしてまた、()、上面部と下面部と連結部とで構成され、上面部が透孔部を有し、合流部と分岐部とが規則的に配列されたネット組織であり、下面部が透孔部を有しない無地組織であり、連結部が上面部の合流部並びに分岐部のそれぞれと、下面部とを連結する連結糸より構成される立体構造経編地の編成方法であって、上面部の合流部、並びに分岐部を形成するウエールに、それぞれ連結糸を接結し、これらの連結糸を前記、合流部、並びに分岐部の直下の下面部のウエールに接結する際、合流部、並びに分岐部のそれぞれのウエール数より少なくとも2ウエール以上少ない下面部ウエールに連結糸を接結し、その箇所のコ−ス方向断面に逆台形を形成することで、上面部と下面部の横ずれや、連結糸がネット組織の透孔部から下面部への視野に入ることを防止した立体構造経編地の編成方法に存する。
【0014】
本発明の目的に沿ったものであれば、上記1〜のから選ばれた2つ以上を組み合わせた構成も採用可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
本発明に係る立体構造経編地は、2列針床経編機であるダブルラッシェル機により編成され、ネット組織の上面部と無地組織の下面部と、これらを連結する連結部とで構成されることを基本とする。
【0016】
ここでネット組織は、図1の模式図に示すように、合流部Mと分岐部Eが規則的に配列され、その間に、例えば6角形である亀甲形の透孔部Hが形成される。連結部Cは、前記、合流部Mと分岐部Eに沿って配設され、上面部Uと下面部Bとを連結するが、本発明においては、連結部Cを構成する連結糸Rは、立体構造経編地Tを真上から見て、透孔部Hから見えないように合流部Mと分岐部Eの真下に配設される。
つまり透孔部Hの範囲内には、連結糸Rが下面部Bの無地組織Pに接結される接結箇所を設けない。
【0017】
以上の連結について、立体構造経編地の断面図に従い、更に詳しく説明する。本立体構造経編地TのA−A' ライン(図1)での切断面、つまり、ネット組織Nの合流部Mにおけるコ−ス方向断面(すなわち、ウェール方向に沿って切断した切断面)について図2にその斜視図を、図3にその断面図を示す。
また、本立体構造経編地Tの組織図は図11に示すとおりである。
【0018】
図3において、合流部Mは、4ウエ−ルで形成されており、それぞれのウエ−ルW1、W2、W3、W4には連結糸R1、R2、R3、R4が接結されていて、これら4本の連結糸Rを下面部Bの無地組織Pのウエ−ルW5、W6に集結させる。つまり、2:1の割合で集結させる。
このことを言い換えれば、合流部Mのウエ−ルWに、それぞれ接結した連結糸Rを、前記合流部Mの直下の下面部のウエ−ルWに接結する際、合流部Mのウエ−ル数より少なくとも2ウエ−ル以上少ない下面部Bのウエ−ルWに連結糸Rを収束して接結することとなる。
【0019】
これを模式図で示せば、図4のごとく、合流部Mと連結糸Rと下面部Bとで逆台形GD(逆台形においては、長辺を底辺といい、短辺を上辺という)を、形成することとなる。 この結果、真上からの視線LTの範囲内に連結糸Rが入らないばかりか、斜め方向からの斜視線LVの範囲内にも連結糸Rは入らず、下面部Bの無地組織Pの内表面は、透孔部Hからはっきりと見えることとなる。
【0020】
更に、従来の立体構造経編地が、図6,図7,図8,図9に示すように上面部Uと下面部Bの横ずれを防止するために、その断面において台形Dを形成しているのに比較して、本発明の立体構造経編地Tは図2,図3,図4に示すように、台形が逆方向ではあるものの、上面部Uと下面部Bの関係において確実に台形を形成しており、横ずれ防止の効果は充分に得られるのである。
また、図5に示すように、逆台形GDを形成して連結部Cを先細りに収束させることで、本立体構造経編地Tが圧縮され、連結糸Rが撓んだ場合でも、連結糸Rの透孔部Hからのはみ出しが回避されるのである。
また、以上のことは、ネット組織Nの合流部Mのみならず、分岐部Eにおいても同様であることは言うまでもない。
【0021】
以下、本発明の実施例を図面に従い、詳細に説明する。
【0022】
(第1の実施例)
マイヤ−製ダブルラッシェル機、RD−6DPLM22Eを用いて、図12に示す組織図に従い、上面部のネット組織を167dtexのポリエステル糸で、下面部の無地組織を167dtexのポリエステル原着糸で、連結部を33dtexのポリエステル・モノフィラメント糸で編成し、厚み3.0mmの立体構造経編地を得た。編成糸の配列は、上面部、連結部ともに3in3outで編成した。
なお、下面部の無地組織部には赤と黒の原着糸で所要の配列をし縦ストライプ状の意匠を付与した。
本実施例の合流部Mの断面図は、図10に示すように合流部Mのウエ−ル数が6ウエ−ルで、これらに接結された6本の連結糸Rは、下面部Bの4ウエ−ルに収束され、逆台形GDを確実に形成している。
【0023】
(第2の実施例)
マイヤ−製ダブルラッシェル機、RD−6DPLM22Eを用いて、図13に示す組織図に従い、上面部のネット組織を167dtexのポリエステル糸で、下面部の無地組織を167dtexのポリエステル原着糸で、連結部を33dtexのポリエステル・モノフィラメント糸で編成し、厚み4.0mmの立体構造経編地を得た。
編成糸の配列は、上面部、連結部ともに3in3outで編成した。
なお、下面部の無地組織部には赤と黒の原着糸で所要の配列をし縦ストライプ状の意匠を付与した。
本実施例においても、図10に示す、第1の実施例同様、合流部Mの断面において確実な逆台形GDを形成している。
【0024】
(比較例)
マイヤ−製ダブルラッシェル機、RD−6DPLM22Eを用いて、図14に示す組織図に従い、上面部のネット組織を167dtexのポリエステル糸で、下面部の無地組織を167dtexのポリエステル原着糸で、連結部を33dtexのポリエステル・モノフィラメント糸で編成し、厚み4.0mmの立体構造経編地を得た。
編成糸の配列は、上面部を3in3outで、連結部はすべて編成糸が入った
状態で編成した。
なお、下面部の無地組織部には赤と黒の原着糸で所要の配列をし縦ストライプ状の意匠を付与した。
つまり、合流部Mに接結された6本の連結糸は下面部の無地組織の6ウエ−ルに接結され、合流部Mの断面は従来の立体構造経編地のように台形を形成し、透孔部Hからは連結糸が見える編地となった。
【0025】
以上の3点の立体構造経編地を下記の評価法に従って評価した。
(評価法)
<スナッキング性>
JIS1058 A法(ICI型メース試験器)を用いて、100回転後の試験布の状態を下記項目で評価した。
○…試験前と状態が変わらない
△…表面に毛羽が立っている
×…連結糸の掻き出しが見られる
【0026】
<透孔部の意匠性>
試験布の上面部の透孔部を観察し、透孔部から見える下面部の状態を下記項目で評価した。
○…下面部の意匠がはっきり見える。
×…連結糸で遮られ下面部の意匠がはっきり見えない。
【0027】
<厚み保持率>
被試験布を7cm×7cmの大きさにし、厚みの変化がわかりやすいように4枚重ねにした。
その上に直径7cmの円柱型の錘5kgを載せ、この状態で厚みの変化がでやすいように100℃で2時間放置した。
2時間後、錘を取り除いた直後の厚みを試験後の厚みT2とし、錘を載せる前の厚みをT1として
厚み保持率(%)=T2/T1×100
を得た。
【0028】
評価は次の通りとした。
×…〜70%
△…70%〜90%
○…90%〜
【0029】
(評価結果)
本実施例、比較例の評価は表1のとおりである。
以上、本発明の立体構造経編地については、良好な結果が得られた。
【0030】
【表1】
Figure 0003926187
【0031】
以上、本発明についてその詳細を説明したが、本立体構造経編地はこれらの実施の形態に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で他の変形、組み合わせが可能である。
例えば、コース方向断面において、逆台形や台形の概念は、略逆台形や略台形に限らず、本発明の立体構造経編地の機能を有する限り類似の形状も含むことはいうまでもない。
また、本立体構造経編地は、厚みが2〜20mmが好ましい。
2mm以下ではクッション機能が低下することがあり、20mm以上では逆台形による本発明の効果が薄れる可能性がある。
【0032】
【発明の効果】
本立体構造経編地においては、上面部Uのネット組織Nと下面部Bの無地組織Pを連結するそれぞれの連結糸Rが、ネット組織Nの接結箇所から無地組織Pの接結箇所に向かって先細りに収束した状態に形成されていることで、ネット組織N上方から、透孔部Hを見た際、連結糸Rは全く、視角に入らず、下面部Bの無地組織がはっきりと見える。
その結果、ネット組織Nと無地組織Pに異なる色を用いれば色彩豊かでコントラストの鮮明な意匠効果の大きい編地が得られる。
【0033】
また、本発明の立体構造経編地は、上面部Uと下面部Bと連結糸Rとで切断面において逆台形GDを形成していることで、耐圧性、圧縮回復性、上・下面部同士の横ずれ防止などの機能性が得られる。
【0034】
更に、本発明の立体構造経編地においては、ネット組織Nにおける透孔部Hの範囲内には連結糸Rが存在しないことで、圧縮を受けた際でも透孔部Hにおいて連結糸R同士が絡み合うことがなく良好な圧縮回復性が得られる。
また、連結糸Rが透孔部Hからはみ出して損傷を受けるといったことが全くない等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本立体構造経編地の模式図である。
【図2】図2は、ネット組織の合流部でのコ−ス方向断面斜視図である。
【図3】図3は、ネット組織の合流部でのコ−ス方向断面図である。
【図4】図4は、ネット組織の合流部でのコ−ス方向断面模式図である。
【図5】図5は、ネット組織の合流部での圧縮状態を示す模式図である。
【図6】図6は、従来における立体構造経編地の斜視図である。
【図7】図7は、従来における立体構造経編地の断面図である。
【図8】図8は、従来における立体構造経編地の斜視図である。
【図9】図9は、従来における立体構造経編地の断面図である。
【図10】図10は、実施例にける立体構造経編地におけるネット組織の合流部断面図である。
【図11】図11は、本発明の立体構造経編地の組織図である。
【図12】図12は、実施例における立体構造経編地の組織図である。
【図13】図13は、実施例における立体構造経編地の組織図である。
【図14】図14は、比較例における立体構造経編地の組織図である。
【符号の説明】
T…立体構造経編地
U…上面部
B…下面部
N…ネット組織
P…無地組織
E…分岐部
H…透孔部
M…合流部
R…連結糸
C…連結部
W…ウエ−ル
D…台形
GD…逆台形

Claims (5)

  1. 上面部と下面部と連結部とで構成され、
    上面部が透孔部を有し、合流部と分岐部とが規則的に配列されたネット組織であり、
    下面部が透孔部を有しない無地組織であり、
    連結部が上面部の合流部並びに分岐部のそれぞれと、下面部とを連結する連結糸より構成される立体構造経編地であって、
    立体構造経編地のコ−ス方向断面において、上面部の合流部並びに分岐部をそれぞれ底辺とし、最外側の連結糸を斜辺とし、最外側の連結糸で挟まれた下面部を上辺とする逆台形を形成したことを特徴とする立体構造経編地。
  2. 上面部の合流部並びに分岐部のウエールに接結した連結糸が、前記合流部並びに分岐部の直下の下面部のウエールに連結するにおいて、上面部の合流部並びに分岐部のウエール数より少なくとも2ウエール以上少ない下面部のウエールに連結糸を収束して接結していることを特徴とする請求項1記載の立体構造経編地。
  3. 逆台形内の所要数の連結糸がX字状に交差していることを特徴とする請求項1記載の立体構造経編地。
  4. 上面部の外表面の色と下面部Bの内表面の色が異なることを特徴とする請求項1記載の立体構造経編地。
  5. 上面部と下面部と連結部とで構成され、
    上面部が透孔部を有し、合流部と分岐部とが規則的に配列されたネット組織であり、
    下面部が透孔部を有しない無地組織であり、
    連結部が上面部の合流部並びに分岐部のそれぞれと、下面部とを連結する連結糸より構成される立体構造経編地の編成方法であって、
    上面部の合流部、並びに分岐部を形成するウエールに、それぞれ連結糸を接結し、これらの連結糸を前記、合流部、並びに分岐部の直下の下面部のウエールに接結する際、合流部、並びに分岐部のそれぞれのウエール数より少なくとも2ウエール以上少ない下面部ウエールに連結糸を接結し、その箇所のコ−ス方向断面に逆台形を形成することで、上面部と下面部の横ずれや、連結糸がネット組織の透孔部から下面部への視野に入ることを防止したことを特徴とする立体構造経編地の編成方法。
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