JP3919523B2

JP3919523B2 - Snow slide

Info

Publication number: JP3919523B2
Application number: JP2001377778A
Authority: JP
Inventors: 信行藤田
Original assignee: 信行藤田
Priority date: 2001-12-11
Filing date: 2001-12-11
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2021-12-11
Also published as: JP2003175144A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、爽快な滑走を簡単で楽しくできる雪上滑走具に関し、さらにそのテール部を支点として先端を雪面に対して傾斜状に持ち上げて行なう、いわゆる「ウィリー滑走」や、後方に向かって滑走する、いわゆる「フェイキー滑走」等を容易に行なうことのできる雪上滑走具に関する。
【０００２】
ここで雪上滑走具とは、通常のスキー板の他にショートサイズのスキー板（全長１０００ｍｍ以下のスキー板）・スノーボード・身体障害者用のモノスキー板・ソリ等が含まれる。
【０００３】
【従来の技術】
上記の雪上滑走具を使用するスポーツは、近年、ますます盛んに行なわれ、比較的容易なコースで家族で楽しんだり、また、難易なコースに挑んで技術を向上させたりしている。そして、経験豊かな熟練滑走者は、山の上方から下方に向かって滑走するだけでは物足りず、「ウィリー滑走」や、「フェイキー滑走」等いろいろな技巧を加えて新たな滑走を楽しむようになってきている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、「ウィリー滑走」や「フェイキー滑走」を行なう場合、従来の雪上滑走具では、滑走具自体に新たな細工を施すことがないことから、滑走者自体の腕と技術で滑走技術を上達することはあっても、新たな滑走を楽しむことには限界があり、また、初心者においてはこれらの滑走そのものが困難であった。特にショートサイズのスキー板やスノーボードにおいては、通常のスキー板と異なり、急斜面やこぶ状に形成された雪面では、熟練者でもブレーキをかけにくく「ウィリー滑走」や、「フェイキー滑走」がしにくい状態であった。例えば、「ウィリー滑走」においては、スキー板のトッブ部だけが反り返ったアップターン部を備えたシングルチップタイプ型式のものが一般的に使用されるが、従来の滑走具では、ウィリー状態にする際にテール部が滑りやすいことから、ブレーキを掛けにくく微妙な方向転換や回転がしにくかった。また、「フェイキー滑走」においては、スキー板のトップ部とテール部との双方に上方に反り返ったアップターン部を備えた「ツインチップ」型式のものが使用されるが、テール部を支点に持ち上げる際にスキー板が不安定となって、初心者では困難であり、熟練者でも容易に行なうことが難しかった。
【０００５】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、初心者でも難度な技術を行なうことができるとともに、熟練者でも急斜面やこぶ状に形成された雪面において容易に「ウィリー滑走」や「フェイキー滑走」を楽しむことができ、さらに、滑走者自身及び第三者目でも目で見て楽しむことができて爽快な滑走を行なえるための雪上滑走具を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわる雪上滑走具では、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、
下面がソール面とされるとともに、先方と後方とに夫々上方に向かう反り部が形成されて略板状に形成される滑走具本体を備える雪上滑走具であって、
前記滑走具本体の後方の反り部に、前記滑走具本体から下方に向かって突出するとともに前記ソール面における下部水平面より上方に先端部を配置する、突出部が配設され、
前記突出部は後方に向かって複数列に配列されるとともに、前記突出部の前記ソール面からの高さが後方に向かって順に大きく形成されていることを特徴とするものである。
【０００７】
また、前記各突出部の先端部が球状に形成されているものであればなお好ましい。
【０００８】
さらに好ましくは、前記滑走具本体の後方部位には、雪面の雪を前記ソール面から前記滑走具本体の上方に向かって案内する案内流路が、前記突出部の前方に設けられているものであればよい。
【０００９】
【発明の効果】
本発明にかかわる雪上滑走具は、滑走具本体の先方と後方に反り部が形成され、後方の反り部に下方に向かう突出部が配設されていることから、ウィリー滑走をする際に、突出部を雪面に食い込ませることができて、急斜面やこぶ状に形成された雪面であっても、ブレーキをかけやすくして減速させることができる。そのために突出部が支点となって方向転換をしやすくできる。また、フェイキー滑走では、突出部が滑走の先方に配置されることになるが、突出部のまわりに雪を逃がすことができることから、後方への滑走をしやすくすることができる。それによって、熟練者は勿論のこと初心者でも難度な技術を容易に行なうことができ、思い切った滑走を楽しむことができる。
【００１０】
しかも、突出部の先端部はソール面より上方に位置されていることから、ウィリー滑走をしない通常の滑走では、ブレーキがかかることなく滑走速度を減速されずに滑走することができて、雪上滑走を楽しむことができる。
【００１１】
また、請求項２の発明では、各突出部の先端部を球状に形成していることから、球状の突出部のまわりに雪をスムーズに逃がすことができて、直進滑走は勿論のこと斜行滑走や後方滑走でも安定した滑走を楽しむことができる。
【００１２】
さらに、請求項３の発明では、滑走具本体の後方部位に、雪をソール側から上方に向かって案内する案内流路を設けていることから、雪を案内流路から外部に逃がすことができ、滑走時における雪圧を逃がすこととなって滑走しやすくなる。しかも、案内流路から雪を舞いあげることができる。これによって滑走者自身及び第三者が目で楽しむことができるとともに、初心者でもプロが滑走するような爽快な滑りを味わうことができて、従来にない滑走感を持つことが可能となる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１４】
実施形態の雪上滑走具では、図１〜５に示すように、雪上滑走具の一例を示すスキー板１について説明する。
【００１５】
このスキー板１は、図１に示すように、ショートサイズのものであり、雪上滑走具本体としての板本体１０と、ビンディング３と、延長筒部としての筒状部材６と、板本体１０の下面側に突出する突出部としての突起部材８を備えて構成されている。なお、スキー板１としては、通常、右脚用と、左脚用とが一対で用いられるが、両脚は互いに略鏡面な構成を備えるため、本実施形態では、右脚用のスキー板１の説明をすることとし、左脚用のスキー板の説明を省略する。
【００１６】
この板本体１０は、板本体１０の先方側に反り部１１ａを有して配置されるトップ部１１と、板本体１０の後方側に反り部１２ａを有して配置されるテール部１２とを備えるとともに、下面１３を雪面に接触させるソール面１３ａとし、上面１４の前後方向に沿った中間部にビンディング配設部１４ａを配置させている。そして、このビンディング配設部１４ａには、スキー靴を着脱自在に固定するためのビンディング３が装着されている。
【００１７】
また、滑走時の重心位置となるビンディング配設部１３ａより後方側とした板本体１０のテール部１２側には、反り部１２ａの直前に位置される貫通孔１５ａ（図４参照）が板本体１０を板圧方向の上下方向に貫くように形成され、テール部１２の反り部１２ａに位置される複数の小孔１６ａ（図４参照）が、板本体１０を板厚方向の上下方向に貫くように形成されている。
【００１８】
貫通孔１５ａの上半側には、案内筒１５（図４参照）が嵌入され、各小孔１６ａにはテール部１２の反り部１２ａの下方に突出する突出部としての突起部材８が装着されている。この案内筒１５は、上端部を板本体１０の上面１４より突出させて、貫通孔１５ａの下半側の内部空間と、案内筒１５の内部空間とによって、板本体１０のソール面１３ａから上面１４側に至る案内流路２０の本体流路３０を構成している。
【００１９】
案内流路２０は、滑走具本体としての板本体１０の本体流路３０と、後述する延長流路６５とから構成されている。
【００２０】
また、板本体１０の上面１４において、貫通孔１５ａの前方に位置する部位には、収納部１７が突設され、この収納部１７内には、ボール１７ｂと、ボール１７ｂを貫通孔１５ａ方向に付勢するばね１７ａとを備えたボールプランジャー方式の廻り止め手段が内蔵されている。ばね１７ａ及びボール１７ｂは、板本体１０の上面１４に固定されるカバー１７ｃに覆われている。なお、カバー１７ｃは、筒状部材６の上方への抜けを防止するように、筒状部材６の後述する鍔部６２の上面側を覆っている。
【００２１】
テール部１２の反り部１２ａに形成される複数の小孔１６ａは、本実施形態では、図３に示すように、板本体１０の長手方向に沿って貫通孔１５ａの後方に３列に配置され、貫通孔１５ａに近い１列目には４個の小孔１６ａが配置され、２列目には３個の小孔１６ａが配置され、３列目には２個の小孔１６ａが配置されている。各小孔１６ａに挿入される突起部材８は、図４〜５に示すように、反り部１２ａの下面側に配置される球状の先端頭部８ａと小孔１６ａ内に挿入される胴部８ｂとを有して形成され、図５（ａ）に示すように、胴部８ｂが反り部１２ａの板厚（板本体１０）を挟んで袋ナット９で締め込まれるか、また、図５（ｂ）に示すように、小孔１６ａに形成されたねじ部１６ｂにねじ込まれるか、あるいは各小孔１６ａに圧入されている。
【００２２】
さらに、３列に配置された小孔１６ａに挿入される各突起部材８のうち、貫通孔１５ａに近い１列目の小孔１６ａに挿入された突起部材８の先端頭部８ａは、球状部が小さく（つまり、テール部１２におけるソ−ル面１３ａからの先端頭部高さが小さく）、２列目・３列目に沿って順に大きく形成されている。しかも、１列目の小孔１６ａに挿入された突起部材８の先端頭部８ａは、ソール面１３ａの下部水平面より上方に配置されている。
【００２３】
これによって、突起部材８を支点にしてトップ部１１を持ち上げて滑走（ウィリー滑走）すると、テール部１２の反り部１２ａが、雪面に接触するとともに、突起部材８が雪面に食い込んでブレーキ作用をすることができ、微妙な方向転換あるいは回転を容易に行なうことができる。
【００２４】
なお、突起部材８は、図６（ａ）に示すように、テール部１２の反り部１２ａに直接一体的に形成する突起部８Ａとしてもよく、また図６（ｂ）に示すように、突起部８Ｂを有するシール部材８Ｃを、反り部１２ａのソール面１３ａに全面的に貼着するようにしてもよい。この場合、突起部８Ａ及び８Ｂは、上述の形態と同様に、３列配置させて貫通孔１５ａに近い列から４個・３個・２個に夫々配置させるとともに、小孔１６ａを形成しなくてもよい。
【００２５】
さらに、突起部材８は、スキー板１で「ウィリー滑走」を容易に行なうために、板本体１０を斜めに持ち上げる際、雪面に食い込むように突出するものであれば、ブレーキを掛けやすくできることから、例えば、テール部１２の反り部１２ａ下面側に、１個の球状物、半球状物、角状物等を突出してもよく、また、ブラシのように多数の線状材を配置したものでもよく、その形状や構成には限定するものではない。
【００２６】
また、スキー板１の別の形態としては、図示するものではないが、筒状部材６を設けないスキー板１のテール部１２に突起部材８を設けることができる。突起部材８の形態は上述した通りである。しかし、滑走時における雪圧を逃がすためには、筒状部材６を設けることが望ましい。
【００２７】
筒状部材６は、延長筒部の一例を示すものであり、図２〜図４に示すように、軸線を傾斜させた樹脂製（例えば、アクリル製）の円筒体を用いて構成される本体部６１と、本体部６１に連結固定され、本体部６１の下端側外周面から本体部６１の半径方向に全周にわたって突出する鍔部６２と、を備えて構成されている。鍔部６２は、案内筒１５の上端に摺動可能に外嵌されるとともに、収納部１７から延びるカバー１７ｃに上方を覆われ、板本体１０の板厚方向に沿った上下方向を回動中心として回動を許容して、鍔部６２の上方への抜けが防止されている。また、鍔部６２の外周面には、前述のボール１７ｂに係合可能なラチェット歯６３が略等間隔に設けられている。
【００２８】
この筒状部材６には、鍔部６２における任意の隣接する２つのラチェット歯６３・６３間の凹部６４に対して、ばね１７ａによって付勢されたボール１７ｂが嵌合するため、筒状部材６の不用意な回動が抑制されている。そして、図４に示すように、筒状部材６における本体部６１の内部空間で構成される略直線状の延長流路６５が、案内流路２０の本体流路３０と連通し、この本体流路３０を板本体１０の上方に延長させた状態となっている。
【００２９】
そして、実施形態では、本体部６１が、その軸線を傾斜させた状態とされているため、延長流路６５の経路は、板本体１０の板厚方向に対して傾斜している。さらに、筒状部材６は、板本体１０に対して、カバー１７ｃを利用し、板本体１０の板厚方向である上下方向の回動中心軸として、回動可能に保持されているため、筒状部材６に加える回動に伴って、延長流路６５の経路の傾斜方向を適宜、変更可能となっている。なお、この筒状部材６の回動に伴い、ボール１７ｂは、隣接する２つのラチェット歯６３・６３間の凹部６４との嵌合を解除した後に、新たな凹部６４に嵌合される。
【００３０】
次に、上記のように構成されたスキー板１の使用状態を、図７〜８に基づいて説明する。
【００３１】
まず、図７に示すように、本スキー板１においても、通常のスキー板と同様に、板本体１０のソール面１３ａを雪面Ｓに接触させて雪面Ｓを滑走することができる。この際、板本体１０のテール部１２に配置された複数の突起部材８は、テール部１２がソール面１３ａの水平部に対して上方に向かう反り部１２ａを有し、ソール面１３ａの水平部より上方の位置にあることから、雪面Ｓには接触しない。
【００３２】
そして、図８に示すように、この滑走中に、板本体１０のテール部１２に配置された複数の突起部材８を支点にして、板本体１０のトップ部１１を雪面Ｓに対して傾斜状に持ち上げると、すなわちウィリー滑走を行なうと、テール部１２の反り部１２ａが雪面Ｓに接触するとともに突起部材８が雪面Ｓに沈み込んで雪面の雪が削り込まれる。突起部材８によって削り込まれた雪は、板本体１０のソール面１３ａ側より案内流路２０に連続的に流れ込み、この流れ込んだ雪は、案内流路２０の本体流路３０と延長流路６５とを順に通過して、板本体１０の上方側連続的に噴射される。
【００３３】
また、ウィリー滑走の場合において、突起部材８が雪面Ｓに沈み込むことによって、スキーの滑走速度が瞬間的に減速される。これによって、滑走者は、スキー板１を微妙に方向転換したり、回転することがしやすくなる。
【００３４】
さらに、ウィリー滑走状態に入る際、３列に配置された突起部材８の先端頭部８ａが、後列側に配置するにしたがって大きく形成されていることから、トップ部１１の持ち上げ角度をそれほど大きく傾倒しなくても、突起部材８を雪面Ｓに沈み込ませることができる。
【００３５】
また、滑走者が、スキー板１を容易に回転することによって、バック方向に滑走するフェイキー滑走も容易に行なうことができる。フェイキー滑走は、図９に示すように、テール部１２が進行方向の前方に位置し、トップ部１１が後方に位置することから、テール部１２に配置された突起部材８が前方に配置されることになる。
【００３６】
フェイキー滑走する際に、スキー板１に踏まれていない雪面Ｓの雪は、最初に突起部材８に接触してから、順に、ソール面１３ａの水平面で踏まれることとなる。雪が突起部材８に接触することによって、滑走速度が、通常の滑走速度より減速されることとなるが、雪は球状に形成された各突起部材８の間をスムーズに通過できるので、突起部材８によってフェイキー滑走を妨げることはない。
【００３７】
なお、上記の態様においては、延長流路６５が右脚用のスキー板１の上方で、右方側に傾斜して開口しているため、案内流路２０を通過する雪は、右脚用のスキー板１の上方において、斜め右上方に噴射される。そして、この右脚用のスキー板と対をなす左側用のスキー板１において、この延長流路６５を、対称的に、このスキー板１の上方にて、左方側に傾斜して開口させているため、滑走者の左右両側で、斜め上方の外側に雪が噴出することになる。
【００３８】
なお、本実施形態においては、筒状部材が延長流路６５を板本体１０の板厚方向に対して傾斜状態に構成するとともに、この筒状部材６が、板本体１０の板厚方向に沿う回動中心軸として回動可能とされている。このため、筒状部材６を所望の方向に所定の回動量だけ、回転させると、延長流路６５の傾斜方向が、所望の方向に回動される。例えば、延長流路６５を板本体１０の上方において、板本体１０のテール部１２の後方に向かって傾斜させ、スキー板１の真後側へ雪を噴出させることができる。
【００３９】
上記のように、実施形態のスキー板１は、板本体１０のトップ部１１とテール部１２に夫々反り部１１ａ・１２ａが形成され、テール部１２の反り部１２ａに下方に向かう複数の突起部材８が配設されていることから、ウィリー滑走をする際に、突起部材８を雪面に食い込ませることができて、急斜面やこぶ状に形成された雪面であっても、ブレーキをかけやすくして減速させることができる。そのために複数の突起部材８が支点となって方向転換や回転をしやすくできる。また、フェイキー滑走では、複数の突起部材８が滑走の先方に配置されることになるが、複数の突起部材８間に雪を逃がすことができることから、後方への滑走をしやすくすることができる。それによって、熟練者は勿論のこと初心者でも難度な技術を容易に行なうことができて思い切った滑走を楽しむことができる。
【００４０】
しかも、突起部材８の先端頭部８ａは、ソール面１３ａより上方に位置されていることから、ウィリー滑走をしない通常の滑走では、ブレーキがかかることなく滑走速度を減速されずに滑走することができて、各滑走の状態に合わせて雪上滑走を楽しむことができる。
【００４１】
また、各突起部材８の先端頭部８ａは球状に形成されていることから、突起部材８の球状面に沿って雪をスムーズに逃がすことができて、直進滑走は勿論のこと斜行滑走や後方滑走でも安定した滑走を行なうことができる。
【００４２】
さらに、板本体１０の後方部位に、雪をソール面１３ａ側から上面１４に向かって案内する案内流路２０を設けていることから、雪を案内流路２０から外部に逃がすことができ、滑走時における雪圧を逃がすこととなって滑走しやすくなる。しかも、滑走時に案内流路２０から雪を舞いあげることによって、滑走者自身及び第三者が目で楽しむことができるとともに、初心者でもプロが滑走するような爽快な滑りを味わうことができて、従来にない滑走感を持つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態のスキー板を示す斜視図である。
【図２】同側面図である。
【図３】同一部平面図である。
【図４】同一部側面断面図である。
【図５】図１における突起部材の一形態を示す一部断面図である。
【図６】図１における突起部材の別の形態を示す一部断面図である。
【図７】図１におけるスキー板の通常の使用状態を示す説明図である。
【図８】同ウィリー滑走の作用を示す説明図である。
【図９】同フェイキー滑走の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
１…スキー板（雪上滑走具）
６…筒状部材
８…突起部材（突出部）
８ａ…先端頭部
１０…板本体（滑走具本体）
１１…トップ部（板本体の先方）
１１ａ…反り部
１２…テール部（板本体の後方）
１２ａ…反り部
１３…下面
１３ａ…ソール面
１４…上面
１５…案内筒
１５ａ…貫通孔
１６ａ…小孔
２０…案内通路
６５…延長流路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a snow slide that makes it easy and fun to perform exhilarating, and further, the so-called “willy slide” in which the tip is lifted with respect to the snow surface with the tail as a fulcrum, and the rear slide. The present invention relates to a snow slide that can easily perform so-called “fakey skiing” and the like.
[0002]
Here, the snow skiing tool includes, in addition to a normal ski board, a short ski board (a ski board having a total length of 1000 mm or less), a snow board, a mono ski board for a disabled person, a sled, and the like.
[0003]
[Prior art]
In recent years, sports using the above-mentioned snow slides are increasingly popular, and are enjoyed by families on a relatively easy course, and improve skills by challenging difficult courses. And experienced skilled runners are not satisfied with just going from the top to the bottom of the mountain, and they will enjoy a new run by adding various techniques such as “Willie” and “Fakey”. It is coming.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when performing “Willie sliding” or “Fakey sliding”, the conventional snow sliding tool does not require any new work on the sliding tool itself. However, there are limits to enjoying new runs, and for beginners, these runs were difficult. Especially for short size skis and snowboards, unlike ordinary skis, even snowboards with steep slopes or humps are difficult to apply brakes to even experienced people, making it difficult to “willy” and “faky” Met. For example, in “Willie sliding”, a single-chip type with an upturned portion in which only the top portion of the ski is warped is generally used. Because the tail part is slippery, it was difficult to apply the brakes, and it was difficult to turn and rotate delicately. In “Fakey”, a “twin tip” type with an upturned portion that warps upwards on both the top and tail of the ski is used, but the tail is lifted around the fulcrum. At the same time, the skis became unstable, which was difficult for beginners and difficult for experienced people.
[0005]
The present invention solves the above-mentioned problems, and even a beginner can perform difficult techniques, and even an expert can easily perform “willy skiing” and “fakey skiing” on a snowy surface formed in a steep slope or hump. Furthermore, it is an object to provide a snow slide that can be enjoyed by the rider and a third person, and can be enjoyed visually.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the snow slide according to the present invention is configured as follows. That is,
A snow sliding tool comprising a sliding tool body having a bottom surface as a sole surface and formed in a substantially plate shape with a warped portion directed upward at the front and rear, respectively,
In the warped part on the rear side of the sliding tool body, a protruding part is disposed that protrudes downward from the sliding tool body and disposes a tip part above a lower horizontal surface in the sole surface ,
The protrusions are arranged in a plurality of rows toward the rear, and the height of the protrusions from the sole surface is increased in order toward the rear .
[0007]
Moreover, it is still more preferable if the front-end | tip part of each said protrusion part is formed in spherical shape.
[0008]
More preferably, a guide channel for guiding the snow on the snow surface from the sole surface toward the upper side of the sliding tool body is provided in front of the projecting portion at a rear portion of the sliding tool body. If it is.
[0009]
【The invention's effect】
The snow sliding tool according to the present invention has a warped part formed at the front and rear of the sliding tool body, and a downward projecting part is disposed at the rear warped part. The portion can be made to bite into the snow surface, and even a snow surface formed in a steep slope or hump can be braked easily and decelerated. Therefore, the projecting portion can be a fulcrum to easily change the direction. Moreover, in fakey sliding, although a protrusion part will be arrange | positioned ahead of a sliding, since snow can be escaped around a protrusion part, it can make it easy to carry back backward. As a result, not only skilled but also beginners can easily carry out difficult skills and enjoy drastic sliding.
[0010]
Moreover, since the tip of the projecting part is located above the sole surface, in normal sliding without wheelie sliding, it is possible to slide without reducing the sliding speed without braking and sliding on snow. Can enjoy.
[0011]
Further, in the invention of claim 2, since the tip of each protrusion is formed in a spherical shape, snow can be smoothly released around the spherical protrusion, and of course, straight running and skewing. You can enjoy a stable run even if you run or run backwards.
[0012]
Furthermore, in the invention of claim 3, since the guide channel for guiding the snow upward from the sole side is provided in the rear part of the sliding tool body, the snow can be released from the guide channel to the outside. The snow pressure at the time of gliding will be released and it will be easier to glide. Moreover, snow can be raised from the guide channel. This makes it possible for the rider and a third party to enjoy with his / her eyes, and even a beginner can enjoy a refreshing slide that a professional can slide, and can have an unprecedented sliding feeling.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
In the snow skiing tool of the embodiment, as shown in FIGS. 1 to 5, a ski 1 that shows an example of the snow skiing tool will be described.
[0015]
As shown in FIG. 1, the ski 1 is of a short size, and includes a plate body 10 as a snow slide body, a binding 3, a tubular member 6 as an extension cylinder, and a lower surface of the plate body 10. A protruding member 8 is provided as a protruding portion protruding to the side. As the ski 1, the right leg and the left leg are usually used as a pair. However, since both the legs have a substantially mirror-like configuration, the right leg ski 1 is used in this embodiment. The description of the ski for the left leg will be omitted.
[0016]
The plate body 10 includes a top portion 11 disposed with a warped portion 11a on the front side of the plate body 10, and a tail portion 12 disposed with a warped portion 12a on the rear side of the plate body 10. In addition, the lower surface 13 is a sole surface 13a that is in contact with the snow surface, and the binding arrangement portion 14a is disposed in an intermediate portion of the upper surface 14 along the front-rear direction. A binding 3 for detachably fixing ski shoes is attached to the binding arrangement portion 14a.
[0017]
In addition, a through hole 15a (see FIG. 4) positioned immediately before the warped portion 12a is provided on the tail portion 12 side of the plate body 10 on the rear side of the binding arrangement portion 13a, which is the center of gravity position during sliding. A plurality of small holes 16a (see FIG. 4) which are formed so as to penetrate through the plate 10 in the vertical direction in the plate pressure direction and penetrate the plate body 10 in the vertical direction in the plate thickness direction. It is formed as follows.
[0018]
A guide cylinder 15 (see FIG. 4) is fitted into the upper half side of the through hole 15a, and a projection member 8 as a protruding portion protruding below the warped portion 12a of the tail portion 12 is attached to each small hole 16a. ing. The guide cylinder 15 has an upper end projecting from the upper surface 14 of the plate body 10, and the upper surface from the sole surface 13 a of the plate body 10 by the inner space on the lower half side of the through hole 15 a and the inner space of the guide cylinder 15. A main body channel 30 of the guide channel 20 reaching the 14 side is configured.
[0019]
The guide channel 20 includes a body channel 30 of the plate body 10 as a sliding tool body and an extension channel 65 described later.
[0020]
In addition, on the upper surface 14 of the plate main body 10, a storage portion 17 protrudes from a portion located in front of the through hole 15 a, and the ball 17 b and the ball 17 b are placed in the direction of the through hole 15 a in the storage portion 17. A ball plunger type detent means having a spring 17a for biasing is incorporated. The spring 17 a and the ball 17 b are covered with a cover 17 c that is fixed to the upper surface 14 of the plate body 10. Note that the cover 17c covers the upper surface side of a flange portion 62 (to be described later) of the tubular member 6 so as to prevent the tubular member 6 from coming off upward.
[0021]
In the present embodiment, the plurality of small holes 16a formed in the warped portion 12a of the tail portion 12 are arranged in three rows behind the through holes 15a along the longitudinal direction of the plate body 10, as shown in FIG. The four small holes 16a are arranged in the first row close to the through hole 15a, the three small holes 16a are arranged in the second row, and the two small holes 16a are arranged in the third row. ing. As shown in FIGS. 4 to 5, the protruding member 8 inserted into each small hole 16 a includes a spherical tip head portion 8 a disposed on the lower surface side of the warped portion 12 a and a body portion 8 b inserted into the small hole 16 a. As shown in FIG. 5 (a), the body portion 8b is tightened with a cap nut 9 with the plate thickness (plate body 10) of the warped portion 12a interposed therebetween, or FIG. As shown to b), it is screwed in the screw part 16b formed in the small hole 16a, or is press-fitted in each small hole 16a.
[0022]
Further, of the protruding members 8 inserted into the small holes 16a arranged in three rows, the tip head portion 8a of the protruding member 8 inserted into the first row of small holes 16a close to the through hole 15a has a spherical portion. Is small (that is, the tip head height from the sole surface 13a of the tail portion 12 is small), and is formed to increase in order along the second and third rows. Moreover, the tip head 8a of the protruding member 8 inserted into the first row of small holes 16a is disposed above the lower horizontal surface of the sole surface 13a.
[0023]
Thus, when the top part 11 is lifted and slid with the protruding member 8 as a fulcrum (willy sliding), the warped part 12a of the tail part 12 comes into contact with the snow surface, and the protruding member 8 bites into the snow surface and acts as a brake. It is possible to perform a slight change of direction or rotation.
[0024]
The protruding member 8 may be a protruding portion 8A that is directly and integrally formed with the warped portion 12a of the tail portion 12 as shown in FIG. 6A, and as shown in FIG. You may make it stick the sealing member 8C which has the part 8B to the sole surface 13a of the curvature part 12a entirely. In this case, the protrusions 8A and 8B are arranged in three rows and arranged in four, three, and two from the rows close to the through-hole 15a, and the small holes 16a are not formed, as in the above-described embodiment. May be.
[0025]
Furthermore, since the protruding member 8 can easily perform “willie sliding” with the ski 1, it can be easily braked if it protrudes so as to bite into the snow surface when the plate body 10 is lifted obliquely. For example, one spherical object, hemispherical object, square object or the like may protrude from the lower surface side of the warped part 12a of the tail part 12, or a plurality of linear materials such as brushes may be arranged. Well, it is not limited to its shape and configuration.
[0026]
Further, as another form of the ski 1, although not shown, the protruding member 8 can be provided on the tail portion 12 of the ski 1 where the cylindrical member 6 is not provided. The form of the protruding member 8 is as described above. However, it is desirable to provide the cylindrical member 6 in order to release the snow pressure during the sliding.
[0027]
The cylindrical member 6 is an example of an extended cylindrical portion, and as shown in FIGS. 2 to 4, a main body configured using a resin-made (for example, acrylic) cylindrical body whose axis is inclined. A portion 61 and a flange portion 62 that is connected and fixed to the main body portion 61 and protrudes from the lower end side outer peripheral surface of the main body portion 61 in the radial direction of the main body portion 61 over the entire circumference. The flange portion 62 is slidably fitted to the upper end of the guide tube 15 and is covered with a cover 17c extending from the storage portion 17 so as to be pivoted in the vertical direction along the plate thickness direction of the plate body 10. As a result, it is possible to prevent the hook 62 from coming off upward. Further, on the outer peripheral surface of the flange portion 62, engageable with the ratchet teeth 63 are provided at substantially equal intervals in the ball 17b of the above.
[0028]
Since the ball 17b urged by the spring 17a is fitted into the cylindrical member 6 with respect to the concave portion 64 between any two adjacent ratchet teeth 63, 63 in the flange portion 62, the cylindrical member 6 Inadvertent rotation is suppressed. Then, as shown in FIG. 4, a substantially linear extension flow path 65 constituted by the internal space of the main body 61 in the tubular member 6 communicates with the main body flow path 30 of the guide flow path 20, and this main body flow The path 30 is extended above the plate body 10.
[0029]
In the embodiment, since the main body 61 is in a state where the axis thereof is inclined, the path of the extension flow path 65 is inclined with respect to the plate thickness direction of the plate main body 10. Furthermore, since the cylindrical member 6 is held rotatably with respect to the plate main body 10 by using the cover 17c as a rotation center axis in the vertical direction that is the plate thickness direction of the plate main body 10. The inclination direction of the path of the extension flow path 65 can be appropriately changed with the rotation applied to the shaped member 6. As the cylindrical member 6 rotates, the ball 17b is fitted into the new concave portion 64 after releasing the fitting with the concave portion 64 between the two adjacent ratchet teeth 63 and 63.
[0030]
Next, the use state of the ski 1 configured as described above will be described with reference to FIGS.
[0031]
First, as shown in FIG. 7, in the present ski board 1 as well, the sole surface 13a of the board body 10 can be brought into contact with the snow surface S and can be slid on the snow surface S, as in the case of a normal ski. At this time, the plurality of projecting members 8 arranged on the tail portion 12 of the plate body 10 have a warped portion 12a in which the tail portion 12 faces upward with respect to the horizontal portion of the sole surface 13a, and the horizontal portion of the sole surface 13a. Since it is in a higher position, it does not contact the snow surface S.
[0032]
Then, as shown in FIG. 8, during the sliding, the top portion 11 of the plate body 10 is inclined with respect to the snow surface S with the plurality of protruding members 8 arranged on the tail portion 12 of the plate body 10 as fulcrums. When the wheel is lifted up, that is, when the wheelie is slid, the warped portion 12a of the tail portion 12 comes into contact with the snow surface S and the protruding member 8 sinks into the snow surface S, and the snow on the snow surface is shaved. The snow shaved by the protruding member 8 continuously flows into the guide channel 20 from the sole surface 13a side of the plate body 10, and the snow that has flowed in the main channel 30 and the extension channel 65 of the guide channel 20. Are sequentially ejected on the upper side of the plate body 10.
[0033]
Further, in the case of wheelie skiing, the projecting member 8 sinks into the snow surface S, so that the ski skiing speed is instantaneously reduced. Thus, the rider can easily change the direction of the ski 1 or rotate it.
[0034]
In addition, when the wheelie is in a sliding state, the tip heads 8a of the protruding members 8 arranged in three rows are formed larger as they are arranged on the rear row side. Even if not, the protruding member 8 can be sunk into the snow surface S.
[0035]
Further, when the skier easily rotates the ski 1, faye skiing that skis in the back direction can be easily performed. As shown in FIG. 9, since the tail portion 12 is located in the forward direction and the top portion 11 is located in the rear, the protruding member 8 disposed in the tail portion 12 is disposed forward. It will be.
[0036]
When the skiing is carried out, the snow on the snow surface S that is not stepped on the ski 1 comes into contact with the protruding member 8 first and then is stepped on the horizontal surface of the sole surface 13a in order. When the snow contacts the protruding member 8, the sliding speed is decelerated from the normal sliding speed, but since the snow can smoothly pass between the protruding members 8 formed in a spherical shape, the protruding member 8. Does not interfere with faky gliding.
[0037]
In the above aspect, since the extended flow path 65 is inclined and opened to the right side above the right leg ski 1, the snow passing through the guide flow path 20 is used for the right leg. In the upper part of the ski 1, it is injected obliquely to the upper right. Then, in the left ski 1 that is paired with the right leg ski, the extended flow path 65 is symmetrically opened above the ski 1 so as to be inclined to the left. Therefore, snow will be ejected to the outside diagonally upward on both the left and right sides of the runner.
[0038]
In the present embodiment, the cylindrical member configures the extension flow path 65 in an inclined state with respect to the plate thickness direction of the plate body 10, and the cylindrical member 6 extends along the plate thickness direction of the plate body 10. It can be rotated as a rotation center axis. For this reason, when the cylindrical member 6 is rotated by a predetermined rotation amount in a desired direction, the inclination direction of the extension flow path 65 is rotated in a desired direction. For example, the extended flow path 65 can be inclined above the plate main body 10 toward the rear of the tail portion 12 of the plate main body 10, and snow can be jetted to the rear side of the ski 1.
[0039]
As described above, in the ski 1 according to the embodiment, the top portion 11 and the tail portion 12 of the plate body 10 are respectively formed with the warped portions 11a and 12a, and the plurality of projecting members are directed downward toward the warped portion 12a of the tail portion 12. 8 is provided, so that when the wheelie slides, the protruding member 8 can be bitten into the snow surface, and it is easy to apply a brake even on a snow surface formed in a steep slope or a hump. To slow down. Therefore, the plurality of protruding members 8 can be used as fulcrums to easily change the direction and rotate. Further, in the fakey sliding, the plurality of projecting members 8 are arranged at the front of the sliding, but since snow can be released between the plurality of projecting members 8, it is possible to facilitate the rearward sliding. . As a result, not only skilled but also beginners can easily carry out difficult techniques and enjoy drastic sliding.
[0040]
Moreover, since the tip head portion 8a of the protruding member 8 is positioned above the sole surface 13a, in normal sliding that does not perform wheelie sliding, it is possible to slide without reducing the sliding speed without applying a brake. It is possible to enjoy snow skiing according to the state of each skiing.
[0041]
Further, since the tip head portion 8a of each protruding member 8 is formed in a spherical shape, it is possible to smoothly release snow along the spherical surface of the protruding member 8, and in addition to straight running, A stable run can be performed even if going backwards.
[0042]
Furthermore, since the guide channel 20 for guiding the snow from the sole surface 13a side toward the upper surface 14 is provided in the rear portion of the plate body 10, the snow can be released from the guide channel 20 to the outside, and the sliding The snow pressure at the time will be released and it will be easier to glide. Moreover, by raising snow from the guide channel 20 during a run, the rider himself and a third party can enjoy it with his eyes, and even beginners can enjoy the exhilarating slide that a professional runs, It is possible to have an unprecedented sliding feeling.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a ski according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the same.
FIG. 3 is a plan view of the same part.
FIG. 4 is a side sectional view of the same part.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view showing one embodiment of a protruding member in FIG.
6 is a partial cross-sectional view showing another form of the protruding member in FIG. 1. FIG.
7 is an explanatory diagram showing a normal use state of the ski in FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is an explanatory view showing the action of the wheelie sliding.
FIG. 9 is an explanatory view showing the operation of the fakey sliding.
[Explanation of symbols]
1 ... Ski board (snow ski)
6 ... Cylindrical member 8 ... Protruding member (protruding portion)
8a ... tip head 10 ... plate body (slider body)
11 ... Top part (the end of the board)
11a ... Warpage 12 ... Tail (back of plate body)
12a ... Warpage 13 ... Lower surface 13a ... Sole surface 14 ... Upper surface 15 ... Guide tube 15a ... Through hole 16a ... Small hole 20 ... Guide passage 65 ... Extension flow path

Claims

A snow sliding tool comprising a sliding tool body having a bottom surface as a sole surface and formed in a substantially plate shape with a warped portion directed upward at the front and rear, respectively,
In the warped part on the rear side of the sliding tool body, a protruding part is disposed that protrudes downward from the sliding tool body and disposes a tip part above a lower horizontal surface in the sole surface ,
The above-mentioned protrusion part is arranged in multiple rows toward back, and the height from the above-mentioned sole surface of the above-mentioned protrusion part is formed so that it may become large gradually toward back.

The snow slide according to claim 1, wherein a tip of each of the protrusions is formed in a spherical shape.

A guide channel for guiding snow on a snow surface from the sole surface toward the upper side of the sliding tool body is provided in front of the projecting portion at a rear portion of the sliding tool body. The snow slide according to claim 1 or 2.