JP3910355B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な車輌用前照灯に関する。詳しくは、上下2つの反射鏡同士の干渉を避ける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
それぞれ光源を支持した2つのリフレクタを上下に配置した車輌用前照灯がある。
【0003】
上記した車輌用前照灯においては、図4及び図5に示すように、各リフレクタa、bはブラケットcに支持されており、下側のリフレクタbは水平方向に回動自在とされている。そして、ブラケットcは図示しないランプボディに支持されている。また、各リフレクタa、bには光源バルブd、eが支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の車輌用前照灯にあっては、2つのリフレクタa、bを接近させすぎると、上側リフレクタaの下面部fと下側リフレクタbの上面部gとが干渉してしまい(図4参照)、下側リフレクタbの回動の妨げになるという問題がある。そこで、上下のリフレクタa、b間の干渉を避けようとすれば、2つのリフレクタa、b間の間隔を大きくしなければならず、車輌用前照灯の高さが高くなってしまうという問題がある。
【0005】
また、下側のリフレクタbの上面部gが前面レンズを通して見えてしまい(図5参照)、見栄えが良くないという問題がある。特に、下側のリフレクタbを回動させた場合には、その上面部gの一半部が前方に突出し、下側リフレクタbの上面部gが大きく露出してしまう。
【0006】
そこで、本発明は、上下2つの反射鏡同士の干渉を避けると共に見栄えを向上させることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、下側のリフレクタはほぼ鉛直方向に延びる回動軸周りに回動自在に支持されると共に、該下側リフレクタの上面部は上記回動軸周りにのみ設けられたものである。
【0008】
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、下側リフレクタの上面部が上側リフレクタの下面部と干渉することが無く、従って、上下2つのリフレクタを近接させて配置することができ、車輌用前照灯の高さ方向の大きさを小さくすることが可能になる。
【0009】
また、下側リフレクタの回動軸を上側リフレクタの下面部の前縁より後方に位置させることによって、下側リフレクタを回動させても、下側リフレクタの上面部が前面レンズを通して見えることが無く、見栄えが良好になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明車輌用前照灯の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0011】
車輌用前照灯1は前面が開口したランプボディ2を備える。ランプボディ2の前面は前面カバー3で覆われ、これによって、ランプボディ2と前面カバー3とで画成された灯具空間4が形成される(図1参照)。
【0012】
上記灯具空間4内には2つのリフレクタ5、6が上下に並んで近接した状態で配置される。上記2つのリフレクタ5、6は、それぞれ前方に対して凹曲面を為す主反射面部5a、6aと上面部5b、6bと下面部5c、6cを有し前方が開口した形状を有する(図1参照)。そして、下側リフレクタ6の上面部6bは、主反射面部6aの上縁の左右方向における中央部から僅かに前方へ突出した部分として形成されている(図3参照)。
【0013】
上記下側リフレクタ6の上面部6bの先端部と下面部6cのほぼ中央部とにはそれぞれ上方又は下方へ突出した回動軸7、7が取着されており、上記ランプボディ2に支持されたブラケット8から前方へ突出された支持腕9、9の先端部に設けられた軸受体10、10に上記回動軸7、7が回転可能に支持されている(図1、図3参照)。
【0014】
そして、上記リフレクタ5、6の主反射面部5a、6aにはそれぞれ光源バルブ11、12が支持されている。
【0015】
上記灯具空間4の下方部の奥にはアクチュエータ13が配設されている。該アクチュエータ13は出力軸13aを備え(図2参照)、該出力軸13aが所定の指示に従って回転するように構成されている。
【0016】
上記下側リフレクタ6の主反射面部6aの後面の一方の側部に偏倚した位置には連結片14が突設されている。そして、該連結片14と上記アクチュエータ13の出力軸13aとが2つのリンク15、16を介して連結されている(図2参照)。従って、上記アクチュエータ13の出力軸13aが回転すると、下側リフレクタ6が水平方向に回動される。すなわち、図2に示す状態から、アクチュエータ13の出力軸13aが時計回り方向、すなわち、矢印CW方向に回転すると、リンク15が同方向に回動し、これによって、リンク16が後方、すなわち、矢印B方向へ移動し、該リンク16によって連結片14が後方へ引っ張られるので、下側リフレクタ6は上記回動軸7、7周りに矢印L方向に回動することになり、リフレクタ6と光源バルブ12とによる光は主として矢印l方向に照射されることになる。また、図2に示す状態から、アクチュエータ13の出力軸13aが反時計回り方向、すなわち、矢印CCW方向に回転すると、リンク15が同方向に回動し、これによって、リンク16が前方、すなわち、矢印F方向へ移動し、該リンク16によって連結片14が前方へ押されるので、下側リフレクタ6は上記回動軸7、7周りに矢印R方向に回動することになり、リフレクタ6と光源バルブ12とによる光は主として矢印r方向に照射されることになる。
【0017】
なお、リフレクタ5と光源バルブ11とによる光の主たる照射方向は前方となる。
【0018】
上記した車輌用前照灯の使用形態は種々あり、一の使用形態に限定されるものではない。そのうちの幾つかを挙げれば、自動車用の前照灯として、(1)上側リフレクタ5と光源バルブ11とによってメインビームを、下側リフレクタ6と光源バルブ12とによってサブビームをそれぞれ照射する形態、(2)上側リフレクタ5と光源バルブ11とによってメインビーム及びサブビームを、下側リフレクタ6と光源バルブ12とによって補助ビームをそれぞれ照射する形態、(3)上側リフレクタ5と光源バルブ11とによってサブビームを、下側リフレクタ6と光源バルブ12とによって補助ビームをそれぞれ照射する形態を挙げることができる。
【0019】
図示した実施の形態では、上記した使用形態のうち第3の形態、すなわち、上側リフレクタ5と光源バルブ11とによってサブビームを、下側リフレクタ6と光源バルブ12とによって補助ビームをそれぞれ照射する形態を示している。そのために、上側リフレクタ5に支持して使用する光源バルブ11としては放電バルブを使用し、下側リフレクタ6に支持して使用する光源バルブ12としてはハロゲンバルブを使用している。そして、上記アクチュエータ13はステアリング操作に応じて駆動されるようになっている。すなわち、右折のためのステアリング操作が行われると、アクチュエータ13の出力軸13aがステアリングの回転角度に応じた角度だけ反時計回り方向(矢印CCW方向)に回転し、これによって、下側リフレクタ6が矢印R方向に回動し、下側リフレクタ6と光源バルブ12とによって形成される補助ビームが矢印r方向、すなわち走路前方の右方向に照射されることになる。また、左折のためのステアリング操作が行われると、アクチュエータ13の出力軸13aがステアリングの回転角度に応じた角度だけ時計回り方向(矢印CW方向)に回転し、これによって、下側リフレクタ6が矢印L方向に回動し、下側リフレクタ6と光源バルブ12とによって形成される補助ビームが矢印l方向、すなわち走路前方の左方向に照射されることになる。
【0020】
上記したように、ステアリング操作に応じて下側リフレクタ6が回動して補助ビームの照射方向が変化するようにしておくことによって、交差点での左折又は右折時やS字路等の曲路の走行時に、自動車の進行方向を確実に照射することができ、交通の安全の確保に寄与することができる。
【0021】
上記した車輌用前照灯にあって、下側リフレクタ6の上面部6bは、主反射面部6aの上縁の左右方向における中央部から僅かに前方へ突出した部分として形成されているので、該上面部6bが上側リフレクタと干渉する度合いは少なく、上下のリフレクタ5、6を互いに近接させて配置することが可能になり、車輌用前照灯の高さを低くすることが可能になる。また、同じ高さの車輌用前照灯であれば、従来のものに比較して高さの高いリフレクタを使用することが可能になる。
【0022】
また、下側リフレクタ6の上面部6bは上側リフレクタ5の下面部5cの下側に完全に隠れた状態となるため、該上面部6bが前面カバー3を透して見えてしまうことが無く、車輌用前照灯1の見栄えが改善される。
【0023】
なお、上記した実施の形態において示した各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。
【0024】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用前照灯は、それぞれ光源を支持した2つのリフレクタを上下に接近させて配置した車輌用前照灯であって、下側のリフレクタはほぼ鉛直方向に延びる回動軸周りに回動自在に支持されると共に、該下側リフレクタの上面部は上記回動軸周りにのみ設けられたことを特徴とする。
【0025】
従って、本発明車輌用前照灯にあっては、下側リフレクタの上面部が上側リフレクタの下面部と干渉することが無く、従って、上下2つのリフレクタを近接させて配置することができ、車輌用前照灯の高さ方向の大きさを小さくすることが可能になる。
【0026】
また、下側リフレクタの回動軸を上側リフレクタの下面部の前縁より後方に位置させることによって、下側リフレクタを回動させても、下側リフレクタの上面部が前面レンズを通して見えることが無く、見栄えが良好になる。
【0027】
請求項2に記載した発明にあっては、ステアリングの回転角度に応じて駆動されるアクチュエータを備え、該アクチュエータによって上記下側リフレクタが回動されるようにしたので、交差点での左折又は右折時やS字路等の曲路の走行時に、車輌の進行方向を確実に照射することができ、交通の安全の確保に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2及び図3と共に本発明車輌用前照灯の実施の形態を示すものであり、本図は縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】下側リフレクタの概略斜視図である。
【図4】図5と共の従来の車輌用前照灯の一例を示すものであり、本図は要部の概略縦断面図である。
【図5】要部の概略斜視図である。
【符号の説明】
1…車輌用前照灯、5…リフレクタ(上側)、6…リフレクタ(下側)、6b…上面部、7…回動軸、11…光源バルブ(光源)、12…光源バルブ(光源)、13…アクチュエータ

Claims (2)

  1. それぞれ光源を支持した2つのリフレクタを上下に接近させて配置した車輌用前照灯であって、
    下側のリフレクタはほぼ鉛直方向に延びる回動軸周りに回動自在に支持されると共に、該下側リフレクタの上面部は上記回動軸周りにのみ設けられた
    ことを特徴とする車輌用前照灯。
  2. ステアリングの回転角度に応じて駆動されるアクチュエータを備え、該アクチュエータによって上記下側リフレクタが回動される
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
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