JP3908996B2 - ブロー成形品及びブロー成形方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、面状ファスナを取り付けたブロー成形品及びブロー成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の内装部品などについて、両面テープやリベットに代えて、面状ファスナを用いて内装部品を車体に取り付ける構成が知られている。例えば、繊維を合成樹脂バインダーで結着した繊維シートについて、繊維シートの一部を加熱押圧して表面に合成樹脂バインダーを滲出させ平滑化したファスナ取付部を形成し、このファスナ取付部に、面状ファスナの裏面に設けた粘着層を粘着して取り付ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−179813号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のように、部品にファスナ取付部を形成し、さらに、このファスナ取付部に面状ファスナを取り付ける構成では、製造工程が多く、また、粘着層を設けた面状ファスナは高価であるため、製造コストの低減が困難である問題を有している。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、製造コストを低減できるブロー成形品及びブロー成形方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のブロー成形品は、ブロー成形された本体部と、前記本体部の一面に沿って配置されたシート状の基部、及びこの基部の表面側から多数突設され、一部が前記本体部に埋設された係止突部を備えた面状ファスナとを具備したものである。
【0007】
そして、この構成では、ブロー成形品が面状ファスナを用いて他の部材に容易に取り付けられる。面状ファスナは、係止突部の一部をブロー成形された本体部に埋設することにより容易かつ強固に取り付けられる。本体部のブロー形成時に同時に取り付けられ、面状ファスナの取り付けに接着剤や固着具などの用いる必要がなく、製造コストが低減される。
【0008】
請求項2記載のブロー成形品は、請求項1記載のブロー成形品において、本体部は、内部を中空部としたダクト部と、内部に中空部を有しないつぶし部とを備え、面状ファスナは、一部が前記ダクト部に沿って配置され、他の部分が前記つぶし部に沿って配置されたものである。
【0009】
そして、この構成では、ダクト部に沿った部分では、製造工程において中空部を形成する際の圧力により、面状ファスナの係止突部が本体部に確実に埋設され強固に固定される。つぶし部に沿った部分では、製造工程において面状ファスナに加わる圧力が抑制され、係止突部の形状が保護される。
【0010】
請求項3記載のブロー成形方法は、金型を構成するキャビティのキャビティ面に、シート状の基部及びこの基部の表面側から多数突設された係止突部を備えた面状ファスナを配置する面状ファスナ配置工程と、前記金型内にパリソンを導入するパリソン導入工程と、前記パリソン内に流体を噴射して前記パリソンをブロー成形するとともに、前記係止突部の一部を前記パリソンに埋設させるブロー工程とを具備したものである。
【0011】
そして、この構成では、面状ファスナを金型のキャビティ面に配置しておくことにより、ブロー成形の圧力で係止突部の一部をパリソンに埋設させ、面状ファスナがパリソンで形成する部分に容易かつ強固に取り付けられる。面状ファスナを備えたブロー成形品は、この面状ファスナを用いて他の部材に容易に取り付けられる。面状ファスナの取り付けに接着剤や固着具などの別部材を用いる必要がなく、製造コストが低減される。
【0012】
請求項4記載のブロー成形方法は、請求項3記載のブロー成形方法において、ブロー工程において、面状ファスナの一部に接するパリソンに流体の圧力を加え、面状ファスナの他の部分に接するパリソンには流体の圧力を加えないものである。
【0013】
そして、この構成では、圧力を加えた部分では、面状ファスナの係止突部がパリソンに確実に埋設され強固に固定される。また、圧力を加えない部分では、面状ファスナに加わる圧力が抑制され、係止突部の形状が保護される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のブロー成形品及びブロー成形方法の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1ないし図5において、1はブロー成形品で、このブロー成形品1を含む複数のブロー成形品1,2,3,4により、自動車の車室内の床面に配置され、空調を車室内に分配するフロアダクト5が構成されている。なお、図2において、矢印Fは車両の前方向を示し、矢印Rは車両の後方向を示している。そして、このフロアダクト5の上側には、部品としてのカーペットが被せられるようになっている。
【0016】
そして、各ブロー成形品1,2,3,4は、扁平な筒状をなす本体部10と、この本体部10に取り付けられた面状ファスナ11とを備えている。さらに、本体部10は、ポリエチレン(PE)などの樹脂のブロー成形にて、内部に中空部15を形成した扁平な筒状のダクト部16と、内部に中空部15を形成せず上面である一面17と下面である他面18とを脚部19で連結したつぶし部21とが一体に形成されている。そして、このつぶし部21により、本体部10の強度が高められ、中空部15が潰れにくくなっている。すなわち、フロアダクト5を構成するブロー成形品1,2,3,4が乗員によって踏みつけられた場合などにも、変形しないようになっている。また、各ブロー成形品1,2,3,4には、一体あるいは別体にて、床面に固定するための取付部22や、空調の吹出部24などが設けられている。そして、例えば、第1のブロー成形品1は、長手方向の一端部から長手方向に沿って設けられた開口部1aと、長手方向の両端部近傍から側方に向って設けられた一対の開口部1b,1bとを備え、長手方向の略中央部と、側方の開口部1b,1bの近傍とに位置して、つぶし部21が設けられている。また、第2及び第3のブロー成形品2,3は、長手方向の両端部に開口部2a,2b,3a,3bが設けられ、長手方向の略中央部につぶし部21が設けられている。さらに、第4のブロー成形品4は、長手方向の一端部に開口部4aが設けられ、長手方向の略中央部につぶし部21が設けられている。なお、本体部10の肉厚は、例えば3〜6mmに形成されている。
【0017】
また、面状ファスナ11は、一対の部材が互いに係合することで2個の部品を固着する係止部材であり、例えば、デュアルロック(R)ファスナで、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂で形成され、平面視四角形状でシート状をなす基部31と、この基部31の表面側に多数突設されたいわゆるきのこ状の係止突部32とを備えている。また、この係止突部32は、ステムとも呼ばれるもので、円柱状の柱部34と、この柱部34の先端部に位置する半球状の係止部35とを備えている。なお、本実施の形態では、面状ファスナ11は、ポリオレフィン系樹脂で形成され、基部31及び係止突部32を含む厚さ寸法は、例えば2.6mmで、25.4mm角あたりの係止突部32の数は約250個であり、例えば住友スリーエム株式会社製の商品名デュアルロック(R)ファスナの製品番号SJ3780を用いている。また、例えば、25.4mm角あたりの係止突部32の数が170個の製品番号SJ3742、あるいは、400個の製品番号SJ3741を用いることもできる。
【0018】
そして、この面状ファスナ11は、それぞれ、ブロー成形品1,2,3,4のつぶし部21と位置合わせされ、一面17に沿って取り付けられている。すなわち、面状ファスナ11は、つぶし部21よりも面積が大きく形成されているため、つぶし部21と中心同士を位置合わせした状態で、面状ファスナ11の外周部がつぶし部21の外周にはみ出すようにして、配置されている。さらに、この面状ファスナ11は、外周部が本体部10に埋設され、例えば、図4及び図5に示すように、外周部の2列あるいは3列程度の係止突部32が本体部10に埋設されて固着されている。
【0019】
そして、図示しないが、カーペットの下面すなわち裏面側にも面状ファスナ11が取り付けられ、これら面状ファスナ同士の係合で、ブロー成形品1,2,3,4にカーペットが固定されている。
【0020】
次に、このブロー成形品1,2,3,4の製造装置及び製造工程を、例えば第1のブロー成形品1について説明する。
【0021】
図1及び図6において、41は製造装置であるブロー成形装置で、このブロー成形装置41は、開閉可能に設けられた両側一対の左型である金型42及び右型である金型43と、これら金型42,43の上側から略円筒状のパリソンPを押し出して降下させる図示しないダイと、パリソンP内に流体としての空気を導入する図示しないブローピンとなどを備えている。そして、各金型42,43には、本体部10の一面17及び他面18を形成するキャビティ面44,45が設けられ、これら金型42,43を密着して型締めした状態で、キャビティ面44,45間に本体部10を形成するキャビティ48が形成されている。また、右型である金型43のキャビティ面45には、つぶし部21を形成するつぶし部形成部49が突設されている。
【0022】
次に、このブロー成形装置41を用いたブロー成形品1の製造工程を説明する。
【0023】
まず、図6に示すように、金型42,43開いた状態で、キャビティ面44のつぶし部形成部49に対向する位置に、キャビティ面44に係止突部32を向けて、面状ファスナ11を配置すなわちインサートする(面状ファスナ配置工程)。なお、この面状ファスナ11は、例えば両面テープで仮止めする。
【0024】
そして、ダイから円筒状のパリソンPを押し出して金型42,43間に下降させる。このパリソンPは、180℃〜220℃、例えば180℃で、厚さ寸法は、1.5〜3.5mm、より好ましくは2.7〜3.3mm、本実施の形態では3.0mmで、粘度が0.35〔g/10min〕のポリエチレンである。また、金型42,43の温度は、例えば20℃に冷却されている(パリソン導入工程)。
【0025】
次いで、金型42,43を型締めして、パリソンPの上下を喰い切るとともに、キャビティ48を構成する。この状態で、つぶし部21については、パリソンPの対向する面が互いに密着して一体化される。
【0026】
次いで、パリソンPにブローピンの先端部を差し込み、このブローピンからパリソンP内に流体である空気を供給する。この時のブロー圧は、例えば、0.98MPa(10kg/cm2)である。すると、図1に示すように、矢印で示すような空気の圧力により、パリソンPが膨出し、キャビティ面44,45に密着する。そして、このブロー工程では、パリソンPが外周側から面状ファスナ11の表面側に流れ込み、2〜3列の係止突部32を埋設した状態で固化され固着する(ブロー工程)。すなわち、高温のパリソンPは、空気の圧力により、2〜3列の係止突部32を埋設するが、3〜4列以上については、空気の圧力が伝わらず、また、冷却された金型42,43のキャビティ面44で冷却されるため、パリソンPは進入しない。
【0027】
次いで、パリソンPが固化した状態で、金型42,43を開くことにより、面状ファスナ11を取り付けたブロー成形品1が形成される。
【0028】
このように、本実施の形態によれば、ブロー成形装置41に面状ファスナ11を配置しておき、いわばインサート形成することにより、筒状の部材であるフロアダクト5を構成するブロー成形品1に面状ファスナ11の外周部を埋設して固着できる。面状ファスナ11の取り付けを、本体部10の形成と同時にでき、煩雑な工程を用いる必要がなく、強固な接着剤、両面テープあるいはリベットなどの別部材も必要ないとともに、金型42,43の改造などの必要もなく、部品点数の削減及び工程数の削減により、製造コストを低減できる。
【0029】
そして、面状ファスナ11の係止突部32は、いわばアンダーカット形状となっているため、外周部を埋設することにより、いわゆるアンカー効果で、面状ファスナ11を本体部10に容易に強固に固定でき、比較的質量のあるブロー成形品1あるいは部品でも強固に固定できる。
【0030】
また、面状ファスナ11は、ブロー成形品1の本体部10のつぶし部21に配置したため、すなわち、面状ファスナ11の背面側には中空部15は形成されていないため、ブロー成形時の空気の吹き込み圧が面状ファスナ11に加わりにくく、面状ファスナ11の係止突部32のつぶれや倒れによる係止機能の低下を抑制できる。
【0031】
さらに、ブロー成形品1の本体部10のつぶし部21は、他の部分に較べて剛性が高く、力を加えたときにたわみにくい。そこで、このつぶし部21に重ねて配置した面状ファスナ11を、他の部品に取り付けた面状ファスナ11に係合して取り付ける際も、容易かつ確実に固定できる。例えば、つぶし部21以外の場所では、他の部品を押しつけた際に、本体部10がたわむ場合があるため、確実に係合した確認する作業が必要になるが、面状ファスナ11をつぶし部21に設けることにより、このような確認作業を不要にでき、作業効率を向上できる。
【0032】
また、つぶし部21における型締め時の金型42,43間の寸法は、金型42,43の型締め圧力が直接加わらないように、面状ファスナ11の厚さ寸法より大きく設定する必要があり、例えば、樹脂層の厚さを加えて3.0mm以上とすることが必要であり、本実施の形態では、例えば3.0mmに設定されている。すなわち、3.0mm未満であると、係止突部32の潰れや倒れが生じ、係止が困難となる。一方、つぶし部21における型締め時の金型42,43間の寸法は、パリソンPの厚さ寸法の2倍未満とすることが望ましい。すなわち、パリソンPの厚さ寸法の2倍以上とすると、面状ファスナ11の背面に中空部15が生じブロー成形時に圧力が加わるおそれがあるからである。
【0033】
なお、上記の実施の形態では、平面四角形状をなす面状ファスナ11の外周部を本体部10に埋設して固定したが、例えば、図7及び図8に示すように、大きな面状ファスナ11などでは、面状ファスナ11の中心部などにパリソンPが進入可能な円孔状などのパリソン導入部61を形成することにより、外周部と同様に中心部など所定の位置で面状ファスナ11を本体部10に固着でき、面状ファスナ11の浮き上がりや剥がれを防止できる。
【0034】
また、面状ファスナ11は、本体部10とは異素材に限られず、同じ素材で形成することもできる。また、デュアルロック(R)ファスナに限られず、相手方の面状ファスナは、ループ状の繊維状の係止部を設けた構成とすることもできる。
【0035】
また、面状ファスナ11の本体部10への固着については、縁部の埋込に加え、ビスなどを併用することもできる。
【0036】
さらに、上記の実施の形態では、ブロー成形品1はフロアダクト5を構成するものとし、このブロー成形品1と部品としてのフロアカーペットとの結合に面状ファスナ11を用いたが、この構成に限られず、ブロー成形品1を車体パネルに取り付ける構成に利用することもできる。また、ブロー成形品は、フロアダクト5以外にも、ルーフダクト、ピラーダクトなど、ブロー成形されるものであれば特に限定されずに適用できる。
【0037】
また、上記の実施の形態では、面状ファスナ11は、両面テープで金型42に仮固定したが、この構成に限られず、例えば、金型42に、面状ファスナ11を位置決めできる程度に係止する位置決め部を一体あるいは別体に設けることもできる。この構成では、繰り返しの利用が可能で、作業性を向上できる。また、金型42を凹設などして、面状ファスナ11を位置決めして所定温度で収納する収納空間を形成することもできる。この構成では、型締め圧力や、ガスの温度や圧力から、面状ファスナ11の係止突部32の形状などを確実に保護することができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載のブロー成形品によれば、ブロー成形品は面状ファスナを用いて他の部材に容易に取り付けできる。面状ファスナは、係止突部の一部をブロー成形された本体部に埋設することにより容易かつ強固に取り付けできる。本体部のブロー形成時に同時に取り付けでき、面状ファスナの取り付けに接着剤や固着具などの用いる必要がなく、製造コストを低減できる。
【0039】
請求項2記載のブロー成形品によれば、請求項1記載の効果に加え、本体部は、内部を中空部としたダクト部と、内部に中空部を有しないつぶし部とを備え、面状ファスナは、一部をダクト部に沿って配置し、他の部分はつぶし部に沿って配置したため、ダクト部に沿った部分では、製造工程において中空部を形成する際の圧力により、面状ファスナの係止突部を本体部に確実に埋設し強固に固定できる。つぶし部に沿った部分では、製造工程において面状ファスナに加わる圧力を抑制し、係止突部の形状を保護できる。
【0040】
請求項3記載のブロー成形方法によれば、面状ファスナを金型のキャビティ面に配置しておくことにより、ブロー成形の圧力で係止突部の一部をパリソンに埋設させ、面状ファスナをパリソンで形成する部分に容易かつ強固に取り付けできる。面状ファスナを備えたブロー成形品は、この面状ファスナを用いて他の部材に容易に取り付けできる。面状ファスナの取り付けに接着剤や固着具など別部材を用いる必要がなく、製造コストを低減できる。
【0041】
請求項4記載のブロー成形方法によれば、請求項3記載の効果に加え、ブロー工程において、面状ファスナの一部に接するパリソンに流体の圧力を加え、面状ファスナの他の部分に接するパリソンには流体の圧力を加えないため、圧力を加えた部分では、面状ファスナの係止突部をパリソンに確実に埋設させ強固に固定できる。また、圧力を加えない部分では、面状ファスナに加わる圧力を抑制し、係止突部の形状を保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロー成形品及びブロー成形方法の一実施の形態を示す作業工程図である。
【図2】同上ブロー成形品の使用状態を示す平面図である。
【図3】同上ブロー成形品の一部を切り欠いた斜視図である。
【図4】同上ブロー成形品の図2のI−I相当位置の一部の断面図である。
【図5】同上ブロー成形品の図4の一部を拡大した断面図である。
【図6】同上ブロー成形方法の作業工程図である。
【図7】本発明のブロー成形品の他の実施の形態を示す面状ファスナの斜視図である。
【図8】同上面状ファスナを用いたブロー成形品の図7のII−II相当位置の断面図である。
【符号の説明】
1 ブロー成形品
10 本体部
11 面状ファスナ
15 中空部
16 ダクト部
17 一面
21 つぶし部
31 基部
32 係止突部
42,43 金型
44 キャビティ面
48 キャビティ
P パリソン
Claims (4)
- ブロー成形された本体部と、
前記本体部の一面に沿って配置されたシート状の基部、及びこの基部の表面側から多数突設され、一部が前記本体部に埋設された係止突部を備えた面状ファスナと
を具備したことを特徴とするブロー成形品。 - 本体部は、内部を中空部としたダクト部と、内部に中空部を有しないつぶし部とを備え、
面状ファスナは、一部が前記ダクト部に沿って配置され、他の部分が前記つぶし部に沿って配置された
ことを特徴とする請求項1記載のブロー成形品。 - 金型を構成するキャビティのキャビティ面に、シート状の基部及びこの基部の表面側から多数突設された係止突部を備えた面状ファスナを配置する面状ファスナ配置工程と、
前記金型内にパリソンを導入するパリソン導入工程と、
前記パリソン内に流体を噴射して前記パリソンをブロー成形するとともに、前記係止突部の一部を前記パリソンに埋設させるブロー工程と
を具備したことを特徴とするブロー成形方法。 - ブロー工程において、面状ファスナの一部に接するパリソンに流体の圧力を加え、面状ファスナの他の部分に接するパリソンには流体の圧力を加えない
ことを特徴とする請求項3記載のブロー成形方法。
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