JP3907672B2 - インクジェット用インク、インクジェット用インクの作製方法、インクジェット記録方法及びインクカートリッジ - Google Patents

インクジェット用インク、インクジェット用インクの作製方法、インクジェット記録方法及びインクカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット用インク、インクジェット用インクの作製方法、インクジェット記録方法及びインクカートリッジに関する。
インクジェット記録方法は、インク小滴を普通紙、及び、光沢メディア等の記録媒体上に付与して、画像を形成する記録方法であり、その低価格化、記録速度の向上により、急速に普及が進んでいる。又、その記録画像の高画質化が進んだことに加えて、デジタルカメラの急速な普及に伴い、ユーザーは銀塩写真に匹敵する記録物を出力することを要求している。
インクジェット記録方法により得られた記録物が、銀塩写真に匹敵するために必要な要件として、得られた記録物において、高い画像濃度及び堅牢性を両立することが挙げられる。特に、ブラックインクを用いて得られた記録物の画像濃度を高くすることは、銀塩写真に匹敵する記録物とするために重要である。又、従来のインクジェット記録方法により得られた記録物は銀塩写真と比較して、その堅牢性(特に耐オゾン性)が低く、記録物が光、湿度、熱、空気中に存在する環境ガス等に長時間さらされた際に、記録物上の色材が劣化し、画像の色調変化や褪色が発生しやすいといった問題があった。前記環境ガスの中でも、オゾンによる記録物の劣化が特に問題となっている。
上記の課題、特に色調及びオゾンガスに対する褪色を解決するために、特定の色材を含有するインクが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特登録02919615号公報 特公平8−26263号公報
上記で述べたように、高い画像濃度及び堅牢性の双方を備えた画像を与えることができるインクジェット用インクが必要とされている。その一方で、インクジェット記録方法により得られる記録物の画像濃度及び堅牢性について、従来のインクジェット用インクにより得られる画像濃度及び堅牢性のレベルで満足しているユーザーもいる。
そこで、本発明者らが検討を行ったところ、現在、様々なインクジェット用の記録媒体が存在しているが、その種類又は堅牢性によっては、このようなユーザーであっても、従来のインクジェット用インクでは満足し得ない画像濃度及び堅牢性となってしまう場合があるということを見出した。
このため、従来のインクジェット用インクよりも多少でも画像濃度及び堅牢性を向上することが必要であるということを認識した。
従って、本発明の目的は、画像濃度及び堅牢性に優れた画像を与えるインクジェット用インクを提供することにある。
又、本発明の別の目的は、画像濃度及び堅牢性に優れた画像を与えるインクジェット用インクの作製方法を提供することにある。
又、本発明の別の目的は、前記インクジェット用インクを用いたインクジェット記録方法及びインクカートリッジを提供することにある。
上記の目的は、下記の本発明によって達成される。即ち、本発明にかかるインクジェット用インクは、少なくとも色材を含有するインクジェット用インクにおいて、前記色材が、C.I.フードブラック2及びC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方、並びに、下記一般式(I)で表される化合物又はその塩であることを特徴とする。
一般式(I)
Figure 0003907672
又、本発明の別の実施態様にかかるインクジェット用インクの作製方法は、インクジェット用インクの作製方法であって、色材として、下記一般式(I)で表される化合物又はその塩を含有するインクジェット用インクを収容するインクジェット用インクタンクに、色材として、C.I.フードブラック2及びC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方を含有するインクジェット用インクを充填する工程を有することを特徴とする。
一般式(I)
Figure 0003907672
又、本発明の別の実施態様にかかるインクジェット用インクは、上記構成のインクジェット用インクの作製方法により得られたことを特徴とする。
又、本発明の別の実施態様にかかるインクジェット記録方法は、インクをインクジェット方法で吐出して記録媒体に記録を行う工程を有するインクジェット記録方法において、前記インクが、上記構成のインクジェット用インクであることを特徴とする。
又、本発明の別の実施態様にかかるインクカートリッジは、インクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジにおいて、前記インクが、上記構成のインクジェット用インクであることを特徴とする。
本発明によれば、画像濃度及び堅牢性に優れた画像を与えるインクジェット用インクを提供することができる。又、本発明の別の実施態様によれば、画像濃度及び堅牢性に優れた画像を与えるインクジェット用インクの作製方法を提供することができる。又、本発明の別の実施態様によれば、前記インクジェット用インクを用いたインクジェット記録方法及びインクカートリッジを提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を挙げて、詳細に説明する。
尚、本発明においては、色材が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。
<インク>
以下、本発明にかかるインクジェット用インク(以下、単にインクと呼ぶこともある)を構成する成分等について詳細に述べる。
(色材)
本発明にかかるインクは、色材として、C.I.フードブラック2又はC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方含有することが必須である。これらの色材は画像濃度等の特性が優れる色材であり、該色材を含有するインクを用いることで、銀塩写真の画像濃度に匹敵する画像を形成することができる。
本発明にかかるインクは、上記色材に加えて、更に、下記一般式(I)で表される化合物又はその塩を含有することが必須である。下記一般式(I)で表される化合物又はその塩は、画像濃度及び堅牢性が非常に優れているため、インクにおける含有量が微量であっても、C.I.フードブラック2又はC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方である色材の画像濃度及び堅牢性を向上することができる。更に、下記一般式(I)で表される化合物又はその塩は、C.I.フードブラック2又はC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方である色材が本来有する特性である、優れた画像濃度を損なうこともない。
尚、一般式(I)で表される化合物の塩における対イオンの具体例は、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属のイオン、又は、アンモニウムイオンが挙げられる。
一般式(I)
Figure 0003907672
本発明のインクにおける、色材の含有量の合計(質量%)は、インク全質量に対して、0.1質量%以上10.0質量%以下であることが好ましい。含有量の合計が0.1質量%未満である場合、堅牢性や画像濃度が十分に得られないことがあり、又、10.0質量%を越える場合、インクジェット用インクとしての信頼性、例えば固着性等が悪化することがある。又、一般式(I)で表される化合物又はその塩の含有量(質量%)は、インク全質量に対して、0.24質量%以上2.0質量%以下であることが好ましい。一般式(I)で表される化合物又はその塩の含有量が0.24質量%を下回る、又は、2.0質量%を上回ると、画像濃度及び堅牢性が得られない場合がある。又、一般式(I)で表される化合物又はその塩の含有量(質量%)の比率が、色材の含有量の合計(質量%)に対して、9.0質量%以上20.0質量%以下であることが好ましい。前記比率が9.0質量%を下回る、又は、20.0質量%を上回ると、画像濃度及び堅牢性が十分に得られない場合がある。
尚、一般式(I)で表される化合物又はその塩の含有量の上限、及び、一般式(I)で表される化合物又はその塩の含有量の比率、の上限は特に限定されるものではない。本発明にかかるインクが、C.I.フードブラック2又はC.I.ダイレクトブラック195を含有していれば、これらの色材の画像濃度及び堅牢性を補うために、一般式(I)で表される化合物又はその塩をより多くの含有量及び比率で含有することが好ましい。
〔色材の検証方法〕
本発明において用いられる色材である一般式(I)で表される化合物又はその塩の検証には、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた下記(1)〜(3)の検証方法が適用できる。
(1)ピークの保持時間
(2)(1)のピークにおける最大吸収波長
(3)(1)のピークにおけるマススペクトルのM/Z(posi、nega)
高速液体クロマトグラフィーの分析条件は以下に示す通りである。純水で約1000倍に希釈したインク溶液に対して、下記の条件で高速液体クロマトグラフィーでの分析を行い、メインピークの保持時間(retention time)、及び、ピークの最大吸収波長を測定する。
・カラム:Symmetry C18 2.1mm×150mm
・カラム温度:40℃
・流速:0.2ml/min
・PDA:210nm〜700nm
・移動相及びグラジエント条件:表1
Figure 0003907672
又、マススペクトルの分析条件は以下に示す通りである。得られたピークに対して、下記の条件でマススペクトルを測定し、最も強く検出されたM/Zをposi、negaそれぞれに対して測定する。
・イオン化法
・ESI キャピラリ電圧 3.1kV
脱溶媒ガス 300℃
イオン源温度 120℃
・検出器 posi 40V 500−2000amu/0.9sec
nega 40V 500−2000amu/0.9sec
一般式(I)で表される化合物又はその塩に対しての保持時間、最大吸収波長、M/Z(Posi)、M/Z(Nega)の値を表2に示す。表2に示された値に該当する場合、本発明において用いる化合物に該当すると判断できる。
Figure 0003907672
(その他の色材)
本発明においては、C.I.フードブラック2又はC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方、及び、一般式(I)で表される化合物又はその塩に、その他の色材を組み合わせて用いても構わない。
又、フルカラー画像等を形成するために、本発明のインクとは別の色調を有するインクを併用しても構わない。例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク等である。又、これらのインクと同一色調を有する淡インクを組み合わせて用いることもできる。これらの別の色調を有するインク、又は淡インクの色材は、公知の色材であっても、新規に合成された色材であっても用いることができる。
以下に、調色用色材、及び本発明のインクと共に使用する他のインクに用いる色材の具体例を色調別に示す。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下に、調色用色材、及び本発明のインクと共に使用する他のインクに用いる色材の具体例を色調別に示す。勿論、本発明はこれらに限定されるものではない。
[マゼンタ色材]
C.I.ダイレクトレッド:2、4、9、11、20、23、24、31、39、46、62、75、79、80、83、89、95、197、201、218、220、224、225、226、227、228、229、230等
C.I.アシッドレッド:6、8、9、13、14、18、26、27、32、35、42、51、52、80、83、87、89、92、106、114、115、133、134、145、158、198、249、265、289等
C.I.フードレッド:87、92、94等
C.I.ダイレクトバイオレット:107等
C.I.ピグメントレッド:2、5、7、12、48:2、48:4、57:1、112、122、123、168、184、202等
[シアン色材]
C.I.ダイレクトブルー:1、15、22、25、41、76、80、90、98、106、108、120、158、163、168、199、226等
C.I.アシッドブルー:1、7、15、22、23、25、29、40、43、59、62、74、78、80、90、100、102、104、117、127、138、158、161、203、204、244等
C.I.ピグメントブルー:1、2、3、15、15:2、15:3、15:4、16、22、60等
[イエロー色材]
C.I.ダイレクトイエロー:8、11、12、27、28、33、39、44、50、58、85、86、87、88、89、98、100、110、132、173等
C.I.アシッドイエロー:1、3、7、11、17、23、25、29、36、38、40、42、44、76、98、99等
C.I.ピグメントイエロー:1、2、3、12、13、14、15、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、114、128、138、180等
[オレンジ色材]
C.I.アシッドオレンジ:7、8、10、12、24、33、56、67、74、88、94、116、142等
C.I.アシッドレッド:111、114、266、374等
C.I.ダイレクトオレンジ:26、29、34、39、57、102、118等
C.I.フードオレンジ:3等
C.I.リアクティブオレンジ:1、4、5、7、12、13、14、15、16、20、29、30、84、107等
C.I.ディスパースオレンジ:1、3、11、13、20、25、29、30、31、32、47、55、56等
C.I.ピグメントオレンジ:43等
C.I.ピグメントレッド:122、170、177、194、209、224等
[グリーン色材]
C.I.アシッドグリーン:1、3、5、6、9、12、15、16、19、21、25、28、81、84等
C.I.ダイレクトグリーン:26、59、67等
C.I.フードグリーン:3等
C.I.リアクティブグリーン:5、6、12、19、21等
C.I.ディスパースグリーン:6、9等
C.I.ピグメントグリーン:7、36等
[ブルー色材]
C.I.アシッドブルー:62、80、83、90、104、112、113、142、203、204、221、244等
C.I.リアクティブブルー:49等
C.I.アシッドバイオレット:17、19、48、49、54、129等
C.I.ダイレクトバイオレット:9、35、47、51、66、93、95、99等
C.I.リアクティブバイオレット:1、2、4、5、6、8、9、22、34、36等
C.I.ディスパースバイオレット:1、4、8、23、26、28、31、33、35、38、48、56等
C.I.ピグメントブルー:15:6等
C.I.ピグメントバイオレット:19、23、37等
[ブラック色材]
C.I.ダイレクトブラック:17、19、22、31、32、51、62、71、74、112、113、154、168、195等
C.I.アシッドブラック:2、48、51、52、110、115、156等
C.I.フードブラック:1、2等
カーボンブラック等
(水性媒体)
本発明のインク組成物は、水、或いは水と各種水溶性有機溶剤との混合溶媒である水性媒体を使用することができる。
水溶性有機溶剤は、水溶性であれば特に制限は無く、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、第二ブタノール、第三ブタノール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール;N,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミド等のカルボン酸アミド;アセトン、メチルエチルケトン、2−メチル−2−ヒドロキシペンタン−4−オン等のケトン又はケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,2又は1,3−プロピレングリコール、1,2又は1,4−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジチオグリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、アセチレングリコール誘導体、トリメチロールプロパン等の多価アルコール類;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノエチル(又はブチル)エーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル類;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−メチルモルホリン等の複素環類;ジメチルスルホキシド等の含硫黄化合物;尿素、及び、尿素誘導体等を用いることができる。上記水溶性有機溶剤は、単独で用いても、或いは混合物として用いても良い。
これらの水溶性有機溶剤の含有量は、インク全質量に対して好ましくは5.0質量%〜90.0質量%、より好ましくは10.0質量%〜50.0質量%である。含有量がこの範囲より少ない場合、インクジェット用インクとして用いる場合に、吐出性等の信頼性が悪化する可能性があり、含有量がこの範囲より多い場合、インクの粘度が上昇することによる、インク供給不良が起きる可能性があるためである。
又、水は脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。水の含有量は、インク全質量に対して10.0質量%〜90.0質量%であることが好ましい。
(その他の添加剤)
更に、本発明においては必要に応じて、界面活性剤、pH調整剤、キレート剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、紫外線吸収剤、粘度調整剤、消泡剤、及び、水溶性ポリマーなど、種々の添加剤を含有させても良い。
界面活性剤の具体例は、アニオン界面活性剤、両面界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤の具体例は、アルキルスリホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、N−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型燐酸エステル、アルキル型燐酸エステル、アルキルアリルスルホン塩酸、ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキシルスルホ琥珀酸ジオクチルスルホ琥珀酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤の具体例は、2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体等がある。両面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、その他イミダゾリン誘導体等がある。
ノニオン界面活性剤の具体例は、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアリルキルアルキルエーテル等のエーテル系、ポリオキシエチレンオレイン酸、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレングリコール系(例えば、川研ファインケミカル製アセチレノールEH、E100、日信化学製サーフィノール104、82、465、オルフィンSTG等)が挙げられる。
pH調整剤は、インクのpHを所定の範囲に制御できるものであれば任意の物質を使用できる。例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、トリスヒドロキシメチルアミノメタンなどのアルコールアミン化合物、水酸化リチウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、水酸化アンモニウム、あるいは炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属の炭酸塩などが挙げられる。
防腐剤、防黴剤の具体例は、例えば、有機硫黄系、有機窒素硫黄系、有機ハロゲン系、ハロアリルスルホン系、ヨードプロパギル系、N−ハロアルキルチオ系、ベンツチアゾール系、ニトチリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、ベンゾチアゾール系、イソチアゾリン系、ジチオール系、ピリジンオキシド系、ニトロプロパン系、有機スズ系、フェノール系、第4アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロム化インダノン系、ベンジルブロムアセテート系、無機塩系等の化合物が挙げられる。
有機ハロゲン系化合物は、例えば、ペンタクロロフェノールナトリウムが挙げられ、ピリジンオキシド系化合物は、例えば、2−ピリジンチオール−1オキサイドナトリウムが挙げられ、無機塩系化合物は、例えば無水酢酸ソーダが挙げられ、イソチアゾリン化合物は、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンマグネシウムクロライド、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド等が挙げられる。その他の防腐剤、防黴剤の具体例は、ソルビン酸ソーダ安息香酸ナトリウム等、例えば、アベシア製プロキセルGXL(S)、プロキセルXL−2(S)等が挙げられる。
キレート剤は、例えばクエン酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、二ニトロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウム等が挙げられる。
防錆剤は、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト等が挙げられる。
紫外線吸収剤は、例えばベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、桂皮酸系化合物、トリアジン系化合物、スチルベン系化合物、又は、ベンズオキサゾール系化合物に代表される紫外線を吸収して蛍光を発する化合物、いわゆる蛍光増白剤も用いることができる。
粘度調整剤は、水溶性有機溶剤の他に、水溶性高分子化合物が挙げられ、例えばポリビニルアルコール、セルロース誘導体、ポリアミン、ポリイミン等が挙げられる。
消泡剤は、フッ素系、シリコーン系化合物が必要に応じて用いられる。
<インクジェット記録方法>
本発明にかかるインクは、インクをインクジェット方法で吐出する工程を有するインクジェット記録方法に用いることが特に好適である。インクジェット記録方法は、インクに力学的エネルギーを作用させてインクを吐出させる記録方法、及びインクに熱エネルギーを作用させてインクを吐出させる記録方法等がある。特に、本発明においては、熱エネルギーを利用するインクジェット記録方法を好ましく用いることができる。
<インクカートリッジ>
本発明にかかるインクを用いて記録を行うのに好適なインクカートリッジは、これらのインクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジが挙げられる。以下にインクカートリッジの具体例を示す。
図1は、インクカートリッジである液体収容容器の概略説明図である。図1において、液体収容容器(インクタンク)は、上部で大気連通口112を介して大気に連通し、下部でインク供給口に連通して、内部に負圧発生部材を収容する負圧発生部材収容室134、及び、液体のインクを収容する実質的に密閉された液体収容室136、を仕切壁138で仕切る構造を有する。負圧発生部材収容室134及び液体収容室136は、液体収容容器(インクタンク)の底部付近で仕切壁138に形成された連通孔140、及び液体供給動作時に液体収容室への大気の導入を促進するための大気導入溝(大気導入路)150を介してのみ連通されている。負圧発生部材収容室134を形成する液体収容容器(インクタンク)の上壁には、内部に突出する形態で複数個のリブが一体に成形され、負圧発生部材収容室134に圧縮状態で収容される負圧発生部材と当接している。このリブにより、上壁と負圧発生部材の上面との間にエアバッファ室が形成されている。又、液体供給口114を備えたインク供給筒には、負圧発生部材より毛管力が高く、且つ物理的強度が大きい圧接体146が設けられており、負圧発生部材と圧接している。
負圧発生部材収容室134内には、負圧発生部材として、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂の繊維からなる第一の負圧発生部材132B及び第二の負圧発生部材132A、の2つの毛管力発生型負圧発生部材を収容している。132Cはこの2つの負圧発生部材の境界層であり、境界層132Cの仕切壁138との交差部分は、連通部を下方にした液体収容容器の使用時の姿勢において大気導入溝(大気導入路)150の上端部より上方に存在している。又、負圧発生部材内に収容されるインクは、インクの液面Lで示されるように、上記境界層132Cよりも上方まで存在している。
ここで、第一の負圧発生部材132Bと第二の負圧発生部材132Aの境界層は圧接しており、負圧発生部材の境界層近傍は他の部位と比較して圧縮率が高く、毛管力が強い状態となっている。即ち、第一の負圧発生部材132Bの毛管力をP1、第二の負圧発生部材132Aの毛管力をP2、負圧発生部材同士の界面の持つ毛管力をPSとすると、P2<P1<PSとなっている。
図2は、別のインクカートリッジである液体収容容器の概略説明図である。図2に示す形態の液体収容容器(インクタンク)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のインクを収容する容器41と、容器41を覆う蓋部材42とを有する。容器41の内部は、3色のインクを収容するために、互いに平行に配置された2つの仕切板411、412により、容量がほぼ等しい3つの空間に仕切られる。これら3つの空間は、互いにインクタンクホルダへインクタンクを装着する際のインクタンクの挿入方向に沿って並んでいる。又、これらの各空間にそれぞれ、イエローのインクを吸収して保持するインク吸収体44Y、マゼンタのインクを吸収して保持するインク吸収体44M、及びシアンのインクを吸収して保持するインク吸収体44Cが収容されている。又、負圧発生部材であるインク吸収体44Y、44M、44C内に収容されているインクは、インクの液面Lで示されるように、それぞれのインク吸収体の上部まで存在している。
<インクジェット用インクの作製方法>
本発明にかかるインクジェット用インクの作製方法は、本発明のインクにおける必須の構成要件、即ち、色材として、C.I.フードブラック2又はC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方、及び、上記一般式(I)で表される化合物又はその塩を含有するインクであることを満たしていれば、特に限定はない。
本発明においては、一般式(I)で表される化合物又はその塩を含有するインクを収容するインクタンクに、色材として、C.I.フードブラック2又はC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方を含有するインクを充填する工程を有することが特に好ましい。これは、画像濃度及び堅牢性等の特性に優れた一般式(I)で表される化合物又はその塩を含有するインク、及び該インクを収容するインクカートリッジの再利用をすることにより、コストの削減が可能となるためである。又更に、前記効果に加えて、一度インクを収容したインクカートリッジは、インクの再充填が容易となるという付帯的効果も同時に得ることができるためである。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、下記の実施例によって何ら限定されるものではない。尚、特に指定の無い限り、実施例、比較例のインク成分は「質量部」を意味する。
<色材の調製>
水に下記式(A)の化合物を、炭酸ナトリウムを添加した水に加えて溶解し、更に塩酸、亜硝酸ナトリウムを添加し、ジアゾ化を行った。このジアゾ混濁液に、6−フェニルアミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸水溶液を添加し、炭酸ナトリウムの存在下で溶解し、反応液(A)を得た。次に、2−アミノスルホン酸を、水酸化ナトリウムの存在下で溶解し、塩酸、亜硝酸ナトリウムを添加して、ジアゾ化を行った。次に、6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸を、水酸化ナトリウムの存在下で溶解し、無水酢酸を添加して、アセチル化を行った。ここに上記ジアゾ化混濁液を炭酸ナトリウムの存在下で滴下して、カップリング反応を行い、反応液(B)を得た。この反応液(B)に、水酸化ナトリウム、次いで塩化ナトリウムを添加して塩析を行い、化合物を得た。この化合物を水酸化ナトリウムの存在下で、水に溶解させ、塩酸、亜硝酸ナトリウムを添加し、ジアゾ化を行った。このジアゾ混濁液に、炭酸ナトリウムの存在下で、溶液(A)を滴下し、カップリング反応を完結させ、反応液を得た。この反応液を塩化ナトリウムで塩析した後、濾過を行うことにより、化合物(C)を得た。N,N−ジメチルホルムアミドに、2−ニトロ−4−クレゾール、トルエン、水酸化カリウムを添加し、トルエンとの共沸により水を留去し、プロパンスルトンを滴下した後、水酸化ナトリウムを添加し、これを濃縮後、オートクレーブにて、パラジウムカーボンを添加し、水素ガスを封入し溶液を得た。これを、塩酸、亜硝酸ナトリウムを添加することでジアゾ化を行い、上記反応液(A)を滴下し、水酸化ナトリウムの存在下でカップリング反応を完結させ、反応液を得た。この反応液を塩酸、亜硝酸ナトリウムを添加することでジアゾ化を行い、このジアゾ混濁液を上記化合物(C)を溶解した水溶液に添加し、カップリング反応を完結させた。これを塩化ナトリウムにより塩析、濾過し、洗浄を行うことにより、化合物(α)を得た。一般式(I)で表される化合物(ナトリウム塩)を得た。
式(A)
Figure 0003907672
<インクの調製>
下記表3及び表4に示した各成分を混合し、十分撹拌した後、ポアサイズ0.2μmのフィルターにて加圧濾過を行い、実施例1〜6及び比較例1〜4のインクを調製した。
Figure 0003907672
Figure 0003907672
<インクの評価>
上記で得られたインクを、図1の構成を有するインクタンクにそれぞれ充填した。そして、前記インクタンクを、熱エネルギーをインクに印加してインク滴を吐出するインクジェット記録装置(商品名:PIXUS 950i;キヤノン製)に装着して印字を行った。この際の印字条件は次の通りである。温度23℃、湿度55%で、記録密度を2400dpi×1200dpi、インクの吐出体積を2.5plとして、記録媒体(商品名:PR−101;キヤノン製)に50%デューティで記録を行った。その後、得られた記録物を、温度23℃、湿度55%で24時間自然乾燥させた。
一般式(I)で表される化合物の代わりにイオン交換水を含有するインク(実施例1及び3に対して比較例1、実施例2及び4に対して比較例2、実施例5に対して比較例3、実施例6に対して比較例4)との比較という観点で、実施例1〜6のインクを用いて得られた記録物の画像濃度を、目視で評価した。
次に、上記自然乾燥させた記録物を、オゾン試験装置(商品名:OMS−H;スガ試験機製)中に置き、温度40℃、湿度55%、オゾンガス濃度2ppmの環境で20時間、オゾン曝露を行った。
一般式(I)で表される化合物の代わりにイオン交換水を含有するインク(実施例1及び3に対して比較例1、実施例2及び4に対して比較例2、実施例5に対して比較例3、実施例6に対して比較例4)との比較という観点で、実施例1〜6のインクを用いて得られた記録物の堅牢性を、目視で評価した。
画像濃度及び堅牢性の評価基準は以下の通りである。評価結果を表5に示す。
A:比較例よりも、画像濃度又は堅牢性の何れかが明らかに向上し、且つ、画像濃度又は堅牢性の何れも悪化しない
B:比較例よりも、画像濃度又は堅牢性の何れかが向上し、且つ、画像濃度又は堅牢性の何れも悪化しない
C:比較例と、画像濃度又は堅牢性の何れの差もない、又は、比較例よりも、画像濃度又は堅牢性の何れかが向上するものの、画像濃度又は堅牢性の何れかで悪化を生ずる。
Figure 0003907672
<インクの調製>
下記表6に示した各成分を混合し、十分撹拌した後、ポアサイズ0.2μmのメンブランフィルターにて加圧濾過を行い、インクを調製した。
Figure 0003907672
図1の構成を有するインクタンクに、表6で示す処方で調製したインクを14.5g充填した。その後、前記インクタンクから12.5gのインクを排出した。その後更に、上記比較例3及び4のインクを、前記インクタンクにそれぞれ10.0g充填して、実施例7及び8のインクを調製した。実施例7及び8のインクをインクタンクから抜き取り、組成を分析したところ、下記表7に示す組成であることがわかった。
Figure 0003907672
(インクの評価)
上記で得られた実施例7及び8のインクを充填したインクタンクを、熱エネルギーをインクに印加してインク滴を吐出するインクジェット記録装置(商品名:PIXUS 950i;キヤノン製)に装着して印字を行った。この際の印字条件は次の通りである。温度23℃、湿度55%で、記録密度を2400dpi×1200dpi、インクの吐出体積を2.5plとして、記録媒体(商品名:PR−101;キヤノン製)に50%デューティで記録を行った。その後、得られた記録物を、温度23℃、湿度55%で24時間自然乾燥させた。
一般式(I)で表される化合物の代わりにイオン交換水を含有するインク(実施例7及び8のインクにおいて、一般式(I)で表される化合物の代わりにイオン交換水を含有する比較例5及び6のインク、以下同様に、実施例7に対して比較例5、実施例8に対して比較例9)との比較という観点で、実施例7及び8のインクを用いて得られた記録物の画像濃度を、目視で評価した。
次に、上記自然乾燥させた記録物を、オゾン試験装置(商品名:OMS−H;スガ試験機製)中に置き、温度40℃、湿度55%、オゾンガス濃度2ppmの環境で20時間、オゾン曝露を行った。
一般式(I)で表される化合物の代わりにイオン交換水を含有するインク(実施例7及び8のインクにおいて、一般式(I)で表される化合物の代わりにイオン交換水を含有する比較例5及び6のインク、以下同様に、実施例7に対して比較例5、実施例8に対して比較例9)との比較という観点で、実施例7及び8のインクを用いて得られた記録物の堅牢性を、目視で評価した。
画像濃度及び堅牢性の評価基準は以下の通りである。評価結果を表8に示す。
A:比較例よりも、画像濃度又は堅牢性の何れかが明らかに向上し、且つ、画像濃度又は堅牢性の何れも悪化しない
B:比較例よりも、画像濃度又は堅牢性の何れかが向上し、且つ、画像濃度又は堅牢性の何れも悪化しない
C:比較例と、画像濃度又は堅牢性の何れの差もない、又は、比較例よりも、画像濃度又は堅牢性の何れかが向上するものの、画像濃度又は堅牢性の何れかで悪化を生ずる
Figure 0003907672
液体収容容器(インクタンク)の概略説明図である。 液体収容容器(インクタンク)の概略説明図である。
符号の説明
41 容器
42 蓋部材
43Y、43M、43C インク供給口
44Y、44M、44C インク吸収体
45Y、45M、45C インク供給部材
46 抜け止め爪
47 ラッチレバー
47c 根元斜面
48 ラッチ爪
49 段差部
112 大気連通口
114 液体供給口
132A 第二の負圧発生部材
132B 第一の負圧発生部材
132C 第一の負圧発生部材と第二の負圧発生部材の境界層
134 負圧発生部材収容室
136 液体収容室
138 仕切壁
140 連通孔
146 圧接体
150 大気導入溝(大気導入路)
411、412 仕切板
L 液体−気体界面

Claims (7)

  1. 少なくとも色材を含有するインクジェット用インクにおいて、
    前記色材が、C.I.フードブラック2及びC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方、並びに、下記一般式(I)で表される化合物又はその塩であることを特徴とするインクジェット用インク。
    一般式(I)
    Figure 0003907672
  2. 前記インクジェット用インク中における、前記一般式(I)で表される化合物又はその塩の含有量(質量%)の比率が、色材の含有量の合計(質量%)に対して、9.0質量%以上20.0質量%以下である請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. インクジェット用インクの作製方法であって、
    色材として、下記一般式(I)で表される化合物又はその塩を含有するインクジェット用インクを収容するインクジェット用インクタンクに、
    色材として、C.I.フードブラック2及びC.I.ダイレクトブラック195の少なくとも一方を含有するインクジェット用インクを充填する工程を有することを特徴とするインクジェット用インクの作製方法。
    一般式(I)
    Figure 0003907672
  4. 前記インクジェット用インク中における、前記一般式(I)で表される化合物又はその塩の含有量(質量%)の比率が、色材の含有量の合計(質量%)に対して、9.0質量%以上20.0質量%以下である請求項3に記載のインクジェット用インクの作製方法。
  5. 請求項3又は4に記載のインクジェット用インクの作製方法により得られたことを特徴とするインクジェット用インク。
  6. インクをインクジェット方法で吐出して記録媒体に記録を行う工程を有するインクジェット記録方法において、前記インクが、請求項1、2、及び5の何れか1項に記載のインクジェット用インクであることを特徴とするインクジェット記録方法。
  7. インクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジにおいて、前記インクが、請求項1、2、及び5の何れか1項に記載のインクジェット用インクであることを特徴とするインクカートリッジ。
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