JP3906846B2 - インクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置に係り、特に、ノズルよりインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドの保全技術に関するものである。
インクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)は、比較的安価であり、取り扱いが簡単なだけでなく、良好な画質の画像が得られるため、近年普及している。インクジェット記録装置はインクジェット記録ヘッドに複数のノズルを備え、ノズルよりインクを記録媒体に吐出させて印刷を行う。このときノズルには、印刷の指示があった場合に、直ちに印刷が実行されるように常にインクが満たされている。そのため、ノズルの開口部におけるインクのメニスカス面では、インク溶媒が蒸発しやすく、インクの粘度が上昇しやすい。メニスカス面が増粘状態となると、ノズルの吐出不良を招き、非常に問題となる。また、更に蒸発が進むと、メニスカス表面でインク成分が膜状になり、より回復が難しい吐出不良を招く。従って、メニスカス面は常に粘度上昇が起きない状態であることが必要である。
そこで、電源オフ時等のように長時間印刷動作が行われない場合は、メニスカス面の増粘を防止するため、ノズルを物理的にキャッピングする手段等が用いられている。
一方、印刷中又は待機中においては、印刷指示があった場合に、直ちに印刷が実行されるようにするため、ノズルは物理的なキャッピングが解かれた状態になければならない。インクジェット記録ヘッドは複数のノズルを備えていても、印刷動作中、全てのノズルから常にインクを吐出しているわけでなく、印刷を行う画像データ等によりインクの吐出頻度が低いノズルが発生する。このように、インクの吐出頻度が低くなり、ある時間以上インクが吐出されない状態が続いたノズルにおいては、メニスカス面近傍のインク溶媒が蒸発して、インク粘度が高くなる。このような状態となると、ノズルからインクを吐出することができなくなり、ノズルの吐出不良が生じる。
そこで、メニスカス面の増粘によるノズルの吐出不良を防ぐため、定期的に増粘した劣化インクを排出させる予備吐出(パージ、空吐出、つば吐き)等のリフレッシュ動作が行われる。しかしながら、リフレッシュ動作は、ノズルのメニスカス面の増粘によるノズルの吐出不良を防止するために有効であるが、インクの無駄な消費が行われるという問題がある。また、リフレッシュ動作を行っている間は、印刷を行うことができないため、印刷速度が低下するという問題がある。しかし、印刷速度を確保するために、リフレッシュ動作の回数を減らすと、メニスカス面の増粘を十分に防止することはできない。
また、インクの増粘によるノズル詰まりを防止するために、メニスカス面をピエゾ等により振動させるインクの揺動という方法がある。この方法はインクの無駄な消費を抑えることはできるが、メニスカス面を振動させる制御が必要であり、そもそも吐出不良そのものを防止するには不十分である。
また、メニスカス面をシール液体によりキャッピングし増粘を防止する方法もある。この方法は、前述のようなインクの無駄な消費や印刷速度の低下という問題はないが、ノズルからインク滴を記録媒体に対して吐出する際に、前記インク滴がシール液体に触れるため、インクの吐出やインクの組成に悪影響を及ぼすという問題がある。
そこで、ノズルの物理的なキャッピングが解かれた状態におけるメニスカス面の増粘を防止するため、前記メニスカス面に対して保湿液又はインクを供給するインクジェット記録ヘッドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記インクジェット記録ヘッドは、ノズルが形成されるオリフィスプレートをインクを含浸可能な多孔質部材によって形成し、前記多孔質部材に保湿液又はインクを供給することにより、メニスカスの周りを保湿して、メニスカス面の増粘を防止するものである。また、前記インクジェット記録ヘッドは、オリフィスプレートを介し、メニスカス面近傍における粘度の上昇した増粘インクを定期的に吸引し、メニスカス面の増粘防止を図っている。
特開2003−191470号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたインクジェット記録ヘッドにおいては、メニスカス面に対する前記保湿液等の供給は、毛細管現象を利用して行われているため、ノズルの使用頻度が高い場合は、インク吐出後、直ちにオリフィスプレートの多孔質部材を介して保湿液等がメニスカス面に滲み出してくるので、メニスカス面に対する保湿液等の供給は十分に行われ、メニスカス面の保湿状態を十分維持できるが、ノズルの使用頻度が低くなった場合は、インクの流動性が低下し、多孔質部材の毛細管現象を利用したメニスカス面への保湿液等の供給は行われにくくなり、メニスカス面の保湿状態を維持できず、メニスカス面におけるインクは蒸発し増粘状態となるため、ノズルの吐出不良を招くという問題がある。
また、前記インクジェット記録ヘッドでは、インクの流動性低下により、メニスカス面が増粘した場合、メニスカス面における増粘インクを定期的にオリフィスプレートを介して吸引する方法が提案されているが、前述した予備吐出等のリフレッシュ動作と同様に、インクの吸引中は印刷を行うことができず、印刷速度が低下するという問題がある。すなわち、印刷速度を確保するため、吸引回数を減らせば、メニスカス面の増粘を十分に防止することはできない。
このように従来、インクの流動性が低下した場合にもメニスカス面に対する保湿効果の高い粘度上昇防止手段をもったインクジェット記録ヘッドはいまだ提案されておらず、常に高い保湿効果を有する粘度上昇防止手段の開発が望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、常にメニスカス面に液を供給して、メニスカス面の粘度上昇を防止することのできるインクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、インク供給口とインク吐出口に連通する圧力室と、前記インク供給口を介して前記圧力室にインクを供給する第1の供給路と、前記インク吐出口が形成されるオリフィスプレートを有するインクジェット記録ヘッドであって、前記オリフィスプレートの少なくともノズル内周壁は、インクを含浸可能な多孔質部材からなるとともに、前記多孔質部材にインクを供給する第2の供給路を有し、前記インク吐出口のメニスカス面における前記第1の供給路から供給されるインクの圧力P1と、前記第2の供給路から前記多孔質部材に供給されるインクの前記オリフィスプレートの内周壁面における圧力P2及び大気圧P0が、
P1<P2≦P0
を満たすように、前記圧力P1と前記圧力P2を制御する圧力制御手段を備えていることを特徴とするインクジェット記録ヘッドを提供する。
本発明によれば、インクジェット記録ヘッドにおいて、第2の供給路から多孔質部材を介してメニスカス面に供給されるインクの圧力P2が第1の供給路から供給されるインクの圧力P1より大きく、かつ前記圧力P2は大気圧P0以下とすることにより、第2の供給路から常に新しいインクが、前記メニスカス面に供給され、供給されたインクがインク吐出側に向かって膨張し、インク吐出口からインクが溢れることなく、メイン流路に吸収され、低速なインクの流れができ、メニスカス面におけるインクの粘度上昇が防止される。さらに、多孔質部材でゴミがフィルタリングされたインクが供給されるので安定吐出が可能となる。
本発明によれば、前記圧力制御手段により、前記圧力P1、P2を制御することによって、第2の供給路から供給されるインクの流れる速度を変えることができるので、長時間インク吐出が行われなく、インクの流動性が低下した場合であっても、迅速なインクの流れを作り出すことによって、メニスカス面の粘度上昇を防止することができる。
また、前記インクジェット記録ヘッドにおける前記圧力制御手段は、前記インクジェット記録ヘッドの高さとインクを貯えるタンク内のインク液面の高さを相対的に調整する手段、或いはポンプであることを特徴とする。
本発明によれば、前記インクジェット記録ヘッドの高さとインクを貯えるタンク内のインク液面の高さを相対的に調整する手段、あるいはポンプを駆動することにより、前記圧力P1、P2をそれぞれ制御することができるので、前述と同様の効果を達成することができる。
また、同様の前記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、前記インクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を提供する。
以上説明したように、本発明に係るインクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置によれば、第2のインク供給路から多孔質部材を介して、メニスカス面に対してインクを供給し、第2の供給路から多孔質部材を介してメニスカス面に供給されるインクの圧力P2が第1の供給路から供給されるインクの圧力P1より大きく、かつ前記圧力P2は大気圧P0以下とすることにより、第2の供給路から常に新しいインクが、前記メニスカス面に供給され、供給されたインクは、インク吐出側に向かって膨張し、インク吐出口からインクが溢れることなく、メイン流路に吸収され、低速なインクの流れができ、メニスカス面におけるインクの粘度上昇が防止される。
さらに、前記インクジェット記録ヘッドに、前記圧力制御手段を備えた場合には、第1の供給路から供給されるインクの圧力P1と、第2の供給路から供給されるインクの圧力P2を制御することができるので、長時間インク吐出が行われなく、インクの流動性が低下した場合であっても、迅速なインクの流れを作り出すことによって、メニスカス面の粘度上昇を防止することができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示したように、このインクジェット記録装置10は、インクの色ごとに設けられた複数の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yを有する印字部12と、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印字結果を読み取る印字検出部24と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26と、を備えている。
図1では、給紙部18の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置される。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
複数種類の記録紙を利用可能な構成にした場合、紙の種類情報を記録したバーコード或いは無線タグなどの情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される用紙の種類を自動的に判別し、用紙の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻きクセが残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻きクセ方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラー31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する部分が平面(フラット面)をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(図示省略)が形成されている。図1に示したとおり、ローラー31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバ34が設けられており、この吸着チャンバ34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラー31、32の少なくとも一方にモータ(図示省略)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1上の時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。ベルト清掃部36の構成について詳細は図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、給水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、或いはこれらの組み合わせなどがある。清掃用ロールをニップする方式の場合、ベルト線速度とローラー線速度を変えると清掃効果が大きい。
なお、吸着ベルト搬送部22に代えて、ローラー・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラー・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面をローラーが接触するので画像が滲み易いという問題がある。したがって、本例のように、印字領域では画像面を接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹き付け、記録紙16を加熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを、記録紙16の搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型のヘッドとなっている(図示省略)。各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってノズル(図1において、図示省略)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
副走査方向に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した印字ヘッド12K、12C、12M、12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするフルラインヘッドがインク色ごとに設けられてなる印字部12によれば、副走査方向について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を一回行うだけで(すなわち1回の走査で)、記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、印字ヘッドが主走査方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
なお、本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンダなどのライト系インクを吐出する印字ヘッドを追加する構成も可能である。
図1に示したように、インク貯蔵/装填部14は、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは図示を省略した管路を介して各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部14は、インク残量が少なくなるとその旨を通知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字検出部24は、印字部12の打滴結果を撮像するためのイメージセンサー(ラインセンサー等)を含み、該イメージセンサーによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
本例の印字検出部24は、少なくとも各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yによるインク吐出幅(画像記録幅)よりも幅の広い受光素子列を有するラインセンサーで構成される。このラインセンサーは、赤(R)の色フィルターが設けられた光電変換素子(画素)がライン状に配列されたRセンサー列と、緑(G)の色フィルターが設けられたGセンサー列と、青(B)の色フィルターが設けられたBセンサー列と、からなる色分解ラインCCDセンサーで構成されている。なお、ラインセンサーに代えて、受光素子が二次元配列されて成るエリアセンサーを用いることも可能である。
印字検出部24は、各色の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yにより印字されたテストパターンを読み取り、各ヘッドの吐出検出を行う。吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定などで構成される。
印字検出部24の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
多孔質のペーパに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラー45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
このようにして生成されたプリント物は排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り替える選別手段(図示省略)が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。カッター48は、排紙部26の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター48の構造は前述した第1のカッター28と同様であり、固定刃48Aと丸刃48Bとから構成される。
また、図示を省略したが、本画像の排出部26Aには、オーダ別に画像を集積するソータが設けられている。
次に、インクジェット記録ヘッド(印字ヘッド)の構造について説明する。インク色ごとに設けられている各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、図示を省略したが、それぞれインク滴を吐出する複数の圧力室ユニット50を備えている。図2は、圧力室ユニット50の構成を示す断面図である。図2に示すとおり、圧力室ユニット50は、前記圧力室ユニット50に対応して設けられた圧力室52と、前記圧力室52と連通する供給口54と、前記供給口54と連通する共通流路(第1インク供給路)55と、吐出流路が形成される隔壁61、前記隔壁61のインク吐出側に備えられた多孔質部材62と、前記多孔質部材62のインク吐出側を覆うコート層64と、前記多孔質部材62に連通する第2インク供給路66とを備えている。なお、多孔質部材62とコート層64をオリフィスプレート63と呼ぶ。
圧力室52には、ノズル51と供給口54に連通し、さらに各圧力室52は供給口54を介して共通流路(第1インク供給路)55と連通されている。
圧力室52の天面を構成している加圧板(共通電極)56には個別電極57を備えたアクチュエータ58が接合されており、個別電極57と共通電極56に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ58が変形してノズル51からインク68が吐出される。インク68が吐出されると、共通流路(第1インク供給路)55から供給口54を通って新しいインク68が圧力室52に供給される。なお共通流路(第1インク供給路)55の他端には、インク68を蓄積するインク供給タンク(図2において、図示省略)が連通されている。
オリフィスプレート63は、ノズル51の開口部を有し、前記オリフィスプレート63はインクを含浸可能な多孔質部材62が設けられている。前記多孔質部材62には第2インク供給路66が連通され、前記第2供給路66はインクを蓄積するサブタンク(図2において、図示省略)に連通している。
第2インク供給路66は、前記サブタンクからインク69を多孔質部材62に供給する。多孔質部材62に供給されたインク69は、メニスカス面51aに対して供給される。以下、第2インク供給路66から多孔質部材62を介してメニスカス面51aに対してインクを供給する系を第2インク供給系といい、第1インク供給路55から圧力室52を通ってノズル51に対してインクを供給する系を第1インク供給系という。第2インク供給系からメニスカス面51aに供給されるインク69は、メニスカス面51aが粘度上昇することを防止する。
多孔質部材62は、インクを含浸可能な多孔性の部材であり、直径10μm以下の孔を有するのが望ましい。複数のノズル51を有する印字ヘッドの場合、各メニスカス面51aに対して第2インク69を供給するための複雑な流路を本来必要とするが、前記多孔質部材62を用いることにより、複雑な流路等を新たに成形する必要がなく、第2のインク供給系を簡易に実現することができる。また、多孔質部材62は均一な流路を形成するため、第2インク供給系からメニスカス面51aに対するインク69の供給を一様に行うことができる。
また、多孔質部材62のインク吐出側表面には、前記多孔質部材62の中を流れるインク69が蒸発するのを防ぐため、メッキ等のコート層64を備えている。
第2インク供給系によって供給されるインク69は、第1インク供給系によって供給されるインク68と同じである。第1インク供給系から供給されるインク68がノズル51から印刷媒体に対して吐出される際に、第2インク供給系からメニスカス面51aに対して供給されるインク69と接触するため、インク以外の別の液体を用いた場合に生じるようなインク68の組成や物性への影響はないからである。
なお、図2に示すように、本実施形態の圧力室ユニット50は、第1及び第2インク供給系から供給されるインクの圧力を制御する圧力制御手段70を有している。
圧力制御手段70は、インクの圧力を制御することによって、インクの低速流を作り、第2インク供給系から供給されるインクが、インク吐出側に向かって膨張し、インク吐出口から溢れることなく、メニスカス面51aに対して常に新しいインク供給を行い、メニスカス面51aの増粘を防止する。圧力制御手段70は、インクを貯えるタンク内のインク液面の高さを調節する手段やポンプを利用することより実現することができる。なお圧力制御手段70の実現形態については、後述する。
図3は、ノズル51の開口部付近の拡大断面図である。第2インク供給系からのメニスカス面51aに対するインク供給により、メニスカス面51aがノズル51のインク吐出側に向かって膨張し、ノズル51の開口部から溢れないようにするためには、図3のとおり、前記圧力制御手段70により、メニスカス面51aの形状が、圧力室52に向かって凹部を形成するようにして安定させる必要がある。
メニスカス面51aの形状を安定させながら、インクの粘度上昇を防止するためのインクの低速流を作るためには、大気圧をP0、第1インク供給系のインク68の圧力をP1、第2インク供給系のインク69の圧力をP2とすると、圧力制御手段70は、次式(1)を満たすように制御を行えばよい。
P1<P2≦P0 ・・・ (1)
すなわち、圧力制御手段70は、第2インク供給系のインク69の圧力P2が第1インク供給系のインク68の圧力P1より大きく、かつ前記圧力P2が大気圧P0以下となるように制御を行えばよい。これにより、メニスカス面51aの形状は、ノズル51のインク吐出側に向かって膨張することなく、圧力室52に向かって凹部を形成し、安定したインクの流れを作りだすことができる。
従って、前述のとおり、圧力制御手段70による圧力制御を行うことにより、第2インク供給系から、メニスカス面51aに対して常に新しいインク69を供給するインクの流れを作り出すことができ、メニスカス面51aの増粘を防止することができる。
また、従来の毛細管現象のみを利用したメニスカス面51aに対する保湿液等の自発的な供給方法と違って、圧力制御手段70が第1インク供給系のインク68と第2インク供給系のインク69の圧力を制御して、強制的にインクを供給するため、インクの流動性が低下した場合であっても、第2インク供給系からメニスカス面51aに対するインク供給を積極的に行うことができる。従って、本発明に係る本実施形態では、常にメニスカス面51aの増粘防止効果を維持することが可能である。
図4は、印字ヘッドの第1の構成例を示す平面図である。図4に示すように、第2インク供給路66は各ノズル51の配列に対して並列的に上下に配置され、上下の前記第2インク供給路66によって挟まれるオリフィスプレート63は、その領域全体を多孔質部材62とコート層64によって構成される。第2供給路66にインク69が供給されると、多孔質部材62を介して、各ノズル51にインク69が同時に供給される。
図4において、第2インク供給路66からノズル51の開口部に向かう実線矢印は、第2インク供給路66から供給されたインク69が多孔質部材62の中を流れていることを示す。また、各ノズル51の開口部中心に向かう破線矢印は、多孔質部材62を流れるインク69が、前記ノズル51のメニスカス面51aに向かって、均等な圧力で流れていることを示す。
多孔質部材62は、前述のとおり、多孔性という特性を有するため、前記多孔質部材62を流れる第2供給系のインク69に対する抵抗は大きく、前記インク69の流れは、0.01〜1mm/secと、十分に低速でメニスカス面51aに対して供給される。従って、場所によるインクの圧力差が非常に少ないため、図4に示す破線矢印のとおり、メニスカス面51aに対しては均一な圧力でインク供給が行われ、メニスカス面51aの形状は安定する。
また、前述のとおり、メニスカス面51aに対する第2インク供給系のインク69の流れは十分に低速で行われるため、ノズル51からインク吐出を行う際に発生する圧力波の妨げとはならず、インク吐出に悪影響を及ぼさない。なお、第2インク供給系のインク69の速度は低速であるが、メニスカス面51aにおけるインクの粘度が高くなる増粘状態となる速度に対しては十分な速度であるため、メニスカス面51aが増粘状態となることはない。
図5は、印字ヘッドの第2の構成例を示す平面図である。図5中、図4と共通する部分には同一の符号を付してある。図5に示すように、多孔質部材62は、各ノズル51の開口部付近と第2インク供給路66と連通する部分にのみ形成する形態でもよい。このように多孔質部材62を限られた領域に形成することにより、第2インク供給系のインク69の消費量を低減することができる。
図6は、本発明に係る圧力制御手段70の第1実施形態を示す。複数のノズル51(図6において、図示省略)を備える印字部12は、第1インク供給路55と、第2インク供給路66がそれぞれ連通されている。
前記第1インク供給路55の他端には、第1インク供給系のインクを蓄積するインク供給タンク72が連通されている。また、前記第2インク供給路66の他端には、第2インク供給系のインクを蓄積するサブタンク74が連通されている。
ポンプ76は、前記インク供給タンク72と前記サブタンク74との間の供給路に備えられる。前記ポンプを駆動することにより、前記インク供給タンク72に蓄積されるインクを、前記サブタンク74に供給することができる。
圧力制御手段70は、昇降機構78によって構成される。昇降機構78は、図6に矢印で示すように、インク供給タンク72とサブタンク74の高さを上下方向にそれぞれ移動させることができ、各タンク72、74とノズル51の高さを相対的に変化させることができる。その結果、メニスカス部での圧力が前記式(1)を満たす圧力P1、P2となるように各タンク72、74の高さを調節することができる。
昇降機構78による各タンク72,74の高さ調節により、メニスカス面51aの形状は安定し、第2インク供給系からメニスカス面51aに対し,常に新しいインク供給を行い、インクの流れを作り出すことができるので、メニスカス面51aの増粘を防止することができる。
図7は、本発明に係る圧力制御手段70の第2実施形態を示す。本実施形態における圧力制御手段70は、インク供給タンク72と連通するポンプ82と、第2インク供給路66とインク供給タンク72に連通するポンプ80により構成される。
ポンプ82は、インク供給タンク72より第1インク供給路55に供給されるインクの圧力P1を制御する。また、ポンプ80は、インク供給タンク72から第2インク供給路66に供給される第2インク供給系のインク69の圧力P2を制御する。
メニスカス面51aの形状を安定させるため、前述のとおり、前記式(1)を満足する必要がある。すなわち、前記ポンプ82が、第2インク供給系のインク69の圧力P2より低い圧力(負圧)となるように第1インク供給系のインク68の圧力P1を制御し、かつ前記ポンプ80が、大気圧P0以下の圧力(負圧)となるように第2インク供給系のインク69の圧力P2を制御する。
以上のように、本実施形態においては、ポンプ80、82による圧力制御によって、各インクの圧力P1、P2を前記式(1)を満足するように制御することができるので、メニスカス面51aの形状が安定し、第2インク供給系からメニスカス面51aに対し,常に新しいインク供給を行い、インクの流れを作り出すことができるので、メニスカス面51aの増粘を防止することができる。
以上、本発明のインクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置について詳説に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってよいのはもちろんである。
本発明に係るインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。 圧力室ユニットの構成を示す断面図である。 図2に示した圧力室ユニットの開口部付近の拡大図である。 印字ヘッドの第1の構成例を示す平面図である。 印字ヘッドの第2の構成例を示す平面図である。 圧力制御手段の第1の構成例を示した説明図である。 圧力制御手段の第2の構成例を示した説明図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12…印字部、50…圧力室ユニット、55…第1インク供給路、62…多孔質部材、63…オリフィスプレート、64…コート層、66…第2インク供給路、70…圧力制御手段、72…インク供給タンク、74…サブタンク、78…昇降機構

Claims (5)

  1. インク供給口とインク吐出口に連通する圧力室と、前記インク供給口を介して前記圧力室にインクを供給する第1の供給路と、前記インク吐出口が形成されるオリフィスプレートを有するインクジェット記録ヘッドであって、
    前記オリフィスプレートの少なくともノズル内周壁は、インクを含浸可能な多孔質部材からなるとともに、
    前記多孔質部材にインクを供給する第2の供給路を有し、
    前記インク吐出口のメニスカス面における前記第1の供給路から供給されるインクの圧力P1と、前記第2の供給路から前記多孔質部材に供給されるインクの前記オリフィスプレートの内周壁面における圧力P2及び大気圧P0が、
    P1<P2≦P0
    を満たすように、前記圧力P1と前記圧力P2を制御する圧力制御手段を備えていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記圧力制御手段は、前記インクジェット記録ヘッドの高さとインクを貯えるタンク内のインク液面の高さを相対的に調整する手段、あるいはポンプであることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記多孔質部材は、インクを含浸可能な多孔性の部材であり、直径10μm以下の孔を有することを特徴とする請求項1又は請求項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記第2の供給路から供給され前記多孔質部材を流れるインクの速度は、0.01〜1mm/secであることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置。
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