JP3903398B2 - 競泳用タッチ板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、競泳用タッチ板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水泳競技において競泳時間を計測する競泳用タッチ板が用いられている。
【0003】
競泳用タッチ板は主にプールの壁面に固定するベースプレートと、ベースプレート上に配設される検出用テープスイッチと、テープスイッチを覆う前板と、前板の上端部を保持し競泳プールの上部壁面から上縁面部にかけて設置される上部枠から成っていた。
【0004】
競泳者がプールの壁面に設けられた前板にタッチすると、その圧力で前板の下面のテープスイッチを押圧し、競泳時間を計測することができる。また、前板の上端部に上部枠が設けられているため、上部枠にタッチした場合でも、前板下面がテープスイッチに接触でき、同様に計測が可能であった。
【0005】
なお、前板及び上部枠は、テープスイッチの弾力によって復帰するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の上部枠は、前板の上部を挟持しており、挟持部の厚さだけ、上部枠がプール内側に張り出していた。このため、上部枠と前板の間には、構造上、やむなくわずかな段差があった。公式の水泳競技では、極微少な時間のレベルで競技がされており、この挟持部の張り出しは、記録に影響するおそれも考えられる。
【0007】
また、この挟持部の出っ張りに手などが引っ掛かることも考えられた。
【0008】
さらに、従来のタッチ板では、前板と上部枠との復帰をテープスイッチの弾力に依存していたため、ゴミ等が混入した場合、十分な復帰力が確保できないことがあり、これが計測感度を鈍らせるか、不能とすることがあった。
【0009】
そこで、本発明の競泳用タッチ板では、より正確な計時を可能とし、また、安全性の高い、さらには動作が確実な競泳用タッチ板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、競泳プールの壁面から上縁面部を覆うベースプレートの壁面側に検出用のテープスイッチを配設し、該検出用のテープスイッチの前面に前板を設置し、該前板と接続された上部枠が前記前板の上部で競泳プールの上部壁面から上縁面部に前記ベースプレート上面を伸び、前記競泳プールの上縁面部に延びた前記上部枠の水平側部が前記ベースプレートと前記競泳プールの上縁面部側の前記ベースプレート上に設けたトッププレートとで挟持されて、前記上部枠は前記前板と共に水平方向にスライド可能に設置され、前記前板と前記上枠部とがタッチ側の面をそろえて配設された競泳用タッチ板とする。さらに、前記上部枠の下向きの端部に前記前板の基本厚み分セットバックして突起部を複数設けるとともに、これに対応して前記前板に設置した溝に前記突起部を挿着し、前記上部枠と前記前板とのタッチ側の面をそろえた競泳用タッチ板とする。これにより、上部枠と前板を面一にし、より正確な計時を可能とするとともに、挟持部の張り出しによる手の引っ掛かりのおそれをなくすことができる。
【0011】
また、前記上部枠を、樹脂材とし、前記競泳プールの上縁面部に伸びた水平側部の端部に前記ベースプレートに固設された間挿板に当接する一体の復帰用のバネ部を形成した競泳用タッチ板とする。これにより、ゴミ等の混入による感度の低下を防ぎ、常に高い感度で感知させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態及び実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明である競泳用タッチ板を競泳プールに設置した状態を示す縦断面図である。
【0014】
競泳用タッチ板1は、主に、競泳プールの壁面3に固定するベースプレート5と、前記ベースプレート上に複数水平に配設される検出用のテープスイッチ9と、前記テープスイッチ9の上面に設置される前板7と、前板7の上部から競泳プールの上端部にかけて設置される上部枠11と、上部枠11の前記競泳プールの上縁面部に延びた水平側部12を挟持するトッププレート13とからなっており、従来と同様に競泳用タッチ板1ベースプレート5の上面の左右を競泳プールの縁に専用の取り付け金具(図示せず)によって固定、設置している。トッププレート13とベースプレート5との間には、上部枠11の長穴14に嵌入する上部枠固定ピン15をネジ17で固定している。
【0015】
競泳時、競泳者が前板7にタッチすると、前板7がプール壁面側に押され、ベースプレート5上のテープスイッチ9を押圧してタッチ時を計測する。上部枠11は、後述するように前板7と接続されており、競泳者が上部枠11にタッチした場合も同様に計測できる。なお、上部枠11はトッププレート13下面をスライドして前板7によりプール壁面側を押し、前板7下面のテープスイッチ9を押圧するのである。
【0016】
図2は、前板7と上部枠11との配設関係を示す正面図である。前板7と上部枠11とは、夫々分割されており、この分割線が相互にずれた形で設置されている。
【0017】
図3は、前板をベースプレートに係合させた状態の上面図である。
【0018】
前板7は複数枚の分割された板からなっている。ベースプレート5の片面は競泳プール壁面に着設され、もう片面にはパネルホルダー19がネジ21によって複数列状に固定されており、パネルホルダー19に複数列に分割された前板7が係合されている。
【0019】
前板7には、分割された前板の1枚毎に2箇所ずつ上部枠ホルダー23が設けられている。上部枠ホルダー23は対となって溝24を形成している。
【0020】
図4は、上部枠11の斜視図である。上部枠11の下向きの端部に前板7の基本厚み分セットバックした突起部26をここでは2箇所設けている。一方、水平面には長穴14を設け、上部枠がトッププレート内部をスライドすることを可能としている。前記突起部26が前記の前板7の溝24に夫々嵌挿し、前板7と上部枠11の面は、図1で示したように面一となるため、競泳者が上部枠11にタッチする場合と、前板7にタッチする場合との泳路距離を均一とすることができる。また、突起部26は隣り合う2つの前板7にまたがるように上部枠ホルダー23の形成する溝(24)(図3)に突起部26を圧入することができ、感度をより均一にすることが可能となる。
【0021】
図5は他の実施例を示し、(a)は斜視図、(b)はこの上部枠を用いた競泳用タッチ板の設定状態の縦断面図である。
【0022】
図5(a)の上部枠25は、図3で説明した前板7と同様に、複数枚に分割されており、図に示すのは分割された1枚である。上部枠25は、L字状の板であり、垂直側端部には突起部26が、ここでは2箇所設けられており、前板の厚さ分セットバックして作製されている。
【0023】
一方、上部枠25の水平側端部には一体のバネ部27を形成する。水平面には長穴29を設け、上部枠がトッププレート内部をスライドするためのあそびを設けておく。バネ部27は上部枠25の水平側端部からハの字状に突き出しており、好ましくは、上部枠を樹脂材等で作製することにより、このバネ部27の形成が容易となる。さらに、トッププレート13とベースプレート5との間に間挿板31を設け、ネジ33で固定し、このバネ部27の先端を当接させる。
【0024】
この構造により、競泳時、競泳者が上部枠25にタッチした場合には、上部枠25の水平端部がトッププレート内をスライドし、バネ部27が間挿板31に圧接する。上部枠は、このバネ部の力で容易に復帰することができ、感度を良くすることができる。また、ゴミ等が侵入した場合でも、上部枠25の動きが良く影響を受けにくい。
【0025】
【発明の効果】
本発明の競泳用タッチ板は、上記に説明したような構造であるため、請求項1及び2の発明では、より正確な計時を可能とし、安全性の高いものとできる。また、請求項3の発明では、さらに動作を確実とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であって、本発明の競泳用タッチ板を競泳プールに設置した状態を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の図1と同じ実施例である競泳用タッチ板の前板と上部枠との配設関係を示す正面図である。
【図3】 本発明の図1と同じ実施例である競泳用タッチ板の前板とベースプレートとの係合状態を示す上面図である。
【図4】 本発明の図1と同じ実施例の上部枠の斜視図である。
【図5】 本発明の他の実施例を示し、(a)は上部枠の斜視図、(b)は(a)の上部枠を用いた競泳用タッチ板の設定状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 競泳用タッチ板、5 ベースプレート、7 前板、9 テープスイッチ、11,25 上部枠、13 トッププレート、15 上部枠固定ピン、26 突起部、27 バネ部、31 間挿板。
Claims (3)
- 競泳用タッチ板において、競泳プールの壁面から上縁面部を覆うベースプレートの壁面側に検出用のテープスイッチを配設し、該検出用のテープスイッチの前面に前板を設置し、
該前板と接続された上部枠が前記前板の上部で競泳プールの上部壁面から上縁面部に前記ベースプレート上面を伸び、前記競泳プールの上縁面部に延びた前記上部枠の水平側部が前記ベースプレートと前記競泳プールの上縁面部側の前記ベースプレート上に設けたトッププレートとで挟持されて、前記上部枠は前記前板と共に水平方向にスライド可能に設置され、
前記前板と前記上枠部とがタッチ側の面をそろえて配設されたことを特徴とする競泳用タッチ板。 - 前記上部枠の下向きの端部に前記前板の基本厚み分セットバックして突起部を複数設けるとともに、これに対応して前記前板に設置した溝に前記突起部を挿着したことを特徴とする請求項1記載の競泳用タッチ板。
- 前記上部枠を、樹脂材とし、前記競泳プールの上縁面部に伸びた水平側部の端部に前記ベースプレートに固設された間挿板に当接する一体の復帰用のバネ部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の競泳用タッチ板。
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JP (1) | JP3903398B2 (ja) |
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1997
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