JP3900042B2 - 電子部品の実装信頼性予測方法及びその予測システム - Google Patents

電子部品の実装信頼性予測方法及びその予測システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、実装基板の両面にはんだバンプを介してCSP(Chip Size Package)が取り付けられて成る電子機器の信頼性評価に適用して好適な電子部品の実装信頼性予測方法及びその予測システムに関するものである。詳しくは、両面実装タイプの基板に対する電子部品の実装信頼性を予測する方法であって、予め、はんだ接合部に生じる歪量を電子部品間の位置関係に対応させて求めておくと共に、この歪量を電子部品間の位置関係に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面を作成しておくことによって、電子機器内のはんだ接合部の信頼性寿命を容易、かつ迅速に予測できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体パッケージ等の電子部品は、電子機器の小型軽量化に伴って年々小型化されつつある。その為、半導体パッケージのプリント実装基板へ接合する部分も小型化され、半導体パッケージと実装基板間の熱膨張率の差によって生じる熱ストレスに対して、半導体パッケージの実装信頼性を十分にする為の構造上の設計マージンが少なくなってきている。
【0003】
熱ストレスに対して十分に信頼性を保証する為には、様々な信頼性試験が必要となる。特に、CSPと呼ばれる、シリコンチップと大きさが殆ど変わらないように設計される半導体パッケージの場合、電気的接合も兼ねるはんだバンプに熱歪がかかるので、その信頼性を保証する試験は重要である。その為、各半導体メーカーやそれを使うセットメーカーでは恒温槽にCSPを実装した試験基板を投入し、温度を上下動させ実使用に耐える信頼性保証試験を行っている。
【0004】
両面実装基板に実装されるCSPの信頼性を保証する場合も、上述のケースと同様に両面実装タイプの試験基板にCSPを表裏両面に実装してその保証試験を実施している。信頼性保証をする為のCSPの試験には、2段階あり、1段階目は、試験基板上での信頼性確認であるが、2段階目は実際の製品と同じ状態での信頼性確認試験である。
【0005】
両面実装の場合は、実装基板での表と裏のCSPの配置状況により、CSPの実装信頼性が変化する事が知られており、片面試験の場合よりも、試験基板上での信頼性結果から実装基板上での信頼性を予測する事が難しい。裏面に配置されるCSPの位置・大きさによっては、1段階目の試験基板でOKでも2段階目の実装基板では信頼性試験で合格とならない場合が多くある。
【0006】
その場合、実装基板の材質・厚み・電子部品の配置等さまざまな設計ファクタで熱歪の影響低減を図り、設計変更をして製品化する事になる。しかしながら、昨今、製品の設計サイクルはますます短くなってきており、実装基板上での確認段階での設計変更は、一旦決定した仕様の変更につながる。これは、製品の設計期間を長期化させてしまい、開発・製造コストの上昇を招いてしまう。
【0007】
一方で、数値計算手法による半導体パッケージのはんだ接合部の寿命予測手法として、Coffin-Manson則等の疲労寿命式に基づいた予測法が知られている。
【0008】
この予測法は、基板と半導体パッケージ間で熱による膨張率が違う為に生じるはんだ接合部の塑性歪やクリープ歪の振幅量を有限要素法(Finite Element Method:以下で、FEM手法ともいう)から求めると共に、求めた歪の振幅量をCoffin-Manson則の疲労寿命式に当てはめて、はんだ接合部の信頼性寿命を予測する方法である。
【0009】
このFEM手法では、CSPの各構成部位ごとの形状・材料特性(ヤング率、ポアソン比、線膨張率等)をPre-Postプロセッサと呼ばれる専用ツールに数値入力して、図11に示すようなFEMモデル70を作成する。そして、このFEMモデル70に基づいて、例えば温度がある一定の範囲内で上下動した際に、CSP50A及び50Bの各構成部位ごとの形状・材料特性が、はんだバンプ75A及び75B等の接合部に及ぼす影響を算出する。
【0010】
はんだバンプ75A及び75Bの信頼性寿命は、バンプの形状、バンプの数・配置、内蔵されるシリコンチップの大きさ、厚さ、パッケージ全体の厚み・モールド(Mold)樹脂の剛性・線膨張率、インターポーザ基板(IP)の材質・厚み、パッケージの大きさ、実装基板の厚み・剛性・線膨張率に左右される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来例に係るCSPの実装信頼性の予測方法によれば、CSP50A及び50Bの各構成部位ごとの形状・材料特性(ヤング率、ポアソン比、線膨張率等)をPre-Postプロセッサと呼ばれる専用ツールに数値入力してFEMモデル70を作成していた。
【0012】
そして、このFEMモデル70に基づいて、例えば温度がある一定の範囲内で上下動した場合に、CSP50A及び50Bの各構成部位ごとの形状・材料特性が、はんだバンプ75A及び75B等の接合部に及ぼす影響を算出していた。
【0013】
このため、従来例に係る実装信頼性の予測方法では、モデル定義の仕方(例えばFEMモデルの細かさ、計算の境界条件等)がオペレータ等によって異なると、パラメータ変数を同じ値に数値入力しても異なる予測結果が導き出されてしまうといった問題があった。
【0014】
即ち、FEM手法では、実装基板やはんだバンプの断面及び表面をメッシュで区分し、メッシュの節点を選択しながらFEMモデル70を構築する為、専用のPre−Postプロセッサを使用する必要があり、その操作に熟練した者、又は一定の知識を持つ専門の解析者がこのPre−Postプロセッサを操作しないと正しい解が導き出せないという不便さがある。それゆえ、従来例に係る予測方法では、CSP50A及び50Bの実装信頼性の予測は必ずPre−Postプロセッサを操作可能な専門の技術者が行う必要があった。
【0015】
また、上述したFEM手法は、熱ストレス(応力)等によってメッシュの節点がどれだけ変位するかを繰り返し計算するものであり、特にクリープ歪の算出は歪量を経過時間に沿って積分して求めていかなければならないので、計算処理に一定の時間を要してしまう。
【0016】
このため、CSP50A及び50Bの配置設計(フロアレイアウト)を決定した後に、パラメータ変数をPre−Postプロセッサに入力してFEMモデル70を作成し、その実装信頼性を予測するまでには、かなりの長時間を要してしまい、CSP50A及び50Bのフロアレイアウトと実装信頼性の関係をリアルタイムに把握することはできなかった。
【0017】
また、CSP50A及び50Bのフロアレイアウトを変更する場合には、上述したFEMモデル70を作成し直す必要があるので、CSP(以下で、電子部品ともいう)の実装信頼性の予測にはさらに時間を要してしまうという問題があった。
【0018】
そこで、この発明はこのような問題を解決したものであって、FEMモデルを信頼性評価毎にいちいち作成しなくても済むようにすると共に、電子機器内のはんだ接合部の信頼性寿命を容易、かつ迅速に予測できるようにした電子部品の実装信頼性予測方法及びその予測システムの提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述した課題は、配線用の基板を有し当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して電子部品がそれぞれ取り付けられて成る電子機器の、当該基板に対する該電子部品の実装信頼性を予測する方法であって、予め、このはんだ接合部に生じる歪量を、少なくとも、電子部品の間の位置関係、当該電子部品の形状及び材料特性、並びに基板の形状及び材料特性における所定のパラメータ変数に対応させて求めておくと共に、当該歪量を当該パラメータ変数に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面を作成しておく工程と、パラメータ変数を任意に設定し、設定されたパラメータ変数を応答曲線又は応答曲面に当てはめてはんだ接合部に生じる歪量を算出する工程とを有することを特徴とする電子部品の実装信頼性予測方法によって解決される。
【0020】
本発明に係る電子部品の実装信頼性予測方法によれば、電子機器に対応したFEMモデルを信頼性評価毎にいちいち作成する手間を省くことができ、はんだ接合部の信頼性寿命を容易、かつ迅速に予測することができる。
【0021】
本発明に係る電子部品の実装信頼性予測システムは、配線用の基板を有し当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して電子部品がそれぞれ取り付けられて成る電子機器の、当該基板に対する該電子部品の実装信頼性を予測するシステムであって、このはんだ接合部に生じる歪量を電子部品間の位置関係、電子部品の形状及び材料特性並びに基板の形状及び材料特性における所定のパラメータ変数に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面を格納するモデル格納部と、任意のパラメータ変数を格納する位置情報格納部と、この位置情報格納部に格納されたパラメータ変数をモデル格納部に格納された応答曲線又は応答曲面に入力して、はんだ接合部に生じる歪量を算出する演算処理部とを備えたものである。
【0022】
本発明に係る電子部品の実装信頼性予測システムによれば、はんだ接合部に生じる歪量を電子部品間の位置関係に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面に、当該電子部品間の任意の位置関係情報が入力されて、はんだ接合部に生じる歪量が算出される。
【0023】
従って、従来方式と比べて、電子機器内のはんだ接合部の歪量を求めるために、当該電子機器に対応したFEMモデルを信頼性評価毎にいちいち作成しなくても済むので、信頼性評価に要する時間を大幅に短縮できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る電子部品の実装信頼性予測方法及びその予測システムについて説明する。
【0025】
この実施形態では、配線用の基板を有し当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して電子部品がそれぞれ取り付けられて成る電子機器の、当該基板に対する該電子部品の実装信頼性を予測する際に、予め、はんだ接合部に生じる歪量を電子部品間の位置関係に対応させて求めておくと共に、当該歪量を該電子部品間の位置関係に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面を作成しておくことによって、FEMモデルを信頼性評価毎にいちいち作成しなくても済むようにすると共に、電子機器内のはんだ接合部の信頼性寿命を容易、かつ迅速に予測できるようにしたものである。
【0026】
まず始めに、本発明の実施形態に係る電子部品の実装信頼性予測システムについて説明する。
【0027】
図1は本発明の実施形態に係る電子部品の実装信頼性予測システム100の構成例を示すブロック図である。この実装信頼性予測システム100は、実装基板(配線用の基板の一例)を有し、当該基板の対向する両面にはんだバンプ(はんだ接合部の一例)を介してCSP等の半導体パッケージ(電子部品の一例)がそれぞれ取り付けられて成る電子機器において、その実装基板とCSP間の実装信頼性を予測するシステムである。
【0028】
図1に示すように、この実装信頼性予測システム(以下で、単に予測システムともいう)100は、パラメータ格納部(位置情報格納部の一例)11と、モデル格納部13と、疲労寿命式格納部15と、実験データ格納部17と、歪量格納部19と、信頼性データ格納部21と、CPU23と、ROM25及びモニタ27等から構成される。
【0029】
図1に示すパラメータ格納部11には、実装基板の両面に取り付けられるCSP間の位置関係や、CSPの形状と材料特性と、はんだバンプの形状及び材料特性等のパラメータ変数(以下で、単にパラメータともいう)が数値入力される。図2はパラメータ格納部11に格納されるパラメータ及びその設定範囲の一例を示す表図である。図2に示す各々のパラメータがその上下限の範囲内で数値設定され、パラメータ格納部11に格納される。このパラメータ格納部11は、例えばRAM(Random Access Memory)で構成される。
【0030】
モデル格納部13には、はんだバンプに生じる塑性歪及びクリープ歪等を実装基板の両面に取り付けられるCSP間の位置関係(ΔX、ΔY)に対応させて3次元的に表示する応答曲面が格納される。
【0031】
図3は応答曲面の一例を示す表図である。図3のX軸は、CSP50Aの中心点に対する、CSP50Bの中心点のX方向への相対的な位置ずれ量(ΔX)である。また、図3のY軸は、CSP50Aの中心点に対する、CSP50Bの中心点のY方向への相対的な位置ずれ量(ΔY)である。また、図3のZ軸は、例えば−25℃〜125℃の温度範囲でTC(Thermal Cycle)試験を1サイクル行った際のはんだバンプの歪量(以下で、非線形歪振幅量ともいう)である。
【0032】
図3に示す応答曲面は、例えば図5の(1)式で表される。(1)式において、変数 i 、x j は各パラメータを一般表記したものである。また、変数Yは上述したはんだバンプの非線形歪振幅量であり、β0、βi、βii、βij・・・はパラメータに応じた定数である。(1)式にCSP間の位置関係(ΔX、ΔY)を i 、x j として数値代入すると、当該位置関係に対応するはんだバンプの非線形歪振幅量が算出される。この応答曲面の作成方法については、後述する。
【0033】
図1に示すモデル格納部13は、例えばハードディスク(HDD)等の大容量記憶装置によって構成される。また、図1に示す歪量格納部19には、応答曲面から算出された非線形歪振幅量が格納される。この歪量格納部19は、例えばRAMで構成される。
【0034】
図1において、実験データ格納部17には、2個以上のCSPがはんだバンプを介して両面に取り付けられた実験用の基板上でのTC試験の結果、即ち、実験基板上で測定されるはんだバンプの非線形歪振幅量と信頼性寿命値(TC試験でのサイクル数)とが格納される。この実験データ格納部17は、例えばRAMで構成される。
【0035】
疲労寿命式格納部15には、例えば図5の(2)式に示すようなCoffin-Manson則の疲労寿命式が格納される。(2)式において、Yははんだバンプの非線形歪振幅量であり、ε0は疲労寿命特性である。この疲労寿命特性ε0は、個々のはんだバンプの形状に左右される値である。また、Nは熱サイクル寿命(はんだバンプの信頼性寿命値:cycle)である。(2)式の両辺を対数で表示すると図4に示す対数グラフを得ることができる。
【0036】
図4の横軸はNの対数であり、縦軸はYの対数である。図4に示すグラフ(線分)の傾きは、はんだバンプの材料特性によって異なるものである。例えば、Sn−Pb共晶はんだの場合は、−0.5程度である。また、このグラフ(線分)の高さは、疲労寿命特性ε0に依存して変動する。このようなCoffin-Manson則の式を格納する疲労寿命式格納部15は、例えばHDDである。
【0037】
ところで、図5の(3)式は、図5の(2)式と同様Coffin-Manson則の疲労寿命式である。(3)式において、NRは実験基板上でのTC試験の実験結果であり、はんだバンプの信頼性寿命値(cycle)である。また、YRは、実験基板上でのTC試験の実験結果であり、はんだバンプの非線形歪振幅量である。即ち、NR及びYRは既知のデータなので、(3)式よりε0の値を求めることができる。実験基板上でも、はんだバンプの形状は実装基板上のものと同一であるため、(3)式で求めたε0(2)式のε0に等しい。
【0038】
従って、(3)式より求めたε0と、(1)式(応答曲面)より求めたはんだバンプの非線形歪振幅量Yとを(2)式に数値代入することによって、実装基板上でのはんだバンプの信頼性寿命値Nを得ることができる。
【0039】
図1に示す信頼性データ格納部21には、この信頼性寿命値Nが格納される。この信頼性データ格納部21は、例えばRAMである。この信頼性データ格納部21に格納されたはんだバンプの信頼性寿命値Nは、当該予測システム100の外部へ出力可能になされている。
【0040】
この予測システム100は、上述したパラメータ格納部11と、モデル格納部13と、疲労寿命式格納部15と、実験データ格納部17と、歪量格納部19と、信頼性データ格納部21とで格納部本体60を構成している。
【0041】
図1に示すCPU23は、格納部本体60を構成する各格納部からデータや計算式を読み込み、所定の計算処理を行い、その計算結果を格納部本体60に書き込むように動作する。また、ROM(Read Only Memory)25には、このCPU23用の動作プログラムが格納されている。さらに、モニタ27には、格納部本体60に格納された各データが任意に表示される。
【0042】
次に、上述したモデル格納部13に格納される応答曲面の作成方法について説明する。図3に示した応答曲面は多数の点で構成されている。この応答曲面を構成する一点一点は、はんだバンプの形状・数・配置、内蔵されるシリコンチップの大きさ・厚さ、パッケージ全体の大きさ・厚み、モールド樹脂の剛性・線膨張率、インターポーザの材質・厚み、実装基板の厚み・剛性・線膨張率等のパラメータに基づいて有限要素法(FEM手法)で算出する。
【0043】
但し、応答曲面に高精度・高範囲を求めるあまり、この応答曲面のパラメータ数やその変数範囲をむやみに増やしていくと、非線形歪振幅量のサンプリング数が膨大になってしまい、応答曲面の作成に長時間を要してしまうという問題も生じてくる。
【0044】
そこで、この実施例では、例えば、ポアソン比のように、通常0.3〜0.4のようにある幅で決まっている特性については、その平均的な値で固定する。また、実際のCSPのインターポーザ基板(IP)は、ポリイミド材又は、FR−4材の2種類が多い為、その材質も2水準(種類)に限定する。さらに、IPの厚さは、例えばポリイミド材ならば0.07mm、FR−4材ならば0.2mmと0.4mmが標準仕様なので、ポリイミド材の厚みを1水準に、FR−4材の厚みを2水準に限定する。
【0045】
また、応答曲面を構成するパラメータの中で、はんだバンプの信頼性寿命に関する感度の低いパラメータを平均的な値で固定し、感度の高いパラメータのみを絞り込む。これにより、応答曲面を構成するパラメータを効果的に削減でき、応答曲面の作成を容易にすることができる。
【0046】
ところで、このパラメータの絞り込みには、DOE手法(田口メソッド)を使う事ができる。例えば、図6はL12と呼ばれる、2水準、パラメータを7個にした感度解析の結果である。図6の横軸が水準(2水準を−1,1で表示)であり、縦軸がはんだバンプの非線形歪振幅量(歪量)である。
【0047】
図6から明らかなように、CSP間の相対位置ΔXと相対位置ΔYが、はんだバンプの信頼性寿命に関する感度が高く、Mold樹脂厚みは低い。従って、Mold樹脂厚みは、一般的なCSPの平均値に固定しても、計算結果にあまり違いはないことがわかる。これにより、Mold樹脂厚みをパラメータから除外して平均的な値で固定することも可能である。
【0048】
この実施例では、上述した方法によって応答曲面を構成するパラメータを絞り込み、図2に示したように、応答曲面を構成するパラメータを実装基板の形状及び材料特性と、CSPの形状及び材料特性と、CSP間の相対位置(位置関係)とした。また、実際にその使用が想定されうる材料特性や形状、レイアウト等を考慮して、それぞれのパラメータの上下限値を常識の範囲内で限定した。
【0049】
次に、応答曲面のX軸及びY軸を、CSP間の位置関係(ΔX、ΔY)とし、Z軸をはんだバンプの非線形歪振幅量(歪量)として、FEM手法により求めた一つ一つの点を繋いで応答曲面を作成する。実装基板の形状及び材料特性と、CSPの形状及び材料特性の種々の組合せに応じて、CSP間の位置関係(ΔX、ΔY)をX軸、Y軸とした応答曲面をそれぞれ形成する。
【0050】
図7は、有限要素法により求めた一点一点の解析結果から、1変数に対して4次の多項式で応答曲線(回帰曲線)を作成した例である。図7の横軸は、例えばCSP間の相対位置ΔXである。縦軸は、はんだバンプの非線形歪振幅量である。この多項式の作成は、例えば最小2乗法により行う。CSP間の相対位置ΔYが固定の場合には、この応答曲線からはんだバンプの非線形歪振幅量を求めることができる。CSP間の相対位置が2変数(ΔX、ΔY)に増えると、この応答曲線は多次元の応答曲面(回帰曲面)となる。
【0051】
次に、本発明の実施形態に係る電子部品の実装信頼性予測方法について説明する。図8は電子部品の実装信頼性の予測方法を示すフローチャートである。ここでは、上述した予測システム100を用いて、実装基板の両面に配置されるCSPの実装信頼性を予測することを前提とする。
【0052】
まず、始めに、図8のステップ1で、図2に示した各パラメータの数値をパラメータ格納部11に入力する。図9はモニタ27上での入力画面の一例を示す概念図である。オペレータは図9に示すような入力画面上で、図2に示した各々のパラメータについてその数値を入力する。
【0053】
数値入力した位置関係(ΔX、ΔY)に基づいて、CSPの重なり具合を入力画面上でリアルタイムに画像表示できるようにしておくと、位置関係(ΔX、ΔY)の入力ミスを防ぐことができ、便利である。
【0054】
次に、図8のステップ2で、入力画面上で数値入力したパラメータの各値が正しいかどうかを確認する。正しければステップ3へ進む。また、訂正が必要ならばステップ1へ戻り、パラメータの数値を入力し直す。図8のステップ3では、入力されたパラメータの数値に基づいて、モデル格納部13から所定の応答曲面が呼び出されモニタ27上に表示される。このモニタ画面上に表示された応答曲面から、CSP間の相対位置と、はんだバンプの非線形歪振幅量との関係を凡そ把握することができる。
【0055】
そして、図8のステップ4で、CPU23によってCSP間の位置関係(ΔX、ΔY)がこの応答曲面に当てはめられて、はんだバンプの非線形歪量が算出される。算出されたはんだバンプの非線形歪振幅量は、歪量格納部19に格納される。
【0056】
また、図8のステップ5では、実装基板ではなく、実験基板上でのはんだバンプの非線形歪振幅量と信頼性寿命値を実験データ格納部17に格納する。そして、図8のステップ6で、実装基板上でのはんだバンプの非線形歪振幅量(計算値)と、実験基板上でのはんだバンプの非線形歪振幅量(実験値)及び信頼性寿命(実験値)とが、Coffin-Manson則の疲労寿命式に数値代入される。
【0057】
これにより、実装基板上でのはんだバンプの信頼性寿命値が算出される(図5の(1)(3)式を参照)。これら一連の計算処理は、CPU23により行う。算出された実装基板上でのはんだバンプの信頼性寿命値は、信頼性データ格納部21に格納されると共に、モニタ27に画面表示される(ステップ7)。これにより、図8に示した電子部品の実装信頼性予測方法を終了する。
【0058】
このように、本発明の実施形態に係る電子部品の実装信頼性予測システム100によれば、応答曲面を利用して信頼性寿命解を導き出すので、FEMモデル等を書く手間がいらず、かつ数値入力後、直ぐに解が得られるため、操作者に専門知識が不要である。その為、信頼性設計はメカ分野にもかかわらず、フロアレイアウトを担当する電気設計者にも操作可能で、フロアレイアウトプランニングに活用する事ができる。
【0059】
また、この予測システム100では、実装基板の両面でCSPをどちらに動かせば、どのように信頼性が変化するか(例えば、良い方向か悪い方向か)をほぼリアルタイムに予測できるので、電送線路を考慮しつつ、より最適な配置位置を決定する事ができる。CSPのフロアレイアウトと実装信頼性の関係をほぼリアルタイムに把握できるので、実装信頼性のオーバスペックや、その逆に実装信頼性が不足してしまうといった事態を回避することができる。
【0060】
尚、この実施形態では、CSP間の位置関係(ΔX、ΔY)を応答曲面に入力してはんだバンプの歪量を求め、このはんだバンプの歪量を疲労寿命式に入力してはんだバンプの信頼性寿命値を算出するシステム及び方法について説明したが、その逆に、所望の信頼性寿命値を上述したCoffin-Manson則の疲労寿命式に入力してはんだバンプの歪量を求め、この歪量を応答曲面に入力して、所望の信頼性寿命値を満足するCSP間の位置関係(ΔX、ΔY)を算出することも可能である。
【0061】
図10は、実装信頼性予測システム100’の構成例を示すブロック図である。図10において図1と同一の機能を有するものには同一記号を付し、その説明を省略する。図10において、パラメータ格納部11には、CSP間の位置関係(ΔX、ΔY)を除いた、実装基板及びCSPの形状、材料特性のパラメータを格納する。また、実験データ格納部17には、試験基板上での実験結果(歪量、信頼性寿命値)を格納する。さらに、信頼性データ格納部21には、所望の信頼性寿命値を格納する。
【0062】
すると、CPU23’は、実験データ及び所望の信頼性寿命値を疲労寿命式(図5の(2)(3)式を参照)に入力して、はんだバンプの非線形歪振幅量を算出する。さらに、このCPU23’は、算出したはんだバンプの非線形歪振幅量を応答曲面に入力して、所望の信頼性寿命値を満足するCSP間の位置関係(ΔX、ΔY)を出力する。
【0063】
出力されたCSP間の位置関係を、モニタ画面27上で等高線等で表示すれば、実装基板の両面に実装される各々のCSPをどの方向にどれだけ移動させると信頼性が向上するかを一目で把握でき、便利である。○○cycleまでCSPの接続信頼性が保持可能な配置エリアを把握する事ができ、フロアレイアウト設計者に容易に配置可能な場所を教示できる。例えば、図3に示した応答曲面がモニタ画面27上に表示される。
【0064】
また、電話回線、又は光ケーブル等の有線、或いは無線を介して、当該実装信頼性予測システム100及び100’に遠隔地からアクセス可能にしておくと、解析する場所を限定されずに信頼性寿命や、最適な位置関係(ΔX、ΔY)の計算処理を実行できるので、便利である。ウェブブラウザを介して当該システム100及び100’を利用することにより、ホームページ画面で入力・結果表示ができる。また、ソフトのバージョンアップやバグフィックスも一元管理できる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電子部品の実装信頼性予測方法によれば、配線用の基板を有し当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して電子部品がそれぞれ取り付けられて成る電子機器の、当該基板に対する該電子部品の実装信頼性を予測する際に、予め、はんだ接合部に生じる歪量を、少なくとも、電子部品間の位置関係、電子部品の形状及び材料特性、並びに基板の形状及び材料特性における所定のパラメータ変数に対応させて求めておくと共に、当該歪量をパラメータ変数に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面を作成しておくようになされる。
【0066】
この構成によって、従来方式と比べて、電子機器内のはんだ接合部の歪量を求めるために当該電子機器に対応したFEMモデルを信頼性評価毎にいちいち作成する必要がなく、電子機器の設計変更に合わせてFEMモデルを作成し直す必要もない。しかも、応答曲面又は応答曲線を構成するパラメータの中で、感度の高いパラメータのみを絞り込んでいるので、応答曲面又は応答曲線の作成を容易にすることができる。従って、電子機器内のはんだ接合部の信頼性寿命を容易、かつ迅速に予測することができる。
【0067】
また、本発明に係る電子部品の実装信頼性予測システムによれば、配線用の基板を有し当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して電子部品がそれぞれ取り付けられて成る電子機器の、当該基板に対する該電子部品の実装信頼性を予測するシステムであって、はんだ接合部に生じる歪量を電子部品間の位置関係、該電子部品の形状及び材料特性並びに基板の形状及び材料特性における所定のパラメータ変数に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面に、当該任意のパラメータ変数を入力して、はんだ接合部に生じる歪量を算出する演算処理部を備えたものである。
【0068】
この構成によって、従来方式と比べて、電子機器内のはんだ接合部の歪量を求めるために、当該電子機器に対応したFEMモデルを信頼性評価毎にいちいち作成しなくても済む。しかも、応答曲面又は応答曲線を構成するパラメータの中で、感度の高いパラメータのみを絞り込んでいるので、応答曲面又は応答曲線の作成を容易にすることができる。従って、電子機器内のはんだ接合部の信頼性寿命を容易、かつ迅速に予測することができる。
【0069】
この発明は、実装基板の両面にはんだバンプを介してCSPが取り付けられて成るデジタルカメラやノートパソコン等の信頼性評価に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る実装信頼性予測システム100の構成例を示すブロック図である。
【図2】パラメータ及びその設定範囲の一例を示す表図である。
【図3】応答曲面の一例を示す表図である。
【図4】 Coffin-Manson則の疲労寿命式を示す対数グラフである。
【図5】歪量の算出に用いる演算式の一例である。
【図6】田口メソッドによるパラメータ感度解析結果の一例を示す表図である。
【図7】応答曲線の一例を示す表図である。
【図8】実装信頼性の予測方法を示すフローチャートである。
【図9】入力画面の一例を示す概念図である。
【図10】実装信頼性予測システム100’の構成例を示すブロック図である。
【図11】FEMモデル70の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
11・・・パラメータ格納部(位置情報格納部)、13・・・モデル格納部、15・・・疲労寿命式格納部、17・・・実験データ格納部、19・・・歪量格納部、21・・・信頼性データ格納部、23・・・CPU(第1、第2の演算処理部)、23’・・・CPU(第3、第4の演算処理部)、27・・・モニタ、50A,50B・・・CSP、60・・・格納部本体、100,100’・・・実装信頼性予測システム

Claims (11)

  1. 配線用の基板を有し当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して電子部品がそれぞれ取り付けられて成る電子機器の、当該基板に対する該電子部品の実装信頼性を予測する方法であって、
    予め、前記はんだ接合部に生じる歪量を、少なくとも、前記電子部品の間の位置関係、当該電子部品の形状及び材料特性、並びに前記基板の形状及び材料特性における所定のパラメータ変数に対応させて求めておくと共に、当該歪量を当該パラメータ変数に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面を作成しておく工程と、
    前記パラメータ変数を任意に設定し、設定された前記パラメータ変数を前記応答曲線又は応答曲面に当てはめて前記はんだ接合部に生じる歪量を算出する工程とを有することを特徴とする電子部品の実装信頼性予測方法。
  2. 前記応答曲線又は応答曲面から求めたはんだ接合部の歪量をCoffin-Manson則の疲労寿命式に当てはめて、当該はんだ接合部の信頼性寿命値を算出する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の実装信頼性予測方法。
  3. 前記応答曲線又は応答曲面から求めたはんだ接合部の歪量をCoffin-Manson則の疲労寿命式に当てはめて、当該はんだ接合部の信頼性寿命値を算出する工程は、
    実験用の基板を用意して当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して前記電子部品をそれぞれ取りつけ、
    前記電子部品が取り付けられた実験用の基板上でのはんだ接合部の歪量と信頼性寿命値とをそれぞれ求め、その後、
    前記実験用の基板上で求められたはんだ接合部の歪量及び信頼性寿命値と、前記応答曲線又は応答曲面から算出された配線用の基板上でのはんだ接合部の歪量とを、前記Coffin-Manson則の疲労寿命式に当てはめて、当該配線用の基板上でのはんだ接合部の信頼性寿命値を算出することを特徴とする請求項2に記載の電子部品の実装信頼性予測方法。
  4. 前記はんだ接合部に生じる歪量を前記パラメータ変数に対応させて求める工程では、
    当該歪量を有限要素法を用いて算出することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の実装信頼性予測方法。
  5. 配線用の基板を有し当該基板の対向する両面にはんだ接合部を介して電子部品がそれぞれ取り付けられて成る電子機器の、当該基板に対する該電子部品の実装信頼性を予測するシステムであって、
    前記はんだ接合部に生じる歪量を前記電子部品間の位置関係、該電子部品の形状及び材料特性並びに前記基板の形状及び材料特性における所定のパラメータ変数に対応させて表示する応答曲線又は応答曲面を格納するモデル格納部と、
    任意の前記パラメータ変数を格納する位置情報格納部と、
    前記位置情報格納部に格納された前記パラメータ変数を前記モデル格納部に格納された応答曲線又は応答曲面に入力して、はんだ接合部に生じる歪量を算出する演算処理部とを備えることを特徴とする電子部品の実装信頼性予測システム。
  6. 前記演算処理部を第1の演算処理部としたとき、
    Coffin-Manson則の疲労寿命式を格納する疲労寿命式格納部と、
    前記第1の演算処理部によって算出されたはんだ接合部の歪量を、前記Coffin-Manson則の疲労寿命式に入力して、該はんだ接合部の信頼性寿命値を算出する第2の演算処理部とを備えたことを特徴とする請求項に記載の電子部品の実装信頼性予測システム。
  7. 前記疲労寿命式格納部に格納されたCoffin-Manson則の疲労寿命式に、前記はんだ接合部の所望の信頼性寿命値を入力してはんだ接合部の歪量を算出する第3の演算処理部を備えたことを特徴とする請求項に記載の実装信頼性予測システム。
  8. 前記第3の演算処理部によって算出されたはんだ接合部の歪量を前記応答曲線又は応答曲面に入力して、前記信頼性寿命値を満足する電子部品間の位置関係情報を出力する第4の演算処理部を備えたことを特徴とする請求項に記載の実装信頼性予測システム。
  9. 前記電子部品間の位置関係情報及び、当該位置関係情報に対応する前記はんだ接合部の信頼性寿命値とを画面表示するモニタ部を備えたことを特徴とする請求項に記載の実装信頼性予測システム。
  10. 前記応答曲面を等高線で画面表示するモニタ部を備えたことを特徴とする請求項に記載の実装信頼性予測システム。
  11. 電話回線、又は光ケーブル等の有線、或いは無線を介して、前記位置情報格納部及び前記演算処理部にアクセス可能になされたことを特徴とする請求項に記載の実装信頼性予測システム。
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