JP3893954B2 - 杭頭連結構造、結合用構造体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建築及び土木構造物において、地盤に埋設した杭構造体の杭頭部を上部構造物のフーチング等の基礎ベースに定着させて、結合する杭頭連結構造及び、杭頭連結構造の主要部を構成する結合用構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地盤に埋設した杭体の杭頭部と基礎ベースとの結合構造としては、杭構造体、現場造成杭の上端部に連結用の鋼材(例えば、異形鉄筋、アンカーボルト等)を突出させ、この鋼材を基礎ベース内のコンクリートに定着させる構造が、一般的に採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
地震時等に大きな外力が作用した際に、この外力が杭頭部及び基礎ベースに集中して作用して、従来の杭頭連結構造では、杭頭部で外力を分散させることができず、杭頭部及び基礎ベースが損傷する問題があった。
【0004】
この問題を解決するために、構造物用ダンパー装置を用いた免震基礎が知られているが、このダンパー装置では、装置を設置する際に手間暇がかかり施工費用が高くなる問題点があった。
【0005】
また、その他の構造として、杭頭部と基礎ベースの接続部を互いに滑動させて外力を分散させる構造も知られている。この構造では、滑動部が杭頭部又は基礎ベースとアンボンド化されているために、外力によって杭頭部が移動した後、杭頭部と基礎ベースとの位置関係を現状回復することが困難となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明では、杭構造体の杭頭部を、応力分散盤と粘弾性盤等を介して基礎ベースに定着させたので、前記問題点を解決し、容易に杭頭部における外力を分散、吸収できる杭頭連結構造を提供する。
【0007】
即ち、杭構造体の杭頭部を基礎ベース内に埋設する構造であって、前記杭構造体の杭頭部上面に、環状の応力分散盤を1枚又は複数枚重ね合わせてなる結合用構造体を取り付け、結合用構造体の上面に有頂筒状の保護筒体を被せると共に基礎ベース定着用鉄筋を取付けて、前記結合用構造体の外周を前記保護筒体で覆い、前記結合用構造体の応力分散盤の外周壁と前記保護筒体の内面とに、前記応力分散盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成し、前記間隙内にコンクリートが入らないように、コンクリートを打設して前記杭頭部を前記基礎ベース内に定着させたことを特徴とする杭頭連結構造である。
【0008】
また、前記において、杭構造体に埋設された構造鉄筋と複数枚の応力分散盤とを一体化に固定したことを特徴とする杭頭連結構造である。
【0009】
また、杭構造体の杭頭部の端面板と複数枚の応力分散盤とをボルトによって連結したことを特徴とする杭頭連結構造である。
【0010】
また、他の杭頭連結構造の発明は、杭構造体の杭頭部を基礎ベース内に埋設する構造であって、前記杭構造体の杭頭部上面に、弾性盤を固着し、該弾性板の上面に「環状の応力分散盤と弾性盤とを交互に積層配置してなる結合用構造体」又は「環状の応力分散盤と粘弾性盤とを交互に積層配置してなる結合用構造体」を固定し、結合用構造体の上面に有頂筒状の保護筒体を被せると共に基礎ベース定着用鉄筋を取付けて、前記結合用構造体の 外周を前記保護筒体で覆い、前記結合用構造体の応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の外周壁と前記保護筒体の内面とに、前記応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成し、前記間隙内にコンクリートが入らないように、コンクリートを打設して前記杭頭部を前記基礎ベース内に定着させたことを特徴とする杭頭連結構造である。
【0011】
また、前記において、結合用構造体又は保護筒体の外壁に、基礎ベース定着用の鉄筋を突出させた杭頭連結構造である。
【0012】
また、他の杭頭連結構造の発明は、杭構造体の杭頭部を基礎ベース内に埋設する構造であって、前記杭構造体の杭頭部上面に弾性盤を固着し、該弾性盤の上面に、応力分散盤と粘弾性盤とを交互に積層配置してなる結合用構造体を固定し、該結合用構造体上に、有頂筒状の保護筒体を被せて、前記杭頭部の外周を覆い、前記結合用構造体の応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の外周壁と前記保護筒体の内面とに、前記応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成し、前記間隙内にコンクリートが入らないように、コンクリートを打設して前記杭頭部を前記基礎ベースに定着させたことを特徴とする杭頭連結構造である。
【0013】
また、結合用構造体の発明は、鋼材からなる複数の応力分散盤を積層してなり、または前記応力分散盤に、弾性体及び/又は粘弾性体を積層して積層部を構成し、該積層部の下面を杭構造体に固定可能とし、前記積層部の上面を、前記杭構造体の杭頭部を覆うことができる有頂筒状の保護筒体の頂板の下面に、固定すると共に、前記積層部の外壁と保護筒体の内壁との間に、前記積層部の応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成したことを特徴とする結合用構造体である。更に、他の発明は、積層部の外壁と保護筒体の内壁との間に弾性体を介在させたことを特徴とする結合用構造体である。
【0014】
前記における基礎ベースとは、フーチング(フーチング基礎)、べた基礎等の杭構造の上端部(杭頭部)に接合される上部構造物の下端部を指す。
【0015】
また、前記における「杭構造体」とは、主に、各種鋼材(鉄筋類、PC鋼棒等)を埋設したコンクリート製の既製杭をいい、外周に鋼管を被覆したいわゆるSC杭等も含まれる。また、「既製杭」として、いわゆる鋼管杭など鋼材を主構造とした既製杭にも本発明を適用させることができる。また、上下に複数本の既製杭を接合して使用する場合には、異なる材質の既製杭を組み合わせて杭構造体を構成した場合にも適用することができる。更に、既製杭の外、いわゆる現場造成杭についても、同様に本発明を適用できる。また、既製杭を使用する場合、プレボーリング工法、中掘工法等既製杭を埋設する方法は任意である。
【0016】
【発明の実施の形態】
(1) この発明の応力分散盤は、杭の端面板と同程度の強度を有する材料からなり、平面形状も同様のドーナッツ状に形成する。この応力分散盤を複数枚積層して、コンクリート製の既製杭の上端面板に一体に固定して、応力分散盤と共に杭頭部をフーチング内に埋設して、杭頭部をフーチングに定着させて構成する。この場合、応力分散盤は、予め既製杭の製造時に、既製杭の鉄筋篭と固定しておく場合と、任意の既製杭に、事後的に、応力分散盤を積層固定する場合とがある。また、事後的に応力分散盤を固定する場合には、既製杭の工場出荷時に固定したり、構築現場で既製杭の埋設前に、あるいは埋設後に応力分散盤を積層固定することもできる。
【0017】
既製杭は、杭端板があるコンクリート製の既製杭の場合が、応力分散盤の効果を最も発揮できるので好ましいが、鋼管杭等に適用することもでき、更に、各種現場造成杭に適用することも可能である。
【0018】
(2)また、応力分散盤を単独で積層する場合に代えて、応力分散盤の間に、粘弾性体又は弾性体、あるいは弾性体と粘弾性体の両方を、交互に積層して構成することもできる。この場合には、弾性体、粘弾性体の変形を許容できるように、杭頭部を保護筒体で覆い、保護筒体の内壁と、積層した弾性体や粘弾性体、応力分散盤の外周壁との間に、間隙が形成されるように構成することが必要である。そして、施工に当たっては、保護筒体の間隙に、基礎ベースのコンクリートが入らないようにすることが必要である。また、この間隙に、各種緩衝材、例えば、応力分散盤との積層に用いた弾性体を介在させることもできる。この場合、積層された応力分散盤、弾性体、弾性体の横方向の動きを吸収することができる。
【0019】
【実施例1】
図1、2に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0020】
[1]既製杭の構成
【0021】
複数枚の応力分散盤1、1を一体化したコンクリート杭の製造について説明する。
【0022】
この実施例で使用する応力分散盤1、1は、鋼製であって、コンクリート杭の上端面板13の形状と同一の平面形状で、上端面板13と同程度の厚さを有するドーナツ状に形成されている。応力分散盤1、1は、上端面板13の中空部14に対応した中空部2を有し、かつ上端面板13のPC鋼棒8用の挿通孔3に対応した位置(連通できる位置)に、PC鋼棒8用の挿通孔3を穿設してある。挿通孔3は、上側が大径に形成され、ナット類を収容できる収容部4を形成している。
【0023】
コンクリート杭の骨組みとなる構造鉄筋、PC鋼棒を鉄筋篭7として編成する。鉄筋篭7 のPC鋼棒8は、上端部を応力分散盤の厚さの長さLだけ長く形成して接続部9を構成し、接続部9の上部に上螺糸部10を形成する。また、PC鋼棒8で、上端面板13の位置に対応させて、外面に螺糸を形成し、中間螺糸部11とする。PC鋼棒8の中間螺糸部11に、ずれ防止用のナット18を螺合する(図1(c))。
【0024】
使用する上端面板(下端面板も同様)13には、PC鋼棒8用の挿通孔15が形成されている。上端面板13を鉄筋篭7に、挿通孔15、15からPC鋼棒8、8を挿通しながら取付ける。上端面板13は、PC鋼棒8の中間螺糸部11のナット18に係止めされる。また、下側の端面板では、従来と同様にPC鋼棒8の他端部が定着される(図示していない)。
【0025】
上端面板側に、5枚の応力分散盤1、1を直列(杭の長さ方向)に重ね、PC鋼棒8、8の各接続部9を、PC鋼棒用の挿通孔3に挿入し、PC鋼棒8の接続部9に定着用のナット20を螺合して、最上に位置する応力分散盤1aの収容部4に収容する。以上で、鉄筋篭7、上端面板13、下端面板、応力分散盤1、1aを一体に結合する。また、上端面板13の下側に、杭頭部のコンクリート部分を覆うための補強帯19を巻いてある。補強帯19の上端内周は、上端面板13の外周面に固着してある。
【0026】
この際、応力分散盤1、1間に水分等が浸入すること及び錆を防止すること、並びに潤滑効果を得るために、グリース等を塗布することが好ましい。
【0027】
続いて、所定の成型型枠内に、応力分散盤1、1、上端面板13、下端面板が一体となった鉄筋篭7を設置して、コンクリート類を充填して遠心成形する。この際、PC鋼棒8に取り付けたナット18、20により、応力分散盤1、1は上端面板13と共に所定位置に保持されるので、製造中に応力分散盤1、1が鉄筋篭7側に移動することを防止できる。
【0028】
その後所定の養生を施した後、脱型すれば、5枚の応力分散盤1、1が一体に連結されたコンクリート杭25を構成できる(図1(a)(b))。
【0029】
[2]杭頭連結構造
【0030】
このようにして形成されたコンクリート杭25を単杭又は連結杭の上杭として使用する。プレボーリング工法や中掘工法等によってコンクリート杭25を所定深度に埋設する。続いて、地盤を掘削して、新たな地面から杭頭部26を露出させる。杭頭部26を洗浄した後、杭頭部26の最上部に位置する応力分散盤1aにフーチング内定着用の鉄筋(アンカーボルト等も含む)22、22を取付ける。
【0031】
また前記におけるフーチング内定着用の鉄筋22、22の取付は、最上部の応力分散盤1aの上面等に溶接したり、予め最上部の応力分散盤1a又は他の複数枚の応力分散盤1、1にボルト孔を設けておき、該ボルト孔に鉄筋をねじ込んで取付けることもできる(図示していない)。更に他の方法とすること等任意である。
【0032】
このようにして形成されたコンクリート杭25の杭頭部26に、フーチング形成用の型枠を設置し、コンクリートを流し込めば(図示していない)、杭頭部26とフーチング28を一体化した杭頭連結構造30を構築できる(図2)。
【0033】
前記のように、応力分散盤1、1が設置されたコンクリート杭25をフーチング28との結合箇所に用いることによって、地震時等に大きな水平力が作用した場合であっても、複数枚の応力分散盤1、1の相対移動によって吸収させることができる。従って、比較的損傷の多い杭頭部26とフーチング28との結合箇所において、損傷度合を軽減することができる。
【0034】
[3]他の実施例
【0035】
前記実施例において、コンクリート杭25の杭頭部26とフーチング28とを定着させるために鉄筋22、22を用いたが、中空部を有する鋼管を最上部の応力分散盤1aに固着して構成することもできる(図示していない)。このとき鋼管の内面又は/及び外面にリブを設けておけば、フーチング28のコンクリートとの付着を増加させることができる。
【0036】
また、前記実施例では、応力分散盤1、1を5枚使用したが、厚さや枚数は上部構造物の荷重、使用する杭の種類、地盤性状などを考慮して任意に設定することができる。
【0037】
また、前記実施例で、応力分散盤1の厚さは各応力分散板1、1に作用する力を略均一にするために、同一厚さとすること望ましく、かつ上端面板13と同一としたので、上端面板13を含めて、杭頭部26に作用する力を略均一にすることができるが、上端面板13と異なる厚さとすることもでき、また個々の応力分散盤の厚さを違えることもできる(図示していない)。
【0038】
また、平面形状(外径、内径)も各応力分散盤1、1を略同一とし、かつ上端面板13と同一としたので、同様に、上端面板13を含めて各応力分散盤1、1に作用する力を略均一にすることができ、有利であるが、異なる形状とすることもできる(図示していない)。
【0039】
【実施例2】
図3、4に基づき、この発明の他の実施例を説明する。この実施例は、従来の既製杭に後から応力分散盤を固定して使用し、また、フーチングとの定着に保護筒体37を使用する実施例である。
【0040】
[1]既製杭の構成
【0041】
この実施例で使用する応力分散盤1、1は、前記実施例1と同様である。即ち、コンクリート杭の上端面板13の形状と同一の平面形状、厚さのドーナツ状の鋼製で、形成されている。応力分散盤1は、上端面板13の中空部14に対応した中空部2を有し、かつ上端面板13のボルト孔に対応した位置(連通できる位置)に、ねじ孔5、5を穿設してある。最上に位置する応力分散盤1aのねじ孔5は、上側(上面側)を拡径して収容部4を形成して、ナット又はボルトの頭部を収容できるようになっている(図3(d))。
【0042】
また、この実施例で使用するコンクリート杭6は、従来のコンクリート杭である。即ち、コンクリート杭6の上端面板13は、PC鋼棒挿通用のボルト孔31に隣接して、PC鋼棒定着用の係止縁を有する定着孔32が形成されている。互いに隣接する1組のボルト孔31及び定着孔32は円周方向で連通し、平面ひょうたん状に形成されている。
【0043】
このコンクリート杭6の製造に際して、鉄筋篭7と上端面板13等とを組むときに、上端面板13のボルト孔31、31にPC鋼棒8を夫々挿通する。この状態で、上端面板13、下端面板を回転させて、PC鋼棒8、8を定着孔32側にずらし、PC鋼棒8先端の膨出部12を、定着孔32の係止縁に係止して、上端面板13に定着させる(図3(d))。従って、定着後は、上端面板13のボルト孔31は空いている。
【0044】
次に、コンクリート杭6の上端面板13に5枚の応力分散盤1、1を重ね、最上に位置する応力分散盤1、1の各ねじ孔5、5からボルト34を螺合し、ボルト34は各応力分散盤1、1で上下に連通しているねじ孔5、5に螺合しながら、ボルト34の先端部35が上端面板14のボルト孔31に螺合される。従って、上端面板13と各応力分散盤1、1とはボルト34、34により、一体に螺合緊結される(図3(d))。
【0045】
前記におけるコンクリート杭6と応力分散盤1、1の接合は、予め製造工場で行い、あるいは杭の施工現場で行うこともいずれでも可能である。従って、コンクリート杭6の製造後であっても、地上構造物の荷重、地盤性状等に応じて、応力分散盤の枚数を適宜選択することができる。更に、コンクリート杭6を埋設した後に、杭頭部を露出させて洗浄し、その後にコンクリート杭6の上端面板13に応力分散盤1、1を取付けて、コンクリート杭25を構成することもできる。
【0046】
[2]杭頭連結構造
【0047】
応力分散盤1の外径よりも大径の中空部(内径)を有する円筒状の筒状本体38の、上端に、応力分散盤1の外径よりも小径の開口40を有するドーナッツ状の上蓋(頂板)39が一体に取付けられた鋼管製の保護筒体37を構成する。保護筒体37の内径は、コンクリート杭6(25)の上端面板13、応力分散盤1等より大径に形成されている。筒状本体38の軸方向の長さは、例えば、10cm程度から使用する杭の外径程度の長さ、で形成する。
【0048】
コンクリート杭25の最上に位置する応力分散盤1aの上面に、保護筒体37を被せ、複数枚の応力分散盤1、1を覆うように配置する。次に、保護筒体37の上蓋39の開口40を通して、フーチング定着用の鉄筋22、22を最上に位置する応力分散盤1a上に固着する。応力分散盤1の外側面と保護筒体37の内壁との間隙に緩衝材(ゴム、砂利等)42を充填する。
【0049】
次にフーチング構築用の型枠を組み、コンクリートを打設して、フーチング28を構築すれば、コンクリート杭25の杭頭部26をフーチング28に定着結合した杭頭連結構造30を構築する(図4(a))。
【0050】
このようにして、複数枚の応力分散盤1、1が設置されたコンクリート杭25は、前記実施例1と同様に、地震時等に大きな水平力が作用した場合であっても、複数枚の応力分散盤1、1の相対移動によって吸収させることができる。従って、比較的損傷の多い杭頭部26とフーチング28との結合箇所において、損傷度合を軽減することができる。
【0051】
更に、保護筒体37を使用した場合には、複数枚の応力分散盤1、1による吸収効果に加えて、緩衝材42による応力吸収効果を得ることができる。
【0052】
尚、当然ながら保護筒体37、緩衝材42を使用した結合構造は、実施例1のコンクリート杭25にも適用することができる。
【0053】
[3]他の実施例
【0054】
前記実施例において、応力分散盤1の他の実施例は、実施例1と同様である。
【0055】
また、前記実施例において、コンクリート杭6の上端面板13のPC鋼棒挿通用のボルト孔31を利用して複数枚の応力分散盤1を接合したが、上端面板13に、ボルトを螺合するためのボルト孔を別途設けることもできる(図示していない)。
【0056】
また、前記実施例において、保護筒体37の筒状本体38は円筒状としたので、杭の断面形状が円形であることや、応力が均等に作用する視点からも望ましいが、四角筒、六角筒等角筒状とすることもできる。この場合、上蓋39の形状も合わせて平面四角形、六角形等に形成する(図示していない)。
【0057】
また、前記実施例において、コンクリート杭6の上端面板13と応力分散盤1、1とを通常のボルト34で螺合緊結したが、他のボルトを使用することもできる。例えば、膨出部(頭部側)54と螺糸部(先端側)55とを高強度のスプリング56で連結してボルト53を構成することもできる(図10(a))。また、前記ボルト53で、更に、膨出部54と螺糸部55とを弾性体からなる軸部57で連結してボルト53を構成することもできる(図10(b))。即ち、弾性体からなる軸部57の外側に高強度のスプリング56が嵌装された構造である。
【0058】
このようにスプリング56を中間部に有するボルト53、53を使用することによって、複数の応力分散盤1、1の相対的な移動が容易となり、地震時等に過大に発生する外力を分散・吸収する効果を向上させることができる。また、更に、スプリング56の中心に弾性体からなる軸部57を設けてボルト53を構成しることによって、ダンパの役割を成し、主として、圧縮荷重が作用した際に、各ボルト53、53で、弾性体からなる軸部57、57が伸縮し、衝撃荷重を吸収でき、スプリング56だけを用いた場合に比較して、約1.5倍の吸収効果がある。
【0059】
【実施例3】
図5〜図8に基づきこの発明の他の実施例を説明する。この実施例では、杭頭部上面に弾性体44を固着し、その上部に応力分散盤1と粘弾性体45とを交互に積層した杭頭連結構造について説明する。
【0060】
[1]杭頭連結構造
【0061】
(1) この実施例に使用する「弾性体」としては、密度が0.35〜0.5(g/cm3)程度で、微細セル発泡構造を有するウレタンエラストマーを使用する。このウレタンエラストマーは発泡構造であるため、圧縮時に応力が比較的均一に加わり、繰返し圧縮荷重を受けても劣化しにくく、耐久性に優れている。
【0062】
また、この実施例に使用する「粘弾性体」は、せん断力に優れるアクリル高分子体からなるものを使用する。
【0063】
また、この実施例で使用する保護筒体37は、前記実施例2と同様の構造で、上蓋39から開口40を省略した構造である。即ち、応力分散盤1の外径よりも大径の中空部(内径)を有する円筒状の筒状本体37の上端に、円形の上蓋(頂板)39が一体に取付けられた鋼管製で構成される。保護筒体37の内径は、コンクリート杭6(25)の上端面板13、応力分散盤1等より大径に形成されている。
【0064】
(2) 先ず、所定厚さ(上部構造物の荷重等にもよるが、例えば、既製杭の外径の3分の1程度)を有し、端面板と略同一平面形状の弾性体(ウレタンエラストマー)44上に、弾性体44の外径以上の大きさの第1の応力分散盤1を接着剤等で固着する。
【0065】
続いて、弾性体44と略同一外径で、所定厚さ(上部構造物の荷重等にもよるが、例えば、既製杭の外径の6分の1程度)を有する第1の粘弾性体(アクリル高分子粘弾性体)45を固着する。粘弾性体45は、それ自体に粘着性があるため、所定の圧力を加えることによって、接着剤等の固定用の手段を用いることなく密着させることができる。
【0066】
この第1の応力分散盤1と第1の粘弾性体45を1セットとして、3セット固着する。
【0067】
続いて、最上部の第3の弾性体45上に、保護筒体37を配置して、上蓋39を固着する。上蓋39の上面にフーチング定着用の鉄筋22、22を突設して、結合用構造体47を構成する(図5(a))。保護筒体37の筒状本体38の内側と、弾性体44(粘弾性体45、応力分散盤1)の外面との間には、間隙41が形成される。間隙41には、実施例2同様に緩衝材を介在させることができる(図示していない)。
【0068】
[2]杭頭連結構造
【0069】
(1) プレボーリング工法や中掘工法等の従来公知の任意の工法で、コンクリート杭6を埋設し、コンクリート杭6の杭頭部を露出させ、杭頭部を洗浄する。
【0070】
次に、コンクリート杭6に前記結合構造体47を被せ、弾性体44の下面をコンクリート杭6の上端面板13上に設置する。上端面板の上面と結合構造体の弾性体44の下面とを接着剤等で固着する。
【0071】
コンクリート杭6の上端面板13に、芯を合わせて、正確に固着するため、例えば、以下のようなガイド筒49を使用する(図9)。
【0072】
ガイド筒49は、円筒を半割りしたガイド筒片49a、49bからなり、一縁を回動自在に接合し、他端側の外面に、水平方向のフランジ50a、50bが夫々突設されている(図9(b))。フランジ50a、50bを上下に重ねた際に、フランジ50a、50bの透孔が連通し、透孔内にピン52を貫入してガイド筒片49a、49bの開きを防止できる(図9(a)(c))。
【0073】
即ち、予めコンクリート杭6の杭頭部の外面にガイド筒片49a、49bを装着して、ピン52で着脱自在に仮止めする(図8、図9(a)(c))。ガイド筒片49a、49bの上端部を、コンクリート杭6の上端より上方に突出させてある。上方から、結合構造体47を下ろし、弾性体44等をガイド筒片49a、49bの内側に沿わせて、弾性体44の下面を上端面板13に固着する。その後、ピン52を抜いて、ガイド筒片49a、49bをコンクリート杭6から取り外す。
【0074】
(2) コンクリート杭6の杭頭部に固着された結合用構造体47にフーチング構築用の型枠を設置し、保護筒体37内にコンクリートが浸入しないようにコンクリートを投入して、コンクリート杭6の杭頭部とフーチング28とを結合して、杭頭連結構造30を構成する。
【0075】
(3) このようにして形成されたコンクリート杭6の杭頭部とフーチング28との杭頭連結構造30において、地震時等に大きな水平力P1が作用した場合であっても、保護筒体37内の粘弾性体45側面と保護筒体37内壁との間隙1内で、粘弾性体45等の相対的な移動が可能であり、応力を吸収できる(図5(b))。粘弾性体45は、ゴム及び粘土の性質を合わせ持つため、ゴムの性質で現状に戻ろうとするが、粘土の性質でゆっくり戻ろうとする。この柔軟な特性によって、コンクリート杭6の杭頭部及びフーチング28の損傷を防止することができる。
【0076】
また、地震時等に引抜力P2が作用した場合であっても、粘弾性体44が引抜力と共に伸長し、逆に引抜力P2が戻り、建物荷重と共に圧縮力P3が作用した場合には、主として弾性体44の圧縮変形が間隙41内でなされ、この圧縮力P3を吸収することができる(図6)。
【0077】
[3]他の実施例
【0078】
前記実施例において、応力分散盤1と粘弾性体45とを積層するセット数、あるいは、弾性体44の厚さ、粘弾性体45の厚さ、応力分散盤1の厚さについては、上部構造物の荷重や地盤性状等によって、適宜選択して採用される。
【0079】
また、前記実施例における保護筒体37の他の実施例は、前記実施例2と同様である。
【0080】
また、前記実施例において、予め結合用構造体47を形成しておき、構築現場で、洗浄したコンクリート杭6に取り付けたが、構築現場で、弾性体44、応力分散盤1、粘弾性体45、保護筒体37等を夫々コンクリート杭6に積層して固定することもできる。
【0081】
また、前記実施例において、弾性体44と粘弾性体45とを併用して、結合用構造体47を構成したが、弾性体44と応力分散盤1とを交互に積層して結合用構造体47を構成して、杭頭連結構造30を構築することもできる(図7(a))。また、粘弾性体45と応力分散盤1とを交互に積層して結合用構造体47を構成して、杭頭連結構造30を構築することもできる(図7(b))。
【0082】
【発明の効果】
杭頭部に複数枚の応力分散盤を重ねて設置された杭構造体を、基礎ベースとの結合に用いることによって応力分散盤によって、比較的大きな水平力が作用した場合であっても、応力分散盤の相対移動によって応力を吸収し、杭頭部と基礎ベースとの結合箇所における損傷を低減することができる効果がある。
【0083】
杭頭部に弾性体を固着し、さらに弾性体の上部に応力分散盤と粘弾性体とを交互に積層固着して、杭頭部と基礎ベースとを結合することにより、粘弾性体による伸長特性により、水平力や引抜力等を吸収でき、また弾性体による膨張効果により、圧縮力を吸収でき、杭頭部と基礎ベースにおける損傷を低減することができる効果がある。
【0084】
また、積層部を予め杭頭部を覆うことができる保護筒体に固定して結合用構造体を構成した場合には、容易に杭頭接合構造を構築でき、作業単純化でき工期の短縮を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に使用する既製杭で、(a)は平面図、(b)は一部を破折した正面図、(c)は構成を現す分解図である。
【図2】同じく実施例1の杭頭連結構造の縦断面図である。
【図3】この発明の実施例2に使用する既製杭で、(a)は平面図、(b)は一部を破折した正面図、(c)は(b)のA−A線における断面図、(d)は拡大縦断面図である。
【図4】(a)は同じく実施例2の杭頭連結構造の縦断面図で、(b)は(a)のB−B線における断面図、(c)は(a)のC−C線における断面図である。
【図5】(a)はこの発明の実施例3の杭頭連結構造の縦断面図で、(b)は同じく水平力を受けた場合の縦断面図である。
【図6】同じく鉛直加重を受けた場合の杭頭連結構造の縦断面図である。
【図7】同じく実施例3の他の杭頭連結構造の縦断面図である。
【図8】同じく実施例3の実施に使用するガイド筒を説明する概略した斜視図である。
【図9】同じくガイド筒で、(a)は閉じた状態の平面図、(b)は開いた状態の平面図、(c)は(b)のD−D線における拡大断面図である。
【図10】(a)(b)は、実施例2等で使用するボルトの正面図である。
【符号の説明】
1 応力分散盤
1a 応力分散盤(最上部)
2 応力分散盤の中空部
3 応力分散盤の挿通孔
4 応力分散盤の収容部
5 応力分散盤のねじ孔
6 コンクリート杭(従来)
8 PC鋼棒
9 PC鋼棒の接続部
10 PC鋼棒の上螺糸部
11 PC鋼棒の中間螺糸部
13 端面板
18 ナット(中間螺糸部)
20 ナット(上螺糸部)
22 フーチング定着用の鉄筋
25 コンクリート杭(応力分散盤付き)
26 杭頭部
28 フーチング(基礎ベース)
30 杭頭連結構造
34 ボルト
37 保護筒体
38 筒状本体
39 上蓋
41 間隙
42 緩衝材
44 弾性体
45 粘弾性体
47 結合用構造体
49 ガイド筒

Claims (8)

  1. 杭構造体の杭頭部を基礎ベース内に埋設する構造であって、前記杭構造体の杭頭部上面に、環状の応力分散盤を1枚又は複数枚重ね合わせてなる結合用構造体を取り付け、結合用構造体の上面に有頂筒状の保護筒体を被せると共に基礎ベース定着用鉄筋を取付けて、前記結合用構造体の外周を前記保護筒体で覆い、前記結合用構造体の応力分散盤の外周壁と前記保護筒体の内面とに、前記応力分散盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成し、
    前記間隙内にコンクリートが入らないように、コンクリートを打設して前記杭頭部を前記基礎ベース内に定着させたことを特徴とする杭頭連結構造。
  2. 杭構造体に埋設された構造鉄筋と複数枚の応力分散盤とを一体化に固定したことを特徴とする請求項1記載の杭頭連結構造。
  3. 杭構造体の杭頭部の端面板と複数枚の応力分散盤とをボルトによって連結したことを特徴とする請求項1記載の杭頭連結構造。
  4. 杭構造体の杭頭部を基礎ベース内に埋設する構造であって、前記杭構造体の杭頭部上面に、弾性盤を固着し、該弾性板の上面に「環状の応力分散盤と弾性盤とを交互に積層配置してなる結合用構造体」又は「環状の応力分散盤と粘弾性盤とを交互に積層配置してなる結合用構造体」を固定し、結合用構造体の上面に有頂筒状の保護筒体を被せると共に基礎ベース定着用鉄筋を取付けて、前記結合用構造体の外周を前記保護筒体で覆い、前記結合用構造体の応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の外周壁と前記保護筒体の内面とに、前記応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成し、
    前記間隙内にコンクリートが入らないように、コンクリートを打設して前記杭頭部を前記基礎ベース内に定着させたことを特徴とする杭頭連結構造。
  5. 結合用構造体又は保護筒体の外壁に、基礎ベース定着用の鉄筋を突出させた請求項1又は4記載の杭頭連結構造。
  6. 杭構造体の杭頭部を基礎ベース内に埋設する構造であって、前記杭構造体の杭頭部上面に弾性盤を固着し、該弾性盤の上面に、応力分散盤と粘弾性盤とを交互に積層配置してなる結合用構造体を固定し、該結合用構造体上に、有頂筒状の保護筒体を被せて、前記杭頭部の外周を覆い、前記結合用構造体の応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の外周壁と前記保護筒体の内面とに、前記応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成し、
    前記間隙内にコンクリートが入らないように、コンクリートを打設して前記杭頭部を前記基礎ベースに定着させたことを特徴とする杭頭連結構造。
  7. 鋼材からなる複数の応力分散盤を積層してなり、または前記応力分散盤に、弾性体及び/又は粘弾性体を積層して積層部を構成し、該積層部の下面を杭構造体に固定可能とし、前記積層部の上面を、前記杭構造体の杭頭部を覆うことができる有頂筒状の保護筒体の頂板の下面に、固定すると共に、前記積層部の外壁と保護筒体の内壁との間に、前記積層部の応力分散盤、弾性盤又は粘弾性盤の横方向の動きを吸収できる間隙を形成したことを特徴とする結合用構造体。
  8. 積層部の外壁と保護筒体の内壁との間に弾性体を介在させたことを特徴とする請求項記載の結合用構造体。
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