JP3890415B2 - Squid磁気センサーおよびsquid磁気センサーの作製方法 - Google Patents

Squid磁気センサーおよびsquid磁気センサーの作製方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、SQUID磁気センサーおよびSQUID磁気センサーの作製方法に関するものである。さらに詳しくはこの出願の発明は、高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いた超高感度のSQUID磁気センサーとそのSQUID磁気センサーを容易かつ良好に作製することのできるSQUID磁気センサーの作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
超伝導体を用いたジョセフソントンネル接合素子(SIS−JJ素子)は超伝導素子の基本素子であって、高周波素子やSFQ素子(SFQ:Single Flux Quantum(単一磁束量子))、SQUID磁気センサー素子などとして応用が進められてきた。
【0003】
高温超伝導体を用いたジョセフソントンネル接合が作製されればさらに性能の向上が期待されることからこれまで多くの研究がなされてきたが、再現性の良い、高温超伝導体によるジョセフソントンネル接合はこれまで実現されていなかった。
【0004】
上記のような状況の中、この出願の発明者等は、一対の高温超伝導ウィスカー結晶を基板上で交差させた状態で熱処理を行うことで結合し、その一対の高温超伝導ウィスカー結晶の結合部分に単一のジョセフソントンネル接合を作製することを提案した(特許文献1および特願2002−275873)。
【0005】
しかしながら、上記のようなジョセフソントンネル接合は現段階ではその作製方法や特性が見出されたばかりでありそれを用いた応用はこれまでなされていなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−141566
【0007】
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いた超高感度のSQUID磁気センサーとそのSQUID磁気センサーを容易かつ良好に作製することのできるSQUID磁気センサーの作製方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、まず第1には、一対の高温超伝導体の単結晶が基板上に交差角度0°−90°の範囲で交差されて結合されている単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いたSQUID磁気センサーであって、高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より一対の前記単結晶をその結合界面を含めて貫通させた貫通孔によって高温超伝導ジョセフソントンネル接合が2つに分離され、一対の単結晶でループ状の結合構造が構成されていることを特徴とするSQUID磁気センサーを提供する。
【0009】
第2には、第1の発明において、高温超伝導ジョセフソントンネル接合を作製する際に用いられる一対の高温超伝導体の単結晶がウィスカー状または細く加工した単結晶のいずれか1種または2種の組み合わせであることを特徴とするSQUID磁気センサーを提供する。
【0010】
第3には、第1または2の発明において、一対の高温超伝導体の単結晶がビスマス系であり、その超伝導相が2212相、2201相もしくは2223相のいずれか1種またはこれらの相の2種以上の組み合わせであることを特徴とするSQUID磁気センサーを提供する。
【0011】
第4には、一対の高温超伝導体の単結晶を熱処理により基板上に交差角度0°−90°の範囲で交差させて結合した単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いたSQUID磁気センサーの作製方法であって、高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より一対の単結晶をその結合界面を含めて貫通する貫通孔を形成して高温超伝導ジョセフソントンネル接合を2つに分離し、一対の単結晶でループ状の結合構造を構成することを特徴とするSQUID磁気センサーの作製方法を提供する。
【0012】
第5には、第4の発明において、収束イオンビーム加工装置を用いて高温超伝導ジョセフソントンネル接合に貫通孔を形成することを特徴とするSQUID磁気センサーの作製方法を提供する。
【0013】
第6には、第4または5の発明において、結合した一対の高温超伝導体の単結晶の側面に切り込みを入れて幅を狭くし、その後幅を狭くした部分に高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より貫通孔を形成することを特徴とするSQUID磁気センサーの作製方法を提供する。
【0014】
第7には、第4ないし6いずれかの発明において、高温超伝導ジョセフソントンネル接合を作製する際に用いられる一対の高温超伝導体の単結晶がウィスカー状または細く加工した単結晶のいずれか1種または2種の組み合わせであることを特徴とするSQUID磁気センサーの作製方法を提供する。
【0015】
第8には、第4ないし7いずれかの発明において、一対の高温超伝導体の単結晶がビスマス系であり、その超伝導相が2212相、2201相もしくは2223相のいずれか1種またはこれらの相の2種以上の組み合わせであることを特徴とするSQUID磁気センサーの作製方法を提供する。
【0016】
第9には、第4ないし8いずれかの発明において、一対の高温超伝導体の単結晶の交差角度を変化させることで高温超伝導ジョセフソントンネル接合の特性を制御することを特徴とするSQUID磁気センサーの作製方法を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
【0018】
この出願の発明のSQUID磁気センサーは、一対の高温超伝導体の単結晶が基板上に交差角度0°−90°の範囲で交差されて結合されている単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いたSQUID磁気センサーであって、高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より一対の前記単結晶をその結合界面を含めて貫通させた貫通孔によって高温超伝導ジョセフソントンネル接合が2つに分離され、一対の単結晶でループ状の結合構造が構成されていることを大きな特徴としている。
【0019】
この出願の発明のSQUID磁気センサーは上記のような構造であることから、それに用いられる高温超伝導ジョセフソントンネル接合が超伝導近接効果素子に比べてIcn値(臨界電流値Icとシャント抵抗値Rnの積であり、ジョセフソントンネル接合の信号処理能力を示す量)が大きく、SQUID出力がIcnに比例して増加することから、出力/入力比の増大すなわち感度の向上が期待でき、超高感度のSQUID磁気センサーとして利用することができる。
【0020】
また、高温超伝導ジョセフソントンネル接合を作製する際に用いられる一対の高温超伝導体の単結晶としてウィスカー状または細く加工した単結晶のいずれか1種または2種の組み合わせを用いることで高温超伝導ジョセフソントンネル接合に指向性を持たせることができ、とくに一対の高温超伝導体の単結晶をビスマス系とし、その超伝導相が2212相、2201相もしくは2223相のいずれか1種またはこれらの相の2種以上の組み合わせとすることで、ビスマス系超伝導体が高い異方性を有することから、結晶界面方向に指向性の高い感度を持たせることが期待できる。
【0021】
また、この出願の発明のSQUID磁気センサーの作製方法は、一対の高温超伝導体の単結晶を熱処理により基板上に交差角度0°−90°の範囲で交差させて結合した単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いたSQUID磁気センサーの作製方法であって、高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より一対の単結晶をその結合界面を含めて貫通する貫通孔を形成して高温超伝導ジョセフソントンネル接合を2つに分離し、一対の単結晶でループ状の結合構造を構成することを大きな特徴としている。この出願の発明のSQUID磁気センサーの作製方法により、単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いて、2つのジョセフソントンネル接合がループ状につながった形状の超高感度のSQUID磁気センサーを、容易かつ良好に作製することができる。
【0022】
そして、とくに収束イオンビーム加工装置を用いて高温超伝導ジョセフソントンネル接合に貫通孔を形成することで、より容易かつ良好に高温超伝導ジョセフソントンネル接合に貫通孔を形成することができる。
【0023】
さらに一対の結合した単結晶の側面に貫通孔を形成するといった微細加工は極めて難しいことから、結合した一対の高温超伝導体の単結晶の側面に切り込みを入れて貫通孔を形成する部分の幅を狭めることで、元の単結晶の幅よりも狭い幅のジョセフソントンネル接合の側面に対して貫通孔を形成すれば良くなり、より容易に貫通孔を形成することが可能となる。
【0024】
このようにして作製されたSQUID磁気センサーは、SQUID出力がIcnに比例して増加することから、出力/入力比の増大すなわち感度の向上が期待でき、超高感度のSQUID磁気センサーとして利用することができるのである。
【0025】
また、高温超伝導ジョセフソントンネル接合を作製する際に用いられる一対の高温超伝導体の単結晶としてウィスカー状または細く加工した単結晶のいずれか1種または2種の組み合わせを用いることで高温超伝導ジョセフソントンネル接合に指向性を持たせることができ、とくに一対の高温超伝導体の単結晶をビスマス系とし、その超伝導相が2212相、2201相もしくは2223相のいずれか1種またはこれらの相の2種以上の組み合わせとすることで、ビスマス系超伝導体が高い異方性を有することから、結晶界面方向に指向性の高い感度を持たせることが期待できる。
【0026】
また、この出願の発明に用いられる高温超伝導ジョセフソントンネル接合では、特願2002−275873においても詳述したように、超伝導体の間に薄い絶縁体層がサンドイッチされており、この絶縁体層は2つの結晶の界面に形成されている。したがってこの出願の発明のSQUID磁気センサーに用いられる高温超伝導ジョセフソントンネル接合において一対の単結晶を用いるのは1つに界面に適切な絶縁体層を形成させるためであり、一対の単結晶の界面に形成された絶縁体層を用いるからこそ単一のジョセフソントンネル接合を形成させることができる。また単結晶は多結晶と異なり結晶方位が一方向に向いていることから一対の単結晶の交差角度により臨界電流密度を変化させることができ、高温超伝導ジョセフソントンネル接合のプラズマ周波数fpなどを制御することができるのである。
【0027】
したがって高温超伝導ジョセフソントンネル接合において基板上で結合する一対の高温超伝導体の単結晶の交差角度すなわち交差する一対のビスマス系高温超伝導体の単結晶がなす2種類の大きさの角度のうち小さい方の角度を0°−90°の範囲にすることで、この範囲内の交差角度で交差して結合する高温超伝導ジョセフソン接合のプラズマ周波数fpを、臨界電流密度Jcが交差角度に依存して変化することに起因して変化させることができる。
【0028】
すなわちこの出願の発明に用いられる高温超伝導ジョセフソントンネル接合のプラズマ周波数fpは交差角度に応じて変化するものであり、一対の高温超伝導体の単結晶の交差角度を変化させることで、プラズマ周波数などの高温超伝導ジョセフソントンネル接合の特性を好適に制御することができ、適宜必要な特性を有するSQUID磁気センサーを作製することができるのである。
【0029】
以下、添付した図面に沿って実施例を示し、この出願の発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、この発明は以下の例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0030】
【実施例】
<実施例1>
この出願の発明のSQUID磁気センサーの作製方法を用いてSQUID磁気センサーを作製しその特性の評価を行った。
【0031】
図1および図2にこの出願の発明のSQUID磁気センサーの作製方法の工程の一例を示す。
【0032】
まず図1(a)および図2(a)の電子顕微鏡像に示すように高温超伝導体の単結晶である高温超伝導ウィスカー(1)と(2)の一対を用い、それら高温超伝導ウィスカー(1)と(2)を交差させて基板(3)上に配置し、図1(b)に示すように熱処理により接着して単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合(4)を作製した。
【0033】
その際に、一対の高温超伝導ウィスカー(1)と(2)の交差角度を0°−90°の間の範囲で任意の角度として高温超伝導ジョセフソントンネル接合(4)を作製することが可能であるが、この例においては、臨界電流密度Jcが最小となる交差角度45°付近とした。
【0034】
そして次に、図1(c)、図2(b)および図3に示すように、得られた単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合(4)の側面より一対の高温超伝導ウィスカー(1)と(2)を、その結合界面を含めて貫通する貫通孔(5)を形成して高温超伝導ジョセフソントンネル接合(4)を2つに分離する微細加工を行った。なお微細加工装置にはFIB(収束イオンビーム加工装置)を用いた。
【0035】
その際に、図2(a)の電子顕微鏡像に示すようにそれら一対の高温超伝導ウィスカー(1)と(2)の幅が広いため直接横から加工を行うのは難しいことから、前もってそれら一対の高温超伝導ウィスカー(1)と(2)の幅を狭めるため、まず結合したそれら一対の高温超伝導ウィスカー(1)と(2)の両方の側面にFIBにより図3に示すような切り込みを入れて高温超伝導ウィスカー(1)と(2)の幅を狭め、その後高温超伝導ジョセフソントンネル接合(4)の横から貫通孔(5)を開けて加工を行い、図2(b)の電子顕微鏡像、図3および図2の要部拡大図である図4に示すような素子(6)を得ることができた。この素子(6)は、横から見た場合、図5に示すようなジョセフソン接合(40)を流れる電流とリングに加える磁場によって生じる環状の超伝導電流間の干渉を用いて磁場を検出する従来の一般的なSQUID(41)と同様の構造を有しており、実際図6に示すような矢印の方向に電流が流れるのである。
【0036】
得られた素子(6)に、結晶接合面に平行で貫通孔(5)に垂直に磁場を印加したところ、図7に示すように、磁場の強度に応じて臨界電流が振動する現象を観測でき、臨界電流値の磁場依存性が見られた。図7では臨界電流値が印加磁場に対し、約50エルステッド周期で振動している様子が示されている。この一周期の磁場強度50エルステッドは磁束量子一本が貫通孔へ挿入される磁場に対応しており、この振動を観測することでこの素子(6)をSQUID磁気センサーとして機能させることができるのである。
【0037】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いた超高感度のSQUID磁気センサーとそのSQUID磁気センサーを容易かつ良好に作製することのできるSQUID磁気センサーの作製方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のSQUID磁気センサーの作製方法の工程の一例を示した側面図である。
【図2】この発明のSQUID磁気センサーの作製方法の工程の一例を示した電子顕微鏡像である。
【図3】この発明のSQUID磁気センサーの作製方法により得られた素子の一例を示す斜視図である。
【図4】図2の電子顕微鏡像の要部拡大図である。
【図5】従来の一般的なSQUIDの模式図である。
【図6】この出願の発明のSQUID磁気センサーの電流の流れる方向を示す模式図である。
【図7】この出願の発明のSQUID磁気センサーの作製方法により得られた素子における臨界電流値の磁場依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
1,2 高温超伝導ウィスカー
3 基板
4 高温超伝導ジョセフソントンネル接合
5 貫通孔
6 素子

Claims (9)

  1. 一対の高温超伝導体の単結晶が基板上に交差角度0°−90°の範囲で交差されて結合されている単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いたSQUID磁気センサーであって、
    高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より一対の前記単結晶をその結合界面を含めて貫通させた貫通孔によって高温超伝導ジョセフソントンネル接合が2つに分離され、一対の単結晶でループ状の結合構造が構成されていることを特徴とするSQUID磁気センサー。
  2. 高温超伝導ジョセフソントンネル接合を作製する際に用いられる一対の高温超伝導体の単結晶がウィスカー状または細く加工した単結晶のいずれか1種または2種の組み合わせであることを特徴とする請求項1記載のSQUID磁気センサー。
  3. 一対の高温超伝導体の単結晶がビスマス系であり、その超伝導相が2212相、2201相もしくは2223相のいずれか1種またはこれらの相の2種以上の組み合わせであることを特徴とする請求項1または2記載のSQUID磁気センサー
  4. 一対の高温超伝導体の単結晶を熱処理により基板上に交差角度0°−90°の範囲で交差させて結合した単一の高温超伝導ジョセフソントンネル接合を用いたSQUID磁気センサーの作製方法であって、
    高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より一対の単結晶をその結合界面を含めて貫通する貫通孔を形成して高温超伝導ジョセフソントンネル接合を2つに分離し、一対の単結晶でループ状の結合構造を構成することを特徴とするSQUID磁気センサーの作製方法。
  5. 収束イオンビーム加工装置を用いて高温超伝導ジョセフソントンネル接合に貫通孔を形成することを特徴とする請求項4記載のSQUID磁気センサーの作製方法。
  6. 結合した一対の高温超伝導体の単結晶の側面に切り込みを入れて幅を狭くし、その後幅を狭くした部分に高温超伝導ジョセフソントンネル接合の側面より貫通孔を形成することを特徴とする請求項4または5記載のSQUID磁気センサーの作製方法。
  7. 高温超伝導ジョセフソントンネル接合を作製する際に用いられる一対の高温超伝導体の単結晶がウィスカー状または細く加工した単結晶のいずれか1種または2種の組み合わせであることを特徴とする請求項4ないし6いずれかに記載のSQUID磁気センサーの作製方法。
  8. 一対の高温超伝導体の単結晶がビスマス系であり、その超伝導相が2212相、2201相もしくは2223相のいずれか1種またはこれらの相の2種以上の組み合わせであることを特徴とする請求項4ないし7いずれかに記載のSQUID磁気センサーの作製方法。
  9. 一対の高温超伝導体の単結晶の交差角度を変化させることで高温超伝導ジョセフソントンネル接合の特性を制御することを特徴とする請求項4ないし8いずれかに記載のSQUID磁気センサーの作製方法。
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