JP3890171B2 - 遠心転動造粒装置およびそれを用いた粉粒体処理方法 - Google Patents

遠心転動造粒装置およびそれを用いた粉粒体処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉粒体の造粒処理技術に関し、特に、遠心転動造粒装置により医薬品や食料品などの球形粒子を造粒する場合に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、粉体の造粒装置には多くの種類があり、そこでは、転動造粒法や撹拌造粒法、押出造粒法、破砕造粒法、流動層造粒法など、種々の方法により造粒処理が行われている。これらの造粒法のうち、球形あるいは球形に近い顆粒を得るためには、粉体を転動させつつ造粒する転動造粒法が最も適しており、それを実行する転動造粒装置には大別して次の2型式が存在する。すなわち、ドラム型あるいは傾斜パン型、傾斜円錐型等の容器本体を回転させる型式と、例えば、特公昭46−10878号公報や特公昭46−22544号公報の装置のように、円筒型容器の底部に回転皿を配設してその上で粉粒体を転動させる型式とが存在する。
【0003】
この場合、容器を回転させる型式のものは、主として鉱石や肥料等の造粒に用いられ、そこでは比較的大きく、粒度分布の広い粒子が生成される。一方、回転皿を用いたものは遠心転動造粒装置(以下、CF装置と略記する)とも呼ばれ、粒子に回転皿の回転による遠心力を付与して球形造粒を行っている。このため、この型式の装置では、粒度分布の狭い小さな造粒物を得ることができ、一般に医薬品や食品等の分野において使用されている。
【0004】
ここで、円筒容器と回転皿の組み合わせからなるCF装置では、円筒容器の内壁と回転皿の外縁部との間に、円環状の狭いスリットが形成されている。この場合、前記スリットは、容器内の粒子が回転皿から落下するの防止するため幅狭に形成されており、さらに、そこには下方から上に向かって空気を送給できるようになっている。そして、CF装置では、このスリットに空気を送給しつつ回転皿を回転させることにより、回転皿上の粒子を遠心力を利用して転動させ球形造粒を行っている。
【0005】
ところが、このようなCF装置では、回転皿の周囲に形成されたスリットの幅が狭いため、スリットを通過する空気(スリットエア)の流量が小さく、生成粒子の乾燥にはほとんど寄与しない。このため、CF装置自体は乾燥能力に乏しく、生成された球形粒子は他の乾燥装置に移されて乾燥処理される。すなわち、生成粒子をCF装置から取り出し、それを別途流動層装置等により乾燥させて製品化している。従って、球形粒子は得られるものの生産性の点で問題があり、その改善が望まれていた。
【0006】
そこで、特公昭61−8736号公報や特開昭62−65729号公報、特開昭59−49838号公報等のように、円筒容器と回転皿を組み合わせた転動造粒装置において、乾燥機能を付与したものが開発され、現在では多機能型の造粒コーティング装置として市販されている。例えば、フロイント産業株式会社製のスパイラフロー(商品名)などはその一例であり、そこでは、回転皿に通気部を設け、この通気部の下方から空気を導入して乾燥処理を同一装置内にて実行できるようにしている。すなわち、かかる多機能型の装置では、造粒と並行して、あるいは造粒終了後に、前記通気部等から空気を送給して造粒物を乾燥させることができることになる。従って、そこでは生成物を他の乾燥装置に移送して乾燥する必要がなく、その分生産性の向上を図ることが可能となっている。
【0007】
一方、このような通気部を形成した装置の他にも、例えば特開昭61−242628号公報のように、円筒容器と回転皿との間のスリット幅を広く取り、スリットエアの流量を増加させるようにしたものも提案されている。この場合、かかる装置ではスリット幅の拡大に伴い、スリットから粉体が落下し易くなるため、スリット部には粉体の落下防止機構が別途設けられている。そして、当該装置では、この機構により粉体の落下を防止しつつ、増量されたスリットエアにより乾燥能力の向上が図られている。なお、前述の多機能型の装置においても、スリットエアの増量により乾燥能力を向上できるようになっているものもある。
【0008】
また、これらの装置ではさらに、通気部からのエアやスリットエアの増量により容器内に流動層を形成することもでき、これにより、重質の球形粒子から不定形の軽質粒子まで、種々の形態の粒子を造粒することが可能となっている。さらに、前述の装置は粒子のコーティングにも利用でき、種々の造粒コーティング処理を行える多機能の装置として広く活用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、真球度が良好で、かつ粒度分布が狭い球形粒子の製造においては、このような多機能型の装置によって得られる造粒物の物性が、乾燥機能を有しないCF装置のそれに及ばないことが発明者らの調査により判明した。特に近時では、粒度が小さく、粒度分布の狭い球形粒子が製剤上要求されるようになって来ており、かかる造粒物は前述のような多機能型の装置では対応できず、その改善が求められていた。
【0010】
この場合、前述の多機能型装置では、通気部等を通過する空気により粉粒体が浮力を受け、粒子が充分な転動作用と圧縮作用を受けないため、造粒物の物性が向上しないものと推測される。ところが、これを避けるため流通空気量を減少させると、通気部等から粉粒体の落下を防止できない。従って、ある程度以上の空気流通量は確保せざるを得ず、乾燥機能を有しないCF装置よりも造粒物の物性低下は避けられない。
【0011】
一方、乾燥機能を有しない従来のCF装置では、得られる造粒物の物性は良好であるものの、乾燥機能がなく、前述のように他の乾燥装置に移送する手間がかかり、生産性の問題が解決されない。
【0012】
なお、特公昭46−10878号公報の第5図や、特公昭46−22544号公報の第2図、第3図には、遠心転動造粒装置の上部空間に空気吹込口を設けた装置が提案されているが、これらの装置のように回転皿から離れた位置に空気の吹込口を設けても造粒物の乾燥にはほとんど寄与せず、実用化されるには至っていない。
【0013】
本発明の目的は、粒度が小さくて粒度分布の幅が狭く、かつ真球度の高い球形粒子を単一装置内にて効率良く製造し得る造粒装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の遠心転動造粒装置は、少なくとも粉粒体との接粉部の水平断面が円形に形成された固定壁と、前記固定壁の内側に所定間隔の間隙をおいて設けられ、回転駆動手段によって水平方向に回転する回転皿と、前記回転皿の上方に前記回転皿と近接して配設され、前記回転皿の上面側に対し気体を供給する給気手段とを有し、前記給気手段は、前記回転皿に近接した下方位置と前記下方位置よりも前記回転皿から離れた上方位置との間で上下方向に移動可能に配設されてなることを特徴としている。
【0015】
これにより、本発明の遠心転動造粒装置では、従来の遠心転動造粒装置装置と同様に、粒子径が小さく、粒度分布の狭い重質の球形粒子を造粒することができる上に、造粒処理後の生成物を同一装置内にて乾燥処理を行うことが可能となる。従って、生成物を他の装置に移送して乾燥処理を行う必要がなく、生産性の向上が図られる。
【0016】
この場合、前記給気手段が、前記回転皿の中央部上方から前記回転皿に対して気体を供給するようにしても良い。また、前記給気手段を、円柱状の直管部と、前記円柱状の直管部と連通して前記直管部の下に配設され、その下端部側が拡径して円錐状に形成された給気口とを有する構成としても良い。さらに、前記給気手段が、前記回転皿の周辺部上方から前記回転皿に対して気体を供給するようにしても良い。
【0017】
さらに、前記給気手段を、少なくともその一部が前記粉粒体の粒子層中に進入した状態で配設するようにしても良く、これにより粒子層中に気体が導入され、造粒物が流動状態となり、その乾燥がより効率良く実行される。
【0018】
また、前記回転皿は、その周辺部が中心に向かって下向きに傾斜した垂直断面を有する構成としても良く、前記回転皿の中心部分に隆起部を設けても良い。さらに、前記固定壁と前記回転皿との間に形成された前記間隙に対し、その下方から上方に向かって気体を供給するようにしても良い。
【0019】
一方、本発明の粉粒体処理方法は、少なくとも粉粒体との接粉部の水平断面が円形に形成された固定壁と、前記固定壁の内側に所定間隔の間隙をおいて設けられ、回転駆動手段によって水平方向に回転する回転皿と、前記回転皿の上方に前記回転皿に近接した下方位置と前記下方位置よりも前記回転皿から離れた上方位置との間で上下方向に移動可能に配設され、前記回転皿の上面側に対し気体を供給する給気手段とを有する遠心転動造粒装置に粉粒体を仕込み、前記隙間の下方から上方に向かって気体を供給しつつ前記回転皿を回転し、溶剤、溶液、分散液または溶融液の少なくとも何れか一種を供給して前記粉粒体を造粒またはコーティングし、前記給気手段から気体を供給して前記粉粒体の造粒物を乾燥させることを特徴としている。
【0020】
この場合、前記給気手段から気体を供給し、前記粉粒体の造粒物を乾燥させるようにしても良く、また、前記遠心転動造粒装置に対し、さらに粉体を供給しても良い。
【0021】
加えて、前記給気手段を前記上方位置に配置した状態で造粒工程またはコーティング工程の少なくとも一工程を実施し、前記給気手段を前記下方位置に配置した状態で乾燥工程を実施するようにしても良い。
【0022】
また、前記給気手段を、前記回転皿に近接した下方位置に配置した状態で造粒工程またはコーティング工程の少なくとも一工程を実施するようにしても良い。
【0023】
さらに、前記給気手段を、前記回転皿に近接した下方位置に配置した状態で乾燥工程を実施するようにしても良い。
【0024】
また、前記造粒工程においては、前記給気手段からの空気の供給を停止させても良い。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態1である遠心転動造粒コーティング装置の構成を示す断面図である。
【0026】
図1に示したように、本実施の形態による遠心転動造粒コーティング装置(以下、CF装置と称する)1は、粉粒体2を遠心転動させて造粒したり、コーティング層を形成したりする装置である。このCF装置1では、粉粒体2にバインダー液や粉体を所定速度で添加し、粉粒体を芯として、あるいは粉体同士を結合させて球形顆粒などの造粒処理が行われる。また、そこでは球形顆粒等を遠心転動させつつ粉体やバインダー液を加えることにより、顆粒等の上にコーティング層を形成することもできるようになっている。
【0027】
このようなCF装置1は、装置上部に位置する遠心転動部3と、その下部に位置する回転駆動部4から構成されている。遠心転動部3には、投入された粉粒体2を遠心転動させて造粒コーティング処理を行う遠心転動室6が形成されている。遠心転動室6は、CF装置1のハウジングをなす円筒状の固定壁7と、粉粒体2を遠心転動させ遠心転動室6の実質的な底部となる回転皿5とから構成される。なお、遠心転動室6の上部は開放状態となっていても良いが、外部と連通する必要のある部分以外を密閉状態とすることも可能である。
【0028】
固定壁7は、粉粒体2との接粉部7aの水平断面が円形になっており、回転皿5と固定壁7の内壁との間には所定間隔の間隙12が形成されている。ここで接粉部7aの水平断面を円形とするのは、遠心転動する粉粒体の運動を円滑にし、デッドスペースを作らないためである。従って、ここでは固定壁7が遠心転動部3の全高に亘って同様の円形水平断面を持つ形態となっているが、接粉部7a以外の部分の断面形状は円形には限定されない。つまり、固定壁7は、円錐状や球状であっても良く、その一部が円形断面の接粉部7aを構成する形でも良い。
【0029】
なお、固定壁7の材質には特に制限はないが、ステンレス、鉄、軽合金、強化プラスチック等、種々の素材を使用することが可能である。また、接粉部7aの一部または全部にフッ素樹脂やポリエーテルなどの非付着性樹脂のライニングを施しても良い。さらに、後述する回転皿5の中央部5aや傾斜部5bにも非付着性樹脂のライニングを施しても良く、これらのライニングにより、造粒物やコーティング処理物が接粉部7aや回転皿5に付着するのを防止できる。
【0030】
遠心転動室6内の回転皿5の中央上方には、給気装置(給気手段)21が設けられている。図2は、給気装置21の配設状態を示す説明図であり、遠心転動室6の天井部分を省略して給気装置21を上部から見た状態を示している。この給気装置21は、ストレートの円筒形に形成された直管部25と、直管部25の下側に配設された傘状の給気口23とから構成されている。直管部25と給気口23とは内部で連通しており、直管部25はCF装置1外に設けられたブロア等の図示しない送風手段と接続されている。
【0031】
給気装置21は、図示しない駆動手段によって遠心転動室6内を上下方向に移動可能な状態で取り付けられている。そして、図1中に一点鎖線にて示した上方位置Hと実線にて示した下方位置Lとの間を移動できるようになっている。但し、給気装置21を固定構造とすることも勿論可能である。
【0032】
また、直管部25の下端には、下側が拡径した円錐状の給気口23が取り付けられている。この給気口23は、給気装置21を下方位置Lに降ろしたとき、その下端部にて回転皿5を傘状に覆うよう構成されている。そして、この給気口23の開口部23aから、回転皿5の上面側に対し広く乾燥エア22を供給できるようになっている。そして、給気口23の下端周縁23bと回転皿5との間の間隙から乾燥エア22が噴出する。これにより、遠心転動室6内にて造粒物が流動する形となり、その乾燥が促進される。すなわち、当該CF装置1では、この乾燥エア22により生成された造粒物を乾燥させることが可能になっており、単一装置内において造粒処理から乾燥処理まで実施できるようになっている。
【0033】
遠心転動室6の上方からはさらに、回転皿5に粉粒体2を供給する供給管9がその投入口9aを回転皿5に臨ませて設けられている。また、図示しないタンクに貯蔵させたバインダー液や粉体を粉粒体2上に噴霧するためのスプレーノズル15も設けられている。この場合、スプレーノズル15として、二流体ないし三流体構造のノズルを用いることもできる。スプレーノズル15の位置は、図示したように粉粒体層の上方にあっても、また側方から粉粒体層中にスプレーするように設置しても良く、その他どのような位置であっても、粉粒体にスプレー液を供給するという目的が達成されれば良い。
【0034】
回転皿5は、中心側に位置する平面上の中央部5aと、この中央部5aの外側において中心に向かって下向き直線状に傾斜した傾斜部5bとから形成されている。当該CF装置1では、回転皿5の垂直断面は、傾斜部5bの水平方向の寸法(P)が、回転皿5の直径(D)に対してP≧0. 25D(好ましくは、0. 4D≧P≧0. 25D)の関係を有するように構成されている。また、傾斜部5bの中央部5aからの高さ(H)は、直径(D)に対して0. 1D≦H≦0. 33D(好ましくは、0. 1D≦H≦0. 25D)の範囲にある。これにより当該CF装置1では回転皿5の遠心力が充分に有効利用され、粉粒体2が傾斜部5b上にて効果的に遠心転動されることになる。
【0035】
回転皿5の中央部5aの中心には円錐状の隆起部8が形成されており、これにより回転皿5はその歪みが防止されて強度が確保される。また、この隆起部8により、回転皿5の中央付近にある粉粒体2を遠心転動作用が行われる傾斜部5bに積極的に移動させるようにもなっている。
【0036】
固定壁7の内壁部のうち、遠心転動時における粉粒体2が接触する部分、すなわち接粉部7aは、回転皿5の中央部5aに対して実質的に垂直に形成されている。これにより、回転皿5上にて遠心転動する粉粒体2は、余分な抵抗を受けることなく接粉部7aに沿って上方に押し上げられる。
【0037】
固定壁7の下部側には、回転皿5と固定壁7との間の間隙12を流通するスリットエア10を、回転皿5の下側に形成された流体室11に取り入れるエア供給ポート7bが開設されている。ここから取り入れられた空気は、流体室11から環状の間隙12を通るスリットエア10となって遠心転動室6内に導入される。この場合、前記間隙12は、スリットエア10を下方から送入したときに、遠心転動室6内の粉粒体2がそこから落下しない程度の幅に形成されている。従って、間隙12にスリットエア10を流通させることにより、間隙12から粉粒体2が落下することが防止され、遠心転動室6に粉粒体2を仕込んだとき、この粉粒体2が回転皿5によって全て載支される形となる。
【0038】
なお、図3に示したように、固定壁7内部にテーパー状の凸部31を設けると共に、回転皿5を上下可動に設置し、間隙12の幅を変えられるようにしてスリットエア10の量を調整できるようにしても良い。
【0039】
一方、回転駆動部4には、回転皿5を回転させるモータ(回転駆動手段)13が、ケーシング14内に収容されて設けられている。このモータ13はのシャフト13aは回転皿5の回転中心軸に固定され、これによって回転皿5が水平方向に回転されるようになっている。
【0040】
次に、本実施の形態の作用について説明する。当該CF装置1では、給気装置21を上方位置Hに引き上げた上で造粒処理を行い、造粒工程終了後に給気装置21を下方位置Lまで下げ、引き続いて乾燥処理を行う。
【0041】
そこで、まず造粒工程においては、給気装置21を上方位置Hに配置した状態で給気を停止させ、遠心転動室6内の回転皿5上に被処理原料である粉粒体2を供給管9の投入口9aから所定量投入する。この際、原料に用いる粉粒体は、粉体であっても、また核となる粒体であっても良い。なお、造粒条件によっては、給気装置21を下方位置Lに配置した状態で給気装置21から給気しつつ造粒またはコーティング処理を行っても良い。
【0042】
そして、間隙12からスリットエア10を流通させつつ、モータ13によって回転皿5を回転させ、回転皿5上にて粉粒体2を遠心転動させる。この場合の回転皿5の回転速度は任意であるが、通常は30〜300RPMである。
【0043】
また、粉体同士あるいは核粒子上に粉体を付着させるため、スプレーノズル15から溶剤またはバインダー液を溶解した溶液、エマルジョンや懸濁液のような分散液、場合によっては溶融液を遠心転動室6内に噴霧する。この溶剤や溶液は、粉粒体の物性や所望の造粒物に応じて一方だけとしても良く、造粒の進行段階に応じて一方から他方に変更しても良い。溶液を用いる場合には、粉粒体と同一成分の物質を溶質とするのが通常であるが、他の物質を用いても良い。また、必要に応じて造粒工程中に粉体を供給しても良い。
【0044】
これにより、遠心転動室6内の回転皿5の上では粉粒体2が遠心転動され、その状態の粉粒体2に対しバインダー液や粉体が供給される。従って、粉粒体2が遠心転動されて球形造粒される。
【0045】
前記の球形造粒に引き続いて、あるいは、別途製造した球形粒子を本発明の装置に仕込み、その上に薬剤や溶出制御層をコーティングすることもできる。また、球形粒子だけでなく、不定形粒子や粉体の上に薬剤や溶出制御層をコーティングすることもできる。
【0046】
造粒粒子が所望の粒径に達したところで溶剤や溶液の供給を停止して造粒処理を終了する。この際、当該装置1は従来の単機能型のCF装置と全く同様の造粒工程を採るため、粒子径が小さく、粒度分布の狭い球形粒子を造粒することができる。但し、大きな球形粒子の製造をも行い得ることは言うまでもない。また、操作条件によっては球形粒子だけでなく、不定形粒子や、楕円球や碁石状など真球形ではないが一定の疑似球状形態を有する偏球状粒子や団粒状粒子を製造することも可能である。
【0047】
このように造粒工程が終了した後、造粒物の乾燥処理が実施される。従来のCF装置では、装置の乾燥能力が乏しいため、乾燥処理は他の装置に造粒物を移送して行われていた。これに対し当該CF装置1では、従来の装置と同様の真球性、粒度を有する造粒物を造粒可能でありながら、同一装置内にて乾燥処理まで実施できるようになっている。
【0048】
すなわち、造粒工程終了後、先に上方位置Hに引き上げられていた給気装置21からの給気を開始し、それを徐々に下方位置Lまで移動させる。そして、給気装置21から回転皿5上の造粒物層内に乾燥エア22を導入し流動状態とする。これにより、造粒物は乾燥エア22によって速やかに乾燥され、所望の球形粒子製品が効率良く製造されることになる。この際、前記間隙12を広げてスリットエア10を増量し、より乾燥能力の向上を図ることも可能である。
【0049】
なお、乾燥工程においては、回転皿5は回転状態であっても停止状態であっても良い。また、給気装置21の下方位置Lの高さには特に制限はないが、給気装置21の少なくとも一部が造粒物の集積層中に進入するようにし、造粒物が乾燥エア22によって流動ないしはそれに近い状態の上下運動を行うようにするのが好ましい。つまり、当該CF装置1においても、給気口23の開口部23a周縁が粒子層中に埋没するような位置に給気装置21を配置して乾燥効率を向上させるようにするのが望ましい。
【0050】
このように本発明によるCF装置1では、従来の単機能型のCF装置と全く同様に、粒子径が小さく、粒度分布の狭い重質の球形粒子を造粒することができる上に、それを同一装置内にて乾燥処理を行うことも可能である。従って、単機能型CF装置での物性を備えた製品を、多機能型の粉粒体処理装置並の生産性で製造することができ、市場のニーズに応えた製品を効率良く製造することが可能となる。
【0051】
なお、当該装置では、「造粒→乾燥」、「コーティング→乾燥」、「コーティング+乾燥(コーティングしつつ乾燥する)」、「造粒→コーティング→乾燥」、「造粒→コーティング+乾燥」などの各種処理パターンが可能である。そして、前述の実施の形態では、このうち「造粒→乾燥」の処理について、給気装置21を上方位置Hに配置して造粒処理を行い、その後下方位置Lにて乾燥処理を行う処理形態を示したが、この場合、給気装置21を下方位置Lに配置した状態で造粒処理と乾燥処理の両方を行い、全ての処理を下方位置Lにて実施することもできる。
【0052】
また、前述のように当該装置ではコーティング処理も可能であり、前記処理パターンのうち「コーティング→乾燥」の処理について、造粒処理後の粒子や別途仕込んだ粒子を、給気装置21を上方位置Hに配置してコーティング処理を行い、その後下方位置Lにて乾燥処理することもできる。また、給気装置21を当初から下方位置Lに配置し、コーティング処理と乾燥処理を、連続的(「コーティング→乾燥」)または同時進行状態(「コーティング+乾燥」)にて実行することもできる。
【0053】
さらに、「造粒→コーティング→乾燥」という一連の処理を、当該装置にて実行することもでき、この際、少なくとも乾燥工程においては給気装置21を下方位置Lに配置して処理を行うが、造粒処理やコーティング処理においては給気装置21は、上方・下方何れの位置に配置しても良い。すなわち、造粒から乾燥まで全て下方位置Lにて処理を行ったり、造粒処理のみ上方位置Hにて行ったりすることも可能である。
【0054】
加えて、「造粒→コーティング+乾燥」の処理を行うに際しても、少なくともコーティングしつつ乾燥を行う処理工程においては給気装置21を下方位置Lに配置して処理を行うが、造粒処理においては給気装置21は、上方・下方何れの位置に配置しても良い。
【0055】
一方、給気装置21は図1のものには限られず、種々の形態を採ることが可能である。図4〜図10は、回転皿5の中央上方から乾燥エア22を供給する構成を有する給気装置21の第1〜第7変形例である。なお、図4以後の図面においては、装置の主要部のみを示し、図1の装置と共通の部分については記載を省略すると共に、図1の給気装置21と同様の部材、部品については同一の符号付しその詳細を省略する。
【0056】
図4の装置は、給気装置21を直管部25のみによって形成して遠心転動室6の中央に配置し、傘状の給気口23を省いたものである。この場合、直管部25の開口部25aが、隆起部8の上方に位置するよう構成される。また、回転皿5も外周部に縁5cを立ち上がらせた平板状となっている。
【0057】
図5の装置は、回転皿5として、図1の回転皿5における中央部5aを廃し、外縁から隆起部8の基部からに向かって傾斜部5bを形成したものを用いている。また、給気装置21の給気口23の開き角度も図1のものより大きく形成されている。
【0058】
図6の装置は、給気装置21として、下端部が拡径したテーパー状の円筒部材を用いたものである。また、回転皿5としては、傾斜部5bが図1のものよりやや急傾斜で深く形成されると共に、隆起部8が省かれた形態のものが使用されている。
【0059】
図7の装置では、固定壁7として裾が絞られたものが使用され、回転皿5の傾斜部5bが固定壁の裾絞り部7cと同じ傾斜角に形成されている。この場合、給気装置21としては、給気口23に回転皿5の上面をほぼ覆う形でフランジ24を設けたものが用いられている。
【0060】
図8の装置では、固定壁7が曲面状に形成されている。この場合、固定壁7の接粉部7aの水平断面は、球の一断面として円形に形成される。給気装置21としては図5のものと同様のものが使用される。回転皿5としては、図1の回転皿5の隆起部8を細く尖らせた形態のものが使用され、給気装置21を下方位置Lに降ろしたとき、隆起部8の先端が直管部25の開口部25aの位置に来るようになっている。
【0061】
図9の装置は、回転皿5として、隆起部8を半球状に形成し、傾斜部5bを隆起部8の基部から曲面状に立ち上げ、その後直線的に形成したものを用いている。また、給気装置21としては、給気口23の側壁23cが、これまでのものとは逆に回転皿5の傾斜部5bに沿って立ち上がっている形態のものが使用されている。この場合、側壁23cの上端縁と直管部25との間には、舞い上がった造粒物が側壁23cの内側に溜まらないようにカバー26が取り付けられている。
【0062】
図10の装置は、回転皿5として、隆起部8を楕円半球状に形成すると共に、傾斜部5bもまた曲面に形成したものを用いている。この際、給気装置21としては、図1のものにおいて給気口23の下端周縁23bにフランジ23dを形成したものが用いられている。
【0063】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2として、給気装置21により回転皿5の周辺部上方から乾燥エア22を供給する形態のCF装置を説明する。図11は、本発明の実施の形態2であるCF装置の主要部の構成を示す説明図であり、(a)は断面図、(b)は上方からの斜視図である。
【0064】
図11の装置では、給気装置21に太筒状の直管部25が採用されている。ここでは、直管部25と固定壁7内面との間には間隙27が形成されており、この間隙27を乾燥エア22が流通する。また、図11(a)に示したように、直管部25の下端には、間隙27の開口部27aが形成される。そして、この開口部27aから、回転皿5の周辺部に位置する傾斜部5bに対し上方より乾燥エア22が供給される。これにより、回転皿5上の造粒物に乾燥エア22が供給され、造粒物の乾燥処理が実施される。なお、本実施の形態においても、給気装置21は上下方向に移動可能に設置されている。
【0065】
一方、このように回転皿5の周辺部上方から乾燥エア22を供給する場合においても種々の変形例が想定し得る。図12, 12は、実施の形態2のCF装置の第1および第2変形例である。
【0066】
図12の装置では、遠心転動室6の中央に配設された給気装置21の直管部25が回転皿5の上方にて分岐し、その分岐管28が回転皿5の周辺上方に延びて開口した形態となっている。この場合、分岐管28は、図12では2本記載されているが、等分に4本設けるなど適宜その本数を増減することが可能である。
【0067】
図13の装置では、遠心転動室6の周辺部に、給気装置21の直管部25が複数本配設されている。図13のものでは、図13(b)に示したように4本の直管部25が等分に設けられており、その下端開口部から回転皿5の周辺部に乾燥エア22が供給される。なお、この場合も直管部25の本数を、例えば2本や6本など適宜増減することが可能である。
【0068】
(実施の形態3)
さらに、本発明の実施の形態3として、遠心転動室6の側方から回転皿5に乾燥エア22を供給する形態のCF装置を説明する。図14は、本発明の実施の形態3であるCF装置の主要部の構成を示す説明図である。
【0069】
図14の装置では、給気装置21が固定壁7に配設されている。給気装置21は、回転皿5の上方側部に開口しており、そこから回転皿5の上方に乾燥エア22が供給される。この場合、給気装置21の開口部29には開閉扉30が設けられており、造粒工程中はこの開閉扉30が閉鎖される。そして、乾燥工程に際し、それが開放され乾燥エア22が遠心転動室6内に導入される。
【0070】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0071】
たとえば、固定壁7の内側には、転動作用の調整のためバッフルや案内板を設けることも可能である。また、CF装置1の工程制御のため、遠心転動室6内に温度や湿度、内容物集積量等を検知するセンサを設けても良い。さらに、バグフィルタやカートリッジフィルタなどのフィルタやサイクロン等を付設しても良く、乾燥エア22やスリットエア10の加熱、冷却、除湿等を行う装置を設けても良い。加えて、固定壁7の外側に、ジャケットなどの温度調節手段を配設することも可能である。
【0072】
なお、前述の実施の形態や変形例はあくまでも本発明の一例であり、給気装置21と回転皿5の組み合わせも前記の例には限定されず、例えば図4の回転皿5に図1の給気装置21を用いるなど、種々組み合わせを変更できることは言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】
本発明の遠心転動造粒装置および粉粒体処理方法によれば、回転皿の上方に、乾燥エアを供給する給気装置を設け、この乾燥エアにより造粒物を乾燥させるようにしたことにより、造粒物を同じ装置内にて乾燥させることができ、造粒物を他の装置に移送して乾燥処理を行う必要がなく、生産性の向上を図ることが可能となる。この場合、造粒された製品は、従来の多機能型の造粒コーティング装置では為し得ない、粒子径が小さく、粒度分布の狭い重質の球形粒子となり、高品質の球形粒子を効率良く生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である遠心転動造粒コーティング装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1の造粒コーティング装置に適用される給気装置の配設状態を示す説明図である。
【図3】図1の造粒コーティング装置において、固定壁と回転皿との間の間隙を可変に形成した構成を示す説明図である。
【図4】実施の形態1の造粒コーティング装置の第1変形例である。
【図5】実施の形態1の造粒コーティング装置の第2変形例である。
【図6】実施の形態1の造粒コーティング装置の第3変形例である。
【図7】実施の形態1の造粒コーティング装置の第4変形例である。
【図8】実施の形態1の造粒コーティング装置の第5変形例である。
【図9】実施の形態1の造粒コーティング装置の第6変形例である。
【図10】実施の形態1の造粒コーティング装置の第7変形例である。
【図11】本発明の実施の形態2である遠心転動造粒コーティング装置の主要部の構成を示す説明図であり、(a)は断面図、(b)は上方からの斜視図である。
【図12】実施の形態2の造粒コーティング装置の第1変形例である。
【図13】実施の形態2の造粒コーティング装置の第2変形例である。
【図14】本発明の実施の形態3である遠心転動造粒コーティング装置の主要部の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遠心転動造粒コーティング装置
2 粉粒体
3 遠心転動部
4 回転駆動部
5 回転皿
5a 中央部
5b 傾斜部
5c 縁
6 遠心転動室
7 固定壁
7a 接粉部
7b エア供給ポート
7c 裾絞り部
8 隆起部
9 供給管
9a 投入口
10 スリットエア
11 流体室
12 間隙
13 モータ
13a シャフト
14 ケーシング
15 スプレーノズル
21 給気装置
22 乾燥エア
23 給気口
23a 開口部
23b 下端周縁
23c 側壁
23d フランジ
24 フランジ
25 直管部
25a 開口部
26 カバー
27 間隙
27a 開口部
28 分岐管
29 開口部
30 開閉扉
31 凸部
H 上方位置
L 下方位置

Claims (14)

  1. 少なくとも粉粒体との接粉部の水平断面が円形に形成された固定壁と、
    前記固定壁の内側に所定間隔の間隙をおいて設けられ、回転駆動手段によって水平方向に回転する回転皿と、
    前記回転皿の上方に前記回転皿と近接して配設され、前記回転皿の上面側に対し気体を供給する給気手段とを有し、
    前記給気手段は、前記回転皿に近接した下方位置と前記下方位置よりも前記回転皿から離れた上方位置との間で上下方向に移動可能に配設されてなることを特徴とする遠心転動造粒装置。
  2. 請求項1記載の遠心転動造粒装置において、前記給気手段は、前記回転皿の中央部上方から前記回転皿に対して気体を供給することを特徴とする遠心転動造粒装置。
  3. 請求項2記載の遠心転動造粒装置において、前記給気手段は、円柱状の直管部と、前記円柱状の直管部と連通して前記直管部の下に配設され、その下端部側が拡径して円錐状に形成された給気口とを有することを特徴とする遠心転動造粒装置。
  4. 請求項1記載の遠心転動造粒装置において、前記給気手段は、前記回転皿の周辺部上方から前記回転皿に対して気体を供給することを特徴とする遠心転動造粒装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠心転動造粒装置において、前記給気手段は、少なくともその一部が前記粉粒体の粒子層中に進入した状態で配設されてなることを特徴とする遠心転動造粒装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠心転動造粒装置において、前記回転皿は、その周辺部が中心に向かって下向きに傾斜した垂直断面を有することを特徴とする遠心転動造粒装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠心転動造粒装置において、前記回転皿は、その中心部分に隆起部を有することを特徴とする遠心転動造粒装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠心転動造粒装置において、前記固定壁と前記回転皿との間に形成された前記間隙に対し、その下方から上方に向かって気体を供給することを特徴とする遠心転動造粒装置。
  9. 少なくとも粉粒体との接粉部の水平断面が円形に形成された固定壁と、前記固定壁の内側に所定間隔の間隙をおいて設けられ、回転駆動手段によって水平方向に回転する回転皿と、前記回転皿の上方に前記回転皿に近接した下方位置と前記下方位置よりも前記回転皿から離れた上方位置との間で上下方向に移動可能に配設され、前記回転皿の上面側に対し気体を供給する給気手段とを有する遠心転動造粒装置に粉粒体を仕込み、
    前記隙間の下方から上方に向かって気体を供給しつつ前記回転皿を回転し、
    溶剤、溶液、分散液または溶融液の少なくとも何れか一種を供給して前記粉粒体を造粒またはコーティングし、
    前記給気手段から気体を供給して前記粉粒体の造粒物を乾燥させることを特徴とする粉粒体処理方法。
  10. 請求項記載の粉粒体処理方法において、前記遠心転動造粒装置に対し、さらに粉体を供給することを特徴とする粉粒体処理方法。
  11. 請求項9または10記載の粉粒体処理方法において、前記給気手段を前記上方位置に配置した状態で造粒工程またはコーティング工程の少なくとも一工程を実施し、前記給気手段を前記下方位置に配置した状態で乾燥工程を実施することを特徴とする粉粒体処理方法。
  12. 請求項9または10記載の粉粒体処理方法において、前記給気手段を、前記回転皿に近接した下方位置に配置した状態で造粒工程またはコーティング工程の少なくとも一工程を実施することを特徴とする粉粒体処理方法。
  13. 請求項9または10記載の粉粒体処理方法において、前記給気手段を、前記回転皿に近接した下方位置に配置した状態で乾燥工程を実施することを特徴とする粉粒体処理方法。
  14. 請求項9〜13のいずれか1項に記載の粉粒体処理方法において、前記造粒工程においては、前記給気手段からの空気の供給を停止させることを特徴とする粉粒体処理方法。
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