JP3888615B2 - インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパにおけるメッセージ処理方法 - Google Patents

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    • H04M7/126Interworking of session control protocols

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット・プロトコール・ネットワーク(IPネットワーク)に関し、特に、そのようなネットワーク上での音声による会議開催に関する。
【0002】
【従来の技術】
IPネットワーク上の会議開催のためにH323と呼ばれる国際規格が開発された。この規格は種々のインターネット電話製品が相互に機能できるようにするだけではなく、ISDN(デジタル総合サービス網)と電話方式を基礎とする会議システム間で相互に機能することができるようにすることを目的としている。
【0003】
ネットワークの基本的なH323の構成は、図1に示すように、2個のIP電話のような、2個の端点100及び200とゲートキーパ300を備える。ゲートキーパ300は、通常、図において400の参照符号を付したインターネット・プロトコール・ネットワークの一部である。
【0004】
ゲートキーパ300は、2個の端点100及び200が呼を確立できるようにするネットワークの基幹構成要素である。ルート指定モードにおいて、端点100が呼の確立を要求する場合に、当該端点は最初の許可要求をゲートキーパ300に送る。この要求は、たとえば、当該呼を一意的に識別する会議識別子を含み、また発呼者と被呼者との識別子を含む。
【0005】
ゲートキーパ300は、発呼者100と被呼者200との間で呼を確立することができるかどうかをチェックする(たとえば、発呼者100は、料金を支払済みの通信時間の権利をまだ保有していることまたは被呼者はその時点で空いていることなど)。このチェックは、メッセージに含まれるデータ及びゲートキーパに含まれる背景データに基いて行なわれる。
【0006】
ゲートキーパ300が呼を認可すれば、要求を行なった発信元端点100に許可確認メッセージを送る。呼を準備するために、一連のメッセージが発呼者とゲートキーパとの間およびゲートキーパと被呼者との間で送られる。発呼者100と被呼者200の双方は、許可要求(セットメッセージ)をゲートキーパ300に送る。当該許可要求は、発呼者100と被呼者の識別子を含む。各許可要求に応じて、ゲートキーパは許可確認を送る。
【0007】
許可メッセージは、登録(Registration)、 許可(Administration)および状態(Status)(RAS)と呼ばれるメッセージプロトコールに属する。呼に関わるRASメッセージの他の二つのタイプは、RAS帯域幅要求と解放要求である。RAS帯域幅要求は、既に通信している2個の端点が、たとえば、当該端点間で非常に大きなファイルを交換するときに、帯域幅の変更を要求するときに送られる。呼が完了したときに、解放メッセージが交換される。
【0008】
メッセージは、発信元、宛先端点などを識別可能とする情報要素のセットを保持する。一つの特別の情報要素は、呼を一意的に識別し、当該呼に属する全てのメッセージに対して同じである会議識別子である。会議識別子は、会議識別子が一意的であることを保証する規則を使用して生成された、全体を通して一意的な識別子である。上述のメッセージは、呼に向けたものであり、会議識別子を含む。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
IPネットワーク上の音声通信が通信のキーモードになるにしたがって、増大する音声IPトラフィックは、ゲートキーパ側の部分におけるより高い性能を要求している。本発明は、ゲートキーパ・システムの容量を向上する、ゲートキーパ・システムにおけるメッセージ処理方法を提案する。
【0010】
本発明は、また、より大容量のゲートキーパ・システムおよびゲートキーパ・システムの容量を向上させることができる構成要素を提案する。
【0011】
本発明の他の目的は、ゲートキーパにおける大規模なソフトウェアまたはハードウェアの修正が簡単に行なえるようにする、処理方法、ゲートキーパ・システムおよびゲートキーパ・システム用の構成要素を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による方法は、インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムに到着するメッセージを処理するための方法であって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連の当該メッセージを処理することができる複数のサブプロセスを含み、当該方法は、ゲートキーパ・システムに到着したメッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするステップであって、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージが送られたものと同じサブプロセスに送ることを含むステップを備える方法である。
【0013】
本発明によるゲートキーパ・システムは、インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムであって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連の当該メッセージを処理することができる複数のサブプロセスを機能させ、ゲートキーパ・システムは、メッセージを別々のサブプロセスにディスパッチすることができ、さらに、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに送るゲートキーパ・システムである。
【0014】
本発明による構成要素は、インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システム用の構成要素であって、当該構成要素に到着したメッセージを複数のサブプロセスにディスパッチする手段を含み、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別することができ、同じ呼に属する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送ることができる構成要素である。
【0015】
本発明の他の特徴、目的および利点は、以下の発明の実施の形態および添付図面によって当業者には明らかとなろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
H323における呼の準備は、二つのプロトコールによって規定される。RASプロトコールおよびQ931プロトコールである。図2は、呼準備の間に発呼者、ゲートキーパおよび被呼者の間で送られる従来のRASメッセージおよびQ931メッセージを概略図示する。本図において、各矢印はメッセージを表し、各矢印には、当該メッセージがRASメッセージであるかQ931メッセージであるかが示されている。既述のメッセージに加えて、RASメッセージは、IP端点が最初にネットワークへ接続されたとき、すなわち、ゲートキーパに対して新たな端点の存在が宣言されたときに送られる登録メッセージであっても良い。
【0017】
図4に図示されるように、本ゲートキーパ・システム300は、それぞれ種々の到着メッセージを処理することができる一連のゲートキーパ・インスタンス310a,310b,・・・310nを含む。一実施形態において、各インスタンス310a,310b,・・・310nは、別々のプロセッサ上で実行される別々のサブプロセスである。他の実施形態において、各インスタンスは、同じプロセッサ上またはサブプロセスの数とは異なる数のプロセッサ上で動作させても良い。さらに、各インスタンスは、単一のコンピュータまたは一群のコンピュータに属しても良い。
【0018】
ゲートキーパ300は、ゲートキーパ300の負荷が重くなりすぎたならば、新たなインスタンスを追加することができるようにするような拡大・縮小可能なアーキテクチャを有する。
【0019】
ゲートキーパ300は、ネットワーク450の残りの部分および他の信号サービスから、たとえば、Hewlett Packardによって作成された”Open Call Multiservice Controller platform”と呼ばれるプラットフォームのユーザによって開発された信号サービスからは単一のゲートキーパに見える。
【0020】
ゲートキーパ300は、到着メッセージをゲートキーパ・インスタンス310a,310b,・・・310nのセットへディスパッチする、以下、demuxモジュールと呼ばれるモジュール320を含む。一実施形態において、demuxモジュール320は、それ自身の特定のソフトウェアを備えた特定のハードウェア・ユニットである。または、demuxモジュール320は、純ソフトウェア要素であってもよい。demuxモジュール320は、最初に、メッセージが登録メッセージであるか許可メッセージであるかを判断する。メッセージが登録メッセージであれば、demuxモジュール320は、当該メッセージを、負荷均衡ポリシーにしたがって、ゲートキーパ・インスタンス310a,310b,・・・310nのいずれかに送る。この負荷均衡ポリシーは、他のコンピュータシステムで使用されるどのような負荷均衡ポリシーであってもよい。当該負荷均衡ポリシーは、ディスパッチ・アルゴリズムの残りの部分に無関係であってもよい。当該負荷均衡ポリシーは、単に、登録と新たな呼の負荷均衡を行なうことができるものである。
【0021】
メッセージが呼の最初のもの、すなわち、RAS初期許可であれば、demuxモジュール320は、また、負荷均衡ポリシーにしたがって、当該メッセージをいずれかのゲートキーパ・インスタンス310a,310b,・・・310nに送る。
【0022】
RASメッセージは、典型的には、呼を一意的に識別する会議識別子(会議ID)を含む。その後、受信インスタンス310a,310b,・・・310nは、Q931トラフィックを保持するゲートキーパ・インスタンスとして自身を識別することに責任を負う。
【0023】
到着メッセージが、少なくとも一つの許可メッセージがdemuxモジュール320によって既に受信された呼に属する場合には、demuxモジュール320は、当該メッセージを、当該呼の以前のメッセージを受信したゲートキーパ・インスタンスへ送る。換言すれば、インスタンスが呼の最初の許可メッセージを一旦受信すれば、当該インスタンスは、当該呼を自身のものとし、当該呼の全ての後続のRASメッセージを受信する。このことは、割当てられたゲートキーパ・インスタンス310a,310b,・・・310nのQ931アドレスが、許可メッセージを送出した端末に与えられ、その結果割当てられたゲートキーパ・インスタンス310aは、メッセージを送出した端末および当該呼に関係する他の端末から見ればゲートキーパとなることを意味する。
【0024】
H323規格は、ゲートキーパが、ステージにおける許可(admission-on-stage)において、そのQ931アドレス(または、場合によってはQ931がダイレクトであれば、被呼者端点のQ931アドレスまでも)を与える規定を制定する。
【0025】
ルート指定モードにおける従来のゲートキーパと同様に、この割当てられたインスタンスは、呼のQ931トラフィックを保持することに責任を負う。換言すれば、このインスタンスは、自身を通常のゲートキーパと識別した後は、通常のゲートキーパの役割を演ずる。インスタンス310a,310b,・・・310nを自身の呼専用とすれば、全体的な効率が向上する。インスタンスが、既知の呼から新たなメッセージを受信するときに、割当てられたインスタンスは、当該呼に関する背景情報を既に有している。上述のように、会議IDは、二つの呼が同じ発呼者によってなされても、呼ごとに別々である。
【0026】
本方法は、メッセージの会議IDに基づいてメッセージをディスパッチするので、メッセージは、本質的に呼に基づいてディスパッチされる。この特徴は、メッセージが信号ゲートウェイから来る場合に非常に有利である。信号ゲートウェイは、H323ネットワークと公衆交換電話網(PSTN)との間のインターフェースをなす。ゲートウェイは、H323端点であり、H323ネットワークへの多数のPSTN呼を見えないようにする。
【0027】
ゲートウェイを通過するメッセージの場合、これらのメッセージは、通常、同じIP端点、すなわち当該ゲートウェイから来るようにゲートキーパには見える。ゲートキーパは、通常、そこからメッセージが来る電話を見ない。従来の解決策においては、ディスパッチ方法が端点解析(または登録解析)に基づいていたとしても、そのゲートウェイから来る全てのメッセージを同じインスタンスに送るものであり、このことは、当該インスタンスは急速に対応できない状態となることを意味する。
【0028】
本ディスパッチ方法は、呼(より正確には会議ID値)に基づいて実行されるので、同じゲートウェイから来る種々のメッセージは、メッセージが属する実際の呼を考慮してディスパッチされる。主要なH323作業負荷は、呼処理によるものであるので、本ディスパッチ方法は非常に効率的である。
【0029】
RASメッセージは、ASN.1規格によって規定され、PER(Packed Encoding Rule)と名づけられたモデルにしたがって符号化される。ASN.1規格は、データ構造をあいまいでない仕方でどのように記述するかを規定する。ASN.1構造は通常ツリー構造である。ASN.1によれば、どのような種類のデータ構造も記述することができる。たとえば、データ構造は、スカラタイプ(整数など)の拘束または非拘束配列、代替物またはその他のデータ構造を含んでもよい。データ構造内のフィールドは、オプションであってもよい。
【0030】
(H225勧告で定義される)H323メッセージ・セットは非常に複雑であり、60、000を超える「枚数」を保持する。たとえば、許可メッセージの全定義には、数頁が必要である。
【0031】
さらに、RASメッセージは、ASN.1規格の下で特に作成されるが、また、PERモデルの下で符号化される。PER符号化は、メッセージのサイズを最小のビット数に減少させ、特に、いくつかのフィールドのサイズを効果的な長さに減少させる。たとえば、数バイトの数は、その値にしたがって単一バイトに減少してもよい。さらに、表現は、バイトに調整されない。表現がいくつかのビットで符号化することができれば(たとえば、32より小さな整数が、5ビットで符号化されれば)、次の表現は、バイトの境界ではなく、現在のバイトの6番目のビットで始まる。
【0032】
最終的なPER符号化メッセージは、特に、種々のサイズを有する一連のビットのフィールドを有し、各フィールドは、また、一連の他のフィールドであるので、理解するのが非常に困難であるものとして知られている。
【0033】
以前は、RASメッセージは、復号するのに非常に複雑なソフトウェアツールを必要とした。手で符号を書くのが不正確であるような複雑なメッセージ・セットに対しては、特にそうである。以前は、ソフトウェアツールは、PERメッセージを完全に復号しなければならず、時間がかかるものであった。
【0034】
この復号は、典型的にはゲートキーパで実行される。
【0035】
ここでは、ディスパッチに必要なデータ、すなわち、メッセージタイプおよび会議IDだけを読み取るために、demux320のレベルにおいて実行される簡単な複合方法を提案する。この部分的な復号は、ASN.1構造がツリー構造であるという事実および関心のあるデータは、このツリー構造の最初のルートの領域から離れてはいないという事実に依拠している。メッセージタイプの表示は、まさに最初のフィールドの一つであるので、部分復号プロセスは、最初にメッセージタイプ・フィールドを読み取る。その後、メッセージタイプにしたがって、本プロセスは会議IDフィールドがあれば、その位置を導き出す。
【0036】
たとえば、demuxは、各々文字列を表す三つのフィールドの後に、会議IDフィールドが位置していることを導き出す。会議IDの前のフィールドをスキップするために、demuxモジュールは、ここで、ASN.1データ構造において会議IDに先行するかもしれない全てのフィールドを知る必要がある。
【0037】
本部分復号方法は、ツリー構造に結果として現れるフィールドを検査し、関係のないフィールドをスキップする。PER復号において、各フィールドのサイズは、固定符号化長フィールドに対しては予め知られているか、可変符号化長フィールドに対してはメッセージに示されている。このために、本部分復号方法は、フィールドを読む必要なく、飛び越えることができる。
【0038】
この簡単な復号アルゴリズムは、2段階で実行される。第1段階は、RASメッセージのタイプを抽出することである。第2段階において、抽出したタイプにしたがって、メッセージが呼に属すれば、会議IDが抽出される。
【0039】
タイプを抽出することは、メッセージの先頭のビットだけに関係する。RASメッセージの先頭は、以下のとおりである。
【0040】
ビット番号0:拡張ビット
ビット番号1からビット番号5:メッセージタイプ
ビット番号6以降:ペイロード
メッセージタイプは、メッセージのビット番号1からビット番号5から読取れる整数値である。
【0041】
会議識別子(CID)フィールドの場所は、メッセージタイプおよびメッセージの実際の内容に依存する。先行する段階からメッセージのタイプを知っているので、CIDの前の全てのメッセージフィールドをスキップする。
【0042】
フィールドがスカラー値であれば、その長さは、PER規格にしたがって分かる。固定長であるか、または、メッセージから読取れる。フィールドがデータ構造であれば、このデータ構造内の各フィールドをまたスキップすることができる。
【0043】
たとえば、メッセージペイロードが以下の構造を有する許可メッセージ(許可要求すなわちARQ)を考察する。
【0044】
【0045】
許可要求(ARQ)メッセージは、いくつかの可能な拡張子(“”マーカを含む)といくつかのオプションのフィールドを保持する。メッセージ拡張子は、会議IDの後に位置するので、PER表現における先頭拡張ビットをスキップすることができる。メッセージは、CIDの前にいくつかのオプションのフィールドを有するので、オプション存在マスクを構成する次の7ビットを保管する必要がある。
【0046】
「requestSeqNum」 フィールドは、16ビット整数である。PER規格によれば、当該フィールドは16ビットを占め、バイトに調整される。したがって、このフィールドはスキップすることができる。
【0047】
「callType」フィールドは、実際には拡張可能な列挙であり、以下のように規定される。
【0048】
【0049】
拡張ビットに依存して、呼タイプ属性の値は、既知の4タイプの内の一つに属するかまたは拡張されたものである。この場合には、拡張ビットおよび属性の値をあらわす2ビットをスキップすることができる。後者の場合には、拡張ビットおよび選択拡張のためのPER規格による実際の拡張をスキップすることができる。
【0050】
「callMdel」フィールドはオプションであり、その存在は、メッセージ処理の開始におけるオプションビットマスクで識別される。存在すれば、PER表現にしたがってスキップすることができる。そして、メッセージの各フィールドおよび場合によってはサブフィールドは、CIDに到達するまでスキップすることができる。その後、ARQからCIDを読み取ることができる。
【0051】
本復号方法は、所望のフィールドに到達する前にツリー構造のいくつかのブランチを走査してもよい。しかしながら、階層構造の最初のレベルの数フィールドに関心があるので、最高レベルのフィールドだけを走査することによって、非常に短時間でCID値にアクセスすることができる。
【0052】
本システムは、全ての既知の呼に対して、ゲートキーパ・インスタンスを会議IDのものに合わせるテーブルを含む。
【0053】
呼の登録メッセージまたは最初の許可メッセージに間する限り、これらのメッセージをディスパッチするのに使用される負荷均衡ポリシーは、ディスパッチアルゴリズムの残りの部分に全く無関係であり得る。H323呼識別子とゲートキーパ・インスタンスとの間の対応をなすテーブル、H323呼識別子のタプルまたはハッシュ関数に依拠することもできる。登録および許可は、最も典型的なメッセージである。
【0054】
本方法は、ゲートキーパが受信し得るどのようなメッセージにも適用される。メッセージが呼に関係していなければ、登録メッセージモデルにしたがって処理される。メッセージが呼に属していれば、許可メッセージモデルにしたがって処理される。
【0055】
RASゲートキーパ発見または位置要求のようなRASメッセージに関する限り、「GKルート」と呼ばれる専用のゲートキーパ・インスタンスに送られる。
【0056】
本方法は、全てのH323端点および全てのタイプの端末と適合している。呼が確立されたときにメッセージを交換する端末は、たとえば、IP電話、通常の電話、たとえば、ゲートウェイを介した、テレビ会議端末またはパーソナルコンピュータであってもよい。
【0057】
IPネットワークは、インターネットまたはイントラネット・ネットワークのように、ローカルであろうとなかろうと、どのようなIPネットワークであってもよいことを理解すべきである。
【0058】
本発明の態様を以下に例示する。
【0059】
1.インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムに到着するメッセージを処理するための方法であって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連の当該メッセージを処理することができる複数のサブプロセスを含み、当該方法は、ゲートキーパ・システムに到着したメッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするステップであって、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージが送られたものと同じサブプロセスに送ることを含むステップを備える方法。
【0060】
2.メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別するステップが、メッセージが、以前のメッセージと同じ会議識別子を有するか否かを識別するステップを含む上記1に記載の方法。
【0061】
3.H323ネットワークに適用される上記1の方法。
【0062】
4.ディスパッチされるメッセージが「登録、許可および状態(RAS)」メッセージである上記3に記載の方法。
【0063】
5.メッセージが登録メッセージであるか許可メッセージであるかを識別することと、メッセージが登録メッセージとして識別されれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいてメッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定することを含む上記4に記載の方法。
【0064】
6.メッセージが登録メッセージであるか許可メッセージであるかを識別することと、メッセージが許可メッセージであれば、メッセージが呼の最初の許可メッセージであるか否かを決定することと、最初の許可メッセージであれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいてメッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定することを含む上記4に記載の方法。
【0065】
7.ディスパッチされるメッセージが、符号化された形でゲートキーパ・システムに入り、複数のフィールドを備え、当該複数のフィールドの内の一つまたは複数のフィールドは呼を識別するデータを含み、ディスパッチするステップは、メッセージを部分的にのみ復号することを含み、復号された部分は、当該呼を識別するデータを含む当該一つまたは複数のフィールドを含む上記1に記載の方法。
【0066】
8.呼を識別するデータを含む前記一つまたは複数のフィールドを見つけるまで、メッセージのフィールドを順番に検査することをさらに含む上記7に記載の方法。
【0067】
9.メッセージのタイプを示す一つまたは複数のフィールド読み込むことと、メッセージのタイプに基づいて、呼識別データを含む前記一つまたは複数のフィールドの前に置かれたフィールドに関する、一連のフィールドのタイプを導き出すことをさらに含む、上記8に記載の方法。
【0068】
10.フィールドを順番に検査するときにオプションのフィールドが見つかるはずであるか否かを決定するために、呼識別データを含む前記一つまたは複数のフィールドの前に、オプションのフィールドが存在するか否かを示すフィールドを検査することをさらに含む、上記9に記載の方法。
【0069】
11.インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムであって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連の当該メッセージを処理することができる複数のサブプロセスを機能させ、ゲートキーパ・システムは、メッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするように構成され、さらに、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに送る手段を有するゲートキーパ・システム。
【0070】
12.メッセージが、以前のメッセージと同じ会議識別子を有するか否かを識別する手段をさらに含み、同じ会議識別子を有する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送る、上記11に記載のゲートキーパ・システム。
【0071】
13.インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システム用の構成要素であって、当該構成要素に到着したメッセージを複数のサブプロセスにディスパッチする手段を含み、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別することができ、同じ呼に属する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送ることができる構成要素。
【0072】
14.メッセージが以前のメッセージと同じ会議識別子を有するか否かを識別する手段を含み、同じ会議識別子を有する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送る、上記13に記載の構成要素。
【0073】
15.インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムに到着するメッセージを処理するための方法であって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連の当該メッセージを処理することができる複数のサブプロセスを含み、さらに、メッセージは、符号化された形でゲートキーパ・システムに入り、複数のフィールドを備え、そのうちの少なくとも一つは呼を識別するデータを含み、当該方法は、ゲートキーパ・システムに到着したメッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするステップであって、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージと同じサブプロセスに送るステップを備え、さらに、ディスパッチするステップがメッセージを部分的にのみ復号することを含み、復号された部分は、当該呼を識別するデータを含む当該一つまたは複数のフィールドを含む方法。
【0074】
16.上記1の方法にしたがって機能するゲートキーパ・システム。
【0075】
17.上記15の方法にしたがって機能するゲートキーパ・システム。
【0076】
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による簡単なIP信号ネットワークを示す。
【図2】従来技術による、呼準備中の発呼者、被呼者およびゲートキーパの間のメッセージの交換を示す図である。
【図3】従来技術による、呼解放中の発呼者、被呼者およびゲートキーパの間のメッセージの交換を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態によるゲートキーパ・システムを表す。
【符号の説明】
300 ゲートキーパ
310n ゲートキーパ・インスタンス
320 demuxモジュール
450 ネットワーク

Claims (15)

  1. インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムに到着するメッセージを処理するための方法であって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連の当該メッセージを処理することができる複数のサブプロセスを含み、当該方法は、ゲートキーパ・システムに到着したメッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするステップを含み、当該ディスパッチするステップは、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージが送られたものと同じサブプロセスに送ることを含み、当該メッセージが登録メッセージであるか否かを識別することと、当該メッセージが登録メッセージとして識別されれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいて当該メッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定することをさらに含む、方法。
  2. インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムに到着するメッセージを処理するための方法であって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連の当該メッセージを処理することができる複数のサブプロセスを含み、当該方法は、ゲートキーパ・システムに到着したメッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするステップを含み、当該ディスパッチするステップは、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージが送られたものと同じサブプロセスに送ることを含み、当該メッセージが許可メッセージであるか否かを識別することと、当該メッセージが許可メッセージであれば、当該メッセージが呼の最初の許可メッセージであるか否かを決定することと、最初の許可メッセージであれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいて当該メッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定することをさらに含む、方法。
  3. メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別するステップが、メッセージが、以前のメッセージと同じ会議識別子を有するか否かを識別するステップを含む請求項1または2に記載の方法。
  4. H323ネットワークに適用される請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. ディスパッチされるメッセージが「登録、許可および状態(RAS)」メッセージである請求項に記載の方法。
  6. ディスパッチされるメッセージが、符号化された形でゲートキーパ・システムに入り、複数のフィールドを備え、当該複数のフィールドの内の一つまたは複数のフィールドは呼を識別するデータを含み、ディスパッチするステップは、メッセージを部分的にのみ復号することを含み、復号された部分は、当該呼を識別するデータを含む当該一つまたは複数のフィールドを含む請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  7. 呼を識別するデータを含む前記一つまたは複数のフィールドを見つけるまで、メッセージのフィールドを順番に検査することを含む請求項に記載の方法。
  8. メッセージのタイプを示す一つまたは複数のフィールド読み込むことと、メッセージのタイプに基づいて、呼識別データを含む前記一つまたは複数のフィールドの前に置かれたフィールドに関する、一連のフィールドのタイプを導き出すことをさらに含む、請求項6または7に記載の方法。
  9. フィールドを順番に検査するときにオプションのフィールドが見つかるはずであるか否かを決定するために、呼識別データを含む前記一つまたは複数のフィールドの前に、オプションのフィールドが存在するか否かを示すフィールドを検査することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  10. インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムであって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連のメッセージを処理することができる複数のサブプロセスを機能させ、ゲートキーパ・システムは、メッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするように構成され、さらに、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに送り、当該メッセージが登録メッセージであるか否かを識別し、当該メッセージが登録メッセージとして識別されれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいて当該メッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定するように構成された、ゲートキーパ・システム。
  11. インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システムであって、ゲートキーパ・システムは、各々が一連のメッセージを処理することができる複数のサブプロセスを機能させ、ゲートキーパ・システムは、メッセージを別々のサブプロセスにディスパッチするように構成され、さらに、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別し、同じ呼に属する場合には、当該メッセージを、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに送り、当該メッセージが許可メッセージであるか否かを識別し、当該メッセージが許可メッセージであれば、当該メッセージが呼の最初の許可メッセージであるか否かを決定し、最初の許可メッセージであれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいて当該メッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定するように構成された、ゲートキーパ・システム。
  12. メッセージが、以前のメッセージと同じ会議識別子を有するか否かを識別する手段をさらに含み、同じ会議識別子を有する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送る、請求項10または11に記載のゲートキーパ・システム。
  13. インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システム用の構成要素であって、当該構成要素に到着したメッセージを複数のサブプロセスにディスパッチする手段を含み、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別することができ、同じ呼に属する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送り、当該メッセージが登録メッセージであるか否かを識別し、当該メッセージが登録メッセージとして識別されれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいて当該メッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定するように構成された、構成要素。
  14. インターネットプロトコール・ネットワークのゲートキーパ・システム用の構成要素であって、当該構成要素に到着したメッセージを複数のサブプロセスにディスパッチする手段を含み、メッセージが以前のメッセージと同じ呼に属するか否かを識別することができ、同じ呼に属する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送り、当該メッセージが許可メッセージであるか否かを識別し、当該メッセージが許可メッセージであれば、当該メッセージが呼の最初の許可メッセージであるか否かを決定し、最初の許可メッセージであれば、種々のサブプロセスの負荷を均衡させるために、種々のサブプロセスの現在の負荷に基づいて当該メッセージがディスパッチされるサブプロセスを決定するように構成された、構成要素。
  15. メッセージが以前のメッセージと同じ会議識別子を有するか否かを識別する手段を含み、同じ会議識別子を有する場合には、当該以前のメッセージを処理したサブプロセスに当該メッセージを送る、請求項13または14に記載の構成要素。
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