JP3886735B2 - 回路遮断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源部と負荷部との間を電気的に遮断するための回路遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば電気自動車では、バッテリーである電源の容量が通常のガソリンエンジン車等に較べて大容量であるため、電気系統等をメンテナンスするような場合には回路遮断装置によって電源回路を開放して作業安全性を確保する。この種の従来の回路遮断装置としては、図14に示すものがある。
【0003】
図14に示すように、回路遮断装置100は、制御ユニット101によってそれぞれ開閉制御されるメインリレー102とサブリレー103とを有し、このメインリレー102とサブリレー103とには電源部104に接続される電源側端子105,106と負荷部107に接続される負荷側端子108,109とが共に設けられている。サブリレー103の負荷側端子109は抵抗110を介して負荷部107に接続されたものとされている。
【0004】
上記構成において、メインリレー102及びサブリレー103が開位置にあって電源回路を閉じる場合には、制御ユニット101によって先にサブリレー103を閉じ、これより所定時間経過後にメインリレー102を閉じる制御を行う。サブリレー103を最初に閉じることにより抵抗110を介して電源部104と負荷部107とが接続されるため、小さな電流で負荷部107のコンデンサ等が充電され、充電完了した後にメインリレー102を閉じて電源部104と負荷部107とが抵抗を介さずに直接接続されるようにしたものである。
【0005】
つまり、負荷部107にコンデンサなどを有する場合にあって、サブリレー103を有さずにメインリレー102のみを有し、電源部104と負荷部107とが抵抗を介さずにいきなり直接接続されると、電源側端子105と負荷側端子108とが接触される際に大きな電流がこれら端子間を介してコンデンサなどに流れるため、端子105,108間にアーク放電が発生し、端子105,108が溶損する事態が発生する。そこで、メインリレー102の他にサブリレー103を設けてこのようなアーク放電による端子の熔損を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の回路遮断装置100では、メインリレー102とサブリレー103という2つのリレーが必要であると共にこれらを制御する制御ユニット101が必要であるため、コストが高く、装置が複雑で大型化する等の問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、2つのリレースイッチ及びその制御回路を用いることなく小型で安価にアーク放電による端子の熔損を防止できる回路遮断装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、負荷部に接続されている負荷側端子と、電源部に接続されている電源側端子と、この電源側端子に接続されている犠牲電極とをそれぞれ装置本体に設け、この装置本体に対し可動プラグを回路開位置と回路閉位置との間で移動自在に設け、この可動プラグの導電部が回路開位置から回路閉位置に移動される過程で最初に前記負荷側端子に接触し、次に前記負荷側端子に接続された状態で前記犠牲電極に接触し、最後に前記負荷側端子及び前記犠牲電極に接続された状態で前記電源側端子に接触するよう前記負荷側端子と前記電源側端子と前記犠牲電極とが前記可動プラグの移動方向にシフトして配置され、前記可動プラグの前記導電部が前記犠牲電極に対し最初に接触する面と、前記可動プラグの前記導電部が前記電源側端子に接触する面とが異なり、前記可動プラグの前記導電部は移動方向に沿って延びる側面とその先端側にテーパ面を有し、前記可動プラグの前記導電部が前記犠牲電極に対し最初に接触する面は、前記可動プラグの導電部の先端のテーパ面であり、前記可動プラグの前記導電部が前記電源側端子に接触する面は、前記可動プラグの前記導電部の側面であることを特徴とする。
【0009】
この回路遮断装置では、可動プラグを回路開位置から回路閉位置に移動すると、可動プラグの導電部が電源側端子よりも先に犠牲電極に接触し、可動プラグの導電部が犠牲電極に接触すると、犠牲電極を介して電源部より負荷部に電流が通電され、負荷部への通電がなされた後に可動プラグの導電部が電源側端子に接触することから可動プラグの導電部と電源側端子との間にアーク放電が発生することがなく、又、部品としては電源側端子と、負荷側端子と、これらを電気的に接続する可動プラグの他に犠牲電極のみである。
また、この回路遮断装置では、可動プラグの導電部が犠牲電極と最初に接触する面にはアーク放電によるアーク痕が残る可能性があり、このアーク痕が残る可能性のある面には電源側端子が接触しない。
さらに、この回路遮断装置では、可動プラグの導電部の先端のテーパ面がアーク痕の残る可能性のある面とされ、可動プラグの導電部の側面が電源側端子が接触する面とされる。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載の回路遮断装置であって、前記犠牲電極は、前記電源側端子に抵抗を介して接続された抵抗付き犠牲電極と、前記電源側端子に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極とから構成され、前記可動プラグの前記導電部が回路開位置から回路閉位置に移動される過程で最初に前記抵抗付き犠牲電極に接触し、その後に前記スルー犠牲電極に接触するよう前記抵抗付き犠牲電極と前記スルー犠牲電極とが前記可動プラグの移動方向にシフトして配置されたことを特徴とする。
【0011】
この回路遮断装置では、請求項1の発明の作用に加え、可動プラグの導電部が抵抗付き犠牲電極に接触すると、電源部が抵抗を介して負荷部に接続されることから小さい電流しか流れずに突入電流が導電部と抵抗付き犠牲電極間に流れることがなく、次に、可動プラグの導電部がスルー犠牲電極に接触すると、電源部が抵抗を介さずに負荷部に直接接続されるが、先の通電によってある程度の電流が通電されていることから突入電流が導電部とスルー犠牲電極間に流れることがない。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1記載の回路遮断装置であって、前記犠牲電極は、前記電源側端子に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極のみから設けられたことを特徴とする。
【0013】
この回路遮断装置では、請求項1の発明の作用に加え、犠牲端子は電源側端子に対し単に電気的にスルー接続すれば良い。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1〜8は本発明の第1実施形態を示し、図1(A)は回路遮断装置1Aの正面図、図1(B)は回路遮断装置1Aの右側面図、図1(C)は回路遮断装置1Aの底面図、図2はカバー5の内面図、図3は各端子・電極部品が固定されたベース部材4の内面図、図4は図1(B)のA−A線断面図、図5は可動プラグ3の正面図、図6は回路遮断装置1Aを搭載した電源回路の回路図、図7は可動プラグ3が抵抗付き犠牲端子35に接触した状態を示すベース部材4の内面図、図8(A)は可動プラグ3の導電部41が抵抗付き犠牲電極35に接触した状態を示す要部概略図、図8(B)は可動プラグ3の導電部41がスルー犠牲電極36に接触した状態を示す要部概略図である。
【0020】
図1〜図6に示すように、回路遮断装置1Aは、装置本体2と、この装置本体2に挿入、引き抜き自在の可動プラグ3とから構成されている。装置本体2は、図1、図3及び図4に詳しく示すように、ベース部材4とカバー5とが互いの接合面を突き合わせた状態で接合されており、全体でほぼ四角柱形状を有している。この四角柱形状の装置本体2内にはその中心軸Cの方向に沿って部品収容室6とプラグ挿入室7とが設けられており、部品収容室6とプラグ挿入室7とは導電部挿入孔8を介して連通されている。プラグ挿入室7及び導電部挿入孔8は、装置本体2の中心軸Cを中心として円柱状スペースに形成され、可動プラグ3は装置本体2の中心軸Cを挿入中心軸として挿入される。又、可動プラグ3の導電部41は、導電部挿入孔8を通って部品収容室6に進入される。
【0021】
プラグ挿入室7の一端は外部に開口され、この開口部分がプラグ挿入口9とされている。このプラグ挿入口9より可動プラグ3を装置本体2に挿入し、挿入された可動プラグ3を引き抜くことができる。そして、可動プラグ3は装置本体2のプラグ挿入口9より引き出された位置が回路開位置であり、プラグ挿入口9より可動プラグ3を装置本体3内に完全に挿入された位置が回路閉位置であり、この実施形態では可動プラグ3の導電部41を挿入・引き出しすることによって回路開位置と回路閉位置との間を移動自在に設けられている。
【0022】
又、プラグ挿入口9は、可動プラグ3の下記する操作レバー40の最大径部分より若干だけ大きな径に形成されている。プラグ挿入室7は、可動プラグ3の下記する円柱支持部40bより若干だけ大きい径に形成されており、プラグ挿入室7の内周面には可動プラグ3をガイドするためのガイド溝10が180度対向位置に2箇所設けられている。この2箇所の各ガイド溝10は、プラグ挿入口9の開口位置では可動プラグ3の下記する突起42に較べて数倍大きな幅で、プラグ挿入口9より奥に向かうに従って徐々に幅が狭くなる突起拾い部10aと、この突起拾い部10aの最奥で連通され、可動プラグの突起42の幅より若干だけ広い程度の一定幅で、装置本体2の中心軸Cの方向に向かって奥に延びる直進用ガイド部10bと、この直進用ガイド部10bの最奥で連通され、可動プラグ3の突起42の幅より若干だけ広い一定幅で、装置本体2の中心軸Cの直交方向に対し斜め方向に奥に延びる回転用ガイド部10cとから構成されている。
【0023】
又、部品収容室6にはアース側端子11と負荷側端子12と犠牲電極14と電源側端子13とが可動プラグ3のプラグ挿入口側よりこの順序で収容され、これら端子11,12,13及び犠牲電極14は全てベース部材4に固定されている。
【0024】
アース側端子11は、ベース部材4の内面に接触状態で配置されたアースブスバー15と、一対の支持ピン部16に回転自在に支持され、装置本体2の中心軸Cを境として左右に配置された絶縁製の一対の接点部ホルダー17と、この一対の接点部ホルダ17に固定され、且つ、アースブスバー15に回転位置にかかわらず接触している一対の接点部18と、一対の接点部ホルダ17を互いに当接するよう中心側(接触位置側)に付勢する一対のアーススプリング19とから構成されている。つまり、図3に示すように、可動プラグ3の導電部41が一対の接点部ホルダー17間に挿入されていない状態では、一対の接点部ホルダー17がアーススプリング19のスプリング力を受けて互いに当接し、一対の接点部18が負荷側端子12の下記する円筒リング部21に接触する接触位置に位置され、又、図7に示すように、可動プラグ3の導電部41が一対の接点部ホルダー17間に挿入された状態では、一対の接点部ホルダ18が可動プラグ3の押圧力により各アーススプリング19のスプリング力に抗して互いに離間する方向aに回転し、一対の接点部18が負荷側端子12の円筒リング部21より離間する離間位置に位置される。接触位置ではアース側端子11と負荷側端子12とが電気的に接続され、離間位置ではアース側端子11と負荷側端子12とが電気的に遮断される。
【0025】
又、アースブスバー15の一端側はカバー5の孔5aより外部に突出され、この突出部分がアース接続端子20とされている。このアース接続端子20を用いて電源回路がアースされる(図6参照)。
【0026】
負荷側端子12は、装置本体2の中心軸Cを中心として配置された導電製の円筒リング部21と、この円筒リング部21の内周面に配置され、拡径方向に弾性変形可能な導電性の多点接触バネ部材22と、円筒リング部21及び多点接触バネ部材22の犠牲電極14側に取り付けられた絶縁製の樹脂キャップ23から構成されている。円筒リング部21は、ブラケット24を介してネジ25でベース部材4に固定されている。そして、この円筒リング部21内に可動プラグ3が挿入されることによって可動プラグ3と負荷側端子12とが電気的に接続される。円筒リング部21には延長プレート部が設けられ、この延長プレートがベース部材4の孔4aより外部に突出され、この突出部分が負荷接続端子26とされている。この負荷接続端子26を用いて負荷部27と電気的に接続されている(図6参照)。
【0027】
電源側端子13は、負荷側端子12と同様に、装置本体2の中心軸Cを中心として配置された導電製の円筒リング部28と、この円筒リング部28の内周面に配置され、拡径方向に弾性変形可能な導電製の多点接触バネ部材29と、円筒リング部28及び多点接触バネ部材29の犠牲電極14側に取り付けられた絶縁製の樹脂キャップ30から構成されている。円筒リング部28は、ブラケット31を介してネジ32でベース部材4に固定されている。そして、この円筒リング部28内に可動プラグ3が挿入されることによって可動プラグ3と電源側端子13とが電気的に接続される。円筒リング部21には延長プレート部が設けられ、この延長プレート部がベース部材4の孔4bより外部に突出され、この突出部分が電源接続端子33とされている。この電源接続端子33を用いて電源部34と電気的に接続されている(図6参照)。
【0028】
犠牲電極14は、上述したように負荷側端子12と電源側端子13との間に配置され、抵抗付き犠牲電極35とスルー犠牲電極36との2端子から構成されている。抵抗付き犠牲電極35とスルー犠牲電極36とは、装置本体2の中心軸Cより左右別々にシフトした位置で、且つ、抵抗付き犠牲電極35がスルー犠牲電極36より負荷側端子12よりに配置されている。抵抗付き犠牲電極35とスルー犠牲電極36とは、電源側端子13を締結する左右のネジ32で共締めされた導電製の各弾性アーム部37,38で支持され、この各弾性アーム部37,38の弾性変形によって装置本体2の中心軸Cより更に離間する方向(図3のb、c矢印方向)に移動可能に設けられている。又、抵抗付き犠牲電極35側の弾性アーム部37の途中には抵抗39が設けられ、抵抗付き犠牲電極35は抵抗39を介して電源側端子13に電気的に接続されている。スルー犠牲電極36側の弾性アーム部38には抵抗が設けられておらず、スルー犠牲電極36は抵抗を介さずに電源側端子13に電気的に接続されている(図6参照)。
【0029】
可動プラグ3は、図5に示すように、操作レバー40と、この操作レバー40に回転自在に支持された導電部41とから構成されている。操作レバー40は、合成樹脂等の絶縁体にて形成され、操作者が指でつまむことができるつまみ部40aと、このつまみ部40aに一体に設けられ、導電部41を回転自在に支持する円柱支持部40bとから構成されている。円柱支持部40bには180度対向位置に突起42が設けられている。導電部41は、導電部材にて形成され、細長い円柱ロッド状を有している。円柱ロッド状の側面41aは移動方向に沿って延び、その先端側に先端に向かうに従って縮径するテーパ面43が形成されている。
【0030】
次に、上述した回路遮断装置1Aによる電源回路の回路開閉動作を説明する。可動プラグ3が装置本体2に挿入されていない状態が可動プラグ3の回路開位置であり、この回路開位置の可動プラグ3を導電部41の先端面を先頭として装置本体2のプラグ挿入口9より挿入する。すると、可動プラグ3の導電部41が導電部挿入孔8より部品収容室6に進入し、先ず導電部41の先端面が一対の接点部ホルダー17に当接する。この一対の接点部ホルダー17を付勢する一対のアーススプリング19のスプリング力に抗して可動プラグ3を挿入すると、一対の接点部ホルダー17が一対のアーススプリング19のスプリング力に抗して支持ピン部16を中心に回転し導電部41の挿入が許容されると共に一対の接点部18が円筒リング部21より離間してアース側端子11と負荷側端子12とが電気的に遮断される。
【0031】
この位置より更に可動プラグ3を挿入すると、導電部41の先端が負荷側端子12の円筒リング部21に挿入され、導電部41の円周状の側面41aが円筒リング部21内のリング状の多点接触バネ部材22に弾性力を受けた状態で接触される。導電部41の先端が円筒リング部21を出る位置まで挿入されると、可動プラグ3の挿入回転位置が正しい場合には操作レバー40の一対の突起42が装置本体2のガイド溝10の突起拾い部10aに進入する。
【0032】
可動プラグ3の導電部41の先端が負荷側端子12の円筒リング部21を抜けると、図7に示すように、導電部41の先端が抵抗付き犠牲電極35に接触される。すると、抵抗付き犠牲電極35と負荷側端子12が導電部41を介して電気的に接続され、この結果、電源部34と負荷部27とが電気的に接続されるため、負荷部27のコンデンサ等に電源部34より電流が流れるが、抵抗39を介して負荷部27に接続されることから小さい電流しか流れない。つまり、突入電流が導電部41と抵抗付き犠牲電極35間に流れることがない。
【0033】
次に、可動プラグ3の導電部41がスルー犠牲電極36に接触する。すると、電源部34が抵抗を介さずに負荷部27に直接電気的に接続されるが、先の通電によってある程度の電流が通電されていることから突入電流が導電部41とスルー犠牲電極36間に流れることがない。そして、抵抗付き犠牲電極35と導電部41との接触時、及び、スルー犠牲電極36と導電部41との接触時にそれぞれそれらの間でアーク放電が発生する可能性があるが、導電部41が抵抗付き犠牲電極35及びスルー犠牲電極36と最初に接触する面は先端のテーパ面43であるため、アーク痕が残るとすればテーパ面43に残り、円周状の側面41aにアーク痕が残ることがない。
【0034】
又、可動プラグ3の導電部41が犠牲電極14の一対の電極片部35に接触する位置まで挿入されると、可動プラグ3の突起42がガイド溝10の突起拾い部10aにガイドされることによって直進用ガイド部10bに進入し、これによって操作レバー40が正規の回転位置に位置される。
【0035】
可動プラグ3が更に挿入され、可動プラグ3の突起42が直線用ガイド部10bの最奥まで達すると、操作レバー40aが時計回転方向に180度回転する。すると、突起部42が回転用ガイド部10cに沿って回転用ガイド部10cの奥まで移動し、この回転移動によって可動プラグ3の導電部41が回転用ガイド部10cの中心軸C方向のストローク分だけ奥に進入する。このストロークによって導電部41が電源側端子13の円筒リング部28に挿入され、導電部41の円周状の側面41aが円筒リング部28内のリング状の多点接触バネ部材29に弾性力を受けた状態で接触される。ここで、負荷側端子12と電源側端子13とが導電部41を介して接続されるが、負荷部27のコンデンサ等には犠牲電極14を介して既に電流が供給済みであるため、アーク放電が発生することがない。
【0036】
そして、図10に示すように、可動プラグ3の突起42が回転用ガイド部10cの最奥に位置する位置が可動プラグ3の回路閉位置であり、これで可動プラグ3の挿入操作が完了する。
【0037】
又、可動プラグ3が回路閉位置にあって、可動プラグ3を装置本体2に対して反時計回転方向に180度回転させる。これにより、可動プラグ3の突起42が回転用ガイド溝10cを移動して直進用ガイド溝10bの最奥位置に達する。この回転により導電部41が電源側端子13の円筒リング部28より抜け出る。これによって、電源側端子13と負荷側端子12との導電部41を介しての接続が遮断されるが、電源部34と負荷部27との間はスルー犠牲電極36によって接続されているため、導電部41と電源側端子13の間でアーク放電が発生することがない。
【0038】
可動プラグ3を更に引き抜くと、導電部41よりスルー犠牲電極36及び抵抗付き犠牲電極35の順で非接続となる。そして、電源部34と負荷部27との間で電位差等があればアーク放電が発生する可能性があるが、導電部41がスルー犠牲電極36及び抵抗付き犠牲電極35と離間する面は先端のテーパ面43であるため、アーク痕が残るとすればテーパ面43に残り、円周状の側面41aにアーク痕が残ることがない。
【0039】
可動プラグ3を更に引き抜くと、導電部41が負荷側端子12の円筒リング部21より抜け出し、その後に一対の接点部ホルダ17間より退出する。一対の接点部ホルダー17より導電部41が抜け出ると、一対の接点部ホルダー17が一対のアーススプリング19のスプリング力によって各支持ピン部16を中心に回転し互いに当接する位置に位置される。この一対の接点部ホルダー17の回転によって一対の接点部18が負荷側端子12の円筒リング部21に接触し、アース側端子11と負荷側端子12とが電気的に接続される。これにより負荷部27のコンデンサ等に帯電された帯電電流が負荷側側端子12とアース側端子11を介して放電される。
【0040】
可動プラグ3を更に引き抜くと、可動プラグ3が装置本体2のプラグ挿入口9より引き出され、これで可動プラグ3の引き出し操作が完了する。
【0041】
以上、上記回路遮断装置1Aでは、可動プラグ3を回路開位置から回路閉位置に移動すると、可動プラグ3の導電部41が電源側端子13よりも先に犠牲電極14に接触し、可動プラグ3の導電部41が犠牲電極14に接触すると、犠牲電極14を介して電源部34より負荷部27に電流が通電され、負荷部27への通電がなされた後に可動プラグ3の導電部41が電源側端子13に接触することから可動プラグ3の導電部41と電源側端子13との間にアーク放電が発生することがない。そして、回路遮断装置1Aの端子部品としては電源側端子13と、負荷側端子12と、これらを電気的に接続する可動プラグ3の他に犠牲電極14のみであるため、従来例のように2つのリレースイッチ及びその制御回路を用いることなく小型で安価にアーク放電による端子の熔損を防止できる。
【0042】
この第1実施形態では、犠牲電極14は、電源側端子13に抵抗39を介して接続された抵抗付き犠牲電極35と、電源側端子13に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極36とから構成され、可動プラグ3の導電部41が回路開位置から回路閉位置に移動される過程で最初に抵抗付き犠牲電極35に接触し、その後にスルー犠牲電極36に接触するよう抵抗付き犠牲電極35とスルー犠牲電極36とが可動プラグ3の移動方向にシフトして配置されたので、可動プラグ3の導電部41が抵抗付き犠牲電極35に接触すると、電源部34が抵抗39を介して負荷部27に接続されることから小さい電流しか流れずに突入電流が導電部41と抵抗付き犠牲電極35間に流れることがなく、次に、可動プラグ3の導電部41がスルー犠牲電極36に接触すると、電源部34が抵抗を介さずに負荷部27に直接接続されるが、先の通電によってある程度の電流が通電されていることから突入電流が導電部41とスルー犠牲電極36間に流れることがない。従って、可動プラグ3の導電部41と犠牲端子14である抵抗付き犠牲電極35及びスルー犠牲電極36との間のアーク放電を最小限に抑えることができると共に、犠牲電極14である抵抗付き犠牲電極35及びスルー犠牲電極36に共に突入電流が流れず犠牲電極14の耐久性の向上を図ることができる。
【0043】
又、この第1実施形態では、可動プラグ3の導電部41は移動方向の先端にテーパ面43が設けられている。そして、可動プラグ3の挿入過程では、図8(A)、(B)に示すように、このテーパ面43に犠牲電極14の抵抗付き犠牲端子35及びスルー犠牲電極36が最初に接触し、可動プラグ3の引き出し過程では、このテーパ面43より犠牲電極14の抵抗付き犠牲電極35及びスルー犠牲電極36が最後に離間するため、可動プラグ3の導電部41のテーパ面43がアーク痕の残る可能性のある面とされ、可動プラグ3の導電部41の側面41aが電源側端子13が接触する面とされる。従って、アーク痕が残る可能性のあるテーパ面43には電源側端子13が接触しないため、可動プラグ3の導電部41と電源側端子13との間ではアーク痕による影響を受けない安定した接触状態が得られる。
【0044】
又、この第1実施形態の回路遮断装置1Aにあって、アーク放電により端子としてダメージを受けるのは、犠牲電極14である抵抗付き犠牲電極35とスルー犠牲電極36のみであるため、通電電流の大きさや可動プラグ3の挿入・引き出し回数を考慮して、抵抗付き犠牲電極35とスルー犠牲電極36に銅、銀、タングステン及びその合金類の高融点金属を用いたり、電極数や電極形状を大きくして電極容量を増やすことで耐久性を向上させることができる。
【0045】
尚、この第1実施形態では、抵抗付き犠牲電極35が1箇所にのみ設けられているが、互いに並列接続された複数の抵抗付き犠牲電極を装置本体2の中心軸C方向にシフトして配置し、複数の抵抗付き犠牲電極に可動プラグ3の導電部41が順々に接触するように設ければ、更にアーク放電を有効に防止できる。
【0046】
図9〜13は本発明の第2実施形態を示し、図9は可動プラグ3の正面図と各端子・電極部品が固定されたベース部材4の内面図、図10は回路遮断装置1Bの断面図、図11は回路遮断装置1Bを搭載した電源回路の回路図、図12は可動プラグ3がスルー犠牲電極45に接触した状態を示すベース部材4の内面図、図13は可動プラグ3の導電部41がスルー犠牲電極45に接触した状態を示す要部概略図である。
【0047】
図9〜図13に示すように、この第2実施形態の回路遮断装置1Bと前記第1実施形態の回路遮断装置1Aとを比較して異なるのは、犠牲電極14の構成のみであり、この第2実施形態の犠牲電極14は、左右一対のスルー犠牲電極45のみから設けられている。一対のスルー犠牲電極45は、装置本体2の中心軸Cの中心より左右別々にシフトした位置で、且つ、装置本体2の中心軸C方向(可動プラグ3の挿入方向)に対してシフトしない同じ位置に配置されている。一対のスルー犠牲電極45は、電源側端子13を締結する左右のネジ32で共締めされた導電製の各弾性アーム部46で支持され、この各弾性アーム部46の弾性変形によって装置本体2の中心軸Cより更に離間する方向に移動可能に設けられている。一対のスルー犠牲電極45は抵抗を介さずに電源側端子13に電気的に接続されている(図11参照)。
【0048】
他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】
この第2実施形態の回路遮断装置1Bにあっても前記第1実施形態と同様に、可動プラグ3を回路開位置から回路閉位置に移動すると、可動プラグ3の導電部41が電源側端子13よりも先にスルー犠牲電極45に接触し、可動プラグ3の導電部41がスルー犠牲電極45に接触すると、スルー犠牲電極45を介して電源部34より負荷部27に電流が通電され、負荷部27への通電がなされた後に可動プラグ3の導電部41が電源側端子13に接触することから可動プラグ3の導電部41と電源側端子13との間にアーク放電が発生することがない。そして、回路遮断装置1Bの端子部品としては電源側端子13と、負荷側端子12と、これらを電気的に接続する可動プラグ3の他にスルー犠牲電極45のみであるため、従来例のように2つのリレースイッチ及びその制御回路を用いることなく小型で安価にアーク放電による端子の熔損を防止できる。
【0050】
又、この第2実施形態にあっても、可動プラグ3の導電部41には先端にテーパ面43が設けられている。そして、可動プラグ3の挿入過程では、図13に示すように、このテーパ面43にスルー犠牲電極45が最初に接触し、可動プラグ3の引き出し過程では、このテーパ面43よりスルー犠牲電極45が最後に離間し、可動プラグ3の導電部41の先端のテーパ面43がアーク痕の残る可能性のある面とされ、可動プラグ3の導電部41の側面41aが電源側端子13が接触する面とされる。従って、アーク痕が残る可能性のあるテーパ面43には電源側端子13が接触しないため、可動プラグ3の導電部41と電源側端子13との間ではアーク痕による影響を受けない安定した接触状態が得られる。
【0051】
又、この第2実施形態では、犠牲電極14は、電源側端子13に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極45のみから設けられているので、犠牲電極14は電源側端子13に対し単に電気的にスルー接続すれば良いため、構成が簡単である。
【0052】
又、この第2実施形態の回路遮断装置1Bにあって、アーク放電により端子としてダメージを受けるのは、犠牲電極14であるスルー犠牲電極45のみであるため、通電電流の大きさや可動プラグ3の挿入・引き出し回数を考慮して、スルー犠牲電極45に銅、銀、タングステン及びその合金類の高融点金属を用いたり、電極数や電極形状を大きくして電極容量を増やすことで耐久性を向上させることができる。
【0053】
又、この第2実施形態では、一対のスルー犠牲電極45は、装置本体2の中心軸方向(可動プラグ3の挿入方向)に対してシフトいない同じ位置に配置されているので、一対のスルー犠牲電極45が可動プラグ3の導電部41に同時に接触するため、電極容量が大きく耐久性の向上に寄与する。
【0054】
以上、第1及び第2実施形態によれば、可動プラグ3の導電部41のテーパ面43が犠牲電極14に最初に接触し、その後に導電部41の移動により弾性変形して導電部41の移動方向に沿って配置される側面41aに接触し、この側面41aが電源側端子13の接触面とされているが、テーパ面43と側面41aにかかわらず、可動プラグ3の導電部41が犠牲電極14に対し最初に接触する面と、可動プラグ3の導電部41が電源側端子13に接触する面とが異なるように設ければ、可動プラグ3の導電部41と電源側端子13との間でアーク痕による影響を受けない安定した接触状態が得られる。
【0055】
尚、前記第1及び第2実施形態によれば、可動プラグ3を装置本体2に挿入・引き出しすることによって回路閉位置と回路開位置との間を移動させたが、装置本体2内に予め移動自在に収容された可動プラグを装置本体の外から操作可能な操作レバーによって操作することによって回路閉位置と回路開位置との間を移動する構成であっても良い。又、前記第1及び第2実施形態によれば、可動プラグ3はリニア移動自在に設けられているが回転移動であっても良く、可動プラグ3の移動軌跡にかかわらず本発明は適用可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、可動プラグを回路開位置から回路閉位置に移動すると、可動プラグの導電部が電源側端子よりも先に犠牲電極に接触し、可動プラグの導電部が犠牲電極に接触すると、犠牲電極を介して電源部より負荷部に電流が通電され、負荷部への通電がなされた後に可動プラグの導電部が電源側端子に接触することから可動プラグの導電部と電源側端子との間にアーク放電が発生することがなく、又、部品としては電源側端子と、負荷側端子と、これらを電気的に接続する可動プラグの他に犠牲電極のみである。従って、従来例のように2つのリレースイッチ及びその制御回路を用いることなく小型で安価にアーク放電による端子の熔損を防止できる。
また、可動プラグの導電部が犠牲電極と最初に接触する面にはアーク放電によるアーク痕が残る可能性があり、このアーク痕が残る可能性のある面には電源側端子が接触しないため、可動プラグの導電部と電源側端子との間ではアーク痕による影響を受けない安定した接触状態が得られる。
さらに、可動プラグの導電部の先端のテーパ面がアーク痕の残る可能性のある面とされ、可動プラグの導電部の側面が電源側端子が接触する面とされる効果が得られる。
【0057】
請求項2の発明によれば、請求項1記載の回路遮断装置であって、犠牲電極は、電源側端子に抵抗を介して接続された抵抗付き犠牲電極と、電源側端子に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極とから構成され、可動プラグの導電部が回路開位置から回路閉位置に移動される過程で最初に抵抗付き犠牲電極に接触し、その後にスルー犠牲電極に接触するよう配置されたので、請求項1の発明の効果に加え、可動プラグの導電部が抵抗付き犠牲電極に接触すると、電源部が抵抗を介して負荷部に接続されることから小さい電流しか流れずに突入電流が導電部と抵抗付き犠牲電極間に流れることがなく、次に、可動プラグの導電部がスルー犠牲電極に接触すると、電源部が抵抗を介さずに負荷部に直接接続されるが、先の通電によってある程度の電流が通電されていることから突入電流が導電部とスルー犠牲電極間に流れることがないため、可動プラグの導電部と犠牲電極との間のアーク放電を最小限に抑えることができると共に、双方の犠牲電極に共に突入電流が流れず犠牲電極の耐久性向上になる。
【0058】
請求項3の発明によれば、請求項1記載の回路遮断装置であって、犠牲電極は、電源側端子に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極のみから設けられたので、請求項1の発明の効果に加え、犠牲電極は電源側端子に対し単に電気的にスルー接続すれば良いため、構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、(A)は回路遮断装置の正面図、(B)は回路遮断装置の右側面図、(C)は回路遮断装置の底面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、カバーの内面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、各端子・電極部品が固定されたベース部材の内面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、図1(B)のA−A線断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、可動プラグの正面図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示し、回路遮断装置を搭載した電源回路の回路図である。
【図7】本発明の第1実施形態を示し、可動プラグが抵抗付き犠牲電極に接触した状態を示すベース部材の内面図である。
【図8】本発明の第1実施形態を示し、(A)は可動プラグの導電部が抵抗付き犠牲電極に接触した状態を示す図、(B)は可動プラグの導電部がスルー犠牲電極に接触した状態を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示し、可動プラグの正面図と各端子・電極部品が固定されたベース部材の内面図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示し、回路遮断装置の断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態を示し、回路遮断装置を搭載した電源回路の回路図である。
【図12】本発明の第2実施形態を示し、可動プラグがスルー犠牲電極に接触した状態を示すベース部材の内面図である。
【図13】本発明の第2実施形態を示し、可動プラグの導電部がスルー犠牲電極に接触した状態を示す要部概略図である。
【図14】従来例の回路遮断装置の回路図である。
【符号の説明】
1A,1B 回路遮断装置
2 装置本体
3 可動プラグ
4 ベース部材
5 カバー
11 アース側端子
12 負荷側端子
13 電源側端子
14 犠牲電極
27 負荷部
34 電源部
35 抵抗付き犠牲電極(犠牲電極)
36,45 スルー犠牲電極(犠牲電極)
39 抵抗
40 操作レバー
41 導電部
41a 側面
43 テーパ面
Claims (3)
- 負荷部に接続されている負荷側端子と、電源部に接続されている電源側端子と、この電源側端子に接続されている犠牲電極とをそれぞれ装置本体に設け、この装置本体に対し可動プラグを回路開位置と回路閉位置との間で移動自在に設け、この可動プラグの導電部が回路開位置から回路閉位置に移動される過程で最初に前記負荷側端子に接触し、次に前記負荷側端子に接続された状態で前記犠牲電極に接触し、最後に前記負荷側端子及び前記犠牲電極に接続された状態で前記電源側端子に接触するよう前記負荷側端子と前記電源側端子と前記犠牲電極とが前記可動プラグの移動方向にシフトして配置され、前記可動プラグの前記導電部が前記犠牲電極に対し最初に接触する面と、前記可動プラグの前記導電部が前記電源側端子に接触する面とが異なり、前記可動プラグの前記導電部は移動方向に沿って延びる側面とその先端側にテーパ面を有し、前記可動プラグの前記導電部が前記犠牲電極に対し最初に接触する面は、前記可動プラグの導電部の先端のテーパ面であり、前記可動プラグの前記導電部が前記電源側端子に接触する面は、前記可動プラグの前記導電部の側面であることを特徴とする回路遮断装置。
- 請求項1記載の回路遮断装置であって、
前記犠牲電極は、前記電源側端子に抵抗を介して接続された抵抗付き犠牲電極と、前記電源側端子に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極とから構成され、前記可動プラグの前記導電部が回路開位置から回路閉位置に移動される過程で最初に前記抵抗付き犠牲電極に接触し、その後に前記スルー犠牲電極に接触するよう前記抵抗付き犠牲電極と前記スルー犠牲電極とが前記可動プラグの移動方向にシフトして配置されたことを特徴とする回路遮断装置。 - 請求項1記載の回路遮断装置であって、
前記犠牲電極は、前記電源側端子に抵抗を介さずに直接接続されたスルー犠牲電極のみから設けられたことを特徴とする回路遮断装置。
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