JP3885910B2 - フューエル・デリバリ・パイプ及びその製造方法 - Google Patents

フューエル・デリバリ・パイプ及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気マニホールド、吸気ポートまたは燃焼室に直接燃料を噴射する型のフューエル・デリバリ・パイプ、例えば一辺が20mm程度以下の細径金属角パイプから成るフューエル・デリバリ・パイプ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
更に詳しくは、本発明は、燃料噴射型の自動車用ガソリン内燃機関に使用されるフューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、従来の内周面に無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)を施す方式のものに代えて、化学錫めっき(無電解錫めっき)を利用しためっき廃液処理や品質特性の観点から優れたフューエル・デリバリ・パイプを製造する新たな方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
燃料噴射型の内燃機関用フューエル・デリバリ・パイプ、例えば、燃料噴射式ガソリン内燃機関用のフューエル・デリバリ・パイプにおいては、燃料(ガソリン)を高圧で供給噴射し、噴射後の残りの燃料をバイパスを経て再び燃料タンク側に戻す構造となっているため、燃料の空気への接触度合が気化器式によるものに比べて多くなるため、燃料は酸化されてサワーガソリン化しやすい。
また、燃料の酸化は、燃料の流通路での鉄素地、あるいはフューエル・デリバリ・パイプの構成部品(なお、これら部品の構成については、詳しくは後述する。)をろう熔着させるために施した銅めっき膜や溶融して浸透した銅ろう材などへの直接の接触によって酸化作用が促進され、サワーガソリン化は更に加速される。
なお、前記の酸化して腐食性の高くなったサワーガソリンは、フューエル系構成部品の鉄素地あるいはアルミニウム表面を腐食することになる。
【0004】
このため、フューエル・デリバリ・パイプにおいて、少なくとも内周面にニッケル、典型的には無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)を施し、前記鉄素地あるいは銅めっき皮膜や銅ろう材の表面を被覆することが行なわれている。
【0005】
従来のフューエル・デリバリ・パイプ、より具体的には直列4気筒型エンジンに用いられているフューエル・デリバリ・パイプの代表的な構造が図1に示されている。
図1は、トップフィードタイプのフューエル・デリバリ・パイプの構造を示している。
なお、本発明のフューエル・デリバリ・パイプの新たな製造方法は、前記したトップフィードタイプのフューエル・デリバリ・パイプに限定されず、ボトムフロータイプのものなど所望の構造のものであってもよいものである。
【0006】
図1に示されるように、フューエル・デリバリ・パイプ(A)は、断面が角形の主管(1)がクランク軸方向に沿って延びるとともに、前記主管(1)の一端に連結された燃料供給パイプ(2)から燃料が供給され、主管(1)の他端に連結された燃料戻りパイプ(3)から燃料が燃料タンク(図示せず)側へ戻るように構成されている。
【0007】
また、主管(1)の底面には、噴射ノズル(図示せず)の先端を受入れるためのソケット(4)が所定の角度で4個が配設されている。
なお、これらのソケット(4)は、4気筒のシリンダの各噴射ノズルの取付け方向に対し正確な角度で合致し、またソケット(4)の相互間隔のピッチもシリンダの噴射ノズルの相互間のピッチと完全に一致しなければならないことはいうまでもないことである。
【0008】
図1に示されるように、前記主管(1)には、更にフューエル・デリバリ・パイプ(A)をエンジン本体に取付けられるための厚肉で堅固なブラケット(5)が2個配設されている。
【0009】
図1に示されるように、燃料供給パイプ(2)は、主管(1)に固着された環状のアダプタ(6)を介して接続されている。
なお、前記環状のアダプタ(6)は、主管(1)が角形断面をしており、円形断面の燃料供給パイプ(2)を主管(1)の端部に直接固定することが困難であるために、採用されているものである。
前記燃料供給パイプ(2)の主管(1)への接続の態様は、前記した環状のアダプタ(6)を介する方式に代えて、図示しないが、燃料供給パイプ(2)をアイジョイントの形状に構成し、主管(1)の端部に刻設したネジにボルトをねじこんでアイジョイントを固定するようにしてもよい。
あるいは、図示しないが、主管(1)の端部を円形に絞り加工して燃料供給パイプ(2)の端部を直接連結してもよい。
【0010】
前記したように、フューエル・デリバリ・パイプは、各種の構成部品(部材)により構成されるものである。
そして、これら各構成部品は、一般にろう熔着によりろう接合される。なお、前記ろう熔着は、接合領域に形成された銅めっき膜を介するか、あるいは銅のろう材ペーストを適用することによって行なわれる。
【0011】
前記した構造の従来のフューエル・デリバリ・パイプにおいて、前記したように燃料(ガソリン)は、流通路での鉄素地、あるいは銅めっき皮膜や銅ろう材表面への直接の接触によって酸化作用を受けて酸化し、酸化により腐食性の高くなったサワーガソリンがフューエル系構成部品の鉄素地あるいはアルミニウム表面を腐食する。
このため、従来のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法としては、金属角パイプ本体、燃料供給パイプ、枝管接続用の分岐筒金具(ソケット)などの構成部品を組付け、仮付けしたあと、全体を銅ろう材によりろう熔着し、その後に製品全体を無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)を施し、パイプ内周面にニッケルめっき被膜を施すことが行なわれている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、特に問題になる点は、無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)のめっき廃液処理の問題がある。
周知のように、無電解ニッケルめっきの主成分は、硫酸ニッケル(NiSO4)である。
前記した無電解ニッケルめっき用の硫酸ニッケルの廃液処理は、次の観点から早急に対応策を確立することが求められている。即ち、改正大気汚染防止法(平成9年4月1日)は、有害大気汚染物質の可能性物質として234物質をリストアップし、このうち22物質を優先取組物質であると位置づけしている。なお、前記大気汚染防止法は、前記22物質のうちトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、及びベンゼンの3物質を指定物質に位置づけし、その抑制基準を定めている。
【0013】
前記改正大気汚染防止法の施行のもとでめっき業界は、業界の使用実態に鑑み、トリクロロエチレン、ジクロロメタン、及び無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)に用いる硫酸ニッケルについて自主管理計画を独自に策定し、対策に取組み始めている。
このため、フューエル・デリバリ・パイプの製造技術としても無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)を使用しない新たな製造プロセスが求められている。
【0014】
従来の無電解ニッケルめっきを利用したフューエル・デリバリ・パイプの製造方法を新たな方式のものに置換する場合、燃料(ガソリン)の酸化防止能を長期に亘り発現することができる方式を確立しなければならないことはいうまでもないことである。
【0015】
本発明者らは、前記した要請に答えるべく鋭意検討を加えた。
その結果、本発明者らは次の重要な知見を見い出した。即ち、本発明者らは、
(i).フューエル・デリバリ・パイプの構成部品を組付け、仮付け、及び銅ろう付けした後、ガソリンとの接触部となるパイプの内周面のめっき法として、従来の無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)に代えて、無電解錫めっき(化学錫めっき)が有効であること、かつ、
(ii).前記無電解錫めっき(化学錫めっき)は、銅ろう材などの表面に対して、均一かつ効率よく析出して下地の銅を隠蔽することができ、ガソリンの酸化を長期に亘り防止することができること、
という重要な知見を見い出した。
【0016】
本発明は、前記した知見をベースにして創案されたものである。
本発明によりメッキ廃液の処理において問題がなく、かつ高品質のフューエル・デリバリ・パイプの経済的な製造方法が提供される。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明を概説すれば、本発明の第一の発明は、燃料噴射型の内燃機関用フューエル・デリバリ・パイプ自体の新しい構成に関するものである。
即ち、本発明の第一の発明は、フューエル・デリバリ・パイプの構成部品が鋼製もしくはステンレス製であり、かつ前記構成部品が銅ろう材によりろう付けされた燃料噴射型の内燃機関用フューエル・デリバリ・パイプにおいて、前記ろう付け後の銅ろう材燃料との接触部が、化学錫メッキ皮膜で被覆されていることを特徴とするフューエル・デリバリ・パイプに関するものである。
【0018】
また、本発明の第二の発明は、燃料噴射型の内燃機関用フューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、前記フューエル・デリバリ・パイプの製造方法が、
(i).フューエル・デリバリ・パイプの鋼製もしくはステンレス製の構成部品を銅ろう材によりろう熔着する工程、
(ii).前記(i)工程で製作されたフューエル・デリバリ・パイプの少なくとも内周面のうち、前記ろう熔着後の銅ろう材と燃料との接触部に化学錫めっきする工程、
から成ることを特徴とするフューエル・デリバリ・パイプの製造方法に関するものである。
【0019】
以下、本発明の技術的構成及び実施態様を詳しく説明する。
【0020】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、前記フューエル・デリバリ・パイプの構成部品(部材)は、例えば図1に説明したもので構成されるものである。即ち、本発明のフューエル・デリバリ・パイプは、主管(1)、燃料供給パイプ(2)、燃料戻りパイプ(3)、及び噴射ノズルの先端部を受け入れるためのソケット(4)などから構成されるものである。なお、本発明のフューエル・デリバリ・パイプの構成部品(部材)は、図1に示されるものに限定されず、所望の他の部品(部材)から構成されたものであっても良いことはいうまでもないことである。
【0021】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプの前記構成部品(部材)は、ステンレス製あるいは非ステンレス製(より具体的には、低炭素鋼製などの鋼製)で構成されていてもよいものである。
【0022】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプにおいて、構成部品(部材)が非ステンレス製(例えばSPCC、SWRM、SSなどの鋼製)の場合、鉄素地によるガソリンの酸化作用を防止するために、各構成部品(部材)は、予め少なくともガソリンの流動路となる内周面は電解ニッケルめっき(電気ニッケルめっき)を施すことが好ましい。
各構成部品(部材)の内周面のニッケルめっき被膜の形成において、公害対策の観点から、硫酸ニッケルを用いた従来の無電解ニッケルめっき法は、好ましくは避けるべきである。
なお、無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)に対して電解ニッケルめっき(電気ニッケルめっき)は、浴組成の主成分としてスルファミン酸ニッケルを用いるものであるが、前者よりも水質汚濁や大気汚染の観点から公害対策において好ましいものである。
【0023】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、最大の特徴点は、各構成部品(部材)を銅ろう材によるろう溶着(ろう付け)後、露出した銅ろう材によるガソリンの酸化を防止するために、露出した銅ろう材の表面を無電解錫めっき(化学錫めっき)を施す点にある。
【0024】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法は、構成部品(部材)の材質やパイプ外表面への亜鉛系めっきの適用などにより、以下の態様を採用すればよい。
なお、本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法は、以下の態様のものに限定されないことはいうまでもないことである。
【0025】
(1).非ステンレス製の構成部品 → 全ての構成部品の内周面の電解ニッケルめっき → 構成部品の組付、仮付 → 銅ろう付 → 少なくとも内周面の無電解錫めっき(化学錫めっき)→ 外周面の亜鉛系めっき。
(2).非ステンレス製の構成部品 → 全ての構成部品の内周面の電解ニッケルめっき → 構成部品の組付、仮付 → 銅ろう付 → 内周面の無電解錫めっき(化学錫めっき)→外周面の亜鉛系めっき。
(3).ステンレス製の構成部品 → 構成部品の組付、仮付 → 銅ろう付 → 少なくとも内周面の無電解めっき(化学錫めっき)。
(4).ステンレス製の構成部品 → 構成部品の組付、仮付 → 銅ろう付 → 内周面の無電解錫めっき(化学錫めっき)。
【0026】
前記した本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法の態様において、前記(1)及び(2)の外周面の亜鉛系めっきは、外面防錆の観点から行なうものである。
本発明において、前記外面防錆のほかに耐熱性、耐食性を付与するために、前記亜鉛系めっきは、特公昭55−18794号、特公昭55−18795号、特開平2−120034号、特開平3−47987号などによるめっき処理を施してもよいものである。
【0027】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、無電解錫めっき(化学錫めっき)は、例えば以下の態様で行なえばよい。
(1).建浴組成
建浴として、以下の組成のものを使用する。
(i).塩酸(HCl)(36w/w%)50ml/l、
(ii).TD−550(日本表面化学社製の化学錫めっき液)150g/l。
(2).めっき条件
液温:60±5℃
時間:2〜3分
【0028】
前記建浴を用いた化学錫めっきにより形成されるめっき被膜は、置換めっきであるため非常に薄いものである。
【0029】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、構成部品(部材)が非ステンレス製で構成されるときに採用される電解ニッケルめっき、より具体的には構成部品(部材)が低炭素鋼製で構造されるときに採用される電解ニッケルめっきは、以下の要領で行なえばよい。
(i).スルファミン酸ニッケルめっき浴組成
スルファミン酸ニッケル Ni(OS2NH22・4H2O……… 370g/l
塩化ニッケル NiCl2・6H2O …………… 15g/l
硼酸 H3BO3 …………………………………… 40g/l
PH ……………………………………………… 3.5〜4.0
(ii).めっき条件
電流密度:3〜5A/dm2
めっき析出速度:0.47μm/min〜0.8μm/min
【0030】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。
(1).前水洗工程:
前水洗工程の水洗処理は、特許第2,030,542号あるいは特許第2,648,930号に記載の装置を使用し、常温の流水中に各構成部品が銅ろう付けにより組付けられたフューエ・デリバリ・パイプを1分間程度浸漬、回転させることにより行なった。
(2).化学錫めっき工程:
次いで、以下の要領で化学錫めっきを行なった。
前記建浴組成の化学錫めっき浴を用い、浴温を60±5℃に設定、前記装置を使用してフューエル・デリバリ・パイプを2〜3分間浸漬、回転させながらめっき処理を行なった。
(3).水洗工程:
水洗処理は、前記装置を使用して常温の流水中にフューエル・デリバリ・パイプを2分間程度浸漬、回転させて行なった。
(4).乾燥工程:
乾燥処理は、雰囲気温度60〜80℃の乾燥炉内に10〜15分間放置して行なった。
【0031】
【発明の効果】
本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法は、有害大気汚染物質の自主管理物質であり、めっき業界において対策に取組んでいる無電解ニッケルめっき(化学ニッケルめっき)浴の主成分である硫酸ニッケルを使用しないため、別言すれば、無電解錫めっき(化学錫めっき)を使用するため、公害対策防止上好ましいプロセスである。
【0032】
また、前記硫酸ニッケルを主成分とした無電解ニッケルめっき浴は、非常に高価であるため、本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法は経済性に優れている。
【0033】
更に、本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法に適用される無電解錫めっき(化学錫めっき)は、各構成部品(部材)の銅ろう付後に露出するガソリンの酸化を触媒促進する銅表面に対して、従来の無電解ニッケルめっきよりも均一かつ効率よくめっき被膜を形成することができる。
このことは、本発明のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法は、従来よりも燃料(ガソリン)の酸化を防止する特性に優れたフューエル・デリバリ・パイプを提供できることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フューエル・デリバリ・パイプの斜視図である。
【符号の説明】
A ………… フューエル・デリバリ・パイプ
1 ………… 主管
2 ………… 燃料供給パイプ
3 ………… 燃料戻りパイプ
4 ………… ソケット
5 ………… ブラケット
6 ………… アダプタ

Claims (6)

  1. フューエル・デリバリ・パイプの構成部品が鋼製もしくはステンレス製であり、かつ前記構成部品が銅ろう材によりろう付けされた燃料噴射型の内燃機関用フューエル・デリバリ・パイプにおいて、前記ろう付け後の銅ろう材燃料との接触部が、化学錫めっき被膜で被覆されていることを特徴とするフューエル・デリバリ・パイプ。
  2. フューエル・デリバリ・パイプの構成部品が鋼製であり、かつ前記構成部品の燃料との接触部分が予め電気ニッケルめっき皮膜で被覆されたものである請求項1に記載のフューエル・デリバリ・パイプ。
  3. 燃料噴射型の内燃機関用フューエル・デリバリ・パイプの製造方法において、前記フューエル・デリバリ・パイプの製造方法が、
    (i).フューエル・デリバリ・パイプの鋼製もしくはステンレス製の構成部品を銅ろう材によりろう熔着する工程、
    (ii).前記(i)工程で製作されたフューエル・デリバリ・パイプの少なくとも内周面のうち、前記ろう熔着後の銅ろう材と燃料との接触部に化学錫めっきする工程、
    から成ることを特徴とするフューエル・デリバリ・パイプの製造方法。
  4. フューエル・デリバリ・パイプの構成部品が非ステンレス製である場合、構成部品は、少なくとも燃料の流通路を形成する内周面に予め電気ニッケルめっき(電解ニッケルめっき)を施したものである請求項3に記載のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法。
  5. フューエル・デリバリ・パイプの構成部品がステンレス製である場合、構成部品は、直接、銅ろう材によりろう熔着されるものである請求項3に記載のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法。
  6. フューエル・デリバリ・パイプの外周面に亜鉛系めっきを施すことを特徴とする請求項4に記載のフューエル・デリバリ・パイプの製造方法。
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