JP3885594B2 - コンテンツデータの処理装置および処理方法、並びにその方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、並びに係数データ生成装置および係数データ生成方法 - Google Patents

コンテンツデータの処理装置および処理方法、並びにその方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、並びに係数データ生成装置および係数データ生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3885594B2
JP3885594B2 JP2002022407A JP2002022407A JP3885594B2 JP 3885594 B2 JP3885594 B2 JP 3885594B2 JP 2002022407 A JP2002022407 A JP 2002022407A JP 2002022407 A JP2002022407 A JP 2002022407A JP 3885594 B2 JP3885594 B2 JP 3885594B2
Authority
JP
Grant status
Grant
Patent type
Prior art keywords
signal
data
information
program
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002022407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003224797A (ja )
JP2003224797A5 (ja )
Inventor
哲二郎 近藤
Original Assignee
ソニー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Grant date

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、受信装置等に適用して好適なコンテンツデータの処理装置および処理方法、並びにその方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、並びに係数データ生成装置および係数データ生成方法に関する。詳しくは、コンテンツデータの処理を行う処理手段を制御するためのパラメータを収集し、このパラメータに関連する情報に基づいて処理手段を制御する構成とすることによって、ユーザの嗜好に合わせた処理が可能となるようにしたコンテンツデータ処理装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、オーディオ・ビジュアル指向の高まりから、より高解像度の画像を得ることができるようなテレビ受信機の開発が望まれ、この要望に応えて、いわゆるハイビジョンが開発された。ハイビジョンの走査線は、NTSC方式の走査線数が525本であるのに対して、2倍以上の1125本である。また、ハイビジョンの縦横比は、NTSC方式の縦横比が3:4であるのに対して、9:16となっている。このため、ハイビジョンでは、NTSC方式に比べて、高解像度で臨場感のある画像を表示することができる。
【0003】
ハイビジョンはこのように優れた特性を有するが、NTSC方式のビデオ信号をそのまま供給しても、ハイビジョンによる画像表示を行うことはできない。これは、上述のようにNTSC方式とハイビジョンとでは規格が異なるからである。
【0004】
そこで、本出願人は、先に、NTSC方式のビデオ信号に応じた画像をハイビジョン方式で表示するため、NTSC方式のビデオ信号をハイビジョンのビデオ信号に変換するための変換装置を提案した(特開平8−51599号参照)。この変換装置では、NTSC方式のビデオ信号から、ハイビジョンのビデオ信号の注目位置の画素データに対応するブロック(領域)の画素データを抽出し、このブロックの画素データのレベル分布パターンに基づいて、上述の注目位置の画素データの属するクラスを決定し、このクラスに対応して、上述の注目位置の画素データを生成するようになっている。
【0005】
また従来、例えばVTR(Video Tape Recorder)等の記録機を使用した放送番組の記録予約は、ユーザが、新聞やEPG(Electronic Program Guide)による番組表を参照して所望の番組を見つけ、記録機に対して当該番組の予約操作を行うことで行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した変換装置においては、ハイビジョンのビデオ信号による画像の解像度は固定されており、従来のコントラストやシャープネス等の調整のように、画像内容等に応じて、ユーザの好みの解像度とすることができなかった。
【0007】
そこで、本出願人は、さらに、NTSC方式のビデオ信号をハイビジョンのビデオ信号に変換する際に、入力されるパラメータの値に対応してハイビジョンのビデオ信号を生成し、当該ハイビジョンのビデオ信号によって得られる画像の解像度をユーザが自由に調整し得るものを提案した(特開2001−238185号、特願2000−348730号参照)。
【0008】
この場合、ユーザは画像の解像度を自由に調整し得るが、その調整範囲は固定であり、例えばその調整範囲の一端側を中心とした調整を行うユーザにとっては、充分な調整範囲が確保されているとはいえない。すなわち、ユーザの嗜好に合わせた調整が可能となるようにすることが望まれる。
【0009】
また、上述した従来の記録予約では、ユーザが予約操作をしない番組は、記録されないことになる。つまり、ユーザの嗜好に合う番組があったとしても、ユーザが番組表からその番組を見つけることができなければ、記録予約を行うことができない。この場合、ユーザの嗜好に合う番組があった場合には、自動的に予約されて記録されていれば便利である。あるいは、ユーザの嗜好に合う番組があった場合、ユーザにその番組をレコメンドしてくれれば便利である。
【0010】
この発明の目的は、ユーザの嗜好に合わせた処理が可能となるようにしたコンテンツデータ処理装置等を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るコンテンツデータ処理装置は、ユーザにより選択されるパラメータを入力し、当該パラメータを用いてコンテンツデータに対して画質の調整処理あるいはフォーマットの設定処理を行う処理手段と、上記処理手段に入力される、少なくとも、同種類の複数のパラメータを収集する収集手段と、上記収集手段により収集されパラメータに関連する情報が格納される記憶手段とを備え、上記処理手段は、上記記憶手段に格納された上記パラメータに関連する情報に基づいて、ユーザ履歴に応じた入力範囲を定め、当該入力範囲に基づいて上記パラメータを入力することを特徴とするものである。
【0012】
また、この発明に係るコンテンツデータ処理方法は、ユーザにより選択されるパラメータを入力するステップと、入力された上記パラメータを用いてコンテンツデータに対して画質の調整処理あるいはフォーマットの設定処理を行うステップと、入力される、少なくとも、同種類の複数の上記パラメータを収集するステップと、収集された上記パラメータに関連する情報を格納するステップと、格納された上記パラメータに関連する情報に基づいて、ユーザ履歴に応じた入力範囲を定めるステップと、上記入力範囲に基づいて上記パラメータを入力するステップとを有することを特徴とするものである。
【0013】
また、この発明に係るコンピュータ読み取り可能な媒体は、上述のコンテンツデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したものである。
また、この発明に係るプログラムは、上述のコンテンツデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのものである。
この発明に係る係数データ生成装置は、ユーザにより選択されるパラメータを用いて第1の画像信号を第2の画像信号に変換する際に使用される係数データを生成する装置において、パラメータが順次入力されるパラメータ入力手段と、この第2の画像信号に対応する学習信号をパラメータを用いて処理し、第1の画像信号に対応する入力信号を得る信号処理手段と、学習信号を構成する画素の信号に対応して、入力信号より所定の領域の画素の信号を順次切り出す画素切り出し手段と、学習信号を構成する複数の画素の信号と、画素切り出し手段により順次切り出された所定の領域の画素の信号とから、係数データを得るための方程式を生成する方程式生成手段と、方程式を解いて係数データを得る係数データ演算手段とを備え、信号処理手段は、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する際に使用されたパラメータに関連する情報を用いて学習信号を処理し、入力信号を得るものである。
この発明に係る係数データ生成方法は、ユーザにより選択されるパラメータを用いて第1の画像信号を第2の画像信号に変換する際に使用される係数データを生成する係数データ生成方法において、パラメータが順次入力されるパラメータ入力工程と、第2の画像信号に対応する学習信号をパラメータを用いて処理し、第1の画像信号に対応する入力信号を得る信号処理工程と、学習信号を構成する画素の信号に対応して、入力信号より所定の領域の画素の信号を順次切り出す画素切り出し工程と、学習信号を構成する複数の画素の信号と、画素切り出し工程で順次切り出された所定の領域の画素の信号とから、係数データを得るための方程式を生成する方程式生成工程と、方程式を解いて係数データを得る係数データ演算工程とを備え、信号処理工程では、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する際に使用されたパラメータに関連する情報を用いて学習信号を処理し、入力信号を得るものである。
【0014】
この発明においては、コンテンツデータの処理が行われる。例えば、放送信号に含まれる複数の放送のコンテンツデータより一のコンテンツデータを選択的に取得し、当該コンテンツデータをVTR、HDD(Hard Disk Drive)等の記録機に記録すること、あるいはそれによる画像を表示部に表示すること等が行われる。また例えば、コンテンツデータとしての第1の情報信号を、入力されるパラメータの値に対応して第2の情報信号に変換することが行われる。
【0015】
そして、このコンテンツデータの処理を制御するためのパラメータが収集され、この収集されるパラメータに関連する情報が記憶装置に格納される。記憶装置には、収集されたパラメータがそのまま、あるいは集積されたパラメータが分析された後の分析結果が格納される。分析結果は例えば頻度分布(度数分布)の情報である。
【0016】
例えば、パラメータは、処理されるコンテンツデータに対応するものである。例えば、少なくともコンテンツデータのタイトル、人名およびジャンルのいずれかの項目内容を含むものである。また例えば、上述したように第1の情報信号を入力されるパラメータの値に対応して第2の情報信号に変換する処理を行う。
【0017】
このように記憶装置に格納されるパラメータに関連する情報に基づいて、処理手段が制御される。例えば、記憶装置に複数のパラメータがそのまま格納されているものにあっては、その複数のパラメータが分析され、その分析結果に応じて、処理手段が制御される。
【0018】
例えば、分析結果に応じて、予約記録すべき所定のコンテンツデータを決定し、その所定のコンテンツデータの放送日時に、受信処理部によりその所定のコンテンツデータを取得し、その所定のコンテンツデータを記録部で記録するように制御する。また例えば、分析結果に応じて、推奨すべき所定のコンテンツデータを決定し、その所定のコンテンツデータの情報を表示する表示信号を発生し、この表示信号をコンテンツデータに合成し、所定のコンテンツデータの情報が表示素子に表示されるように制御する。
【0019】
また、その分析結果に応じた新たな方法に従って処理手段が制御される。例えば、上述したようにコンテンツデータとしての第1の情報信号を、入力されるパラメータの値に対応して第2の情報信号に変換する処理を行うものにあっては、例えば第2の情報信号を構成する情報データを生成するための推定式の係数データとして分析結果に応じたものが用いられる。
【0020】
このように、コンテンツデータの処理を行う処理手段を制御するためのパラメータを収集し、このパラメータに関連する情報に基づいて処理手段を制御する構成とすることによって、ユーザの嗜好に合わせた処理が可能となる。
【0021】
なお、パラメータに関連する情報が記憶される記憶手段(記憶装置)を装脱可能なものとすることで、この記憶手段(記憶装置)に他の収集手段により収集されるパラメータに関連する情報をさらに格納したり、この記憶手段(記憶装置)に格納されたパラメータに関連する情報を他の処理装置で利用することが容易となる。
【0022】
また例えば、収集手段により収集されるパラメータに関連する情報が記憶される記憶手段の内容が他の記憶手段に移される場合等にあっては、制御手段は、当該他の記憶手段に格納されるパラメータに関連する情報に基づいて、処理手段を同様に制御できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのテレビ受信機100の構成を示している。このテレビ受信機100は、放送信号より525i信号というSD(Standard Definition)信号を得、この525i信号を1050i信号というHD(High Definition)信号に変換し、そのHD信号による画像を表示するものである。
【0024】
図2は、525i信号および1050i信号のあるフレーム(F)の画素位置関係を示すものであり、奇数(o)フィールドの画素位置を実線で示し、偶数(e)フィールドの画素位置を破線で示している。大きなドットが525i信号の画素であり、小さいドットが1050i信号の画素である。図2から分かるように、1050i信号の画素データとしては、525i信号のラインに近い位置のラインデータL1,L1′と、525i信号のラインから遠い位置のラインデータL2,L2′とが存在する。ここで、L1,L2は奇数フィールドのラインデータ、L1′,L2′は偶数フィールドのラインデータである。また、1050i信号の各ラインの画素数は、525i信号の各ラインの画素数の2倍である。
【0025】
図1に戻って、テレビ受信機100は、マイクロコンピュータを備え、システム全体の動作を制御するためのシステムコントローラ101と、リモートコントロール信号を受信するリモコン信号受信回路102とを有している。リモコン信号受信回路102は、システムコントローラ101に接続され、リモコン送信機200よりユーザの操作に応じて出力されるリモートコントロール信号RMを受信し、その信号RMに対応する操作信号をシステムコントローラ101に供給するように構成されている。
【0026】
また、テレビ受信機100は、受信アンテナ105と、この受信アンテナ105で捕らえられた放送信号(RF変調信号)が供給され、選局処理、中間周波増幅処理、検波処理等を行って上述したSD信号(525i信号)を得るチューナ106と、このチューナ106より出力されるSD信号を一時的に保存するためのバッファメモリ109とを有している。
【0027】
また、テレビ受信機100は、バッファメモリ109に一時的に保存されるSD信号(525i信号)を、HD信号(1050i信号)に変換する画像信号処理部110と、この画像信号処理部110より出力されるHD信号による画像を表示するディスプレイ部111と、このディスプレイ部111の画面上に文字図形などの表示を行うための表示信号SCHを発生させるためのOSD(On Screen Display)回路112と、その表示信号SCHを上述した画像信号処理部110から出力されるHD信号に合成してディスプレイ部111に供給するための合成器113とを有している。ディスプレイ部111は、例えばCRT(cathode-ray tube)ディスプレイ、あるいはLCD(liquid crystal display)等のフラットパネルディスプレイで構成されている。
【0028】
図1に示すテレビ受信機100の動作を説明する。
チューナ106より出力されるSD信号(525i信号)は、バッファメモリ109に供給されて一時的に保存される。そして、このバッファメモリ109に一時的に記憶されたSD信号は画像信号処理部110に供給され、HD信号(1050i信号)に変換される。すなわち、画像信号処理部110では、SD信号を構成する画素データ(以下、「SD画素データ」という)から、HD信号を構成する画素データ(以下、「HD画素データ」という)が得られる。この画像信号処理部110より出力されるHD信号はディスプレイ部111に供給され、このディスプレイ部111の画面上にはそのHD信号による画像が表示される。
【0029】
ユーザは、リモコン送信機200の操作によって、上述したようにディスプレイ部111の画面上に表示される画像の空間方向および時間方向の解像度を調整できる。画像信号処理部110では、後述するように、HD画素データが推定式によって算出されるが、この推定式の係数データとして、ユーザのリモコン送信機200の操作によって調整された、空間方向、時間方向の解像度を定めるパラメータs,zに対応したものが、これらパラメータs,zを含む生成式によって生成されて使用される。これにより、画像信号処理部110より出力されるHD信号による画像の空間方向、時間方向の解像度は、調整されたパラメータs,zに対応したものとなる。
【0030】
図3は、パラメータs,zを調整するためのユーザインタフェースの一例を示している。調整時には、ディスプレイ部111に、パラメータs,zの調整位置を☆印のアイコン115aで示した調整画面115が、OSD表示される。また、リモコン送信機200は、ユーザ操作手段としてのジョイスティック200aを備えている。
【0031】
ユーザは、ジョイスティック200aを操作することで、調整画面115上でアイコン115aの位置を動かすことができ、空間方向、時間方向の解像度を決定するパラメータs,zの値を調整できる。図4は、調整画面115の部分を拡大して示している。アイコン115aが左右に動かされることで時間方向の解像度(時間解像度)を決定するパラメータzの値が調整され、一方アイコン115aが上下に動かされることで空間方向の解像度(空間解像度)を決定するパラメータsの値が調整される。ユーザは、ディスプレイ部111に表示される調整画面115を参照してパラメータs,zの値を調整でき、その調整を容易に行うことができる。
【0032】
なお、リモコン送信機200は、ジョイスティック200aの代わりに、マウスやトラックボール等のその他のポインティングデバイスを備えていてもよい。さらに、ユーザによって調整されたパラメータs,zの値を、調整画面115上に数値表示してもよい。
【0033】
次に、画像信号処理部110の詳細を説明する。
画像信号処理部110は、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する複数のSD画素のデータを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路121〜123を有している。
【0034】
第1のタップ選択回路121は、予測に使用するSD画素(「予測タップ」と称する)のデータを選択的に取り出すものである。第2のタップ選択回路122は、SD画素データのレベル分布パターンに対応するクラス分類に使用するSD画素(「空間クラスタップ」と称する)のデータを選択的に取り出すものである。第3のタップ選択回路123は、動きに対応するクラス分類に使用するSD画素(「動きクラスタップ」と称する)のデータを選択的に取り出するものである。なお、空間クラスを複数フィールドに属するSD画素データを使用して決定する場合には、この空間クラスにも動き情報が含まれることになる。
【0035】
また、画像信号処理部110は、第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)のレベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路124を有している。
【0036】
空間クラス検出回路124では、例えば、各SD画素データを、8ビットデータから2ビットデータに圧縮するような演算が行われる。そして、空間クラス検出回路124からは、各SD画素データに対応した圧縮データが空間クラスのクラス情報として出力される。本実施の形態においては、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)によって、データ圧縮が行われる。なお、情報圧縮手段としては、ADRC以外にDPCM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等を用いてもよい。
【0037】
本来、ADRCは、VTR(Video Tape Recorder)向け高性能符号化用に開発された適応再量子化法であるが、信号レベルの局所的なパターンを短い語長で効率的に表現できるので、上述したデータ圧縮に使用して好適なものである。ADRCを使用する場合、空間クラスタップのデータ(SD画素データ)の最大値をMAX、その最小値をMIN、空間クラスタップのデータのダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+1)、再量子化ビット数をPとすると、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データkiに対して、(1)式の演算により、圧縮データとしての再量子化コードqiが得られる。ただし、(1)式において、[ ]は切り捨て処理を意味している。空間クラスタップのデータとして、Na個のSD画素データがあるとき、i=1〜Naである。
qi=[(ki−MIN+0.5).2P/DR] ・・・(1)
【0038】
また、画像信号処理部110は、第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)より、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報を出力する動きクラス検出回路125を有している。
【0039】
この動きクラス検出回路125では、第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)mi,niからフレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。すなわち、動きクラス検出回路125では、(2)式によって、差分の絶対値の平均値AVが算出される。第3のタップ選択回路123で、例えば上述したように12個のSD画素データm1〜m6,n1〜n6が取り出されるとき、(2)式におけるNbは6である。
【0040】
【数1】
【0041】
そして、動きクラス検出回路125では、上述したように算出された平均値AVが1個または複数個のしきい値と比較されて動きクラスのクラス情報MVが得られる。例えば、3個のしきい値th1,th2,th3(th1<th2<th3)が用意され、4つの動きクラスを検出する場合、AV≦th1のときはMV=0、th1<AV≦th2のときはMV=1、th2<AV≦th3のときはMV=2、th3<AVのときはMV=3とされる。
【0042】
また、画像信号処理部110は、空間クラス検出回路124より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路125より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、作成すべきHD信号(1050i信号)の画素データ(注目位置の画素データ)が属するクラスを示すクラスコードCLを得るためのクラス合成回路126を有している。
【0043】
このクラス合成回路126では、(3)式によって、クラスコードCLの演算が行われる。なお、(3)式において、Naは空間クラスタップのデータ(SD画素データ)の個数、PはADRCにおける再量子化ビット数を示している。
【0044】
【数2】
【0045】
また、画像信号処理部110は、係数メモリ134を有している。この係数メモリ134は、後述する推定予測演算回路127で使用される推定式で用いられる複数の係数データWiを、クラス毎に、格納するものである。この係数データWiは、SD信号(525i信号)を、HD信号(1050i信号)に変換するための情報である。係数メモリ134には上述したクラス合成回路126より出力されるクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給され、この係数メモリ134からはクラスコードCLに対応した推定式の係数データWi(i=1〜n)が読み出され、推定予測演算回路127に供給される。
【0046】
また、画像信号処理部110は、情報メモリバンク135を有している。後述する推定予測演算回路127では、予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134より読み出される係数データWiとから、(4)式の推定式によって、作成すべきHD画素データyが演算される。(4)式のnは、第1のタップ選択回路121で選択される予測タップの数を表している。
【0047】
ここで、タップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップのn個の画素データの位置は、HD信号における注目位置に対して、空間方向(水平、垂直の方向)および時間方向に亘っている。
【0048】
【数3】
【0049】
そして、推定式の係数データWi(i=1〜n)は、(5)式に示すように、パラメータs,zを含む生成式によって生成される。情報メモリバンク135には、この生成式における係数データである係数種データw10〜wn9が、クラス毎に、格納されている。この係数種データの生成方法については後述する。
【0050】
【数4】
【0051】
上述したように、525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。この場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素は、それぞれ中心予測タップに対して異なる位相ずれを持っている。
【0052】
図5は、奇数フィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素HD1〜HD4における中心予測タップSD0からの位相ずれを示している。ここで、HD1〜HD4の位置は、それぞれ、SD0の位置から水平方向にk1〜k4、垂直方向にm1〜m4だけずれている。
【0053】
図6は、偶数フィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素HD1′〜HD4′における中心予測タップSD0′からの位相ずれを示している。ここで、HD1′〜HD4′の位置は、それぞれ、SD0′の位置から水平方向にk1′〜k4′、垂直方向にm1′〜m4′だけずれている。
【0054】
したがって、上述した情報メモリバンク135には、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎に、係数種データw10〜wn9が格納されている。
【0055】
また、画像信号処理部110は、各クラスの係数種データおよびパラメータs,zの値とを用い、(5)式によって、クラス毎に、パラメータs,zの値に対応した推定式の係数データWi(i=1〜n)を生成する係数生成回路136を有している。この係数生成回路136には、情報メモリバンク135より、上述した各クラスの係数種データがロードされる。また、この係数生成回路136には、システムコントローラ101より、パラメータs,zの値が供給される。
【0056】
この係数生成回路136で生成される各クラスの係数データWi(i=1〜n)は、上述した係数メモリ134に格納される。この係数生成回路136における各クラスの係数データWiの生成は、例えば各垂直ブランキング期間で行われる。これにより、ユーザのリモコン送信機200の操作によってパラメータs,zの値が変更されても、係数メモリ134に格納される各クラスの係数データWiを、そのパラメータs,zの値に対応したものに即座に変更でき、ユーザによる解像度の調整がスムーズに行われる。
【0057】
また、画像信号処理部110は、係数生成回路136で求められる係数データWi(i=1〜n)に対応した正規化係数Sを、(6)式によって、演算する正規化係数演算部137と、この正規化係数Sを格納する正規化係数メモリ138とを有している。正規化係数メモリ138には上述したクラス合成回路126より出力されるクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給され、この正規化係数メモリ138からはクラスコードCLに対応した正規化係数Sが読み出され、後述する正規化演算回路128に供給される。
【0058】
【数5】
【0059】
また、画像信号処理部110は、第1のタップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134より読み出される係数データWiとから、(4)式の推定式によって、作成すべきHD信号の画素データ(注目位置の画素データ)を演算する推定予測演算回路127を有している。
【0060】
上述したように、SD信号(525i信号)をHD信号(1050i信号)に変換する際には、SD信号の1画素に対してHD信号の4画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)を得る必要があることから、この推定予測演算回路127では、HD信号を構成する2×2の単位画素ブロック毎に、画素データが生成される。すなわち、この推定予測演算回路127には、第1のタップ選択回路121より単位画素ブロック内の4画素(注目画素)に対応した予測タップのデータxiと、係数メモリ134よりその単位画素ブロックを構成する4画素に対応した係数データWiとが供給され、単位画素ブロックを構成する4画素のデータy1〜y4は、それぞれ個別に上述した(4)式の推定式で演算される。
【0061】
また、画像信号処理部110は、推定予測演算回路127より順次出力される4画素のデータy1〜y4を、正規化係数メモリ138より読み出される、それぞれの演算に使用された係数データWi(i=1〜n)に対応した正規化係数Sで除算して正規化する正規化演算回路128を有している。上述したように、係数生成回路136で推定式の係数データWiを求めるものであるが、求められる係数データは丸め誤差を含み、係数データWi(i=1〜n)の総和が1.0になることは保証されない。そのため、推定予測演算回路127で演算される各画素のデータy1〜y4は、丸め誤差によってレベル変動したものとなる。上述したように、正規化演算回路128で正規化することで、そのレベル変動を除去できる。
【0062】
また、画像信号処理部110は、正規化演算回路128で正規化されて順次供給される単位画素ブロック内の4画素のデータy1′〜y4′を線順次化して1050i信号のフォーマットで出力する後処理回路129を有している。
【0063】
また、画像信号処理部110は、システムコントローラ101から係数生成回路136に入力されるパラメータs,zの値の履歴情報を格納する履歴情報記憶部130を有している。
【0064】
図7は、履歴情報記憶部130の構成を示している。この履歴情報記憶部130は、システムコントローラ101から係数生成回路136に入力されるパラメータs,zの値のそれぞれの度数分布の情報を格納する度数分布メモリ130aを備えている。この度数分布メモリ130aには、パラメータs,zの各値における度数が平均化されて格納される。この度数分布メモリ130aは例えば不揮発性のメモリで構成され、テレビ受信機100の電源がオフの状態でもその記憶内容が保持されるようになされている。
【0065】
そのために、履歴情報記憶部130は、さらに、パラメータs,zの値の係数生成回路136への入力回数をカウントするカウンタ130bと、このカウンタ130bのカウント値に基づいて、パラメータs,zの値における度数を平均化する平均化部130cとを備えている。
【0066】
カウンタ130bのカウントアップは、システムコントローラ101の制御によって行われる。上述したように、ユーザは調整画面115上でパラメータs,zの値を調整し得るが、カウンタ130bはその調整が終了した時点でカウントアップされる。
【0067】
平均化部130cは、入力されたパラメータs,zの値、カウンタ130bのカウント値および度数分布メモリ130cに格納されている前回までのパラメータs,zの各値における度数の平均値とを用いて、パラメータs,zの各値における新たな度数の平均値を求める。
【0068】
この場合、入力回数がM、つまりカウンタ130bのカウント値がMとなるとき、入力されるパラメータの値における度数に関しては、前回までのそのパラメータにおける度数の平均値をnM-1とするとき、新たな度数の平均値nMは、nM=((nM-1×(M−1))+1)/Mの演算により求められる。一方、入力回数がMであるとき、入力されるパラメータの値とは異なるパラメータの値における度数に関しては、前回までのそのパラメータにおける度数の平均値をnM-1とするとき、新たな度数の平均値nMは、nM=(nM-1×(M−1))/Mの演算により求められる。
【0069】
このように、度数分布メモリ130に格納するパラメータs,zの値の度数分布の情報として、パラメータs,zの各値における度数の平均値を用いることで、オーバーフローを防止できる。
【0070】
なお、パラメータs,zの各値における度数の平均値を用いる変わりに、パラメータs,zの各値における度数を、最大度数によって正規化した値を用いるようにしても、同様にオーバーフローを防止できる。
【0071】
また、履歴情報記憶部130は、システムコントローラ101から係数生成回路136に入力されるパラメータs,zの値のうち、所定数、例えば10個の最新のパラメータs,zの値を格納する経時変化メモリ130dを有している。この経時変化メモリ130dは例えば不揮発性のメモリで構成され、テレビ受信機100の電源がオフの状態でもその記憶内容が保持されるようになされている。
【0072】
経時変化メモリ130dへの書き込み動作は、システムコントローラ101の制御によって行われる。上述したように、ユーザは調整画面115上でパラメータs,zの値を調整し得るが、経時変化メモリ130dには、その調整が終了した時点で、新たなパラメータs,zの値が書き込まれる。この書き込みに伴って、格納されているパラメータs,zの値の個数が所定数を越えるときは、最も古いパラメータs,zの値が削除される。
【0073】
また、テレビ受信機100において、画像信号処理部110を含む基板は装脱可能に構成され、機能のバージョンアップ等が可能になっている。これにより、履歴情報記憶部130は基板と共に装脱されることとなる。なお、この履歴情報記憶部130、あるいは度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dのみが装脱可能に構成されていてもよい。
【0074】
次に、画像信号処理部110の動作を説明する。
バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路122で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路124に供給される。この空間クラス検出回路124では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0075】
また、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第3のタップ選択回路123で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路125に供給される。この動きクラス検出回路125では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0076】
この動き情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路126に供給される。このクラス合成回路126では、これら動き情報MVと再量子化コードqiとから、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック毎にその単位画素ブロック内の4画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。そして、このクラスコードCLは、係数メモリ134および正規化係数メモリ138に読み出しアドレス情報として供給される。
【0077】
係数メモリ134には、例えば各垂直ブランキング期間に、係数生成回路136で、ユーザによって調整されたパラメータs,zの値に対応して、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎に、係数種データw10〜wn9を用いて推定式の係数データWi(i=1〜n)が求められて格納される((5)式参照)。また、正規化係数メモリ138には、上述したように係数生成回路136で求められた推定式の係数データWi(i=1〜n)に対応した正規化係数Sが正規化係数演算部137で生成されて格納される((6)式参照)。
【0078】
係数メモリ134に上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給されることで、この係数メモリ134からクラスコードCLに対応した4出力画素(奇数フィールドではHD1〜HD4、偶数フィールドではHD1′〜HD4′)分の推定式の係数データWiが読み出されて推定予測演算回路127に供給される。また、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第1のタップ選択回路121で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
【0079】
推定予測演算回路127では、予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134より読み出される4出力画素分の係数データWiとから、作成すべきHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)のデータy1〜y4が演算される((4)式参照)。そして、この推定予測演算回路127より順次出力されるHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素のデータy1〜y4は正規化演算回路128に供給される。
【0080】
正規化係数メモリ138には上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給され、この正規化係数メモリ138からはクラスコードCLに対応した正規化係数S、つまり推定予測演算回路127より出力されるHD画素データy1〜y4の演算に使用された係数データWiに対応した正規化係数Sが読み出されて正規化演算回路128に供給される。この正規化演算回路128では、推定予測演算回路127より出力されるHD画素データy1〜y4がそれぞれ対応する正規化係数Sで除算されて正規化される。これにより、係数生成回路136で係数データWiを求める際の丸め誤差によるデータy1〜y4のレベル変動が除去される。
【0081】
このように正規化演算回路128で正規化されて順次出力される単位画素ブロック内の4画素のデータy1′〜y4′は後処理回路129に供給される。この後処理回路129では、正規化演算回路128より順次供給される単位画素ブロック内の4画素のデータy1′〜y4′が線順次化され、1050i信号のフォーマットで出力される。つまり、後処理回路129からは、HD信号としての1050i信号が出力される。
【0082】
このように、画像信号処理部110では、調整されたパラメータs,zの値に対応した推定式の係数データWi(i=1〜n)が使用されて、HD画素データyが演算される。したがって、ユーザは、パラメータs,zの値を調整することで、HD信号による画像の空間方向および時間方向の解像度を自由に調整できる。また、調整されたパラメータs,zの値に対応した各クラスの係数データをその都度係数生成回路136で生成して使用するものであり、大量の係数データを格納しておくメモリは必要なくなり、メモリの節約を図ることができる。
【0083】
また、上述したように、ユーザは調整画面115上でパラメータs,zの値を調整できる。履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a(図7参照)には、システムコントローラ101から係数生成回路136に入力されるパラメータs,zの値のそれぞれの度数分布の情報が格納される。また、履歴情報記憶部130の経時変化メモリ130d(図7参照)には、システムコントローラ101から係数生成回路136に入力されるパラメータs,zの値のうち、所定数、例えば10個の最新のパラメータs,zの値が格納される。
【0084】
このように、履歴情報記録部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに格納される履歴情報は、例えばテレビ受信機100のバージョンアップ時に画像信号処理部110が含まれる基板を取り換える場合において、その情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9を生成する際などに利用される。
【0085】
次に、係数種データw10〜wn9の生成方法の一例について説明する。この例においては、上述した(5)式の生成式における係数データである係数種データw10〜wn9を求める例を示すものとする。
【0086】
ここで、以下の説明のため、(7)式のように、t=0〜9)を定義する。
0=1,t1=s,t2=z,t3=s2,t4=sz,t5=z2
6=s3,t7=s2z,t8=sz2,t9=z3
・・・(7)
この(7)式を用いると、(5)式は、(8)式のように書き換えられる。
【0087】
【数6】
【0088】
最終的に、学習によって未定係数wijを求める。すなわち、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、複数のSD画素データとHD画素データを用いて、二乗誤差を最小にする係数値を決定する。いわゆる最小二乗法による解法である。学習数をm、k(1≦k≦m)番目の学習データにおける残差をek、二乗誤差の総和をEとすると、(4)式および(5)式を用いて、Eは(9)式で表される。ここで、xikはSD画像のi番目の予測タップ位置におけるk番目の画素データ、ykはそれに対応するk番目のHD画像の画素データを表している。
【0089】
【数7】
【0090】
最小二乗法による解法では、(9)式のwijによる偏微分が0になるようなwijを求める。これは、(10)式で示される。
【0091】
【数8】
【0092】
以下、(11)式、(12)式のように、Xipjq、Yipを定義すると、(10)式は、(13)式のように行列を用いて書き換えられる。
【0093】
【数9】
【0094】
【数10】
【0095】
この方程式は一般に正規方程式と呼ばれている。この正規方程式は、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)等を用いて、wijについて解かれ、係数種データが算出される。
【0096】
図8は、上述した係数種データの生成方法の一例の概念を示している。HD信号から複数のSD信号を生成する。例えば、HD信号からSD信号を生成する際に使用するフィルタの空間方向(垂直方向および水平方向)の帯域と時間方向(フレーム方向)の帯域を可変するパラメータs,zをそれぞれ9段階に可変して、合計81種類のSD信号を生成している。このようにして生成された複数のSD信号とHD信号との間で学習を行って係数種データを生成する。
【0097】
図9は、上述したテレビ受信機100の情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9を生成するための係数種データ生成装置150の構成を示している。
【0098】
この係数種データ生成装置150は、教師信号としてのHD信号(1050i信号)が入力される入力端子151と、このHD信号に対して水平および垂直の間引き処理を行って、生徒信号としてのSD信号を得るSD信号生成回路152とを有している。
【0099】
このSD信号生成回路152には、上述したテレビ受信機100(図1参照)におけるパラメータs,zの値と対応した、パラメータs,zの値が入力される。SD信号生成回路152では、このパラメータs,zに基づいて、HD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの、空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0100】
また、このSD信号生成回路152には、上述したテレビ受信機100の履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに格納されている、入力されたパラメータs,zの値の履歴情報が入力される。
【0101】
なお、使用開始前のテレビ受信機100の情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9を生成する際には、いまだ履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに履歴情報が格納されていないので、SD信号生成回路152に履歴情報は入力されない。
【0102】
つまり、SD信号生成回路152に履歴情報が入力されるのは、例えばテレビ受信機100のバージョンアップ時に画像信号処理部110が含まれる基板を取り換える場合であって、その情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9を生成する際などである。
【0103】
SD信号生成回路152では、履歴情報に基づいて、入力されたパラメータs,zの値が調整され、この調整されたパラメータs,zの値に応じて、上述したように空間方向および時間方向の帯域が可変される。履歴情報の入力がないときは、入力されたパラメータs,zの値そのものに応じて、上述したように空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0104】
ここで、上述のテレビ受信機100では、ユーザの操作によってパラメータs,zの値が、例えばそれぞれ0〜8の範囲内で、所定のステップをもって調整され、空間方向および時間方向の解像度の調整が行われる。
【0105】
この場合、SD信号生成回路152において入力されるパラメータs,zの値そのものに応じて空間方向および時間方向の帯域が可変される場合、テレビ受信機100では図10に実線枠BFで示す範囲(空間解像度はy1〜y2、時間解像度はx1〜x2)内で解像度の調整を行い得るように、係数種データw10〜wn9が生成される。
【0106】
履歴情報が入力される場合、SD信号生成回路152では、パラメータs,zの値のそれぞれにおける度数分布の情報が用いられて重心位置が求められる。この場合、所定数の最新のパラメータs,zの値に対応する値で新しいほど大きな重み付けがされる。そして、SD信号生成回路152では、この重心位置に基づいて、入力されるパラメータs,zの値が調整される。この場合、パラメータs,zの値が大きくなるほど帯域が狭くなるようにされる。これにより、テレビ受信機100(図1参照)では、パラメータs,zの値が大きくされるほど解像度が上がるように調整されるようになる。
【0107】
ここでは、テレビ受信機100側で調整されるパラメータs,zの値の変化範囲の中心が、求められた重心位置に移動するように、入力されるパラメータs,zの値が線形変換される。例えば、テレビ受信機100側で調整されるパラメータs,zの値の変化範囲の中心値がs0,z0、求められる重心位置がsm,zm、入力されるパラメータs,zの値がs1,z1であるとき、調整後のパラメータs,zの値s2,z2は、s2=s1+(sm−s0)、z2=z1+(zm−z0)の変換式で求められる。
【0108】
このように調整されたパラメータs,zの値に応じて空間方向および時間方向の帯域が可変される場合、テレビ受信機100では、図10に実線枠BFで示す範囲内の解像度調整位置(「×」印で図示)の重心位置を中心とする、図10の一点鎖線枠AFで示す範囲(空間解像度はy1′〜y2′、時間解像度はx1′〜x2′)内で解像度の調整を行い得るように、係数種データw10〜wn9が生成される。
【0109】
なお、上述ではパラメータs,zの値のそれぞれにおける度数分布の情報を用いて重心位置を求める際に、所定数の最新のパラメータs,zの値に対応する値で新しいほど大きな重み付けがされるものであったが、この重み付けがされずに求められる重心位置を使用してもよい。また、度数分布の情報は用いずに、所定数の最新のパラメータs,zの値を用い、新しいほど大きな重み付けがされて求められた重心位置を使用してもよい。さらには、パラメータs,zの値のそれぞれにおける度数分布の情報から最も度数の大きなパラメータs,zの値を求め、その値を重心位置の代わりに使用してもよい。また、所定数の最新のパラメータs,zの値のうち、最も新しいパラメータs,zの値を、重心位置の代わりに使用してもよい。
【0110】
図9に戻って、また、係数種データ生成装置150は、SD信号生成回路152より出力されるSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する複数のSD画素のデータを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路153〜155を有している。これら第1〜第3のタップ選択回路153〜155は、上述した画像信号処理部110の第1〜第3のタップ選択回路121〜123と同様に構成される。
【0111】
また、係数種データ生成装置150は、第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)のレベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路157を有している。この空間クラス検出回路157は、上述した画像信号処理部110の空間クラス検出回路124と同様に構成される。この空間クラス検出回路157からは、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データ毎の再量子化コードqiが空間クラスを示すクラス情報として出力される。
【0112】
また、係数種データ生成装置150は、第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)より、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報MVを出力する動きクラス検出回路158を有している。この動きクラス検出回路158は、上述した画像信号処理部110の動きクラス検出回路125と同様に構成される。この動きクラス検出回路158では、第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)からフレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。
【0113】
また、係数種データ生成装置150は、空間クラス検出回路157より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路158より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、HD信号(1050i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラスコードCLを得るためのクラス合成回路159を有している。このクラス合成回路159も、上述した画像信号処理部110のクラス合成回路126と同様に構成される。
【0114】
また、係数種データ生成装置150は、入力端子151に供給されるHD信号から得られる注目位置の画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、パラメータs,zの値と、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、クラス毎に、係数種データw10〜wn9を得るための正規方程式((13)式参照)を生成する正規方程式生成部160を有している。
【0115】
この場合、1個のHD画素データyとそれに対応するn個の予測タップのデータ(SD画素データ)xiとの組み合わせで学習データが生成されるが、調整後のパラメータs,zの値の変化に対応してSD信号生成回路152における空間方向および時間方向の帯域が可変され、複数のSD信号が順次生成されていき、HD信号と各SD信号との間でそれぞれ学習データの生成が行われる。これにより、正規方程式生成部160では、パラメータs,zの値が異なる多くの学習データが登録された正規方程式が生成され、係数種データw10〜wn9を求めることが可能となる。
【0116】
またこの場合、1個のHD画素データyとそれに対応するn個の予測タップのデータ(SD画素データ)xiとの組み合わせで学習データが生成されるが、正規方程式生成部160では、出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)毎に、正規方程式が生成される。例えば、HD1に対応した正規方程式は、中心予測タップに対するずれ値がHD1と同じ関係にあるHD画素データyから構成される学習データから生成される。
【0117】
また、係数種データ生成装置150は、正規方程式生成部160で、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に生成された正規方程式のデータが供給され、当該正規方程式を解いて、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データw10〜wn9を求める係数種データ決定部161と、この求められた係数種データを格納する係数種メモリ162とを有している。係数種データ決定部161では、正規方程式が例えば掃き出し法などによって解かれて、係数種データが求められる。
【0118】
図9に示す係数種データ生成装置150の動作を説明する。
入力端子151には教師信号としてのHD信号(1050i信号)が供給され、そしてこのHD信号に対してSD信号生成回路152で水平および垂直の間引き処理が行われて生徒信号としてのSD信号(525i信号)が生成される。
【0119】
この場合、SD信号生成回路152には、HD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域を定める、つまり生成されるSD信号の空間方向および時間方向の解像度を定めるパラメータs,zの値が入力される。
【0120】
また、SD信号生成回路152には、例えばテレビ受信機100のバージョンアップ時に画像信号処理部110が含まれる基板を取り換える場合であって、その情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9を生成する際には、取り換え前の基板における履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに格納されている、ユーザ操作によって過去に入力されたパラメータs,zの履歴情報が入力される。
【0121】
SD信号生成回路152では、履歴情報が入力されるときは、この履歴情報に基づいて入力されたパラメータs,zの値が調整される。例えば、履歴情報によってパラメータs,zの重心位置が求められ、テレビ受信機100側で調整されるパラメータs,zの値の変化範囲の中心が、求められた重心位置に移動するように、入力されるパラメータs,zの値が線形変換される。そして、SD信号生成回路152では、調整されたパラメータs,zの値に応じて、上述したようにHD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0122】
なお、使用開始前のテレビ受信機100の情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9を生成する際には、履歴情報の入力がないので、入力されたパラメータs,zの値そのものに応じて、上述したようにHD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0123】
SD信号生成回路152に入力されるパラメータs,zの値が順次変更されることで、上述したようにHD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が変更されることから、空間方向および時間方向の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が生成されていく。
【0124】
また、SD信号生成回路152で生成されたSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路154で、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路157に供給される。この空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0125】
また、SD信号生成回路152で生成されたSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路158に供給される。この動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0126】
このクラス情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路159に供給される。このクラス合成回路159では、これらクラス情報MVと再量子化コードqiとから、HD信号(1050i信号)における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。
【0127】
また、SD信号生成回路152で生成されるSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD信号における注目位置の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
【0128】
そして、入力端子151に供給されるHD信号より得られる注目位置の画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、パラメータs,zの値と、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、正規方程式生成部160では、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データw10〜wn9を得るための正規方程式((13)式参照)が個別に生成される。
【0129】
そして、係数種データ決定部161で各正規方程式が解かれ、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎の係数種データw10〜wn9が求められ、それらの係数種データw10〜wn9は係数種メモリ162に格納される。
【0130】
このように、図9に示す係数種データ生成装置150においては、図1の画像信号処理部110の情報メモリバンク135に格納される、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎の、推定式で用いられる係数データWiを求めるための生成式((5)式参照)における係数データである係数種データw10〜wn9を生成することができる。
【0131】
また、この係数種データ生成装置150において、例えばテレビ受信機100(図1参照)のバージョンアップ時に画像信号処理部110が含まれる基板を取り換える場合であって、その情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9を生成する際には、SD信号生成回路152に、テレビ受信機100の履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに格納されている、ユーザ操作によって過去に入力されたパラメータs,zの履歴情報が入力される。
【0132】
SD信号生成回路152では、この履歴情報に基づいて、入力されるパラメータs,zの値が調整され、この調整されたパラメータs,zによって、HD信号からSD信号を得る際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0133】
このようにして求められた係数種データw10〜wn9を、テレビ受信機100のバージョンアップ時に新たに装着される画像信号処理部110が含まれる基板の情報メモリバンク135に格納して使用することで、ユーザは、パラメータs,zの値の調整により、過去の解像度調整の重心位置を中心とする範囲(図10の一点鎖線枠AF参照)内で解像度の調整を行うことが可能となる。すなわち、ユーザの好みに合わせた解像度調整範囲が自動的に設定され、ユーザはその範囲内で解像度の調整を行うことができる。
【0134】
次に、係数種データの生成方法の他の例について説明する。この例においても、上述した(5)式の生成式における係数データである係数種データw10〜wn9を求める例を示すものとする。
【0135】
図11は、この例の概念を示している。HD信号から複数のSD信号を生成する。例えば、HD信号からSD信号を生成する際に使用するフィルタの空間方向(垂直方向および水平方向)の帯域と時間方向(フレーム方向)の帯域を可変するパラメータs,zをそれぞれ9段階に可変して、合計81種類のSD信号を生成する。このようにして生成された各SD信号とHD信号との間で学習を行って、(4)式の推定式の係数データWiを生成する。そして、各SD信号に対応して生成された係数データWiを使用して係数種データを生成する。
【0136】
まず、推定式の係数データの求め方を説明する。ここでは、(4)式の推定式の係数データWi(i=1〜n)を最小二乗法により求める例を示すものとする。一般化した例として、Xを入力データ、Wを係数データ、Yを予測値として、(14)式の観測方程式を考える。この(14)式において、mは学習データの数を示し、nは予測タップの数を示している。
【0137】
【数11】
【0138】
(14)式の観測方程式により収集されたデータに最小二乗法を適用する。この(14)式の観測方程式をもとに、(15)式の残差方程式を考える。
【0139】
【数12】
【0140】
(15)式の残差方程式から、各Wiの最確値は、(16)式のe2を最小にする条件が成り立つ場合と考えられる。すなわち、(17)式の条件を考慮すればよいわけである。
【0141】
【数13】
【0142】
つまり、(17)式のiに基づくn個の条件を考え、これを満たす、W1,W2,・・・,Wnを算出すればよい。そこで、(15)式の残差方程式から、(18)式が得られる。さらに、(18)式と(14)式とから、(19)式が得られる。
【0143】
【数14】
【0144】
そして、(15)式と(19)式とから、(20)式の正規方程式が得られる。
【0145】
【数15】
【0146】
(20)式の正規方程式は、未知数の数nと同じ数の方程式を立てることが可能であるので、各Wiの最確値を求めることができる。この場合、掃き出し法等を用いて連立方程式を解くことになる。
【0147】
次に、各SD信号に対応して生成された係数データWiを使用した、係数種データの求め方を説明する。
パラメータs,zに対応したSD信号を用いた学習による、あるクラスの係数データが、ksziとなったとする。ここで、iは予測タップの番号である。このksziから、このクラスの係数種データを求める。
【0148】
係数データWi(i=1〜n)は、係数種データw10〜wn9を使って、上述した(5)式で表現される。ここで、係数データWiに対して最小二乗法を使用することを考えると、残差は、(21)式で表される。
【0149】
【数16】
【0150】
ここで、tjは、上述の(7)式に示されている。(21)式に最小二乗法を作用させると、(22)式が得られる。
【0151】
【数17】
【0152】
ここで、Xjk,Yjをそれぞれ(23)式、(24)式のように定義すると、(22)式は(25)式のように書き換えられる。この(25)式も正規方程式であり、この式を掃き出し法等の一般解法で解くことにより、係数種データw10〜wn9を算出することができる。
【0153】
【数18】
【0154】
図12は、図11に示す概念に基づいて係数種データを生成する係数種データ生成装置150′の構成を示している。この図12において、図9と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0155】
係数種データ生成装置150′は、入力端子151に供給されるHD信号より得られる注目位置の画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)の組み合わせ毎に、係数データWi(i=1〜n)を得るための正規方程式((20)式参照)を生成する正規方程式生成部171を有している。
【0156】
この場合、1個のHD画素データyとそれに対応するn個の予測タップのデータ(SD画素データ)xiとの組み合わせで学習データが生成されるが、調整後のパラメータs,zの値の変化に対応してSD信号生成回路152における空間方向および時間方向の帯域が可変され、複数のSD信号が順次生成されていき、HD信号と各SD信号との間でそれぞれ学習データの生成が行われる。これにより、正規方程式生成部171では、各SD信号のそれぞれ対応して、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数データWi(i=1〜n)を得るための正規方程式が生成される。
【0157】
また、係数種データ生成装置150′は、正規方程式生成部171で生成された正規方程式のデータが供給され、その正規方程式を解いて、各SD信号にそれぞれ対応した、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiを求める係数データ決定部172と、パラメータs,zの値および各SD信号にそれぞれ対応した係数データWiとを使用して、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データw10〜wn9を得るための正規方程式((25)式参照)を生成する正規方程式生成部173とを有している。
【0158】
また、係数種データ生成装置150′は、正規方程式生成部173でクラスおよび出力画素の組み合わせ毎に生成された正規方程式のデータが供給され、その組み合わせ毎に正規方程式を解いて、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数種データw10〜wn9を求める係数種データ決定部174と、この求められた係数種データw10〜wn9を格納する係数種メモリ162とを有している。
【0159】
図12に示す係数種データ生成装置150′のその他は、図9に示す係数種データ生成装置150と同様に構成される。
【0160】
次に、図12に示す係数種データ生成装置150′の動作を説明する。
入力端子151には教師信号としてのHD信号(1050i信号)が供給され、そしてこのHD信号に対してSD信号生成回路152で水平および垂直の間引き処理が行われて生徒信号としてのSD信号(525i信号)が生成される。
【0161】
SD信号生成回路152に入力されるパラメータs,zの値が順次変更されることで、HD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が変更されることから、空間方向および時間方向の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が生成されていく。
【0162】
この場合、SD信号生成回路152では、履歴情報が入力されるときは、この履歴情報に基づいて入力されたパラメータs,zの値が調整され、調整されたパラメータs,zの値に応じて、上述したようにHD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0163】
また、SD信号生成回路152で生成されたSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路154で、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路157に供給される。この空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0164】
また、SD信号生成回路152で生成されたSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路158に供給される。この動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0165】
このクラス情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路159に供給される。このクラス合成回路159では、これらクラス情報MVと再量子化コードqiとから、HD信号(1050i信号)における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。
【0166】
また、SD信号生成回路152で生成されるSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD信号における注目位置の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
【0167】
そして、入力端子151に供給されるHD信号より得られる注目位置の画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、正規方程式生成部171では、SD信号生成回路152で生成される各SD信号のそれぞれ対応して、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数データWi(i=1〜n)を得るための正規方程式((20)式参照)が生成される。
【0168】
そして、係数データ決定部172でその正規方程式が解かれ、各SD信号にそれぞれ対応した、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiが求められる。正規方程式生成部173では、この各SD信号にそれぞれ対応した各クラスの係数データWiから、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データw10〜wn9を得るための正規方程式((25)式参照)が生成される。
【0169】
そして、係数種データ決定部174でその正規方程式が解かれ、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数種データw10〜wn9が求められ、その係数種データw10〜wn9は係数種メモリ162に格納される。
【0170】
このように、図12に示す係数種データ生成装置150′においても、図1の画像信号処理部110の情報メモリバンク135に格納される、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎の係数種データw10〜wn9を生成することができる。
【0171】
また、この係数種データ生成装置150′においても、SD信号生成回路152では、この履歴情報に基づいて、入力されるパラメータs,zの値が調整され、この調整されたパラメータs,zによって、HD信号からSD信号を得る際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が可変されるものである。したがって、このようにして求められた係数種データw10〜wn9を、テレビ受信機100のバージョンアップ時に新たに装着される画像信号処理部110が含まれる基板の情報メモリバンク135に格納して使用することで、ユーザは、パラメータs,zの値の調整により、過去の解像度調整の重心位置を中心とする範囲(図10の一点鎖線枠AF参照)内で解像度の調整を行うことが可能となる。
【0172】
なお、図1の画像信号処理部110では、係数データWi(i=1〜n)を生成するために(5)式の生成式を使用したが、次数の異なった多項式や、他の関数で表現される式でも実現可能である。
【0173】
また、図1の画像信号処理部110では、空間方向(垂直方向および水平方向)の解像度を定めるパラメータsと時間方向(フレーム方向)の解像度を定めるパラメータzとを設定し、これらパラメータs,zの値を調整することで画像の空間方向および時間方向の解像度を調整し得るものを示したが、その他の画像の質を定めるパラメータを設けるものも同様に構成することができる。例えば、パラメータとしては、垂直方向の解像度を定めるパラメータ、水平方向の解像度を定めるパラメータ、ノイズ除去度を定めるパラメータなど種々考えられる。
【0174】
また、図1の画像信号処理部110では、パラメータs,zの2つのパラメータを調整し得るものを示したが、1個または3個以上のパラメータを取り扱うものも同様に構成することができる。その場合も、履歴情報記憶部130には、それぞれのパラメータの履歴情報が格納されることとなる。そして、図9に示す係数種データ生成部150、あるいは図12に示す係数種データ生成装置150′では、それぞれのパラメータの履歴情報を使用して、上述したと同様の生成処理を行うことができる。
【0175】
なお、図1の画像信号処理部110における処理を、例えば図13に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。
【0176】
まず、図13に示す画像信号処理装置300について説明する。この画像信号処理装置300は、装置全体の動作を制御するCPU301と、このCPU301の動作プログラムや係数種データ等が格納されたROM(read only memory)302と、CPU301の作業領域を構成するRAM(random access memory)303とを有している。これらCPU301、ROM302およびRAM303は、それぞれバス304に接続されている。
【0177】
また、画像信号処理装置300は、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)305と、フロッピー(登録商標)ディスク306をドライブするドライブ(FDD)307とを有している。これらドライブ305,307は、それぞれバス304に接続されている。
【0178】
また、画像信号処理装置300は、インターネット等の通信網400に有線または無線で接続する通信部308を有している。この通信部308は、インタフェース309を介してバス304に接続されている。
【0179】
また、画像信号処理装置300は、ユーザインタフェース部を備えている。このユーザインタフェース部は、リモコン送信機200からのリモコン信号RMを受信するリモコン信号受信回路310と、LCD(liquid crystal display)等からなるディスプレイ311とを有している。受信回路310はインタフェース312を介してバス304に接続され、同様にディスプレイ311はインタフェース313を介してバス304に接続されている。
【0180】
また、画像信号処理装置300は、SD信号を入力するための入力端子314と、HD信号を出力するための出力端子315とを有している。入力端子314はインタフェース316を介してバス304に接続され、同様に出力端子315はインタフェース317を介してバス304に接続される。
【0181】
ここで、上述したようにROM302に処理プログラムや係数種データ等を予め格納しておく代わりに、例えばインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードし、ハードディスクやRAM303に蓄積して使用することもできる。また、これら処理プログラムや係数種データ等をフロッピー(登録商標)ディスク306で提供するようにしてもよい。
【0182】
また、処理すべきSD信号を入力端子314より入力する代わりに、予めハードディスクに記録しておき、あるいはインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードしてもよい。また、処理後のHD信号を出力端子315に出力する代わり、あるいはそれと並行してディスプレイ311に供給して画像表示をしたり、さらにはハードディスクに格納したり、通信部308を介してインターネットなどの通信網400に送出するようにしてもよい。
【0183】
図14のフローチャートを参照して、図13に示す画像信号処理装置300における、SD信号よりHD信号を得るため処理手順を説明する。
【0184】
まず、ステップST1で、処理を開始し、ステップST2で、SD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。このSD画素データが入力端子314より入力される場合には、このSD画素データをRAM303に一時的に格納する。また、このSD画素データがハードディスクに記録されている場合には、ハードディスクドライブ305でこのSD画素データを読み出し、RAM303に一時的に格納する。そして、ステップST3で、入力SD画素データの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST4で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST5に進む。
【0185】
このステップST5では、ユーザのリモコン送信機200の操作によって入力された画質指定値(例えばパラメータs,z)を、例えばRAM303より読み込む。新たな画質指定値が入力されているときは、ステップST6で、例えばハードディスクに格納される履歴情報(図1のテレビ受信機100の履歴情報記憶部130における度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dの記憶内容に相当)を更新する。
【0186】
そして、ステップST7で、読み込んだ画質指定値、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)の各組み合わせの係数種データを使用して、生成式(例えば(5)式)によって、各組み合わせの推定式((4)式参照)の係数データWiを生成する。
【0187】
次に、ステップST8で、ステップST2で入力されたSD画素データより、生成すべき各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST9で、入力されたSD画素データの全領域においてHD画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST2に戻り、次のフレームまたはフィールドのSD画素データの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST10に進む。
【0188】
このステップST10では、ステップST7で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST11で、そのクラスコードCLに対応した係数データWiと予測タップのSD画素データを使用して、推定式により、HD画素データを生成し、その後にステップST8に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。
【0189】
このように、図14に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力されたSD信号を構成するSD画素データを処理して、HD信号を構成するHD画素データを得ることができる。上述したように、このように処理して得られたHD信号は出力端子315に出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ305に供給されてハードディスクに記録されたりする。
【0190】
上述したように例えばハードディスクに格納される履歴情報は、ステップST7で使用する新たな係数種データを生成する際に利用される。このように新たに生成される係数種データを利用することで、ユーザの好みに合わせた調整範囲での画質調整が可能となる。なお、上述の履歴情報をハードディスクではなく、メモリカードなどの装脱可能なメモリに格納するようにしてもよい。
【0191】
また、処理装置の図示は省略するが、図9の係数種データ生成装置150における処理を、ソフトウェアで実現することも可能である。
【0192】
図15のフローチャートを参照して、係数種データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST21で、処理を開始し、ステップST22で、学習に使われる、画質パターン(例えば、パラメータs,zで特定される)を選択すると共に、その画質パターンを履歴情報に基づいて調整する。そして、ステップST23で、全ての画質パターンに対して学習が終わったか否かを判定する。全ての画質パターンに対して学習が終わっていないときは、ステップST24に進む。
【0193】
このステップST24では、既知のHD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。そして、ステップST25で、全てのHD画素データについて処理が終了したか否かを判定する。終了したときは、ステップST22に戻って、次の画質パターンの選択、調整を行って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、終了していないときは、ステップST26に進む。
【0194】
このステップST26では、ステップST24で入力されたHD画素データより、ステップST22で調整された画質パターンに基づいて、SD画素データを生成する。そして、ステップST27で、ステップST26で生成されたSD画素データより、ステップST24で入力された各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST28で、生成されたSD画素データの全領域において学習処理を終了しているか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST24に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了していないときは、ステップST29に進む。
【0195】
このステップST29では、ステップST27で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST30で、正規方程式((13)式参照)を生成する。その後に、ステップST27に戻る。
【0196】
また、ステップST23で、全ての画質パターンに対して学習が終わったときは、ステップST31に進む。このステップST31では、正規方程式を掃き出し法等で解くことによって、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)の各組み合わせの係数種データを算出し、ステップST32で、その係数種データをメモリに保存し、その後にステップST33で、処理を終了する。
【0197】
このように、図15に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図9に示す係数種データ生成装置150と同様の手法によって、係数種データを得ることができる。
また、処理装置の図示は省略するが、図12の係数種データ生成装置150′における処理も、ソフトウェアで実現可能である。
【0198】
図16のフローチャートを参照して、係数種データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST41で、処理を開始し、ステップST42で、学習に使われる、画質パターン(例えば、パラメータs,zで特定される)を選択すると共に、その画質パターンを履歴情報に基づいて調整する。そして、ステップST43で、全ての画質パターンに対する係数データの算出処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST44に進む。
【0199】
このステップST44では、既知のHD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。そして、ステップST45で、全てのHD画素データについて処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST46で、ステップST44で入力されたHD画素データより、ステップST42で調整された画質パターンに基づいて、SD画素データを生成する。
【0200】
そして、ステップST47で、ステップST46で生成されたSD画素データより、ステップST44で入力された各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST48で、生成されたSD画素データの全領域において学習処理を終了しているか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST44に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了していないときは、ステップST49に進む。
【0201】
このステップST49では、ステップST47で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST50で、係数データを得るための正規方程式((20)式参照)を生成する。その後に、ステップST47に戻る。
【0202】
上述したステップST45で、全てのHD画素データについて処理が終了したときは、ステップST51で、ステップST50で生成された正規方程式を掃き出し法などで解いて、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)の各組み合わせの係数データを算出する。その後に、ステップST42に戻って、次の画質パターンの選択、調整を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、次の画質パターンに対応した、各組み合わせの係数データを求める。
【0203】
また、上述のステップST43で、全ての画質パターンに対する係数データの算出処理が終了したときは、ステップST52に進む。このステップST52では、全ての画質パターンに対する係数データから、係数種データを求めるための正規方程式((25)式参照)を生成する。
【0204】
そして、ステップST53で、ステップST52で生成された正規方程式を掃き出し法等で解くことによって、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数種データを算出し、ステップST54で、その係数種データをメモリに保存し、その後にステップST55で、処理を終了する。
【0205】
このように、図16に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図12に示す係数種データ生成装置150′と同様の手法によって、係数種データを得ることができる。
【0206】
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。
図17は、他の実施の形態としてのテレビ受信機100Aの構成を示している。このテレビ受信機100Aも、放送信号よりSD信号としての525i信号を得、この525i信号をHD信号としての1050i信号に変換し、その1050i信号による画像を表示するものである。この図17において、図1と対応する部分には同一符号を付して示している。
【0207】
テレビ受信機100Aは、図1に示すテレビ受信機100の画像信号処理部110が画像信号処理部110Aに置き換えられたものであって、テレビ受信機100と同様の動作をする。
【0208】
画像信号処理部110Aの詳細を説明する。この画像信号処理部110Aにおいて、図1に示す画像信号処理部110と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0209】
この画像信号処理部110Aは、情報メモリバンク135Aを有している。この情報メモリバンク135Aには、クラス、出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)およびパラメータs,zの値の組み合わせ毎に、係数データWi(i=1〜n)が予め格納されている。この係数データWiの生成方法については後述する。
【0210】
この画像信号処理部110Aの動作を説明する。
バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路122で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路124に供給される。この空間クラス検出回路124では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0211】
また、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第3のタップ選択回路123で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路125に供給される。この動きクラス検出回路125では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0212】
この動き情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路126に供給される。このクラス合成回路126では、これら動き情報MVと再量子化コードqiとから、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック毎にその単位画素ブロック内の4画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。そして、このクラスコードCLは、係数メモリ134に読み出しアドレス情報として供給される。
【0213】
係数メモリ134には、例えば垂直ブランキング期間に、ユーザによって調整されたパラメータs,zの値に対応した、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiが、システムコントローラ101の制御によって、情報メモリバンク135Aよりロードされて格納される。
【0214】
なお、情報メモリバンク135Aに、調整されたパラメータs,zの値に対応した係数データが蓄えられていない場合には、その調整されたパラメータs,zの値の前後の値に対応した係数データWiを情報メモリバンク135Aより読み出し、それらを用いた補間演算処理によって、調整されたパラメータs,zの値に対応した係数データを得るようにしてもよい。
【0215】
上述したように係数メモリ134にクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給されることで、この係数メモリ134からクラスコードCLに対応した4出力画素(奇数フィールドではHD1〜HD4、偶数フィールドではHD1′〜HD4′)分の推定式の係数データWiが読み出されて推定予測演算回路127に供給される。
【0216】
また、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第1のタップ選択回路121で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
【0217】
推定予測演算回路127では、予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134より読み出される4出力画素分の係数データWiとから、作成すべきHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)のデータy1〜y4が演算される((4)式参照)。そして、この推定予測演算回路127より順次出力されるHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素のデータy1〜y4は後処理回路129に供給される。
【0218】
この後処理回路129では、推定予測演算回路127より順次供給される単位画素ブロック内の4画素のデータy1〜y4が線順次化され、1050i信号のフォーマットで出力される。つまり、後処理回路129からは、HD信号としての1050i信号が出力される。
【0219】
このように、画像信号処理部110Aでは、調整されたパラメータs,zの値に対応した推定式の係数データWi(i=1〜n)が使用されて、HD画素データyが演算されるしたがって、ユーザは、パラメータs,zの値を調整することで、HD信号による画像の空間方向および時間方向の解像度を自由に調整できる。
【0220】
また、履歴情報記憶部130には、システムコントローラ101から情報メモリバンク135Aに入力されるパラメータs,zの値が入力される。そして、履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130aおよび経時変化メモリ130d(図7参照)には、システムコントローラ101の制御により、図1に示すテレビ受信機100におけると同様に、パラメータs,zの値の履歴情報が格納される。
【0221】
このように、履歴情報記録部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに格納される履歴情報は、例えばテレビ受信機100Aのバージョンアップ時に画像信号処理部110Aが含まれる基板を取り換える場合において、その情報メモリバンク135Aに格納される係数データWiを生成する際などに利用される。
【0222】
次に、係数データWi(i=1〜n)の生成方法について説明する。
上述では、係数種データの生成方法の他の例として、まずパラメータs,zの値を段階的に可変して得られるSD信号毎に、それを用いた学習によってクラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiを生成し、次にSD信号毎の各組み合わせの係数データWiを使用して、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数種データw10〜wn9を求めるものを説明した。情報メモリバンク135Aに予め蓄えられる、クラス、出力画素およびパラメータs,zの値の組み合わせ毎の係数データWiは、この係数種データの生成方法における、前半部分と同様の方法で生成することができる。
【0223】
図18は、係数データ生成装置180を示している。この係数データ生成装置180において、図12に示す係数種データ生成装置150′と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0224】
この係数データ生成装置180では、係数メモリ163を有している。この係数メモリ163には、係数データ決定部172で決定された、パラメータs,zの各値に対応した、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiが記憶される。この係数データ生成装置180のその他は、図12に示す係数種データ生成装置150′と同様に構成される。
【0225】
図18に示す係数データ生成装置180の動作を説明する。
入力端子151には教師信号としてのHD信号(1050i信号)が供給され、そしてこのHD信号に対してSD信号生成回路152で水平および垂直の間引き処理が行われて生徒信号としてのSD信号(525i信号)が生成される。
【0226】
SD信号生成回路152に入力されるパラメータs,zの値が順次変更されることで、HD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が変更されることから、空間方向および時間方向の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が生成されていく。
【0227】
この場合、SD信号生成回路152では、履歴情報が入力されるときは、この履歴情報に基づいて入力されたパラメータs,zの値が調整され、調整されたパラメータs,zの値に応じて、上述したようにHD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0228】
また、SD信号生成回路152で生成されたSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路154で、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路157に供給される。この空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0229】
また、SD信号生成回路152で生成されたSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路158に供給される。この動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0230】
このクラス情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路159に供給される。このクラス合成回路159では、これらクラス情報MVと再量子化コードqiとから、HD信号(1050i信号)における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。
【0231】
また、SD信号生成回路152で生成されるSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD信号における注目位置の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
【0232】
そして、入力端子151に供給されるHD信号より得られる注目位置の画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、正規方程式生成部171では、SD信号生成回路152で生成される各SD信号のそれぞれ対応して、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数データWi(i=1〜n)を得るための正規方程式((20)式参照)が生成される。
【0233】
そして、係数データ決定部172でその正規方程式が解かれ、各SD信号にそれぞれ対応した、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiが求められる。すなわち、係数データ決定部172からは、クラス、出力画素およびパラメータs,zの値の組み合わせ毎の係数データWiが得られる。この係数データWiは係数メモリ163に格納される。
【0234】
このように、図18に示す係数データ生成装置180においては、図17の画像信号処理部110Aの情報メモリバンク135Aに格納される、クラス、出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)およびパラメータs,zの値の組み合わせ毎の係数データWiを生成することができる。
【0235】
また、この係数データ生成装置180においては、SD信号生成回路152では、履歴情報に基づいて、入力されるパラメータs,zの値が調整され、この調整されたパラメータs,zによって、HD信号からSD信号を得る際に用いられる帯域制限フィルタの空間方向および時間方向の帯域が可変されるものである。したがって、このようにして求められた係数データWiを、テレビ受信機100Aのバージョンアップ時に新たに装着される、画像信号処理部110Aが含まれる基板の情報メモリバンク135Aに格納して使用することで、ユーザは、パラメータs,zの値の調整により、過去の解像度調整の重心位置を中心とする範囲(図10の一点鎖線枠AF参照)内で解像度の調整を行うことが可能となる。
【0236】
なお、図17の画像信号処理部110Aでは、空間方向(垂直方向および水平方向)の解像度を定めるパラメータsと時間方向(フレーム方向)の解像度を定めるパラメータzとを設定し、これらパラメータs,zの値を調整することで画像の空間方向および時間方向の解像度を調整し得るものを示したが、その他の画像の質を定めるパラメータを設けるものも同様に構成することができる。例えば、パラメータとしては、垂直方向の解像度を定めるパラメータ、水平方向の解像度を定めるパラメータ、ノイズ除去度を定めるパラメータなど種々考えられる。
【0237】
また、図17の画像信号処理部110Aでは、パラメータs,zの2つのパラメータを調整し得るものを示したが、1個または3個以上のパラメータを取り扱うものも同様に構成することができる。その場合も、履歴情報記憶部130には、それぞれのパラメータの履歴情報が格納されることとなる。そして、図18に示す係数種データ生成部180では、それぞれのパラメータの履歴情報を使用して、上述したと同様の生成処理を行うことができる。
【0238】
また、図17の画像信号処理部110Aにおける処理を、図1の画像信号処理部110における処理と同様に、例えば図13に示す画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。この場合、ROM302等に、係数データが予め格納されて使用される。
【0239】
図19のフローチャートを参照して、図13に示す画像信号処理装置300における、SD信号よりHD信号を得るための処理手順を説明する。
まず、ステップST61で、処理を開始し、ステップS62で、SD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。このSD画素データが入力端子314より入力される場合には、このSD画素データをRAM303に一時的に格納する。また、このSD画素データがハードディスクに記録されている場合には、ハードディスクドライブ305でこのSD画素データを読み出し、RAM303に一時的に格納する。そして、ステップST63で、入力SD画素データの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST64で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST65に進む。
【0240】
このステップST65では、ユーザがリモコン送信機200を操作して入力した画質指定値(例えばパラメータs,zの値など)を例えばRAM303より読み込む。新たな画質指定値が入力されているときは、ステップST66で、例えばハードディスクに格納される履歴情報(図17のテレビ受信機100Aの履歴情報記憶部130における度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dの記憶内容に相当)を更新する。そして、ステップST67で、読み込んだ画質指定値に基づいて、ROM302等からその画質指定値に対応した、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)の各組み合わせの係数データWiを読み出し、RAM303に一時的に格納する。
【0241】
次に、ステップST68で、ステップST62で入力されたSD画素データより、生成すべき各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST69で、入力されたSD画素データの全領域においてHD画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST62に戻り、次のフレームまたはフィールドのSD画素データの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST70に進む。
【0242】
このステップST70では、ステップST68で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST71で、そのクラスコードCLに対応した係数データと予測タップのSD画素データを使用して、推定式により、HD画素データを生成し、その後にステップST68に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。
【0243】
このように、図19に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力されたSD信号を構成するSD画素データを処理して、HD信号を構成するHD画素データを得ることができる。上述したように、このように処理して得られたHD信号は出力端子315に出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ305に供給されてハードディスクに記録されたりする。
【0244】
上述したように例えばハードディスクに格納される履歴情報は、ステップST67で使用する新たな係数データを生成する際に利用される。このように新たに生成される係数データを利用することで、ユーザの好みに合わせた調整範囲での画質調整が可能となる。なお、上述の履歴情報をメモリカードなどの装脱可能なメモリに格納するようにしてもよい。
また、処理装置の図示は省略するが、図18の係数データ生成装置180における処理も、ソフトウェアで実現可能である。
【0245】
図20のフローチャートを参照して、係数データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST81で、処理を開始し、ステップST82で、学習に使われる、画質パターン(例えば、パラメータs,zで特定される)を選択すると共に、その画質パターンを履歴情報に基づいて調整する。そして、ステップST83で、全ての画質パターンに対する係数データの算出処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST84に進む。
【0246】
このステップST84では、既知のHD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。そして、ステップST85で、全てのHD画素データについて処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST86で、ステップST84で入力されたHD画素データより、ステップST82で調整された画質パターンに基づいて、SD画素データを生成する。
【0247】
そして、ステップST87で、ステップST86で生成されたSD画素データより、ステップST84で入力された各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST88で、生成されたSD画素データの全領域において学習処理を終了しているか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST84に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了していないときは、ステップST89に進む。
【0248】
このステップST89では、ステップST87で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST90で、係数データを得るための正規方程式((20)式参照)を生成する。その後に、ステップST87に戻る。
【0249】
上述したステップST85で、全てのHD画素データについて処理が終了したときは、ステップST91で、ステップST90で生成された正規方程式を掃き出し法などで解いて、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)の各組み合わせの係数データを算出する。その後に、ステップST82に戻って、次の画質パターンを選択、調整を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、次の画質パターンに対応した、各組み合わせの係数データを求める。
【0250】
また、上述のステップST83で、全ての画質パターンに対する係数データの算出処理が終了したときは、ステップST92で、全ての画質パターンに対する各クラスの係数データをメモリに保存し、その後にステップST93で、処理を終了する。
このように、図20に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図18に示す係数データ生成装置180と同様の手法によって、係数データを得ることができる。
【0251】
次に、この発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図21は、他の実施の形態としてのテレビ受信機100Bの構成を示している。このテレビ受信機100Bも、放送信号よりSD信号としての525i信号を得、この525i信号をHD信号としての1050i信号に変換し、その1050i信号による画像を表示するものである。この図21において、図1と対応する部分には同一符号を付して示している。
【0252】
テレビ受信機100Bは、図1に示すテレビ受信機100の画像信号処理部110が画像信号処理部110Bに置き換えられたものであって、テレビ受信機100と同様の動作をする。
【0253】
画像信号処理部110Bの詳細を説明する。この画像信号処理部110Bにおいて、図1に示す画像信号処理部110と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0254】
この画像信号処理部110Bは、情報メモリバンク135Bを有している。この情報メモリバンク135Bには、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)の組み合わせ毎に、推定式((4)式参照)で用いられる係数データWi(i=1〜n)を生成するための生成式((5)式参照)における係数データである係数種データw10〜wn9が、格納されている。この係数種データw10〜wn9の生成方法については後述する。
【0255】
また、この情報メモリバンク135Bには、格納されている係数種データw10〜wn9に関連して、第1のタップ選択回路121で選択される予測タップのタップ位置情報が格納されている。このタップ位置情報は、係数種データw10〜wn9を生成した際の生成装置における予測タップの位置情報である。システムコントローラ101は、このように、情報メモリバンク135Bに格納されているタップ位置情報に基づいて、第1のタップ選択回路121で選択される予測タップの位置を、係数種データw10〜wn9を生成した際の生成装置における予測タップの位置と等しくなるように切り換える。
【0256】
ここで、第1のタップ選択回路121で選択される予測タップの位置は、水平方向、垂直方向、時間方向に亘っている。本実施の形態においては、情報メモリバンク135Bに格納されるタップ位置情報に基づいて、Aタイプ、Bタイプ、Cタイプのいずれかに、予測タップの位置が切り換えられる。
【0257】
図22A〜Cは、それぞれA〜Cタイプの予測タップ位置を示している。ここで、「○」は選択される予測タップの位置を示している。また、F0は、作成すべきHD信号の画素データ(注目位置の画素データ)が存在するフィールドであり、このフィールドF0に中心予測タップTPが存在する。また、F-1は、フィールドF0より前のフィールドであり、F+1は、フィールドF0より後のフィールドである。
【0258】
図22Aに示すAタイプの予測タップ位置は、空間方向(垂直方向および水平方向)の予測タップの個数を多くしたものである。これにより、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度に比べて、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度が精度よく創造されるものとなる。図22Cに示すCタイプの予測タップ位置は、時間方向の予測タップの個数を多くしたものである。これにより、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度に比べて、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度が精度よく創造されるものとなる。図22Bに示すBタイプの予測タップ位置は、AタイプとBタイプの中間である。なお、A〜Cタイプのそれぞれにおいて予測タップの個数は等しくされている。
【0259】
図21に戻って、画像信号処理部110Bのその他の構成は、図1の画像信号処理部110の構成と同様である。
【0260】
詳細説明は省略するが、このように構成される画像信号処理部110Bの動作は、図1の画像信号処理部110の動作と全く同様である。
すなわち、SD信号(525i信号)をHD信号(1050i信号)に変換することができる。また、ユーザは、パラメータs,zの値を調整することで、HD信号による画像の空間方向および時間方向の解像度を自由に調整できる。
【0261】
また、履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a(図7参照)には、システムコントローラ101から係数生成回路136に入力されるパラメータs,zの値のそれぞれの度数分布の情報が格納される。また、履歴情報記憶部130の経時変化メモリ130d(図7参照)には、システムコントローラ101から係数生成回路136に入力されるパラメータs,zの値のうち、所定数、例えば10個の最新のパラメータs,zの値が格納される。
【0262】
このように、履歴情報記録部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに格納される履歴情報は、例えばテレビ受信機100Bのバージョンアップ時に画像信号処理部110Bが含まれる基板を取り換える場合において、その情報メモリバンク135Bに格納される係数種データw10〜wn9を生成する際などに利用される。
【0263】
情報メモリバンク135Bに格納される係数種データw10〜wn9は、図1の画像信号処理部110の情報メモリバンク135に格納される係数種データw10〜wn9と同様の方法で生成される。
【0264】
図23は、上述したテレビ受信機100Bの情報メモリバンク135Bに格納される係数種データw10〜wn9を生成するための係数種データ生成装置150Bの構成を示している。この図23において、図9と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0265】
この係数種データ生成装置150Bは、入力端子151に入力されるHD信号に対して水平および垂直の間引き処理を行って、生徒信号としてのSD信号を得るSD信号生成回路152Bを有している。このSD信号生成回路152Bには、上述したテレビ受信機100B(図21参照)におけるパラメータs,zの値と対応した、パラメータs,zの値が入力される。しかし、図9の係数種データ生成装置150におけるSD信号生成回路152とは異なり、履歴情報は入力されない。
【0266】
したがって、このSD信号生成回路152Bでは、入力されたパラメータs,zの値が調整されることはなく、入力されたパラメータs,zの値そのものに応じて、HD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの、空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0267】
また、係数種データ生成装置150Bは、SD信号生成回路152より出力されるSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)xiを選択的に取り出す第1のタップ選択回路153Bを有している。
【0268】
この第1のタップ選択回路153Bには、図9の係数種データ生成装置150における第1のタップ選択回路153とは異なり、上述したテレビ受信機100Bの履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130d(図7参照)に格納されている、入力されたパラメータs,zの値の履歴情報が供給される。
【0269】
なお、使用開始前のテレビ受信機100Bの情報メモリバンク135Bに格納される係数種データw10〜wn9を生成する際には、いまだ履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに履歴情報が格納されていないので、第1のタップ選択回路153Bに履歴情報は入力されない。つまり、第1のタップ選択回路153Bに履歴情報が入力されるのは、例えばテレビ受信機100Bのバージョンアップ時に、画像信号処理部110Bが含まれる基板を取り換える場合であって、その情報メモリバンク135Bに格納される係数種データw10〜wn9を生成する際などである。
【0270】
第1のタップ選択回路153Bでは、履歴情報に基づいて、予測タップ位置は、図22A〜Cに示すA〜Cタイプのいずれかに切り換えられる。
【0271】
履歴情報の入力がないときは、図22Bに示すBタイプとされる。この場合、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度と、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度とが、それぞれ一定の精度で創造されるように、係数種データw10〜wn9が生成される。
【0272】
履歴情報が入力される場合、第1のタップ選択回路153Bでは、パラメータs,zの値のそれぞれにおける度数分布の情報が用いられて重心位置が求められる。この場合、所定数の最新のパラメータs,zの値に対応する値で新しいほど大きな重み付けがされる。そして、第1のタップ選択回路152Bでは、この重心位置に応じて、予測タップ位置のタイプが選択される。
【0273】
上述のテレビ受信機100Bでは、ユーザの操作によってパラメータs,zの値が、例えばそれぞれ0〜8の範囲内で、所定のステップをもって調整され、空間方向および時間方向の解像度の調整が行われる。
【0274】
上述の重心位置が図24のARaの範囲に存在し、ユーザが空間方向の解像度に重きを置いた調整を行っていると想定されるときは、図22Aに示すAタイプが選択される。この場合、空間方向(垂直方向および水平方向)の予測タップの個数が多くなるため、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度に比べて、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度が精度よく創造されるように、係数種データw10〜wn9が生成される。
【0275】
また、この重心位置が図24のARbの範囲に存在し、ユーザが空間方向および時間方向の解像度の一方にのみ重きを置いた調整を行っているとは想定されないときは、図22Bに示すBタイプが選択される。この場合、上述の履歴情報の入力がない場合と同様に、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度と、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度とが、それぞれ一定の精度で創造されるように、係数種データw10〜wn9が生成される。
【0276】
さらに、この重心位置が図24のARcの範囲に存在し、ユーザが空間方向の解像度に重きを置いた調整を行っていると想定されるときは、図22Cに示すCタイプが選択される。例えば、テレビ受信機100Bにおけるパラメータs,zの調整位置が、図24に「×」印で示す位置にある場合には、重心位置はARcの範囲に存在するため、図22Cに示すCタイプが選択されることとなる。
【0277】
この場合、時間方向の予測タップの個数が多くなるため、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度に比べて、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度が精度よく創造されるように、係数種データw10〜wn9が生成される。
【0278】
係数種データ生成装置150Bのその他の構成は、図9の係数種データ生成装置150と同様である。詳細説明は省略するが、このように構成される係数種データ150Bの動作は、図9の係数種データ生成装置150と同様であり、図21に示すテレビ受信機100Bの情報メモリバンク135Bに格納される係数種データw10〜wn9を良好に生成することができる。なお、上述したテレビ受信機100Bの情報メモリバンク135Bに格納されるタップ位置情報は、このように係数種データ生成装置150Bで係数種データw10〜wn9を生成した際におけるタップ位置の情報である。
【0279】
このようにして求められた係数種データw10〜wn9を、テレビ受信機100Bのバージョンアップ時に新たに装着される画像信号処理部110Bが含まれる基板の情報メモリバンク135Bに格納して使用することで、ユーザが過去に空間方向の解像度に重きを置いている場合には空間方向の解像度が精度よく創造されるようになり、一方ユーザが過去に時間方向の解像度に重きを置いている場合には時間方向の解像度が精度よく創造される。すなわち、ユーザの好みに合わせた解像度創造を行うことができる。
【0280】
なお、図23に示す係数種データ生成装置150Bは、図9に示す係数種データ生成装置150に対応したものであったが、図12に示す係数種データ生成装置150′に対応する係数種データ生成装置によっても、テレビ受信機100Bの情報メモリバンク135Bに格納される係数種データw10〜wn9を生成することができる。この場合、係数種データ生成装置150′におけるSD信号生成回路152および第1のタップ選択回路153の部分を、図23に示す係数種データ生成装置150BにおけるSD信号生成回路152Bおよび第1のタップ選択回路153Bに置き換えればよい。
【0281】
また、図21の画像信号処理部110Bでは、空間方向(垂直方向および水平方向)の解像度を定めるパラメータsと時間方向(フレーム方向)の解像度を定めるパラメータzとを設定し、これらパラメータs,zの値を調整することで画像の空間方向および時間方向の解像度を調整し得るものを示したが、その他の2以上の方向の解像度を調整し得るものも同様に構成することができる。例えば、垂直方向および水平方向の解像度を調整するもの、あるいは垂直方向、水平方向および時間方向の解像度を調整するものである。
【0282】
また、図21の画像信号処理部110Bでは、第1のタップ選択回路121で選択できる予測タップのタップ位置のタイプは図22A〜Cの3タイプであったが、選択し得るタップ位置のタイプの個数はこれに限定されるものではない。
【0283】
また、図21の画像信号処理部110Bにおける処理を、例えば図13に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。この場合の画像信号処理は、基本的には、図14に示すフローチャートに沿って行われるが、ステップST8で予測タップの画素データを取得する際に、予測タップの画素位置は、ステップST7で使用される係数種データw10〜wn9が生成された際の生成装置における予測タップの位置と等しくされる。
【0284】
また、処理装置の図示は省略するが、図23の係数種データ生成装置150Bにおける処理も、ソフトウェアで実現可能である。この場合の係数種データ生成処理は、基本的には、図15に示すフローチャートに沿って行われるが、ステップST22では、画質パターン(パラメータs,zで特定される)の選択のみ行われ、履歴情報による調整は行われない。また、ステップST27で予測タップの画素データを取得する際、その予測タップの画素位置は履歴情報に基づいて選択される。
【0285】
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。
図25は、他の実施の形態としてのテレビ受信機100Cの構成を示している。このテレビ受信機100Cも、放送信号よりSD信号としての525i信号を得、この525i信号をHD信号としての1050i信号に変換し、その1050i信号による画像を表示するものである。この図25において、図17と対応する部分には同一符号を付して示している。
【0286】
テレビ受信機100Cは、図17に示すテレビ受信機100Aの画像信号処理部110Aが画像信号処理部110Cに置き換えられたものであって、テレビ受信機100Aと同様の動作をする。
【0287】
画像信号処理部110Cの詳細を説明する。この画像信号処理部110Cにおいて、図17に示す画像信号処理部110Aと対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
この画像信号処理部110Cは、情報メモリバンク135Cを有している。この情報メモリバンク135Cには、クラス、出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)およびパラメータs,zの値の組み合わせ毎に、係数データWi(i=1〜n)が予め格納されている。この係数データWiの生成方法については後述する。
【0288】
また、この情報メモリバンク135Cには、格納されている係数データWi(i=1〜n)に関連して、第1のタップ選択回路121で選択される予測タップのタップ位置情報が格納されている。このタップ位置情報は、係数データWiを生成した際の生成装置における予測タップの位置情報である。システムコントローラ101は、このように、情報メモリバンク135Cに格納されているタップ位置情報に基づいて、第1のタップ選択回路121で選択される予測タップの位置を、係数データWiを生成した際の生成装置における予測タップの位置と等しくなるように切り換える。
【0289】
ここで、第1のタップ選択回路121で選択される予測タップの位置は、水平方向、垂直方向、時間方向に亘っている。この予測タップの位置は、図21の画像信号処理部110Bにおけると同様に、情報メモリバンク135Cに格納されるタップ位置情報に基づいて、Aタイプ、Bタイプ、Cタイプのいずれかに切り換えられる。
【0290】
画像信号処理部110Cのその他の構成は、図17の画像信号処理部110Aの構成と同様である。
詳細説明は省略するが、このように構成される画像信号処理部110Cの動作は、図17の画像信号処理部110Aの動作と全く同様である。
すなわち、SD信号(525i信号)をHD信号(1050i信号)に変換することができる。また、ユーザは、パラメータs,zの値を調整することで、HD信号による画像の空間方向および時間方向の解像度を自由に調整できる。
【0291】
また、履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a(図7参照)には、システムコントローラ101から情報メモリバンク135Cに入力されるパラメータs,zの値のそれぞれの度数分布の情報が格納される。また、履歴情報記憶部130の経時変化メモリ130d(図7参照)には、システムコントローラ101から情報メモリバンク135Cに入力されるパラメータs,zの値のうち、所定数、例えば10個の最新のパラメータs,zの値が格納される。
【0292】
このように、履歴情報記録部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに格納される履歴情報は、例えばテレビ受信機100Cのバージョンアップ時に画像信号処理部110Cが含まれる基板を取り換える場合において、その情報メモリバンク135Cに格納される係数データWiを生成する際などに利用される。
【0293】
情報メモリバンク135Cに格納される係数データWi(i=1〜n)は、図17の画像信号処理部110Aの情報メモリバンク135Aに格納される係数データWiと同様の方法で生成される。
【0294】
図26は、上述したテレビ受信機100Cの情報メモリバンク135Cに格納される係数データWiを生成するための係数データ生成装置180Cの構成を示している。この図26において、図18と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0295】
この係数種データ生成装置180Cは、入力端子151に入力されるHD信号に対して水平および垂直の間引き処理を行って、生徒信号としてのSD信号を得るSD信号生成回路152Cを有している。このSD信号生成回路152Cには、上述したテレビ受信機100C(図25参照)におけるパラメータs,zの値と対応した、パラメータs,zの値が入力される。しかし、図18の係数データ生成装置180におけるSD信号生成回路152とは異なり、履歴情報は入力されない。
【0296】
したがって、このSD信号生成回路152Cでは、入力されたパラメータs,zの値が調整されることはなく、入力されたパラメータs,zの値そのものに応じて、HD信号からSD信号を生成する際に用いられる帯域制限フィルタの、空間方向および時間方向の帯域が可変される。
【0297】
また、係数データ生成装置180Cは、SD信号生成回路152Cより出力されるSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)xiを選択的に取り出す第1のタップ選択回路153Cを有している。
【0298】
この第1のタップ選択回路153Cには、図18の係数データ生成装置180における第1のタップ選択回路153とは異なり、上述したテレビ受信機100Cの履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130d(図7参照)に格納されている、入力されたパラメータs,zの値の履歴情報が供給される。
【0299】
なお、使用開始前のテレビ受信機100Cの情報メモリバンク135Cに格納される係数データWiを生成する際には、いまだ履歴情報記憶部130の度数分布メモリ130a、経時変化メモリ130dに履歴情報が格納されていないので、第1のタップ選択回路153Cに履歴情報は入力されない。つまり、第1のタップ選択回路153Cに履歴情報が入力されるのは、例えばテレビ受信機100Cのバージョンアップ時に、画像信号処理部110Cが含まれる基板を取り換える場合であって、その情報メモリバンク135Cに格納される係数データWiを生成する際などである。
【0300】
第1タップ選択回路153Cでは、履歴情報に基づいて、予測タップ位置は、図22A〜Cに示すA〜Cタイプのいずれかに切り換えられる。
【0301】
履歴情報の入力がないときは、図22Cに示すBタイプとされる。この場合、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度と、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度とが、それぞれ一定の精度で創造されるように、係数データWiが生成される。
【0302】
履歴情報が入力される場合、第1のタップ選択回路153Cでは、パラメータs,zの値のそれぞれにおける度数分布の情報が用いられて重心位置が求められる。この場合、所定数の最新のパラメータs,zの値に対応する値で新しいほど大きな重み付けがされる。そして、第1のタップ選択回路152Cでは、この重心位置に応じて、予測タップ位置のタイプが選択される。
【0303】
上述のテレビ受信機100Cでは、ユーザの操作によってパラメータs,zの値が、例えばそれぞれ0〜8の範囲内で、所定のステップをもって調整され、空間方向および時間方向の解像度の調整が行われる。
【0304】
上述の重心位置が図24のARaの範囲に存在し、ユーザが空間方向の解像度に重きを置いた調整を行っていると想定されるときは、図22Aに示すAタイプが選択される。この場合、空間方向(垂直方向および水平方向)の予測タップの個数が多くなるため、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度に比べて、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度が精度よく創造されるように、係数データWiが生成される。
【0305】
また、この重心位置が図24のARbの範囲に存在し、ユーザが空間方向および時間方向の解像度の一方にのみ重きを置いた調整を行っているとは想定されないときは、図22Bに示すBタイプが選択される。この場合、上述の履歴情報の入力がない場合と同様に、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度と、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度とが、それぞれ一定の精度で創造されるように、係数データWiが生成される。
【0306】
さらに、この重心位置が図24のARcの範囲に存在し、ユーザが空間方向の解像度に重きを置いた調整を行っていると想定されるときは、図22Cに示すCタイプが選択される。この場合、時間方向の予測タップの個数が多くなるため、パラメータsの値で定められる空間方向の解像度に比べて、パラメータzの値で定められる時間方向の解像度が精度よく創造されるように、係数データWiが生成される。
【0307】
係数データ生成装置180Cのその他の構成は、図18の係数データ生成装置180と同様である。詳細説明は省略するが、このように構成される係数データ生成装置180Cの動作は、図18の係数データ生成装置180と同様であり、図25に示すテレビ受信機100Cの情報メモリバンク135Cに格納される係数データWiを良好に生成することができる。なお、上述したテレビ受信機100Cの情報メモリバンク135Cに格納されるタップ位置情報は、このように係数データ生成装置180Cで係数データWiを生成した際におけるタップ位置の情報である。
【0308】
このようにして求められた係数データWiを、テレビ受信機100Cのバージョンアップ時に新たに装着される、画像信号処理部110Cが含まれる基板の情報メモリバンク135Cに格納して使用することで、ユーザが過去に空間方向の解像度に重きを置いている場合には空間方向の解像度が精度よく創造されるようになり、一方ユーザが過去に時間方向の解像度に重きを置いている場合には時間方向の解像度が精度よく創造される。すなわち、ユーザの好みに合わせた解像度創造を行うことができる。
【0309】
なお、図25の画像信号処理部110Cでは、空間方向(垂直方向および水平方向)の解像度を定めるパラメータsと時間方向(フレーム方向)の解像度を定めるパラメータzとを設定し、これらパラメータs,zの値を調整することで画像の空間方向および時間方向の解像度を調整し得るものを示したが、その他の2以上の方向の解像度を調整し得るものも同様に構成することができる。例えば、垂直方向および水平方向の解像度を調整するもの、あるいは垂直方向、水平方向および時間方向を調整するものである。
【0310】
また、図25の画像信号処理部110Cでは、第1のタップ選択回路121で選択できる予測タップのタップ位置のタイプはA〜Cの3タイプであったが、選択し得るタップ位置のタイプの個数はこれに限定されるものではない。
【0311】
また、図25の画像信号処理部110Cにおける処理を、例えば図13に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。この場合の画像信号処理は、基本的には、図19に示すフローチャートに沿って行われるが、ステップST68で予測タップの画素データを取得する際に、予測タップの画素位置は、ステップST67で読み出される係数データWiが生成された際の生成装置における予測タップの位置と等しくされる。
【0312】
また、処理装置の図示は省略するが、図26の係数データ生成装置180Cにおける処理も、ソフトウェアで実現可能である。この場合の係数データ生成処理は、基本的には、図20に示すフローチャートに沿って行われるが、ステップST82では、画質パターン(パラメータs,zで特定される)の選択のみ行われ、履歴情報による調整は行われない。また、ステップST87で予測タップの画素データを取得する際、その予測タップの画素位置は履歴情報に基づいて選択される。
【0313】
なお、上述した図1、図17、図21および図25に示す各実施の形態においては、HD信号を生成する際の推定式として線形一次方程式を使用したものを挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば推定式として高次方程式を使用するものであってもよい。
【0314】
また、上述した図1、図17、図21および図25に示す各実施の形態においては、SD信号(525i信号)をHD信号(1050i信号)に変換する例を示したが、この発明はそれに限定されるものでなく、推定式を使用して第1の画像信号を第2の画像信号に変換するその他の場合にも同様に適用できることは勿論である。
【0315】
また、上述した図1、図17、図21および図25に示す各実地の形態においては、情報信号が画像信号である場合を示したが、この発明はこれに限定されない。例えば、情報信号が音声信号である場合にも、この発明を同様に適用することができる。
【0316】
次に、この発明の別の実施の形態について説明する。図27は、実施の形態としての受信装置500の構成を示している。
この受信装置500は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を備え、装置全体の動作を制御するための制御部501を有している。なお、この制御部501はタイマ部502を持っている。また、この制御部501には、ユーザが選局操作、録画操作、録画予約操作、再生操作等の種々の操作を行うための操作部503が接続されている。
【0317】
また、受信装置500は、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信する受信アンテナ504と、このアンテナ504で受信される放送信号を後述するアナログチューナ部506およびデジタルチューナ部521に選択的に入力するためのセレクタ505とを有している。この場合、セレクタ505は、受信アンテナ504で受信された放送信号を、アナログ放送信号に含まれる番組を受信する際にはアナログチューナ部506に入力し、一方、デジタル放送信号に含まれる番組を受信する際にはデジタルチューナ部521に入力する。
【0318】
また、受信装置500は、入力されるアナログ放送信号に対して選局処理を行って所定番組の中間周波信号を得るアナログチューナ部506と、このアナログチューナ部506で得られる中間周波信号に対して復調処理(映像検波処理)を行って、放送データとしての所定番組の映像信号を得る復調部507とを有している。なお、このように復調回路507で得られる映像信号の例えば垂直ブランキング期間には、この所定番組に対応した付加情報AI1が多重されている。この付加情報AI1には、この所定番組のタイトル、出演者の人名およびジャンル等の情報が含まれている。
【0319】
また、受信装置500は、復調部507で得られる映像信号を、後述する記録制御部510、YC分離制御部512に入力するためのセレクタ508を有している。この場合、セレクタ508は、復調部507で得られる映像信号を、記録する際には記録制御部510に入力し、この映像信号による画像を、CRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示素子(図示せず)に表示する場合には、YC分離制御部512に入力する。
【0320】
また、受信装置500は、アナログ記録部としてのVTR(Video Tape Recorder)509と、このVTR509への映像信号の記録を制御する記録制御部510と、このVTR509からの映像信号の再生を制御する再生制御部511と、映像情報より輝度信号Yおよび搬送色信号Cをそれぞれ分離し、その後に搬送色信号Cに対して復調処理を行って赤色差信号R−Y、青色差信号B−Yを得、さらにその後にこれらの信号Y,R−Y,B−Yを用いたマトリックス処理を行って、画像データとしての赤、緑、青の色信号R,G,Bを得るYC分離制御部512を有している。
【0321】
この場合、VTR509への映像信号の記録時において、このVTR509への映像信号の供給は、記録制御部510を介して行われる。また、VTR509からの映像信号の再生時において、再生された映像信号は、再生制御部511を介して、YC分離制御部512に入力される。
【0322】
図28は、YC分離制御部512の構成を示している。すなわち、復調部507からセレクタ508を介して入力される映像信号SVaは、付加情報検出部601およびY/C分離部602に供給される。同様に、VTR509で再生されて再生制御部511を介して入力される映像信号SVbは、付加情報検出部601およびY/C分離部602に供給される。
【0323】
付加情報検出部601は、供給される映像信号SVaまたは映像信号SVbの垂直ブランキング期間に多重されている付加情報AI1を検出し、検出した付加情報AI1を後述するログ記録制御部542に供給する。Y/C分離部602は、供給される映像信号SVaまたは映像信号SVbを輝度信号Yと搬送色信号Cとに分離し、搬送色信号Cを色復調部603に入力すると共に、輝度信号Yをマトリックス部604に入力する。
【0324】
色復調部603は、入力される搬送色信号Cを復調して赤色差信号R−Yおよび青色差信号B−Yを取り出し、これらの色差信号R−Y,B−Yをマトリックス部604に入力する。マトリックス部604は、入力される輝度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yを用いてマトリックス演算を行って赤、緑、青の色信号R,G,Bを生成し、これら色信号R,G,Bを出力する。
【0325】
また、図27に戻って、受信装置500は、YC分離制御部512より出力される赤、緑、青の色信号R,G,Bに対して、OSD(On Screen Display)機能のために、文字図形などの表示を行う表示信号SCHを合成する合成部513を有している。この合成部513より出力される赤、緑、青の色信号R,G,BがCRTやLCD等の表示素子(図示せず)に供給されることで、この表示素子に映像信号SVaまたは映像信号SVbによる画像が表示されることとなる。
【0326】
また、受信装置500は、入力されるデジタル放送信号に対して選局処理を行って所定番組のデジタル変調データを得るデジタルチューナ部521と、このデジタルチューナ部521で得られるデジタル変調データに対して復調処理を行って放送データとしてのMPEG(Moving Picture Experts Group)データを得るチャネルデコーダ522とを有している。なお、このようにチャネルデコーダ522で得られるMPEGデータには、この所定番組に対応した付加情報AI2が多重されている。この付加情報AI2には、この所定番組のタイトル、出演者の人名およびジャンル等の情報が含まれている。
【0327】
また、受信装置500は、チャネルデコーダ522で得られるMPEGデータを、後述するMPEGデコーダ527、記録制御部525に入力するためのセレクタ523を有している。この場合、セレクタ523は、チャネルデコーダ522で得られるMPEGデータを記録する際には記録制御部525に入力し、MPEGデータによる画像をCRTやLCD等の表示素子(図示せず)に表示する場合には、MPEGデコーダ527に入力する。
【0328】
また、受信装置500は、デジタル記録部としてのHDD(Hard Disk Drive)524と、このHDD524へのMPEGデータの記録を制御する記録制御部525と、このHDD524からのMPEGデータの再生を制御する再生制御部526と、MPEGデータに対して復号化処理を行って、画像データとしての赤、緑、青の色信号R,G,Bを得るMPEGデコーダ527とを有している。
【0329】
この場合、HDD524へのMPEGデータの記録時において、このHDD524へのMPEGデータの供給は、記録制御部525を介して行われる。一方、HDD524からのMPEGデータの再生時において、再生されたMPEGデータは、再生制御部526を介してMPEGデータ527に入力される。なお、セレクタ523はMPEGデータに付加されている付加情報AI2を抽出する機能を備えており、このセレクタ523で抽出される付加情報AI2は、記録制御部525を介して後述するログ記録制御部542に供給される。
【0330】
また、受信装置500は、再生部としてのDVD(Digital Video Disc)再生部531と、このDVD再生部531からのコンテンツデータの再生を制御する再生制御部532とを有している。
【0331】
このDVD再生部531からは、ユーザの操作に応じて、所定のコンテンツのコンテンツデータが再生される。このコンテンツデータには付加情報AI3が含まれており、この所定のコンテンツのタイトル、出演者の人名、監督の人名、作曲家の人名、作詞家の人名およびジャンル等の情報が含まれている。
【0332】
この場合、DVD再生部531からの所定のコンテンツデータの再生時において、このコンテンツデータに含まれるMPEGデータは、再生制御部532を介してMPEGデコーダ527に入力される。なお、再生制御部532は、さらに、コンテンツデータに付加されている付加情報AI3を抽出し、この付加情報AI3を後述するログ記録制御部542に供給する。
【0333】
図29は、再生制御部532の構成を示している。すなわち、再生制御部532は信号読み出し部611を備えており、制御部501の制御のもと、この信号読み出し部611によって、DVD再生部531が再生状態とされ、再生された所定のコンテンツデータは、この信号読み出し部611を介して分離部612に供給される。この分離部612は、供給されるコンテンツデータから、付加情報AI3と、MPEGデータMPDcとを分離して出力する。
【0334】
また、図27に戻って、受信装置500は、MPEGデコーダより出力される赤、緑、青の色信号R,G,Bに対して、OSD機能のために、文字図形などの表示を行う表示信号SCHを合成する合成部533を有している。この合成部533より出力される赤、緑、青の色信号R,G,BがCRTやLCD等の表示素子(図示せず)に供給されることで、MPEGデコーダ527に、チャネルデコーダ522からセレクタを介して供給されるMPEGデータMPDa、HDD524から再生制御部526を介して供給されるMPEGデータMPDbまたはDVD再生部531から再生制御部532を介して供給されるMPEGデータMPDcによる画像が表示されることとなる。
【0335】
ここで、合成部513,533に供給される表示信号SCHは、上述の制御部501で作成され、本実施の形態においては、再生制御部526を介して、供給される。なお、制御部501から合成部513,533に、表示信号SCHが直接供給されるようにしてもよい。なお、この表示信号SCHは、表示素子に選局される番組のチャネル番号を表示したり、予約設定時の表示をしたりする際の他、後述するように、HDD524に記録されている番組表のデータに基づいて、表示素子に番組表を表示する際、あるいは後述するようにHDD524に記録されている番組表に存在する番組のうち、ユーザにレコメンド(推薦)すべき番組を表示する際等にも、合成部513,533に供給される。
【0336】
なお、上述では、HDD524は、チャネルデコーダ522で得られる所定番組のMPEGデータを記録すると共に、記録された所定番組のMPEGデータを再生するように説明したが、このHDD524は、例えばデジタルチューナ部521で取得される、例えばデジタル放送信号に含まれる番組表のデータ、つまりEPG(Electronic Program Guide)の情報をも記録される。この番組表のデータには、数日分の番組のそれぞれにおける情報、例えば放送日時、チャネル、タイトル、出演者の人名、ジャンル、概要などの情報が含まれている。
【0337】
この場合、デジタルチューナ部521で取得された番組表のデータは、制御部501および記録制御部525を介してHDD524に供給されて記録される。なお、この番組表のデータは随時更新される。また、制御部501は、再生制御部526を介して、HDD524に記録されている番組表のデータから所定番組の情報を検索して取得することができる。例えば、ユーザの操作により、HDD524に記録される番組表のデータに基づいて録画予約が行われるとき、制御部501は録画予約された番組の情報を取得し、これをその番組の付加情報AI2として、記録制御部525を介して後述するログ記録制御部542に供給する。
【0338】
また、受信装置500は、装脱可能な基板ベイメモリ541と、タイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報をそれぞれ作成し、この頻度分布の情報を基板ベイメモリ541に記録するログ記録制御部542とを有している。
【0339】
図30は、ログ記録制御部542の構成を示している。すなわち、YC分離制御部512から供給される付加情報AI1、記録制御部525から供給される付加情報AI2および再生制御部532から供給される付加情報AI3は、それぞれ分離部621に供給される。分離部621は、供給される付加情報から、タイトル、人名、ジャンルの情報をそれぞれ分離する。
【0340】
分離部621で分離されたタイトルの情報は、頻度分布作成部622に供給される。この頻度分布作成部622には、記録再生部623により基板ベイメモリ541から読み出される、それまでのタイトルの頻度分布の情報が供給される。頻度分布作成部622は、基板ベイメモリ541から読み出されたタイトルの頻度分布の情報を、分離部621で分離されたタイトルの情報に対応したタイトルの頻度が増加するように修正する。このように頻度分布作成部622で修正されたタイトルの頻度分布の情報は、記録再生部623を介して基板ベイメモリ541に書き込まれる。これにより、基板ベイメモリ541内のタイトルの頻度分布の情報は修正されたタイトルの頻度分布の情報に更新される。
【0341】
また、分離部621で分離されたジャンルの情報は、頻度分布作成部624に供給される。この頻度分布作成部624には、記録再生部623により基板ベイメモリ541から読み出される、それまでのジャンルの頻度分布の情報が供給される。頻度分布作成部624は、基板ベイメモリ541から読み出されたジャンルの頻度分布の情報を、分離部621で分離されたジャンルの情報に対応したジャンルの頻度が増加するように修正する。このように頻度分布作成部624で修正されたジャンルの頻度分布の情報は、記録再生部623を介して基板ベイメモリ541に書き込まれる。これにより、基板ベイメモリ541内のジャンルの頻度分布の情報は、修正されたジャンルの頻度分布の情報に更新される。
【0342】
また、分離部621で分離された人名の情報は、人名切出部625に供給される。この人名の情報には、上述したタイトルやジャンルの情報と異なり、複数個の情報が含まれることが多い。人名切出部625は、分離部621で分離された人名の情報に含まれる個々の人名の情報を切り出して頻度分布作成部626に供給する。また、頻度分布作成部626には、記録再生部623により基板ベイメモリ541から読み出される、それまでの人名の頻度分布の情報が供給される。
【0343】
頻度分布作成部626は、基板ベイメモリ541から読み出された人名の頻度分布の情報を、人名切出部625で切り出された人名の情報に対応した人名の頻度が増加するように修正する。このように頻度分布作成部626で修正された人名の頻度分布の情報は、記録再生部623を介して基板ベイメモリ541に書き込まれる。これにより、基板ベイメモリ541内の人名の頻度分布の情報は、修正された頻度分布の情報に更新される。
【0344】
なお、図27では、記録制御部510、再生制御部511、YC分離制御部512、合成部513、MPEGデコーダ527および合成部533に対する制御ラインの図示を省略しているが、これらの動作も制御部501によって制御されている。
【0345】
次に、図27に示す受信装置500の動作を説明する。
ユーザの操作部503による操作により、アナログ放送信号に含まれる所定番組を受信する場合、受信アンテナ504で受信される放送信号はセレクタ505を介してアナログチューナ部506に供給される。チューナ部506では、入力されるアナログ放送信号に対して選局処理が行われて、所定番組の中間周波信号が得られる。この所定番組の中間周波信号は復調部507に供給される。この復調部507では、中間周波信号の復調処理が行われ、所定番組の映像信号が得られる。
【0346】
そして、ユーザの操作部503による操作により、この所定番組の映像信号をVTR509に記録する場合、この映像信号はセレクタ508および記録制御部510を介してVTR509に供給されて記録される。
【0347】
また、ユーザの操作部503による操作により、この所定番組の映像信号による画像をCRTやLCD等の表示素子に表示して視聴する場合、この映像信号SVaはセレクタ508を介してYC分離制御部512に供給される。そして、このYC分離制御部512から出力される赤、緑、青の色信号R,G,Bは、合成部513を介して、図示しないCRTやLCD等の表示素子に供給される。これにより、表示素子には受信された所定番組の映像信号SVaによる画像が表示される。この場合、YC分離制御部512では映像信号SVaから付加情報AI1が分離され、この付加情報AI1はログ記録制御部542に供給される。
【0348】
図31のフローチャートは、この放送番組視聴時におけるYC分離制御部512の動作を示している。ステップST1で、入力された映像信号から、付加情報AI1を分離し、この付加情報AI1をログ記録制御部542に供給する。そして、ステップST2で、この映像信号から輝度信号Yおよび搬送色信号Cを分離し、これらを処理して色信号R,G,Bを出力する。
【0349】
また、ユーザの操作部503の操作により、VTR509に記録されている所定番組の映像信号を再生する場合に、VTR509で再生された映像信号SVbは再生制御部511を介してYC分離制御部512に供給される。これにより、表示素子には、VTR509から再生された所定番組の映像信号SVbによる画像が表示される。この場合、YC分離制御部512では映像信号SVbから付加情報AI1が分離され、この付加情報AI1はログ記録制御部542に供給される。詳細説明は省略するが、このVTR再生時におけるYC分離制御部512の動作も、上述した放送番組視聴時と同様である(図31のフローチャート参照)。
【0350】
また、ユーザの操作部503による操作により、デジタル放送信号に含まれる所定番組を受信する場合、受信アンテナ504で受信される放送信号はセレクタ505を介してデジタルチューナ部521に供給される。チューナ部521では、入力されるデジタル放送信号に対して選局処理が行われて、所定番組のデジタル変調データが得られる。この所定番組のデジタル変調データはチャネルデコーダ522に供給される。このチャネルデコーダ522では、デジタル変調データの復調処理が行われ、所定番組のMPEGデータが得られる。
【0351】
このようにチャネルデコーダ522で得られる所定番組のMPEGデータはセレクタ523に供給される。このセレクタ523では、この所定番組のMPEGデータに付加されている付加情報AI2が分離され、この付加情報AI2は記録制御部525を介してログ記録制御部542に供給される。
【0352】
そして、ユーザの操作部503による操作により、この所定番組のMPEGデータをHDD524に記録する場合、このMPEGデータは、セレクタ523および記録制御部525を介してHDD524に供給されて記録される。
【0353】
また、ユーザの操作部503による操作により、この所定番組のMPEGデータによる画像をCRTやLCD等の表示素子に表示して視聴する場合、このMPEGデータMPDaはセレクタ523を介してMPEGデコーダ527に供給される。そして、このMPEGデコーダ527から出力される赤、緑、青の色信号R,G,Bは、合成部513を介して、図示しないCRTやLCD等の表示素子に供給される。これにより、表示素子には受信された所定番組のMPEGデータMPDaによる画像が表示される。
【0354】
また、ユーザの操作部503の操作により、HDD524に記録されている所定番組のMPEGデータを再生する場合、HDD524で再生されたMPEGデータMPDbは再生制御部526を介してMPEGデコーダ527に供給される。これにより、表示素子には、HDD524から再生された所定番組のMPEGデータMPDbによる画像が表示される。
【0355】
また、ユーザの操作部503の操作により、HDD524に記録されている番組表のデータに基づいて、番組表を表示素子に表示できる。この場合、制御部501は、例えばユーザの操作部503の操作によって特定されたジャンル、日時等の番組の情報を、HDD524から再生制御部526を介して読み出し、この読み出された番組の情報を用いて、番組表を表示するための表示信号SCHを生成する。
【0356】
この表示信号SCHは、制御部501から、再生制御部526を介して合成部513,533に供給される。合成部513,533では、画像データとしての色信号R,G,Bに、この表示信号SCHが合成される。これにより、表示素子の画面上には、色信号R,G,Bによる画像に重ねて、番組表が表示される。ユーザは、このように表示素子に番組表が表示されている状態で、所定番組の録画予約を行うことができる。この場合、ユーザは、操作部503の操作によって、表示された番組表から録画予約すべき所定番組を選択することができる。
【0357】
制御部501は、このように番組表に基づいて録画予約が行われる場合、その所定番組の放送日時、チャネル、タイトル、出演者の人名、ジャンルなどの情報を、再生制御部526を介して、HDD524から読み出し、内蔵メモリ(図示せず)に一時的に格納する。
【0358】
そして、制御部501は、チャネル、タイトル、出演者の人名、ジャンルの情報を、この所定番組の付加情報AI2として、記録制御部525を介してログ記録制御部542に供給する。また、制御部501は、放送日時およびチャネルの情報に基づいて、放送日時に、その所定番組が録画されるように制御する。すなわち、制御部501は、放送日時となるとき、アナログチューナ部506またはデジタルチューナ部521を制御してその所定番組に係るチャネルの受信状態とし、記録制御部510または記録制御部525を制御して、VTR509またはHDD524でこの所定番組の映像信号またはMPEGデータが記録されるようにする。
【0359】
図32のフローチャートは、上述した録画予約時における制御部501の動作を示している。ステップST11で、番組表より所定番組の録画予約選択があったとき、ステップST12で、再生制御部を介して、HDD524から、録画予約された所定番組の放送日時、チャネル、タイトル、出演者の人名、ジャンルなどの情報を読み出し、内蔵メモリに一時的に格納する。そして、ステップST13で、録画予約された所定番組のタイトル、出演者の人名、ジャンルなどの情報を、この所定番組の付加情報AI2として、記録制御部525を介して、ログ記録制御部542に供給する。
【0360】
なお、録画予約時に、上述したように録画予約すべき所定番組を、表示された番組表から選択して特定するのではなく、操作部503の操作で放送日時およびチャネルを直接入力することで、録画予約すべき所定番組を特定することもできる。この場合、制御部501は、入力された放送日時およびチャネルの情報を内蔵メモリに一時的に格納し、これらの情報を用いて、所定番組の放送日時に、その番組の録画が行われるように制御する。
【0361】
また、制御部501は、再生制御部526を通じて、放送日時およびチャネルの情報に基づき、当該録画予約された所定番組に対応するタイトル、出演者の人名、ジャンルの情報がHDD524に記録されているか否かを検索し、記録されているときには、その情報を読み出して内蔵メモリに一時的に格納する。そして、制御部501は、その情報を、録画予約された所定番組の付加情報AI2として、記録制御部525を介して、ログ記録制御部542に供給する。
【0362】
また、ユーザの操作部503の操作により、DVD再生部531で、所定コンテンツを再生する場合、このDVD再生部531で再生されたMPEGデータMPDcは、再生制御部532を介してMPEGデコーダ527に供給される。これにより、表示素子には、DVD再生部531で再生された所定コンテンツのMPEGデータMPDcによる画像が表示される。この場合、再生制御部532では、MPEGデータに付加されている付加情報AI3が抽出され、この付加情報AI3はログ記録制御部542に供給される。
【0363】
図33のフローチャートは、このDVD再生時における再生制御部532(図29参照)の動作を示している。ステップST21で、制御部501から再生を指示する制御信号が供給されるとき、ステップST22で、信号読み出し部611により、DVD再生部を531を再生状態として、指定されたコンテンツのデータを読み出す。
【0364】
そして、ステップST23で、読み出されたデータを、分離部612で、MPEGデータMPDcと付加情報AI3とに分離し、ステップST24で、MPEGデータMPDcをMPEGデコーダ527に供給し、付加情報AI3をログ記録制御部542に供給する。
【0365】
また、上述したように、ログ記録制御部542には、YC分離制御部512から付加情報AI1が供給され、記録制御部525から付加情報AI2が供給され、再生制御部532から付加情報AI3が供給される。ログ記録制御部542(図30参照)は、付加情報AI1〜AI3がそれぞれ供給される毎に、タイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報を修正し、修正された新たな頻度分布の情報を基板ベイメモリ541に記憶する。
【0366】
図34のフローチャートは、このログ記録制御部542の動作を示している。ステップST31で、分離部621により、付加情報をタイトル、人名、ジャンルの情報に分離する。そして、ステップST32で、分離された情報が人名の情報であるときは、ステップST33で、分離された人名の情報に含まれる個々の人名の情報を切り出して、ステップST34に進む。ステップST32で、分離された情報が人名の情報でないときは、直ちにステップST34に進む。
【0367】
ステップST34では、タイトル、人名、ジャンルの頻度分布をそれぞれ作成する。この場合、記録再生部623により、基板ベイメモリ541から読み出された各頻度分布の情報を、分離部621で分離されたタイトル、人名、ジャンルの情報に対応したタイトル、人名、ジャンルの頻度が増加するように、それぞれ修正する。そして、ステップST35で、このように修正されたそれぞれの頻度分布の情報を、記録再生部623により、基板ベイメモリ541に書き込む。これにより、基板ベイメモリ541内のそれぞれ頻度分布の情報は、修正された頻度分布の情報に更新される。
【0368】
なお、本実施の形態においては、上述したようにタイトル、人名、ジャンルの頻度分布を修正するにあたって、分離部621で分離されたタイトル、人名、ジャンルの情報に対応したタイトル、人名、ジャンルの増加頻度を単純に「1」とするのではなく、重み付けが行われる。この重み付けの情報は、供給ラインは図示せずも、制御部501からログ記録制御部542に供給される。
【0369】
まず、番組視聴時にログ記録制御部542に供給される付加情報に対応して、タイトル、人名、ジャンルの頻度分布を修正する際における、タイトル、人名、ジャンルの増加頻度に対する重み付けについて説明する。
【0370】
図35のフローチャートは、制御部501における、この番組視聴時の重み付けを求める処理を示している。
まず、ステップST41で、カウント値NをN=0に初期化する。そして、ステップST42で、タイマをスタートし、さらにステップST43で、フラグ=1にする。
【0371】
次に、ステップST44で、チャネル切り換えがあるか否かを判断する。チャネル切り換えがないときは、ステップST45で、フラグ=1で10分以上経過したか否かを判断する。ステップST44で、チャネルの切り換えがあるときは、ステップST46で、タイマをストップし、ステップST47で、カウント値Nをインクリメントし、その後にステップST42に戻る。
【0372】
ステップST45で、条件を満たすときは、ステップST48で、視聴中の番組に係る付加情報によるタイトル、人名、ジャンルの増加頻度に、以下のような重み付けをする。N=0であるときは、2.0倍の重み付けとする。一方、N≠0でないときは、(1.0+0.5/N)倍の重み付けとする。
【0373】
次に、ステップST49で、N=0に初期化すると共に、フラグ=0として、ステップST44に戻り、以下上述したと同様の処理を繰り返す。
【0374】
このように、図35のフローチャートで示す重み付けの処理では、チャネル切り換えがなく10分を経過したとき、視聴中の番組に係る付加情報によるタイトル、人名、ジャンルの増加頻度に、その視聴中の番組に至るまでのチャネル切り換え回数(カウント値N)に応じた重み付けがなされる。この場合、チャネルの切り換え回数が少ないほど、大きな重み付けがなされる。これは、ユーザにとって、チャネル切り換え回数が小さいほど、重要度が高いであろうとの仮定に基づくものである。なお、重み付けの値は上述した値に限定されるものではなく、その他の算出式を用いて求めるようにしてもよい。
【0375】
また、録画予約時にログ記録制御部542に供給される付加情報に対応して、タイトル、人名、ジャンルの頻度分布を修正する際における、タイトル、人名、ジャンルの増加頻度に対する重み付けについて説明する。
図36のフローチャートは、制御部501における、この録画予約時の重み付けを求める動作を示している。
【0376】
まず、ステップST51で、現在日時と予約日時を比較する。当日予約であるときは、ステップST52で、録画予約された番組に係る付加情報によるタイトル、人名、ジャンルの増加頻度に対する重み付けを1.2倍とする。また、当日より前の予約であるとき(週間予約を除く)は、ステップST53で、その重み付けを1.5倍とする。また、週間予約であるときは、ステップST54で、その重み付けを2.0倍とする。
【0377】
このように、図36のフローチャートで示す重み付けの処理では、現在日時と予約日時との関係に応じた重み付けがなされる。この場合、当日より前の予約、あるいは週間予約の方が、当日予約より、大きな重み付けがなされる。これは、ユーザにとって、当日より前の予約、あるいは週間予約に係る番組の方が、当日予約の番組より重要度が高いであろうとの仮定に基づくものである。なお、重み付けの値は上述した値に限定されるものではなく、その他の値としてもよい。
【0378】
また、DVD再生時にログ記録制御部542に供給される付加情報に対応して、タイトル、人名、ジャンルの頻度分布を修正する際における、タイトル、人名、ジャンルの増加頻度に対する重み付けについて説明する。
【0379】
図37のフローチャートは、制御部501における、DVD再生部531で所定コンテンツが再生される際(DVD再生時)の重み付けを求める処理を示している。
【0380】
まず、ステップST61で、早送りの状態にあるか否かを判断する。早送りの状態にあるときは、ステップST62で、タイマをスタートし、早送りの状態にある時間の計測を開始する。そして、ステップST63で、早送りの状態を終了して再生状態に戻ったか否かを判断する。再生状態に戻ったときは、ステップST64で、タイマで計測された早送りの状態にある時間を、図示しない内蔵メモリに格納し、その後にステップST65に進む。上述したステップST61で、早送りの状態になく、再生状態にあるときは、直ちにステップST65に進む。
【0381】
ステップST65では、巻き戻しの状態にあるか否かを判断する。巻き戻しの状態にあるときは、ステップST66で、タイマをスタートし、巻き戻しの状態にある時間の計測を開始する。そして、ステップST67で、巻き戻しの状態を終了して再生状態に戻ったか否かを判断する。再生状態に戻ったときは、ステップST68で、タイマで計測された巻き戻しの状態にある時間を、図示しない内蔵メモリに格納し、その後にステップST69に進む。上述したステップST65で、巻き戻しの状態になく、再生状態にあるときは、直ちにステップST69に進む。
【0382】
ステップST69では、再生停止であるか否かを判断する。再生停止でないときは、ステップST61に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、再生停止であるときは、ステップST70で、再生されている所定コンテンツの再生停止位置(タイプスタンプ)を読み出し、ステップST71で、以下のような重み付けをする。
【0383】
すなわち、再生されている所定コンテンツの記録時間と、タイプスタンプと、早送りの状態にあった総時間(早送り時間)と、巻き戻しの状態にあった総時間(巻き戻し時間)とを用いて、[1.0+(タイプスタンプ/記録時間)−早送り時間/記録時間+巻き戻し時間/記録時間]倍の重み付けとする。
【0384】
このように、図37のフローチャートで示す重み付けの処理では、再生時における早送り時間や巻き戻し時間に応じた重み付けがなされる。この場合、早送り時間が短いほど、また巻き戻し時間が長いほど、大きな重み付けがなされる。これは、ユーザにとって、早送り時間が短いほど、また巻き戻し時間が長いほど、重要度が高いであろうとの仮定に基づくものである。なお、重み付けの値は上述した値に限定されるものではなく、その他の算出式を用いて求めるようにしてもよい。
【0385】
また、図27に示す受信装置500においては、上述したように基板ベイメモリ541に格納されたタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報を利用して、ユーザの好みの番組を自動録画する機能を持っている。この自動録画機能は、自動録画設定の動作と、自動録画実行の動作とからなっている。
【0386】
図38のフローチャートは、制御部501における、自動録画設定の動作を示している。この自動録画設定の動作は、ユーザの操作部503による操作によって開始させることができ、また終了させることができる。
【0387】
ステップST81で、自動録画設定時刻になったか否かを判断する。この自動録画設定時刻は、例えばユーザによって、一日のうちの所定の時刻に予め設定される。そして、自動録画設定時刻となると、ステップST82で、再生制御部526を介して、基板ベイメモリ541に格納されているタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報から、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれにおける最大頻度の項目内容を抽出する。
【0388】
次に、ステップST83で、再生制御部526を介して、上述の抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容にマッチングした番組を、HDD524に格納されている番組表のデータから検索する。ここで、マッチングした番組とは、タイトル、人名、ジャンルの項目内容の全てを満たす番組だけでなく、その一部のみを満たす番組も含めることができる。そして、ステップST84で、タイマ部502のメモリに、検索された番組の情報を書き込む。
【0389】
なお、ステップST83で、抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容にマッチングした番組を検索できなかったときは、ステップST84で、タイマ部502のメモリに、番組の情報が書き込まれることはない。
【0390】
図39は、基板ベイメモリ541に格納されているタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報の一例を示したものである。この例の場合、ジャンルの最大頻度の項目内容は「音楽」であり、人名の最大頻度の項目内容は「うただ○○」であり、タイトルの最大頻度の項目内容は「△ミュージック」である。
【0391】
したがって、上述のステップST82で抽出されるタイトル、人名、ジャンルの項目内容は、「△ミュージック」、「うただ○○」、「音楽」となる。そして、上述のステップST83では、この抽出された項目内容にマッチングした番組が検索され、上述したステップST84で、その検索された番組の情報がタイマ部に書き込まれる。図40は、検索された番組の情報の一例を示しており、タイマ部502にはそのうち放送日時およびチャネルの情報のみ書き込まれる。
【0392】
なお、上述したステップST82では、最大頻度の項目内容のみを抽出したものであるが、最大から所定順位までの頻度の項目内容を抽出するようにしてもよい。この場合、上述したステップST83では、この最大から所定順位までの頻度の項目内容にマッチングした番組が検索されることとなる。例えば、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれに関して、最大から所定順位までの頻度の項目内容のいずれかを含む番組をマッチングした番組とすることができる。
【0393】
次に、図41のフローチャートは、制御部501における、自動録画実行の動作を示している。この自動録画実行の動作は、ユーザの操作部503による操作によって開始させることができ、また終了させることができる。
【0394】
ステップST91で、タイマ部502に格納されている番組情報(放送日時およびチャネルの情報)に対応する番組の放送時刻となったか否かを判断する。その番組の放送時刻となったときは、ステップST92で、アナログチューナ部506またはデジタルチューナ部521を制御してその所定番組に係るチャネルの受信状態とし、さらにステップST93で、記録制御部510または記録制御部525を制御して、VTR509またはHDD524でこの所定番組の映像信号またはMPEGデータを記録する。
【0395】
次に、ステップST94で、VTR509またはHDD524に、タイマ部502に格納されている、他の番組情報に対応する番組の内容(映像信号またはMPEGデータ)を記録し得る空き容量があるか否かを判断する。空き容量があるときは、ステップSTS91に戻り、タイマ部502に格納されている他の番組情報に対応する処理に移る。一方、空き容量がないときは、自動録画実行の動作を強制的に終了する。
【0396】
また、図27に示す受信装置500においては、上述したように基板ベイメモリ541に格納されたタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報を利用して、ユーザの好みの番組をレコメンド(推奨)する機能を持っている。
【0397】
図42のフローチャートは、制御部501における、自動レコメンド実行の動作を示している。この自動レコメンド実行の動作は、ユーザの操作部503による操作によって開始させることができ、また終了させることができる。
【0398】
ステップST101で、自動レコメンド実行時刻になったか否かを判断する。この自動レコメンド実行時刻は、例えばユーザによって、一日のうちの所定の時刻に予め設定される。そして、レコメンド実行時刻になると、ステップST102で、再生制御部526を介して、基板ベイメモリ541に格納されているタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報から、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれにおける最大頻度の項目内容を抽出する。
【0399】
次に、ステップST103で、再生制御部526を介して、上述の抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容にマッチングした番組を、HDD524に格納されている番組表のデータから検索し、その検索された番組の情報(図40参照)を図示しない内蔵メモリに一時的に書き込む。ここで、マッチングした番組とは、タイトル、人名、ジャンルの項目内容の全てを満たす番組だけでなく、その一部のみを満たす番組も含めることができる。
【0400】
次に、ステップST104で、その検索された番組の情報を表示するための表示信号SCHを生成し、この表示信号SCHを再生制御部526を介して、合成部513,533に供給する。これにより、合成部513,533の出力が供給されるCRTやLCD等の表示素子(図示せず)には、レコメンドすべき番組の情報が表示される。
【0401】
なお、ステップST103で、抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容にマッチングした番組を検索できなかったときは、ステップST104で、推奨すべき番組の情報を表示する表示信号SCHを生成して合成部513,533に供給することはなく、CRTやLCD等の表示素子には、レコメンドすべき番組の情報は表示されない。なおこの場合、レコメンドすべき番組がない旨を表示するための表示信号SCHを生成し、この表示信号SCHを合成部513,533に供給し、CRTやLCD等の表示素子にレコメンドすべき番組がない旨を表示するようにしてもよい。
【0402】
また、上述したステップST102では、最大頻度の項目内容のみを抽出したものであるが、最大から所定順位までの頻度の項目内容を抽出するようにしてもよい。この場合、上述したステップST103では、この最大から所定順位までの頻度の項目内容にマッチングした番組が検索されることとなる。例えば、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれに関しては最大から所定順位までの頻度の項目内容のいずれかを含む番組をマッチングした番組とすることができる。
【0403】
また、図27に示す受信装置500における基板ベイメモリ541には、上述したようにログ記録制御部542により書き込まれる頻度分布の情報の他に、他の同様の受信装置における基板ベイメモリ(以下、「他基板ベイメモリ」という)に書き込まれた頻度分布の情報に基づく他の頻度分布の情報を格納することができる。
【0404】
図43は、基板ベイメモリ541に、上述した他の頻度分布の情報を格納するために用いられる、基板ベイメモリのデータ収集装置700を示している。
【0405】
このデータ収集装置700は、基板ベイメモリ541からタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報を読み出すデータ読み出し部701と、このデータ読み出し部701で読み出された頻度分布の情報を蓄積部703に書き込むデータ書き込み部702とを有している。この基板ベイメモリ541からの頻度分布の情報は、基板ベイメモリ541に係る基板の製造番号xによって管理される。
【0406】
また、データ収集装置700は、他の基板ベイメモリ704ー1〜704ーnからタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報をそれぞれ読み出すデータ読み出し部705-1〜705-nと、これらデータ読み出し部705-1〜705-nで読み出された頻度分布の情報をそれぞれ蓄積部703に書き込むデータ書き込み部706-1〜706-nとを有している。これら他の基板ベイメモリ704ー1〜704ーnからの頻度分布の情報は、これら他の基板ベイメモリ704ー1〜704ーnに係る基板の製造番号y1〜ynによって管理される。
【0407】
また、データ収集装置700は、蓄積部703に書き込まれている製造番号xの頻度分布の情報Dxを繰り返し読み出し、後述する比較選択部708に供給すると共に、また各回の製造番号xの頻度分布の情報Dxの読み出しに対応して、蓄積部703に書き込まれている製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynを順次読み出し、後述する比較選択部708に供給するデータ読み出し部707を有している。
【0408】
また、データ収集装置700は、データ読み出し部707から供給される製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのそれぞれに対して、データ読み出し部707から供給される製造番号xの頻度分布の情報Dxとのマッチ度を演算し、製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのうち最大のマッチ度が得られる頻度分布の情報を取得する比較選択部708と、この比較選択部708で取得された頻度分布の情報を、他の頻度分布の情報として、基板ベイメモリ541に書き込むデータ書き込み部709とを有している。
【0409】
図44は、比較選択部708の構成を示している。この比較選択部708は、製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのそれぞれに対して、それぞれ製造番号xの頻度分布の情報Dxとのマッチ度を演算するマッチ度演算部711を有している。
【0410】
このマッチ度演算部711では、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれ頻度分布の情報のマッチ度が個別に演算され、その後に加算されて最終的なマッチ度とされる。ここで、マッチ度は、マッチ度を演算すべき各々の頻度分布の情報をそれぞれ頻度の最大値と最小値で正規化し、その後に相関演算を行うことで求められる。
【0411】
例えばジャンルの頻度分布の情報のマッチ度を求める場合、項目内容K1,K2,K3,K4,K5における正規化後の頻度が、一方の頻度分布の情報ではa1,a2,a3,a4,a5であり、他方の頻度分布の情報ではb1,b2,b3,b4,b5であるとすると、マッチ度MCHは、MCH=a1・b1+a2・b2+a3・b3+a4・b4+a5・b5と求められる。タイトルや人名の頻度分布のマッチ度を求める場合も同様である。
【0412】
また、比較選択部708は、マッチ度演算部711で演算されるマッチ度が順次供給され、最大マッチ度を記憶しておく、マッチ度比較部712を有している。この場合、マッチ度比較部712には、製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのそれぞれに対して演算されたマッチ度が順次供給される。マッチ度比較部712は、最初に供給されるマッチ度はそのまま最大マッチ度として記憶するが、その後に入力されるマッチ度に関しては、記憶されている最大マッチ度と比較し、最大マッチ度より大きいときのみ最大マッチ度として記憶する。
【0413】
これにより、マッチ度比較部712には、最終的に、製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのそれぞれに対して演算されたマッチ度のうち、最大のマッチ度が記憶された状態となる。
【0414】
また、比較選択部708は、マッチ度比較部712が入力されたマッチ度を最大マッチ度として記憶する毎に、そのマッチ度に対応する頻度分布の情報を、記憶部714に上書きする更新部713を有している。これにより、記憶部714には、最終的に、製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのうち、最大のマッチ度が得られる頻度分布の情報が記憶された状態となる。この記憶部714に最終的に記憶されている頻度分布の情報が、データ書き込み部709(図43参照)により、他の頻度分布の情報として、基板ベイメモリ541に書き込まれることとなる。
【0415】
図43に示すデータ収集装置700の動作を説明する。
基板ベイメモリ541からデータ読み出し部701により製造番号xの頻度分布の情報Dxが読み出され、この情報Dxはデータ書き込み部702により蓄積部703に書き込まれる。また、他の基板ベイメモリ704-1〜704-nからデータ読み出し部705-1〜705-nにより製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynが読み出され、この情報Dy1〜Dynはデータ書き込み部706-1〜706-nにより蓄積部703に書き込まれる。
【0416】
蓄積部703に書き込まれた製造番号xの頻度分布の情報Dxは、データ読み出し部707により繰り返し読み出されて比較選択部708に供給される。また、蓄積部703に書き込まれた製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynは、各回の上述の製造番号xの情報Dxの読み出しに対応して、データ読み出し部707により順次読み出されて比較選択部708に供給される。
【0417】
比較選択部708では、データ読み出し部707から供給される製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのそれぞれに対して、データ読み出し部707から供給される製造番号xの頻度分布の情報Dxとのマッチ度が演算され、製造番号y1〜ynの頻度分布の情報Dy1〜Dynのうち最大のマッチ度が得られる頻度分布の情報(以下、「製造番号yの頻度分布の情報Dy」とする)が取得される。
【0418】
そして、比較選択部708で取得された製造番号yの頻度分布の情報Dyは、データ書き込み部709により、基板ベイメモリ541に書き込まれる。したがって、基板ベイメモリ541には、製造番号xの頻度分布の情報Dxと共に、製造番号yの頻度分布の情報Dyが格納された状態となる。
【0419】
なお、データ収集装置700では、上述したように既に製造番号xの頻度分布の情報Dxが格納されている基板ベイメモリ541に、製造番号yの頻度分布の情報Dyを書き込むものであったが、他の基板ベイメモリに、製造番号x,yの頻度分布の情報Dx,Dyを書き込み、これを基板ベイメモリ541として使用してもよい。
【0420】
また、図27に示す受信装置500においては、上述したように基板ベイメモリ541に、製造番号xの頻度分布の情報Dxの他に、さらに製造番号yの頻度分布の情報Dyが格納されている場合、上述した自動録画機能に係る自動録画設定および自動録画実行の動作は以下のようになる。
【0421】
図45のフローチャートは、制御部501における、自動録画設定の動作を示している。この自動録画設定の動作は、ユーザの操作部503による操作によって開始させることができ、また終了させることができる。
【0422】
ステップST111で、自動録画設定時刻になったか否かを判断する。この自動録画設定時刻は、例えばユーザによって、一日のうちの所定の時刻に予め設定される。そして、自動録画設定時刻となると、ステップST112で、再生制御部526を介して、基板メモリ541に格納されている製造番号xのタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報Dxから、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれにおける最大頻度の項目内容Txを抽出する。
【0423】
さらに、このステップST112で、基板メモリ541に格納されている製造番号yのタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報Dyから、上述の製造番号xのタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報Dxにない項目内容のうち、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれにおける最大頻度の項目内容Tyを抽出する。
【0424】
図46は、項目内容Tyの選択範囲を示す図である。すなわち、楕円Cxは頻度分布の情報Dxに含まれる項目内容の範囲を示しており、楕円Cyは頻度分布Dyに含まれる項目内容の範囲を示している。上述の項目内容Tyは、頻度分布の情報Dyのみに含まれる項目内容の範囲(クロスハッチングされた部分)から抽出される。
【0425】
次に、ステップST113で、再生制御部526を介して、上述の抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容Tx,Tyにそれぞれマッチングした番組を、HDD524に格納されている番組表のデータから検索する。ここで、マッチングした番組とは、タイトル、人名、ジャンルの項目内容の全てを満たす番組だけでなく、その一部のみを満たす番組も含めることができる。そして、ステップST114で、タイマ部502のメモリに、検索された番組の情報(放送日時、チャネルの情報)を書き込む。
【0426】
なお、ステップST113で、抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容にマッチングした番組を検索できなかったときは、ステップST114で、タイマ部502のメモリに、番組の情報が書き込まれることはない。また、上述したステップST112では、最大頻度の項目内容Tx,Tyのみを抽出したものであるが、最大から所定順位までの頻度の項目内容を抽出するようにしてもよい。この場合、上述したステップST113では、この最大から所定順位までの頻度の項目内容にマッチングした番組が検索されることとなる。例えば、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれに関して、最大から所定順位までの頻度の項目内容のいずれかを含む番組をマッチングした番組とすることができる。
【0427】
次に、図47のフローチャートは、制御部501における、自動録画実行の動作を示している。この自動録画実行の動作は、ユーザの操作部503による操作によって開始させることができ、また終了させることができる。
【0428】
ステップST121で、タイマ部502に格納されている番組情報(放送日時およびチャネルの情報)に対応する番組の放送時刻となったか否かを判断する。その番組の放送時刻となったときは、ステップST122で、アナログチューナ部506またはデジタルチューナ部521を制御してその所定番組に係るチャネルの受信状態とし、さらにステップST123で、記録制御部510または記録制御部525を制御して、VTR509またはHDD524でこの所定番組の映像信号またはMPEGデータを記録する。
【0429】
なお、VTR509またはHDD524で所定番組の映像信号またはMPEGデータを記録する場合に、その所定番組の映像信号またはMPEGデータに関連づけて製造番号を同時に記録する。すなわち、所定番組が上述の項目内容Txにマッチングした番組である場合には製造番号xを記録し、一方所定番組が上述の項目内容Tyにマッチングした番組である場合には製造番号yを記録する。この場合、VTR509で所定番組の映像信号を記録する場合には、例えばVTR509本体に設けられたメモリあるいはテープカセットに設けられたメモリなどに、その所定番組の記録に関連づけて製造番号の情報を記録することが考えられる。一方、HDD524で所定番組のMPEGデータを記録する場合には、そのMPEGデータに付加して製造番号の情報を記録することが考えられる。
【0430】
次に、ステップST124で、VTR509またはHDD524に、タイマ部502に格納されている、他の番組情報に対応する番組の内容(映像信号またはMPEGデータ)を記録し得る空き容量があるか否かを判断する。空き容量があるときは、ステップSTS121に戻り、タイマ部502に格納されている他の番組情報に対応する処理に移る。一方、空き容量がないときは、自動録画実行の動作を強制的に終了する。
【0431】
また、図27に示す受信装置500においては、上述したようにVTR509またはHDD524から上述したように製造番号yが付されて記録された所定番組が再生される場合、基板ベイメモリ541に格納されている製造番号xの頻度分布の情報Dxと製造番号yの頻度分布の情報Dyとのマージ(合併)が行われる。
【0432】
図48のフローチャートは、制御部501における、再生時のマージ制御動作を示している。
ステップST131で、再生された番組が製造番号yが付されたものであるか否かを判断する。制御部501は、再生された番組に対応する製造番号の情報を、再生制御部511,526を介して得ることができる。再生された番組に製造番号yが付されていない場合は、マージをすることなく、マージ制御動作を終了する。
【0433】
一方、再生された番組に製造番号yが付されている場合は、ステップST132で、記録制御部525を介して基板ベイメモリ541を制御し、製造番号xの頻度分布の情報Dxと製造番号yの頻度分布の情報Dyのそれぞれの項目内容の度数を加算してマージ(合併)を行い、新たに得られた頻度分布の情報を製造番号xの頻度分布の情報Dxとして基板ベイメモリ541に書き込む。このマージにより、基板ベイメモリ541には、頻度分布の情報として、製造番号xの頻度分布の情報Dxのみが格納された状態となる。
【0434】
このように、製造番号yが付された番組の再生があるとき、製造番号xの頻度分布の情報Dxと製造番号yの頻度分布の情報Dyとのマージを行うのは、製造番号yが付されて記録された番組は、製造番号yの頻度分布の情報Dyのうち、製造番号xの頻度分布の情報Dxにない項目内容から抽出された項目内容Tyにマッチングした番組であり、他の受信装置の作成に係る製造番号yの頻度分布の情報Dyは有効であると考えるからである。
【0435】
このような再生時のマージにより、基板ベイメモリ541にユーザの好みに対応した頻度分布の情報が格納された状態をより早く実現することができ、上述した自動録画機能、自動レコメンド機能を良好に活用できるようになる。
【0436】
また、図27に示す受信装置500においては、上述したように基板ベイメモリ541に、製造番号xの頻度分布の情報Dxの他に、さらに製造番号yの頻度分布の情報Dyが格納されている場合、上述した自動レコメンド実行の動作は以下のようになる。
【0437】
図49のフローチャートは、制御部501における、自動レコメンド実行の動作を示している。この自動レコメンド実行の動作は、ユーザの操作部503による操作によって開始させることができ、また終了させることができる。
【0438】
ステップST141で、自動レコメンド実行時刻になったか否かを判断する。この自動レコメンド実行時刻は、例えばユーザによって、一日のうちの所定の時刻に予め設定される。そして、レコメンド実行時刻になると、ステップST142で、再生制御部526を介して、基板メモリ541に格納されている製造番号xのタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報Dxから、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれにおける最大頻度の項目内容Txを抽出する。
【0439】
さらに、このステップST112で、基板メモリ541に格納されている製造番号yのタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報Dyから、上述の製造番号xのタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報Dxにない項目内容のうち、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれにおける最大頻度の項目内容Tyを抽出する。
【0440】
次に、ステップST143で、再生制御部526を介して、上述の抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容Tx,Tyにそれぞれマッチングした番組を、HDD524に格納されている番組表のデータから検索し、その検索された番組の情報(図40参照)を図示しない内蔵メモリに一時的に記憶する。ここで、マッチングした番組とは、タイトル、人名、ジャンルの項目内容の全てを満たす番組だけでなく、その一部のみを満たす番組も含めることができる。
【0441】
なお、内蔵メモリに番組の情報を記憶する場合に、その番組の情報に関連づけて製造番号を同時に記憶する。すなわち、番組が上述の項目内容Txにマッチングした番組である場合には製造番号xを記憶し、一方番組が上述の項目内容Tyにマッチングした番組である場合には製造番号yを記憶する。
【0442】
次に、ステップST144で、その検索された番組の情報を表示するための表示信号SCHを生成し、この表示信号SCHを再生制御部526を介して、合成部513,533に供給する。これにより、合成部513,533の出力が供給されるCRTやLCD等の表示素子(図示せず)には、レコメンドすべき番組の情報が表示される。
【0443】
なお、ステップST143で、抽出されたタイトル、人名、ジャンルの項目内容にマッチングした番組を検索できなかったときは、ステップST144で、推奨すべき番組の情報を表示する表示信号SCHを生成して合成部513,533に供給することはなく、CRTやLCD等の表示素子には、レコメンドすべき番組の情報は表示されない。なおこの場合、レコメンドすべき番組がない旨を表示するための表示信号SCHを生成し、この表示信号SCHを合成部513,533に供給し、CRTやLCD等の表示素子にレコメンドすべき番組がない旨を表示するようにしてもよい。
【0444】
また、上述したステップST142では、最大頻度の項目内容のみを抽出したものであるが、最大から所定順位までの頻度の項目内容を抽出するようにしてもよい。この場合、上述したステップST143では、この最大から所定順位までの頻度の項目内容にマッチングした番組が検索されることとなる。例えば、タイトル、人名、ジャンルのそれぞれに関しては最大から所定順位までの頻度の項目内容のいずれかを含む番組をマッチングした番組とすることができる。
【0445】
また、図27に示す受信装置500においては、上述したようにCRTやLCD等の表示素子に表示されたレコメンドすべき番組のうち、製造番号yが付された番組が録画予約される場合、基板ベイメモリ541に格納されている製造番号xの頻度分布の情報Dxと製造番号yの頻度分布の情報Dyとのマージ(合併)が行われる。
【0446】
図50のフローチャートは、制御部501における、録画予約時のマージ制御動作を示している。
ステップST151で、録画予約された番組が製造番号yが付された番組か否かを判断する。制御部501は、上述した図49のフローチャートのステップST143で、推奨すべき番組の情報に関連づけて内蔵メモリに記憶された製造番号の情報に基づいて判断する。録画予約された番組が製造番号yが付されたものでない場合は、マージをすることなく、マージ制御動作を終了する。
【0447】
一方、録画予約された番組が製造番号yが付されたものである場合は、ステップST152で、記録制御部525を介して基板ベイメモリ541を制御し、製造番号xの頻度分布の情報Dxと製造番号yの頻度分布の情報Dyのそれぞれの項目内容の度数を加算してマージ(合併)を行い、新たに得られた頻度分布の情報を製造番号xの頻度分布の情報Dxとして基板ベイメモリ541に書き込む。このマージにより、基板ベイメモリ541には、頻度分布の情報として、製造番号xの頻度分布の情報Dxのみが格納された状態となる。
【0448】
このように、製造番号yが付された番組の録画予約があるとき、製造番号xの頻度分布の情報Dxと製造番号yの頻度分布の情報Dyとのマージを行うのは、製造番号yが付された番組は、製造番号yの頻度分布の情報Dyのうち、製造番号xの頻度分布の情報Dxにない項目内容から抽出された項目内容Tyにマッチングした番組であり、他の受信装置の作成に係る製造番号yの頻度分布の情報Dyは有効であると考えるからである。
【0449】
このような録画予約時のマージにより、上述した再生時のマージと同様に、基板ベイメモリ541にユーザの好みに対応した頻度分布の情報が格納された状態をより早く実現することができ、上述した自動録画機能、自動レコメンド機能を良好に活用できるようになる。
【0450】
なお、上述では、CRTやLCD等の表示素子に表示されたレコメンドすべき番組が録画予約される場合のマージ制御動作について述べたが、CRTやLCD等の表示素子に表示されたレコメンドすべき番組が受信予約される場合も同様のマージ制御を行うことができ、同様の効果を得ることができる。
【0451】
なお、上述したデータ収集装置700では、他の基板ベイメモリ604-1〜604-nに格納されている頻度分布の情報Dy1〜Dynのうち、基板ベイメモリ541に格納されている頻度分布の情報Dxとのマッチ度が最大となる頻度分布の情報Dyを取得し、基板ベイメモリ541に、この頻度分布の情報Dyを、頻度分布の情報Dxと共に格納するものを示したが、頻度分布の情報Dy1〜Dynのうち、基板ベイメモリ541に格納されている頻度分布の情報Dxとのマッチ度が最小となる頻度分布の情報Dyを取得し、基板ベイメモリ541に、この頻度分布の情報Dyを、頻度分布の情報Dxと共に格納することも考えられる。
【0452】
そしてこの場合、自動録画機能(図45、図47のフローチャート参照)によって録画された番組が再生される際にその番組が製造番号yの付された番組でないとき、また自動レコメンド機能(図49のフローチャート参照)によってCRTやLCDに表示されている番組から受信予約された番組または録画予約された番組が製造番号yの付された番組でないとき、基板ベイメモリ541に格納されている製造番号xの頻度分布の情報Dxの項目内容から、製造番号yの頻度分布の情報Dyに含まれる項目内容を除去して新たな頻度分布の情報を得、この新たに得られた頻度分布の情報のみを、製造番号xの頻度分布の情報Dxとして基板ベイメモリ541に書き込むことができる。
【0453】
このように、製造番号yが付された番組の再生でないとき、製造番号yが付された番組の録画予約あるいは受信予約でないとき、基板ベイメモリ541に格納されている製造番号xの頻度分布の情報Dxの項目内容から、製造番号yの頻度分布の情報Dyに含まれる項目内容を除去して新たな頻度分布の情報を得るのは、製造番号yが付された番組は、製造番号yの頻度分布の情報Dyのうち、製造番号xの頻度分布の情報Dxにない項目内容から抽出された項目内容Tyにマッチングした番組であり、他の受信装置の作成に係る製造番号yの頻度分布の情報Dyは有効でないと考えるからである。
【0454】
また、データ収集装置700では、基板ベイメモリ541に格納されている頻度分布の情報Dxおよび他の基板ベイメモリ704-1〜704-nに格納されている頻度分布の情報Dy1〜Dynを平均し、あるいは加算して新たな頻度分布を取得し、この新たな頻度分布の情報を、基板ベイメモリ541に、製造番号yの頻度分布の情報Dyとして、製造番号xの頻度分布の情報Dxと共に格納することも考えられる。
【0455】
そしてこの場合、自動録画機能(図45、図47のフローチャート参照)によって録画された番組が再生される際にその番組が製造番号yの付された番組であるとき、また自動レコメンド機能(図49のフローチャート参照)によってCRTやLCDに表示されている番組から受信予約された番組または録画予約された番組が製造番号yの付された番組であるとき、基板ベイメモリ541に格納されている製造番号yの頻度分布の情報Dyのみを、製造番号xの頻度分布の情報Dxとして基板ベイメモリ541に書き込むことができる。
【0456】
このように、製造番号yが付された番組の再生であるとき、製造番号yが付された番組の録画予約あるいは受信予約であるとき、基板ベイメモリ541に格納されている製造番号yの頻度分布の情報Dyを新たな製造番号xの頻度分布の情報Dxとするのは、上述したように頻度分布の情報Dxおよび頻度分布の情報Dy1〜Dynを平均し、あるいは加算して作成した製造番号yの頻度分布の情報Dyは有効であると考えるからである。
【0457】
なお、上述したようにデータ収集装置700で、基板ベイメモリ541に格納されている頻度分布の情報Dxおよび他の基板ベイメモリ704-1〜704-nに格納されている頻度分布の情報Dy1〜Dynを平均し、あるいは加算して頻度分布の情報Dyを得る場合に、これら情報Dx,Dy1〜Dynのそれぞれに対して、情報Dx,Dy1〜Dyn情報Dxとのマッチ度を演算し、この演算されたマッチ度に基づいて情報Dx,Dy1〜Dynのそれぞれに重み付けを行ってもよい。
【0458】
上述したように図27に示す受信装置500においては、ユーザの操作部503の操作によってアナログチューナ部506で受信された番組、あるいはVTR509で再生された番組に係る付加データAI1が、YC分離制御部512からログ記録制御部542に供給される。また、ユーザの操作部503の操作によってデジタルチューナ部521で受信された番組に係る付加データAI2が記録制御部525からログ記録制御部542に供給される。また、ユーザの操作部503の操作によって録画予約された番組に係る付加データAI2が記録制御部525からログ記録制御部542に供給される。さらに、ユーザの操作部503の操作によってDVD再生部531で再生されるコンテンツに係る付加データAI3が再生制御部532からログ記録制御部542に供給される。
【0459】
そして、ログ記録制御部542では、付加情報AI1〜AI3がそれぞれ供給される毎に、タイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報が修正され、修正された新たな頻度分布の情報が基板ベイメモリ541に記憶される。したがって、基板ベイメモリ541格納されるタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報は、受信装置500を使用するに従って、ユーザの好みを反映したものとなっていく。
【0460】
この場合、ユーザの操作部503の操作で番組を選択する際に、ユーザにとってチャネル切り換え回数が小さいほど重要度が高いであろうとの仮定に基づき、その番組の選択に至るまでのチャネルの切り換え回数が少ないほど、大きな重み付けがなされる。また、ユーザにとって当日より前の予約あるいは週間予約に係る番組の方が当日予約の番組より重要度が高いであろうとの仮定に基づき、当日より前の予約あるいは週間予約の方が当日予約より大きな重み付けがなされる。さらに、ユーザにとって早送り時間が短いほど、また巻き戻し時間が長いほど、重要度が高いであろうとの仮定に基づき、早送り時間が短いほど、また巻き戻し時間が長いほど、大きな重み付けがなされる。このように重み付けをすることで、基板ベイメモリ541に格納されるタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報を、よりユーザの好みを反映させたものとすることができる。
【0461】
また、受信装置500においては、自動録画機能を持っており、ユーザが操作部503の操作により自動録画機能の動作(自動録画設定の動作および自動録画実行の動作)を有効とすると、自動録画設定時刻毎に、基板ベイメモリ541に格納されているタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報に基づいて、HDD524に格納されている番組表から録画予約すべき所定番組が検索され、この所定番組の録画予約が行われ、この所定番組の放送日時に自動的に録画が行われる。
【0462】
この場合、録画予約すべき所定番組は、基板ベイメモリ541に格納されているタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報に基づいて決定されるため、ユーザの好みに合ったものとなる。したがって、ユーザが操作部503からの放送日時、チャネル等の入力によるユーザの好みの所定番組の録画予約を忘れている場合であっても、その所定番組が自動録画される可能性がおおいにあり、ユーザにとって有効なものとなる。
【0463】
また、受信装置500においては、自動レコメンド機能を持っており、ユーザが操作部503の操作により自動レコメンド機能の動作(自動レコメンド実行の動作)を有効とすると、自動レコメンド実行時刻毎に、基板ベイメモリ541に格納されているタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報に基づいて、HDD524に格納されている番組表からレコメンドすべき所定番組が検索され、この所定番組の情報を表示するための表示信号SCHが合成部513,533で色信号R,G,Bに合成される。これにより、CRTやLCD等の表示素子に、レコメンドすべき所定番組が表示される。
【0464】
この場合、レコメンドすべき所定番組は、基板ベイメモリ541に格納されているタイトル、人名、ジャンルの頻度分布の情報に基づいて決定されるため、ユーザの好みに合ったものとなる。したがって、ユーザが新聞等の番組表、あるいはCRTやLCD等の表示素子に表示される番組表などで好みの所定番組をチェックできなかった場合、その所定番組をレコメンドしてくれる可能性がおおいにあり、ユーザにとって有効なものとなる。
【0465】
また、受信装置500においては、基板ベイメモリ541に、ログ記録制御部542で作成された頻度分布の情報(製造番号xの頻度分布の情報Dx)の他に、例えば図43に示すようなデータ収集装置700により、他の受信装置の基板ベイメモリに格納されている頻度分布の情報を用いて作成された頻度分布の情報(製造番号yの頻度分布の情報Dy)を格納できる。
【0466】
このように格納された製造番号x,yの頻度分布の情報Dx,Dyに基づいて、自動録画予約や自動レコメンドが実行される。そして、自動録画された番組のうち再生された番組、自動レコメンドされた番組のうち録画予約や受信予約がされた番組に基づいて、情報Dx,Dyが加算(パージ)されて新たな頻度分布が作成され、あるいは情報Dxから情報Dyに含まれる項目内容が削除されて新たな頻度分布の情報が作成され、また情報Dxに代わって情報Dyが新たな頻度分布として選択される。
これにより、基板ベイメモリ541に、ユーザの好みに対応した頻度分布の情報が格納された状態をより早く実現でき、ユーザは上述した自動録画機能、自動レコメンド機能を良好に活用できるようになる。
【0467】
なお、図27に示す受信装置500においては,HDD524でチャネルデコーダ522から出力されるMPEGデータを記録するものを示したが、この発明は、この放送データとしてのMPEGデータを復号して得られる画像データとしてのR,G,Bのデータを記録するものにも同様に適用できる。その場合、HDD524からの再生データは、再生制御部526を介して直接合成部533に供給されることになる。
【0468】
また、図27に示す受信装置500においては、基板ベイメモリ541にタイトル、人名、ジャンルの全ての頻度分布の情報を格納しておき、それらを全て利用するものであったが、基板ベイメモリ541にタイトル、人名、ジャンルの一部の頻度分布の情報を格納しておき、それを利用するものであってもよい。また、基板ベイメモリ541に格納される頻度分布の情報は、タイトル、人名、ジャンルに係るものに限定されるものではなく、それ以外の情報、チャネル、放送日時などの頻度分布の情報を格納しておいて利用することもできる。
【0469】
【発明の効果】
この発明によれば、コンテンツデータの処理を行う処理手段を備え、この処理手段は、ユーザにより選択されるパラメータを入力し、当該パラメータを用いてコンテンツデータに対して画質の調整処理あるいはフォーマットの設定処理を行う場合に、パラメータに関連する情報に基づいて、ユーザ履歴に応じた入力範囲を定め、当該入力範囲に基づいてパラメータを入力するものである。
この構成によって、ユーザの好みに合わせたパラメータの調整範囲が自動的に設定され、ユーザは、ユーザの嗜好に合わせた範囲内でパラメータの調整を行うこと、及び、ユーザの過去の入力履歴に応じた範囲内での画質・フォーマット変換を行うことができる。
【0470】
また、この発明によれば、パラメータに関連する情報が記憶される記憶手段(記憶装置)を装脱可能なものとすることで、この記憶手段(記憶装置)に他の収集手段により収集されるパラメータに関連する情報をさらに格納したり、この記憶手段(記憶装置)に格納されたパラメータに関連する情報を他の処理装置で利用することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】525i信号と1050i信号の画素位置関係を示す図である。
【図3】画質を調整するためのユーザインタフェース例を示す図である。
【図4】調整画面を拡大して示した図である。
【図5】HD信号(1050i信号)の単位画素ブロック内の4画素の中心予測タップからの位相ずれ(奇数フィールド)を示す図である。
【図6】HD信号(1050i信号)の単位画素ブロック内の4画素の中心予測タップからの位相ずれ(偶数フィールド)を示す図である。
【図7】履歴情報記憶部の構成を示すブロック図である。
【図8】係数種データの生成方法の一例を示す図である。
【図9】係数種データ生成装置の構成例を示すブロック図である。
【図10】解像度調整範囲の変化を説明するための図である。
【図11】係数種データの生成方法の他の例を示す図である。
【図12】係数種データ生成装置の他の構成例を示すブロック図である。
【図13】ソフトウェアで実現するための画像信号処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図14】画像信号処理を示すフローチャートである。
【図15】係数種データ生成処理(その1)を示すフローチャートである。
【図16】係数種データ生成処理(その2)を示すフローチャートである。
【図17】他の実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図18】係数データ生成装置の構成例を示すブロック図である。
【図19】画像信号処理を示すフローチャートである。
【図20】係数データ生成処理を示すフローチャートである。
【図21】さらに他の実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図22】予測タップの変更を説明するための図である。
【図23】係数種データ生成装置の構成例を示すブロック図である。
【図24】ユーザ調整範囲を示す図である。
【図25】他の実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図26】係数データ生成装置の構成例を示すブロック図である。
【図27】別の実施の形態としての受信装置の構成を示すブロック図である。
【図28】YC分離制御部の構成を示すブロック図である。
【図29】再生制御部の構成を示すブロック図である。
【図30】ログ記録制御部の構成を示すブロック図である。
【図31】放送番組視聴時におけるYC分離制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図32】録画予約時における制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図33】DVD再生時における再生制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図34】ログ記録制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図35】番組視聴時の重み付けを求める処理を説明するためのフローチャートである。
【図36】録画予約時の重み付けを求める処理を説明するためのフローチャートである。
【図37】DVD再生時の重み付けを求める処理を説明するためのフローチャートである。
【図38】自動録が設定の動作を説明するためのフローチャートである。
【図39】基板ベイメモリに格納されている頻度分布の情報の一例を示す図である。
【図40】基板ベイメモリに格納されている頻度分布の情報に基づいて検索された番組の情報例を示す図である。
【図41】自動録画実行の動作を説明するためのフローチャートである。
【図42】自動レコメンド実行の動作を説明するためのフローチャートである。
【図43】基板ベイメモリのデータ収集装置の構成を示すブロック図である。
【図44】比較選択部の構成を示すブロック図である。
【図45】自動録画設定の動作を説明するためのフローチャートである。
【図46】項目内容Tyの選択範囲を示す図である。
【図47】自動録画実行の動作を説明するためのフローチャートである。
【図48】再生時のマージ制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図49】自動レコメンド実行の動作を説明するためのフローチャートである。
【図50】録画予約時のマージ制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100,100A,100B,100C・・・テレビ受信機、101・・・システムコントローラ、102・・・リモコン信号受信回路、105・・・受信アンテナ、106・・・チューナ、110,110A,110B,110C・・・画像信号処理部、111・・・ディスプレイ部、112・・・OSD回路、121・・・第1のタップ選択回路、122・・・第2のタップ選択回路、123・・・第3のタップ選択回路、124・・・空間クラス検出回路、125・・・動きクラス検出回路、126・・・クラス合成回路、127・・・推定予測演算回路、128・・・正規化演算回路、129・・・後処理回路、130・・・履歴情報記憶部、130a・・・度数分布メモリ、130b・・・カウンタ、130c・・・平均化部、130d・・・経時変化メモリ、134・・・係数メモリ、135,135A,135B,135C・・・情報メモリバンク、136・・・係数生成回路、137・・・正規化係数演算部、138・・・正規化係数メモリ、150,150′,150B・・・係数種データ生成装置,151・・・入力端子、152,152B,152C・・・SD信号生成回路、153,153B,153C・・・第1のタップ選択回路、154・・・第2のタップ選択回路、155・・・第3のタップ選択回路、157・・・空間クラス検出回路、158・・・動きクラス検出回路、159・・・クラス合成回路、160,171,173・・・正規方程式生成部、161,174・・・係数種データ決定部、162・・・係数種メモリ、172・・・係数データ決定部、180,180C・・・係数データ生成装置、200・・・リモコン送信機、300・・・画像信号処理装置、500・・・受信装置、501・・・制御部、502・・・タイマ部、503・・・操作部、504・・・受信アンテナ、505,508,523・・・セレクタ、506・・・アナログチューナ部、507・・・復調部、509・・・VTR、510,525・・・記録制御部、511,526,532・・・再生制御部、512・・・YC分離制御部、513,533・・・合成部、521・・・デジタルチューナ部、522・・・チャネルデコーダ、524・・・HDD、527・・・MPEGデコーダ、531・・・DVD再生部、541・・・基板ベイメモリ、542・・・ログ記録制御部、700・・・基板ベイメモリのデータ収集装置、701,705-1〜705-n,707・・・データ読み出し部、702,706-1〜706-n,709・・・データ書き込み部、703・・・蓄積部、704-1〜704-n・・・他の基板ベイメモリ、708・・・比較選択部

Claims (13)

  1. ユーザにより選択されるパラメータを入力し、当該パラメータを用いてコンテンツデータに対して画質の調整処理あるいはフォーマットの設定処理を行う処理手段と、
    上記処理手段に入力される、少なくとも、同種類の複数のパラメータを収集する収集手段と、
    上記収集手段により収集されパラメータに関連する情報が格納される記憶手段とを備え、
    上記処理手段は、
    上記記憶手段に格納された上記パラメータに関連する情報に基づいて、ユーザ履歴に応じた入力範囲を定め、当該入力範囲に基づいて上記パラメータを入力することを特徴とするコンテンツデータ処理装置。
  2. 上記収集手段により収集される複数のパラメータを分析する分析手段をさらに備え、
    上記記憶手段には、上記分析手段により分析された分析結果が格納されることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理装置。
  3. 上記処理手段は、上記記憶手段に格納される分析結果に応じて、上記パラメータの調整可能範囲を変更することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理装置。
  4. 上記記憶手段には、上記収集手段により収集された上記複数のパラメータが格納されることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理装置。
  5. 上記処理手段は、
    他の記憶手段に格納される上記パラメータに関連する情報に基づいて、上記パラメータの調整可能範囲を変更することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理装置。
  6. 上記記憶手段は、
    装脱可能なメモリ手段であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理装置。
  7. 上記処理手段は、
    複数の情報データからなる上記コンテンツデータとしての第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換するものであって、
    上記第1の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の第1の情報データを選択する第1のデータ選択手段と、
    上記第1のデータ選択手段で選択された上記複数の第1の情報データに基づいて、上記注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記第2の情報信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、
    上記クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値に対応して、上記注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段とを有し、
    上記収集手段は、
    上記パラメータ入力手段に入力されるパラメータの値を収集することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理装置。
  8. 上記処理手段は、
    複数の情報データからなる上記コンテンツデータとしての第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換するものであって、
    上記第1の情報信号に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の第1の情報データを選択する第1のデータ選択手段と、
    上記第1のデータ選択手段で選択された上記複数の第1の情報データに基づいて、上記注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記第2の情報信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、
    上記クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値に対応して、上記注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段とを有し、
    上記パラメータ入力手段に入力されるパラメータの調整可能範囲を、上記パラメータに関連する情報に基づいて変更することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ処理装置。
  9. ユーザにより選択されるパラメータを入力するステップと、
    入力された上記パラメータを用いてコンテンツデータに対して画質の調整処理あるいはフォーマットの設定処理を行うステップと、
    入力される、少なくとも、同種類の複数の上記パラメータを収集するステップと、
    収集された上記パラメータに関連する情報を格納するステップと、
    格納された上記パラメータに関連する情報に基づいて、ユーザ履歴に応じた入力範囲を定めるステップと、
    上記入力範囲に基づいて上記パラメータを入力するステップとを有することを特徴とするコンテンツデータ処理方法。
  10. ユーザにより選択されるパラメータを入力するステップと、
    入力された上記パラメータを用いてコンテンツデータに対して画質の調整処理あるいはフォーマットの設定処理を行うステップと、
    入力される、少なくとも、同種類の複数の上記パラメータを収集するステップと、
    収集された上記パラメータに関連する情報を格納するステップと、
    格納された上記パラメータに関連する情報に基づいて、ユーザ履歴に応じた入力範囲を定めるステップと、
    上記入力範囲に基づいて上記パラメータを入力するステップとを有することを特徴とするコンテンツデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  11. ユーザにより選択されるパラメータを入力するステップと、
    入力された上記パラメータを用いてコンテンツデータに対して画質の調整処理あるいはフォーマットの設定処理を行うステップと、
    入力される、少なくとも、同種類の複数の上記パラメータを収集するステップと、
    収集された上記パラメータに関連する情報を格納するステップと、
    格納された上記パラメータに関連する情報に基づいて、ユーザ履歴に応じた入力範囲を定めるステップと、
    上記入力範囲に基づいて上記パラメータを入力するステップとを有することを特徴とするコンテンツデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. ユーザにより選択されるパラメータを用いて第1の画像信号を第2の画像信号に変換する際に使用される係数データを生成する装置において、
    パラメータが順次入力されるパラメータ入力手段と、
    上記第2の画像信号に対応する学習信号を上記パラメータを用いて処理し、上記第1の画像信号に対応する入力信号を得る信号処理手段と、
    上記学習信号を構成する画素の信号に対応して、上記入力信号より所定の領域の画素の信号を順次切り出す画素切り出し手段と、
    上記学習信号を構成する上記複数の画素の信号と、上記画素切り出し手段により順次切り出された上記所定の領域の画素の信号とから、上記係数データを得るための方程式を生成する方程式生成手段と、
    上記方程式を解いて上記係数データを得る係数データ演算手段とを備え、
    上記信号処理手段は、
    上記第1の画像信号を上記第2の画像信号に変換する際に使用された上記パラメータに関連する情報を用いて上記学習信号を処理し、上記入力信号を得ることを特徴とする係数データ生成装置。
  13. ユーザにより選択されるパラメータを用いて第1の画像信号を第2の画像信号に変換する際に使用される係数データを生成する係数データ生成方法において、
    パラメータが順次入力されるパラメータ入力工程と、
    上記第2の画像信号に対応する学習信号を上記パラメータを用いて処理し、 上記第1の画像信号に対応する入力信号を得る信号処理工程と、
    上記学習信号を構成する画素の信号に対応して、上記入力信号より所定の領域の画素の信号を順次切り出す画素切り出し工程と、
    上記学習信号を構成する上記複数の画素の信号と、上記画素切り出し工程で順次切り出された上記所定の領域の画素の信号とから、上記係数データを得るための方程式を生成する方程式生成工程と、
    上記方程式を解いて上記係数データを得る係数データ演算工程とを備え、
    上記信号処理工程では、
    上記第1の画像信号を上記第2の画像信号に変換する際に使用された上記パラメータに関連する情報を用いて上記学習信号を処理し、上記入力信号を得ることを特徴とする係数データ生成方法。
JP2002022407A 2002-01-30 2002-01-30 コンテンツデータの処理装置および処理方法、並びにその方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、並びに係数データ生成装置および係数データ生成方法 Expired - Fee Related JP3885594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022407A JP3885594B2 (ja) 2002-01-30 2002-01-30 コンテンツデータの処理装置および処理方法、並びにその方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、並びに係数データ生成装置および係数データ生成方法

Applications Claiming Priority (16)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022407A JP3885594B2 (ja) 2002-01-30 2002-01-30 コンテンツデータの処理装置および処理方法、並びにその方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、並びに係数データ生成装置および係数データ生成方法
CN 200810090926 CN101594498B (zh) 2002-01-30 2003-01-30 生成系数类型数据或系数数据的装置、方法
CN 200810090925 CN101594497B (zh) 2002-01-30 2003-01-30 生成系数类型数据或系数数据的装置、方法
EP20070019696 EP1871106A3 (en) 2002-01-30 2003-01-30 Coefficient seed data or coefficient data production device used in image display apparatus
CN 201010521957 CN101969536B (zh) 2002-01-30 2003-01-30 数据处理设备、用于数据处理设备的数据处理方法
KR20037012717A KR100952242B1 (ko) 2002-01-30 2003-01-30 화상 표시 장치에 사용되는 계수종 데이터 혹은 계수 데이터의 생성 장치와 방법, 및 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 매체
PCT/JP2003/000885 WO2003065712A9 (fr) 2002-01-30 2003-01-30 Appareil, procede et programme destines a generer des donnees de type coefficient ou des donnees de coefficient utilisees dans un appareil d'affichage d'image, et support lisible par ordinateur contenant ce programme
CN 200510129420 CN100515053C (zh) 2002-01-30 2003-01-30 生成在图像显示设备中使用的系数数据的装置、方法
EP20070019697 EP1871107A3 (en) 2002-01-30 2003-01-30 Coefficient seed data or coefficient data production device used in image display apparatus
CN 03800167 CN100459680C (zh) 2002-01-30 2003-01-30 生成在图像显示设备中使用的系数类型数据或系数数据的装置、方法、程序及存储程序的计算机可读介质
CN 201010521966 CN101969537B (zh) 2002-01-30 2003-01-30 数据处理设备、数据处理方法
US10473522 US7508446B2 (en) 2002-01-30 2003-01-30 Apparatus, method and program for generating coefficient type data or coefficient data used in image display apparatus, computer-readable medium containing the program
CN 200810090924 CN100576892C (zh) 2002-01-30 2003-01-30 生成系数类型数据或系数数据的装置、方法
EP20030734885 EP1471737A4 (en) 2002-01-30 2003-01-30 Apparatus, method and program for generating coefficient type data or coefficient data used in image display apparatus, computer-readable medium containing the program
US11522241 US7283173B2 (en) 2002-01-30 2006-09-15 Coefficient seed data or coefficient data production device used in image display apparatus, method for producing coefficient seed data or coefficient data used in image display apparatus, program therefor, and computer-readable medium for storing the same
US11522252 US7280152B2 (en) 2002-01-30 2006-09-15 Coefficient seed data or coefficient data production device used in image display apparatus, method for producing coefficient seed data or coefficient data used in image display apparatus, program therefor, and computer-readable medium for storing the same

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003224797A true JP2003224797A (ja) 2003-08-08
JP2003224797A5 true JP2003224797A5 (ja) 2005-03-17
JP3885594B2 true JP3885594B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=27745412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002022407A Expired - Fee Related JP3885594B2 (ja) 2002-01-30 2002-01-30 コンテンツデータの処理装置および処理方法、並びにその方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体、並びに係数データ生成装置および係数データ生成方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3885594B2 (ja)
CN (4) CN101594497B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4556400B2 (ja) * 2003-09-03 2010-10-06 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP4655533B2 (ja) 2004-08-02 2011-03-23 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4640579B2 (ja) * 2005-01-27 2011-03-02 ソニー株式会社 情報処理装置および回収基板
JP4766305B2 (ja) * 2005-05-27 2011-09-07 ソニー株式会社 画像情報処理システム、画像情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP5088541B2 (ja) 2007-06-11 2012-12-05 ソニー株式会社 情報処理装置及び方法、並びにプログラム
JP5137687B2 (ja) 2008-05-23 2013-02-06 キヤノン株式会社 復号装置及び復号方法、プログラム
CN102843498B (zh) * 2012-08-03 2016-09-07 四川长虹电器股份有限公司 电视机画质参数分离方法
CN106681914A (zh) * 2016-12-14 2017-05-17 广州视源电子科技股份有限公司 电视机画面质量调试方法及装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6088062A (en) 1996-10-29 2000-07-11 Sony Corporation Picture signal processing apparatus
CN1097965C (zh) * 1996-12-11 2003-01-01 索尼公司 信号转换装置和方法
JP4158232B2 (ja) * 1998-07-23 2008-10-01 ソニー株式会社 画像情報変換装置および画像表示装置
JP4147632B2 (ja) * 1998-08-24 2008-09-10 ソニー株式会社 画像情報変換装置、画像情報変換方法、およびテレビジョン受像機
US6342925B1 (en) 1999-01-15 2002-01-29 Sharp Laboratories Of America, Inc. Automatic audio and video parameter adjustment
JP2001318745A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Sony Corp データ処理装置およびデータ処理方法、並びに記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date Type
CN1783965A (zh) 2006-06-07 application
CN100515053C (zh) 2009-07-15 grant
CN101594498B (zh) 2011-07-06 grant
CN100576892C (zh) 2009-12-30 grant
CN101594497B (zh) 2011-07-06 grant
CN101267514A (zh) 2008-09-17 application
JP2003224797A (ja) 2003-08-08 application
CN101594498A (zh) 2009-12-02 application
CN101594497A (zh) 2009-12-02 application

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6219837B1 (en) Summary frames in video
US6040873A (en) Apparatus and method for processing moving image data
EP0731469A2 (en) Video information recording and reproduction apparatus and method as well as video tape
US5485280A (en) Apparatus and method for producing downwards compatible video signals with increased vertical resolution, and apparatus for reproducing and displaying same
US20050002644A1 (en) Apparatus and method for video processing, and storage medium and program therefor
US20060256238A1 (en) Frame interpolation and apparatus using frame interpolation
US7031596B2 (en) Digital video reproduction method, digital video reproducing apparatus and digital video recording and reproducing apparatus
US7064790B1 (en) Adaptive video data frame resampling
EP1182584A2 (en) Method and apparatus for video skimming
US20070143803A1 (en) Method of displaying progress bar and television receiver using the same
US20020127000A1 (en) Program recording device and method of recording program
US20010051516A1 (en) Broadcast receiver, broadcast control method, and computer readable recording medium
US6920641B1 (en) Transmit device and method thereof, record/play device and method thereof as well as recording system and media
US5528305A (en) Method for reducing empty sides of a wide screen and an apparatus thereof
WO1998034182A2 (en) A method and device for navigating through video matter by means of displaying a plurality of key-frames in parallel
JPH10313445A (ja) 画像信号変換装置およびそれを使用したテレビ受信機、並びにそれに使用される係数データの生成装置および生成方法
JPH10112835A (ja) 映像要約方法および映像表示方法
EP1443511A2 (en) Method and device for ensuring storage time for digital broadcast
US20050243190A1 (en) Transmission device, transmission method, reproduction device, reproduction method, program, and recording medium
JP2003259284A (ja) 放送信号記録装置及び放送信号記録方法
JP2002281449A (ja) 映像装置
US20050084233A1 (en) Apparatus and method for processing informational signal and program for performing the method therefor
US20060222337A1 (en) Digest reproducing apparatus and digest reproducing apparatus control method
US20050226529A1 (en) Signal processing apparatus and method, and command-sequence data structure
US20070168867A1 (en) Video reproduction device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060329

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060713

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees