JP3878632B2 - 補強梁及びユニット式建物 - Google Patents
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Description
しかし、このような大空間用建物ユニットを用いると、建物ユニットの剛性が低下し、上方に載置される建物ユニット等の荷重を支持しきれなくなる可能性がある。
また、本発明は、このような補強梁を用いたユニット式建物を提供することを第2の目的としている。
この請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2記載された補強梁40の効果を達成できるユニット式建物10が得られる。すなわち、その施工の際に位置決めが作業が容易にでき、かつ、簡易な構造の補強梁40で剛性の高いユニット式建物10を得ることができる。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、位置決めに用いるシア−プレートが補強梁本体に取り付けられているから、大空間用建物ユニットの柱省略接合部の補強と隣接する各大空間用建物ユニット間の位置決めとを同時に行うことができる。したがって、補強梁を用いるユニット式建物の施工作業が簡易になる。
これらの図において、図1には、本発明の一実施形態に係るユニット式建物10が示されている。ユニット式建物10は、基礎11の上に載置される建物本体12及び屋根13を備えたものである。建物本体12は、箱状に形成された複数の建物ユニット120を組合わせて造られたものである。
ここにおいて、天井梁32は、断面C型に形成された金属製の短辺天井梁32A及び同様の長辺天井梁32Bの二種類からなる。一方、床梁33も断面C型に形成された金属製の短辺床梁33Aおよび同様の長辺床梁33Bの二種類からなる。対向する長辺天井梁32Bの間には、木製柱状の天井小梁34が複数条架け渡され、この天井小梁34に木製板状の天井面材36が固定されている。また、対向する長辺床梁33Bの間には、図示しない根太が複数条架け渡され、この上に床を形成する木製板状の床面材35が貼られている。
なお、一階を形成する通常の建物ユニット121C及び二階を形成する通常の建物ユニット122Cについては、四隅の柱31を全て備えた点のみが図3に示す大空間用建物ユニット121Aと異なり、その他の構成は同一である。
すなわち、補強梁40は、柱省略接合部20の補強に寄与する長尺、板状の補強梁本体41を備え、この補強梁本体41の両側面には、補強梁本体41の長手方向に直交するように平面矩形に形成された金属製板状のスチフナ43が取り付けられている。
工場で大空間用建物ユニット121A(122A)、121B(122B)、を複数製造した後、建築現場に搬送する。この際、搬送時における大空間用建物ユニット121A(122A)、121B(122B)の変形を防止するために、柱31が省略されたコーナー部には仮柱37が設けられる。
ここで、仮柱37を取り外し、居室内に柱31等の障害物が何ら存在しない大空間が形成される。
(1)位置決めに用いるシア−プレート42が補強梁本体41に予め取り付けられているから、大空間用建物ユニット121A、121Bにおける柱省略接合部20の補強と、隣接する大空間用建物ユニット121A、121Bとの位置決めを同時に行うことができる。
(2)補強梁本体41に直交配置されたスチフナ43により、補強梁40の強度を向上させることができる。したがって、補強梁本体41をより薄して軽量化を図ることができるとともに、材料コストの削減が可能となる。
(4)シア−プレート42の断面がL字形状に形成されているため、その取り付けが容易になる。また、補強梁本体41とシア−プレート42との接合面積がある程度確保できるから、それらの接合強度を大きくできる。
(5)柱省略接合部20におけるシア−プレート42は、二辺が折り曲げられているから、補強梁本体41との接合強度を向上できるだけでなく、スチフナ43との接合強度も向上させることができる。したがって、補強梁40全体の強度がより大きくできる。また、大空間用建物ユニット121A、121Bの位置決めがより確実にできる。
(7)変形防止手段は、変形防止ボルト51を用いた非常に簡単なものであり、その製造コストが安価にできる。
(8)変形防止ボルト51は、補強梁本体41を挟んで対向配置されていることから、両側から補強梁本体41を確実に押さえ、そのわん曲を防止できる。
(10)変形防止ボルト51は、短辺床梁33Aに固定されたナット52に螺合されるものであるから、その取り付けが容易である。また、補強梁本体41に変形防止手段を設けるものではないから、補強梁本体41の基本構造に従来のものを採用できる。したがって、その開発コストが削減できる。
(11)シア−プレート42が補強梁本体41に設けられているから、ユニット式建物10の施工の際に隣接する大空間用建物ユニット121A、121B等の位置決め作業が容易にできる。また、補強梁本体41、シア−プレート42、スチフナ43の三部材が一体となり補強梁40の強度を向上させていること、かつ、補強梁変形防止構造50を用いていることから、より軽量化された補強梁40を用いて剛性の高いユニット式建物10を得ることができる。
また、補強梁本体41は板状に形成されていたが、これに限らず、柱状あるいは扁平ブロック状等、他の形状でもよい。ただし、板状にすることで補強梁本体41を軽量化することができ望ましい。一方、柱状等にすることで各大空間用建物ユニット121A、121Bの間が広くなり、その分だけ広い空間を持つ居室を形成できる。
また、前記実施形態および各変形例において、補強梁変形防止構造50は補強梁本体41の両側に設けられているが、これに限らず、片側でもよい。ただし、両側に設けることで補強梁本体41の変形を確実に防止できるので好ましい。
Claims (3)
- 四隅の柱の上下端を天井梁及び床梁で連結した直方体状の骨組みを有する通常の建物ユニットと、
この通常の建物ユニットの骨組みから一本の柱を省略した複数の大空間用建物ユニットとを含んで形成されたユニット式建物の内部に、柱のない大空間を形成するために複数の大空間用建物ユニットの柱を省略した部位を隣接配置した際に、前記隣接した大空間用建物ユニット間を連結補強するための補強梁であって、
隣接した大空間用建物ユニットに跨り大空間用建物ユニットの梁に沿って設けられる長尺状の補強梁本体と、
この補強梁本体側面の上下方向のほぼ中央位置に水平方向に突出して取り付けられ、隣接する大空間用建物ユニット同士の位置決めを行うシア−プレートとを備え、
このシアープレートは、大空間用建物ユニットの柱を省略した部位の上面に臨んで、この柱を省略した部位を位置決めピンを介して位置決めするように構成されていることを特徴とする補強梁。 - 請求項1記載の補強梁において、
前記シア−プレートは断面L字形状に形成されており、
その一辺が前記大空間用建物ユニットに接合され、その他辺が前記補強梁本体に接合されていることを特徴とする補強梁。 - 請求項1または請求項2記載の補強梁を用いることを特徴とするユニット式建物。
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