JP3877307B2 - 圧油エネルギー回収装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧アクチュエータから流出された戻り圧油のエネルギーを回収する装置に関し、絞りを介して戻り圧油がタンクへ流出すると想定して油圧モータの容量を制御するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、油圧アクチュエータによって作業機を駆動しつつ、その油圧アクチュエータから出力される戻り圧油のエネルギーを回収する圧油エネルギー回収装置の一例が開示されている。
【0003】
図8はこの装置と同等の油圧回路を示す図であり、油圧ショベルに搭載された油圧回路を想定している。ここでは、油圧アクチュエータとして油圧シリンダ4が使用されている。なお、ここではエネルギー回収用のアクチュエータを可変容量式の油圧モータ10としている。
【0004】
図8に示すエネルギー回収装置のエネルギー回収動作について説明する。主油圧ポンプ1から吐出された圧油は、方向制御弁3を介して油圧シリンダ4の一方の圧油室4aに入力される。すると作業機(ブーム)5が動作する。一方、油圧シリンダ4の他方の圧油室4bからは、戻り圧油が出力される。戻り圧油のエネルギーを回収しない場合は、方向切換弁6の切換位置が位置6aにされ、戻り圧油がタンク7に排出される。戻り圧油のエネルギーを回収する場合は、方向切換弁6の切換位置が位置6bにされ、戻り圧油がエネルギー回収用の油圧モータ10に入力され、油圧モータ10が回転駆動する。この油圧モータ10の回転軸はエンジン2に接続されているため、油圧モータ10の回転力によってエンジン2が駆動する。このように、戻り圧油のエネルギーはエンジン2を駆動するエネルギーとして回生される。
【0005】
ところで、作業機5の速度すなわち油圧シリンダ4の速度は、戻り圧油の流量変化に応じて変化する。したがって、作業機5の速度を制御するために戻り圧油の流量制御が行われる。戻り圧油のエネルギーを回収しない場合は、戻り圧油の流量制御が方向制御弁3のスプールの動作によって行われる。戻り圧油のエネルギーを回収する場合は、戻り圧油の流量制御がエネルギー回収用の油圧モータ10の容量制御によって行われる。
【0006】
油圧モータ10の容量制御は、操作レバー14に対する操作によって行われる。操作レバー14にはロッド15を介して方向制御弁13が機械的に接続される。操作レバー14に対する操作に応じて方向制御弁13の位置は切り換えられて、油圧シリンダ11の圧油の入力、排出が制御される。
【0007】
(特許文献1)
特開昭56−115428号公報
【発明が解決しようとする課題】
図9(a)は方向制御弁3を介して戻り圧油をタンク7に排出する場合の戻り圧油の流量Qと圧力Pとの関係を示す図であり、図9(b)は油圧モータ10で戻り圧油のエネルギーを回収する場合の戻り圧油の流量Qと圧力Pとの関係を示す図である。図9(a)、(b)は、操作レバーの操作量を一定にした場合の特性を示している。
【0008】
図9(a)に示す方向制御弁3の特性、すなわちスプールの特性と、図9(b)に示す油圧モータの特性とは異なっている。したがって、方向切換弁6によって戻り圧油の流出方向を切り換えた場合、戻り圧油の流量が変化し、ブーム5の速度が変化する。したがって、オペレータはブーム5の操作性に違和感を感じる。
【0009】
また、動作中のブーム5に外乱が作用し、ブーム5の速度が上昇したとすると、油圧シリンダ4の速度が上昇し、油圧シリンダ4から出力される戻り圧油の流量Qが増加する。戻り圧油の流量Qが所定量以上(Qs以上)の際に、外乱によって戻り圧油の流量QがΔQだけ増加したとする。戻り圧油のエネルギーを回収しない場合は、図9(a)に示すスプールの特性から、戻り圧油の流量増加ΔQに対する圧力増加はΔP1である。戻り圧油のエネルギーを回収する場合は、図9(b)に示す油圧モータの特性から、戻り圧油の流量増加ΔQに対する圧力増加はΔP2である。ΔP2はΔP1と比較して非常に大きく、戻り圧油に急激な圧力上昇が発生することになる。圧力Pの急激な上昇はブーム5のハンチングを誘発し、ブーム5の操作性を損なう原因となる。
【0010】
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、戻り圧油を入力する油圧モータの容量を制御し、安定した作業機の操作性を得ることを解決課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用、効果】
第1発明は、
操作子(24)の変位量に応じて速度が制御される油圧アクチュエータ(4)と、前記油圧アクチュエータ(4)から出力される戻り圧油が入力されて回転駆動するエネルギー回収用の油圧モータ(30)とを備えた圧油エネルギー回収装置において、
前記操作子の変位量Xと仮想の絞りの開口面積Aとの対応関係を予め記憶しておき、前記操作子に対する操作に応じて、その変位量Xに対応する前記仮想の絞りの開口面積Aを求めると共に、求めた開口面積Aと、戻り圧油の圧力Pと、絞りの一般公式Q=C・A(√P)(Cは流量係数)と、を用いて戻り圧油の目標流量Q0を演算し、前記油圧モータ(30)の制御指令を出力する制御部(25)と、
制御指令を入力し、目標流量Q0の戻り圧油を入力すべく前記油圧モータ(30)の容量を制御する制御機構(31、33)と、を備えたこと
を特徴とする。
【0012】
第1発明を図1を用いて説明する。
【0013】
コントローラ25には、操作レバー24の変位量Xと仮想の絞りの開口面積Aとの関係式
A=f(X) ・・・ (1)
が予め記憶される。
【0014】
操作レバー24が操作された場合に、その変位量Xから開口面積Aが演算される。つづいて、この開口面積Aと、油圧シリンダ4から出力され油圧モータ30に入力される戻り圧油の圧力PAと、絞りの一般公式Q=C・A(√P)に基づいて、
Q0=C1・A(√PA) ・・・ (2)
が演算される。(2)式において、Q0は圧油室4bから出力される戻り圧油の目標流量であり、C1は流量係数である。つづいて、この戻り圧油の目標流量Q0と、油圧モータ30の回転数nによって、
qA0=(Q0/n)・C2 ・・・ (3)
が演算される。(3)式において、qA0は目標流量Q0の戻り圧油を入力する油圧モータ30の目標容量であり、C2はモータ効率である。そして、油圧モータ30の容量qAを目標容量qA0にすべく容量制御信号ZAが生成され、電磁比例弁33に出力される。
【0015】
容量制御信号ZAに基づき、電磁比例弁33は容量変更部31の油圧シリンダ31a内の油圧を調整して、ピストン31bの位置を制御する。こうして、油圧モータ30の容量qAが制御される。
【0016】
第1発明によれば、戻り圧油の流量を絞りで制御する場合と等しくなるように、エネルギー回収用の油圧モータの容量が制御されるため、戻り圧油の流量と圧力の関係はスプールの特性と同等になる。したがって、作業機のハンチングは抑制され、安定した操作性が得られる。
【0017】
第2発明は、
操作子(24)の操作量に応じて速度が制御される油圧アクチュエータ(4)と、前記油圧アクチュエータ(4)から出力される戻り圧油が入力されて回転駆動するエネルギー回収用の油圧モータ(30)と、前記油圧モータ(30)の回転力で駆動される回生用の油圧ポンプ(40)とを備えた圧油エネルギー回収装置において、
前記操作子の変位量Xと仮想の絞りの開口面積Aとの対応関係を予め記憶しておき、前記操作子に対する操作に応じて、その変位量Xに対応する前記仮想の絞りの開口面積Aを求めると共に、求めた開口面積Aと、戻り圧油の圧力Pと、絞りの一般公式Q=C・A(√P)(Cは流量係数)と、を用いて戻り圧油の目標流量Q0を演算し、前記油圧モータ(30)と前記油圧ポンプ(40)の制御指令を出力する制御部(25)と、
制御指令を入力し、目標流量Q0の戻り圧油を入力すべく前記油圧モータ(30)の容量と前記油圧ポンプ(40)の容量とを制御する制御機構(31、33、41、43)と、を備えたこと
を特徴とする。
【0018】
第2発明は第1発明に更にエネルギー回生用の油圧ポンプを加えたものである。
【0019】
第3発明は、第1、第2発明において、
前記油圧アクチュエータ(4)と前記油圧モータ(30)との間にブリード弁(61)を備え、
前記制御部(25)は、目標流量Q0と前記油圧モータ(30)に入力される戻り圧油の流量QAとの差Q0−QAの圧油をタンク(7)に排出するように前記ブリード弁(61)を制御すること
を特徴とする。
【0020】
第4発明は、第1、第2発明において、
前記油圧アクチュエータ(4)と前記油圧モータ(30)との間に方向制御弁(62)を備え、
前記制御部(25)は、目標流量Q0と前記油圧モータに入力される戻り圧油の流量Qとの差Q0−QAの圧油をタンク(7)に排出するように前記方向制御弁(62)を制御すること
を特徴とする。
【0021】
第3、第4発明によれば、第1発明で使用する油圧モータよりも応答性が遅い油圧モータを使用することができる。応答性が早い油圧モータを使用する場合と比較して応答性が遅い油圧モータを使用する場合はコストを低減できる。
【0022】
また、油圧シリンダからの戻り圧油の一部をタンクへ排出することができるため、油圧シリンダからの戻り圧油の全てを油圧モータへ流す必要がなくなる。
【0023】
したがって、油圧モータのサイズを小さくすることもできる。
【0024】
第5発明は、第1、第2発明において、
前記油圧アクチュエータ(4)と前記油圧モータ(30)との間にブリード弁(61)と、方向制御弁(62)と、を備え、
前記制御部(25)は、目標流量Q0と前記油圧モータ(30)に入力される戻り圧油の流量Qとの差Q0−QAの圧油をタンク(7)に排出するように前記ブリード弁(61)及び前記方向制御弁(62)を制御すること
を特徴とする。
【0025】
第5発明によれば、第2、第3発明で使用する油圧モータよりも応答性が遅い油圧モータを使用することができる。応答性が早い油圧モータを使用する場合と比較して応答性が遅い油圧モータを使用する場合はコストを低減できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明に係る圧油エネルギー回生装置の実施形態について説明する。
【0027】
図1は第1の実施形態の油圧回路を示す。実施形態では油圧ショベルに搭載された油圧回路を想定している。
【0028】
主油圧ポンプ1は可変容量型であって、エンジン2によって駆動される。なお、エンジン2はモータでもよい。
【0029】
方向制御弁21は操作レバー24に対する操作に応じて主油圧ポンプ1から油圧シリンダ4への圧油の流出方向及び油圧シリンダ4からタンク7への圧油の流出方向を切り換える。また、方向制御弁21は操作レバー24に対する操作に応じてスプールの動作を調整し、戻り圧油の流量を制御する。
【0030】
油圧シリンダ4は圧油室4a、4bを有し、主油圧ポンプ1から圧油室4a又は圧油室4bへの圧油の入力によってブーム5を動作させる。
【0031】
回収弁22は2つの切換位置を有する。一方の位置22aは方向制御弁21のスプールの位置に応じて油圧シリンダ4の圧油室4bと主油圧ポンプ1又はタンク7とを連通し、他方の位置22bは油圧シリンダ4の圧油室4bと油圧モータ30とを連通する。回収弁22はコントローラ25からの位置切換信号Rに応じて切り換えられる。
【0032】
なお、本実施形態では、方向制御弁21、油圧シリンダ4、作業機5、回収弁22がそれぞれ複数設けられており、複数の油圧シリンダ4から出力される戻り圧油のうち、コントローラ24によって選択された一つの油圧シリンダ4から出力される戻り圧油のエネルギーのみが回収される。
【0033】
可変容量型の油圧モータ30と可変容量型の油圧ポンプ40は回転軸同士が接続されている。油圧モータ30は油圧シリンダ4の圧油室4bから出力される戻り圧油が入力されることによって回転し、油圧モータ30の回転によって油圧ポンプ40は回転する。なお、本明細書では油圧モータ30と油圧ポンプ40は斜板式であるとして説明するが、これに限るものではない。
【0034】
容量変更部31はシリンダ31aとピストン31bとばね31cとからなる。シリンダ31a内には油圧モータ30の斜板に接続されたピストン31bが摺動自在に設けられている。ピストン31bの一端には圧油の圧力が作用し、他端にはばね31cのばね力が作用する。ピストン31bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するばね力よりも大きい場合に、ピストン31bはシリンダ31a内を摺動し、油圧モータ30の斜板の傾転角が小さくなる。すると、油圧モータ30の容量は小さくなる。ピストン31bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するばね力よりも小さい場合に、ピストン31bはシリンダ31a内を摺動し、油圧モータ30の斜板の傾転角が大きくなる。すると、油圧モータ30の容量は大きくなる。
【0035】
なお、ピストン31bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するばね力よりも大きい場合に、油圧モータ30の容量を大きくし、ピストン31bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するばね力よりも小さい場合に、油圧モータ30の容量を小さくするように、容量変更部31を構成してもよい。
【0036】
電磁比例弁33はコントローラ25からの容量制御信号ZAに応じて、圧力源12から容量変更部31への圧油の供給と容量変更部31からタンク7への圧油の排出とを切り換えると共に、ピストン31bに作用する圧油の圧力を制御する。
【0037】
容量変更部41の構成は容量変更部31の構成と同等であり、電磁比例弁43の構成は電磁比例弁33の構成と同等であるため、それぞれの説明を省略する。
【0038】
コントローラ25は、各種センサ51〜56から信号を入力し、回収弁22に位置切換信号Rを出力し、電磁比例弁33、43に容量制御信号ZA、ZBを出力する。油圧シリンダ4と油圧モータ30との間に仮想の絞りを設けた場合を想定して、コントローラ25には、操作レバー24の変位量Xとその時の仮想の絞りの開口面積Aとの関係が予め記憶される。この仮想の絞りの特性は方向制御弁21のスプールの特性と同等にすることが望ましい。操作レバー24の変位量Xと仮想の絞りの開口面積Aは、
A=f(X) ・・・ (1)
という関係式で表せる。コントローラ25には(1)式が記憶される。なお、図1に示すように複数の作業機5が設けられており、複数の油圧シリンダ4から戻り圧油が出力される場合に、コントローラ25は、最も流量が多い戻り圧油のみが油圧モータ30に入力されるように、複数の回収弁22の切換位置を制御する。
【0039】
本油圧回路には各種センサ51〜56が設けられている。変位センサ51は操作レバー24の変位量Xを検出する。変位センサ51はポテンショメータの一種である。回転センサ52は油圧モータ30及び油圧ポンプ40の回転数nを検出する。圧力センサ53は油圧モータ30に入力される戻り圧油の圧力PAを検出する。圧力センサ54は油圧ポンプ40から吐出される圧油の圧力PBを検出する。ストロークセンサ55はピストン31bのストロークSAを検出し、ストロークセンサ56はピストン41bのストロークSBを検出する。
【0040】
本実施形態による圧油エネルギー回収動作について説明する。
【0041】
操作レバー24に対して所定操作がなされた場合、方向制御弁21は、主油圧ポンプ1と油圧シリンダ4の圧油室4aとを連通する。また、回収弁22は油圧シリンダ4の圧油室4bと油圧モータ30とを連通する。すると、主油圧ポンプ1から吐出された圧油は方向制御弁21を介して油圧シリンダ4の圧油室4aに入力される。一方、圧油室4bからは戻り圧油が出力される。戻り圧油は回収弁22を介して油圧モータ30に入力される。さらに、油圧モータ30の回転によって、油圧ポンプ40が回転する。油圧ポンプ40から吐出された圧油は、主油圧ポンプ1から吐出される圧油に合流される。
【0042】
つぎに、上記圧油エネルギー回収動作の際に、コントローラ25によって行われる各制御について説明する。
【0043】
操作レバー24に対する操作によって油圧シリンダ4の圧油室4bから戻り圧油が出力される場合、コントローラ25から回収弁22に位置切換信号Rが出力される。位置切換信号Rに応じて回収弁22は位置22bに切り換えられる。すると、戻り圧油は回収弁22を介して油圧モータ30に入力される。
【0044】
コントローラ25では、操作レバー24の変位量Xと、上記(1)式によって、操作レバー24の変位量Xに対応した仮想の絞りの開口面積Aが演算される。つづいて、この開口面積Aと、油圧シリンダ4から出力され油圧モータ30に入力される戻り圧油の圧力PAと、絞りの一般公式Q=C・A(√P)に基づいて、
Q0=C1・A(√PA) ・・・ (2)
が演算される。(2)式において、Q0は圧油室4bから出力される戻り圧油の目標流量であり、C1は流量係数である。つづいて、この戻り圧油の目標流量Q0と、油圧モータ30の回転数nによって、
qA0=(Q0/n)・C2 ・・・ (3)
が演算される。(3)式において、qA0は目標流量Q0の戻り圧油を入力する油圧モータ30の目標容量であり、C2はモータ効率である。そして、油圧モータ30の容量qAを目標容量qA0にすべく容量制御信号ZAが生成され、電磁比例弁33に出力される。
【0045】
電磁比例弁33は、容量制御信号ZAに基づいて制御される。qA0>qAの場合、容量制御信号ZAは油圧モータ30の容量を大きくする指令である。電磁比例弁33は圧力源12から出力される圧油の圧力を制御し、容量変更部31のシリンダ31aに出力する。すると、ピストン31bのストロークSAが変化し、油圧モータ30の容量qAが大きくなる。qA0<qAの場合、容量制御信号ZAは油圧モータ30の容量を小さくする指令である。電磁比例弁33は容量変更部31のシリンダ31a内の圧油をタンク7に排出する。すると、ピストン31bのストロークSAが変化し、油圧モータ30の容量qAが小さくなる。qA0=qAの場合、容量制御信号ZAは現状を維持する指令である。
【0046】
ピストン31bのストロークSAはコントローラ25にフィードバックされる。ピストン31bのストロークSAと油圧モータ30の容量qAは比例するため、ピストン31bのストロークSAによって油圧モータ30の容量qAが演算される。そして、qA=qA0となるように油圧モータ30の容量制御が行われる。
【0047】
油圧ポンプ40の容量qBは、油圧モータ30の回転力によって回転可能な範囲で制御される。例えば、コントローラ25では、油圧モータ30の回転力によって回転可能な最大容量が、油圧モータ30の容量qA、油圧モータ30に入力される戻り圧油の圧力PA、油圧ポンプ40から吐出される圧油の圧力PBを用いて演算され、目標容量qB0とされる。そして、油圧ポンプ40の容量qBを目標容量qB0にすべく容量制御信号ZBが生成され、電磁比例弁43に出力される。
【0048】
電磁比例弁43は、容量制御信号ZBに基づいて制御される。qB0>qBの場合、容量制御信号ZBは油圧ポンプ40の容量を大きくする指令である。電磁比例弁43は圧力源12から出力される圧油の圧力を制御し、容量変更部41のシリンダ41aに出力する。すると、ピストン41bのストロークSB が変化し、油圧ポンプ40の容量qBが大きくなる。qB0<qBの場合、容量制御信号ZBは油圧ポンプ40の容量を小さくする指令である。電磁比例弁43は容量変更部41のシリンダ41a内の圧油をタンク7に排出する。すると、ピストン41bのストロークSBが変化し、油圧ポンプ40の容量qBが小さくなる。qB0=qBの場合、容量制御信号ZBは現状を維持する指令である。
【0049】
ピストン41bのストロークSBはコントローラ25にフィードバックされる。ピストン41bのストロークSBと油圧ポンプ40の容量qBは比例するため、ピストン41bのストロークSBによって油圧ポンプ40の容量qBが演算される。そして、qB=qB0となるように油圧ポンプ40の容量制御が行われる。
【0050】
第1の実施形態によれば、戻り圧油の流量を絞りで制御する場合と等しくなるように、エネルギー回収用の油圧モータの容量が制御されるため、戻り圧油の流量と圧力の関係はスプールの特性と同等になる。したがって、作業機のハンチングは抑制され、安定した操作性が得られる。
【0051】
ところで、第1の実施形態では、コントローラ25の容量制御信号ZAに対して、応答性が早い油圧モータ30が使用される場合を想定している。つぎに、コントローラ25の容量制御信号ZAに対して、応答性が遅い油圧モータ30が使用された場合について、第2〜第4の実施形態として説明する。
【0052】
図2は第2の実施形態の油圧回路を示す。図1と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0053】
本実施形態は、第1の実施形態の構成にさらにブリード弁61を加えた構成である。ブリード弁61の開口面積A1はスプールのストロークY1に応じて変化し、スプールはコントローラ25からのストローク指令Ys1に応じて動作する。開口面積AとスプールのストロークYとの間には図3に示すような関係がある。コントローラ25では、ブリード弁61の開口面積A1が演算され、この開口面積A1からスプールのストロークY1が特定され、ストロークY1に対応するストローク指令Ys1が生成される。
【0054】
つぎに、本実施形態における圧油エネルギー回収動作の際に、コントローラ25によって行われる各制御について説明する。
【0055】
コントローラ25の各制御のうち、油圧モータ30及び油圧ポンプ40の容量制御は第1の実施形態と同一である。本実施形態では、油圧モータ30の応答性が遅いため、戻り圧油の目標流量Q0と実際に油圧モータ30で入力可能な流量QAとの間には余剰流量が発生する。そこで、一時的にその余剰流量がブリード弁61でタンク7に排出され、戻り圧油の急激な圧力上昇が抑制される。
【0056】
コントローラ25では、油圧モータ30の回転数nと、ピストン31bのストロークSAに基づいて演算した油圧モータ30の容量qAとによって、
QA=n・qA・C2 ・・・ (4)
が演算される。(4)式において、QAは油圧モータ30に入力される戻り圧油の流量である。
【0057】
ブリード弁61で排出すべき圧油の余剰流量は、目標ブリード流量Q10として求められる。目標ブリード流量Q10は、油圧モータ30に入力される戻り圧油の流量QAと、圧油室4bから出力される戻り圧油の目標流量Q0によって、
Q10=Q0−QA ・・・ (5)
と表せる。また、目標ブリード流量Q10は、絞りの一般公式Q=C・A(√P)に基づいて、
Q10=C3・A10(√PA) ・・・ (6)
とも表せる。(6)式において、A10はブリード弁61の目標開口面積であり、C3は流量係数である。(5)式、(6)式によって、
A10=(Q0−QA)/{C3(√PA)} ・・・ (7)
が演算される。そして、ブリード弁61の開口面積A1を目標開口面積A10にすべくブリード弁61のストロークY1が、図3によって求められる。さらに、ストロークY1に対応するストローク指令Ys1が生成され、ブリード弁61に出力される。
【0058】
こうして、ブリード弁61のスプールはストローク指令Ys1に基づいて動作され、目標ブリード流量Q10の戻り圧油がタンク7に排出される。そして、Q0=n・qA・C2となった時点でブリード弁61は閉止され、タンク7への戻り圧油の排出が停止される。
【0059】
図4は第3の実施形態の油圧回路を示す。図1、図2と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0060】
本実施形態は、第1の実施形態の2位置の回収弁22に換えて、回収弁62を設けた構成である。
【0061】
回収弁62は、スプールの位置に応じて、油圧シリンダ4の圧油室4bと主油圧ポンプ1又はタンク7とを連通し、又は油圧シリンダ4の圧油室4bと油圧モータ30とを連通し、又は油圧シリンダ4の圧油室4bと主油圧ポンプ1又はタンク7とを連通すると共に油圧シリンダ4の圧油室4bと油圧モータ30とを連通する。回収弁62における方向制御弁21側の開口面積A2及び油圧モータ30側の開口面積A3はスプールのストロークY2に応じて変化し、スプールはコントローラ25からのストローク指令Ys2に応じて動作する。開口面積AとスプールのストロークYとの間には図5に示すような関係がある。コントローラ25では、回収弁62における方向制御弁21側の開口面積A2が演算され、この開口面積A2からスプールのストロークY2が特定され、ストロークY2に対応するストローク指令Ys2が生成される。
【0062】
本油圧回路には各種センサ51〜56に加えて圧力センサ57、58が設けられている。圧力センサ57は油圧シリンダ4の圧油室4bから出力され、回収弁62に入力される前の戻り圧油の圧力Pcylを検出する。圧力センサ58は回収弁62から出力され、タンク7に排出される戻り圧油の圧力Psを検出する。各圧力センサ57、58で検出された圧力Pcyl、Psはコントローラ25に入力される。
【0063】
つぎに、本実施形態における圧油エネルギー回収動作の際に、コントローラ25によって行われる各制御について説明する。
【0064】
コントローラ25の各制御のうち、油圧モータ30及び油圧ポンプ40の容量制御は第1及び第2の実施形態と同一である。本実施形態では、油圧モータ30の応答性が遅いため、戻り圧油の目標流量Q0と実際に油圧モータ30で入力可能な流量QAとの間には余剰流量が発生する。そこで、一時的にその余剰流量が回収弁62でタンク7に排出され、戻り圧油の急激な圧力上昇が抑制される。
【0065】
コントローラ25では、油圧モータ30の回転数nと、ピストン31bのストロークSAに基づいて演算した油圧モータ30の容量qAとによって、
QA=n・qA・C2 ・・・ (4)
が演算される。(4)式において、QAは油圧モータ30に入力される戻り圧油の流量である。
【0066】
回収弁62で排出すべき圧油の余剰流量は、目標ブリード流量Q20として求められる。目標ブリード流量Q20は、油圧モータ30に入力される戻り圧油の流量QAと、圧油室4bから出力される戻り圧油の目標流量Q0によって、
Q20=Q0−QA ・・・ (8)
と表せる。また、目標ブリード流量Q20は、絞りの一般公式Q=C・A(√P)に基づいて、
Q20=C4・A20{√(Pcyl−Ps)} ・・・ (9)
とも表せる。(9)式において、A20は回収弁62における方向制御弁21側の目標開口面積であり、C4は流量係数である。(8)式、(9)式によって、
A20=(Q0−QA)/{C4・√(Pcyl−Ps)} ・・・ (10)
が演算される。そして、回収弁62の開口面積A2を目標開口面積A20にすべく回収弁62のストロークY2が、図5によって求められる。さらに、ストロークY2に対応するストローク指令Ys2が生成され、回収弁62に出力される。
【0067】
こうして、回収弁62のスプールはストローク指令Ys2に基づいて動作され、目標ブリード流量Q20の戻り圧油がタンク7に排出される。そして、Q0=n・qA・C2となった時点で回収弁62のタンク7側の開口が閉止され、タンク7への戻り圧油の排出が停止される。
【0068】
なお、本実施形態では、圧力センサ57、58を用いず演算によって圧力Pcyl、Psを求め、回収弁62の目標開口面積A20を求めることも可能である。以下でその説明をする。
【0069】
油圧モータ30で入力可能な流量QAは、絞りの一般公式Q=C・A(√P)に基づいて、
QA=C5・A3・√(Pcyl−PA) ・・・ (11)
Pcyl={QA/(C5・A3)}+PA ・・・ (12)
と表せる。(11)、(12)式において、A3は回収弁62における油圧モータ30側の開口面積であり、C5は流量係数である。回収弁62のスプールのストロークY2が求められれば、図5によってA3は求められる。
【0070】
一方、方向制御弁21におけるタンク7側の開口面積A4及び方向制御弁21のスプールのストロークY3には、図3に示すような関係がある。コントローラ25には、変位センサ51から出力される変位量Xと操作レバー24のレバー変位との関係、操作レバー24のレバー変位と方向制御弁21に付与される圧力Pl1との関係、圧力Pl1とストロークY3との関係、ストロークY3と開口面積A4との関係(図3)、が予め設定される。このため、変位量Xから開口面積A4が演算可能である。
【0071】
方向制御弁21に関して目標ブリード流量Q20は、
Q20=C6・A4・√PS ・・・ (13)
PS={Q20/(C6・A4)} ・・・ (14)
と表され、(8)、(14)式によって
PS={(Q0−QA)/(C6・A4)} ・・・ (14)′
と表せる。(13)、(14)、(14)′式、においてC6は流量係数である。
【0072】
したがって、(10)式に(12)、(14)′式を代入することによって、回収弁62の目標開口面積A20を求めることができる。このように、圧力センサ57、58を用いず演算によって圧力Pcyl、Psを求め、回収弁62の目標開口面積A20を求めることも可能である。
【0073】
第2、第3の実施形態によれば、第1の実施形態で使用する油圧モータよりも応答性が遅い油圧モータを使用することができる。応答性が早い油圧モータを使用する場合と比較して応答性が遅い油圧モータを使用する場合はコストを低減できる。
【0074】
図6は第4の実施形態の油圧回路を示す。図1、図2、図4と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0075】
本実施形態は、第2の実施形態と第3の実施形態を合わせた構成、つまり第1の実施形態にブリード弁61と、回収弁62とを備えた構成である。
【0076】
各部の構成及び動作は第2の実施形態及び第3の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
【0077】
第4の実施形態によれば、第2、第3の実施形態で使用する油圧モータよりも応答性が遅い油圧モータを使用することができる。応答性が早い油圧モータを使用する場合と比較して応答性が遅い油圧モータを使用する場合はコストを低減できる。
【0078】
なお、第1〜第4の実施形態では、エネルギー回収用の油圧モータ30の回転軸にエネルギー回生用の油圧ポンプ40の回転軸を接続している。しかし、油圧モータ30の回転軸に他のアクチュエータを接続するようにしてもよい。例えば、図7に示すように、油圧モータ30の回転軸にエンジン1の回転軸を接続し、主油圧ポンプ2の駆動を補助するようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施形態の油圧回路を示す図である。
【図2】図2は第2の実施形態の油圧回路を示す図である。
【図3】図3は開口面積とスプールのストロークとの関係を示す図である。
【図4】図4は第3の実施形態の油圧回路を示す図である。
【図5】図5は開口面積とスプールのストロークとの関係を示す図である。
【図6】図6は第4の実施形態の油圧回路を示す図である。
【図7】図7は第1〜第4の実施形態における他の実施形態を示す図である。
【図8】図8は従来の油圧回路を示す図である。
【図9】図9(a)はスプールの特性を示す図であり、図9(b)は油圧モータの特性を示す図である。
【符号の説明】
4 油圧シリンダ
24 操作レバー
25 コントローラ
30 油圧モータ
40 油圧ポンプ
31、41 容量変更部
33、43 電磁比例弁
61 ブリード弁
62 方向制御弁

Claims (5)

  1. 操作子(24)の変位量に応じて速度が制御される油圧アクチュエータ(4)と、前記油圧アクチュエータ(4)から出力される戻り圧油が入力されて回転駆動するエネルギー回収用の油圧モータ(30)とを備えた圧油エネルギー回収装置において、
    前記操作子の変位量Xと仮想の絞りの開口面積Aとの対応関係を予め記憶しておき、前記操作子に対する操作に応じて、その変位量Xに対応する前記仮想の絞りの開口面積Aを求めると共に、求めた開口面積Aと、戻り圧油の圧力Pと、絞りの一般公式Q=C・A(√P)(Cは流量係数)と、を用いて戻り圧油の目標流量Q0を演算し、前記油圧モータ(30)の制御指令を出力する制御部(25)と、
    制御指令を入力し、目標流量Q0の戻り圧油を入力すべく前記油圧モータ(30)の容量を制御する制御機構(31、33)と、を備えたこと
    を特徴とする圧油エネルギー回収装置。
  2. 操作子(24)の操作量に応じて速度が制御される油圧アクチュエータ(4)と、前記油圧アクチュエータ(4)から出力される戻り圧油が入力されて回転駆動するエネルギー回収用の油圧モータ(30)と、前記油圧モータ(30)の回転力で駆動される回生用の油圧ポンプ(40)とを備えた圧油エネルギー回収装置において、
    前記操作子の変位量Xと仮想の絞りの開口面積Aとの対応関係を予め記憶しておき、前記操作子に対する操作に応じて、その変位量Xに対応する前記仮想の絞りの開口面積Aを求めると共に、求めた開口面積Aと、戻り圧油の圧力Pと、絞りの一般公式Q=C・A(√P)(Cは流量係数)と、を用いて戻り圧油の目標流量Q0を演算し、前記油圧モータ(30)と前記油圧ポンプ(40)の制御指令を出力する制御部(25)と、
    制御指令を入力し、目標流量Q0の戻り圧油を入力すべく前記油圧モータ(30)の容量と前記油圧ポンプ(40)の容量とを制御する制御機構(31、33、41、43)と、を備えたこと
    を特徴とする圧油エネルギー回収装置。
  3. 前記油圧アクチュエータ(4)と前記油圧モータ(30)との間にブリード弁(61)を備え、
    前記制御部(25)は、目標流量Q0と前記油圧モータ(30)に入力される戻り圧油の流量QAとの差Q0−QAの圧油をタンク(7)に排出するように前記ブリード弁(61)を制御すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の圧油エネルギー回収装置。
  4. 前記油圧アクチュエータ(4)と前記油圧モータ(30)との間に方向制御弁(62)を備え、
    前記制御部(25)は、目標流量Q0と前記油圧モータに入力される戻り圧油の流量Qとの差Q0−QAの圧油をタンク(7)に排出するように前記方向制御弁(62)を制御すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の圧油エネルギー回収装置。
  5. 前記油圧アクチュエータ(4)と前記油圧モータ(30)との間にブリード弁(61)と、方向制御弁(62)と、を備え、
    前記制御部(25)は、目標流量Q0と前記油圧モータ(30)に入力される戻り圧油の流量Qとの差Q0−QAの圧油をタンク(7)に排出するように前記ブリード弁(61)及び前記方向制御弁(62)を制御すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の圧油エネルギー回収装置。
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