JP3876950B2 - 複合処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパーソナルチェック等のスリップ紙に記録されている磁気インク文字(MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文字ともいう)を読み取り、その内容に応じてスリップ紙に印字を行うとともにロール紙に対して印字を行う複合処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商取引や店舗での買い物には、小切手やパーソナルチェック(以下、「チェック紙」という)が広く用いられている。一般に、チェック紙の表側には金額やサインを記入(表書き)するための記入欄が記載されているほか、銀行番号、口座番号等の必要記載事項の一部や小切手番号等の規格化された情報が、磁気インク文字(以下「MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文字」という。)によって所定の位置に記載されている。
【0003】
このMICR文字を読み取って記載事項を抽出する読取手段が開発されており、店舗等において、チェック紙を受け取ったオペレータは、そのような読取手段によってMICR文字の読み取り処理を行ってチェック紙の有効性を確認した後、チェック紙の裏側に認証や受け取り店舗の名称等の裏書き事項を印字手段を用いて印字するようにしている。また、読取手段によって読み取った情報等に基づい印字したレシートを発行するようにしている。
【0004】
このような複数の処理を一括して複合的に行う複合処理装置としては、従来、図6に示すようなものが知られている。
【0005】
図6に示すように、この複合処理装置201においては、チェック紙の挿入口202と排出口203との間に形成された搬送経路204の近傍に、MICR文字を読み取る読取手段205が設けられるとともに、搬送経路204を挟んで読取手段205の反対側には裏書き事項等を印字する印字部206が設けられている。また、レシート用のロール紙Rを回転可能に保持するロール紙保持部207が搬送経路204から離れた位置に設けられている。
【0006】
この従来例において、ロール紙Rから引き出された記録紙209は、紙送りローラ210によって印字部206の近傍に導かれ、反転ローラ211によって紙送り方向が反転された後、カッター212によって切断されて排出口208から排出されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の複合処理装置201においては、スリップ紙に印字を行う印字部206によってロール紙Rに印字を行うようにしていることから、印字部206、反転ローラ211及びカッター212を近接して配置しなければならず、そのため、印字部206、反転ローラ211、カッター212の保守作業、例えばカッター212がロックした場合の復帰作業等が煩雑になるという問題があった。
【0008】
更には、印字部206とロール紙排出口224との距離が長くなることから所望の印字を終了後にロール紙排出口224まで紙送りする必要なことより、所望の印字の前後に長い空白があるレシートとなり、ロール紙の仕様効率が悪く更にレシート発行する時間が遅いものであった。
【0009】
また、近年、この種の複合処理装置においては、チェック紙に対する表書き印字を行う機能を有するものが望まれているが、表書き印字用の印字部は搬送経路の読取手段205側の奥まった部位に配置せざるを得ないため、例えばインクリボン等の消耗品を交換しようとすると工具を用いて機械部品を分解しなければならず、その作業が煩雑になるという問題もあった。
【0010】
本発明は、このような従来の技術の課題を解決するためになされたもので、保守作業等を容易に行うことができる複合処理装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、第1の搬送経路に沿って搬送されるスリップ紙の一方の面側に配設され、前記スリップ紙の一方の面に印字を行う第1の印字部と、前記第1の搬送経路に沿って搬送される前記スリップ紙の他方の面側に配設され、前記スリップ紙の他方の面に印字を行う第2の印字部と、前記第1の搬送経路に沿って搬送される前記スリップ紙の他方の面側に、前記第1の搬送経路と異なる経路の第2の搬送経路に沿って搬送されるロール紙に対して印字及び切断を行う第3の印字部とカッタとを搭載したロール紙ユニットを回動可能に装置本体に配設し、前記ロール紙ユニットの閉状態において前記第2の印字部の上部に前記第3の印字部とカッタが配設され、前記ロール紙ユニットの開状態において前記第3の印字部及び前記カッターが、前記装置本体内部に配設された前記第2の印字部と共に露出することを特徴とする複合処理装置。
【0012】
請求項1記載の発明の場合、スリップ紙を搬送する第1の搬送経路と、ロール紙を搬送する第2の搬送経路とが異なる経路をとるように構成されているため、ロール紙に印字の際にスリップ紙の搬送経路を経由しなくてもよく、その結果、ロール紙の搬送方向を反転するための構成が必要なくなり、第3の印字部と排出口との搬送距離を短くすることが可能となる。また、スリップ紙に印字を行う第2の印字部と、ロール紙に印字を行う第3の印字部とをそれぞれ余裕をもって配置することができ、これにより各印字部における消耗品の交換等の保守作業等を容易に行うことが可能になる。
この場合、請求項1記載の発明において、前記ロール紙ユニットが、開状態において前記第2の印字部及び搭載した前記カッターが露出するように装置本体に開閉可能に取り付けられていることも効果的である。
【0013】
また、請求項3記載の発明のように、請求項1記載の発明において、前記第2の印字部は消耗品を使用する印字方式であり、前記ロール紙ユニットの開状態において、前記第2部の印字部の前記消耗品が交換可能な位置に構成されていることを特徴とする請求項2記載の複合処理装置である。
【0014】
請求項1記載の発明において、ロール紙ユニットを開いた状態にすると、第2の印字部及び前記カッターが露出するため、工具を用いて機械部分を分解することなく第2の印字部やカッターの保守作業等をより効率的に行うことができる。
請求項3記載の発明において、第2の印字部は消耗品を使用する印字方式(例えばドットインパクト方式)であり、ロール紙ユニットを開いた状態にすると、第2の印字部が露出するため、工具を用いて機械部分を分解することなく第2の印字部の消耗品(例えばインクリボンカセット)の交換をより効率的に行うことができる。
【0015】
また、請求項2記載の発明のように、請求項1記載の発明において、前記第3の印字部は円周部と平面部から成る支軸を備え、前記装置本体に備えられた溝部のある孔部に対し、前記支軸の円周部が前記溝部を通して前記孔部まで挿入又は該孔部から引き出されるようになっていることにより、開閉すると共に着脱自在に係合する手段を有し、前記装置本体から着脱、または交換できるように構成することも効果的である。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、装置本体に対してロール紙ユニットが着脱自在に構成されていることから、ロール紙ユニットを装置本体から取り外した状態で各印字部の保守作業等を行うことができ、これにより作業性を向上させることができる。この場合、それぞれ異なる機能を有するロール紙ユニットを用意して交換するようにすれば、種々の用途に対応した複合処理装置を提供することができるとともに、構成部品の共用化を図ることが可能になる。
【0017】
その上、本発明にあっては、ロール紙ユニットを開閉しただけではロール紙ユニットが外れることはないため、ロール紙の交換等の作業を円滑に行うことができるものである。
【0018】
更に、請求項4記載の発明のように、請求項1乃至3記載のいずれか1項記載の発明において、前記第1の搬送経路の上流側に、磁気情報が予め記録された前記スリップ紙と接触して前記磁気情報を読みと取る情報読み取り手段を配設することも効果的である。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、情報読み取り手段によって読み取られた結果を直ちに第3の印字部から出力することも可能となり、複合処理装置の機能を更に向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る複合処理装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の複合処理装置の外観構成を示す斜視図であり、図2は、本実施の形態の複合処理装置の本体上カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【0021】
図3(a)は、本実施の形態の複合処理装置の内部の概略構成を示す概略構成図であり、図3(b)は、本実施の形態におけるロール紙ユニットが開いた状態を示す概略構成図である。
【0022】
図4(a)は、本実施の形態のロール紙ユニットの回転動作を示す説明図であり、図4(b)は、本実施の形態におけるロール紙ユニットを取り外す場合を示す説明図である。
【0023】
図5は、本実施の形態において使用可能なロール紙ユニットを示す説明図である。
【0024】
図1又は図2に示すように、本実施の形態の複合処理装置1は、それぞれ例えば樹脂からなる本体下カバー5と、本体下カバー5の上側に設けられた本体中カバー2と、本体中カバー2の前方上側(図1の左方下側)に設けられた本体前カバー3と、本体中カバー2の後方上側に設けられたユニットカバー4とから装置本体6が構成されている。
【0025】
本実施の形態の複合処理装置1は、本体下カバー5及び本体中カバー2を有する本体ユニット30と、本体ユニット30の前方側に設けられスリップ紙(図示せず)に対して印字を行う第1の印字部19を有する読取印字ユニット31と、本体ユニット30の後方側に設けられたロール紙ユニット32とから構成されている。
【0026】
図1又は図3(a)に示すように、装置本体6の正面側の部分には、本体前カバー3と本体中カバー2とによって、チェック紙等のスリップ紙を挿入するための挿入口21が形成されている。そして、本体前カバー3の後縁部3aとユニットカバー4の前縁部42とによって、スリップ紙を排出するための排出口22が形成されている。また、本体前カバー3の前側部分には、複合処理装置1を操作するための操作パネル3bが設けられている。
【0027】
図3(a)に示すように、本体前カバー3の内側面と、本体下カバー5の上側
面によって第1の搬送経路25が形成されている。
【0028】
読取印字ユニット31の下部分には、チェック紙の表側に記録されたMICR文字を読み取るための読取ヘッド(情報読取手段)17が設けられている。読取ヘッド17は、図示しないチェック紙に記録された磁気情報を読み取る機能を有し、押圧部材を押し付けることによってチェック紙がヘッド部分に密着するように構成されている。
【0029】
また、読取印字ユニット31内の上部には、チェック紙の表書き印字を行うための例えばドットインパクト方式による表書き印字部(第1の印字部)19が配設されている。
【0030】
一方、第1の搬送経路25を挟んで第1の印字部の反対側には、表書き印字部19と読取ヘッド17との間に、チェック紙に対して裏書き印字を行うための例えばドットインパクト方式による裏書き印字部(第2の印字部)18が配設されている。
【0031】
なお、裏書き印字部18及び表書き印字部19には、第1の搬送経路25を挟んでそれぞれ対向する位置に図示しないプラテン部が設けられ、これによりインクリボンヘッドを用いてチェック紙に印字行うようになっている。
【0032】
図2に示すように、本体中カバー2は、例えば金属からなる本体フレーム11を覆うように設けられている。そして、この本体フレーム11には、ロール紙ユニット32のユニットフレーム12が開閉自在に取り付けられている。ここで、ユニットフレーム12は、ユニットカバー4及びリヤカバー4aによって覆われている。
【0033】
図2又は図3(a)に示すように、ユニットフレーム12には、ロール紙を保持するロール紙保持部4bが取り付けられており、このロール紙保持部4bは、開閉自在のリヤカバー4aの開閉によってロール紙の装填及び交換ができるように構成されている。
【0034】
図1又は図3(a)に示すように、ロール紙保持部4bの前方側部分と、リヤカバー4aの前方側部分とによって、ロール紙を搬送するための第2の搬送経路26が形成されている。この第2の搬送経路26の前方側の近傍には、ロール紙から引き出された記録紙に対して印字を行うためのサーマルヘッド(第3の印字部)15が設けられ、導入口23から第2の搬送経路26内に導入された記録紙に対して感熱方式によって印字を行うようになっている。
【0035】
また、サーマルヘッド15の上方近傍には、印字された記録紙を切断するためのカッター13が設けられている。そして、カッター13の上方近傍には、ユニットカバー4の後縁部41とリヤカバー4aの前縁部40とによって排出口24が形成されている。
【0036】
図4(a)又は図5に示すように、本体フレーム11は、所定の間隔で立設された一対の平行な側壁部11a、11bを有し、これらの側壁部11a、11bの後方側の端部に係合溝110が形成されている。
【0037】
一方、ユニットフレーム12には、本体フレーム11の側壁部11a、11bより若干狭い間隔で一対の平行な側壁部12a、12bが設けられ、各側壁部12a、12bの後端部には、本体フレーム11の側壁部11a、11bの係合溝110と係合可能な回動支軸120が突出形成されている。そして、ユニットフレーム12の回動支軸120と本体フレーム11の係合溝11cとが係合することによって、図3(a)(b)に示すように、本体フレーム11に対しロール紙ユニット32が矢印A又はB方向へ回動自在に支持されるようになっている。
【0038】
図2に示すように、ロール紙ユニット32のユニットカバー4の一方の側面にはオープンレバー9が設けられている。このオープンレバー9は、本体フレーム11と係合可能な係止爪10と連動するように構成されている。そして、係止爪10と本体フレーム11との係止が解除された場合に、例えば図示しない弾性部材の付勢力によってロール紙ユニット32が本体上方側(矢印A方向)に開く方向に回動するようになっている。
【0039】
本実施の形態の場合、ロール紙ユニット32は、図3(b)に示す開角度θ1(例えば90°)開いた位置で係止するように構成されている。そして、この状態においては、ロール紙ユニット32のカッター13及びサーマルヘッド15、及び本体ユニット30内の裏書き印字部18が露出するようになっている。
【0040】
図4(b)に示すように、本体フレーム11に設けられた係合溝110は、円形状に形成された孔部110aと、本体フレーム11の後縁側において孔部110aの外径より小さい幅で本体フレーム11の長さ方向に延びるように形成された溝部110bとから構成されている。
【0041】
一方、ユニットフレーム12の回動支軸120は、その側面が、同一の曲率を有する円周側面部120aと、互いに平行な平面部120bとから構成されている。ここで、平面部120b間の幅は本体フレーム11の溝部110bの幅より若干狭くなるように形成され、また円周側面部120aの幅は、本体フレーム11の溝部110bの幅より広く、かつ、孔部110aの直径より若干小さくなるように構成されている。
【0042】
さらに、図4(b)に示すように、ユニットフレーム12の平面部と、本体フレーム11の長さ方向とのなす角度(図4(b)の直線M、Nのなす角度)が90°より大きい所定の角度θ2(例えば135°)となるように構成されている。
【0043】
このような構成により、図4(a)(b)に示すように、ロール紙ユニット32を本体フレーム11に対し角度θ1(例えば90°)開いた状態から矢印A方向へ回転して角度θ2(例えば135°)まで傾け、さらに矢印C方向へ引っ張ると、本体フレーム11からロール紙ユニット32が外れるようになっている。
【0044】
なお、装置本体6を組み立てた後においては、ロール紙ユニット32は、本体中カバー2による係止によって本体フレーム11から外れないようになっている。
【0045】
本実施の形態においては、チェック紙を挿入口21から挿入して第1の搬送経路25に沿って送り、読取ヘッド17によってチェック紙に記録されたMICR文字を読み取る。
【0046】
その後、読取ヘッド17における読取情報に基づき、裏書き印字部18によってチェック紙の裏面に裏書き印字を行うとともに、表書き印字部19によってチェック紙の表面に表書き印字を行った後、このチェック紙を排出口22から排出する。
【0047】
一方、ロール紙から第2の搬送経路26に沿って引き出された記録紙に対しては、読取ヘッド17の読み取った情報に基づき、サーマルヘッド15によって所定の印字を行った後、排出口24から排出して、カッター13によって切断してレシートとする。
【0048】
以上述べたように本実施の形態にあっては、スリップ紙を搬送する第1の搬送経路25と、ロール紙を搬送する第2の搬送経路26とが異なる経路をとるように構成されているため、ロール紙に印字の際にスリップ紙の搬送経路を経由しなくてもよく、その結果、ロール紙の搬送方向を反転するための構成が必要なくなり、第3の印字部であるサーマルヘッド15と排出口24との搬送距離を短くすることが可能と記録紙の有効活用が可能となる。
【0049】
また、本実施の形態によれば、スリップ紙に印字を行う裏書き印字部18及び表書き印字部19と、ロール紙に印字を行う印字ヘッド15とをそれぞれ余裕をもって配置することができ、これにより裏書き印字部18及び表書き印字部19における消耗品(例えばインクリボンカセット)の交換、保守作業等を容易に行うことが可能になる。
【0050】
また、本実施の形態によれば、ロール紙を切断するためのカッター13がロックした場合に、そのロック状態から容易に復帰できるようになる。
【0051】
しかも、本実施の形態の場合は、回動自在のロール紙ユニット32を開いた状態にすると、裏書き印字部18が露出するため、工具を用いて機械部分を分解することなく裏書き印字部18の消耗品の交換や保守作業等を行うことができる。
【0052】
さらに、本実施の形態によれば、装置本体6に対してロール紙ユニット32が着脱自在に構成されていることから、ロール紙ユニット32を装置本体6から取り外した状態でロール紙ユニット32の保守作業等を行うことができ、これにより作業性を向上させることができる。
【0053】
また更に、本実施の形態の複合処理装置1においては、ロール紙ユニット32が装置本体6に対して取り外し可能な構成となっているため、上述したロール紙ユニット32を、機能の異なる他の印字ユニットに交換することができる。
【0054】
例えば、図5に示すように、上述したロール紙ユニット32の代わりに、ロール紙を巻き取る巻取軸35を備えたロール紙巻取ユニットを装着することもできる。
【0055】
図5の32Aはロール紙巻き取りユニットの印字部と搬送部とを省略し、収容されたロール紙34および印字後の記録紙を巻き取る巻き取り部のみのロール紙巻き取りユニットである。
【0056】
このロール紙巻取ユニット32Aは、2層のサーマル紙がロール状の巻かれたロール紙34を用いており、前述のサーマルヘッド15により印字されるものである。
【0057】
この場合、上側の記録紙は前述と同様に排出口24から排出し、下側の記録紙は巻取軸35に巻き取るように構成されている。
【0058】
このように、それぞれ異なる機能を有するユニットを用意しておけば、種々の用途に対応した複合処理装置を提供することができ、また、構成部品の共用化を図ることが可能になる。
【0059】
さらにまた、本実施の形態にあっては、本体中カバー2を取り外さない限りロール紙ユニット32を開閉させてもロール紙ユニット32が外れることはないため、ロール紙の交換等の作業を円滑かつ安全に行うことができるものである。
【0060】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
【0061】
例えば、読取ヘッド17、裏書き印字部18及び表書き印字部19を設ける位置は、上述した実施の形態のものに限られず、装置の種類、大きさ、形状等に応じて適宜変更することができる。
【0062】
また、MICR文字を読み取るための読み取りヘッド(情報読取手段)を用いない構成をとることもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、第1の搬送経路に沿って搬送されるスリップ紙の一方の面側に配設され、前記スリップ紙の一方の面に印字を行う第1の印字部と、前記第1の搬送経路に沿って搬送される前記スリップ紙の他方の面側に配設され、前記スリップ紙の他方の面に印字を行う第2の印字部と、前記第1の搬送経路に沿って搬送される前記スリップ紙の他方の面側に配設され、前記第1の搬送経路と異なる経路を有する第2の搬送経路に沿って搬送されるロール紙に対して印字を行う第3の印字部とを備えたため、ロール紙に印字の際にスリップ紙の搬送経路を経由しなくてもよく第1および第2の印字部から独立的に動作できるので、その結果、スリップ紙の搬送方向を反転する場合であってもロール紙の搬送方向を反転するための構成が必要なくなる。また、スリップ紙に印字を行う第2の印字部と、ロール紙に印字を行う第3の印字部とをそれぞれ余裕をもって配置することができ、これにより各印字部における消耗品の交換等の保守作業等を容易に行うことが可能になる。
【0064】
消耗品の交換やカッターロックからの復帰等の保守作業を容易に行うことができる複合処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の複合処理装置の外観構成を示す斜視図である。
【図2】 実施の形態の複合処理装置の本体上カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【図3】(a):同実施の形態の複合処理装置の内部の概略構成を示す概略構成図である。
(b):同実施の形態におけるロール紙ユニットが開いた状態を示す概略構成図である。
【図4】(a):同実施の形態のロール紙ユニットの回転動作を示す説明図である。
(b):同実施の形態におけるロール紙ユニットを取り外す場合を示す説明図である。
【図5】 同実施の形態において使用可能なロール紙ユニットを示す説明図である。
【図6】 従来の複合処理装置の要部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2 本体中カバー
11 本体フレーム
12 ユニットフレーム
13 カッター
15 サーマルヘッド(第3の印字部)
17 読取ヘッド(読取手段)
18 裏書き印字部(第1の印字部)
19 表書き印字部(第2の印字部)
25 第1の搬送経路
26 第2の搬送経路
30 本体ユニット
31 読取印字ユニット
32 ロール紙ユニット
Claims (4)
- 第1の搬送経路に沿って搬送されるスリップ紙の一方の面側に配設され、前記スリップ紙の一方の面に印字を行う第1の印字部と、
前記第1の搬送経路に沿って搬送される前記スリップ紙の他方の面側に配設され、前記スリップ紙の他方の面に印字を行う第2の印字部と、
前記第1の搬送経路に沿って搬送される前記スリップ紙の他方の面側に、前記第1の搬送経路と異なる経路の第2の搬送経路に沿って搬送されるロール紙に対して印字及び切断を行う第3の印字部とカッタとを搭載したロール紙ユニットを回動可能に装置本体に配設し、
前記ロール紙ユニットの閉状態において前記第2の印字部の上部に前記第3の印字部とカッタが配設され、
前記ロール紙ユニットの開状態において前記第3の印字部及び前記カッターが、前記装置本体内部に配設された前記第2の印字部と共に露出することを特徴とする複合処理装置。 - 前記ロール紙ユニットは、円周部と平面部から成る支軸を備え、前記装置本体に備えられた溝部のある孔部に対し、前記支軸の円周部が前記溝部を通して前記孔部まで挿入又は該孔部から引き出されるようになっていることにより、開閉すると共に着脱自在に係合する手段を有し、前記装置本体から着脱、または交換できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の複合処理装置。
- 前記第2の印字部は消耗品を使用する印字方式であり、前記ロール紙ユニットの開状態において、前記第2の印字部の前記消耗品が交換可能な位置に構成されていることを特徴とする請求項1記載の複合処理装置。
- 前記第1の搬送経路の上流側に、磁気情報が予め記録された前記スリップ紙と接触して前記磁気情報を読み取る情報読み取り手段が配設されたことを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれか1項記載の複合処理装置。
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1998
- 1998-07-28 JP JP21297998A patent/JP3876950B2/ja not_active Expired - Fee Related
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