JP3875779B2 - コンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法及び装置 - Google Patents

コンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生コン工場或いは二次製品工場でコンクリート打設工事と平行して行われるコンクリート供試体製造用の型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布を行うコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法及び装置の改良に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、非能率作業であった従来のコンクリート供試体用型枠の脱型作業から清掃・剥離剤塗布作業までの各作業を、それぞれ省力化装置により効率的に且つ連続的に行う方法と、この方法に使用する各省力装置をケイシングの上面にコンパクトに配設した装置を提案した(特公平4−9643号公報参照)。
この方法は、従来2分割であった型枠本体を一体型にし、型枠本体を分解しないで脱型する方法であり、脱型及びその後に作業をすべて省力化したもので、各作業に使用する省力化機器を1つのケイシングにコンパクトにまとめたものである。
【0003】
この省力化機器は、脱型装置、脱底板装置、高圧洗浄装置、底板清掃装置、型枠本体清掃装置により構成され、型枠には筒状の一体構造の型枠本体と、型枠の下端部に形成された環状段部に載せられる底板により構成される。
この型枠でコンクリート供試体を造るには、環状段部に底板を載せた型枠本体にコンクリートを流し込み、コンクリートが凝固した後に脱型する。
【0004】
脱型方法は型枠本体内に成形されたコンクリート供試体を底板と共に一方から押圧して一挙に脱型する方法とし、脱型装置には、加圧当初には大きな加圧力が発生し、供試体が押動されると加圧力を小さくして加圧ストロークを大きくすることができるエアハイドロ方式の加圧シリンダ装置を使用した。
これにより、脱型作業が大幅に短縮された。
【0005】
コンクリート供試体は、型枠本体から底板と共に押し出された後に、底板に固着されているため除去し難いことがあり、このような場合には脱底板装置により底板と分離する。
脱底板装置は、底板を係止した状態で側面からコンクリート供試体の外周面を押圧して分離する。
コンクリート供試体を分離した底板の表面には、流動状態のコンクリートから析出した付着物などで汚れているので、底板を底板清掃装置に載せて回転し、底板の表面を清掃すると共に剥離剤を塗布する。
【0006】
型枠本体の内面は、型枠本体の環状段部に載置されていた底板と環状段部周辺の隙間に侵入して固化した付着物は除去し難いので、この付着物を高圧洗浄装置で付着物を除去した後に、型枠本体の内面に挿入したバフ又はブラシを回転させながら剥離剤を供給して型枠本体を上下方向に往復動させて、型枠本体の全内面を清掃と剥離剤塗布を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
型枠本体の清掃には、バフ又はブラシによる清掃行程の前に高圧洗浄行程が必要であるため、型枠本体の清掃行程が複雑になり、装置も複雑になるので、これを簡素化することが望まれていた。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とし、高圧洗浄行程とその装置を省略することができるコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法及び装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法は、
筒状に形成され内周面の下端部に環状段部が設けられる型枠本体と、該型枠本体に挿脱可能に挿入され上記環状段部に載置される底板によって構成される型枠の内部に、コンクリートを注入し、上記型枠の内部に凝固したコンクリートの供試体が形成された後に、上記底板の外底面を上記型枠本体内にて下方より押動して上記底板と共に上記コンクリートの供試体を脱型し、次いで回転軸にバフ或いはブラシ等を取付けた内面清掃具を上記型枠本体に挿入することにより上記型枠本体の内面を清掃するとともに剥離剤を塗布するコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法において、
上記内面清掃具を底板が取外された上記型枠本体内に下方より挿入し、上記回転軸を回転させながら上記内面清掃具に剥離剤を供給すると共に、上記型枠本体が、内面清掃具に対して該型枠本体の上端が上記内面清掃具の下方位置に到るまで、または上記型枠本体のの下端が、上記内面清掃具の上方位置に到るまで上下方向に一往復させることにより上記型枠本体の内面の清掃と剥離剤の塗布とが上記内面清掃具により一緒に行われる途中で、上記型枠本体の環状段部の周辺が、内面清掃具に重なったときに、上記型枠本体の上下方向の移動を所定時間停止させて上記環状段部の周辺の清掃、剥離剤塗布を一緒に行うことを特徴とす
【0009】
或いは、本発明のコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法は、上記型枠本体の環状段部の周辺の清掃をバフ或いはブラシ等の内面清掃具に代えて高圧の剥離剤の噴出或いは真空吸引により清掃するものであり、
筒状に形成され内周面の下端部に環状段部が設けられる型枠本体と、該型枠本体に挿脱可能に挿入され上記環状段部に載置される底板によって構成される型枠の内部に、コンクリートを注入し、上記型枠の内部に凝固したコンクリートの供試体が形成された後に、上記底板の外底面を上記型枠本体内にて下方より押動して上記底板と共に上記コンクリートの供試体を脱型し、次い回転軸にバフ或いはブラシ等を取付けた内面清掃具を上記型枠本体に挿入することにより上記型枠本体の内面を清掃するとともに剥離剤を塗布するコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法において、
上記内面清掃具を上記型枠本体内に挿入して上記回転軸を回転させながら上記内面清掃具に剥離剤を供給すると共に、上記型枠本体が、内面清掃具に対して該型枠本体の上端が上記内面清掃具の下方位置に到るまで、または上記型枠本体の下端が、上記内面清掃具の上方位置に到るまで上下方向に一往復させることにより上記型枠本体の内面の清掃と剥離剤の塗布とが上記内面清掃具により一緒に行われる途中で、上記型枠本体の環状段部の周辺が、内面清掃具に重なったときに、上記型枠本体の上下方向の移動を所定時間停止させて上記環状段部の周辺を、高圧のエアーの噴出或いは真空吸引による清掃を行い、清掃後に剥離剤を塗布ことを特徴とする。
【0010】
上記のコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法を実施する装置は、
筒状に形成され内周面の下端部に環状段部を設けた型枠本体を係止する係止部と、上記型枠本体に挿入され上記環状段部に載置される底板を押動する押動部とを備えた脱型装置と、上記底板の厚さ寸法よりも小さい深さ寸法を有する底板収容凹部と、該底板収容凹部の上方に設けられ該底板収容凹部の底面とほぼ平行に移動可能な押動部とを備えた脱底板装置と、上記底板の外底面を吸着する吸着面を有する回転台と、該回転台に吸着保持された底板の外側面及び上面を清掃する清掃具を備えた底板清掃装置と、軸受に回転可能に支承された回転軸に取り付けられ、上記型枠本体内に上下方向に往復移動可能に設けられる内面清掃具とを備えたコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗付装置において
上記型枠本体が上記内面清掃具に対して上端が下方位置に到るまで、または上記型枠本体の下端が、上記内面清掃具の上方位置に到るまで移動可能に設けられ、
上記回転軸を回転させながら上記内面清掃具に剥離剤を供給可能に剥離剤供給装置が設けられ、
そして、上記型枠本体が上記内面清掃具に対して一往復されて上記内面清掃具により上記型枠本体の内面の清掃と剥離剤の塗布とが一緒に行われるとともに、
上記一往復の途中で、上記型枠本体の環状段部の周辺が、上記内面清掃具に一致したときに、上記支持部の昇降を所定時間停止する制御機構を設けたことを特徴とする。
【0011】
上記内面清掃具は、上記型枠本体の内面に接触するバフ或いはブラシ等とすることができる。
或いは、高圧のエアーの噴出管、又は、真空源に連通し先端部が上記型枠本体の内面に接近する吸引管とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は、コンクリート供試体用型枠の脱型・清掃装置の一部破断正面図、図2は図1の平面図、図3は図1の側面図であり、図10は本発明に使用されるコンクリート供試体の型枠Aの縦断面図である。
型枠Aは、従来のコンクリート供試体用型枠と同一であり(特公平4−9643号公報参照)、筒状の型枠本体1の内周面の下端部に、内周面から突出する環状段部2が設けられ、型枠本体1に挿入される底板3が環状段部2の上に載置され、型枠A内に注入されたコンクリートが凝固すると内部にコンクリート供試体Cが形成される。
【0013】
型枠本体1の外周面の中間部と下端部に設けられた鍔部4,5は、型枠本体1を外部から保持するために設けられたものである。
型枠本体1の内周面と底板3の外周面との間に形成される隙間は、底板3が上下動可能な範囲内で出来るだけ小さくして、注入されたコンクリート内の析出物などが侵入するのをできるだけ防止しているが、この隙間に侵入して固着した付着物は、型枠本体1の他の内周面の付着物に比較して除去し難く、脱型後の清掃を困難ならしめるものである。
【0014】
コンクリート供試体用型枠の脱型・清掃装置は、図1に示すように、ケイシング6の上面に脱型装置B,脱底板装置D,底板清掃装置E,型枠本体清掃装置Fが配設される。
脱型装置Bの構造は、従来(特公平4−9643号公報参照)と同様であり、ケイシング6に内部に二重構造のシリンダ装置7が設けられる。
【0015】
シリンダ装置7の構造は、図4に示すように、親シリンダ8の内部に挿入された親ピストン頭部9に孔10が設けられ、孔10に挿入される筒状のピストンロッド11の下端部に雄ねじ12が設けられ、ピストンロッド11よりも小さい開口13を有するナット14が雄ねじ12に螺合する。
ピストンロッド11の上端部に設けられた雌ねじ15に、端壁16に設けられた雄ねじが螺合し、内部に形成される子シリンダ17に子ピストン頭部18が挿入される。
【0016】
端壁16の挿入孔21を貫通する子ピストンロッド19が子ピストン頭部18に設けられた孔に挿入され、子ピストンロッド19の下端部に設けられた雄ねじにナット20が螺合し、子ピストンロッド19の上端部に設けられた雄ねじ22に押動部23が取り付けられる。
親シリンダ8の下部壁24を貫通するねじ孔25に空気管路26が接続し、上部壁27を貫通するねじ孔28に油圧管路29が接続し、親ピストンロッド11に設けられたねじ孔30に油圧管路31が接続し、油圧管路29,31は、エアハイドロタンク32の下部に連通する油圧管路33に接続する(図4参照)。
【0017】
エアハイドロタンク32は密閉された容器で、内部に作動油34が収容され、作動油34の上方に空気室35が形成され、空気室35は空気管路36に接続する(図4参照)。
シリンダ装置7はケイシング6の上面に設けられた係止部37より垂下された支持柱38に取り付けられる(図1参照)。
係止部37は、型枠本体1を挿入する半円形状の凹部39の下方に、型枠本体1の下部の鍔部5を挿入する半円形状の凹部40が設けられ、凹部39,40と同心にケイシング6の上面を貫通する孔41が設けられ、孔41より押動部23が突出可能になっている(図1,図2参照)。
以上で脱型装置Bが構成される。
【0018】
脱底板装置Dも従来と同様であり、ケイシング6の上面に固着されたブラケット42の上面に軸43が立設され、回動部材44に設けられた筒部45が軸43に枢着され、筒部45の外面にハンドル46が取り付けられ、回動部材44の上面に突設された軸47に押圧部48の一端が枢着される(図2,図5参照)。
押圧部48の他端面は凹面48aが形成され、凹面48aの下方には底板収容リング49がケイシングの上面に取り付けられる(図2参照)。
底板収容リング49には、底板3を収容する内径を有し、底板3の厚さ寸法よりも浅い凹部50が設けられる。
【0019】
脱底板装置Dは、底板3が供試体Cに付着して容易に離れない場合に使用するもので、供試体Cに付着した底板3を凹部50に載置して、ハンドル46を鎖線位置から実線位置に操作すると(図5参照)、回動部材44が軸43を支点として回動し、押圧部48が供試体Cの側面を押動するので、供試体Cが底板3より分離する。
【0020】
底板清掃装置Eも従来例と同様であり、ケイシング6の上面に設けられた孔51に、回転軸52の先端に取り付けられた回転台53が挿入され、ねじ54により回転軸52に固定される(図6参照)。
回転台53の上面にマグネット55が埋設され、マグネット55の外側にピン56が立設される。
ピン56は回転台53に載置されマグネット55に吸着された底板3にスリップが生じないように、底板3の下面に設けられたリブ57(図10参照)に係合するものである。
【0021】
ケイシング6の上面には、回転台53の近傍に軸58が立設され、軸58にV字状レバー59の屈曲部が枢着される(図2参照)。
V字状レバー59の一端にハンドル60が設けられ、ハンドル60の他端に清掃具61が設けられ、清掃具61には、剥離剤タンク109に連通する剥離剤管路110が接続する。
【0022】
回転台53を回転すると、回転台53に吸着された底板3が一体となって回転し、底板3の上面を移動する清掃具61により底板3が清掃されると共に剥離剤が塗油される。
図2に示す符号62は、ハンドル60の操作範囲を限定するためのストッパである。
【0023】
型枠本体清掃装置Fは、回転軸66に設けられた内面清掃具63と、型枠本体1を把持するクランプ64と、クランプ64を回動並びに昇降可能に支持する支持部65と、支持部65の昇降動作を制御する制御機構(図示しない)とにより構成される。
クランプ64,支持部65は従来と同一構造のものを使用するが、支持部65の昇降動作の制御方法が従来とは相違する。
【0024】
支持部65は、図1に示すように、ケイシング6内の下方に設置された減速器付きモータ66の出力軸にスプロケット67が設けられ、2つの軸受68に回転可能に支承された駆動軸69の一端にスプロケット70が設けられ、両スプロケット67,70にチェン71が巻回され、駆動軸69の他端にクランクレバー72と、バランスウェイト74が設けられる。クランクレバー72の端部に設けられた軸72aに、接合棒73の下端部が枢着され、接合棒73の上端に設けられた軸76に、コラム108の内部の軸受によって昇降可能に設けられた昇降軸75の上端が枢着される。
【0025】
減速器付きモータ66の出力軸は、操作盤104(図1参照)の内部に設けられた制御機構(図示しない)の指令を受けて低速回転の途中で一時停止を行い、クランクレバー72が一回転すると、昇降軸75はこれに応じて上下方向に一往復すると共に、所定位置で一時停止を行う。
昇降軸75にねじにより固着されたカラー77,78の間には、クランプ支持腕79の筒部80が枢着される(図7参照)。
筒部80の外周面にローラ軸81及びドッグ82が突出し、ローラ軸81の先端にローラ83が回転可能に設けられる(図7参照)。
【0026】
クランプ支持腕79が、図8に示す型枠本体セット位置から時計方向に回動して清掃位置に至ると、ケイシング6に設けられたストッパ84にローラ83の下部が係合し、クランプ支持腕79が清掃位置に固定され、ドッグ82に近接するセンサ85が清掃位置に位置決めされたことを確認するようになっている(図7参照)。
以上で、クランプ支持腕79を清掃位置に位置決めし、クランプ支持腕79を昇降する支持部65が構成される。
【0027】
クランプ支持腕79の先端に設けられるクランプ64は、クランプ支持腕79の先端にボルトで連結され、先端が半円形状の二股に形成された固定枠86と、固定枠86の一方の先端に設けられたヒンジ87と、ほぼコの字形状に形成され一端がヒンジ87に連結される押圧枠88と、押圧枠88の他端に設けられた締め付け装置89と、押圧枠88のほぼ中央に設けられる押圧部90により構成される(図7参照)。
【0028】
締め付け装置89は、固定枠86の外面から突出する係合部91に設けられた孔に、先端が係入するフック92をレバー93によって締め付けるものであり、ヒンジ87を支点として開閉可能な押圧枠88を固定枠86に押し付けて固定することができる。
押圧部90は、内部に設けられたばね94(図8参照)によって押圧片95を型枠本体1に押し付けてクランプするものである。
【0029】
清掃位置に位置決めされたクランプ支持腕79の下方には、次に述べる型枠本体1の内面清掃具63が設けられる。
上下方向に配列された2個の軸受96に回転軸97が回転可能に支承され、回転軸97の下端にピニオン98が固着され、回転軸97の上端部に清掃バフ99(又は清掃ブラシ)が装着される(図1参照)。
回転軸97には、下端に設けられたロータリジョイント100より清掃バフ99に至る孔(図示しない)が設けられ、剥離剤タンク109に連通する剥離剤管路101がロータリジョイント100に接続する。
【0030】
回転軸97の周囲には、カバー102に覆われた型枠本体収容室が形成され、カバー102の傾斜した底壁の端部に排出口102aが設けられ、底壁の僅か上方に設けられた載置台(図示しない)に型枠本体1が載置される。
排出口102aの下方に回収タンク103が置かれ、ケイシング6の前方の床面に、脱型用の足踏スイッチ105が置かれる。
【0031】
以上のように構成されたコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃装置により、脱型から清掃までの動作を説明する。
図10に示すように、内部にコンクリート供試体Cが凝固した型枠Aを脱型装置Bに載せ、型枠本体1の鍔部5を係止部37の凹部40に係合させる。
【0032】
次に、足踏スイッチ105を踏むと、操作盤104内の制御機構を介して電磁弁(図示しない)が開き空圧が空圧管路26を経由して親シリンダ8に入り、親ピストン頭部9及び子ピストン頭部18が上昇する。
このときは、未だ押動部23が無負荷であるため高速上昇するが、油圧管路29,31内の作動油が親ピストン頭部9及び子ピストン頭部18のジャンピング現象を防止する。
【0033】
子ピストンロッド19の先端の押動部23が底板3に当たると、押圧力の小さい子ピストン頭部18が上昇不能となり、押圧力の大きい親ピストン頭部9が上昇する。
親ピストン頭部9が子ピストン頭部18に当たる位置まで上昇すると、親ピストン頭部9及び子ピストン頭部18の押圧力で底板3を押圧するので、大きな押圧力となる。
底板3がある程度押し上げられると、底板3の抵抗力が小さくなり、子ピストン頭部18の押圧力だけで押し上げることができ、底板3を高速に押し上げる。
【0034】
足踏スイッチ105を離すと、電磁弁が切り換わり、空気管路36に空圧が供給され、親ピストン頭部9と子ピストン頭部18が下降する。
このときも、油圧管路29,31内の作動油が空圧に生じ易いジャンピング現象を防止する。
かくして、コンクリート供試体Cの脱型動作が完了する。
【0035】
供試体Cが底板3に密着しているときには、供試体C付きの底板3を脱底板装置Dの凹部50に載置し、ハンドル46を操作すると、押圧部48の押された供試体Cが、凹部50に拘束された底板3より分離され、脱底板装置Dの動作を完了し、底板清掃装置Eで底板3を清掃しながら剥離剤を塗布する。
供試体Cが底板3に密着していないときには、この脱底板装置Dの行程を省略する。
【0036】
次に述べる型枠本体清掃装置Fに本願発明の特徴がある。
従来の型枠本体清掃装置では、型枠本体1の内周面に接触する清掃バフ99をを回転させながら、上昇した原点位置にある型枠本体1を下降並びに上昇させて原点位置に戻す動作を繰り返して型枠本体1の内周面を清掃していたが、環状段部2周辺の落ち難い付着物を除去するには、型枠本体1を何度も昇降させなければならず、清掃時間が長くなる問題があり、この清掃行程の前に、高圧洗浄により落ち難い付着物を除去していた。
その後の研究で、回転する清掃バフ99が環状段部2周辺に到達したときに、型枠本体1を所定時間停止して清掃バフ99で清掃し続けると、落ち難い付着物が除去できることを発見し、本発明はこの発見を応用したものである。
【0037】
型枠本体清掃装置Fにより型枠本体1を清掃するには、図7に示す型枠セット位置にあるクランプ64に型枠本体1をセットし、型枠本体1が回転軸97の真上となる清掃位置にクランプ64を回動して停止し、回転軸97を回転しながら型枠本体1を上部の原点位置から降下して、型枠本体1の内周面を清掃バフ99で清掃しながら剥離剤を塗布する。この際、型枠本体1は、下端が内面清掃具の上方位置における原点位置から降下されることにより、型枠本体1の内面は内面清掃具の回転により落ち難いコンクリートの付着物を除去して清掃しながら剥離剤が塗布される。
【0038】
型枠本体1が下降して環状段部2の周辺が清掃バフ99と一致したときに、型枠本体1の下降を所定時間だけ一時停止し、環状段部2周辺を重点的に清掃する。その後、内面清掃具に対して型枠本体1の上端が下方位置に到るまで型枠本体1を下降させることにより型枠本体1の内面に付着しているコンクリート付着物を内面清掃具の回転で落とす。また、型枠本体1の一時停止時間は、制御機構のタイマでセットされた時間であり、タイマは0〜10秒にセットできるが、3秒程度のセット時間で環状段部2周辺のコンククリートの落ち難い付着物は除去される。
【0039】
一時停止時間が終わると、型枠本体1を下降端まで移動した後に型枠セット位置まで上昇させて、型枠本体の内面清掃,剥離剤塗布の工程を完了する。
従って、型枠本体の内面清掃,剥離剤塗布の工程は、型枠本体1を下降の途中で一時停止させる動作を含む一往復でよく、一時停止の時間だけ従来の型枠本体清掃時間を極めて僅か増加させることになるが、高圧洗浄行程を省略できるので、全清掃時間が大幅に短縮される。
【0040】
従来の型枠清掃装置では、型枠本体1の上面を清掃する上面清掃具を設けていたが、下記の理由によりこれを省略した。
コンクリート供試体Cの上面は加圧試験機の加圧面であり、正確な平面である必要があるので、型枠本体1内に供試体Cが凝固した後に、供試体C上面にキャッピングペーストを充填し、型枠本体1の上面にガラス板を押し当てて、型枠本体1の上面と一致させる修正を行い、キャッピングペースト養生期間後のガラス板を取り去るときに、型枠本体1の上面を必ず掃除しているので、脱型後の型枠本体1上面の清掃は必ずしも必要がないため、上面清掃具を削除した。
【0041】
図9は、本発明の第2実施例を示す型枠本体清掃装置F′であり、型枠本体清掃装置Fの中で高圧エアーによる清掃を行うようにしたものである。
型枠本体清掃装置F′は、回転軸97の孔107に連通する噴射ノズル106を設け、孔107に高圧のエアーを供給するもので、型枠本体1の環状段部2周辺が噴射ノズル106の位置まで下降したときに、剥離剤を噴出して落ち難い付着物を吹き落とすものである。
落ち難い付着物を洗い落とすには、高圧エアーの他に真空で吸引する方法もあるので、噴射ノズル106に代えて吸引管とし、孔107に連通する管路を真空源に連通する管路に代えてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(1)型枠本体の清掃方法を変更することにより、従来必要であった高圧洗浄装置を省略することができ、型枠本体に要する全清掃時間が短縮された。
(2)高圧洗浄装置を省略することにより、コンクリート供試体用型枠の脱型・清掃装置を小型化でき、装置の製造費を安価にすると共に、装置の設置床面積を縮小して設置し易くする効果を生じた。
(3)そして、内面清掃具を型枠本体内に挿入して回転軸を回転させながら内面清掃具に剥離剤を供給することにより、型枠本体が、内面清掃具に対して該型枠本体の上端が内面清掃具の下方位置に到るまで、または型枠本体の下端が、内面清掃具の上方位置に到るまで上下方向に一往復させることで型枠本体の内面の清掃と剥離剤の塗布とが内面清掃具により一緒に効率良く行うことができる。しかも、一往復の途中で、型枠本体の環状段部の周辺が、内面清掃具に重なったときに、型枠本体の上下方向の移動を所定時間停止させることにより、環状段部の周辺を、清掃することができる。また、高圧のエアーの噴出或いは真空吸引により清掃が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート供試体用型枠の脱型・清掃装置の一部破断正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】脱型装置のシリンダ装置の縦断面図である。
【図5】脱底板装置の平面図である。
【図6】底板清掃装置の縦断面図である。
【図7】型枠本体清掃装置のクランプの平面図である。
【図8】図7の一部破断正面図である
【図9】型枠本体清掃装置の第2実施例を説明する要部縦断面図である。
【図10】本発明に使用されるコンクリート供試体の型枠の縦断面図である。
【符号の説明】
A 型枠
B 脱型装置
C コンクート供試体
D 脱底板装置
E 底板清掃装置
F,F′ 型枠本体清掃装置
1 型枠本体
2 環状段部
3 底板
6 ケイシング
7 シリンダ装置
23 押動部
37 係止部
46 ハンドル
49 底板収容リング
50 凹部
53 回転台
60 ハンドル
61 清掃具
63 内面清掃具
64 クランプ
65 支持部
75 昇降軸
97 回転軸
99 清掃バフ
104 操作盤
106 噴射ノズル

Claims (6)

  1. 筒状に形成され内周面の下端部に環状段部が設けられる型枠本体と、該型枠本体に挿脱可能に挿入され上記環状段部に載置される底板によって構成される型枠の内部に、コンクリートを注入し、上記型枠内部に凝固したコンクリートの供試体が形成された後に、上記底板の外底面を上記型枠本体内にて下方より押動して上記底板と共に上記コンクリートの供試体を脱型し、次いで回転軸にバフ或いはブラシ等を取付けた内面清掃具を上記型枠本体に挿入することにより上記型枠本体の内面を清掃するとともに剥離剤を塗布するコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法において、
    上記内面清掃具を底板が取外された上記型枠本体内に下方より挿入し、上記回転軸を回転させながら上記内面清掃具に剥離剤を供給すると共に、上記型枠本体が、内面清掃具に対して該型枠本体の上端が上記内面清掃具の下方位置に到るまで、または上記型枠本体のの下端が、上記内面清掃具の上方位置に到るまで上下方向に一往復させることにより上記型枠本体の内面の清掃と剥離剤の塗布とが上記内面清掃具により一緒に行われる途中で、上記型枠本体の環状段部の周辺が、内面清掃具に重なったときに、上記型枠本体の上下方向の移動を所定時間停止させて上記環状段部の周辺の清掃、剥離剤塗布を一緒に行うことを特徴とするコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法。
  2. 筒状に形成され内周面の下端部に環状段部が設けられる型枠本体と、該型枠本体に挿脱可能に挿入され上記環状段部に載置される底板によって構成される型枠の内部に、コンクリートを注入し、上記型枠内部に凝固したコンクリートの供試体が形成された後に、上記底板の外底面を上記型枠本体内にて下方より押動して上記底板と共に上記コンクリートの供試体を脱型し、次いで回転軸にバフ或いはブラシ等を取付けた内面清掃具を上記型枠本体に挿入することにより上記型枠本体の内面を清掃するとともに剥離剤を塗布するコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法において、
    上記内面清掃具を上記型枠本体内に挿入して上記回転軸を回転させながら上記内面清掃具に剥離剤を供給すると共に、上記型枠本体が、内面清掃具に対して該型枠本体の上端が上記内面清掃具の下方位置に到るまで、または上記型枠本体の下端が、上記内面清掃具の上方位置に到るまで上下方向に一往復させることにより上記型枠本体の内面の清掃と剥離剤の塗布とが上記内面清掃具により一緒に行われる途中で、上記型枠本体の環状段部の周辺が、内面清掃具に重なったときに、上記型枠本体の上下方向の移動を所定時間停止させて上記環状段部の周辺を、高圧のエアーの噴出或いは真空吸引による清掃を行い、清掃後に剥離剤を塗布ことを特徴とするコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布方法。
  3. 筒状に形成され内周面の下端部に環状段部を設けた型枠本体を係止する係止部と、上記型枠本体に挿入され上記環状段部に載置される底板を押動する押動部とを備えた脱型装置と、上記底板の厚さ寸法よりも小さい深さ寸法を有する底板収容凹部と、該底板収容凹部の上方に設けられ該底板収容凹部の底面とほぼ平行に移動可能な押動部とを備えた脱底板装置と、上記底板の外底面を吸着する吸着面を有する回転台と、該回転台に吸着保持された底板の外側面及び上面を清掃する清掃具を備えた底板清掃装置と、
    軸受に回転可能に支承された回転軸に取り付けられ、上記型枠本体内に上下方向に往復移動可能に設けられる内面清掃具とを備えたコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗付装置において
    上記型枠本体が上記内面清掃具に対して上端が下方位置に到るまで、または上記型枠本体の下端が、上記内面清掃具の上方位置に到るまで移動可能に設けられ、
    上記回転軸を回転させながら上記内面清掃具に剥離剤を供給可能に剥離剤供給装置が設けられ、
    そして、上記型枠本体が上記内面清掃具に対して一往復されて上記内面清掃具により上記型枠本体の内面の清掃と剥離剤の塗布とが一緒に行われるとともに、
    上記一往復の途中で、上記型枠本体の環状段部の周辺が、上記内面清掃具に一致したときに、上記支持部の昇降を所定時間停止する制御機構を設けたことを特徴とするコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布装置。
  4. 上記内面清掃具は、上記型枠本体の内面に接触するバフ或いはブラシであることを特徴とする請求項3記載のコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布装置。
  5. 上記内面清掃具は、高圧のエアーの噴出管であることを特徴とする請求項3記載のコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布装置。
  6. 上記内面清掃具は、真空源に連通し先端部が上記型枠本体の内面に接近する吸引管であることを特徴とする請求項3記載のコンクリート供試体用型枠の脱型・清掃・剥離剤塗布装置。
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