JP3871783B2 - 遊技媒体の研磨装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技場設備におけるパチンコ玉等の遊技媒体の研磨装置であって、研磨材を循環させつつ遊技媒体の研磨を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技媒体の研磨装置としては、例えば、特公平2−45468号公報等に記載されたものがある。
【0003】
この玉研磨装置では、順次,送られてくるパチンコ玉(遊技媒体)と研磨材とを、揚送パイプを通じて上方に揚送する間に攪拌混合してパチンコ玉の研磨が行われる。そして、揚送パイプの上部まで揚送されたパチンコ玉及び研磨材は該揚送パイプ上部に連通する搬送路に送られ、その搬送路の途中に設けられた簀の子上(選別装置)を通過する際に、研磨材は、パチンコ玉から分離されて下方に落下し、落下した研磨材は、回収パイプに誘導されて下側の研磨材収納タンクに戻される。さらに、研磨材収納タンク内の研磨材は順次,上記揚送パイプの下部に送られ循環する。
【0004】
また、選別装置で研磨材と分離されたパチンコ玉は、玉貯留タンク及び補給樋を通じてパチンコ機側に送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように研磨材は揚送パイプと回収パイプ内を循環するが、研磨装置内に収容されている研磨材の量が適量であっても、静電気の作用によって、研磨材の塊が回収パイプの途中にくっついて下方に落下しないことがあり、このくっついた研磨材の上部に順次落下してくる研磨材が堆積して回収パイプの上部まで研磨材が溜まるおそれがある。
【0006】
また、適当な期間をあけて間欠的に研磨材の交換作業が行われるが、抜き取り量と投入量の誤差によって、研磨装置内の研磨材の収容量自体が過剰状態となることがある。さらに、研磨するパチンコ玉の供給量等に依存する負荷状態の変動によっても回収パイプ内に堆積する研磨材の量が変動する。そして、これらによっても、回収パイプ内に堆積している研磨材の上端部が、回収パイプの上部まで溜まった状態となる場合がある。
【0007】
そして、さらに研磨材の溜りが進行し、上記簀の子位置まで研磨材がオーバフローして簀の子の目を塞ぐと、選別装置でパチンコ玉と研磨材とが分離されず、研磨材もパチンコ玉と一緒に補給樋を通じてパチンコ機側に送られてしまう。このようなことは、パチンコ機内にパチンコ玉と共に研磨材も送られ玉詰まりの原因となり、その復旧作業が大変である。
【0008】
また、間欠的に研磨材の交換作業等によって研磨装置中の研磨材の量が所定量よりも少なくなった場合には、揚送パイプ内を揚送する研磨材とパチンコ玉との混合バランスが悪くなり、パチンコ玉が必要以上にすり減ったり不要な疵が付くおそれがあると共に、異常な金属音を生じるおそれがある。
【0009】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、遊技媒体の研磨の際の異常による不具合発生を回避することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内部に配した攪拌揚送装置によって研磨材と遊技媒体とを攪拌混合しながら揚送する揚送パイプと、その揚送パイプの上部に連通し順次送られてくる遊技媒体から研磨材を分離してその研磨材を下方に落下させる選別装置と、選別装置で分離した研磨材を下方に誘導する研磨材帰還路と、その研磨材帰還路の下部に連通して研磨材を収納すると共に上記揚送パイプの下部に連通する研磨材収納部と、上記攪拌揚送装置を駆動するアクチュエータと、を備えた遊技媒体の研磨装置において、
上記研磨材帰還路の上部に設けられて落下する研磨材の有無を検出するオーバフロー検出センサと、そのオーバフロー検出センサの検出信号に基づき、所定時間連続して研磨材有りの信号を入力することでセンサ設置位置まで研磨材が溜まったと判断すると上記アクチュエータに供給する電源をオフにして上記攪拌揚送装置を停止し、その後、連続してさらに所定時間連続して研磨材有りの信号を入力するとオーバフローと判定し、そうでなければ上記電源をオンにするコントローラとを備えることを特徴とする遊技媒体の研磨装置を提供するものである。
【0011】
本発明によれば、研磨材が研磨材帰還路の上部まで溜って、選別装置側にオーバフローするおそれの有無がオーバフロー検出センサで検出され、研磨材がオーバフローするおそれが有る場合には、遊技媒体の研磨を中断する。
【0012】
これにより、選別装置位置まで研磨材がオーバフローすることが回避される。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の構成に対し、注意を促す警報を発生可能な警報手段を備え、上記コントローラは、上記オーバフローと判定すると上記警報手段に対し注意を促す警報信号を供給することを特徴とするものである。
【0013】
本発明によれば、研磨材がオーバフローするおそれがあって研磨が中断している旨の注意を促すことが可能となる。
ここで、請求項2の発明は、研磨材の溢れ防止のために、攪拌揚送装置の停止と警報の両方を行うことが可能な装置であるが、どちらか一方の処理だけを作動させるようにしてもよい。なお、警報処理のみを行う場合においては、オーバフロー検出センサの誤動作や故障による攪拌揚送装置の停止を防止することができるという利点がある。
【0014】
次に、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載した構成に対し、注意を促す警報を発生可能な警報手段と、上記研磨材帰還路の下部又は研磨材収納部に設けられて研磨材の有無を検出する研磨材検出センサとを備え上記コントローラは、その研磨材検出センサからの信号に基づき、研磨材の量が所要量より少ないと判断すると上記警報手段に対し注意を促す警報信号を供給することを特徴とするものである。
【0015】
本発明によれば、研磨材の不足が確実に検出されてオペレータに注意を促すので、早期処理が可能となる。
次に、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載した構成に対し、上記コントローラは、警報手段に警報信号を供給する際に、上記アクチュエータに供給する電源をオフにして上記攪拌揚送装置を停止させることを特徴とするものである。
【0016】
本発明によれば、研磨材が完全にの不足状態となる前に確実に研磨が停止される。
ここで、請求項4の発明は、研磨材の不足防止のために、攪拌揚送装置の停止と警報の両方を行うことが可能な装置であるが、どちらか一方の処理だけを作動させるようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、遊技媒体としてパチンコ玉を例に説明するが、メダル等の他の遊技媒体を研磨する研磨装置であってもよい。
【0018】
図1は、本実施形態に係る研磨装置の一例を示す概略構成図である。
符号1は、軸を上下に向けた揚送パイプを示し、その揚送パイプ1内には攪拌揚送装置を構成するスプリング2が軸を上下にして配置されている。そのスプリング2の上端部は、減速機3を通じて上部モータ4に接続し、その上部モータ4が駆動することでスプリング2は回転する。上部モータ4は、電流供給装置5からの電流によって作動し、該電流供給装置5は、コントローラ6からの信号によって上部モータ4への電流供給量を調整する。
【0019】
上記揚送パイプ1の下端部は、揚送補助パイプ7に連通している。その揚送補助パイプ7は軸を横方向に向けて配置され、内部に配置された第2のスプリング8の回転によって、供給された研磨材及びパチンコ玉を上記揚送パイプ1側に送るものである。符号9は、上記第2のスプリング8を回転駆動する下部モータであり、電流供給装置5からの電流によって駆動し、該電流供給装置5は、コントローラ6からの信号によって下部モータ9への電流供給量を調整する。
【0020】
また、上記揚送パイプ1の上部には排出口1aが設けられ、その排出口1aに選別装置10が連通している。選別装置10は、パチンコ玉及び研磨材を誘導する傾斜路10aを有し、その傾斜路10aの一部には、研磨材をパチンコ玉から分離するための簀の子部10bが設けられている。
【0021】
傾斜路10aの下流は玉貯留タンク11に連通する。玉貯留タンク11は、パチンコ玉を貯留すると共に、パチンコ玉を補給樋20を通じて不図示の各パチンコ機に搬送する。
【0022】
また、上記簀の子部10bの下部には回収ホッパ12が設けられ、その回収ホッパ12の出口に回収パイプ13の上端部が接続される。ここで、この回収ホッパ12及び回収パイプ13が研磨材帰還路を形成する。そして、上記回収パイプ13は、下方に延び下端部を研磨材収納タンク14(研磨材収納部)に接続している。
【0023】
その研磨材収納タンク14は、研磨材を貯留すると共に上記揚送補助パイプ7に向けて研磨材を供給可能となっている。
また、上記揚送補助パイプ7には、玉回収タンク15が接続し、その玉回収タンク15には、パチンコ機からのパチンコ玉を搬送する回収樋16の下流側が接続されている。
【0024】
そして、本実施形態では、上記回収パイプ13の上部にオーバフロー検出センサを構成する誘電型等からなる第1の近接スイッチ17が配置され、その第1の近接スイッチ17は、図2に示すように、通過(落下)する研磨材18の有無を検出し、その検出信号をコントローラ6に供給可能となっている。なお、第1の近接スイッチ17は、対向する回収パイプ13の壁面13aを検出しないだけの検出距離に設定する。
【0025】
また、上記研磨材収納タンク14内には、研磨材検出センサを構成する誘電型等からなる第2の近接スイッチ19が配置され、その第2の近接スイッチ19は、図3に示すように、正常状態では、貯留している研磨材18を常時,検出し、その検出信号をコントローラ6に供給可能となっている。この第2の近接スイッチ19の高さは、例えば,無負荷(未稼働状態)での目標とする貯留レベルよりも下側位置に設定する。
【0026】
コントローラ6は、連続的又はCPUの負荷等を考慮して周期的に、図4及び図5に示すように、上記第1の近接スイッチ17からの検出信号を入力して(ステップ1)、物体(研磨材18)の検出の有無を判断し(ステップ2)、物体検出の信号を入力したときには、t1 時間連続して物体検出信号を入力かどうか判定し(ステップ3)、そうであれば、電流供給装置5からモータ4,9に供給する電源をオフにする(ステップ4)、続けて、t2 時間連続して物体検出信号を入力したかどうか判定し(ステップ5)、そうであれば、モニタパネル21の制御部に対して研磨材18のオーバーフロー警告用の点灯信号を供給する(ステップ6)。また、物体未検出信号を入力した場合に、モータ4,9に供給する電源がオフになっている場合には電流供給装置5からモータ4,9に供給する電源をオンにして運転を再開し(ステップ7,ステップ8)、さらに、上記点灯信号がモニタパネル21に出力されている場合には、消灯信号を上記モニタパネル21の制御部に供給して(ステップ9)、各カウンタ等の初期化を行う(ステップ10)。なお、図4では、フラグF1,M1により運転信号等の出力の有無を判定しているが、図4に示す処理フローは一例であり、例えば所定時間連続して物体未検出信号を入力した場合に運転を再開するなどであってもよい。
【0027】
また、コントローラ6は、連続的又はCPUの負荷等を考慮して周期的に、図6及び図7に示すように、上記第2の近接スイッチ19からの検出信号を入力して(ステップ21)、物体(研磨材18)の検出の有無を判断し(ステップ21)、物体未検出の信号を入力した場合には、t3 時間連続して物体検出状態とならなかったどうか判定し(ステップ23)、t3 時間連続して物体検出状態とならなかった場合には、研磨材18補給用の点灯信号をモニタパネル21の制御部に供給する(ステップ24)。さらに、t4 時間連続して物体検出状態とならなかったどうか判定し(ステップ25)、t4 時間連続して物体検出状態とならなかった場合には、電流供給装置5からモータ4,9に供給する電源をオフにする(ステップ26)。また、t5 時間連続して物体検出信号を入力したかどうか判定し(ステップ27)、t5 時間連続して物体検出信号を入力した場合には、研磨材補給用の点灯信号を出力した状態の場合にはモニタパネル21の制御部に研磨材補給用の消灯信号を供給し(ステップ28)、また、モータ4,9に供給する電源がオフの状態の場合には電流供給装置5からモータ4,9に供給する電源をオンにして運転を再開し(ステップ29)、各カウンタ等の初期化を行う(ステップ30)。なお、図6に示すフローは一例であり、これに限定されるわけではない。
【0028】
ここで、上記モニタパネル21及びその制御部は、対象とする研磨装置が設置された島に設けられたものであってもよいし、ホール全体を管理するホールコンピュータのものであってもよい。さらには、島単位及びホールコンピュータの両方のモニタパネル21及びその制御部であってもよい。この場合には、コントローラ6からの信号を両方のモニタパネル21の制御部に送るようにする。
【0029】
次に、上記研磨装置の作動等について説明する。
上記構成の研磨装置にあっては、稼働状態においては、パチンコ玉が玉回収タンク15から連続的に揚送補助パイプ7に送られると共に研磨材18が研磨材収納タンク14から連続して揚送補助パイプ7に供給される。揚送補助パイプ7に送られたパチンコ玉及び研磨材18は、第2のスプリング8の回転によって攪拌混合されながら揚送パイプ1の下部に送られ、続いて、揚送パイプ1内のスプリング2の回転によって攪拌混合されながら揚送パイプ1内を上方に搬送される。そして、この揚送パイプ1での搬送中にパチンコ玉が研磨される。
【0030】
揚送パイプ1の上部に搬送されたパチンコ玉及び研磨材18は、順次,選別装置10の傾斜路10aに沿って転がり、簀の子部10bで研磨材18は下方に落下し、また、パチンコ玉は玉貯留タンク11側に転がる。これによってパチンコ玉から研磨材18が分離される。
【0031】
分離されたパチンコ玉は玉貯留タンク11され、また、該玉貯留タンク11から補給樋20を通じて各パチンコ台の供給される。
また、簀の子部10bから落下した研磨材18は、順次,回収ホッパ12を通じて回収パイプ13内をぱらぱらと落下して研磨材収納タンク14に戻される。
【0032】
このように、研磨材18は揚送パイプ1及び回収パイプ13を通じて循環しつつ供給されたパチンコ玉を研磨する。
正常の状態では、第1の近接スイッチ17の前を、各研磨材18が個々に不連続に落下するだけである。この結果、該第1の近接スイッチ17では、物体の検出と未検出とを交互に繰り返すだけであるので、コントローラ6は、オーバフローと判定することはない。同様に、第2の近接スイッチ19では、堆積している研磨材18の上端部のレベルは第2の近接スイッチ19の設置位置よりも上方であるので、常時,物体検出の信号がコントローラ6に供給されて、コントローラ6は所定量以上,研磨材18があると判定する。このため、コントローラ6から電流供給装置5からモータ4,9に供給する電源がオフになることはない。
【0033】
このとき、モータ4,9は稼働しているが、パチンコ玉が通っていない状態では、回収パイプ13及び研磨材収納タンク14側に位置する研磨材18の上端部のレベルは、研磨材収納タンク14内に位置するが、負荷(稼働)状態では、揚送パイプ1内にパチンコ玉が供給されるなどの理由によって、回収パイプ13及び研磨材収納タンク14側にある研磨材18の上端部のレベルは、回収パイプ13内まで上昇する。従って、負荷状態では、研磨材18は、回収パイプ13の所定レベル位置までは個々に自由落下し、そのレベル以下では塊となって自由落下よりも遅い速度で下方に移動する。
【0034】
このとき、例えば,上記塊となって下方に移動する研磨材群の一部が、静電気によって回収パイプ13にくっついて下方に移動しなくなると、順次上側から落下してくる研磨材18は、そのくっついて停止した研磨材群の上に順番に堆積するだけで下方に移動しなくなる。そして、下方に移動しない上記研磨材群の上端面が徐々に上方に変位するが、第1の近接スイッチ17の位置まで移動すると、第1の近接スイッチ17はコントローラ6に対し連続して物体検出の信号を供給する。
【0035】
コントローラ6は、t1 時間、連続して物体検出の信号が入力されると、電流供給装置5からモータ4,9に供給する電源をオフにして、スプリング2の回転を停止する。これによって、研磨が一時的に中断して、上記回収パイプ13にくっついた研磨材群の上端面が回収ホッパ12さらには簀の子部10b位置まで上昇してオーバフローすることが回避される。これによって、玉貯留タンク11側に研磨材18が流れ込むことが防止され、パチンコ機側での目詰まりが回避される。
【0036】
そして、振動等の何らかの理由で、上記回収ホッパ12にくっついていた研磨材群が落下して、つまり上記研磨材群の上端面が第1の近接スイッチ17よりも下方に変位すると、第1の近接スイッチ17は、コントローラ6に物体未検出の信号を連続してコントローラ6に供給する。すると、コントローラ6は、電流供給装置5を通じてモータ4,9を作動させ、研磨が再開する。
【0037】
また、上記モータ4,9がt位置時間,停止したのちもt2 時間,連続して物体未検出の信号がコントローラ6に供給されるとオーバフロー警告用の点灯信号がモニタパネル21の制御部に送られて、モニタパネル21上にオーバフローの警告が表示される。
【0038】
このときも、上記回収ホッパ12にくっついていた研磨材群が落下して該研磨材群の上端面が第1の近接スイッチ17よりも下方に変位すると、コントローラ6からオーバフロー警告用の消灯信号が供給されて、モニタパネル21上のオーバフローの警告表示が消灯して復旧したことを知らせる。
【0039】
ここで、研磨装置内の研磨材18の絶対量が多すぎて上記オーバフロー状態が発生した場合にも上記と同様な処理が行われる。
また、定期的に行われる研磨材18の交換時等での誤差によって、研磨装置内の研磨材18が所定量よりも少なくなる場合があり、研磨材収納タンク14内の研磨材18の上端部のレベルが第2の近接センサ位置よりも下方に変位すると、第2の近接スイッチ19による検出は、連続して物体未検出状態、又は物体検出と物体未検出の繰り返しとなる。この状態がt3 時間続くとコントローラ6では研磨材補給が必要と判断し、コントローラ6からの信号に基づきモニタパネル21に研磨材補給要求の警告表示が点灯する。さらに、上記状態がt4 時間続くと、コントローラ6からの信号によってモータ4,9が停止して研磨が中断する。
【0040】
これによって、研磨材18の不足状態での研磨によってパチンコ玉に不要な疵等がつくことが早期に防止される。
ここで、上記説明では、研磨材18のオーバフローと不足の両方の状態を検出して研磨作業の停止やモニタパネル21への警告表示の処理を行っているが、研磨材18のオーバフローと不足の一方の状態だけを検出して処理を行うようにしてもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、オーバフローの処理の際に、図5に示すように、モータ4,9の停止後に警告の表示を行っているが、図5におけるt2 の待ち時間を設けることなく、研磨材18のオーバフローのおそれの検出と同時に、つまりモータ4,9の停止と同時にオーバフローの警告表示を行ってもよいし、オーバフロー用の警告表示のための処理を省略してもよい。逆に、モータ4,9の停止処理を行うことなく、オーバフロー用の警告表示ための処理だけを実施するようにしてもよい。警告表示ための処理だけを実施する場合には、センサが誤動作、又は故障したことによるパチンコ玉の研磨処理の中断が回避できる。
【0042】
また、上記実施形態では、研磨材不足の処理の際に、図7に示すように、警告の表示の後にモータ4,9の停止を行っているが、図7におけるt4 の待ち時間を設けることなく、研磨材18の不足のおそれの検出と同時に、つまり警告の表示と同時にモータ4,9の停止を行ってもよい。
【0043】
また、研磨材18の不足を検出して研磨材補給の表示と共にモータ4,9を停止して研磨を停止しているが、自動での研磨の停止処理は行わないで、異常を表す表示に気づいた操作員によって手動停止等をするようにしてもよい。この場合には、センサが誤動作、又は故障したことによる玉研磨処理の中断を回避できるようになる。
【0044】
また、上記実施形態では、第1の近接スイッチ17を一個だけ設定しているが、上下に所定距離をとって第1の近接スイッチを2個配置して処理を行ってもよい。この場合には、例えば、上側の第1の近接スイッチまで研磨材が堆積したらモータ4,9を停止し、下側の第2の近接スイッチ位置以下に堆積した研磨材の上端部が下がったらモータ4,9の運転再開を行うようにする。又は、下側の第2の近接スイッチ位置まで研磨材が堆積したら警報の処理だけを行い、上側の第2の近接スイッチまで研磨材が堆積したらモータ4,9を停止して研磨を停止するようにする。
【0045】
第2の近接スイッチ19についても同様である。
また、研磨装置の定常の稼働状態では、一般に、堆積している研磨材18の上端位置は、研磨材収納タンク14から溢れて回収パイプ13内に位置しているので、定常稼働状態時用の第2の近接スイッチ19を上記回収パイプ13の下部に設けて研磨材18の不足を判断するようにしてもよい。
【0046】
また、上記実施形態においては、オーバフロー検出センサ及び研磨材検出センサに誘電型等の近接スイッチを使用しているが、これに限定されず、堆積している研磨材18の上端部が検出できれば、マイクロスイッチ等の他の公知のセンサを使用してもよい。
【0047】
また、上記実施形態では、モニタパネル21への表示によって警報手段を構成しているが、注意を促す警報手段の警報はパネル表示に限定されず、注意音等によって行ってもよい。
【0048】
また、上記研磨装置は、揚送補助パイプ7を有する型式で説明しているが、これに限定されず、例えば揚送パイプ1の下部に直接,回収玉タンクがある型式の装置などであってもよい。また、回収パイプ13の途中に、研磨材18を交換するためのカセットを取り付けるカセット形式の研磨装置であってもよい。要は、循環する研磨材18が回収パイプ13を通じて下方に移動する装置構成のものであれば採用できる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のうち請求項1に記載の遊技媒体の研磨装置を採用すると、研磨材帰還路内で研磨材がくっつくなどして該研磨材が選別装置側にオーバーフローすることが確実に防止されるという効果がある。これによって、パチンコ機側に研磨材が流れ込むことが防止されて、パチンコ機側に研磨材が入り込むことによる長期間の復旧作業が不要となる。
【0050】
このとき、請求項2に記載した発明を採用すると、上記オーバフローするおそれがオペレータに通知可能となり、オペレータによる早期の処理が可能となるという効果がある。
【0051】
また、請求項3に記載の発明を採用すると、研磨材の不足が確実に検出されてオペレータに注意を促すので、研磨材補給等の早期処理が可能となるという効果がある。
【0052】
このとき、請求項4に記載の発明を採用すると、研磨材が完全にの不足状態となる前に確実に研磨を停止して、遊技媒体への疵が付くことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る研磨装置の構成を示す概要図である。
【図2】第1の近接スイッチの配置を示す断面図である。
【図3】第2の近接スイッチの配置を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るコントローラでのオーバフロー処理を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るオーバフロー処理のタイムチャートを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るコントローラでの研磨材不足処理を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る研磨材不足処理のタイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 揚送パイプ
2 スプリング
4 上部モータ
5 電流供給装置
6 コントローラ
7 揚送補助パイプ
8 第2のスプリング
9 下部モータ
10 選別装置
10b 簀の子部
12 回収ホッパ
13 回収パイプ(研磨材帰還路)
14 研磨材収納タンク(研磨材収納部)
15 玉回収タンク
17 第1の近接スイッチ(オーバフロー検出センサ)
18 研磨材
19 第2の近接スイッチ(研磨材検出センサ)
20 補給樋
21 モニタパネル21(警告手段)

Claims (4)

  1. 内部に配した攪拌揚送装置によって研磨材と遊技媒体とを攪拌混合しながら揚送する揚送パイプと、その揚送パイプの上部に連通し順次送られてくる遊技媒体から研磨材を分離してその研磨材を下方に落下させる選別装置と、選別装置で分離した研磨材を下方に誘導する研磨材帰還路と、その研磨材帰還路の下部に連通して研磨材を収納すると共に上記揚送パイプの下部に連通する研磨材収納部と、上記攪拌揚送装置を駆動するアクチュエータと、を備えた遊技媒体の研磨装置において、
    上記研磨材帰還路の上部に設けられて落下する研磨材の有無を検出するオーバフロー検出センサと、そのオーバフロー検出センサの検出信号に基づき、所定時間連続して研磨材有りの信号を入力することでセンサ設置位置まで研磨材が溜まったと判断すると上記アクチュエータに供給する電源をオフにして上記攪拌揚送装置を停止し、その後、連続してさらに所定時間連続して研磨材有りの信号を入力するとオーバフローと判定し、そうでなければ上記電源をオンにするコントローラとを備えることを特徴とする遊技媒体の研磨装置。
  2. 注意を促す警報を発生可能な警報手段を備え、上記コントローラは、上記オーバフローと判定すると上記警報手段に対し注意を促す警報信号を供給することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体の研磨装置。
  3. 意を促す警報を発生可能な警報手段と、上記研磨材帰還路の下部又は研磨材収納部に設けられて研磨材の有無を検出する研磨材検出センサとを備え上記コントローラは、その研磨材検出センサからの信号に基づき、研磨材の量が所要量より少ないと判断すると上記警報手段に対し注意を促す警報信号を供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載した遊技媒体の研磨装置。
  4. 上記コントローラは、警報手段に警報信号を供給する際に、上記アクチュエータに供給する電源をオフにして上記攪拌揚送装置を停止させることを特徴とする請求項3に記載した遊技媒体の研磨装置。
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