JP3870779B2 - 自動車の監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の盗難防止やいたずら防止を目的として使用される自動車の監視システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
自動車の盗難防止やいたずら防止を目的として使用される監視システムの一つとして、例えば特開平9−193711号公報には、自動車のドアに取付けられているドアミラーに、カメラが内蔵された構成が開示されている。
【0003】
ところが、この特開平9−193711号公報に開示されているものは、カメラがドアミラーに内蔵される構成であるので、自動車の左右後方を監視するためには、左右の各ドアミラーにカメラが内蔵される必要があり、つまり、少なくとも2つのカメラが必要となる分、コストが高くなるという問題がある。また、カメラが車室外に取付けられる構成であるので、天候(直射日光、雨、雪など)の影響により劣化し易く、また、いたずらや衝撃などにより破損し易いという問題もある。さらに、自動車の後方しか監視することができず、限られた狭い範囲しか監視することができないという問題もある。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを抑えることができ、劣化し難くすることができ、また、破損し難くすることができ、しかも、広い範囲を監視することができる自動車の監視システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した自動車の監視システムによれば、自動車の車室内に撮影手段が設けられており、その撮影手段は、自動車の少なくとも前方を撮影する。また、撮影手段は、撮影方向をドアミラーのミラー本体またはフェンダーミラーのミラー本体及びルームミラーのミラー本体のうち少なくともいずれかが設けられている部位に変更することにより、そのミラー本体に映った映像、つまり、自動車の少なくとも後方の映像をも撮影する。すなわち、撮影手段がミラー本体に映った映像を撮影することにより、自動車の後方を監視することができ、このとき、撮影手段が一つのみ用意されていれば良いので、少なくとも2つの撮影手段が必要となる従来のものとは異なって、コストを抑えることができる。
【0006】
また、撮影手段が自動車の車室内に設けられる構成であるので、撮影手段が自動車の車室外に設けられる従来のものとは異なって、劣化し難くすることができ、また、破損し難くすることができる。さらに、撮影手段が自動車の後方を監視するのみならず、自動車の前方をも撮影することにより、自動車の前方をも監視する構成であるので、自動車の後方しか監視することができない従来のものとは異なって、広い範囲を監視することができる。さらに、ユーザによる監視方向の指示が監視方向指示手段にて行われると、撮影手段が当該指示された監視方向を撮影するように、撮影方向制御手段が撮影手段の撮影方向を制御し、ミラー本体傾動制御手段がミラー本体の傾動を制御するように構成したので、ユーザが監視方向の指示を行うことにより、その指示された方向を監視することができる。
【0007】
請求項2に記載した自動車の監視システムによれば、ユーザによる監視開始の指示が監視開始指示手段にて行われると、それをトリガとして、撮影手段が撮影を開始するように構成したので、ユーザが監視開始の指示を行うことにより、監視を開始することができる。
【0008】
請求項3に記載した自動車の監視システムによれば、自動車の物理的な変化が物理的変化検出手段により検出されると、それをトリガとして、撮影手段が撮影を開始するように構成したので、ユーザが監視開始の指示を行わなくとも、自動車の物理的な変化(例えば人為的な接触)があると、監視を自動的に開始することができる。
【0009】
請求項4に記載した自動車の監視システムによれば、位置特定手段により特定された自動車の停車位置または駐車位置が予め設定された設定エリア内であると、それをトリガとして、撮影手段が撮影を開始するように構成したので、例えば治安の悪い位置などを設定エリアとして登録しておくことにより、その治安の悪い位置などに自動車が停車されたり、駐車されたりすると、この場合も、ユーザが監視開始の指示を行わなくとも、監視を自動的に開始することができる。
【0010】
請求項5に記載した自動車の監視システムによれば、計時手段により計時された時刻または時間が予め設定された設定時刻または設定時間であると、それをトリガとして、撮影手段が撮影を開始するように構成したので、例えば停車または駐車する時刻または時間を設定時刻または設定時間として登録しておくことにより、その設定時刻または設定時間が計時されると、この場合も、ユーザが監視開始の指示を行わなくとも、監視を自動的に開始することができる。
【0011】
請求項6に記載した自動車の監視システムによれば、ユーザによる監視ズームの指示が監視ズーム指示手段にて行われると、撮影手段が当該指示された監視ズームにより撮影するように、撮影ズーム制御手段が撮影手段の撮影ズームを制御するように構成したので、ユーザが監視ズームの指示を行うことにより、その指示されたズームにより監視することができる。
【0012】
請求項7に記載した自動車の監視システムによれば、映像送信手段が撮影手段により撮影された映像を送信し、映像受信手段が映像送信手段から送信された映像を通信回線を通じて受信し、表示手段が映像受信手段により受信された映像を表示するように構成したので、撮影手段により撮影された映像が表示手段に表示されることにより、撮影手段により撮影された映像を遠隔地にて確認することができる。
【0013】
請求項8に記載した自動車の監視システムによれば、監視開始指示手段、監視方向指示手段、監視ズーム指示手段および表示手段のうちの少なくともいずれかは、据置型の端末に設けられているように構成したので、例えばキーの大きさに制限がなく操作性に優れている指示手段により、ユーザが監視開始の指示、監視方向の指示および監視ズームの指示を行うことができると共に、大型の表示手段により、撮影手段により撮影された映像を確認することができる。
【0014】
請求項9に記載した自動車の監視システムによれば、監視開始指示手段、監視方向指示手段、監視ズーム指示手段および表示手段のうちの少なくともいずれかは、携帯型の端末に設けられているように構成したので、屋外であっても、ユーザが監視開始の指示、監視方向の指示および監視ズームの指示を行うことができると共に、撮影手段により撮影された映像を確認することができ、使用場所の自由度を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。
まず、図2は、監視システムの一部が搭載された自動車の外観斜視図を示している。自動車1の右前方(運転席側)のドア2には、ドアミラー3が取付けられており、自動車1の左前方(助手席側)のドア4には、ドアミラー5が取付けられている。ドア2に取付けられた右側のドアミラー3は、図4に示すように、ミラーアセンブリ6の前面開口部6aに、略矩形をなすミラー本体7が装着されていると共に、ミラーアセンブリ6の内部に、ミラー本体7を左右方向(水平方向、図4中矢印A1−A2にて示す方向)に傾動させるための左右傾動用のモータ8(図8参照)と、ミラー本体7を上下方向(垂直方向、図4中矢印A3−A4にて示す方向)に傾動させるための上下傾動用のモータ9(図8参照)とが配設されて構成されている。そして、ミラー本体7は、これらモータ8、9の動力が傾動機構を介して伝達されることにより、固定点を傾動中心として左右方向および上下方向に傾動し、その傾動状態を保持する。
【0020】
また、右側のドアミラー3は、ドア2にミラーベース10を介して取付けられており、図5に示すように、使用位置(図5中実線にて示す位置)と格納位置 (図5中二点鎖線にて示す位置)との間で回動可能となっている。そして、この場合、運転者は、ドア2の内側に配設された操作スイッチ(図示せず)を操作し、右側のドアミラー3を使用位置に回動させ、ミラー本体7を任意の傾動状態に保持させることにより、右側の後方視界を確保することが可能となる。
【0021】
一方、ドア4に取付けられた左側のドアミラー5は、図6に示すように、上記した右側のドアミラー3と同様の構造となっており、ミラーアセンブリ11の前面開口部11aに、略矩形をなすミラー本体12が装着されていると共に、ミラーアセンブリ11の内部に、ミラー本体12を左右方向(水平方向、図6中矢印B1−B2にて示す方向)に傾動させるための左右傾動用のモータ13(図8参照)と、ミラー本体12を上下方向(垂直方向、図6中矢印B3−B4にて示す方向)に傾動させるための上下傾動用のモータ14(図8参照)とが配設されて構成されている。そして、ミラー本体12は、これらモータ13、14の動力が傾動機構を介して伝達されることにより、固定点を傾動中心として左右方向および上下方向に傾動し、その傾動状態を保持する。
【0022】
また、左側のドアミラー5は、ドア4にミラーベース15を介して取付けられており、図7に示すように、使用位置(図7中実線にて示す位置)と格納位置 (図7中二点鎖線にて示す位置)との間で回動可能となっている。そして、この場合、運転者は、ドア2の内側に配設された操作スイッチを操作し、左側のドアミラー5を使用位置に回動させ、ミラー本体12を任意の傾動状態に保持させることにより、左側の後方視界を確保することが可能となる。
【0023】
自動車1のボデー16の所定箇所には、シート状の複数(図2では5個)の接触センサ17(本発明でいう物理的変化検出手段)が取付けられている。これら複数の接触センサ17は、例えば人体がボデー16に接触したり、石などの固体物がボデー16に当たると、それに伴う衝撃を検出する。尚、これら複数の接触センサ17は、ボデー16を構成するフレーム(鉄板)に取付けられた後にボデー16と共に同色で塗装される工程であれば、目立つことはなく、美観を損なうことはない。また、これら複数の接触センサ17は、フレームの表面側に取付けられるのではなく、フレームの裏面側に取付けられても良い。
【0024】
自動車1の車室1a内には、図3にも示すように、ルームミラー18が取付けられている。ルームミラー18は、枠体19にミラー本体20が装着されて構成されている。このルームミラー18には、それ自体を左右方向(水平方向、図3矢印C1−C2にて示す方向)に傾動させるための左右傾動用のモータ21(図8参照)と、それ自体を上下方向(垂直方向、図3中矢印C3−C4にて示す方向)に傾動させるための上下傾動用のモータ22(図8参照)とが配設されており、ルームミラー18(ミラー本体20)は、これらモータ21、22の動力が傾動機構を介して伝達されることにより、固定点を傾動中心として左右方向および上下方向に傾動し、その傾動状態を保持する。そして、この場合、運転者は、ドア2の内側に配設された操作スイッチを操作し、ルームミラー18(ミラー本体20)を任意の傾動状態に保持させることにより、中央の後方視界を確保することが可能となる。
【0025】
また、自動車1の車室1a内には、天井の略中心部にあってルームランプ23の近傍、つまり、上記した右側のドアミラー3、左側のドアミラー5およびルームミラー18の後方となる位置に、CCD(Charge Coupled Device )カメラ24(本発明でいう撮影手段、以下、カメラと略称する)が取付けられている。カメラ24には、それ自体を左右方向(水平方向、図3中矢印C1−C2にて示す方向)に回動させるための左右回動用のモータ25(図8参照)と、それ自体を上下方向(垂直方向、図3中矢印C3−C4にて示す方向)に回動させるための上下回動用のモータ26(図8参照)とが取付けられており、カメラ24は、これらモータ25、26の動力が回動機構を介して伝達されることにより、固定点を回動中心として左右方向および上下方向に回動する。
【0026】
尚、カメラ24は、基準位置にあるときには、自動車1の前方を撮影する。また、カメラ24は、基準位置から右側に回動すると、自動車1の右前方を撮影し、このとき、右側のドアミラー3を向くように回動すると、右側のドアミラー3(のミラー本体7)に映った映像をも撮影する。また、カメラ24は、基準位置から左側に回動すると、自動車1の左前方を撮影し、このとき、左側のドアミラー5を向くように回動すると、左側のドアミラー5(のミラー本体12)に映った映像をも撮影する。さらに、カメラ24は、ルームミラー18を向くように回動すると、ルームミラー18(のミラー本体20)に映った映像をも撮影する。そして、カメラ24は、ズーム機能を有しており、必要に応じて、ズーム機能を用いて撮影する。
【0027】
図1は、上記した構成において、カメラ24が撮影する範囲を概略的に示している。カメラ24が自身のみで撮影する撮影範囲は、図1中P1−P2にて示す範囲となる。また、カメラ24が右側のドアミラー3と連携して撮影する撮影範囲は、右側のドアミラー3に映る範囲になるので、図1中Q1−Q2にて示す範囲となる。また、カメラ24が左側のドアミラー5と連携して撮影する撮影範囲は、左側のドアミラー5に映る範囲になるので、図1中R1−R2にて示す範囲となる。さらに、カメラ24がルームミラー18と連携して撮影する撮影範囲は、ルームミラー18に映る範囲になるので、図1中S1−S2にて示す範囲となる。
【0028】
図8は、上記した監視システムの電気的な構成を概略的に示している。監視制御装置27は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)28(本発明でいう撮影方向制御手段、ミラー本体傾動制御手段、撮影ズーム制御手段)を実装して構成されており、マイコン28は、傾動指示信号を右側のドアミラー3のモータ8、9に出力する(モータ8、9を通電させる)ことにより、ミラー本体7を傾動させる。また、マイコン28は、傾動指示信号を左側のドアミラー5のモータ13、14に出力する(モータ13、14を通電させる)ことにより、ミラー本体12を傾動させる。また、マイコン28は、傾動指示信号をルームミラー18のモータ21、22に出力する(モータ21、22を通電させる)ことにより、ミラー本体20を傾動させる。また、マイコン28は、撮影開始指示信号をカメラ24に出力することにより、カメラ24に撮影を開始させると共に、撮影終了指示信号をカメラ24に出力することにより、カメラ24に撮影を終了させる。さらに、マイコン28は、回動指示信号をモータ25、26に出力する(モータ25、26を通電させる)ことにより、カメラ24を回動させる。
【0029】
また、マイコン28には、これらのカメラ24およびモータ8、9、13、14、21、22、25、26の他に、上記した接触センサ17およびカーナビゲーション装置29(本発明でいう位置特定手段、計時手段)が接続されている。
【0030】
接触センサ17は、例えば人体がボデー16に接触したり、石などの固体物がボデー16に当たり、それに伴う衝撃を検出すると、接触検出信号をマイコン28に出力する。
【0031】
例えば宅内に設置されたデスクトップ型のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する)30(本発明でいう監視開始指示手段、監視方向指示手段、監視ズーム指示手段、映像受信手段、表示手段)は、ユーザが監視を開始させるための指示を行うと、監視開始指示信号を通信回線31を通じて携帯電話機32(本発明でいう映像送信手段)に送信し、カーナビゲーションョン装置29は、パソコン30から監視開始指示信号が通信回線31を通じて携帯電話機32に受信されると、監視開始指示信号をマイコン28に出力する。
【0032】
また、パソコン30は、ユーザが監視を終了させるための指示を行うと、監視終了指示信号を通信回線31を通じて携帯電話機32に送信し、カーナビゲーションョン装置29は、パソコン30から監視終了指示信号が通信回線31を通じて携帯電話機32に受信されると、監視終了指示信号をマイコン28に出力する。尚、この場合、パソコン30は、周知の各装置を備えて構成されるもので、本体30a、キーボード30b、マウス30c、モニタ30dおよびTA(Terminal Adapter)30eなどから構成されており、入力機能、出力(表示)機能および通信機能などの各種の機能を有した構成となっている。
【0033】
また、カーナビゲーション装置29は、自動車1の位置を特定する位置特定機能および計時機能を有しており、自動車1が予め設定された設定エリア内に停車または駐車されたりすると、位置特定信号をマイコン28に出力し、また、計時された時刻または時間が予め設定された設定時刻または設定時間になると、計時検出信号をマイコン28に出力する。尚、上記した監視制御装置27およびカーナビゲーション装置29は、詳しくは説明しないが、自動車1の車室1a内にあって運転に支障のない場所に搭載されている。
【0034】
そして、マイコン28は、カメラ24が撮影した映像を入力すると、その入力された映像を携帯電話機32から通信回線31を通じてパソコン30に送信し、パソコン30は、携帯電話機32から映像が通信回線31を通じて受信されると、その受信された映像をモニタ30dに表示する。
【0035】
次に、上記した構成の作用について、図9ないし図14を参照して説明する。ここで、図9および図10は、マイコン28が行う処理をフローチャートとして示している。
【0036】
マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視開始指示信号を入力したか否かを監視することにより、ユーザが監視を開始させるための指示をパソコン30にて行ったか否かを監視する(ステップS1)。また、マイコン28は、接触センサ17から接触検出信号を入力したか否かを監視することにより、例えば人体がボデー16に接触したか否かを監視する(ステップS2)。また、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から位置特定信号を入力したか否かを監視することにより、自動車1が予め設定された設定エリア内に停車または駐車されたりしたか否かを監視する(ステップS3)。さらに、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から計時検出信号を入力したか否かを監視することにより、予め設定された設定時刻または設定時間になったか否かを監視する(ステップS4)。
【0037】
ここで、ユーザが監視を開始させるための指示をパソコン30にて行うと、パソコン30と監視制御装置27との間で通信リンクが確立され、パソコン30から監視開始指示信号が通信回線31を通じて携帯電話機32に送信され、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視開始指示信号を入力する。そして、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視開始指示信号を入力すると(ステップS1にて「YES」)、監視処理に移行する(ステップS5)。
【0038】
一方、例えば人体がボデー16に接触すると、その旨が接触センサ17にて検出され、マイコン28は、接触センサ17から接触検出信号を入力する。そして、マイコン28は、接触センサ17から接触検出信号を入力すると(ステップS2にて「YES」)、この場合は、監視処理に移行するに先立って、携帯電話機32に自動発信させることにより、監視制御装置27とパソコン30との間で通信リンクを確立させ(ステップS6)、監視を開始することを報知すべく監視開始報知信号を携帯電話機32から通信回線31を通じてパソコン30に送信させる(ステップS7)。パソコン30は、監視制御装置27から通信回線31を通じて監視開始報知信号が受信されると、その旨を表すメッセージをモニタ30dに表示する。これにより、ユーザは、自身が監視を開始させるための指示を行わなくとも、監視が開始されることを確認することができる。そして、マイコン28は、監視処理に移行する(ステップS5)。
【0039】
また、自動車1が予め設定された設定エリア内に停車または駐車されたりすると、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から位置特定信号を入力する。そして、マイコン28は、位置特定信号を入力すると(ステップS3にて「YES」)、この場合も、上記したステップS6、S7の処理を実行した後に、監視処理に移行する(ステップS5)。さらに、予め設定された設定時刻または設定時間になると、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から計時検出信号を入力する。そして、マイコン28は、位置特定信号を入力すると(ステップS3にて「YES」)、この場合も、上記したステップS6、S7の処理を実行した後に、監視処理に移行する(ステップS5)。
【0040】
さて、マイコン28は、このようにして監視処理を開始すると、撮影開始指示信号をカメラ24に出力し、カメラ24に撮影を開始させる(ステップS11)。このとき、マイコン28は、カメラ24が撮影した映像を入力すると、その入力された映像を携帯電話機32から通信回線31を通じてパソコン30に送信し、パソコン30は、携帯電話機32から映像が通信回線31を通じて受信されると、その受信された映像をモニタ30dに表示する。これにより、ユーザは、カメラ24が撮影した映像を確認することができる。
【0041】
マイコン28は、カメラ24に撮影を開始させた後では、カーナビゲーション装置29から監視方向指示信号を入力したか否かを監視することにより、ユーザが監視方向の指示をパソコン30にて行ったか否かを監視すると共に(ステップS12)、カーナビゲーション装置29から監視ズーム指示信号を入力したか否かを監視することにより、ユーザが監視ズームの指示をパソコン30にて行ったか否かを監視する(ステップS13)。
【0042】
ここで、ユーザが監視方向の指示をパソコン30にて行うと、パソコン30から監視方向指示信号が通信回線31を通じて携帯電話機32に送信され、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視方向指示信号を入力する。そして、マイコン28は、監視方向指示信号を入力すると(ステップS12にて「YES」)、カメラ24が当該入力された監視方向を撮影するように、つまり、ユーザから指示された監視方向を撮影するように、回動指示信号をカメラ24に出力し、カメラ24の回動方向を制御し、必要に応じて、傾動指示信号を右側のドアミラー3、左側のドアミラー5およびルームミラー18のいずれかに出力し、それら右側のドアミラー3、左側のドアミラー5およびルームミラー18のそれぞれのミラー本体7、12および20のいずれかの傾動方向をも制御する(ステップS14)。
【0043】
具体的に説明すると、図11に示すように、ユーザがパソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、自動車1の例えば前方の地点(図11中P1参照)をマウス30cによりクリックすると、マイコン28は、この場合であれば、マウス30cによりクリックされた地点が、先に説明した図1に示したように、カメラ24が自身のみで撮影する撮影範囲内となるので、カメラ24が当該地点に向かう方向を撮影するように、カメラ24の回動方向を制御し、カメラ24の撮影方向を制御する。これにより、ウィンドウ画面W2に、カメラ24により撮影された自動車1の前方の映像(図11では例えば家が建っている映像)が表示され、ユーザは、自動車1の前方の映像を確認することができる。
【0044】
また、図12に示すように、ユーザがパソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、例えば右側のドアミラー3により映される自動車1の右後方の地点(図11中P2参照)をマウス30cによりクリックすると、マイコン28は、この場合であれば、マウス30cによりクリックされた地点が、先に説明した図1に示したように、カメラ24が右側のドアミラー3と連携して撮影する撮影範囲内となるので、カメラ24が当該地点に向かう方向を右側のドアミラー3を介して撮影するように、カメラ24の回動方向を制御すると共に、右側のドアミラー3のミラー本体7の傾動方向を制御し、カメラ24の撮影方向を制御する。これにより、ウィンドウ画面W2に、カメラ24により撮影された自動車1の右後方の映像(図12では例えば別の自動車が駐車している映像)が表示され、ユーザは、自動車1の右後方の映像を確認することができる。
【0045】
また、詳しくは説明しないが、これと同様にして、ユーザがパソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、例えば左側のドアミラー5により映される自動車1の左後方の地点をマウス30cによりクリックすると、マイコン28は、マウス30cによりクリックされた地点が、カメラ24が左側のドアミラー5と連携して撮影する撮影範囲内となれば、カメラ24が当該地点に向かう方向を左側のドアミラー5を介して撮影するように、カメラ24の回動方向を制御すると共に、左側のドアミラー5のミラー本体17の傾動方向を制御し、カメラ24の撮影方向を制御する。これにより、ウィンドウ画面W2に、カメラ24により撮影された自動車1の左後方の映像が表示され、ユーザは、自動車1の左後方の映像を確認することができる。
【0046】
さらに、ユーザがパソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、例えばルームミラー18により映される自動車1の中央後方の地点をマウス30cによりクリックすると、マイコン28は、マウス30cによりクリックされた地点が、カメラ24がルームミラー18と連携して撮影する撮影範囲内となれば、カメラ24が当該地点に向かう方向をルームミラー18を介して撮影するように、カメラ24の回動方向を制御すると共に、ルームミラー18のミラー本体20の傾動方向を制御し、カメラ24の撮影方向を制御する。これにより、ウィンドウ画面W2には、カメラ24により撮影された自動車1の中央後方の映像が表示され、ユーザは、自動車1の中央後方の映像を確認することができる。
【0047】
このようにして、ユーザは、パソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、監視したい地点をマウス30cによりクリックすることにより、その地点に向かう方向をカメラ24に撮影させることができ、その撮影された映像を確認することができる。
【0048】
また、ユーザが監視ズームの指示をパソコン30にて行うと、パソコン30から監視ズーム指示信号が通信回線31を通じて携帯電話機32に送信され、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視ズーム指示信号を入力する。そして、マイコン28は、監視ズーム指示信号を入力すると(ステップS13にて「YES」)、カメラ24が当該入力された監視ズームにより撮影するように、つまり、ユーザから指示された監視ズームにより撮影するように、カメラ24の撮影ズームを制御する(ステップS15)。
【0049】
具体的に説明すると、図13に示すように、ユーザがパソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、「ズームアップ」ボタン(図13中B1参照)をマウス30cによりクリックすると、マイコン28は、カメラ24がズームアップして撮影するように、カメラ24の撮影ズームを制御する。これにより、ウィンドウ画面W2に、カメラ24によりズームアップして撮影された自動車1の右後方の映像が表示され、ユーザは、自動車1の右後方の拡大された映像を確認することができる。
【0050】
また、図14に示すように、ユーザがパソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、「ズームダウン」ボタン(図14中B2参照)をマウス30cによりクリックすると、マイコン28は、カメラ24がズームダウンして撮影するように、カメラ24の撮影ズームを制御する。これにより、ウィンドウ画面W2に、カメラ24によりズームダウンして撮影された自動車1の右後方の映像が表示され、ユーザは、自動車1の右後方の縮小された映像を確認することができる。
【0051】
このようにして、ユーザは、パソコン30のモニタ30dに表示されている画面Wのウィンドウ画面W1で、「ズームアップ」ボタンまたは「ズームダウン」ボタンをマウス30cによりクリックすることにより、カメラ24の撮影ズームを利用して撮影させることができ、その撮影された映像を確認することができる。
【0052】
尚、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視終了指示信号を入力したか否かを監視しており(ステップS16)、ユーザが監視を終了させるための指示をパソコン30にて行うと、パソコン30から監視終了指示信号が通信回線31を通じて携帯電話機32に送信され、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視終了指示信号を入力する。そして、マイコン28は、カーナビゲーション装置29から監視終了指示信号を入力すると(ステップS16にて「YES」)、撮影終了指示信号をカメラ24に出力し、カメラ24に撮影を終了させ(ステップS17)、監視処理を終了する(メインルーチン(図9に示したルーチン)に戻る)。
【0053】
ところで、以上は、カメラ24により撮影された映像が携帯電話機32から通信回線31を通じてパソコン30に送信されることにより、パソコン30のモニタ30dに表示される場合を説明したものであるが、監視制御装置27がメモリを搭載することにより、カメラ24により撮影された映像がパソコン30のモニタ30dに表示されると同時に、メモリに記憶されるように構成することも可能である。また、カメラ24により撮影された映像がメモリに記憶され、カメラ24による撮影が終了されてから所定時間が経過した後に、メモリに記憶された映像が読出されてパソコン30のモニタ30dに表示されるように構成することも可能である。
【0054】
また、デスクトップ型のパソコン30に代わって、携帯電話機や携帯情報端末などの携帯端末を用いることも可能である。この場合、例えば携帯電話機を用いる場合には、「矢印」キーが存在するキーの配列であれば、「矢印」キーが操作されることにより、監視方向や監視ズームが指示されるように構成すれば良く、一方、「矢印」キーが存在しないキーの配列であれば、例えば「0」〜「9」の数字キーのうちの例えば「8」キーを上方向、「2」キーを下方向、「4」キーを方向および「6」キーを右方向に対応するキーとして割当て、それらのキーが操作されることにより、監視方向や監視ズームが指示されるように構成すれば良い。
【0055】
また、カメラ24が全てのミラー3、5および18のぞれぞれと連携して撮影する場合を説明したものであるが、全てのミラー3、5および18のうちの少なくともいずれかと連携して撮影するように構成することも可能である。さらに、カメラ24がミラー3、5および18のうちのいずれかと連携して撮影する場合には、カメラ24がミラー3、5および18のうちのいずれかを向く回動位置を記憶させておくことにより、その回動位置に回動したときには、カメラ24が自動的にズームアップして撮影するように構成することも可能である。
【0056】
以上に説明したように本実施例によれば、自動車1の車室1a内にカメラ24を設け、そのカメラ24が自動車1の前方を撮影すると共に、撮影方向を右側のドアミラー3、左側のドアミラー5およびルームミラー18が設けられている部位に変更することにより、それらのミラー本体7、12および20に映った映像、つまり、自動車1の後方の映像をも撮影するように構成したので、自動車1の後方を監視することができ、このとき、カメラ24が一つのみ用意されていれば良いので、コストを抑えることができる。また、カメラ24が自動車1の車室1a内に設けられる構成であるので、劣化し難くすることができ、また、破損し難くすることができる。さらに、カメラ24が自動車1の後方を監視するのみならず、自動車1の前方をも撮影することにより、自動車1の前方をも監視する構成であるので、広い範囲を監視することができる。
【0057】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものでなく、次のように変形または拡張することができる。
監視制御装置の機能がカーナビゲーション装置に組込まれている構成であっても良い。
ドアミラーが装着されている自動車に限らず、フェンダーミラーが装着されている自動車に適用する構成であっても良い。
【0058】
監視制御装置、カーナビゲーション装置、携帯電話機、各ミラー本体を傾動させる各モータおよびカメラのそれぞれに、Bluetooth (Bluetooth は登録商標)通信や赤外線通信などの近距離無線通信を実現する近距離無線通信モジュールを搭載することにより、各種の信号を無線で送受信する構成であっても良い。
車室内でカメラが設置される位置は、ドアミラーに映った映像およびルームミラーに映った映像を撮影し得る場所であれば、他の場所であっても良い。
スケジュール機能を併用することにより、マイコンがカメラの撮影方向や撮影ズームを時系列的に順次変化させる構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を概略的に示す図
【図2】自動車の外観斜視図
【図3】車室内の一部を示す図
【図4】右側のドアミラーの外観斜視図
【図5】右側のドアミラーが使用位置または格納位置に回動している状態を示す図
【図6】左側のドアミラーの外観斜視図
【図7】左側のドアミラーが使用位置または格納位置に回動している状態を示す図
【図8】機能ブロック図
【図9】マイコンが行う処理を示すフローチャート
【図10】図9相当図
【図11】表示の一例を示す図
【図12】図11相当図
【図13】図11相当図
【図14】図11相当図
【符号の説明】
図面中、1は自動車、3はドアミラー、5はドアミラー、7はミラー本体、12はミラー本体、17は接触センサ(物理的変化検出手段)、18はルームミラー、20はミラー本体、24はカメラ(撮影手段)、28はマイコン(撮影方向制御手段、ミラー本体傾動制御手段、撮影ズーム制御手段)、29はカーナビゲーション装置(位置特定手段、計時手段)、30はパソコン(監視開始指示手段、監視方向指示手段、監視ズーム指示手段、映像受信手段、表示手段)、31は通信回線、32は携帯電話機(映像送信手段)である。
Claims (9)
- 左右方向および上下方向のうちの少なくとも一方の方向に傾動し、自動車の少なくとも後方を映すドアミラーのミラー本体またはフェンダーミラーのミラー本体と、
左右方向および上下方向のうちの少なくとも一方の方向に傾動し、自動車の少なくとも後方を映すルームミラーのミラー本体と、
自動車の車室内に前記ドアミラーのミラー本体または前記フェンダーミラーのミラー本体及び前記ルームミラーのミラー本体の全てよりも後方に設けられ、当該自動車の少なくとも前方を撮影するように撮影方向を変更可能に構成され、撮影方向を前記ドアミラーのミラー本体または前記フェンダーミラーのミラー本体及び前記ルームミラーのミラー本体
のうち少なくともいずれかが設けられている部位に変更することにより、前記ミラー本体に映った映像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段の撮影方向を制御する撮影方向制御手段と、
前記ミラー本体の傾動を制御するミラー本体傾動制御手段と、
ユーザが監視方向を指示するための監視方向指示手段とを備え、
ユーザによる監視方向の指示が前記監視方向指示手段により行われたときには、前記監視方向指示手段側から前記撮影方向制御手段側や前記ミラー本体傾動制御手段側に監視方向指示信号を通信回線を通じて送信することで、前記撮影手段が当該指示された監視方向を撮影するように、前記撮影方向制御手段が前記撮影手段の撮影方向を制御し、前記ミラー本体傾動制御手段が前記ミラー本体の傾動を制御することを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項1記載の自動車の監視システムにおいて、
ユーザが監視開始を指示するための監視開始指示手段を備え、
前記撮影手段は、ユーザによる監視開始の指示が前記監視開始指示手段により行われたことをトリガとして撮影を開始することを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項1記載の自動車の監視システムにおいて、
自動車の物理的な変化を検出する物理的変化検出手段を備え、
前記撮影手段は、自動車の物理的な変化が前記物理的変化検出手段により検出されたことをトリガとして撮影を開始することを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項1記載の自動車の監視システムにおいて、
自動車の停車位置または駐車位置を特定する位置特定手段と、
前記位置特定手段により特定された自動車の停車位置または駐車位置が予め設定された設定エリア内であることをトリガとして撮影を開始することを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項1記載の自動車の監視システムにおいて、
時刻または時間を計時する計時手段を備え、
前記撮影手段は、前記計時手段により計時された時刻または時間が予め設定された設定時刻または設定時間であることをトリガとして撮影を開始することを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の自動車の監視システムにおいて、
前記撮影手段の撮影ズームを制御する撮影ズーム制御手段と、
ユーザが監視ズームを指示するための監視ズーム指示手段とを備え、
ユーザによる監視ズームの指示が前記監視ズーム指示手段により行われたときには、前記監視ズーム指示手段側から前記撮影ズーム制御手段側に監視ズーム指示信号を通信回線を通じて送信することで、前記撮影手段が当該指示された監視ズームにより撮影するように、前記撮影ズーム制御手段が前記撮影手段の撮影ズームを制御することを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の自動車の監視システムにおいて、
前記撮影手段により撮影された映像を送信する映像送信手段と、
前記映像送信手段から送信された映像を通信回線を通じて受信する映像受信手段と、
前記映像受信手段により受信された映像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項7記載の自動車の監視システムにおいて、
前記監視開始指示手段、前記監視方向指示手段、前記監視ズーム指示手段および前記表示手段のうちの少なくともいずれかは、据置型の端末に設けられていることを特徴とする自動車の監視システム。 - 請求項7記載の自動車の監視システムにおいて、
前記監視開始指示手段、前記監視方向指示手段、前記監視ズーム指示手段および前記表示手段のうちの少なくともいずれかは、携帯型の端末に設けられていることを特徴とする自動車の監視システム。
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