JP3869204B2 - 車軸用軸受装置 - Google Patents
車軸用軸受装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3869204B2 JP3869204B2 JP2000371025A JP2000371025A JP3869204B2 JP 3869204 B2 JP3869204 B2 JP 3869204B2 JP 2000371025 A JP2000371025 A JP 2000371025A JP 2000371025 A JP2000371025 A JP 2000371025A JP 3869204 B2 JP3869204 B2 JP 3869204B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- vehicle
- constant velocity
- velocity joint
- rolling bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/186—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輪に駆動力を伝達する車軸用軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の駆動輪用の車軸用軸受装置では、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)に用いる回転検出装置を取り付けることがある。この回転検出装置は、非接触型のセンサとパルサリングとを有する構成である。
【0003】
従来では、特開平11−153611号公報に示すように、センサを非回転部材となるナックルと呼ばれる車体部分に、パルサリングを回転部材となる等速ジョイントの外輪に対して、それぞれ取り付けるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、回転検出装置の検出精度を高めるには、センサとパルサリングとの相対位置を高精度に管理しなければならないが、この位置精度を高めるには、車軸用軸受装置の各構成部品の形状精度や、それの実装対象の形状精度を上げる必要があって、コストが高騰する結果となる。
【0005】
このような事情に鑑み、本発明は、車軸用軸受装置において、回転検出装置を高精度かつ簡易に設置できるようにするとともに、その設置に伴う無駄なコスト増加を抑制できるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明第1の車軸用軸受装置は、車輪が取り付けられるハブホイールと、前記ハブホイールの外周に配設された複列転がり軸受と、前記ハブホイールの中空孔に対して車両インナ側からスプライン嵌合される軸部と、この軸部の車両インナ側端部に形成された椀形部とを有する等速ジョイントとを備え、前記ハブホイールの車両インナ側軸端が径方向外向きに屈曲変形されて、前記複列転がり軸受の車両インナ側内輪の端面にかしめつけられてかしめ部が形成されており、前記等速ジョイントの椀形部の車両アウタ側端面が、前記かしめ部の車両インナ側端面と非接触または接触状態とされている車軸用軸受装置であって、前記複列転がり軸受の外輪の車両インナ側内周面に、前記外輪の内周面に嵌合固定される環状芯金と前記環状芯金の内径側に被着されるリップとからなり、前記複列転がり軸受を密封するシールリングが取り付けられ、前記シールリングの車両インナ側に隣接する前記椀形部の外周面にパルサリングが取り付けられ、前記パルサリングの車両アウタ側側面に周方向に一対の磁極が交互に形成された環状のターゲットが取り付けられ、前記シールリングに前記ターゲットと軸方向に対向してセンサが取り付けられ、前記シールリングの環状芯金の車両インナ側側面と前記パルサリングの車両アウタ側側面とを軸方向に微小隙間を介して対向させ、この微小隙間により前記かしめ部と前記椀形部間の非接触または接触部分を外部から密封する非接触密封部としたことを特徴としている。
【0007】
本発明第2の車軸用軸受装置は、上記第1の構成において、前記シールリングのリップが、前記複列転がり軸受の車両インナ側の内輪に対して接触させられていることを特徴としている。
【0008】
本発明第3の車軸用軸受装置は、上記第1の構成において、前記パルサリングは、前記等速ジョイントの椀形部の外周面に嵌合固定される円筒部と、この円筒部の一端部から径方向外方に延びる環状板部とを有し、前記シールリングのリップが、前記パルサリングの円筒部に接触させられていることを特徴としている。
【0009】
本発明第4の車軸用軸受装置は、上記第2の構成において、前記シールリングは、前記外輪の内周面に嵌合固定される環状芯金を有し、この環状芯金は内径側に前記リップが被着され、内側面には磁気感知型の前記センサが固定され、前記センサが固定されている領域には貫通孔が形成され、この貫通孔は前記リップと同素材のゴムで覆われていることを特徴としている。
【0012】
要するに、本発明では、回転検出装置のセンサを複列転がり軸受の外輪に取り付けられるシールリングに対して、また、回転検出装置のパルサリングを等速ジョイントの外輪の椀形部に対して、それぞれ取り付ける形態にしている。
【0013】
つまり、センサの取り付け対象となるシールリングは、複列転がり軸受において高精度に加工された外輪に対して取り付けられるものであって、センサの位置決めのためにわざわざ特別な加工を施す必要がない。しかし、パルサリングの位置決め精度を高めるためには、等速ジョイントの外輪における椀形部の所定位置を比較的高精度に加工する必要があるものの、これだけで済むので、従来例に比べてはるかに簡単になる。
【0014】
そして、シールリングとパルサリングとを軸方向で微小隙間を介して対向配置させるようにしているから、この微小隙間が非接触密封部となり、複列転がり軸受と等速ジョイントとの間を密封できるようになる。特に、ハブホイールのかしめ部と等速ジョイントの外輪との間からハブホイールと等速ジョイントのスプライン嵌合部分へ向けて水分が侵入することを防止できるようになる。
【0015】
また、センサとパルサリングとを軸方向に対向させていれば、それらを振り分けて取り付ける複列転がり軸受と等速ジョイントとを軸方向で結合している関係より、センサとパルサリングとの間隙のばらつきを抑制するうえで有利となる。
【0016】
また、センサを磁気感応型とし、パルサリングに磁石からなるターゲットを装備させていれば、センサを小型化するうえで有利となる。
【0017】
また、シールリングにリップを設けてこのリップを複列転がり軸受の車両インナ側の内輪やパルサリングに対して接触させる形態にしているから、密封性能が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0019】
図1および図2は本発明の実施形態1を示している。図1は、駆動輪用の車軸用軸受装置を示す断面図、図2は、図1の回転検出装置周辺を拡大して示した図である。
【0020】
図例の車軸用軸受装置は、ハブホイール1と、複列転がり軸受2と、等速ジョイント3とを備えている。
【0021】
ハブホイール1は、中空構造となっており、その外周面の軸方向中間部には径方向外向きのフランジ11が形成され、また、中空孔の所要領域にはスプライン(図示省略)が形成され、外周面においてフランジ11よりも車両インナ側には複列転がり軸受2における車両アウタ側の玉22群の軌道面12が形成された構成となっている。
【0022】
複列転がり軸受2は、二列の軌道溝を有する単一の外輪21と、二列で配設される転動体としての複数の玉22と、二つの冠形保持器23と、車両インナ側の玉22群に関する内輪24とから構成されており、車両アウタ側の玉22群の内輪については上述したようにハブホイール1の軌道面を利用しているため存在しない。
【0023】
等速ジョイント3は、周知のツェッパタイプ(バーフィールド型)等速ジョイントと呼ばれるものとされ、外輪31、内輪32、玉33および保持器34などから構成されている。外輪31は、内輪32、玉33および保持器34などが収納配設される椀形部35と、この椀形部35の小径側に一体に連接される軸部36とから構成されている。軸部36の外周面には、スプラインが形成されており、ハブホイール1の中空孔に対してスプライン嵌合されることにより、ハブホイール1と一体回転する状態になっている。
【0024】
なお、上記ハブホイール1の外周面に複列転がり軸受2が取り付けられる。このハブホイール1の車両インナ側端部は、径方向外向きに屈曲されて複列転がり軸受2の内輪24の車両インナ側端面に対してかしめつけられている。このかしめ部には、符号14を付してある。
【0025】
また、ハブホイール1に対して等速ジョイント3が複列転がり軸受2の近傍に隣り合わされる形態で結合される。この結合形態については、後で詳細に説明する。
【0026】
そして、ハブホイール1のフランジ11に対して図示しないディスクブレーキ装置のディスクロータおよび車輪があてがわれて複数のボルト13により装着される。また、複列転がり軸受2の外輪21に設けてある径方向外向きのフランジ25が、図示しない車体などにボルト止めされる。さらに、等速ジョイント3の内輪32に対して動力伝達軸5がスプライン嵌合されて止め輪(符号省略)などで抜け止め固定される。前述の動力伝達軸5の他端側は、図示しない別の等速ジョイントを介して車両のデファレンシャル装置に取り付けられる。
【0027】
このような車軸用軸受装置では、シャフト5の回転動力が、等速ジョイント3を介してハブホイール1に取り付けられてある車輪(図示省略)に対して伝達される。
【0028】
次に、上述したハブホイール1に対する等速ジョイント3の外輪31の結合形態について説明する。
【0029】
まず、ハブホイール1の中空孔は、軸方向中間領域のみにスプラインが形成され、車両インナ側領域と車両アウタ側領域とが軸方向中間領域のスプラインにおける溝底の直径よりも拡径されており、両端の拡径領域は円筒面とされている。この車両インナ側の拡径領域に符号15を、また、車両アウタ側の拡径領域に符号16をそれぞれ付してある。
【0030】
また、等速ジョイント3の外輪31における軸部36の端縁側には、周溝37が設けられている。この周溝37に対してC形止め輪6が一部突出する状態で嵌入されている。
【0031】
そして、ハブホイール1の中空孔に対して等速ジョイント3の外輪31における軸部36を車両インナ側からスプライン嵌合させることにより、軸部36のスプラインの車両インナ側エンド部がハブホイール1のスプラインの車両インナ側エンド部に対して当接すると、軸部36に装着してあるC形止め輪6が中空孔における車両アウタ側の拡径領域16にまで到達し、C形止め輪6が径方向外向きに拡がり、拡径領域に対して当接する状態になる。これで、ハブホイール1の雌スプラインが、その軸方向両側から軸部36の雄スプラインにおける車両インナ側端縁とC形止め輪6とにより挟まれた形態となり、ハブホイール1に対して等速ジョイント3が非分離に結合された状態になる。
【0032】
なお、この状態では、かしめ部14と等速ジョイント3の外輪31における椀形部35との間に所要の隙間が形成されるように管理されていて、かしめ部14に対してかしめ時に付与した軸力以外の負荷を作用させない構造にしている。
【0033】
また、複列転がり軸受2の外輪21において車両アウタ側と車両インナ側の肩部には、密封装置としてのシールリング7,8が装着されている。このシールリング7,8は、環状芯金71,81の内周に複数のリップ72,82を被着した構造であり、このリップ72,82がハブホイール1の外周面および内輪24に対してそれぞれ接触する状態とされている。
【0034】
この実施形態1では、車輪の回転速度や回転角度などを検出する回転検出装置4を装備するとともに、この回転検出装置4のセンサ41を車両インナ側のシールリング8に対して、また、回転検出装置4のパルサリング42を等速ジョイント3の外輪31における椀形部35に対して、振り分けて取り付けるようにしている、ことを特徴としている。
【0035】
センサ41は、磁気感知型とされており、シールリング8における環状芯金81の内側面の円周1ヶ所に対して接着されている。このセンサ41の信号線は、シールリング8の環状芯金81に設けられる図示しない貫通孔から外部に引き出されている。なお、シールリング8の環状芯金81において、センサ41が装着される領域には、貫通孔が設けられていて、ここはリップ82と同素材のゴムなどで閉塞するよう覆われている。
【0036】
パルサリング42は、上半分の断面でL字形を逆向きにしたような形状の金属材からなり、その環状板部42aにおける車両アウタ側の面に対してターゲット43が接着された構成になっている。このパルサリング42は、その内径側の円筒部42bが等速ジョイント3の外輪31における椀形部35に対して圧入されることにより固定されている。ターゲット43は、ゴムなどの非磁性材に対して磁性粉を混入して磁化された磁化ゴムからなり、パルサリング42の環状板部42aの片面において周方向交互に一対の磁極が配向される形態で磁化されている。
【0037】
なお、上記パルサリング42は、シールリング8の外側面および複列転がり軸受2の外輪21における端面に対して微小隙間を介して対向配置されていて、それによって、パルサリング42が、ハブホイール1のかしめ部14周辺を外部から密封する形態になっている。これにより、かしめ部14と椀形部35との間の隙間からハブホイール1と等速ジョイント3のスプライン嵌合部分への水分侵入が防止される。
【0038】
このように、センサ41とパルサリング42のターゲット43とが軸方向で正対するように位置決めされている。動作としては、動力伝達軸5が回転することにより、等速ジョイント3を介してハブホイール1が回転駆動されることになるが、この回転に同期して回転するパルサリング42におけるターゲット43、つまり複数組の各磁極が、センサ41に対して順次、周方向に横切る形になるので、磁束密度のベクトルの向きの変化や磁束密度の強さの変化をセンサ41が感知し、それに応じてセンサ41の出力が変化する。この変化パターンを図示しない信号処理回路でもって処理することにより、ハブホイール1の回転速度や回転角度などを認識することができる。
【0039】
ところで、上述した回転検出装置4の検出精度を高めるには、センサ41およびパルサリング42の相対位置を高精度にする必要があるが、この実施形態の場合には、パルサリング42の取り付け部位についてのみ高精度に加工処理すればよいから、無駄なコストアップを回避できる。つまり、センサ41の取り付け位置としては、複列転がり軸受2においてもともと高精度に加工される外輪21の内周面にしているから、センサ41を高精度に位置決めするためにわざわざ特別に加工する必要がない。但し、パルサリング42の取り付け位置、つまり等速ジョイント3の外輪における椀形部35の所定位置については高精度に加工する必要があるが、この位置だけで済む。
【0040】
図3は本発明の実施形態2に係る車軸用軸受装置を示す断面図である。この実施形態2では、センサ41の設置形態を変更している。
【0041】
具体的に、まず、複列転がり軸受2の外輪21に装着してある車両インナ側のシールリング8については、その環状芯金81を屈曲して、リップ82を等速ジョイント3の外輪31に装着してあるパルサリング42における内径側円筒部42bに対して接触させる形態にしている。
【0042】
そして、シールリング8の環状芯金81は、外径側の円筒部81aから径方向内向きに延びる環状板部81bとの連接部位について、L字形に屈曲されることにより、径方向内向きに凹む段差部81cが設けられており、この段差部81cに対してセンサ41がはめ入れられる形態で接着されている。
【0043】
このような実施形態2でも、上記実施形態1と同様の作用、効果が得られる。ところで、上記実施形態2において、シールリング8の環状芯金81に設けた段差部81cを周方向全長にわたる環状段差部とし、ここに取り付けるセンサ41として環状のマルチポールタイプのセンサとしてもよい。この場合、回転検出装置4の検出精度が向上する。
【0044】
なお、本発明は、上述した実施形態1および2のみに限定されるものではなく、種々な変形や応用が可能である。
【0045】
(1)上記各実施形態において、ハブホイール1と等速ジョイント3との結合形態については、いろいろな変形が考えられる。例えば上記実施形態1および2に示したC形止め輪6を用いずに、図示しないが、軸部36の軸端に小径ねじ部やねじ孔を設け、ここにナットやボルトを装着し、これらナットやボルトをハブホイール1の車両アウタ側端面に対して突き当てるようにしてもよい。
【0046】
(2)上記各実施形態では、ハブホイール1のかしめ部14に対して等速ジョイント3の外輪31における椀形部35を非接触状態に管理していたが、軽く接触させる状態に管理してもよい。その場合でも、ハブホイール1に対して等速ジョイント3を結合するときに、かしめ部14に対してほとんど荷重が加担されないので、複列転がり軸受2に対してかしめ時に付与した予圧がほぼ不変に保たれる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1ないし4の発明では、回転検出装置のセンサやパルサリングを高精度に位置決めして設置するにあたって、従来例のようにいろんな部位を高精度に加工せずに済むように工夫しているから、設備コストを抑制したうえで、回転検出装置の検出精度を高めることができる。
【0048】
つまり、センサの取り付け対象となるシールリングは、複列転がり軸受において高精度に加工された外輪に対して取り付けられるものであって、センサの位置決めのためにわざわざ特別な加工を施す必要がなく、パルサリングの位置決め精度を高めるためだけに、等速ジョイントの外輪における椀形部の所定位置を比較的高精度に加工すればよくなり、従来例に比べてはるかに簡単になる。
【0049】
しかも、シールリングとパルサリングとを軸方向で微小隙間を介して対向配置させるようにしているから、この微小隙間が非接触密封部となり、複列転がり軸受と等速ジョイントとの間を密封できるようになる。特に、ハブホイールのかしめ部と等速ジョイントの外輪に応じて椀形部との接触部分または非接触部分の周辺を、密封できるようになるから、ハブホイールのかしめ部と等速ジョイントの外輪との間からハブホイールと等速ジョイントのスプライン嵌合部分へ向けて水分が侵入することを防止できるようになる。したがって、前記スプライン嵌合部分を錆から保護できるなど、長期にわたる製品の信頼性向上に貢献できるようになる。
【0050】
また、ハブホイールのかしめ部と等速ジョイントの外輪との間からハブホイールと等速ジョイントのスプライン嵌合部分へ水が侵入しないようにされているため、スプライン嵌合部分の錆などの発生がなくなる。
【0051】
また、センサとパルサリングとを軸方向に対向させていれば、それらを振り分けて取り付ける複列転がり軸受と等速ジョイントとを軸方向で結合している関係より、センサとパルサリングとの間隙のばらつきを抑制するうえで有利となる。
【0052】
また、センサを磁気感応型とし、パルサリングに磁石からなるターゲットを装備させていれば、センサを小型化できる点で有利となる。
【0053】
また、シールリングにリップを設けてこのリップを複列転がり軸受の車両インナ側の内輪やパルサリングに対して接触させる形態にしているから、密封性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る車軸用軸受装置を示す断面図
【図2】図1の回転検出装置周辺を拡大して示した図
【図3】本発明の実施形態2に係る車軸用軸受装置を示す断面図
【符号の説明】
1 ハブホイール
2 複列転がり軸受
21 複列転がり軸受の外輪
24 複列転がり軸受の内輪
3 等速ジョイント
31 等速ジョイントの外輪
35 外輪の椀形部
36 外輪の軸部
4 回転検出装置
41 センサ
42 パルサリング
8 車両インナ側のシールリング
81 シールリングの環状芯金
82 シールリングのリップ
Claims (4)
- 車輪が取り付けられるハブホイールと、
前記ハブホイールの外周に配設された複列転がり軸受と、
前記ハブホイールの中空孔に対して車両インナ側からスプライン嵌合される軸部と、この軸部の車両インナ側端部に形成された椀形部とを有する等速ジョイントと
を備え、
前記ハブホイールの車両インナ側軸端が径方向外向きに屈曲変形されて、前記複列転がり軸受の車両インナ側内輪の端面にかしめつけられてかしめ部が形成されており、
前記等速ジョイントの椀形部の車両アウタ側端面が、前記かしめ部の車両インナ側端面と非接触または接触状態とされている車軸用軸受装置であって、
前記複列転がり軸受の外輪の車両インナ側内周面に、前記外輪の内周面に嵌合固定される環状芯金と前記環状芯金の内径側に被着されるリップとからなり、前記複列転がり軸受を密封するシールリングが取り付けられ、
前記シールリングの車両インナ側に隣接する前記椀形部の外周面にパルサリングが取り付けられ、
前記パルサリングの車両アウタ側側面に周方向に一対の磁極が交互に形成された環状のターゲットが取り付けられ、
前記シールリングに前記ターゲットと軸方向に対向してセンサが取り付けられ、
前記シールリングの環状芯金の車両インナ側側面と前記パルサリングの車両アウタ側側面とを軸方向に微小隙間を介して対向させ、
この微小隙間により前記かしめ部と前記椀形部間の非接触または接触部分を外部から密封する非接触密封部としたことを特徴とする車軸用軸受装置。 - 請求項1の車軸用軸受装置において、
前記シールリングのリップが、前記複列転がり軸受の車両インナ側の内輪に対して接触させられていることを特徴とする車軸用軸受装置。 - 請求項1の車軸用軸受装置において、
前記パルサリングは、前記等速ジョイントの椀形部の外周面に嵌合固定される円筒部と、この円筒部の一端部から径方向外方に延びる環状板部とを有し、
前記シールリングのリップが、前記パルサリングの円筒部に接触させられていることを特徴とする車軸用軸受装置。 - 請求項2の車軸用軸受装置において、
前記シールリングは、前記外輪の内周面に嵌合固定される環状芯金を有し、この環状芯金は内径側に前記リップが被着され、内側面には磁気感知型の前記センサが固定され、前記センサが固定されている領域には貫通孔が形成され、この貫通孔は前記リップと同素材のゴムで覆われていることを特徴とする車軸用軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000371025A JP3869204B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 車軸用軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000371025A JP3869204B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 車軸用軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002172909A JP2002172909A (ja) | 2002-06-18 |
| JP3869204B2 true JP3869204B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=18840810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000371025A Expired - Fee Related JP3869204B2 (ja) | 2000-12-06 | 2000-12-06 | 車軸用軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3869204B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020209404A1 (ko) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | 주식회사 일진글로벌 | 휠 베어링 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006162014A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Nok Corp | 密封装置 |
| JP5076494B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-11-21 | 株式会社ジェイテクト | 車輪支持装置 |
| EP2103451B1 (en) * | 2006-12-28 | 2016-03-09 | JTEKT Corporation | Wheel supporting device |
| JP5262375B2 (ja) * | 2008-07-14 | 2013-08-14 | 株式会社ジェイテクト | センサ付き転がり軸受装置 |
| JP6549853B2 (ja) * | 2015-02-12 | 2019-07-24 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0769335B2 (ja) * | 1986-04-21 | 1995-07-26 | 光洋精工株式会社 | センサ−内蔵形軸受装置 |
| DE3636243A1 (de) * | 1986-10-24 | 1988-05-11 | Loehr & Bromkamp Gmbh | Radlager-(ny)leichlaufgelenk-einheit |
| JPS63246677A (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-13 | Nippon Seiko Kk | 軸受組立体 |
| US5385410A (en) * | 1992-08-31 | 1995-01-31 | General Motors Corporation | Variable reluctance integral bearing sensor |
| FR2730283B1 (fr) * | 1995-02-03 | 1997-03-21 | Roulements Soc Nouvelle | Joint d'etancheite a codeur incorpore, equipe d'un dispositif capteur d'informations, pour roulement ou palier |
| JP3580024B2 (ja) * | 1996-05-20 | 2004-10-20 | 日本精工株式会社 | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
| JPH09288117A (ja) * | 1996-02-19 | 1997-11-04 | Nippon Seiko Kk | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
-
2000
- 2000-12-06 JP JP2000371025A patent/JP3869204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020209404A1 (ko) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | 주식회사 일진글로벌 | 휠 베어링 |
| US12018723B2 (en) | 2019-04-10 | 2024-06-25 | Iljin Global Co., Ltd | Wheel bearing |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002172909A (ja) | 2002-06-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2169244B1 (en) | Hub unit bearing | |
| JP3862453B2 (ja) | 車輪軸受装置 | |
| US6644858B2 (en) | Wheel bearing device | |
| US7731427B2 (en) | Wheel bearing apparatus incorporated with a wheel speed detecting apparatus and method of its assembly | |
| US5121998A (en) | Bearing assembly capable of monitoring angular velocity | |
| US6109793A (en) | Rolling bearing unit with rotational speed sensor | |
| JP3869204B2 (ja) | 車軸用軸受装置 | |
| JP2006266729A (ja) | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 | |
| JP4158341B2 (ja) | 軸受装置 | |
| EP2045101B1 (en) | Bearing device for drive wheel | |
| JP4221944B2 (ja) | 密封装置 | |
| JP2002327769A (ja) | 駆動車輪用軸受装置 | |
| JPH10332723A (ja) | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット | |
| JP2002206547A (ja) | シールリング及びシールリング付車輪用軸受ユニット | |
| JP3427829B2 (ja) | エンコーダ付転がり軸受ユニット | |
| JPH1138027A (ja) | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット | |
| JP2001080307A (ja) | 車輪軸受装置 | |
| JP4480656B2 (ja) | 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 | |
| JP2003172369A (ja) | トーンホイール付車輪駆動用転がり軸受ユニット | |
| JP2002337505A (ja) | 駆動輪用回転支持装置 | |
| JPH11183492A (ja) | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット | |
| JP4656917B2 (ja) | 回転速度検出装置付車輪用軸受装置 | |
| JP2008241586A (ja) | ハブユニット軸受 | |
| JP2007263213A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
| JP2002317824A (ja) | 駆動輪用転がり軸受ユニットの製造方法及び車輪用駆動ユニット |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060410 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060727 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061010 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061012 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |