JP3859204B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却すべき機器から戻る被冷却流体を冷却する熱エネルギー貯蔵型冷却装置に関し、特に電力需要が増加する夏場のピーク時間帯に合わせて、夜間等それ以外の時間帯に製氷した熱エネルギーを出力し、電力ピーク時間帯の電力消費を減少する冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、18〜29℃程度の中低温域で定温度保持できる冷却装置として、伝熱パイプと該伝熱パイプに送風するファンとを有す冷却塔と、圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器とこれらを循環する冷媒とを有するチラーと、冷却すべき機器から戻る被冷却流体を前記冷却塔、蒸発器の順に導いた後、前記冷却すべき機器に送り出す管路とを設けた冷却装置が実開昭61−84480号公報で提案されている。
【0003】
上記した冷却装置は、18〜29℃程度の中低温域で定温保持することができ、かつ不要な過冷が防止される冷却装置であるが、冷却塔として空冷式冷却塔によるときは冷却塔に入る被冷却流体の温度が外気乾球温度よりも低いときに、また冷却塔として蒸発式冷却塔によるときは冷却塔に入る被冷却流体の温度が外気湿球温度よりも低いときに、被冷却流体が冷却塔を通過する際に冷却されずに返って冷却塔内で加熱されてしまい、チラーでの冷却を不必要に大きく取らないと所定の温度に冷却できず冷却装置全体の効率を悪化させていた。
【0004】
そこで特開平2−197780号公報では、これを解決するために、冷却塔として空冷式冷却塔によるときは冷却塔に入る被冷却流体の温度と外気乾球温度とを比較し、冷却塔として蒸発式冷却塔によるときは冷却塔に入る被冷却流体の温度と外気湿球温度とを比較して、冷却塔を通過させて冷却塔とチラーとで冷却するか、冷却塔を迂回してチラーのみで冷却するかの制御を行う提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記冷却塔を迂回してチラーのみで冷却しても、夏場の暑い日中は冷房用電力需要のために電力消費量はピークに達し、冷却すべき機器を所有する電気需要家の契約電力を超えて電力を消費してしまう。また電力会社では、最大電力需要に合わせた電力設備が必要になり、前記の冷房用電力需要が増大することによる電力設備の稼働率が低下する等の社会的問題もある。
本発明は上記の課題を解消して、夏場での電力需要がピークに達する時間帯の電力を使わなくともよく、効率よく冷却運転する冷却装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、負荷を冷却するための被冷却水を通す伝熱コイルと該伝熱コイルを冷却する冷風手段を含む冷却塔と、
負荷対応用冷凍圧縮機と第1凝縮器と第1膨張弁と蒸発器とを有し前記被冷却水を蒸発器に通して冷却する第1チラーと、
更に蓄熱用冷凍圧縮機と第2凝縮器と第2膨張弁と蓄熱槽を有し夜間に前記被冷却水を蓄熱槽で製氷する第2チラーとからなり、
前記被冷却流体は選択的に冷却塔の伝熱コイルと第1チラーの蒸発器と第2チラーの蓄熱槽とに通して冷却し、前記被冷却水を蓄熱槽に通し蓄熱槽内の氷で冷却する蓄熱利用運転中は前記冷却塔と前記第1チラーおよび前記第2チラーの運転を停止することを特徴とする冷却装置である。
【0007】
上記において、前記蓄熱槽に残氷検知手段を設け、蓄熱槽内に氷がある間は第2チラーの運転が行われず、全部解氷された後に第2チラーの運転が行われることを特徴とする冷却装置である。
上記において前記蓄熱槽内の被冷却流体は、前記蓄熱利用運転中および前記第2チラー運転中とも攪拌ポンプで循環していることを特徴とする冷却装置である。
上記において前記蓄熱槽内に入る被冷却流体は、蓄熱槽内でシャワーリングすることを特徴とする冷却装置である。
上記において前記蓄熱槽を通して冷却された被冷却流体は、前記冷却すべき機器から戻る被冷却流体と混合して所定の温度で前記冷却すべき機器へ送ることを特徴とする冷却装置である。
【0008】
上記において前記冷却塔を迂回するバイパス管路を設け、該バイパス管路と前記冷却塔を通過する管路との切り替え手段を設け、前記冷却すべき機器からの被冷却流体を蓄熱槽に通して冷却する蓄熱利用運転中は、前記冷却塔を通過する管路を閉としてバイパス管路を開とするように前記切り替え手段を制御することを特徴とする冷却装置である。
上記において前記冷却塔を迂回するバイパス管路を設け、該バイパス管路と前記冷却塔を通過する管路との切り替え手段を設け、前記冷却すべき機器から冷却装置に戻る被冷却流体の冷却装置入り口温度T2が冷却装置出口の温度T1よりも低いときは、前記冷却塔を通過する管路を閉としてバイパス管路を開とするように前記切り替え手段を制御することを特徴とする冷却装置である。
【0009】
【作用】
本発明は上記の構成であって、冷却装置には被冷却水を冷却する第1チラーと蓄熱槽で製氷する第2チラーとを設けてあり、電力需要が増大する夏場において、夜間等の時間帯に第2チラーを運転して蓄熱槽内で被冷却水を製氷し蓄熱する。そして昼間日中の電力ピーク時には第1チラーおよび第2チラー共運転を停止し、負荷を冷却する被冷却水は製氷された蓄熱槽に導かれ、氷と熱交換する蓄熱槽を循環させることで冷却される。従って日中の電力ピーク時は、夜間等の時間帯に製氷した氷蓄熱による蓄熱利用運転で冷却され、冷却塔、第1チラー及び第2チラーが停止されるから、電力消費が伴わずに冷却される。
【0010】
また蓄熱槽には例えば被冷却水の温度を検知する温度計など、残氷検知手段を設けてあり、蓄熱槽内の氷が全部解氷するまで蓄熱利用運転が行われて第2チラーの運転が行われず、全部解氷したのを検知した後で第2チラーによる製氷運転が行われる。従って蓄熱槽内の氷が無駄なく有効に利用され、また蓄熱槽内が凍結して破損等の問題点が生じない。
また蓄熱槽内の被冷却流体は常に攪拌ポンプで循環させており、第2チラーの運転による製氷、及び氷との熱交換で冷却する蓄熱運転が効率よく行われる。
また蓄熱槽内に入る被冷却水はシャワーリングされて入るため、熱交換効率が良く、製氷及び蓄熱運転が効率よく行える。
【0011】
また昼間に比べて外気温度が低い夜間において、冷却塔、第1チラー及び第2チラーが運転される。夜間は外気温度が低いので冷却塔の冷却効率が良く、この冷却効率がよい時間帯に冷却塔が運転されて第1チラーと第2チラーそれぞれの第1凝縮器、第2凝縮器が冷却され放熱するので、第1チラーで冷却水の冷却が、第2チラーで蓄熱槽の製氷が効率よく行える。
また蓄熱槽で冷却された被冷却流体は、冷却すべき機器から戻る被冷却流体と混合するように設けてあるので、混合する流体の流量を調節することによって、所定温度の冷却水を容易に得ることが出来る。
【0012】
また、冷却塔を迂回するバイパス管路を設け、昼間の蓄熱槽で冷却される蓄熱利用運転中は、冷却塔を迂回するバイパス管路を通過するように設けてあるので、冷却塔を通過することによって外気温度で暖められる問題がない。
また、冷却装置に入る冷却水の入り口温度と、冷却装置から出る冷却水の出口温度との直接的な比較でもって、冷却塔へ導くか或いは冷却塔を迂回するバイパス運転するかを判断して制御しているから、冷却塔の種々の要件による冷却効率や冷却能力等に関係なく正しく制御され、被冷却流体は冷却塔を通過することによって暖められる問題がなく、冷却塔での冷却能力を見て効率よく冷却される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を示す冷却装置10の系統図であり、全体として、上部に冷却塔1を設け、下部に冷凍機、蒸発器等のチラー2を設け、側部に氷蓄熱ユニット3を設けた。
冷却塔1は、冷却コイル11,12,13と冷却コイルに送風する送風機14、冷却コイルに散水する散水槽15、冷却コイルの下方に設けた受水槽16、受水槽16の水を散水槽15に汲み上げる散水ポンプ17等の散水機構を設け、中央部にエリミネータ18、測部に外気取入れルーバー19を有す蒸発式冷却塔10とし、冷却コイル11は負荷冷却水対応用で、冷却すべき機器40から戻る被冷却水は中央側ヘッダー111から渦巻状多管式のコイル11を通過して外側ヘッダー112へ流れる。外側ヘッダー112を出た冷却塔1の出口に凍結防止中間温度センサT4を設け、第1チラーの蒸発器23を介して冷却すべき機器40へ送られる。冷却コイル12は蓄熱用冷凍圧縮機の第2凝縮器12で、冷却コイル13は負荷対応用冷凍圧縮機の第1凝縮器13で、負荷の冷却水対応用コイル11と共に同じ冷却塔1内に配置して、冷却装置10全体をコンパクトに凝縮器12,13の放熱を効率よく行っている。
【0014】
冷却塔1の下部に二系統のチラー2を配置している。一つは負荷冷却水対応用の第1チラー20、一つは蓄熱製氷対応用の第2チラー25を併設している。
第1チラー20は圧縮機21と冷却塔1内に冷却コイルで設けた凝縮器13と膨張弁22と蒸発器23とを有し、第1チラー20内の冷媒を圧縮機21において圧縮し、第1凝縮器13において液化して放熱し、膨張弁22を介して蒸発器23で蒸発して吸熱するサイクルを繰り返す。
また第2チラー25は圧縮機26と冷却塔内の冷却コイルで設けた第2凝縮器12と膨張弁27と蒸発器29とを有し、蒸発器29は氷蓄熱ユニット3の蓄熱槽31内に設置し、蓄熱槽31内へ送られる被冷却水を冷却し製氷化する。
ここで第1チラー20は8台の圧縮機21を用いた冷凍サイクルで構成し、また第2チラー25は2台の圧縮機26を用いた冷凍サイクルで構成している。図では判り易く簡略化して記載している。
【0015】
通常、蓄熱槽31内の被冷却水は攪拌ポンプ32によって蓄熱槽31内にシャワーヘッド35からシャワーリングしながら循環している。夏期電力ピークが発生する時期の夜間等において、第1チラー20と第2チラー25が運転され、第2チラー25運転中に蓄熱槽31で製氷しており、蓄熱槽31内の被冷却水は攪拌ポンプ32、シャワーヘッド35で循環されている。負荷機器40からの戻り冷却水は冷却塔1へ送水されるように制御用三方弁34および制御弁MV3が制御される。被冷却水は三方弁34から循環ポンプ33によって冷却塔1へ送られ、ヘッダー111から密閉蒸発式冷却コイル11を通過する際に散水槽15の散水と送風機14による蒸発潜熱で冷却される。外側ヘッダー112を経由して第1チラー20の蒸発器23に送られ、ここで更に所定の冷却水温度に冷却されて冷却すべき機器の負荷40へ送水される。
【0016】
また夏期昼間の電力ピーク時において、第1チラーの圧縮機21、第2チラーの圧縮機26、冷却塔1の送風機14や散水ポンプ17の運転が停止され、冷却すべき機器40からの戻り冷却水は、制御用三方弁MV4および制御弁MV3が制御されてシャワーヘッド36から蓄熱槽31内にシャワーリングして送られる。蓄熱槽31内で、夜間等に製氷した氷の熱を放出する蓄熱利用運転よって冷却され、節電冷却が行われる。この際冷却水は蓄熱槽31内でシャワーリングされて熱交換が行われ、蓄熱槽31内で冷却された被冷却水は制御用三方弁MV4で所定の冷却水出口温度T1になるように、機器40からの戻り水と混合制御されて循環ポンプ33で冷却装置10内に送られる。冷却装置10内ではバイパス切替弁MV1,MV2が制御されて冷却塔1を通過せずに全量バイパス管路28を通過して蒸発器23を通過して冷却すべき機器40へ送られる。
この蓄熱運転は蓄熱槽31内に設けた氷蓄熱センサT5によって蓄熱槽内の解氷度合いを検知して氷がなくなるまで行われ、氷がなくなるのを検知した後でしか、第2チラー25による蓄熱槽内の製氷運転が行われないようになっている。
【0017】
また冷却装置の出口温度センサT1、入り口温度センサT2外気湿球温度センサT3凍結防止中間温度センサT4を設けてあり、各センサによって前記バイパス管路切替弁MV1,MV2の制御や、送風機14散水ポンプ17の能力、第1チラーの冷凍圧縮機21の台数制御等、冷却装置の冷却能力が制御される。
なお図面では第1チラーの凝縮器13と第2チラーの凝縮器12を冷却コイル11と同じ冷却塔1で冷却するようにしているが、別々の冷却塔で冷却するように設けても良い。
更に冷却塔1は、散水装置を省略した空冷式の冷却塔1に設けても良い。
また本実施例の図面は簡略して記載したが、冷却塔1、チラー部2、氷蓄熱ユニット3及びこれらを繋ぐ配管を一つの筐体に設けて冷却装置10とし、取り扱いや設置を容易にすることができる。
【0018】
上記冷却装置10の冷却塔1と第1チラー20の運転については、蒸発器23の下流側に設けた出口温度センサT1の温度が設定温度範囲よりも高くなった時は、まず冷却塔1送風機14の送風量を増加し、なおも温度センサT1の温度が設定温度範囲よりも高くなったときはチラー20の圧縮機21を順次運転して冷却塔1とチラー20とで冷却する。また出口温度センサT1の温度が設定温度範囲よりも低くなったときは、上記とは逆に先ずチラー20の運転を順次停止し、なおも設定温度範囲よりも低くなったときには更に送風機14の送風量を減少させるように制御する。尚、圧縮機21の運転は複数台の圧縮機の運転台数制御または圧縮機の容量制御により冷却能力を制御することができる。
【0019】
負荷機器40から戻る流体を冷却塔1のヘッダー111から伝熱コイル11へ導くか、伝熱コイル11を迂回するバイパス管路28へ導くかの制御について説明する。尚、説明では図1の蒸発式冷却塔1の場合を主体にして説明しているが、蒸発式冷却塔1に代えて空冷式冷却塔を用いる場合では、蒸発式の場合の湿球温度WBに代えて乾球温度DBを用いて同様の制御が行える。
本実施例では、冷却塔入り口水温センサT2によって冷却塔1への入り口水温T2を検出するほか、冷却塔出口水温検出器T1によって冷却塔1を出た出口水温T1及び外気湿球温度センサT3で外気湿球温度WBを常時検出して、冷却塔運転中は常時入り口水温T2と出口水温T1とを比較している。入り口水温T2よりも出口水温T1が同じか高くなったらバイパス管路28を通過するようにバイパス切替弁MV1,MV2が制御されてバイパス運転が行われる。これによって被冷却流体は冷却塔1の冷却コイル11を通さずに、第1チラー20による蒸発器23のみで冷却される。即ち入り口水温T2と出口水温T1を直接比較して冷却塔1を通過することによる不必要な加熱や、冷却塔1を運転することによる不必要な電力損失を除去している。
【0020】
また夏場のピーク電力需要期間中は、上記第1チラー20による冷却運転に加えて、第2チラー25が運転される。第2チラー25の運転によって蓄熱槽31内の被冷却水が冷却されて凍り、製氷化して蓄熱される。従って夜間、例えば夕方の4時から翌朝の9時までの17時間は第1チラー20で冷却すべき機器40に送る冷却水を冷却すると共に、第2チラー25を運転して蓄熱槽31の被冷却水を製氷化する運転が行われる。
昼間の例えば朝9時から夕方の4時までは、第1チラー20による冷却運転が停止され、代わりに蓄熱槽31へ通して蓄熱槽内の氷の放熱による蓄熱利用運転に切り替えられる。この蓄熱利用運転時は、出口温度検出器T1で冷却すべき機器40に送る被冷却流体の温度が検出され、この検出温度に応じて自動的に流量制御三方弁MV4の開閉が制御されて所定の冷却水温度になるように、機器40からの流体と蓄熱槽31で冷却された流体が混合されるように自動調節している。
この昼間の蓄熱槽31による冷却運転中は、冷却塔1の運転も、第1チラー20の運転も、第2チラー25の運転も停止しており、余分の電力を消費しないように制御される。
【0021】
【発明の効果】
以上説明のごとく本発明の冷却装置は、電力需要が増大する夏場の期間中において、夜間等に第2チラーを運転し蓄熱槽で製氷して蓄熱し、日中の電力ピーク時は、第1チラー、第2チラー及び冷却塔の運転が停止され、被冷却水は蓄熱槽に導かれて冷却される。従って日中の電力ピーク時は、それ以外の時間帯で蓄熱した蓄熱利用運転で冷却されるから電力消費が伴わない。
また外気温度が低い夜間においては冷却塔の冷却効率が良く、この冷却効率がよい時間帯に冷却塔が運転されて、チラーの凝縮器および伝熱パイプの冷却水が冷却されるので、冷却水の冷却および蓄熱槽の製氷が効率よく行える。
また蓄熱槽で冷却された被冷却流体は、冷却すべき機器から戻る被冷却流体と混合するように設けてあるので、所定温度の冷却水を容易に得ることが出来る。
また、昼間の蓄熱槽で冷却される蓄熱槽冷却運転中は冷却塔を迂回するバイパス管路を通過するので、冷却塔で暖められる問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す蒸発式冷却塔1を用いた系統図である。
【符号の説明】
1 冷却塔 2 チラー
3 氷蓄熱ユニット 10 冷却装置
11 冷却コイル 12、13 凝縮器
14 送風機 15 散水槽
16 受水槽 17 散水ポンプ
18 エリミネータ 20 第1チラー
21 負荷対応用冷凍圧縮機 22、27 膨張弁
23 蒸発器 25 第2チラー
26 蓄熱用冷凍圧縮機 28 バイパス管路
31 蓄熱槽 32 攪拌ポンプ
33 循環ポンプ 35,36 シャワーヘッド
40 冷却すべき負荷機器

Claims (7)

  1. 負荷を冷却するための被冷却水を通す伝熱コイルと該伝熱コイルを冷却する冷風手段を含む冷却塔と、
    負荷対応用冷凍圧縮機と第1凝縮器と第1膨張弁と蒸発器とを有し前記被冷却水を蒸発器に通して冷却する第1チラーと、
    更に蓄熱用冷凍圧縮機と第2凝縮器と第2膨張弁と蓄熱槽を有し夜間に前記被冷却水を蓄熱槽で製氷する第2チラーとからなり、
    前記被冷却流体は選択的に冷却塔の伝熱コイルと第1チラーの蒸発器と第2チラーの蓄熱槽とに通して冷却し、前記被冷却水を蓄熱槽に通し蓄熱槽内の氷で冷却する蓄熱利用運転中は前記冷却塔と前記第1チラーおよび前記第2チラーの運転を停止することを特徴とする冷却装置。
  2. 前記蓄熱槽に残氷検知手段を設け、蓄熱槽内に氷がある間は第2チラーの運転が行われず、全部解氷された後に第2チラーの運転が行われることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記蓄熱槽内の被冷却流体は、前記蓄熱利用運転中および前記第2チラー運転中とも攪拌ポンプで循環していることを特徴とする請求項1乃至2記載の冷却装置。
  4. 前記蓄熱槽内に入る被冷却流体は、蓄熱槽内にシャワーリングすることを特徴とする請求項1乃至3記載の冷却装置。
  5. 前記蓄熱槽を通して冷却された被冷却流体は、前記冷却すべき機器から戻る被冷却流体と混合して所定の温度で前記冷却すべき機器へ送ることを特徴とする請求項1乃至4記載の冷却装置。
  6. 前記冷却塔を迂回するバイパス管路を設け、該バイパス管路と前記冷却塔を通過する管路との切り替え手段を設け、前記冷却すべき機器からの被冷却流体を蓄熱槽に通して冷却する蓄熱運転中は、前記冷却塔を通過する管路を閉としてバイパス管路を開とするように前記切り替え手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5記載の冷却装置。
  7. 前記冷却塔を迂回するバイパス管路を設け、該バイパス管路と前記冷却塔を通過する管路との切り替え手段を設け、前記冷却すべき機器から冷却装置に戻る被冷却流体の冷却装置入り口温度T2が冷却装置出口の温度T1よりも低いときは、前記冷却塔を通過する管路を閉としてバイパス管路を開とするように前記切り替え手段を制御することを特徴とする請求項1乃至6記載の冷却装置。
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