JP3836410B2 - 複製人形 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複製人形に関し、特に装う楽しみを与えるように、多様な形態の顔に多様な形態の眉毛、目、鼻、口及び耳の付属品をそれぞれ着脱可能にし、かつらを被せたりして、ユーザが自分の好みに合わせて製作できるようにした複製人形に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、子供たちが遊ぶための人形の種類は様々であるが、これを大別すると、製造工場で完全に組み立てられる完成品人形と、ユーザが自分で組み立てる組立人形に分けられる。
【0003】
しかし、前者の完成品人形は、最初からある特定の人物や形態に作られるので、子供たちの様々な好みを満足させることができないという欠点がある。このため、購入して何日もたたないうちにその人形に対する興味が低下し、結果的にはやむを得ず新しい人形を購入するという経済的な負担を強いられてしまう。
【0004】
一方、後者の組立人形は、自分で自由に組み立てられるので、最初のうちは子供たちに興味を持たせることができる。しかし、あらかじめ作られたある特定の部分、例えば、頭部、胴体部、腕部や脚部を相互に嵌合し、次いで、好みの衣服を着せるという構造にすぎないので、そのような組立人形もまた、結局は子供たちに興味を持たせ続けることができず、飽きられてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の欠点を解消するためのものであり、人形あるいは動物人形を組み立てる際に、あらかじめ用意された骨格、人造皮膚、人造筋肉、頭、手および足を、自分の好みに合わせて選択し、組み立てることによって、希望どおりの人形を作ることができるようにした複製人形を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、頭、手及び足を有する複製人形であって、頭、手および足を一体に連結しながら骨格を形成するための多数の連結部材と、これらの多数の連結部材の相互間、並びに頭、手及び足と多数の連結部材との間をそれぞれ着脱自在に連結し、骨格の関節部を形成するための折曲部と、折曲部を有する連結部材を着脱自在に被覆することによって、腕、脚および胴体をそれぞれ形成するための複数の人造皮膚と、連結部材の腕部及び脚部に着脱自在に取り付けられ、複製人形の体型を調節するための体型調節用の人造筋肉と、を備え、体型調節用の人造筋肉に人造皮膚が被覆され、体型調節用の人造筋肉は、弾性を有する柔軟な素材で両端が開口した中空筒状に形成され、その側部に長さ方向に沿ってスリットが形成されるとともに、連結部材の腕部及び脚部に取り付けられることを特徴とする。
【0007】
この複製人形によれば、人造筋肉を取り付けることにより、複製人形の体型を、自分の好みに合わせて、筋肉質体型、太った体型や、痩せた体型などに調節することができる。
【0009】
また、顔に、眉毛、鼻、目及び口を着脱自在に嵌合するための嵌合孔が設けられていることが望ましい。
【0010】
また、折曲部は、頭、手及び足の端部並びに連結部材の両端部にそれぞれ形成された球形部と、この球形部を着脱自在に且つ摺動可能に収容するための収容溝を両端部に形成した連結具と、を有することを特徴とする。
【0011】
さらに、人造皮膚は、弾性を有する柔軟な素材で構成されていることが望ましい。
【0012】
また、人造皮膚は、白色、黄色及び黒色を含む互いに異なる複数の色でそれぞれ作られた複数の人造皮膚で構成されていることが望ましい。
【0013】
また、手は、複数の連結部材、及びこれら複数の連結部材の相互間を着脱自在に連結する折曲部を有する指と、この指につながる手のひら部とを備え、指及び手のひら部の表面に人造皮膚が被覆されていることを特徴とする。
【0014】
さらに、足は、複数の連結部材、及びこれら複数の連結部材の相互間を着脱自在に連結する折曲部を有する足指と、この足指につながる甲及びかか部とを備え、足指並びに甲及びかかと部の表面に人造皮膚が被覆されていることを特徴とする。
【0015】
以上の構成によれば、有名人、人気キャラクターまたは自分自身などを人形として複製することができる。また、人造皮膚で骨格を被覆することにより、非常にリアルで、まるで生きているような感じを与えることができる。なお、連結部材の長さを調節することにより、大人または子供の人形を簡単に作ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明による複製人形の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明に係る複製人形の正面図、図2はこの複製人形に用いられる人造皮膚のみを分離して示す図であり、図3は図1の部分拡大図、図4は図3のA−A線に沿った断面図である。
【0018】
図1に示すように、本発明に係る複製人形100は、組立及び分解が可能な人造骨格110と、この人造骨格110に対してそれぞれ組立及び分解が可能な頭120、手130及び足140と、人造骨格110を被覆する人造皮膚160とを備えている。
【0019】
人造骨格110は、実際の人体の骨格と同等の強度を持ちながら、軽量性にも優れたプラスチックなどの素材で形成されている。人造骨格110は、多数の連結部材111a〜111hを組み立てることにより形成され、これらの連結部材111a〜111hの端部に、あらかじめ用意された頭120、手130及び足140を連結することによって、複製人形100の所望の骨格が形成される。人造骨格110は、組み立てられる連結部材111a〜111hの個数や長さによって、そのサイズを調整することができ、それにより、ユーザは、それぞれの好みに合った体形の人形、即ち子供人形または大人人形のいずれかを選択的に作ることができる。連結部材111a〜111hの個数は、人形のサイズに応じて任意に変更可能であり、また、連結部材111a〜111hのそれぞれの長さや厚さも、各人形のサイズや種類に応じて任意に変更することができる。
【0020】
人造骨格110を形成する多数の連結部材111a〜111hには、任意方向に折曲自在(約90°)または回動自在に設けられた折曲部112が設けられている。折曲部112は、人造骨格110の節、即ち関節を形成する。これらの折曲部112は互いに同じ構成を有するので、以下、これらを代表し、参照符号112の部位について、図3及び図4を参照して説明する。
【0021】
折曲部112は、各連結部材111a〜111h相互間を、また頭120、手130及び足140と連結部材111a〜111hとの間をそれぞれ着脱自在に折曲連結するものである。折曲部112は、頭120、手130及び足140の端部(図10及び図11参照)及び連結部材111a〜111hの両端部にそれぞれ形成された球形部114と、この球形部114を摺動可能に収容する収容溝116を両端部に形成したほぼ円筒状の連結具118とから成る。連結具118は、弾性力のあるプラスチック素材から成形されており、それにより、その収容溝116の内部に収容される球形部114は、外部から強制的な力が働かない限り、離脱できない状態で弾性的に支持される。また、収容溝116の開口のサイズは、球形部114の外径より多少小さく設定されている。このような寸法関係であっても、連結具118が弾性素材で構成されるので、球形部114を収容溝116に対して着脱する際、弾性作用で比較的簡単に着脱できる。また、人造骨格110を形成する連結部材111a〜111hのそれぞれの長さや厚さも、各人形によって任意に変更することができる。例えば、連結部材111a〜111hの長さを調節することで、背の高い人形と背の低い人形をそれぞれ作ることができる。
【0022】
以上のようにして身体の骨格として組み立てられた人造骨格110の上に、柔軟性を有するシリコン素材から成形した人造皮膚160を被覆することによって、好みの体型を作ることができる。即ち、人造皮膚160は、図2に示すように、腕部162a、胴体部162b及び脚部162cに分割形成されており、人造骨格110を簡単に被覆できる構造になっている。人造皮膚160の外形は、非常にリアルでまるで本物の人体の部位のような感じを出せるようなものにし、またその構造は、人造骨格110を簡単に被覆できるよう、両端が開口し、内部が中空になっている。即ち、人造皮膚160の腕部162a及び脚部162cは、両端が開口した中空構造になっていることで、腕及び脚を形成する人造骨格を、衣服を着せる感じで簡単に被覆することができる。
【0023】
一方、人造皮膚160の胴体部162bは、上下部及び両側腕の連結部位が開口していることにより、人造骨格110の胴体部を簡単に被覆できるようになっている。人造皮膚160の胴体部162bで人造骨格110の胴体部を被覆するときには、人造骨格の腕部及び脚部はもとより、頭120、手130及び足140を結合する前に被覆することが望ましい。
【0024】
また、人造皮膚160は、人体に無害な弾力ある柔らかい軟質素材であるシリコンなどで形成することが望ましい。シリコンのような素材から成形された人造皮膚160は、素材の特性上、伸縮性を有する。このため、人造骨格110に覆われた人造皮膚160は、その人造骨格110に密着することになるので、離脱しにくい状態になる。さらに、人造皮膚160を製造する際、着色剤を投入することによって、人種別に白色、黄色及び黒色の皮膚を製造でき、それにより、所望の人形を人造皮膚160の色の種類によって白人、黄人及び黒人としてそれぞれ選択的に作ることができる。以上の構成は、図示しなくても、本発明の範囲内で実施できることが理解されるであろう。
【0025】
図5及び図6は、複製人形100の脚骨格部位および腕骨格部位にそれぞれ取り付けられる脚人造筋肉および腕人造筋肉をそれぞれ示す斜視図である。
【0026】
これらの人造筋肉152a、152bは、人造骨格110の脚部及び腕部(図1参照)に、それらを完全に囲むように取り付けることができる。人造筋肉152a、152bを装着することにより、人形を、筋肉質体型、太った体型あるいは痩せた体型のいずれかの所望の体型に調節することができるとともに、連結部材111a〜111hの関節部、即ち折曲部112がよりスムーズに折り曲げられるようになる。人造筋肉152a、152bによる体型調節は、人造筋肉152a、152bの厚さを調節することによって行われる。体型調節用の人造筋肉152a、152bは、柔軟で弾性力のあるスポンジのような素材から作られており、それにより、それぞれの体型に合う厚さで容易に製作できる。人造筋肉152a、152bの外形は、まるで本物の人体の腕あるいは脚の部位のような感じを出せるように製作される。
【0027】
人造筋肉152a、152bは、中空筒体で構成されており、その両端は開口153a、153bになっていて、その側部には長さ方向に沿ってスリット157a、157bが形成されている。これらのスリット157a、157bは、人造筋肉152a、152bを人造骨格110の腕部あるいは脚部に容易に着脱できるようにするためのものである。前述したように、人造筋肉152a、152bはスポンジのような素材から作られているので、スリット157a、157bを図5の仮想線位置まで容易に広げることができ、そのように広げられた空間を介して、人造筋肉152a、152bを人造骨格110の腕部あるいは脚部に容易に取り付けることができる。人造筋肉152a、152bを人造骨格110に取り付けた後、スリット157a、157bに加えていた力を除去すると、人造筋肉152a、152は、自身の弾性によって元の状態に迅速に復元し、人造骨格110を取り囲む状態になる。人造骨格110を取り囲んだ人造筋肉152a、152bの上に、図2に示す人造皮膚160を被覆することによって、柔らかい皮膚が最終的に形成される。
【0028】
なお、上述した例では、腕部あるいは脚部にのみ人造筋肉152a、152bを装着するものとして説明したが、人造骨格110の胴体部に装着される人造皮膚162b(図2参照)の内部に、人造筋肉152a、152bに該当するものを装着してもよい。例えば、胴体部の骨格110に装着される人造皮膚162bの内部に、人造皮膚162bと同じ状態の人造筋肉をあらかじめ取り付けることによって、胴体部の体型を変更することができ、あるいは、図1にスポットで示すように、スポンジやコットン(cotton)などのような充填物を充填することにより、胴体部の体型変更を図ることができる。
【0029】
人形の頭120には、顔と、頭を形成するための毛髪(かつら)と、鼻、目、眉毛及び口などが、着脱自在に取り付けられる。以下、これらについて、図1をさらに参照して説明する。
【0030】
まず、図7は、本発明の複製人形100の頭120に着脱自在に被せられる色々な形態のかつら123a〜123cを示している。頭120上には、これらのかつら123a〜123cのいずれかが被せられる。かつら123a〜123cは、特に図示していないが、髪の毛を除いた部分が軟質のゴム素材で形成されており、それにより、頭120に簡単に被せることができ、被せた後は密着することになるので、簡単には離脱できなくなる。また、かつら123a〜123cの形や色は任意に変更でき、これは本発明の範囲内で実施できることが理解されるであろう。例えば、髪の毛の色については、既存の金色、銀色、グレー及び黒色の他に、赤色、青色などの様々な色のものを用意することで、ユーザが選択できるようにし、また、髪の毛の形についても、縮れ毛、ストレートやおかっぱなどの色々な形のものを用意することで、ユーザの選択の幅が広げられる。
【0031】
図8は、複製人形100に用いられる多様な形態の頭120a〜120cを示している。これらの頭120a〜120cの形態は、任意に変更可能であり、頭120a〜120cの形態に応じて、かつら123a〜123cの形や模様が決定される。頭120a〜120cは、その球形部114を骨格110を形成する連結部材111dの収容溝116に着脱することにより、ユーザによって任意に選択できるようにする。また、頭120a〜120cの顔面部122には、後述する目や鼻などを着脱自在に取り付けるための嵌合孔124が形成されている。これについては、図9を参照して説明する。
【0032】
図9は、複製人形100に用いられる様々な形態の眉毛、目、鼻、口及び耳を示している。頭120a〜120cの顔面部122に形成された嵌合孔124のそれぞれに、あらかじめ作られた色々な形態の眉毛125a〜125c、目126a〜126d、鼻127a〜127c、口128a〜128c、及び耳129a〜129dを嵌合することにより、最終的に顔が形成される。眉毛125a〜125c、目126a〜126d、鼻127a〜127c、口128a〜128c及び耳129a〜129dは、頭120a〜120cの場合と同じシリコン素材から作られ、この裏面側には、嵌合孔124に嵌合する突起(図示せず)が形成されている。また、これらの着脱手段として、嵌合孔と突起の代わりに、眉毛125a〜125c、目126a〜126d、鼻127a〜127c、口128a〜128c及び耳129a〜129dのそれぞれの裏面に、粘着面を形成することで、着脱自在とすることもできる。眉毛125a〜125c、目126a〜126d、鼻127a〜127c、口128a〜128c及び耳129a〜129dの形や模様は、図示のものに限定されず、他の形や模様に変形することができる。
【0033】
図10および図11は、複製人形100に用いられる手及び足の形態などを示している。手130及び足140は、人造皮膚160と同様にシリコン素材から形成され、強度を付与するための鉄芯132、142が内蔵されている。鉄芯132、142は、手130及び足140の成形時に一体的に内蔵されるが、これは一般的な技術であるので、その詳しい説明は省略する。
【0034】
図12および図13は、複製人形100に用いられる他の形態の手を示している。本実施例の手200は、多数の連結部材210、およびこれらの連結部材210相互間を着脱自在に連結する多数の折曲部212から成る指220と、指220につながる手のひら部240と、これらの表面を被覆する人造皮膚260によって構成されている。
【0035】
人造皮膚260は、容易に被覆できるように手と同じ形状になっており、特に軟質のシリコン素材から形成され、伸縮性を持つので、手袋を嵌める方式で簡単に被覆することができる。
【0036】
手200についても、連結部材210のサイズや個数に応じて、そのサイズを任意に調節することができ、また、人造皮膚260の色も、前記実施例のように任意に設定することができる。その他、連結部材210及び手のひら部240の素材、並びに連結部材210及び折曲部212の構成は、前記実施例と同一であるので、それらの具体的な説明は省略する。
【0037】
図14および図15は、複製人形100に用いられる他の形態の足を示している。本実施例の足300は、多数の連結部材310、およびこれらの連結部材310相互間を着脱自在に連結する多数の折曲部312から成る足指320と、足指320につながる甲及びかかと部340と、これらの表面を被覆する人造皮膚360で構成されている。
【0038】
人造皮膚360は、容易に被覆できるように足と同じ形状になっており、特に軟質のシリコン素材から形成され、伸縮性を持つので、くつ下を履く方式で簡単に被覆することができる。
【0039】
足300についても、連結部材310のサイズや個数に応じて、そのサイズを任意に調節することができ、また、人造皮膚360の色も、前記実施例のように任意に設定することができる。その他、連結部材310や甲及びかかと部340の素材、並びに連結部材310及び折曲部312の構成は、前記実施例と同一であるので、それらの具体的な説明は省略する。
【0040】
図16は、本発明を動物人形に適用した例を示している。本実施例の動物人形400は、犬をモデルにしたものであり、その他の組立構成は前記実施例と同一であるので、その具体的な説明は省略する。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の複製人形は、頭、手及び足などを、連結部材及び折曲部によって回転可能にし、人間の全ての動作を表現することができる。また、連結部材に体型調節用の人造筋肉を任意に取り付けることによって、太った体型、痩せた体型または筋肉質の体型を選択的に作ることができ、しかも任意の色の人造皮膚で被覆することで、多様な人種の人形を作ることができる。なお、骨格を形成する連結部材のサイズ及び太さを調節することにより、背の高い人形、背の低い人形を選択的に作ることができる。さらに、かつらや履き物などの各種小品を任意に付加することにより、自分の好みの人形を作ることができる。また、これを動物などに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複製人形の正面図である。
【図2】図1の複製人形に用いられる人造皮膚のみを分離して示す斜視図である。
【図3】図1のa部分の拡大図である。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図である。
【図5】複製人形の脚骨格部に取り付ける脚人造筋肉を示す斜視図である。
【図6】複製人形の腕骨格部に取り付ける腕人造筋肉を示す斜視図である。
【図7】複製人形に用いられる毛髪の形態を示す図である。
【図8】複製人形に用いられる顔の形態を示す図である。
【図9】複製人形に用いられる眉毛、目、鼻、口及び耳の形態を示す図である。
【図10】複製人形に用いられる手の形態を示す図である。
【図11】複製人形に用いられる足の形態を示す図である。
【図12】複製人形に用いられる他の形態の手を示す図である。
【図13】図12の手の構成を示す図である。
【図14】複製人形に用いられる他の形態の足を示す図である。
【図15】図14の足の構成を示す図である。
【図16】本発明を動物人形に適用した例を示す図である。
【符号の説明】
100 複製人形
110 人造骨格(骨格)
111a〜111h 連結部材
112 折曲部
114 球形部
116 収容溝
118 連結具
120 頭
124 嵌合孔
125a〜125c 眉毛
126a〜126d 目
127a〜127c 鼻
128a〜128c 口
130 手
140 足
152a、152b 人造筋肉
157a、157b スリット
160 人造皮膚
200 手
210 連結部材
212 折曲部
220 指
240 手のひら部
300 足
310 連結部材
312 折曲部
320 足指
340 甲及びかかと部
Claims (7)
- 頭、手及び足を有する複製人形であって、
前記頭、手および足を一体に連結しながら骨格を形成するための多数の連結部材と、
これらの多数の連結部材の相互間、並びに頭、手及び足と前記多数の連結部材との間をそれぞれ着脱自在に連結し、前記骨格の関節部を形成するための折曲部と、
当該折曲部を有する連結部材を着脱自在に被覆することによって、腕、脚および胴体をそれぞれ形成するための複数の人造皮膚と、
前記連結部材の腕部及び脚部に着脱自在に取り付けられ、当該複製人形の体型を調節するための体型調節用の人造筋肉と、を備え、
当該体型調節用の人造筋肉に前記人造皮膚が被覆され、
前記体型調節用の人造筋肉は、弾性を有する柔軟な素材で両端が開口した中空筒状に形成され、その側部に長さ方向に沿ってスリットが形成されるとともに、前記連結部材の前記腕部及び前記脚部に取り付けられることを特徴とする複製人形。 - 前記顔に、眉毛、鼻、目及び口を着脱自在に嵌合するための嵌合孔が設けられていることを特徴とする、請求項1記載の複製人形。
- 前記折曲部は、前記頭、手及び足の端部並びに前記連結部材の両端部にそれぞれ形成された球形部と、この球形部を着脱自在に且つ摺動可能に収容するための収容溝を両端部に形成した連結具と、を有することを特徴とする、請求項1記載の複製人形。
- 前記人造皮膚は、弾性を有する柔軟な素材で構成されていることを特徴とする、請求項1記載の複製人形。
- 前記人造皮膚は、白色、黄色及び黒色を含む互いに異なる複数の色でそれぞれ作られた複数の人造皮膚で構成されていることを特徴とする、請求項1記載の複製人形。
- 前記手は、複数の連結部材、及びこれら複数の連結部材の相互間を着脱自在に連結する折曲部を有する指と、この指につながる手のひら部とを備え、前記指及び手のひら部の表面に前記人造皮膚が被覆されていることを特徴とする、請求項1記載の複製人形。
- 前記足は、複数の連結部材、及びこれら複数の連結部材の相互間を着脱自在に連結する折曲部を有する足指と、この足指につながる甲及びかか部とを備え、前記足指並びに甲及びかかと部の表面に前記人造皮膚が被覆されていることを特徴とする、請求項1記載の複製人形。
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