JP3832290B2 - 無段変速機の前後進切り換え制御装置 - Google Patents

無段変速機の前後進切り換え制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Vベルト式無段変速機やトロイダル型無段変速機に代表される無段変速機の前後進切り換え制御装置、特に無段変速機の回転方向に対応するとは矛盾する走行レンジである時のショック防止用の前後進切り換え制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無段変速機は無段階に変速比を選択することができ、例えば、1992年1月に本願出願人である日産自動車(株)が発行した「NISSANマーチ新型車解説書(K−11)」(C−11)に記載されたVベルト式無段変速機に見られるように、運転者が希望する走行形態に応じて選択するレンジ毎に予め設定してある変速マップをもとに、走行条件に応じた目標変速比を求め、この目標変速比となるよう無段階に変速を行う構成とする。
【0003】
ところで無段変速機はそれ自身で出力回転を逆にすることができないため、無段変速機構とエンジンとの間に前後進切り換え機構を具え、その内部における前進用摩擦要素および後退用摩擦要素(クラッチやブレーキ)のうち前進用摩擦要素を締結させることで無段変速機構がエンジンから前進回転を入力され、代わりに後退用摩擦要素を締結させることで無段変速機構がエンジンから逆向きの後退回転を入力されるようにするのが普通である。
【0004】
しかし、上記無段変速機構の前進回転伝動中に後退走行用のRレンジにしたり、無段変速機構の後退回転伝動中に前進走行用のDレンジにすると、無段変速機構の回転方向を急に逆転させることになるから諸々の弊害が生ずる。
そこで従来、特開平11−201279号公報により、上記のごとく無段変速機構の回転方向とは矛盾する走行レンジに切り換えられた時は、当該走行レンジに対応した伝動状態への切り換え(シフト)が行わることのないようにした技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かように走行レンジに対応した伝動状態への切り換えを全く禁止するというのでは、運転者が車庫入れなどで急な前後進切り換えを希望して完全に停車する前に、つまり無段変速機構が未だ前進回転伝動中なのにRレンジにしたり、無段変速機構が未だ後退回転伝動中なのにDレンジにした時に、運転者が希望するような伝動状態の急な切り換えによる走行形態を不能にし、運転者が違和感を感じたり不満に思うという問題を生ずる。
【0006】
本発明は、上記した後者の文献に記載のようにシフトの禁止を行う代わりに、取り敢えず走行レンジに対応した伝動状態を実現するよう、走行レンジに対応した前後進切り換え機構における摩擦要素を締結させて運転者の上記違和感や不満を解消するが、この際かかる摩擦要素の締結をスリップ状態で行うことにより、回転方向が逆になることで発生する傾向にある大きなショックを緩和しつつ、そして無段変速機構の耐久性を悪化させることなく上記の問題解決を実現し得るようにした無段変速機の前後進切り換え制御装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的のため請求項1に記載の発明による無段変速機構の前後進切り換え制御装置は、
エンジン回転を前後進切り換え機構により可逆転下に無段変速機構へ入力可能な無段変速機において、
前記無段変速機構の回転方向が、選択されている走行レンジに対応した回転方向とは逆向きの回転である間、該走行レンジに対応した前記前後進切り換え機構における前進用摩擦要素または後退用摩擦要素の伝達トルク容量を、前記逆向きの回転によって発生する衝撃トルクよりも小さく、エンジンの定常トルクよりも大きくする。
【0008】
これにより、該逆向きの回転である間は該摩擦要素をスリップ状態で締結させて、該走行レンジに対応した伝動状態を実現するよう構成したことを特徴とするものである。
【0009】
前記した摩擦要素のスリップ状態での締結に当たってはこれを、請求項2に記載の発明のように、
中立レンジから前進走行レンジまたは後進走行レンジへの切り換え時は、アクセルペダルの踏み込み速度に関係なく実行し、前進走行レンジまたは後進走行レンジが保たれている間は急なアクセルペダルの踏み込み操作がなされた場合に限って実行するようにするのがよい。
【0010】
前記無段変速機構の回転方向を検出するに際しては、請求項3に記載の発明のように、
回転方向検出部に2個の位相をずらせた歯列を設け、これら歯列にそれぞれ対向させて設けた一対の回転センサが歯の存在を検出して出力する信号の位相ずれの方向から無段変速機構の回転方向を検出することができる。
【0011】
前記無段変速機構の回転方向を検出するに際しては、請求項4に記載の発明のように、
回転方向検出部に各歯先面が回転方向へ同じように傾斜した1個の歯列を設け、この歯列に対向させて設けたアナログ回転センサが歯先面までの距離に応じたレベルの信号を出力するようにして該信号レベルの傾斜方向から無段変速機構の回転方向を検出することができる。
【0012】
前記無段変速機構の回転方向を検出するに際しては、請求項5に記載の発明のように、
回転方向検出部に歯の間隔が一部不規則な1個の歯列を設け、この歯列に対向させると共に回転方向に位置ずれさせて設けた2個の回転センサが歯の存在を検出してそれぞれ出力する信号間で不規則部が何れの方向にずれているかにより無段変速機構の回転方向を検出することができる。
【0013】
前記無段変速機構の回転方向を検出するに際しては、請求項6に記載の発明のように、
回転方向検出部に、歯の間隔が一部において2種類の不規則な間隔となっている1個の歯列を設け、この歯列に対向させて設けた1個の回転センサが歯の存在を検出して出力する信号内における2種類の不規則部の位相ずれの方向から無段変速機構の回転方向を検出することができる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、前後進切り換え機構を介してエンジン回転を可逆転下に入力される無段変速機構の回転方向が、選択されている走行レンジに対応した回転方向とは逆向きの回転である間、つまり無段変速機構が未だ伝動中なのに伝動方向と矛盾する走行レンジへ切り換えがあると、
当該走行レンジに対応した前後進切り換え機構における前進用摩擦要素または後退用摩擦要素をスリップ状態で締結させることにより当該走行レンジに対応した伝動状態を実現する。
【0015】
よって、運転者が車庫入れなどで急な前後進切り換えを希望して完全に停車する前に、つまり無段変速機構が未だ前進回転伝動中なのにRレンジにしたり、無段変速機構が未だ後退回転伝動中なのにDレンジにした時にも、運転者が希望するような伝動状態の急な切り換えによる走行形態が不能になることがなく、従来はこの走行形態が不能であったために運転者が違和感を感じたり不満に思うという問題を生じていたが、請求項1に記載の発明によればこの問題解決を実現することができる。
ところでこの際、上記摩擦要素の締結をスリップ状態で行うことから、回転方向が逆になることで発生する傾向にある大きなショックを緩和しつつ、そして無段変速機構の耐久性を悪化させることなく上記の問題解決を実現することができる。
【0016】
また請求項1に記載の発明のよれば、上記のごとくスリップ状態で締結される摩擦要素の伝達トルク容量を、上記逆向きの回転によって発生する衝撃トルクよりも小さく、エンジンの定常トルクよりも大きな伝達トルク容量にするから、
上記ショックの緩和を実現するといっても、エンジンのトルクを伝達できなくなって摩擦要素がスリップするような弊害を生ずることはない。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、前記した摩擦要素のスリップ状態での締結を、中立レンジから前進走行レンジへの切り換え時または中立レンジから後進走行レンジへの切り換え時はアクセルペダルの踏み込み速度に関係なく実行し、前進走行レンジが保たれている間または後進走行レンジが保たれている間は急なアクセルペダルの踏み込み操作がなされた場合に限って実行するため、
中立レンジから走行レンジへの切り換え時に要求される前記の作用効果を確実に奏し得る反面、走行レンジが保たれている間に無駄な上記スリップ状態が発生して動力損失が生ずるのを防止しつつ、減速状態から急なアクセルペダルの踏み込み操作がなされた時のショックを確実に緩和することができる。
【0018】
無段変速機構の前記回転方向を検出するに際しては、請求項3〜6に記載の発明のようにして当該検出を行うのがよく、いずれの構成によっても簡単な構成で回転方向の検出を確実に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1乃至図5は、本発明一実施の形態になる前後進切り換え制御装置をVベルト式無段変速機に適用した例を示す。
【0020】
図1は、同Vベルト式無段変速機の伝動系を示し、この伝動系は、エンジン1からの回転をトルクコンバータ2を経て入力される入力軸3と、前後進切換え機構4と、Vベルト式無段変速機構5と、ディファレンシャルギヤ装置6とで構成する。
前後進切換え機構4は、ダブルピニオン型遊星歯車組7を具え、前進クラッチ8の締結により入力軸3の回転をそのままVベルト伝動機構5に伝達することができ、後退ブレーキ9の締結により入力軸3の回転を逆転してVベルト式無段変速機構5に伝達することができるものとする。
【0021】
Vベルト式無段変速機構5は、前後進切換え機構4からの回転を入力される駆動側のプライマリプーリ10と、従動側のセカンダリプーリ11と、これらプーリ10,11間に掛け渡したVベルト12とで構成する。
ここでプライマリプーリ10およびセカンダリプーリ11はそれぞれ、一方のフランジを他方のフランジと共に回転するが、軸線方向へ変位可能な可動フランジとし、これら可動フランジの位置を油圧により制御可能とする。
【0022】
Vベルト式無段変速機構5は、プライマリプーリ10への回転をVベルト12を介してセカンダリプーリ11および出力軸13に順次伝達する。
そしてこの伝動中、セカンダリプーリ11の上記可動フランジに、変速機入力トルクに応じたライン圧を供給し、プライマリプーリ10の上記可動フランジに、このライン圧を元圧として変速制御弁が決定した変速制御圧を供給することで、セカンダリプーリ11へのライン圧に対するプライマリプーリ10への変速制御圧の比により両プーリ19,11の可動フランジの位置を決定して、両プーリ10,11に対するVベルト12の巻掛け円弧径、つまり、プーリ間伝動比(変速比)を決定する。
【0023】
よってVベルト式無段変速機構5は、変速制御圧を上昇させることで変速比を最低速変速比から連続的に高速側変速比に向けて無段階に変化させる変速を行うことができ、変速制御圧を低下させることで変速比を逆に連続的に最低速変速比へ向けて無段階に変化させる変速を行うことができる。
【0024】
Vベルト式無段変速機構5から出力軸13への回転は、平行軸歯車組14を介してディファレンシャルギヤ装置6に入力され、このディファレンシャルギヤ装置6は図示せざる車両の左右駆動輪を差動下に駆動するものとする。
【0025】
図2は、前進クラッチ8および後退ブレーキ9を締結、解放制御すると共に、締結に当たってこれら前進クラッチ8および後退ブレーキ9の締結圧Pc,Pbをデューティ制御することで前進クラッチ8および後退ブレーキ9の伝達トルク容量を個々に決定するための前後進切り換え制御システムを示す。
【0026】
このシステムは前後進切り換え制御弁21を具え、運転者が前進走行を希望して前進走行(D,L)レンジにする時、制御圧力源22の圧力Poを回路23から前進クラッチ8に供給してこれを締結する前進クラッチ圧Pcを上昇させると同時に後退ブレーキ9への回路24をドレンポートに通じてこれを解放するものとする。
【0027】
前後進切り換え弁21は更に、運転者が後退走行を希望して後退走行(R)レンジにする時、制御圧力源22の圧力Poを回路24から後退ブレーキ9に供給してこれを締結する後退ブレーキ圧Pbを上昇させると同時に前進クラッチ8への回路23をドレンポートに通じてこれを解放するものとする。
【0028】
なお、運転者が駐停車を希望して駐車(P)レンジまたは中立(N)レンジにする時前後進切り換え弁21は、回路23,24を制御圧力源22から遮断すると共にドレンポートに通じて前進クラッチ8および後退ブレーキ9を解放するものとする。
【0029】
前進クラッチ8の締結圧Pcおよび後退ブレーキ9の締結圧Pbをデューティ制御するため、回路23,24にそれぞれデューティソレノイド25,26を接続して設け、これらソレノイド25,26はそれぞれ駆動デューティDc,Dbに応じて対応する締結圧Pc,Pbを後述するごとくに制御するものとする。
【0030】
ソレノイド25,26の駆動デューティDc,Dbはコントローラ31により決定し、このコントローラ31には、スロットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ32からの信号と、無段変速機の選択レンジが駐停車(P,N)レンジか、前進走行(D,L)レンジか、後退走行(R)レンジかを判定するインヒビタスイッチ33からの信号と、トルクコンバータ2の出力回転数(変速機入力回転数)であるタービン回転数Ntを検出するタービン回転センサ34からの信号と、エンジン回転数Neを検出するエンジン回転センサ35からの信号と、図1に示すように設けた第1回転センサ36および第2回転センサ37からの信号とを入力する。
【0031】
第1回転センサ36および第2回転センサ37はそれぞれ、図3にも示すが、プライマリプーリ10の側面に同心に配置して設けた歯列16,17に対向させ、
これら歯列16,17は歯を同じ円周方向ピッチで有するが、位相を相互にずらしてプライマリプーリ1の側面に設ける。
これにより、第1回転センサ36および第2回転センサ37が歯列16,17内における歯の存在を検出して出力する信号の波形は、プライマリプーリ10がエンジン回転と同じ方向に回転する正方向回転時図4(a)のごとくになり、プライマリプーリ10がエンジン回転と逆の方向に回転する逆方向回転時図4(b)のごとくになり、第1回転センサ36および第2回転センサ37の出力信号波形はプライマリプーリ10の回転方向により逆の位相ずれをもったものとなる。
【0032】
コントローラ31は、第1回転センサ36および第2回転センサ37の出力信号波形間における位相ずれの方向からプライマリプーリ10の回転方向、従って無段変速機構5の回転方向を検出すると共に、これら波形のいずれか一方を基に周知の方法でプライマリプーリ10の回転数を算出することができる。
【0033】
コントローラ31は、上記の各種入力情報をもとに図5に示す制御プログラムにより前後進切り換え機構4における前進クラッチ8および後退ブレーキ9の締結制御を、本発明の目的のために以下のごとくに行う。
図5のステップS11では上記の入力情報を読み込み、ステップS12で選択レンジがPレンジまたはNレンジか否かを、つまり非走行レンジか否かを判定する。
非走行レンジならステップS13で、当該非走行レンジの選択中であることを示すようにフラグFLAGに1をセットする。
しかして、非走行レンジでは前記した通り前進クラッチ8および後退ブレーキ9を共に解放するためこれらの締結制御が不要であるから制御をそのまま終了する。
【0034】
ステップS12で選択レンジが非走行レンジでないと判定する時、つまり走行レンジ(D,L,Rレンジ)が選択されていれば、ステップS14において前記のフラグFLAGが1か否かにより前回が非走行レンジだったか否かをチェックする。
ステップS14でフラグFLAG=1でないと判定する時は、つまり前回も走行レンジだったと判定する時は、ステップS15において前進クラッチ8および後退ブレーキ9を選択レンジに応じ通常通りに締結、解放制御し、制御を終了する。
【0035】
ステップS14でフラグFLAG=1であると判定する時、つまり前回非走行レンジだったと判定する時は、非走行レンジから走行レンジへのレンジ切り換え時であるから、本発明の目的を達成するためにステップS16においてプライマリプーリ10の回転方向が、選択されている走行レンジに対応した回転方向と一致しているか否かを判定する。
一致していれば、運転者が車庫入れなどで急な前後進切り換えを希望して完全に停車する前に、つまり無段変速機構が未だ前進回転伝動中なのにRレンジにしたり、無段変速機構が未だ後退回転伝動中なのにDレンジにしたような状況でなくて本発明が解決しようとする問題を生じないから、ステップS17で走行レンジ選択中であることを示すようにフラグFLAGを0にした後、ステップS15で前進クラッチ8および後退ブレーキ9を選択レンジに応じ通常通りに締結、解放制御し、制御を終了する。
【0036】
しかしステップS16でプライマリプーリ10の回転方向が、選択されている走行レンジに対応した回転方向と一致しておらず、これとは逆方向であると判定する間は、非走行レンジから走行レンジへの切り換えに際しプライマリプーリ10(無段変速機構5)が未だ伝動中でその伝動方向と矛盾する走行レンジへ切り換えがあったことになるから、以下のごとき本発明が狙いとする走行レンジに応じた前進クラッチ8および後退ブレーキ9の締結、解放制御、並びに締結圧制御を介した伝達トルク容量制御を行う。
【0037】
ちなみに上記矛盾する走行レンジへ切り換えは、図6のケース(1)におけるN→Dレンジ切り換えについて説明すると、Dレンジに対応したプライマリプーリ10の回転方向がエンジン回転方向と同じ正方向であるのにプライマリプーリ10の回転方向が逆に負の方向である場合をもって判断することができ、
図6のケース(3)におけるN→Rレンジ切り換えについて説明すると、Rレンジに対応したプライマリプーリ10の回転方向がエンジン回転方向と逆の負方向であるのにプライマリプーリ10の回転方向が正方向である場合をもって判断することができる。
【0038】
ステップS16でプライマリプーリ10の回転方向が選択レンジに対応した回転方向とは逆の方向の回転であると判定する間は、ステップS18において、選択中の走行レンジに対応した前進クラッチ8(D、Lレンジ選択時)または後退ブレーキ9(Rレンジ選択時)の締結圧Pc,Pbをソレノイド25,26のデューティDc,Dbによって、プライマリプーリ10への入力トルク(クラッチ8またはブレーキ9の伝達トルク容量)が図7にTaで示すごとく上記逆向きの回転に起因した衝撃トルクTpよりも小さく、エンジンの定常トルクTeよりも大きな伝達トルク容量となるよう通常よりも低い値に制御する。
【0039】
ステップS18で上記のごとくに行う前進クラッチ8の締結圧Pcまたは後退ブレーキ9の締結圧Pbの低下制御は、ステップS19でトルクコンバータ2の入出力回転数差であるスリップ量(Ne−Nt)が設定値以下になったと判定するまで、つまり選択レンジに対応した回転方向とは逆方向のプライマリプーリ10の回転が解消されるまで、ステップS19が制御をステップS18に戻すことで継続し、当該逆方向の回転が解消される時点で前進クラッチ8または後退ブレーキ9の締結圧低下制御を終了してステップS15での通常制御に移行する。
【0040】
かかる前進クラッチ8または後退ブレーキ9の締結圧低下制御によれば、プライマリプーリ10の回転方向が、選択されている走行レンジに対応した回転方向とは逆向きの回転である間、つまり無段変速機構が未だ伝動中なのに伝動方向と矛盾する走行レンジへ切り換えがある時、当該走行レンジに対応した前後進切り換え機構4における前進クラッチ8または後退ブレーキ9をスリップ状態で締結させることから、当該走行レンジに対応した伝動状態が実現されることとなり、運転者が車庫入れなどで急な前後進切り換えを希望して完全に停車する前に、つまり無段変速機構5が未だ前進回転伝動中なのにRレンジにしたり、無段変速機構5が未だ後退回転伝動中なのにD,Lレンジにした時にも、運転者が希望するような伝動状態の急な切り換えによる走行形態が不能になることがなく、従来この走行形態が不能になるために生じていた違和感や不満を解消することができる。
【0041】
ところでこの際、走行レンジに対応した伝動状態が実現されるようにするといっても、前進クラッチ8または後退ブレーキ9をスリップ状態で締結させることにより走行レンジに対応した伝動状態を実現するから、回転方向が逆になることで発生する傾向にある大きなショックを緩和しつつ、そして無段変速機構5の耐久性を悪化させることなく上記の問題解決を実現することができる。
ちなみに、図8のごとく後退走行中車速VSPが0になる停車瞬時t2よりも前の瞬時t1にN→Dレンジ切り換えを行うと共にエンジン回転数Neを図示のように上昇させる操作を行った場合につき説明すると、瞬時t1からトルクコンバータ2のスリップ量(Ne−Nt)が図5のステップS19における設定値以下になる瞬時t3までの間(図8にハッチングを付して示す)において、図5のステップS18による前進クラッチ8または後退ブレーキ9を締結圧低下制御が行われる。
【0042】
そして図7につき前述したごとく、上記のごとくスリップ状態で締結される前進クラッチ8または後退ブレーキ9の伝達トルク容量Taを特に、上記逆向きの回転によって発生する衝撃トルクTpよりも小さく、エンジンの定常トルクTeよりも大きな伝達トルク容量にしたから、上記ショックの緩和を実現するといっても、エンジンのトルクを伝達できなくなって前進クラッチ8または後退ブレーキ9がスリップするような弊害を生ずることはない。
【0043】
なお図6にケース(2),(4)として示すように、図5のステップS14でフラグFLAG=1でない(前回も走行レンジ)と判定する時、つまりD,Rレンジ状態が継続している場合においても、ステップS16におけると同様の判定を行い、プライマリプーリ10の回転方向が選択レンジに対応した回転方向とは逆方向の回転であると判定する間は、図6のケース(2),(4)の末尾欄に示すごとくスロットル開度TVOの急増判定によりアクセルペダルが急に踏み込まれたのを検出した時に、ステップS18およびステップS19と同様の処理を行って選択中の走行レンジに対応した前進クラッチ8(D、Lレンジ選択時)または後退ブレーキ9(Rレンジ選択時)の締結圧Pc,Pbを、プライマリプーリ10への入力トルク(クラッチ8またはブレーキ9の伝達トルク容量)がアクセルペダルの急踏みに起因した衝撃トルクよりも小さく、エンジンの定常トルクよりも大きな伝達トルク容量となるような低下制御する。
【0044】
しかして当該前進クラッチ8または後退ブレーキ9の締結圧低下制御は、プライマリプーリ10の回転方向が選択レンジに対応した回転方向とは逆方向の回転であっても、アクセルペダルの急な踏み込みがなければ実行しない。
かかる構成によれば、走行レンジが保たれている間に無駄な上記前進クラッチ8または後退ブレーキ9の締結圧低下制御が行われて前進クラッチ8または後退ブレーキ9の無駄なスリップ状態の発生により動力損失が生ずるのを防止しつつ、減速状態から急なアクセルペダルの踏み込み操作がなされた時のショックを確実に緩和することができる。
【0045】
なお、非走行レンジから走行レンジへの切り換え時および走行レンジの保持中の何れにおいても、ステップS18の実行中にエンジン出力トルクの低下制御を併用すればショックの軽減を更に確実なものにすることができて大いに有利であることは言うまでもない。
【0046】
また、プライマリプーリ10(無段変速機構5)の回転方向を検出するに際しては、図1、図3および図4につき前述したような構成を用いる代わりに図9〜図12に示すような構成を用いてもよい。
図9の構成においては、プライマリプーリ10(図1参照)の側面に同心に1個の歯列41を設け、(a),(b)に示すように該歯列41の各歯先面をプライマリプーリ回転方向へ同じように傾斜させる。
そして、この歯列41に対向させて1個のアナログ回転センサ42を設け、このセンサ42が歯先面までの距離に応じたレベルの信号を出力するように構成する。
この場合、プライマリプーリ10がエンジン回転と同じ方向に回転する正転時におけるセンサ42の出力信号波形は(c)で示すごとくになり、プライマリプーリ10がエンジン回転と逆の方向に回転する逆転時におけるセンサ42の出力信号波形は(d)で示すごとくになり、信号レベルの傾斜方向からプライマリプーリ10の回転方向を検出することができる。
【0047】
図10の構成においては、プライマリプーリ10(図1参照)の側面に同心に1個の歯列43を設け、(a),(b)に示すように該歯列43の歯間隔を部分的に長くして不規則にする。
この歯列43に対向させると共にプライマリプーリ回転方向に位置ずれさせて2個のディジタル回転センサ44,45を設け、これら第1回転センサ44および第2回転センサ45がそれぞれ歯列43における歯の存在を検出して、正転時は(c)のような出力信号波形を発生し、逆転時は(d)のような出力信号波形を発生するようになす。
この場合(c),(d)の比較から明らかなように、第1回転センサ44および第2回転センサ45がそれぞれ出力する信号間で歯間隔を長くされた不規則部が何れの方向にずれているかによりプライマリプーリ10の回転方向を検出することができる。
【0048】
図11の構成においては、プライマリプーリ10(図1参照)の側面に同心に1個の歯列46を設け、(a),(b)に示すように該歯列46の歯間隔を歯列の一部において2種類の異なる長さとし、他の間隔よりも長い2種類の長さの不規則な間隔を設定する。
そして、この歯列46に対向させて1個のディジタル回転センサ47を設け、このセンサ47が歯列46における歯の存在を検出して信号を出力するように構成する。
この場合、プライマリプーリ10がエンジン回転と同じ方向に回転する正転時におけるセンサ47の出力信号波形は(c)で示すごとくになり、プライマリプーリ10がエンジン回転と逆の方向に回転する逆転時におけるセンサ47の出力信号波形は(d)で示すごとくになり、出力信号波形内における2種類の不規則部の位相ずれの方向からプライマリプーリ10の回転方向を検出することができる。
【0049】
図12の構成においては、プライマリプーリ10(図1参照)の側面に同心に2個の歯列48,49を設け、一方の歯列48はこれに対向させて設けた回転センサ50と共に専ら回転速度の検出のみに供し、他方の歯列49はこれに対向させて設けた一対のディジタル式の第1回転センサ51および第2回転センサ52と共にプライマリプーリの回転方向の検出のみに供することとし、これがため歯列49は(a),(b)に示すように数個の歯しか持たない構成とする。
第1回転センサ51および第2回転センサ52は、歯列49における歯の存在を検出して信号を出力し、
プライマリプーリ10がエンジン回転と同じ方向に回転する正転時における第1回転センサ51および第2回転センサ52の出力信号波形は(c)で示すごとくになり、プライマリプーリ10がエンジン回転と逆の方向に回転する逆転時における第1回転センサ51および第2回転センサ52の出力信号波形は(d)で示すごとくになり、第1回転センサ51の出力信号波形に対する第2回転センサ52の出力信号波形の位相ずれの方向からプライマリプーリ10の回転方向を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施の形態になる前後進切り換え制御装置を具えたVベルト式無段変速機の伝動系を示す略線図である。
【図2】 同実施の形態になる前後進切り換え制御装置を示すシステム図である。
【図3】 同実施の形態において用いるプライマリプーリの回転センサを示す説明図である。
【図4】 同プライマリプーリ回転センサの出力信号波形を示し、
(a)は、プライマリプーリがエンジンと同じ方向に回転する正転時の出力信号波形を示し、
(b)は、プライマリプーリがエンジンと逆の方向に回転する逆転時の出力信号波形を示す波形図である。
【図5】 同実施の形態における前後進切り換え制御装置のコントローラが実行する、前進クラッチおよび後退ブレーキの締結圧低下制御プログラムを示すフローチャートである。
【図6】 同制御プログラムにおいて前進クラッチおよび後退ブレーキの締結圧低下制御を実行すべきと判断する条件を示す論理図である。
【図7】 同制御プログラムによる前進クラッチおよび後退ブレーキの締結圧低下制御態様を例示するタイムチャートである。
【図8】 同制御プログラムによる前進クラッチおよび後退ブレーキの締結圧低下制御領域を例示するタイムチャートである。
【図9】 プライマリプーリ回転センサの他の構成例を示し、
(a)は、回転センサを示す構成図、
(b)は、歯列を示す展開側面図、
(c)は、プライマリプーリがエンジンと同じ方向に回転する正転時の出力信号波形を示す波形図、
(d)は、プライマリプーリがエンジンと逆の方向に回転する逆転時の出力信号波形を示す波形図である。
【図10】 プライマリプーリ回転センサの更に他の構成例を示し、
(a)は、回転センサを示す構成図、
(b)は、歯列を示す展開側面図、
(c)は、プライマリプーリがエンジンと同じ方向に回転する正転時の出力信号波形を示す波形図、
(d)は、プライマリプーリがエンジンと逆の方向に回転する逆転時の出力信号波形を示す波形図である。
【図11】 プライマリプーリ回転センサの更に別の構成例を示し、
(a)は、回転センサを示す構成図、
(b)は、歯列を示す展開側面図、
(c)は、プライマリプーリがエンジンと同じ方向に回転する正転時の出力信号波形を示す波形図、
(d)は、プライマリプーリがエンジンと逆の方向に回転する逆転時の出力信号波形を示す波形図である。
【図12】 プライマリプーリ回転センサの他の構成例を示し、
(a)は、回転センサを示す構成図、
(b)は、歯列を示す展開側面図、
(c)は、プライマリプーリがエンジンと同じ方向に回転する正転時の出力信号波形を示す波形図、
(d)は、プライマリプーリがエンジンと逆の方向に回転する逆転時の出力信号波形を示す波形図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 入力軸
4 前後進切換え機構
5 Vベルト式無段変速機構
6 ディファレンシャルギヤ装置
7 ダブルピニオン型遊星歯車組
8 前進クラッチ
9 後退ブレーキ
10 プライマリプーリ
11 セカンダリプーリ
12 Vベルト
13 出力軸
16 歯列
17 歯列
21 前後進切り換え制御弁
22 制御圧力源
23 前進クラッチ圧回路
24 後退ブレーキ圧回路
25 前進クラッチ圧制御用デューティソレノイド
26 後退ブレーキ圧制御用デューティソレノイド
31 コントローラ
32 スロットル開度センサ
33 インヒビタスイッチ
34 タービン回転センサ
35 エンジン回転センサ
36 プライマリプーリ第1回転センサ
37 プライマリプーリ第2回転センサ
41 歯列
42 回転センサ
43 歯列
44 第1回転センサ
45 第2回転センサ
46 歯列
47 回転センサ
48 歯列
49 歯列
50 回転センサ
51 第1回転センサ
52 第2回転センサ

Claims (6)

  1. エンジン回転を前後進切り換え機構により可逆転下に無段変速機構へ入力可能な無段変速機において、
    前記無段変速機構の回転方向が、選択されている走行レンジに対応した回転方向とは逆向きの回転である間、該走行レンジに対応した前記前後進切り換え機構における前進用摩擦要素または後退用摩擦要素の伝達トルク容量を、前記逆向きの回転によって発生する衝撃トルクよりも小さく、エンジンの定常トルクよりも大きくすることにより、該逆向きの回転である間は該摩擦要素をスリップ状態で締結させて、該走行レンジに対応した伝動状態を実現するよう構成したことを特徴とする無段変速機の前後進切り換え制御装置。
  2. 請求項1において、前記走行レンジは前進走行レンジと後進走行レンジとを含み、前記摩擦要素のスリップ状態での締結を、中立レンジから前進走行レンジまたは後進走行レンジへの切り換え時は、アクセルペダルの踏み込み速度に関係なく実行し、前進走行レンジまたは後進走行レンジが保たれている間は急なアクセルペダルの踏み込み操作がなされた場合に限って実行するよう構成したことを特徴とする無段変速機の前後進切り換え制御装置。
  3. 請求項1または2において、前記無段変速機構の回転方向を検出するに際し、回転方向検出部に2個の位相をずらせた歯列を設け、これら歯列にそれぞれ対向させて設けた一対の回転センサが歯の存在を検出して出力する信号の位相ずれの方向から無段変速機構の回転方向を検出するよう構成したことを特徴とする無段変速機の前後進切り換え制御装置。
  4. 請求項1または2において、前記無段変速機構の回転方向を検出するに際し、回転方向検出部に各歯先面が回転方向へ同じように傾斜した1個の歯列を設け、この歯列に対向させて設けたアナログ回転センサが歯先面までの距離に応じたレベルの信号を出力するようにして該信号レベルの傾斜方向から無段変速機構の回転方向を検出するよう構成したことを特徴とする無段変速機の前後進切り換え制御装置。
  5. 請求項1または2において、前記無段変速機構の回転方向を検出するに際し、回転方向検出部に歯の間隔が一部不規則な1個の歯列を設け、この歯列に対向させると共に回転方向に位置ずれさせて設けた2個の回転センサが歯の存在を検出してそれぞれ出力する信号間で不規則部が何れの方向にずれているかにより無段変速機構の回転方向を検出するよう構成したことを特徴とする無段変速機の前後進切り換え制御装置。
  6. 請求項1または2において、前記無段変速機構の回転方向を検出するに際し、回転方向検出部に、歯の間隔が一部において2種類の不規則な間隔となっている1個の歯列を設け、この歯列に対向させて設けた1個の回転センサが歯の存在を検出して出力する信号内における2種類の不規則部の位相ずれの方向から無段変速機構の回転方向を検出するよう構成したことを特徴とする無段変速機の前後進切り換え制御装置。
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