JP3831687B2 - ペレットおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押出機を使用して作られる発泡材の原料を構成するペレットおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−273800公報は、紙成分と熱可塑性合成樹脂と植物性材料と水とを押出機の内部で加熱しながら混練し、押出機の内部における水の気化を利用して紙成分と合成樹脂と植物性材料とからなる混合物を所定倍率に発泡させた発泡材とその製造方法を開示している。
【0003】
この発泡材は、紙成分として古紙を破砕した破砕物を使用し、合成樹脂としてパウダー状のポリプロピレンホモポリマーを使用するとともに、植物性材料としてコーンスターチを使用している。この発泡材は、それに古紙を破砕した破砕物とコーンスターチとが含まれているので、資源の有効利用に役立つとともに、発泡材が合成樹脂のみから作られている場合と比較し、発泡材の焼却時における燃焼カロリーを低下させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報に開示の発泡材では、破砕物やパウダー状ポリプロピレンホモポリマー、コーンスターチ各々の比重や嵩が異なることから、発泡材の製造時に押出機の内部においてそれらが均一に分散せず、製造された発泡材の一部分に破砕物やコーンスターチが偏在する場合がある。破砕物やコーンスターチが発泡材の一部分に偏在すると、その部分における発泡材の強度が著しく低下してしまう。
【0005】
この発泡材の製造時では、押出機の内部における破砕物の分散不良によって、破砕物が押出機のスクリュに集中し、破砕物がスクリュに絡まったり、混合物に対するスクリュの噛み込みが不安定となり、それらによってスクリュの回転に脈動が生じ、混合物が発泡過剰や発泡不良を起こしてしまう場合がある。また、この発泡材の製造時では、押出機の内部における破砕物の分散不良によって、破砕物がダイの一部分に集中し、ダイが目詰まりを起こす場合があるので、発泡材を長時間連続して製造することが困難になる。
【0006】
本発明の課題は、押出機の内部における原料の分散不良を防ぐことができ、押出機を使用して発泡材を長時間連続して作ることができるペレットおよびその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、押出機を使用して作られる発泡材の原料を構成するペレットである。
【0008】
前記前提における本発明の特徴は、前記ペレットが、植物系親水性天然高分子を微粉砕して作られた第1微粉体と、紙および製紙される以前のパルプのうちの少なくとも一方を微粉砕して作られた第2微粉体と、無機化合物を微粉砕して作られた第3微粉体との混合物であって、所定量の水分を含有し、前記第1微粉体の粒子径が、30〜200μmの範囲、前記ペレットの全重量に対する前記第1微粉体の重量比が20〜69.5%、前記ペレットの全重量に対する前記第2微粉体の重量比が20〜60%、前記ペレットの全重量に対する前記第3微粉体の重量比が0.5〜35%の範囲にあり、前記第1〜第3微粉体が、前記ペレットに略均一に分散し、前記ペレットの水分含有量が、前記ペレットの全重量に対して5〜30%の範囲、前記ペレットの嵩比重が、0.2〜1.0の範囲にあり、前記ペレットが、100〜490Nの圧力で崩壊し、かつ、150〜190℃の温度で溶解することにある。
【0009】
【0010】
【0012】
前記課題を解決するための本発明の他の前提は、押出機を使用して作られる発泡材の原料を構成するペレットの製造方法である。
【0013】
前記製造方法における本発明の特徴は、前記方法が、植物系親水性天然高分子を微粉砕して作られた第1微粉体と、紙および製紙される以前のパルプのうちの少なくとも一方を微粉砕して作られた第2微粉体と、無機化合物を微粉砕して作られた第3微粉体とに水を加え、混練機を使用して前記第1〜第3粉体を前記水とともに混練して流動性混合物を製造する混合物製造工程と、造粒機を使用して前記流動性混合物を湿式造粒した後、乾燥させて前記ペレットを製造するペレット製造工程とから形成され、前記第1〜第3粉体の粒子径が、30〜200μmの範囲、前記混練機で製造される前記流動性混合物の全重量に対する前記第1微粉体の重量比が20〜69.5%、前記流動性混合物の全重量に対する前記第2微粉体の重量比が20〜60%、前記流動性混合物の全重量に対する前記第3微粉体の重量比が0.5〜35%の範囲、前記混合物製造工程で加えられる前記水の割合が、前記混合物製造工程で混練される前記第1〜第3微粉体の全重量に対して20〜50%の範囲、前記水の温度が、1〜30℃の範囲にあり、前記第1〜第3微粉体が、製造されたペレットに略均一に分散していることにある。
【0014】
本発明にかかるペレットの製造方法の一例としては、前記ペレットの嵩比重が、0.2〜1.0の範囲にあり、前記ペレットが、100〜490Nの圧力で崩壊し、かつ、150〜190℃の温度で溶解する。
【0015】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明にかかるペレットおよびその製造方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0016】
図1は、一例として示すペレット1Aの斜視図である。このペレット1Aは、押出成形の技術を利用して作られる発泡材7(成型品)の原料を構成する(図3参照)。
【0017】
ペレット1Aは、植物系親水性天然高分子2から作られた第1微粉体P1と、植物繊維3から作られた第2微粉体2と、無機化合物4から作られた第3微粉体P3とを所定の割合で混合した混合物である(図2参照)。ペレット1Aは、所定量の水分を含有する。
【0018】
ペレット1Aには、植物系親水性天然高分子2の第1微粉体P1、植物繊維第2微粉体P、無機化合物第3微粉体Pの各々が略均一に分散している。それら微粉体P1,P2,P3の粒子径は、30〜200μmの範囲にある。ペレット1Aでは、それら微粉体P1,P2,P3が実質的に目視不能である。
【0019】
ペレット1Aは、柱状を呈する固形物であり、その嵩比重が0.2〜1.0の範囲にあり、100〜490Nの圧力で崩壊するとともに、150〜190℃の温度で溶解する。
【0020】
植物系親水性天然高分子2は、植物繊維と無機化合物とを接着するバインダーとして機能する。
【0021】
植物系親水性天然高分子には、デンプンを使用することができる。デンプンには、馬鈴薯、サツマイモ、コーンスターチ、米デンプン、小麦デンプン、コンニャク、タピオカ、改質デンプン、加工デンプン、のうちの少なくとも1つを使用することができる。植物系天然高分子には、デンプンの他に、ニカワ、寒天、フスマ、ヌカ、オカラ、ゼラチン、のうちの少なくとも1つを使用することもできる。
【0022】
第1微粉体P1は、植物系親水性天然高分子を粉砕機で微粉砕して作ることができる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
植物繊維には、紙が使用されている。紙には、バージン紙や古紙を使用することができる。紙には、それを製造するときに発生する破紙や損紙を使用することもできる。紙には、塩素と蛍光増白剤とを非含有のものを使用することが好ましい。古紙を原料とした植物繊維は、セルロース成分が95%以上であることが好ましい。第2微粉体Pは、紙を粉砕機で微粉砕して作ることができる。
【0028】
第2微粉体P2には、製紙される以前のパルプを使用することもできる。パルプから形成された微粉体Pは、パルプを粉砕機で微粉砕して作ることができる。パルプから作られた微粉体Pは、リグニン成分が1%以下のものを使用することが好ましい。
【0029】
パルプには、機械的パルプ、化学的機械パルプ、半化学的パルプ、化学的パルプ、のうちの少なくとも1つを使用することができる。パルプは、木材パルプを使用することが好ましいが、木材パルプにぼろパルプや茎桿パルプ、靭皮パルプ等のうちの少なくとも1つを混合することもできる。パルプは、塩素と蛍光増白剤とを非含有のものを使用することが好ましい。
【0030】
第2微粉体P2には、紙やパルプの他に、植物自体を使用することもできる。植物から形成された微粉体Pは、植物を粉砕機で微粉砕して作ることができる。植物には、パガス、ケナフ、アシ、麻、ミツマタ、コーゾ、ガンビ、竹、のうちの少なくとも1つを使用することができる。
【0031】
無機化合物は、酸化チタン、タルク、炭酸カルシウム、クレー、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、水酸化アルミ、水酸化マグネシウム、亜鉛華、貝殻カルシウム、石炭、のうちの少なくとも1つが使用されている。無機化合物第3微粉体Pは、無機化合物が塊状のものであれば、それを粉砕機で微粉砕して作ることができる。
【0032】
図2は、図1のペレット1Aの製造方法を示す工程概略図である。ペレット1Aの製造方法は、混練機11を使用して流動性混合物6を製造する混合物製造工程S1と、造粒機12を使用して混合物6からペレット1Aを製造するペレット製造工程S2とから形成されている。
【0033】
混合物製造工程S1では、植物系親水性天然高分子2から作られた第1微粉体P1と、植物繊維3から作られた第2微粉体P2と、無機化合物4から作られた第3微粉体P3とが混練機11に投入されるとともに、水Wが混練機11に注入される。混練機11では、その内部に設置されたスクリュ(図示せず)の回転によってそれら微粉体P1,P2,P3が水Wとともに混練され、粘性を有する粘土状の流動性混合物6が製造される。
【0034】
混練機11に注入される水Wの割合(混合物製造工程で加えられる水の重量比)は、混練機11に投入される微粉体P1,P2,P3の全重量(混合物製造工程で混練される第1微粉体P1,P2,P3の全重量)に対して20〜50%の範囲にある。水Wの温度は、1〜30℃の範囲にある。水Wには、水道水を使用することができる。水Wには、特に限定はなく、軟水や硬水、純水のいずれであってもよい。
【0035】
混練機11に注入される水Wの割合が20%未満では、第1〜第3微粉体P1,P2,P3を十分に混練することができず、流動性混合物6を作ることができない。混練機11に注入される水Wの割合が50%を超過すると、混合物6の粘性が著しく低下し、後記するペレット製造工程S2において混合物6を加熱して水分を蒸発させる必要が生じる。また、水分を蒸発させるために混合物6を加熱すると、それに含まれる植物系親水性天然高分子2の微粉体P1が糊状に変質し、混合物6の粘性が著しく増加してしまう。混練機11に注入される水Wの温度が30℃を超過すると、混練される植物系親水性天然高分子2の種類にもよるが、植物系親水性天然高分子2の微粉体P1が糊状に変質してしまう場合がある。
【0036】
ペレット製造工程S2では、混練機11から排出された混合物6が配管13を通ってホッパ14からスクリュ押出し造粒機12の内部に流入する。造粒機12の内部では、混合物6がスクリュ(図示せず)の回転によって加圧されながら造粒機12の後端部12aから先端部12bへ向かって移動する。
【0037】
混合物6は、造粒機12の先端部12bに取り付けられたパンチングプレート(図示せず)を通って造粒機12の外部へ排出される。混合物6は、パンチングプレートに形成された円形の多数の開孔によって円柱状に成形されるとともに、所定の長さに切断される。その後、混合物6が自然乾燥され、多数のペレット1Aが製造される。
【0038】
ペレット1Aの製造方法では、植物系親水性天然高分子2や植物繊維、無機化合物4から作られた第1〜第3微粉体P1,P2,P3が水Wとともに十分に混練されるので、製造されたペレット1Aにそれらの微粉体P1,P2,P3を略均一に分散させることができる。微粉体P1,P2,P3は、粒子径が30〜200μmの範囲にあるので、それら微粉体P1,P2,P3の比重や嵩が大きく異なることはなく、微粉体P1,P2,P3のいずれかがペレット1Aの一部分に偏在することはない。
【0039】
図3は、図1のペレット1Aから作られる発泡材7の製造方法を示す工程概略図である。発泡材7は、押出機15を使用して製造され、押出機15の先端部15bに取り付けられたダイ(図示せず)によって板状に成型される。
【0040】
発泡材7の製造方法では、押出機15の後端部15aに取り付けられたホッパ16から多数のペレット1Aとともに所定量のポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂5から作られた第4微粉体P4が投入される。ペレット1Aと第4微粉体P4とは、押出機15の内部に進入する。ポリオレフィン系熱可塑性合成樹脂5には、ポリプロピレンとポリエチレンとのうちのいずれか一方、または、それらを所定の割合で混合した合成樹脂が使用されている。ポリプロピレンには、ブロック重合ポリプロピレン、ランダム重合ポリプロピレン、ホモ重合ポリプロピレン、メタロセン触媒ポリプロピレン、変成ポリプロピレン、のうちの少なくとも1つを使用することができる。ポリエチレンには、低密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、メタロセン触媒ポリエチレン、変成ポリエチレン、のうちの少なくとも1つを使用することができる。第4微粉体P4としては、合成樹脂5の重合過程で生成されるポリマー粒子を使用することができる。また、第4微粉体P4は、塊状の合成樹脂5を粉砕機で微粉砕して作ることもできる。第4微粉体P4は、その粒子径が30〜200μmの範囲にある。
【0041】
押出機15の内部では、ペレット1Aと合成樹脂5の第4微粉体P4とが加熱されるとともに、押出機15のスクリュ(図示せず)の回転によってそれらが加圧されながら混練される。押出機15の内部では、植物系親水性天然高分子2と合成樹脂3との第1および第4微粉体P1,P4が溶解し、それらが所定温度の高温流動物(図示せず)になる。流動物には、植物繊維と無機化合物から作られた微粉体P,Pが略均一に分散している。なお、ペレット1Aは、100〜490Nの圧力で崩壊するので、スクリュの回転によってペレット1Aを容易に砕くことができる。
【0042】
押出機15の内部では、ペレット1Aに含まれる水分が瞬時に気化し、水分が気化前の単位体積の約1200倍以上の体積を有する蒸気に変化する。流動物の内部には、水分の気化によって多数の気泡8が形成される。流動物は、ダイから押し出され瞬間に、気泡8膨張することにともなって所定の倍率に膨張する。流動物は、ダイから押し出された後、冷却固化して板状の発泡材7となる。
【0043】
図3に示す発泡材7の製造方法では、第1〜第3微粉体P1,P2,P3が略均一に分散するペレット1Aと合成樹脂5の微粉体P4とを使用しているので、ペレット1Aを加熱、混練することによって形成される流動物に微粉体P,Pを均一に分散させることができ、製造された発泡材7の一部分に微粉体P,Pのいずれかが偏在することはなく、発泡材7の強度が部分的に低下することはない。
【0044】
発泡材7では、植物系親水性天然高分子2が気泡8を包被する膜を形成する。発泡材7の発泡倍率は、発泡前の流動物の単位体積当たり20〜80倍である。発泡材7の燃焼カロリーは、4500〜6000kcal/kgの範囲にある。
【0045】
押出機15では、その内部に進入したペレット1Aと第4微粉体P4とを150〜190℃に加熱している。それらの加熱温度が150℃未満では、押出機15の内部において植物系親水性天然高分子2と合成樹脂との微粉体P1,Pが溶解せず、それらを高温流動物にすることができない。それらの加熱温度が190℃を超過すると、植物系親水性天然高分子2や植物繊維3、合成樹脂5から作られた第1および第2微粉体P1,P2や第4微粉体P4の性状が変化し、特に、第2微粉体P2が黄ばんだり、黒ずんだりすることで、発泡材7が変色してしまう場合がある。
【0046】
ペレット1Aでは、その全重量に対する第1微粉体P1の重量比が20〜69.5%、その全重量に対する第2微粉体P2の重量比が20〜60%、その全重量に対する第3微粉体P3の重量比が0.5〜35%の範囲にある。
【0047】
なお、このペレット1Aの製造方法では、混練機11で製造される流動性混合物6の全重量に対する第1微粉体P1の重量比が20〜69.5%、流動性混合物6の全重量に対する第2微粉体P2の重量比が20〜60%、流動性混合物6の全重量に対する第3微粉体P3の重量比が0.5〜35%の範囲にある。
【0048】
第1微粉体P1の重量比が20%未満では、植物系親水性天然高分子2の接着機能を十分に利用することができないので、第1微粉体P1によって第2微粉体P2第3微粉体P3とを接着することができず、所定形状のペレット1Aを製造することができない。
【0049】
【0050】
第2微粉体P2の重量比が20%未満かつ第3微粉体P3の重量比が0.5%未満では、ペレット1Aの燃焼カロリーを低下させることができず、ペレット1Aから製造された発泡材7の燃焼カロリーを低下させることができない。
【0051】
第2微粉体P2の重量比が60%超過し、または、第3微粉体P3の重量比が35%を超過すると、加熱しても流動性を示さない第2微粉体P2第3微粉体P3が押出機15の内部における流動物の流動性を妨げ、定量の流動物をダイから押し出すことができず、流動物の押出不良が生じる。また、ペレット1Aから発泡材7を製造するときに、第2微粉体P2がダイの一部分に集中し、それによってダイが目詰まりを起こす場合があるので、発泡材7を長時間連続して製造することが困難になる。さらに、ペレット1Aから製造される発泡材7の強度が低下してしまう。ペレット1Aから発泡材7を製造する製造方法では、押出機15に投入する合成樹脂5の第4微粉体P4の重量比は、押出機15に投入するペレット1Aの全重量に対して10〜50%の範囲にある。第4微粉体P4の重量比が10%未満では、ペレット1Aから製造された発泡材7の強度が著しく低下し、発泡材7が容易に破損してしまう。第4微粉体P4の重量比が50%を超過すると、ペレット1Aの燃焼カロリーが増加し、その結果、ペレット1Aから製造される発泡材7の燃焼カロリーが6000kcal/kgを超えてしまう。
【0052】
ペレット1Aは、その全重量に対する水分量が5〜30%の範囲にある。ペレット1Aの水分量が5%未満では、ペレット1Aを使用して発泡材7を製造するときに、押出機15の内部における高温流動物の発泡が不十分となり、ペレット1Aから製造される発泡材7の発泡倍率が20%以下になってしまう。ペレット1Aの水分量が30%を超過すると、ペレット1Aが著しく脆弱となり、それが100N未満の圧力で容易に崩壊し、その形態を保持することができない。
【0053】
ペレット1Aの長さが10.0mmを超過かつ直径が5.0mmを超過すると、ペレット1Aが必要以上に大きくなり、押出機15の内部においてペレット1Aが迅速に崩壊かつ溶解せず、押出機15のスクリュの噛み込み不良やスクリュの回転に脈動が生じ、押出機15の内部において流動物が発泡過剰や発泡不良を起こしてしまう場合がある。ペレット1Aの嵩比重が0.2未満では、押出機15のスクリュが空回りを起こし、スクリュの回転に脈動が生じる場合がある。
【0054】
第1〜第4微粉体P1,P2,P3,P4の粒子径が30μm未満では、それらを30μm未満の粒子径に加工するために複数の粉砕工程を必要とするので、ペレット1Aの生産コストが上昇してしまう。第1〜第3微粉体P1,P2,P3の粒子径が200μmを超過すると、ペレット1Aの製造時に微粉体P1,P2,P3が分散不良を起こし、ペレット1Aにそれら微粉体P1,P2,P3を均一に分散させることができない。
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
ペレットは、その形状を図示の円柱状に限定するものではなく、ペレットの製造工程においてその形状を変えることができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明に係るペレットは、植物系親水性天然高分子を微粉砕して作られた第1微粉体と、植物繊維を微粉砕して作られた第2微粉体と、無機化合物を微粉砕して作られた第3微粉体とを混合した混合物であり、それら微粉体がペレットに略均一に分散している。このペレットは、それを形成する第1〜第3微粉体の粒子径が30〜200μmの範囲にあり、第1〜第3微粉体の比重や嵩が大きく異なることはなく、植物系親水性天然高分子や植物繊維、無機化合物の微粉体のいずれかがペレットの一部分に偏在することはない。
【0077】
このペレットは、それを使用して発泡材を製造するときに、押出機の内部における第2および第3微粉体の分散不良を防ぐことができ、植物繊維と無機化合物との微粉体のいずれかが発泡材の一部分に偏在することはなく、発泡材の強度の低下を防ぐことができる。
【0078】
このペレットは、その全重量に対する水分含有量が5〜30%の範囲にあり、ペレットと合成樹脂を微粉砕して作られた第4微粉末とを押出機に投入すると、それらが溶解して高温の流動物になるとともに水分が気化し、流動物に多数の気泡が形成されるので、ペレットを使用して容易に発泡材を製造することができる。
【0079】
ペレットは、植物繊維と無機化合物とを含有するから、ペレットと合成樹脂を微粉砕して作られた第4微粉末とから製造された発泡材の焼却時における燃焼カロリーを低下させることができる。
【0080】
本発明に係るペレットの製造方法では、ペレットを形成する第1〜第3微粉体を均一に分散させることができ、ペレットにおける第1〜第3微粉体の偏在を防ぐことができる。ゆえに、押出機を使用してペレットと合成樹脂を微粉砕して作られた第4微粉末とから発泡材を製造するときに、押出機の内部で流動する流動物に第2〜第3微粉体が均一に分散し、定量の流動物を押出機のダイから円滑に押し出すことができ、ダイが目詰まりを起こすこともなく、押出機を使用して成型品を長時間連続して作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一例として示すペレットの斜視図。
【図2】 図1のペレットの製造方法の一例を示す工程概略図。
【図3】 図1のペレットから作られる発泡材の製造方法を示す工程概略図。
【符号の説明】
1A ペレット
植物系親水性天然高分子
植物繊維
無機化合物
ポリオレフィン系合成樹脂
6 流動性混合物
7 発泡材(成型品)
11 混練機
12 造粒機
15 押出機
L1 長さ
L2 直径
P1 第1微粉体
P2 第2微粉体
P3 第3微粉体
P4 第4微粉体
S1 混合物製造工程
S2 ペレット製造工程
W 水

Claims (3)

  1. 押出機を使用して作られる発泡材の原料を構成するペレットにおいて、
    前記ペレットが、植物系親水性天然高分子を微粉砕して作られた第1微粉体と、紙および製紙される以前のパルプのうちの少なくとも一方を微粉砕して作られた第2微粉体と、無機化合物を微粉砕して作られた第3微粉体との混合物であって、所定量の水分を含有し、
    前記第1〜第3微粉体の粒子径が、30〜200μmの範囲、前記ペレットの全重量に対する前記第1微粉体の重量比が20〜69.5%、前記ペレットの全重量に対する前記第2微粉体の重量比が20〜60%、前記ペレットの全重量に対する前記第3微粉体の重量比が0.5〜35%の範囲にあり、前記第1〜第3微粉体が、前記ペレットに略均一に分散し、前記ペレットの水分含有量が、前記ペレットの全重量に対して5〜30%の範囲、前記ペレットの嵩比重が、0.2〜1.0の範囲にあり、前記ペレットが、100〜490Nの圧力で崩壊し、かつ、150〜190℃の温度で溶解することを特徴とする前記ペレット。
  2. 押出機を使用して作られる発泡材の原料を構成するペレットの製造方法において、
    前記方法が、植物系親水性天然高分子を微粉砕して作られた第1微粉体と、紙および製紙される以前のパルプのうちの少なくとも一方を微粉砕して作られた第2微粉体と、無機化合物を微粉砕して作られた第3微粉体とに水を加え、混練機を使用して前記第1〜第3微粉体を前記水とともに混練して流動性混合物を製造する混合物製造工程と、造粒機を使用して前記流動性混合物を湿式造粒した後、乾燥させて前記ペレットを製造するペレット製造工程とから形成され、
    前記第1〜第3微粉体の粒子径が、30〜200μmの範囲、前記混練機で製造される前記流動性混合物の全重量に対する前記第1微粉体の重量比が20〜69.5%、前記流動性混合物の全重量に対する前記第2微粉体の重量比が20〜60%、前記流動性混合物の全重量に対する前記第3微粉体の重量比が0.5〜35%の範囲、前記混合物製造工程で加えられる前記水の割合が、前記混合物製造工程で混練される前記第1〜第3微粉体の全重量に対して20〜50%の範囲、前記水の温度が、1〜30℃の範囲にあり、前記第1〜第3微粉体が、製造されたペレットに略均一に分散していることを特徴とする前記方法。
  3. 前記ペレットの嵩比重が、0.2〜1.0の範囲にあり、前記ペレットが、100〜490Nの圧力で崩壊し、かつ、150〜190℃の温度で溶解する請求項記載の方法。
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