JP3828421B2 - 防犯装置を備えた日射遮蔽装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、外部からの侵入者に対する防犯機能を備えた日射遮蔽装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平9−21278号公報には、防犯機能を備えたブラインドが開示されている。
【0003】
このブラインドは、スラットに検出線が内装され、スラットの破壊に基づいて検出線が断線されると、スラットの破壊を電気的に検出して、警報を発するように構成されている。
【0004】
従って、外部からの侵入者が室内に侵入するためにスラットを破壊すると、警報を発して、侵入者を検出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなブラインドでは、スラットが破壊された場合にのみ、侵入者を検出可能であり、スラットが破壊されない場合には検出不可能である。従って、十分な防犯効果を得ることはできない。
【0006】
また、スラットが一旦破壊されて検出線が切断された場合には、そのスラットを補修して、防犯機能の回復を図る必要があり、その作業が煩雑であるとともに、修繕コストも高くなるという問題点がある。
【0007】
この発明の目的は、十分な防犯機能を確保しながら、防犯機能の作動後にその補修を必要としない日射遮蔽装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、ヘッドボックスから日射遮蔽材が吊下支持され、前記日射遮蔽材の下端部にボトムレールが吊下支持された日射遮蔽装置において、前記ボトムレールの揺れを検出する検出素子と、前記検出素子から出力される検出信号に基づいて、警報を発する警報装置とを備えた。
【0009】
請求項2では、前記検出素子を作動状態に設定する設定スイッチと、前記検出素子の作動を解除する解除スイッチとを備えた。
請求項3では、前記設定スイッチの操作に基づいて、所定時間後に前記検出素子を作動状態とするタイマーを備えた。
【0010】
請求項4では、前記検出素子が作動状態であるか否かを表示する表示装置を備えた。
請求項5では、前記検出素子は、揺動センサーで構成し、前記警報装置は前記揺動センサーから出力される検出信号に基づいて警報音を発する警報ブザーで構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した横型ブラインドの一実施の形態を図面に従って説明する。
【0012】
図1に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1からラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊下支持され、前記ラダーコード2の下端にはボトムレール4が取着されている。
【0013】
前記スラット3にはヘッドボックス1から吊下支持される昇降コード5が挿通され、その昇降コード5の一端は、ヘッドボックス1内をその一端側へ案内されて同ヘッドボックス1から垂下され、コードイコライザ6を介して操作コード7が接続されている。前記昇降コード5の他端には、前記ボトムレール4が吊下支持されている。
【0014】
従って、操作コード7の操作により昇降コード5をヘッドボックス1から引き出し、あるいはボトムレール4の重量によりヘッドボックス1内に引き込ませることにより、ボトムレール4を昇降可能であり、ボトムレール4の昇降に基づいて各スラット3を昇降可能となっている。
【0015】
前記ヘッドボックス1の一端部には操作棒8が垂下され、その操作棒8の回転操作により、ヘッドボックス1内に配設されたスラット角度調節装置を介して、前記スラット3を同位相で角度調節可能となっている。
【0016】
前記ボトムレール4の一端には、揺動センサー9が取着されている。この揺動センサー9は、ボトムレール4の揺れを検出して侵入者の侵入を検出する防犯装置の検出素子として機能する。
【0017】
前記防犯装置の電気的構成を図2に従って説明する。電源10の高電位側端子と低電位側端子との間には、設定スイッチ11と、解除スイッチ12と、リレーコイル13が直列に接続されている。
【0018】
前記設定スイッチ11は、この防犯装置の作動を設定する際に押圧するスイッチであり、その押圧時にのみ導通状態となる常開スイッチである。
前記解除スイッチ12は、この防犯スイッチの作動を解除する場合に押圧するスイッチであり、その押圧時にのみ不導通状態となる常閉スイッチである。
【0019】
電源10の高電位側端子と低電位側端子との間には、リレー接点13aとタイマー14が直列に接続される。また、前記リレー接点13aの低電位側端子は、前記解除スイッチ12の高電位側端子に接続される。前記リレー接点13aは、前記リレーコイル13の励磁に基づいて導通状態となる常開接点である。
【0020】
従って、設定スイッチ11が押圧されると、リレーコイル13が励磁され、リレー接点13aが導通状態となり、リレーコイル13は励磁状態に自己保持される。そして、設定スイッチ11が押圧されると、タイマー14に電源10の供給が開始され、設定スイッチ11の押圧解除後も、リレー接点13aが導通状態に維持されるため、タイマー14への電源10の供給が維持される。
【0021】
前記タイマー14は、電源10の供給に基づいて時間のカウントアップ動作を開始し、所定時間経過後に接点14aを導通状態とする。前記接点14aは、タイマー14のカウントアップ信号に基づいて導通状態となる常開接点である。
【0022】
また、解除スイッチ12が押圧されると、リレーコイル13への励磁電流が遮断されるため、接点13aが開路されて、タイマー14への電源供給が遮断されて、タイマー14がリセットされる。
【0023】
電源10の高電位側端子と低電位側端子との間には、前記接点14aと揺動センサー9が直列に接続され、発光ダイオード15が揺動センサー9に対し並列に接続されている。
【0024】
そして、前記接点14aが導通状態となると、揺動センサー9に電源10が供給されるとともに、発光ダイオード15が点灯される。
前記揺動センサー9は、電源供給に基づいて活性化されて、前記ボトムレール4の揺動を検出可能な作動状態となり、揺動を検出したとき、接点9aを導通状態とする。また、発光ダイオード15はその点灯に基づいて、揺動センサー9が作動状態であることを表示する。
【0025】
接点9aは、揺動センサー9の検出信号に基づいて導通状態となる常開接点である。
電源10の高電位側端子と低電位側端子との間には、前記接点9aと警報ブザー16が直列に接続されている。前記接点9aが導通状態となると、警報ブザー16に電源10が供給されて、警報音が発せられるようになっている。
【0026】
このような防犯装置は、ボトムレール4内に収容するか、あるいは揺動センサー9を除いた部分を壁面等に取着して、揺動センサー9と電気的に接続する構成としてもよい。
【0027】
次に、上記のように構成された防犯装置の動作を図3に従って説明する。
就寝時あるいは外出時に、設定スイッチ11が押圧されると(ステップ1)、タイマー14がカウントアップ動作を開始し(ステップ2)、所定時間後にタイマー14がカウントアップを終了すると(ステップ3)、揺動センサー9に電源10が供給されるとともに(ステップ4)、発光ダイオード15が点灯される。
【0028】
この状態で、ボトムレール4が揺れると(ステップ5)、警報ブザー16が警報音を発する(ステップ6)。ボトムレール4の揺動が停止すると、警報音は停止され、解除スイッチ12が押圧されるまで、このような動作を繰り返す(ステップ5〜7)。
【0029】
解除スイッチ12が押圧されると、タイマー14がリセットされて揺動センサー9への電源供給が遮断され、揺動センサー9が不作動状態となって、防犯装置の作動が解除される(ステップ8)。
【0030】
上記のように構成された防犯装置を備えた横型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)防犯装置を作動させた状態では、ボトムレール4の振動に基づいて警報音を発することができる。従って、この横型ブラインドを窓の内側に設置すれば、窓から侵入する不審者がブラインドに触れてボトムレール4を揺らすと、警報音により不審者の侵入を確実に検知することができる。
(2)防犯装置の作動を解除すれば、ボトムレール4が揺れても警報音を発することはない。従って、防犯機能が不要な場合には、無用な警報音の出力を停止させることができる。
(3)ブラインドの破損に基づいて警報音を出力する構成ではないので、警報音の出力後にブラインドを補修する必要はない。従って、警報動作後の補修コストを削減することができる。
(4)設定スイッチ11の押圧後、所定時間後に揺動センサー9の検出動作を開始させることができるので、設定スイッチ11の押圧後所定時間内に居住者がブラインドを操作しても、無用な警告音が発せられることはない。
(5)発光ダイオード15の点灯により、揺動センサー9が作動状態にあることを確認することができる。
(6)解除スイッチ12の押圧により、警報音の停止及び防犯機能の解除を容易に行うことができる。
【0031】
上記実施の形態は、次に示すように変更することもできる。
・前記揺動センサー9に代えて、ボトムレール4と床面あるいは窓枠等の距離の変化を検出する近接センサーを使用してもよい。
・横型ブラインドの他に、ロールブラインド、プリーツカーテン、たくし上げカーテン等に応用することもできる。
・警報装置は、警報動作時に室内を照明する照明装置で構成してもよい。
・警報装置は、警報ブザーの他、居住者に知らせるための任意の手段、あるいは外部の警備会社等に通報する装置としてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明は十分な防犯機能を確保しながら、防犯機能の作動後にその補修を必要としない日射遮蔽装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の横型ブラインド示す斜視図である。
【図2】 防犯装置の電気的構成を示す回路図である。
【図3】 防犯装置の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス
3 日射遮蔽材(スラット)
4 ボトムレール
9 検出素子(揺動センサー)
16 警報ブザー
Claims (5)
- ヘッドボックスから日射遮蔽材が吊下支持され、前記日射遮蔽材の下端部にボトムレールが吊下支持された日射遮蔽装置において、
前記ボトムレールの揺れを検出する検出素子と、
前記検出素子から出力される検出信号に基づいて、警報を発する警報装置と
を備えたことを特徴とする防犯装置を備えた日射遮蔽装置。 - 前記検出素子を作動状態に設定する設定スイッチと、前記検出素子の作動を解除する解除スイッチとを備えたことを特徴とする請求項1記載の防犯装置を備えた日射遮蔽装置。
- 前記設定スイッチの操作に基づいて、所定時間後に前記検出素子を作動状態とするタイマーを備えたことを特徴とする請求項2記載の防犯装置を備えた日射遮蔽装置。
- 前記検出素子が作動状態であるか否かを表示する表示装置を備えたことを特徴とする請求項2または3記載の防犯装置を備えた日射遮蔽装置。
- 前記検出素子は、揺動センサーで構成し、前記警報装置は前記揺動センサーから出力される検出信号に基づいて警報音を発する警報ブザーで構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の防犯装置を備えた日射遮蔽装置。
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