JP3820352B2 - ジョブ処理プログラム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声その他の身体動作でコンピュータの操作及びデータ入力を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータの処理能力の向上により、音声入力が実用レベルで普及して来ている。
【0003】
ワープロソフトにおいては、キーボードを用いずにしゃべるだけで文章データ入力が可能になって来ている。しゃべった内容は、逐次文字データに変換され、文章データとしてワープロソフトが記憶していくようになっている。
【0004】
特定業務のアプリケーションにおいては、定型的なデータ入力のために、音声ガイダンスを発してデータ入力(音声入力)を促す、という逐次入力方式を用いることもできる。例えば、「年齢はいくつですか?」という音声ガイダンスに対して、「にじゅうはち」と年齢をしゃべることでデータ入力が可能になっている。
【0005】
これらの利用形態では、キーボードの代替デバイスとして音声入力デバイスを用いるものであるため、データを入力するという処理そのものについては、旨く機能する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、音声によりコンピュータを操作させる、ということは考慮されていない。そのため、音声によりコンピュータを操作する効果は、キーボード配列を覚えなくてもデータ入力できるという点に留り、キーボードを用いずにコンピュータ(アプリケーション)を効率的に操作可能にするという課題は考慮されていない。アプリケーションを操作するためには、別途マウスやキーボードを操作する必要がある。
【0007】
また、音声によりコンピュータを操作するという課題に対しては、音声入力デバイスからデータ(認識されたワード)を受け取り、そのワードに対応する処理を実行する、という制御を行うことで実現できる。アプリケーション内部でそれらの複雑な処理を行わせずに音声操作を実現する方法として、GUIのOS上で動作する音声認識ドライバが、GUIリソース(ボタンやメニューなど)に対応付けられている文字列データを参照し、入力された音声をコード化したデータが文字列データに合致する場合に、このGUIリソースに対してメッセージ送信を行う、という方法が知られている。
【0008】
これは、特段に音声入力を考慮していないアプリケーションをも、音声で操作させることができるという点では有用である。
【0009】
しかしながらこの方法では、入力デバイスごとに認識ドライバがそのような制御を行う必要がある。また、GUIでないアプリケーションの操作を行うことが困難である。
【0010】
このように、音声入力の適用に関しては、データ入力することまたはアプリケーションを操作することのいずれかに偏重せざるを得ず、双方の機能を同時に効率よく提供することが困難であった(図7参照)。
【0011】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、アプリケーションの操作およびデータ入力に関して汎用的な音声入力インターフェースを提供することを課題とする。また、音声に限らず、操作者の身体動作を入力信号としてコンピュータを操作させる汎用的なインターフェースを提供することを第2の課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1に記載のジョブ処理プログラムは、
操作者の意思を表現した信号を入力する意思データ入力手段(1)と、
【0013】
複数のアプリケーションプログラム(3)から、サービス開始要求データを受信したことを記憶するアプリケーション管理手段(2b)と、
【0014】
意思データとジョブ識別コードとパラメータ情報を対応付け、ジョブ識別コードに対応するパラメータ情報を記憶するジョブ認識辞書(2d)と、
【0015】
意思データ入力手段(1)から受領した意思データに基づいてジョブ認識辞書(2d)を参照し、ジョブ識別コードを特定し、
ジョブ識別コードに対応するパラメータ情報に基づきパラメータデータを入力し、
パラメータ情報に従って意思データ入力手段(1)から意思データを受領し、ジョブ識別コードとパラメータデータを出力するジョブ認識手段(2c)と、
ジョブ認識手段(2c)が出力したジョブ識別コードおよびパラメータデータを、対応してアプリケーション管理手段(2b)に記憶されているアプリケーションプログラム(3)に通知する通知手段(2e)と、
【0016】
を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載のジョブ処理プログラムは、請求項1に記載のジョブ処理プログラムであって、前記意思データ入力手段(1)は、外部入力デバイスからコード化されたデータを入力することを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載のジョブ処理プログラムは、請求項1に記載のジョブ処理プログラムであって、
【0019】
前記アプリケーション管理手段(2b)は、アプリケーション識別情報と、アプリケーションプログラム(3)の呼出ルーチンのアドレスを記憶し、前記通知手段(2e)は、前記ジョブ識別コードをパラメータとして前記呼出ルーチンを呼び出すことを特徴とする。
【0020】
請求項4に記載のジョブ処理プログラムは、請求項1に記載のジョブ処理プログラムであって、
【0021】
前記アプリケーション管理手段(2b)は、OSが管理するアプリケーションハンドル情報を記憶し、前記通知手段(2e)は、前記ハンドル情報に基づいて前記アプリケーションプログラム(3)にメッセージ送信して前記ジョブ識別コードを通知することを特徴とする。
【0024】
請求項5に記載のジョブ処理プログラムは、請求項1に記載のジョブ処理プログラムであって、操作者が前記ジョブ認識辞書(2d)を編集する編集手段を更に備えることを特徴とする。
【0025】
請求項6に記載のジョブ処理プログラムは、請求項5に記載のジョブ処理プログラムであって、操作者が編集したジョブ認識辞書データを、前記ジョブ認識辞書(2d)に再登録可能に出力する出力手段を更に備えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
図1は、本発明によるジョブ処理プログラムの一実施形態を示すブロック図である。
【0034】
図1に示すように、本発明によるジョブ処理プログラムは、音声認識ドライバ1、ジョブ認識ドライバ2、アプリケーション3の3層のソフトウェアにより構成される。音声認識ドライバ1は、操作者の音声を入力するフロントエンドとなるものであり、市販のものを利用できる。ジョブ認識ドライバ2は、音声認識ドライバ1とアプリケーション3の間に位置し、音声認識ドライバ1から受取った音声コードデータを基にしてジョブ認識辞書2dを参照して、対応するアプリケーション3を呼び出す。そのため、ジョブ認識ドライバ2は、入力ルーチン2a、管理テーブル2b、ジョブ認識ルーチン2c、ジョブ認識辞書2d、呼出ルーチン2e、クライアント管理ルーチン2fを有する。
【0035】
入力ルーチン2aは、音声認識ドライバ1から音声コードデータを受取り、ジョブ認識ルーチン2cに出力する。
【0036】
管理テーブル2bは、アプリケーション3ごとに、アプリケーション識別情報、状態、ジョブグループ情報、およびイベントハンドラを記憶管理する。
【0037】
ジョブ認識ルーチン2cは、音声コードデータをジョブ認識辞書2dを用いてジョブ識別コードに変換する。
【0038】
ジョブ認識辞書2dには、図3に示すように、ジョブグループ情報、キーワード、ジョブ識別情報、ガイド情報、およびパラメータ情報(パラメータ数、および各パラメータの付随情報)が記録されている。ジョブグループとは、所定の業務形態に含まれる処理を一括管理するために個々のジョブをグループ化したものであるが、グループ化することで、業務形態の変更や拡張があった場合に、ジョブ認識辞書2dのメンテナンスが容易になる。ジョブグループおよびジョブコードはアプリケーションごとに固有のものとしても良いが、異なるアプリケーションで類似の業務形態がある場合に、共有することも可能である。規格化すれば、アプリケーション開発も標準化され、開発コストが低減する。
【0039】
ジョブ認識辞書2dの構造に対応して、ジョブ認識ドライバ2は、操作者がジョブ認識辞書2dを編集する編集手段を備えている。編集は、図5に示す画面に対応して行われる。この編集手段は、ジョブ認識ドライバ2とは独立したプログラムファイルとなっていてもよい。また、図5の画面を用いて編集したジョブ認識データを、カンマ区切り形式などジョブ認識辞書2dに再登録可能なフォーマットでファイルに出力することが可能となっている。呼出ルーチン2eは、管理テーブル2bを参照してジョブ認識ルーチン2cから出力されたジョブ識別コードをアプリケーション3に通知する処理を行う。
【0040】
クライアント管理ルーチン2fは、アプリケーション3から通知を受けて管理テーブル2bを変更し、通知を受けたアプリケーション3に対して新たな通知を受け付けない等の処理や、音声入力があったときに警告音を発するなどの処理を行う。なお、詳細はアプリケーション3の箇所で後述する。
【0041】
アプリケーション3は、ジョブ認識ドライバ2からの通知を受付可能にプログラムされている。通知方法は、代表的なものとしては、メッセージ送受信方式と、関数コールバック方式を挙げることができる。
【0042】
メッセージ送受信方式でジョブ認識ドライバ2が通知を行う場合は、特定メッセージに応答するイベントハンドラとして受信ルーチンを備え、受信ルーチンが、パラメータとして受取ったジョブコードに対応する内部処理を呼び出す。
【0043】
関数コールバック方式でアプリケーション3が受信する場合は、コールバック関数がスタックを介してジョブ識別コードを受け取り、受取ったジョブコードに対応する内部処理を呼び出す。以下、関数コールバック方式でジョブ認識ドライバ2からアプリケーション3への通知が行われるものとして、より具体的な動作を説明する。コンピュータの電源が投入されると、OSが起動した後に、音声認識ドライバ1とジョブ認識ドライバ2がメモリにロードされ、それぞれ動作可能状態となる。
【0044】
操作者の操作によりアプリケーション3が起動すると、ジョブ認識ドライバ2にアプリケーション識別情報(ウィンドウハンドル、実行プログラムのファイル名など)とジョブグループ番号、イベントハンドラ(コールバック関数)のメモリアドレスを通知し、ジョブ認識ドライバ2からの通知を待つ。
【0045】
ジョブ認識ドライバ2は、次のように動作する。(1)音声認識ドライバの認識結果を逐次受け取る。(2)フォアグラウンドアプリケーションを識別し(OSから容易に情報を取得できる)、認識結果をどのアプリケーションに通知するかを特定する。(3)特定されたアプリケーション識別情報に対応付けられているジョブグループ番号と、音声認識ドライバ1から受け取ったワードでジョブ認識辞書2dを検索してジョブIDを得る。音声認識ドライバ1から受け取ったワードが認識されたら、必要に応じてガイド情報を操作者に通知する。通知方法は、ディスプレイに表示しても良いし、音声合成による読み上げ(スピーカ出力)でも良い。(4)パラメータ数に示される数のワードを音声認識ドライバ1から受領する。(5)ジョブIDおよびパラメータとして受領したワードを、呼び出しパラメータ(引数)として、特定されたアプリケーション識別情報に対応付けられているイベントハンドラルーチン3aを呼び出す。アプリケーション3のイベントハンドラルーチン3aは、ジョブ認識ドライバ2から呼び出されると、ジョブ認識ドライバ2に、処理中のため入力受付を一時停止することを通知する。通知を受けたジョブ認識ドライバ2(クライアント管理ルーチン2f)は、管理テーブル2bの状態欄にBUSYを記憶し、この状態の間は、このアプリケーション3に対して新たな通知を受け付けない。具体的には、入力ルーチン2aは、音声入力があったときには警告音を発するなどにより、入力不可であることを操作者に通知する。このときの入力データは切り捨てても良いし、入力は通常に行って処理結果のデータをバッファに記憶しておいて、BUSY状態が解消されたあとにアプリケーションに通知するようにしても良い。
【0046】
次に、イベントハンドラルーチン3aは、パラメータとして受け取ったジョブIDに対応づけられたアプリケーション3の内部ルーチンををパラメータデータとともに呼び出すことで所定の処理を実行する。
【0047】
イベントハンドラルーチン3aは、処理が終了したら、ジョブ認識ドライバ2に、入力受付を再開することを通知する。ジョブ認識ドライバ2は管理テーブル2bの状態欄にWAITINGを記憶し、新たな音声入力を逐次前述の通り処理する。
【0048】
次に、特定業務への適用例として、図4に示す画面を用いて個人情報を入力するアプリケーションへ適用した例を説明する。ジョブ認識ドライバ2からアプリケーション3への通知方法は、ここではメッセージ方式とする。
【0049】
このアプリケーションは、ジョブグループID:AP1-a1001 を使用するものとし、これに対応するよう、ジョブ認識辞書2dには図3に示すジョブ認識データが記憶されている。
【0050】
ジョブ認識ドライバ2は常駐するDLL(Dynamic Link Library)として動作しており、図6に示すAPI(Application Program Interface)をアプリケーションに提供している。アプリケーションはこれらのAPIにより、ジョブ認識ドライバの機能を呼び出すことが可能となっている。
【0051】
図4のアプリケーションは、起動すると、アプリケーションのウィンドウハンドルと、アプリケーションが利用するジョブグループIDをパラメータとして、ジョブ認識ドライバのサービス登録ルーチン undInputRegisterAPP() 関数を呼び出す。ジョブ認識ドライバの SoundInputRegisterAPP() 関数は、受取ったウィンドウハンドル、ジョブグループIDを管理テーブル2bの対応する位置に記憶する。これにより、音声入力内容がアプリケーションへ伝達される経路が確立し、ジョブ認識ドライバ2は音声入力ドライバ1からの入力待ち受け状態に入る。
【0052】
操作者が「しめい」の音声を発すると、音声認識ドライバ1がこれを検知してコードデータに変換し、ジョブ認識ドライバ2に通知する。通知方法は、メッセージ通信、関数コールバック、入出力割り込みなどの方法が代表的であるが、これに限られるものではない。
【0053】
ジョブ認識ドライバ2は、「しめい」のコードデータを受取った後、たとえばOSがMicrosoft社のWindowsである場合、WindowsのAPIであるGetForegroundWindow()関数をコールして、フォアグラウンドのアプリケーションのウィンドウハンドルを取得する。ここでは、図4のアプリケーションがフォアグラウンドになっているものとし、図4のアプリケーションのウィンドウハンドルが取得される。次に、取得したウィンドウハンドルで管理テーブル2bを参照し、ジョブグループIDを取得する。得られたジョブグループIDと「しめい」のコードデータをもとにジョブ認識辞書2dを参照する。まず、ガイド情報の有無を検査し、この場合、「姓と名を区切って発音して下さい。」のデータが存在するので、これをサウンドデータに変換して出力する。次に、ジョブIDとパラメータ数を取得する。「しめい」に対応するパラメータ数が2なので、次に音声コードデータが2つ入力されるまで待つ。操作者は「やまだ」および所定の間隔を置いて「たろう」と音声を発する。「たまだ」および「たろう」のデータが音声認識ドライバ1を経由してジョブ認識ドライバ2に通知され、ジョブ認識ドライバ2は上述の通り変換した「やまだ」及び「たろう」コードデータをジョブIDに対応するパラメータデータとして記憶する。
【0054】
音声入力の通知を示すメッセージ識別番号と、ジョブID、「やまだ」および「たろう」コードデータのそれぞれのメモリアドレスをパラメータとして、当該アプリケーションのウィンドウに対してメッセージを送信する。OSがWindowsの場合、SendMessage() 関数を用いて送信することができる。
【0055】
アプリケーションは、ウィンドウがメッセージを受信した場合、メッセージ識別番号により実施すべき処理を対応して記憶している。これは「メッセージハンドラテーブル」と呼ばれ、GUIのアプリケーションが一般に備えているものである。個々のメッセージに対応した処理は「メッセージハンドラ」と呼ばれ、ウィンドウにメッセージが送信されたときに、アプリケーションまたはOSにより呼び出される仕組みとなっている。この例で、音声入力通知に対応するメッセージハンドラには SoundInputProc()関数が対応付けられているものとする。なお、ここで言う「メッセージハンドラ」は、前述の「イベントハンドラ(コールバック関数)」とは異種のものである。undInputProc()関数は、図2に示すようにジョブIDと処理プロシージャを対応付けて記憶しており、パラメータとして受取ったジョブIDに対応するプロシージャを、その他のパラメータデータ(この例では「やまだ」および「たろう」コードデータのそれぞれのメモリアドレス)を引数として実行する。
【0056】
SoundInputProc()は、呼び出されるとまず、アプリケーションのウィンドウハンドルを引数として ジョブ認識ドライバ2のSoundInputBusy()関数を呼び出し、ジョブ認識ドライバ2に処理中であることを通知する。そして、「やまだ」及び「たろう」コードデータのアドレスを引数として、ジョブID:P001 に対応するInputNameProc()プロシージャを実行する。putNameProc()プロシージャは、引数である「やまだ」及び「たろう」コードデータのアドレスから、「やまだ」及び「たろう」コードデータを複写し、氏名データの記憶域に記憶する。処理が完了すると、ジョブ認識ドライバ2のSoundInputReset()関数を呼び出して、入力受付を再開する旨をジョブ認識ドライバ2に通知する。
【0057】
ジョブ認識辞書2dにおけるパラメータ付随情報の役割について簡単に説明する。
【0058】
キーワード「住所」には、パラメータ付随情報「入力完了」が対応付けられている。操作者は、「住所」の音声を発した後、「東京都・・・」のように住所データを読み上げ、最後に「入力完了」の音声を発する。ジョブ認識ドライバ2は「入力完了」の音声コードデータを受取る直前までの音声コードデータを住所データとして記憶する。このように、パラメータ付随情報を利用して、簡便にデータ内容の入力の終了を検知することが可能となる。
【0059】
アプリケーションは、終了する際に、ジョブ認識ドライバ2のSoundInputUnregisterAPP()関数を呼び出す。ジョブ認識ドライバ2のSoundInputUnregisterAPP()関数は、管理テーブル2bから当該アプリケーションに関する管理データを削除する。
【0060】
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の技術的思想によれば、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態においては、マイクで入力した信号を操作者の意思を表現した信号として入力し、音声認識ドライバ1によってコード化した信号を出力する場合を例として説明したが、音声以外に、キーボードの操作、手書文字タブレットの操作、手話などのジェスチャー、脳波、生体電流、呼吸の仕方、瞬きの回数などを操作者の意思を表現した信号として入力するようにしても良い。
【0061】
また上記ではGUIアプリケーションでの例を示したが、GUIを伴わないコンソール入力方式や、画面表示を伴わない音声対話方式のアプリケーションにも適用可能である。この場合、ウィンドウハンドルをもとにアプリケーションを識別する方法に変えて、ジョブ認識ドライバ2がアプリケーションの実行ファイル名とコールバック関数のメモリアドレスを管理し、このコールバック関数を呼び出すことでアプリケーションへの通知を行うようにすればよい。
【0062】
また、上記の例では、音に対応するコードデータ(ひらがな)をそのまま受け渡しするよう記載したが(「やまだ」および「たろう」)、音声認識ドライバまたはジョブ認識ドライバ2が漢字変換のプログラムに接続して漢字変換を行い、漢字に変換したデータをアプリケーションに受け渡すようにすることもできる。
【0063】
本発明に基づくプログラム群を個々のコンピュータに配布する運用例としては、ジョブ認識ドライバとアプリケーションを別々の流通・取引単位とし、ジョブ認識ドライバのパッケージは、所定の形式のデータファイルからジョブ認識データを取り込んでジョブ認識辞書に登録するインポートプログラムを含んで提供し、アプリケーションパッケージは、アプリケーションプログラム及び前記インポートプログラムで読み込み可能なジョブコードデータを含んで提供する。これにより、ジョブ認識ドライバの機能を様々なアプリケーションで共有することができ、ジョブ認識に関する操作性が統一する。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明のジョブ処理プログラムによれば、操作者の意思を表現した信号を入力して、コード化した意思データとして出力する意思データ入力手段(1)を基にして、対応するアプリケーションプログラム(3)を通知する(呼び出す)ようにしたので、アプリケーションの操作およびデータ入力に関して汎用的な音声入力インターフェースを提供することが可能になる。
【0065】
また、意思データ入力手段(1)を変更するだけで、音声に限らず操作者の身体動作を入力信号としてコンピュータを操作させる汎用的なインターフェースを提供することが可能となる。
【0066】
さらに、ジョブ認識辞書の内容を操作者が編集することができるので、所定のキーワードに対する同義語を定義することにより、異なる言葉で特定の操作をしたり、異なる言語、例えば英語で作成されたアプリケーションを日本語で操作することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるジョブ処理プログラムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】 実施形態においてアプリケーションがジョブ識別コードに対応する処理を記憶するテーブルの例である。
【図3】 本発明によるジョブ処理プログラムが使用するジョブ認識辞書のデータの具体例を示す図である。
【図4】 本発明によるプログラム作動方法が適用されるアプリケーションの表示画面の例である。
【図5】 ジョブ認識辞書のデータを編集する表示画面の例である。
【図6】 実施形態においてアプリケーションがジョブ処理プログラムの機能を呼び出すためのインターフェースの例である。
【図7】 従来の音声入力プログラムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 音声認識ドライバ
2 ジョブ認識ドライバ
2a 入力ルーチン
2b 管理テーブル
2c ジョブ認識ルーチン
2d ジョブ認識辞書
2e 呼出ルーチン
2f クライアント管理ルーチン
3 アプリケーション
3a イベントハンドラルーチン

Claims (6)

  1. 操作者の意思を表現した信号を入力する意思データ入力手段(1)と、
    複数のアプリケーションプログラム(3)から、サービス開始要求データを受信したことを記憶するアプリケーション管理手段(2b)と、
    前記意思データとジョブ識別コードとパラメータ情報を対応付け、ジョブ識別コードに対応するパラメータ情報を記憶するジョブ認識辞書(2d)と、
    前記意思データ入力手段(1)から受領した前記意思データに基づいて前記ジョブ認識辞書(2d)を参照し、ジョブ識別コードを特定し、
    該ジョブ識別コードに対応するパラメータ情報に基づきパラメータデータを入力し、
    前記パラメータ情報に従って前記意思データ入力手段(1)から意思データを受領し、前記ジョブ識別コードと前記パラメータデータを出力するジョブ認識手段(2c)と、
    該ジョブ認識手段(2c)が出力した前記ジョブ識別コードおよび前記パラメータデータを、対応して前記アプリケーション管理手段(2b)に記憶されているアプリケーションプログラム(3)に通知する通知手段(2e)と、
    を備えることを特徴とするジョブ処理プログラム。
  2. 前記意思データ入力手段(1)は、外部入力デバイスからコード化されたデータを入力することを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理プログラム。
  3. 前記アプリケーション管理手段(2b)は、アプリケーション識別情報と、アプリケーションプログラム(3)の呼出ルーチンのアドレスを記憶し、
    前記通知手段(2e)は、前記ジョブ識別コードをパラメータとして前記呼出ルーチンを呼び出すことを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理プログラム。
  4. 前記アプリケーション管理手段(2b)は、OSが管理するアプリケーションハンドル情報を記憶し、
    前記通知手段(2e)は、前記ハンドル情報に基づいて前記アプリケーションプログラム(3)にメッセージ送信して前記ジョブ識別コードを通知することを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理プログラム。
  5. 操作者が前記ジョブ認識辞書(2d)を編集する編集手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理プログラム。
  6. 操作者が編集したジョブ認識辞書データを、前記ジョブ認識辞書(2d)に再登録可能に出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のジョブ処理プログラム。
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