JP3803874B2 - Fpc用コネクタとその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般にFPC、FFCなどと呼ばれている平形柔軟ケーブル(この明細書でもこれらを代表して単に「FPC」という。)を接続する為のFPC用コネクタとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなFPC用コネクタの場合、絶縁性のプラスチックで成形したハウジングと、薄金属板を打ち抜いて形成された端子と、端子のコンタクト片とFPCの接点を所定の接圧(当接圧)で加圧係合させる為の加圧部材とを備えている。この加圧部材も絶縁性のプラスチックで成形される。ハウジングには、内部にFPC受入空洞が設けられ、これと連通する開口部が挿入端および挿入端側上部に形成されて、FPCをFPC受入空洞へ挿入端から挿入できるようにしている。端子は複数とされ、所定のピッチの横並びでハウジングに装着される。各端子にはコンタクト片が設けられ、端子をハウジングに装着するとコンタクト片がFPC受入空洞に片持梁状となって臨むようにしている。
【0003】
加圧部材は、ハウジングに形成した開口部に設けられ、FPC受入空洞にFPCを挿入可能とする第1の位置と、挿入されたFPCの接点と端子のコンタクト片に形成されたコンタクト部を所定の接圧で加圧係合させる第2の位置の間で姿勢変化が可能にされる。この加圧部材は、カム部や加圧突部が設けられて、加圧部材の姿勢変化によって、カム部や加圧突部が、挿入されているFPCをコンタクト片に向けて押圧付勢するようにしている。
【0004】
加圧部材の姿勢変化は、通常、加圧部材を回動軸の回りで回動させることによって行われ、この為、加圧部材とハウジングの間や、加圧部材と端子に設けた支持ビームの間で、一方に回動軸を設け、他方に軸受部を設けて互いに係合させている。
【0005】
図30〜32は、特開2000−48886号公報で開示されているFPC用コネクタである。図において、300がハウジングであり、301が加圧部材である。このFPC用コネクタでは、図31に表れているように、加圧部材301に回動軸302が設けられ、ハウジング300側に設けられた軸受部(図示されていない)に支持されて、加圧部材301が図32の第1の位置と図30、31の第2の位置の間で回動できるよにされている。図32に表れているように、加圧部材301にはカム部303が設けられて、端子304の支持ビーム305と係合させてあり、加圧部材301を第2の位置に回動させると、カム部303がFPCをコンタクト片306側に押圧付勢するようにしている。
【0006】
また、図33、34は、特許第2580074号公報で開示されているFPC用コネクタである。このFPC用コネクタのハウジング400に形成した半円状の軸受部401に、加圧部材402の回動軸403を係合させて、加圧部材402が回動軸403の回りで回動できるようにされている。この場合更に、端子404の支持ビーム405に回動支持部406が形成されて、加圧部材402に凹入形成された断面円弧状の回動溝部407と係合させている。加圧部材402には加圧突部408が設けられ、加圧部材402を図22の第1の位置から矢示409の方向に約90度回動させて第2の位置へと姿勢を変化させると、加圧突部408がFPC410を端子404のコンタクト片411へ向けて押圧付勢するようにしている。
【0007】
更に、図35、36は、特許第2892945号公報で開示されているFPC用コネクタである。このFPC用コネクタも加圧部材500の両端面に設けた回動軸501をハウジング502側の軸受部(図示されていない)に係合させて、加圧部材500が回動できるようにされている。また、図36に示されているように、加圧部材500には更に別の回動軸503が設けられ、端子504の支持ビーム505に形成した円弧状の回動支持部506と係合させている。加圧部材500には加圧突部507も設けられている。加圧部材500を図36の鎖線で示された第1の位置から矢示508の方向へ回動させて実線で示された中間位置を経て第2の位置まで回動軸501、503の回りで回動させると、加圧突部507がFPC508を端子504のコンタクト片509に向けて押圧付勢するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のFPC用コネクタでは、加圧部材とハウジングおよび/または端子を回動軸と軸受部で係合させて、加圧部材を回動軸の回りで回動させて前記第1の位置と第2の位置の間で姿勢変化をするようにしていた。この為、回動軸と軸受部は隙間の無い嵌合状態で係合させる必要があり、各部品の製造および組立の管理を難しくしていた。回動軸と軸受部の工作精度には限界があり、通常の製造誤差(5/100mm程度)はやむを得ないとしても、回動軸と軸受部の嵌合状態が、隙間のあるいわゆるガタガタの状態では、加圧部材によってFPCを端子のコンタクト片へ向けて適正に押圧することが難しく、接続用コネクタとしての性能が十分に得られないものであった。
【0009】
また、加圧部材を回動によって姿勢変化させてFPCの接続を行う従来のFPC用コネクタには、接続完了時のクリック感を得ることが難しく、FPCが正しく接続されたか否かの認識性が乏しいという問題もあった。加えて、正しく接続ができても、FPCの引き回し等によって加圧部材が接続時と反対の方向へ簡単に回動するので、接続の信頼性が損なわれるという問題点もあった。このクリック感や加圧部材の意に反する回動の防止の為に、加圧部材に設けられる前記カム部や加圧突部が、加圧部材の第2の位置では、FPCを押圧する力の最大の位置を越えた位置まで回動するように構成することが行われているが、十分なクリック感は得られていなかったし、確実な回動防止はできていなかった。
【0010】
この発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、製造上の管理が容易で、しかも、操作上の認識性および接続の信頼性の高いFPC用コネクタとその製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的のもとになされたこの発明は、内部にFPC受入空洞が設けられたハウジングであって、挿入端および挿入端側上側にFPC受入空洞と連通する開口部が形成されたハウジングと、
ハウジングに所定のピッチの横並びで装着され、各々のコンタクト片が前記FPC受入空洞に臨んでいる複数の端子と、
前記FPC受入空洞に挿入されたFPCの接点と前記コンタクト片のコンタクト部を所定の接圧で係合させるための加圧部材とを備えており、
前記複数の端子が、ハウジングの上側壁の下側に沿って挿入端方向に延びて、先端部がFPC受入空洞に突出し、上方への変位が上側壁で制限されている上腕ビームを有しており、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子の上腕ビームは、先端部下縁が挿入端方向へ延びるカム係合縁とされ、奇数若しくは偶数極の端子の上腕ビームは、先端部上縁に、略垂直の前縁と略垂直の後縁と、前縁と後縁の間を連続させる円弧下縁と傾斜下縁とで画成された上方開放切欠部が設けられ、
一方、前記加圧部材は、前記カム係合縁の下側に係合する断面が略長方形のカム部と、前記上方開放切欠部内に遊合するピン部とが、交互に設けられており、カム係合縁とカム部の係合と、上方開放切欠部とピン部の遊合によって、加圧部材は、FPC受入空洞へFPCを挿入可能とする第1の位置と、挿入されたFPCの接点とコンタクト片のコンタクト部を所定の接圧で係合させる第2の位置の間で姿勢変化が可能とされ、
この第1の位置から第2の位置への加圧部材の姿勢変化の過程では、カム係合縁とカム部の係合が、カム部の長辺の面から角部に移行すると共に、ピン部が上方開放切欠部内で、傾斜下縁に沿って円弧下縁側に移動するステップと、上方開放切欠部内で、ピン部が前縁に押し付けられて反力を受けると共に、この反力によってカム部の角部がカム係合縁に沿って後方へ移動するステップと、カム係合縁とカム部の係合が、カム部の角部から短辺の面に移行すると共に、ピン部が上方開放切欠部内で前縁に沿って上方に移動するステップが含まれるようにしたことを特徴とするFPC用コネクタである。
【0012】
また、上記と同様のハウジングと、複数の端子と、加圧部材とを備えており、前記複数の端子が、ハウジングの上側壁の下側に沿って挿入端方向に延びて、先端部がFPC受入空洞に突出し、上方への変位が上側壁で制限されている上腕ビームを有しており、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子の上腕ビームは、先端部下縁が挿入端方向へ延びるカム係合縁とされ、奇数若しくは偶数極の端子の上腕ビームは、先端部上縁に上方開放切欠部が設けられ、
一方、前記加圧部材は、前記カム係合縁の下側に係合する断面が略長方形のカム部と、前記上方開放切欠部内に遊合するピン部とが、交互に設けられており、カム係合縁とカム部の係合と、上方開放切欠部とピン部の遊合によって、加圧部材は、FPC受入空洞へFPCを挿入可能とする第1の位置と、挿入されたFPCの接点とコンタクト片のコンタクト部を所定の接圧で係合させる第2の位置の間で姿勢変化が可能とされていると共に、
前記加圧部材は、ハウジングに対して上方への移動が、下側縁をカム係合縁とされた上腕ビームで制限され、ハウジングに対して前後および下方への移動が、上側縁に上方解放切欠部を設けた上腕ビームで制限され、第1の位置と第2の位置の間における姿勢変化の際にハウジングから脱落しないようにされていることを特徴とするFPC用コネクタである。
【0013】
更には、上記と同様のハウジングと、複数の端子と、加圧部材とを備えており、前記複数の端子が、ハウジングの上側壁の下側に沿って挿入端方向に延びて、先端部がFPC受入空洞に突出し、上方への変位が上側壁で制限されている上腕ビームを有しており、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子の上腕ビームは、先端部下縁が挿入端方向へ延びるカム係合縁とされ、奇数若しくは偶数極の端子の上腕ビームは、先端部上縁に上方開放切欠部が設けられ、
一方、前記加圧部材は、前記カム係合縁の下側に係合する断面が略長方形のカム部と、前記上方開放切欠部内に遊合するピン部とが、交互に設けられており、カム係合縁とカム部の係合と、上方開放切欠部とピン部の遊合によって、加圧部材は、FPC受入空洞へFPCを挿入可能とする第1の位置と、挿入されたFPCの接点とコンタクト片のコンタクト部を所定の接圧で係合させる第2の位置の間で姿勢変化が可能とされていると共に、
前記加圧部材は、先端部に上方開放切欠部が形成された上腕ビームを有する端子がハウジングに装着された後に組み付けられ、且つ、先端部下縁をカム係合縁とした上腕ビームを有する端子は、加圧部材が組み付けられた後にハウジングに装着されており、加圧部材は嵌め合い状態となってハウジングから脱落しないようにされているFPC用コネクタである。
【0014】
また、FPC用コネクタの製造方法は、内部にFPC受入空洞が設けられたハウジングであって、挿入端および挿入端側上側にFPC受入空洞と連通する開口部が形成されたハウジングと、
ハウジングに所定のピッチの横並びで装着され、各々のコンタクト片が前記FPC受入空洞に臨んでいる複数の端子と、
前記FPC受入空洞に挿入されたFPCの接点と前記コンタクト片のコンタクト部を所定の接圧で係合させるための加圧部材とを備えたFPC用コネクタの製造方法であって、
前記複数の端子は、ハウジングの上側壁の下側に沿って挿入端方向に延びて、先端部がFPC受入空洞に突出し、上方への変位が上側壁で制限される上腕ビームを有したものとし、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子の上腕ビームは、先端部下縁を挿入端方向へ延びるカム係合縁とし、奇数若しくは偶数極の端子の上腕ビームは、先端部上縁に上方開放切欠部を設けたものとし、
一方、前記加圧部材は、前記カム係合縁の下側に係合する断面が略長方形のカム部と、前記上方開放切欠部内に遊合するピン部とが、交互に設けられたものとし、
前記上方開放切欠部が上腕ビームに設けられた端子がハウジングに装着された後に前記加圧部材が組み付けられ、加圧部材が組み付けられた後に下縁をカム係合縁とした上腕ビームを有する端子がハウジングに装着されることを特徴とするFPC用コネクタの製造方法である。
【0015】
【作用】
このように構成されたこの発明のFPC用コネクタは、加圧部材とハウジングや端子の間に、回転軸と軸受部を設けない構成であるので、この点での製造管理の困難性を解消することができる。
FPCの接続に際し、加圧部材を第1の位置から第2の位置に姿勢変化させる時、加圧部材に設けた断面を略長方形としたカム部は、その長辺側の面がカム係合縁に係合した状態から、この長辺側の面に角部を挟んで隣り合う短辺側の面が係合する状態へと転がるように変位して、長辺および短辺の向きを変化させ、FPCの接点と端子のコンタクト部の間に必要な接圧が得られるようにする。端子の上腕ビームのカム係合縁と係合するカム部が、このように一つの面から角部を挟んで隣り合う面へと係合する面を変化させることで、係合面が変化する際に操作者に様々のクリック感を与え、また、加圧部材の意に反する姿勢変化を防止する。上記のようにカム部の向きが変化する時、加圧部材に設けたピン部は、上腕ビームの上方開放切欠部の中で、その位置を移動させるが、上腕ビームの先端方向である前方への移動は、上方開放切欠部を画成している前縁で制限される。即ち、上方開放切欠部の前縁がピン部の前方移動の限界を構成して、加圧部材が脱落するのを防止する。また、加圧部材は、カム係合縁が形成された上腕ビームと上方開放切欠部が形成された上腕ビームとによって、嵌め合い状態とされ、ハウジングから外れて脱落しないようにできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付の図を参照して説明する。
【0017】
図1、2は、図3および図4〜図6に示したような外観をした実施形態のFPC用コネクタ10の断面図を表している。このFPC用コネクタ10は、絶縁性のプラスチックを成形したハウジング20および加圧部材40と、薄金属板を打ち抜いた2種類の端子60A、60Bとを備えている。図1、2は、2種類の端子60A、60Bのそれぞれに沿って示した断面図であり、FPC80が接続された状態で示されている。
【0018】
ハウジング20は、図1、2に表れているように、上側壁21と下側壁22を有し、これらの間にFPC受入空洞23を画成している。FPC受入空洞23は、図1、2において左側である前端に形成された開口部24と連通し、この前端を挿入端25としてFPC80をFPC受入空洞23に挿入できるようにしている。また、この挿入端25側の上部にもFPC受入空洞23に連通する開口部26が形成されるように、前記上側壁21は下側壁22に比べて短くされている。この開口部26は、加圧部材40と端子60A、60Bとを係合させる目的で形成されている。
【0019】
ハウジング20に2種類の端子60A、60Bがハウジング20の長手方向(図4の左右方向)に所定のピッチの横並びで交互に装着されている。図示した実施形態では、図1に示されている端子60Aが、図3で左側から数えて偶数番目の極(偶数極)となり、図2に示されている端子60Bが奇数番目の極(奇数極)となるようにしている。尚、端子60Aを奇数極とし、端子60Bを偶数極としてもかまわない。
【0020】
各端子60A、60Bの形状を説明すると、偶数極の端子60Aは、図1に示されているように、ハウジング20の後端27側から装着できるように形成され、ハウジング20の上側壁21と下側壁22の間に配置される基板部61の上部に、上側壁21の下側に沿って延びる上腕ビーム62が設けられている。この上腕ビーム62は、先端部が上側壁21の前縁を越えて前記開口部26へ延びてFPC受入空洞23へ突出する長さを有している。上側壁21の下側に沿って延びることで上方への変位が上側壁21で制限されている。上腕ビーム62の基部下縁からクランク形状のスプリングビーム63が垂下し、このスプリングビーム63から長いコンタクト片64と短いコンタクト片65で二股状としたコンタクトが延び、端子60Aをハウジング20に装着した時、各コンタクト片64、65が前記FPC受入空洞23に臨むようにしてある。基板部61の後縁下部からは半田テイル66が斜め下方に延びている。
【0021】
奇数極の端子60Bは、図2に示されているように、ハウジング20の挿入端25側から装着できるように形成されている。ハウジング20の下側壁22の上側に沿って延びる下腕ビーム67と、ハウジング20の上側壁21の下側に沿って延びる上腕ビーム68が連結ビーム69で連結されて略横U字状に形成されている。下腕ビーム67がハウジング20の前後方向の幅に比べて長いのに対して、上腕ビーム68は先端部が上側壁21の前縁を越えて開口部26へ延びてFPC受入空洞23に突出する長さとされている。端子60Aの上腕ビーム62と同様に、上側壁21の下側に沿って延びることで上方への変位が上側壁21で制限されている。上腕ビーム68の基部下縁から、偶数極の端子60Aと同様に、スプリングビーム70が垂下し、そして、スプリングビーム70から長いコンタクト片71と短いコンタクト片72を備えたコンタクトが延びている。このコンタクトもハウジング20のFPC受入空洞23に臨むようにしてある。前記下腕ビーム67の前端下縁には半田テイル73が設けられている。
【0022】
偶数極の端子60Aのコンタクトと、奇数極の端子60Bのコンタクトは、互いに同じレベルで交互に並んでFPC受入空洞23に臨むようになっている。長いコンタクト片64、71の先端上縁にはコンタクト部64a、71aがそれぞれ突出形成してあり、FPC80の下面に設けられる接点(図示せず)と対向できるようにしてある。また、短いコンタクト片65、72の先端下縁にも、コンタクト部65a、72aが突出形成してあり、FPC80の上面に設けられる接点(図示せず)と対向できるようにしてある。長いコンタクト片64、71に形成したコンタクト部64a、71aは、FPC受入空洞23内で千鳥状に配置されるようにしてある。短いコンタクト片65、72に形成したコンタクト部65a、72aも同様で、千鳥状に配置されるようにしてある。
【0023】
加圧部材40は、図3〜図6を参照して説明すると、ハウジング20の上側壁21を略覆う大きさの方形板状の本体部41の前縁から係合部42が下方に向って弧状に連続していると共に、本体部41の両側に側板部43が垂下している。本体部41、係合部42、側板部43は一体となっている。係合部42がハウジング20の上側壁21の前方に形成した開口部26を通してFPC受入空洞23の中に突入して、端子60A、60Bの各上腕ビーム62、68と係合させてある。この係合の為に、偶数極の端子60Aの上腕ビーム62に対応させて図1に表れているように窓孔44が係合部42を貫通して形成され、窓孔44を通して上腕ビーム62の先端部が前方に延びるようにしてある。また、奇数極の端子60Bの上腕ビーム68に対応させて図2に表れているように収容溝45が係合部42に形成され、収容溝45の中に上腕ビーム68の先端部が延びるようにしてある。
【0024】
偶数極の端子60Aと加圧部材40の係合は、挿入端25の方向に略水平となって延びている、端子60Aの上腕ビーム62の先端部下縁をカム係合縁62aとして、このカム係合縁62aと前記窓孔44の下側に隣接させて設けたカム部46で形成されている。カム部46は断面が略長方形の形状をしており、短辺の面46aや長辺の面46b或は両面間の角部46cがカム係合縁62aに係合するようにしている。
【0025】
奇数極の端子60Bと加圧部材40の係合は、端子60Bの上腕ビーム68の先端部に形成した上方開放切欠部74と、加圧部材40の係合部42に形成した収容溝45に横設したピン部47で形成されている。ピン部47を上方開放切欠部74の中に収容して係合させてある。上方開放切欠部74は、図17にも示してあるように、略垂直の前縁74aと略垂直の後縁74dと、前縁74aと後縁74dの間を連続させる円弧下縁74bと傾斜下縁74cで画成されている。前縁74aと後縁74dの幅がピン部47の径に比べて大きくされて、ピン部47と上方開放切欠部74は遊合状態で係合しており、ピン部47は上方開放切欠部74の中で、前後方向および上下方向で移動が可能となっている。加圧部材40の操作によってカム部46の短辺の面46aおよび長辺の面46bの方向が変化する時、ピン部47の位置が前後および上下の方向で移動できるようにしたものである。
【0026】
更に、加圧部材40のカム部46が係合している偶数極の端子60Aの上腕ビーム62のカム係合縁62aには肩部62bが形成されており、カム部46の長辺の面46bは、肩部62bを有するカム係合縁62aの形状に対応させて、段部48が形成されている。
【0027】
加圧部材40の係合部42と端子60A、60Bの上腕ビーム62、68を上記のように係合させることで、加圧部材40は、図7、8に示したハウジング20に略垂直の位置、即ち、挿入端25の開口部24を通してFPC80をFPC受入空洞23に挿入可能とする第1の位置と、図1、2に示したハウジング20に略平行の位置、即ち、FPC受入空洞23に挿入されたFPC80の接点と端子60A、60Bのコンタクト片64、65、71、72に設けられたコンタクト部64a、65a、71a、72aを所定の接圧で加圧係合させる第2の位置の間で姿勢変化することが可能となっている。以下、この加圧部材40の姿勢変化に伴うカム部46、ピン部47の動作と加圧係合の様子について図1、2、7、8と、姿勢変化の途中を表している図9〜16を参照して説明する。
【0028】
加圧部材40の姿勢を図7、8の第1の位置にすると、カム部46はその長辺の面46bが偶数極の端子60Aの上腕ビーム62のカム係合縁62aに係合するように変位すると共に、コンタクト片64、65およびコンタクト片71、72の間を開放するようになっている。図7において、cx0は、この時のカム部46の角部46cの前後方向における位置(原点位置)の座標を表している。奇数極の端子60Bの上腕ビーム68に形成した上方開放切欠部74に遊合させた加圧部材40のピン部47は、この時、傾斜下縁74cと係合する位置を取るようになっている。図8において、px0はピン部47の前後方向における位置(原点位置)、py0は上下方向の位置(原点位置)の座標を表している。
【0029】
加圧部材40の姿勢をこのように第1の位置にすると、FPC受入空洞23へFPC80を挿入抵抗の無いゼロ挿入力で挿入することができる。端子60Aのコンタクト片64、65の対向間隔および端子60Bのコンタクト片71、72の対向間隔がFPC80の厚さよりも広くされているためである。つまり、各コンタクト片に沿ってFPC80をゼロ挿入力で挿入できる間隙が形成されているのである。FPC80をFPC受入空洞23に臨んでいる端子60Aのコンタクト片64、65の間および端子60Bのコンタクト片71、72の間に挿入し、上下面の接点とコンタクト部64a、65a、71a、72aを1対1の関係で対向させることができる。各端子60A、60Bの短いコンタクト片65、72のコンタクト部65a、72aと接点の対向部は、FPC受入空洞23で各端子60A、60Bの間に設けられている隔壁28の上縁でバックアップされる。
【0030】
FPC80を挿入した後、加圧部材40を図1、2の第2の位置まで姿勢変化させると、その間において、図9、10〜図15、16のような姿勢に順次変化して最後に図1、2の第2の位置の姿勢に変化する。図9、10は、加圧部材40がハウジング20に対して約70度の角度をなしている姿勢の時を表している。同様に、図11、12は約45度の姿勢、図13、14は約30度の姿勢、図15、16は約15度の姿勢を表している。このような姿勢変化に伴って、加圧部材40のカム部46も各図に表れているように、その短辺の面46aと長辺の面46bの向きを順次変化させていく。そして、加圧部材40のピン部47も上方開放切欠部74内で図のように移動していく。
【0031】
カム部46のこのような向きの変化は、偶数極の端子60Aに設けた上腕ビーム62のカム係合縁62aと長辺の面46bの係合から角部46cの係合へと移行し、この係合部を起点としてはじめのステップが進行する。したがって、ピン部47はその位置を上方開放切欠部74内で移動させることになる。即ち、図10に表れているように、ピン部47は上方開放切欠部74の傾斜下縁74cを下るように前方へ移動して円弧下縁74bと係合するように変化する。ピン部47は前方にΔpx1、下方にΔpy1移動して、px1、py1の位置に中心を移動させる。ピン部47が円弧下縁74bと係合する位置(px1、py1)まで移動すると、ピン部47は前縁74aとも係合することとなり、それ以上前方への移動は停止される。前縁74aがピン部47の前方への移動の限界を構成する。また、この前縁74aとピン部47の係合によって、加圧部材40が姿勢変化の際に端子60A、60Bとの係合が外れて脱落するのを防止する。
【0032】
上記のようなステップを経て、ピン部47が上方開放切欠部74の前縁74aと係合して前方への移動が停止した後は、加圧部材40の姿勢変化に伴ってピン部47は前縁74aに押し付けられるので、前縁74aからピン部47に反力が作用することになる。この反力を受けるステップでは、カム部46の角部46cと上腕ビーム62のカム係合縁62aの係合部が後方に移動しながらカム部46の向きの変化が進行することになる。加圧部材40の姿勢がハウジング20に対して約45度の角度をなしている図11、12の段階では、カム部46の角部46cは後方にΔcx1移動してcx1の位置に移動する。ピン部47は図10の位置と同じでpx1、py1に位置している。加圧部材40の姿勢がハウジング20に対して約30度の角度をなしている図13、14の段階では、カム部46の角部46cは後方へΔcx2移動してcx2の位置に移動する。ピン部47はpx1、py1に位置している。加圧部材40の姿勢がハウジング20に対して約15度の角度をなしている図15、16の段階では、カム部46の角部46cは後方へΔcx3移動してcx3の位置に移動する。ピン部47は上方開放切欠部74の前縁74aに沿って上方に僅かに移動してpy0からΔpy2離れたpx1、py2の位置に移動する。
【0033】
上腕ビーム62のカム係合縁62aに形成した肩部62bは、カム部46の角部46cとカム係合縁62aの係合部が後方へ移動する限界を構成し、また、加圧部材40の姿勢変化の際の後方移動の限界も構成している。もっとも、ピン部47が上方開放切欠部74の前縁74aと係合して前方への移動が制限されているので、肩部62aの位置は、カム部46の角部46cと上腕ビーム62のカム係合縁62aとの係合部の移動範囲を確保できる位置とされていることは言うまでもない。
【0034】
このようなカム部46がその短辺と長辺の向きを変化させ、また、ピン部47が上方開放切欠部74内で移動する過程で、加圧部材40のFPC受入空洞23に突入している係合部42の端面は、FPC受入空洞23内において、FPC80の上面と当接してFPC80を押し下げる、加圧面49として働く。カム部46と端子60Aの上腕ビーム62のカム係合縁62aとが係合しているので、加圧部材40は上方に移動することはできない。このため、加圧面49はFPC80を端子60A、60Bの長いコンタクト片64、71へと押圧付勢して、各コンタクト片64、71を下方に弾性変形させて、コンタクト部64a、71aとFPC80の接点を適度の接圧で加圧係合させる。長いコンタクト片64、71が下方に弾性変形を受けると、それぞれに一体の短いコンタクト片65、72も下方へ追従させるので、隔壁28でバックアップされているFPC80の接点とコンタクト部65a、72aも適度の接圧で加圧係合させることができる。
【0035】
加圧部材40の加圧面49がFPC80を介して長いコンタクト片64、71を弾性変形させ、また、短いコンタクト片65、72も間接的に弾性変形させると、その反力が加圧部材40に作用することになる。この反力は、カム部46が図18のように、角部46cとこれに対向する角部を結ぶ対角線が垂直方向に向いた時(図13、14に示した、加圧部材40がハウジング20に対して約30度の角度をなした時)に最大となる。この最大の反力はカム部46のもう一対の角部に表れるモーメントf1、f2(図18)も最大とする。したがって、加圧部材40が図13、14の段階まで姿勢変化した後は、一気に図15、16の段階を経て図1、2の第2の位置まで姿勢変化するのが助長される。しかも、第2の位置まで姿勢変化をすると、カム部46の短辺の面46aが上腕ビーム62のカム係合縁62aに係合して、それ以上の姿勢変化を急激に停止させる。
【0036】
加圧部材40が第2の位置まで姿勢を変化し、カム係合縁62aとカム部46の係合が、角部46cから短辺の面46aに移行するステップが終わると、カム46の角部46cは図1に示されているように、原点cx0からΔcx4離れたcx4の位置に移動する。カム係合縁62aに形成した肩部62bの近くである。また、ピン部47は、px1、py2の位置から更に前縁74aに沿って上昇して円弧下縁74bから離れ、px1、py0の位置に移動する。
【0037】
多段クリックの説明のために加圧部材40が第1の位置から第2の位置へ姿勢変化する様子を3つのステップに亘って説明した。加圧部材40を操作する者には、各ステップで異なった感触を与える。即ち、はじめのステップは、それほどの抵抗を受けることなく操作できるのに対し、中間のステップでは、カム部46の角部46cがカム係合縁62aをこすりながら移動するため、はじめのステップに比べてやや大きい抵抗を感じるようになる。そして、最後のステップでは、コンタクト片の反力で姿勢変化に勢いが与えられる。この結果、加圧部材40を姿勢変化させてFPC80を接続する際には、多段階の確かなクリック感を与え、接続の完成をはっきりと認識することができる。
【0038】
このようにしてFPC80が接続された後は、カム部46の短辺の面46aと上腕ビーム62のカム係合縁62aが係合している状態から、角部46cが上腕ビーム62の下側縁と係合する状態へ変化させるには、端子60A、60Bのコンタクト側からの反力が作用している条件で、比較的大きな力を必要とする。したがって、FPC80の引き回し等によって加圧部材40が意に反して第1の位置に向って姿勢変化するのを確実に防止することができる。接続状態がこのように確実に維持されるので、接続の信頼性を向上することができる。接続を解除する場合は、加圧部材40に端子60A、60Bのコンタクトからの反力に打ち勝つ力を与えて、第1の位置へ向かって姿勢変化させることになる。この時、カム部46とピン部47は前記と逆の経過をたどって、向きを変化させ、また、移動をする。
【0039】
加圧部材40が姿勢変化する時、ピン部47が一点に固定されないように、前記上方開放切欠部74の底部に傾斜下縁74cを含んでいることが重要である。カム部46が角部46cを基点として向きを変化させる時、ピン部47が前方下方に移動できるようにするためである。ここで、もし、ピン部47が一点に固定されて(固定された回転軸とされて)、加圧部材40がピン部47を中心として回動するように構成したとすると、カム部46の角部46cは、図19のようにカム係合縁62aと競り合うことになる。したがって、この場合、加圧部材40を回動させることが不可能である。カム係合縁62aが形成されている上腕ビーム62が、ハウジング20の上側壁21によって上方への変位を制限されているためである。もっとも、加圧部材40を無理矢理回動させることは可能であるが、カム部46の早期の磨耗を招くことになる。
【0040】
図20は、他の実施形態のカム部46の断面を表している。このように、カム部46の上腕ビーム62のカム係合縁62aと係合することになる長辺の面46bは、平坦面50とテーパー面51で構成して、肩部62bを形成した上腕ビーム62の下側縁の形状に対応させることもできる。
【0041】
尚、先の実施形態において、ハウジング20の両側には金属製のネイル100が装着してある。このネイル100は、図21、22に示すように、ハウジング20と係合する装着片101と、ハウジング20の外側に延びる係合片102が連結底片103で連続している。前記加圧部材40の側板部43は、ハウジング20とこのネイル100の係合片102の間隙に挟まれるように配置されている。
【0042】
ネイル100の係合片102には、突条104が内側に突出するようにして長手方向で設けてある。一方、加圧部材40の側板部43の外面には、図16に示したように、突条104を収容できる凹入溝52と、突条104と係合する段部53が設けてある。加圧部材40を第2の位置にすると、突条104と段部53が係合して、ここでも加圧部材40の第1の位置に向かう意に反する姿勢変化が起こらないようにしている。
【0043】
図24〜図28に、図3に示した完成品が得られるまでの製造方法が示されている。はじめに、図24のように、ハウジング20の挿入端25側から奇数極の端子60Bを装着する。次に、図25と26のように、端子60Bが装着されているハウジング20に加圧部材40を組み付ける。加圧部材40は本体部41をハウジング20と略平行にして、上方から組み付ける。加圧部材40を組み付けると、ピン部47が端子60Bの上腕ビーム68に設けた上方開放切欠部74内に収容される(図2参照)。
【0044】
加圧部材40を組み付けた後に、図27のように、ハウジング20の後端27から偶数極の端子60Aを装着する。端子60Aを装着すると、上腕ビーム62の先端部がカム部46の上部の窓孔44に突入する(図1参照)。上腕ビーム62の先端部下縁の、挿入端25の方向に向かって略水平に延びているカム係合縁62aが、カム部46の短辺の面46aの上に延びて、カム部46と係合するようになる。最後に、図28のように、ネイル100をハウジング20に挿入端25側から装着することで、図3に示されているFPC用コネクタ10が完成する。
【0045】
完成したFPC用コネクタでは、カム部46がカム係合縁62Aの下側に係合しているため、加圧部材40の上方への移動が制限されることになる。また、ピン部47が上方開放切欠部74に遊合しているため、加圧部材40の前後および下方への移動が制限されることになる。つまり、完成したFPC用コネクタ10においては、加圧部材40は、いわば嵌め合いの状態となって、組み付け状態の解除はもはや不可能となるのである。この結果、加圧部材40が第1の位置と第2の位置の間で姿勢変化する時、FPC受入空洞23にFPC80が挿入されていると否とにかかわらず、ハウジング20から外れて脱落することは皆無である。
【0046】
図29(a)、(b)には更に別の実施形態のFPC用コネクタ200が示されている。この実施形態のFPC用コネクタ200は、偶数極の端子260Aおよび奇数極の端子260Bの形状が先の実施形態と異なっており、他の部分は先の実施形態と同様に構成されている。したがって、先の実施形態と同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0047】
先の実施形態の端子60A、60Bは、長いコンタクト片64、71のコンタクト部64a、71aおよび短いコンタクト片65、72のコンタクト部65a、72aがFPC受入空洞23において千鳥状に配置される構成であった。これに対して、図29に示した実施形態では、コンタクト部が千鳥配置ではなく一直線に並ぶようにしている。即ち、偶数極の端子260Aのコンタクトを構成している長いコンタクト片264の先端上縁に形成したコンタクト部264aと奇数極の端子260Bのコンタクトを構成している長いコンタクト片271の先端上縁に形成したコンタクト部271aがFPC受入空洞23内で、図の紙面に垂直の方向で一直線に並ぶように構成されている。短いコンタクト片265、272も同様で、偶数極の端子260Aの短いコンタクト片265の先端下縁に形成したコンタクト部265aと、奇数極の端子260Bの短いコンタクト片272の先端下縁に形成したコンタクト部272aが、FPC受入空洞23内で、図の紙面に垂直の方向で一直線に並ぶように構成されている。
【0048】
先の実施形態のFPC用コネクタ10に接続するFPC80では、その接点を上面および下面でそれぞれ千鳥配置の形態とするのに対し、この図29の実施形態のFPC用コネクタ200に接続するFPCでは、その接点を上面および下面でそれぞれ一直線に配置することになる。
【0049】
また、奇数極の端子260Bは、ハウジング20の後端27側から装着できるように形成されている。したがって、下腕ビームを有することなく、基板部269の上部前縁から上腕ビーム268が延び、また、半田テイル273は基板部269の後縁下部から斜め下方に延びている。偶数極の端子260Aの半田テイル266と奇数極の端子260Bの半田テイル273も一直線に並列するようにしている。
【0050】
各端子260A、260Bの上腕ビーム262、268と加圧部材40の係合構造は先の実施形態と同一である。したがって、加圧部材40の姿勢変化におけるカム部45およびピン部47の動作は前記と同様であり、この実施形態においても接続の完了を確かなクリック間で認識させることができ、また、接続状態の意に反する解除を回避して信頼性を向上することができる。製造方法も同様であり、ハウジング20に端子260Bを装着した後、加圧部材40を組み付け、その後に端子260aを装着して完成品を得ることができ、そして、加圧部材40を嵌め合い状態とすることができる。
【0051】
尚、実施形態で示したFPC用コネクタ10、200は、ハウジング20の下側壁22をプリント回路基板(図示せず)に略平行に対向させて実装する、いわゆるライトアングルタイプのものであるが、下側壁22および上側壁21をプリント回路基板に対して略垂直として実装するタイプとして実施することもできる。
【0052】
【発明の効果】
以上に説明の通り、この発明のFPC用コネクタでは、加圧部材の断面を略長方形としたカム部と上腕ビームのカム係合縁を係合させ、また、ピン部を上腕ビームの上方開放切欠部に遊合させて前後および上下の方向で移動可能に構成して加圧部材の第1の位置と第2の位置の間の姿勢変化を可能とし、一定の位置に配置される回動軸と軸受部を備えていない構成としたので、製造上の管理を容易にし、しかも、確かなクリック感を与えて操作上の認識性を向上し、また、加圧部材の意に反する姿勢変化を困難にして接続の信頼性を向上でき、さらには、加圧部剤を嵌め合いの状態にしてFPCが挿入されているか否かにかかわらずハウジングから外れて脱落しないようにできるなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の、加圧部材が第2の位置にある時の、偶数極の端子に沿って示した、一部拡大図を伴う断面図である。
【図2】同じく、実施形態の、加圧部材が第2の位置にある時の、奇数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図3】この発明の実施形態の斜視図である。
【図4】この発明の実施形態の平面図である。
【図5】この発明の実施形態の正面図である。
【図6】この発明の実施形態の側面図である。
【図7】この発明の実施形態の、加圧部材が第1の位置にある時の、偶数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図8】同じく、実施形態の、加圧部材が第1の位置にある時の、奇数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図9】加圧部材が第1の位置から第2の位置へ姿勢変化する時の中間段階の、偶数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図10】同じく、加圧部材が第1の位置から第2の位置へ姿勢変化する時の中間段階の、奇数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図11】図9から更に進んだ中間段階の、偶数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図12】同じく、図10から更に進んだ中間段階の、奇数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図13】図11から更に進んだ中間段階の、偶数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図14】同じく、図12から更に進んだ中間段階の、奇数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図15】図13から更に進んだ中間段階の、偶数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図16】同じく、図14から更に進んだ中間段階の、奇数極の端子に沿って示した一部拡大図を伴う断面図である。
【図17】奇数極の端子の上腕ビームに形成した上方開放切欠部の拡大図である。
【図18】カム部に働くモーメントを説明する図である。
【図19】ピン部が固定された回動軸とされる場合を説明する一部拡大図を伴う断面図である。
【図20】この発明の他の実施形態のカム部の断面図である。
【図21】この発明の実施形態のネイルの正面図である。
【図22】同じくネイルの底面図である。
【図23】この発明の実施形態の加圧部材の側面図である。
【図24】この発明の実施形態の製造方法を説明する図で、奇数極の端子を装着する工程の斜視図である。
【図25】同じく、加圧部材を組み付ける工程の斜視図である。
【図26】同じく、加圧部材の組付けを完了した状態の斜視図である。
【図27】同じく、偶数極の端子を装着する工程の斜視図である。
【図28】同じく、ネイルを装着する工程の斜視図である。
【図29】この発明の別の実施形態の断面図で、(a)は偶数極の端子に沿って示した断面図、(b)は奇数極の端子に沿って示した断面図である。
【図30】従来のFPC用コネクタの上方斜視図である。
【図31】従来のFPC用コネクタの下方斜視図である。
【図32】従来のFPC用コネクタの断面図である。
【図33】従来の別のFPC用コネクタの分解斜視図である。
【図34】従来の別のFPC用コネクタの断面図である。
【図35】従来の更に別のFPC用コネクタの分解斜視図である。
【図36】従来の更に別のFPC用コネクタの断面図である。
【符号の説明】
10、200 FPC用コネクタ
20 ハウジング
21 上側壁
23 FPC受入空洞
24、26 開口部
40 加圧部材
42 係合部
46 カム部
46a カム部の短辺の面
46b カム部の長辺の面
46c カム部の角部
47 ピン部
48 段部
49 加圧面
60A、260A 偶数極の端子
60B、260B 奇数極の端子
62、262 上腕ビーム
62a カム係合縁
62b 肩部
64、264 コンタクト片
64a、264a コンタクト部
65、265 コンタクト片
65a、265a コンタクト部
68、268 上腕ビーム
71、271 コンタクト片
71a、271a コンタクト部
72、272 コンタクト片
72a、272a コンタクト部
74 上方開放切欠部
74a 前縁
74b 円弧下縁
74c 傾斜下縁
74d 後縁
80 FPC

Claims (12)

  1. 内部にFPC受入空洞(23)が設けられたハウジング(20)であって、挿入端(25)および挿入端側上側にFPC受入空洞(23)と連通する開口部(24、26)が形成されたハウジング(20)と、
    ハウジング(20)に所定のピッチの横並びで装着され、各々のコンタクト片(64、65、71、72)が前記FPC受入空洞(23)に臨んでいる複数の端子(60A、60B)と、
    前記FPC受入空洞(23)に挿入されたFPC(80)の接点と前記コンタクト片(64、65、71、72)のコンタクト部(64a、65a、71a、72a)を所定の接圧で係合させるための加圧部材(40)とを備えており、
    前記複数の端子(60A、60B)が、ハウジング(20)の上側壁(21)の下側に沿って挿入端(25)方向に延びて、先端部がFPC受入空洞(23)に突出し、上方への変位が上側壁(21)で制限されている上腕ビーム(62、68)を有しており、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子(60A)の上腕ビーム(62)は、先端部下縁が挿入端(25)方向へ延びるカム係合縁(62a)とされ、奇数若しくは偶数極の端子(60B)の上腕ビーム(68)は、先端部上縁に、略垂直の前縁(74a)と略垂直の後縁(74b)と、前縁(74a)と後縁(74b)の間を連続させる円弧下縁(74d)と傾斜下縁(74c)とで画成された上方開放切欠部(74)が設けられ、
    一方、前記加圧部材(40)は、前記カム係合縁(62a)の下側に係合する断面が略長方形のカム部(46)と、前記上方開放切欠部(74)内に遊合するピン部(47)とが、交互に設けられており、
    カム係合縁(62a)とカム部(46)の係合と、上方開放切欠部(74)とピン部(47)の遊合によって、加圧部材(40)は、FPC受入空洞(23)へFPC(80)を挿入可能とする第1の位置と、挿入されたFPC(80)の接点とコンタクト片(64、65、71、72)のコンタクト部(64a、65a、71a、72a)を所定の接圧で係合させる第2の位置の間で姿勢変化が可能とされ、
    この第1の位置から第2の位置への加圧部材(40)の姿勢変化の過程では、カム係合縁(62a)とカム部(46)の係合が、カム部(46)の長辺の面(46b)から角部(46c)に移行すると共に、ピン部(47)が上方開放切欠部(74)内で、傾斜下縁(74c)に沿って円弧下縁(74b)側に移動するステップと、上方開放切欠部(74)内で、ピン部(47)が前縁(74a)に押し付けられて反力を受けると共に、この反力によってカム部(46)の角部(46c)がカム係合縁(62a)に沿って後方へ移動するステップと、カム係合縁(62a)とカム部(46)の係合が、カム部(46)の角部(46c)から短辺の面(46a)に移行すると共に、ピン部(47)が上方開放切欠部(74)内で前縁(74a)に沿って上方に移動するステップが含まれるようにしたことを特徴とするFPC用コネクタ。
  2. カム係合縁(62a)は、カム部(46)の角部(46c)の移動を制限する段部(62b)が設けられている請求項1に記載のFPC用コネクタ。
  3. カム部(46)の長辺の面(46b)は、段部(62b)が設けられたカム係合縁(62a)に対応させた面に形成されている請求項2に記載のFPC用コネクタ。
  4. 加圧部材(40)が第1の位置の時、コンタクト片(64、65、71、72)に沿ってFPC(80)をゼロ挿入力で挿入できる間隙が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のFPC用コネクタ。
  5. 加圧部材(40)は、第2の位置でFPC(80)に当接して押し下げる加圧面(49)が設けられているFPC用コネクタ。
  6. 内部にFPC受入空洞(23)が設けられたハウジング(20)であって、挿入端(25)および挿入端側上側にFPC受入空洞(23)と連通する開口部(24、26)が形成されたハウジング(20)と、
    ハウジング(20)に所定のピッチの横並びで装着され、各々のコンタクト片(64、65、71、72)が前記FPC受入空洞(23)に臨んでいる複数の端子(60A、60B)と、
    前記FPC受入空洞(23)に挿入されたFPC(80)の接点と前記コンタクト片(64、65、71、72)のコンタクト部(64a、65a、71a、72a)を所定の接圧で係合させるための加圧部材(40)とを備えており、
    前記複数の端子(60A、60B)が、ハウジング(20)の上側壁(21)の下側に沿って挿入端(25)方向に延びて、先端部がFPC受入空洞(23)に突出し、上方への変位が上側壁(21)で制限されている上腕ビーム(62、68)を有しており、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子(60A)の上腕ビーム(62)は、先端部下縁が挿入端(25)方向へ延びるカム係合縁(62a)とされ、奇数若しくは偶数極の端子(60B)の上腕ビーム(68)は、先端部上縁に上方開放切欠部(74)が設けられ、
    一方、前記加圧部材(40)は、前記カム係合縁(62a)の下側に係合する断面が略長方形のカム部(46)と、前記上方開放切欠部(74)内に遊合するピン部(47)とが、交互に設けられており、
    カム係合縁(62a)とカム部(46)の係合と、上方開放切欠部(74)とピン部(47)の遊合によって、加圧部材(40)は、FPC受入空洞(23)へFPC(80)を挿入可能とする第1の位置と、挿入されたFPC(80)の接点とコンタクト片(64、65、71、72)のコンタクト部(64a、65a、71a、72a)を所定の接圧で係合させる第2の位置の間で姿勢変化が可能とされていると共に、
    前記加圧部材(40)は、ハウジング(20)に対して上方への移動が、下側縁をカム係合縁(62a)とされた上腕ビーム(62)で制限され、ハウジング(20)に対して前後および下方への移動が、上側縁に上方解放切欠部(74)を設けた上腕ビーム(68)で制限され、第1の位置と第2の位置の間における姿勢変化の際にハウジング(20)から脱落しないようにされていることを特徴とするFPC用コネクタ。
  7. 前記加圧部材(40)の上方への移動は、カム係合縁(62a)の下側にカム部(46)を係合させて制限されている請求項6に記載のFPC用コネクタ。
  8. 前記加圧部材(40)の前後および下方への移動は、上方開放切欠部(74)にピン部(47)を遊合させて制限されている請求項6に記載のFPC用コネクタ。
  9. 内部にFPC受入空洞(23)が設けられたハウジング(20)であって、挿入端(25)および挿入端側上側にFPC受入空洞(23)と連通する開口部(24、26)が形成されたハウジング(20)と、
    ハウジング(20)に所定のピッチの横並びで装着され、各々のコンタクト片(64、65、71、72)が前記FPC受入空洞(23)に臨んでいる複数の端子(60A、60B)と、
    前記FPC受入空洞(23)に挿入されたFPC(80)の接点と前記コンタクト片(64、65、71、72)のコンタクト部(64a、65a、71a、72a)を所定の接圧で係合させるための加圧部材(40)とを備えており、
    前記複数の端子(60A、60B)が、ハウジング(20)の上側壁(21)の下側に沿って挿入端(25)方向に延びて、先端部がFPC受入空洞(23)に突出し、上方への変位が上側壁(21)で制限されている上腕ビーム(62、68)を有しており、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子(60A)の上腕ビーム(62)は、先端部下縁が挿入端(25)方向へ延びるカム係合縁(62a)とされ、奇数若しくは偶数極の端子(60B)の上腕ビーム(68)は、先端部上縁に上方開放切欠部(74)が設けられ、
    一方、前記加圧部材(40)は、前記カム係合縁(62a)の下側に係合する断面が略長方形のカム部(46)と、前記上方開放切欠部(74)内に遊合するピン部(47)とが、交互に設けられており、
    カム係合縁(62a)とカム部(46)の係合と、上方開放切欠部(74)とピン部(47)の遊合によって、加圧部材(40)は、FPC受入空洞(23)へFPC(80)を挿入可能とする第1の位置と、挿入されたFPC(80)の接点とコンタクト片(64、65、71、72)のコンタクト部(64a、65a、71a、72a)を所定の接圧で係合させる第2の位置の間で姿勢変化が可能とされていると共に、
    前記加圧部材(40)は、先端部に上方開放切欠部(74)が形成された上腕ビーム(68)を有する端子(60B)がハウジング(20)に装着された後に組み付けられ、且つ、先端部下縁をカム係合縁(62a)とした上腕ビーム(62)を有する端子(60A)は、加圧部材(40)が組み付けられた後にハウジング(20)に装着されており、加圧部材(40)は嵌め合い状態となってハウジング(20)から脱落しないようにされているFPC用コネクタ。
  10. 内部にFPC受入空洞(23)が設けられたハウジング(20)であって、挿入端(25)および挿入端側上側にFPC受入空洞(23)と連通する開口部(24、26)が形成されたハウジング(20)と、
    ハウジング(20)に所定のピッチの横並びで装着され、各々のコンタクト片(64、65、71、72)が前記FPC受入空洞(23)に臨んでいる複数の端子(60A、60B)と、
    前記FPC受入空洞(23)に挿入されたFPC(80)の接点と前記コンタクト片(64、65、71、72)のコンタクト部(64a、65a、71a、72a)を所定の接圧で係合させるための加圧部材(40)とを備えたFPC用コネクタの製造方法であって、
    前記複数の端子(60A、60B)は、ハウジング(20)の上側壁(21)の下側に沿って挿入端(25)方向に延びて、先端部がFPC受入空洞(23)に突出し、上方への変位が上側壁(21)で制限される上腕ビーム(62、68)を有したものとし、且つ、複数の端子のうちの偶数若しくは奇数極の端子(60A)の上腕ビーム(62)は、先端部下縁を挿入端方向へ延びるカム係合縁(62a)とし、奇数若しくは偶数極の端子(60B)の上腕ビーム(68)は、先端部上縁に上方開放切欠部(74)を設けたものとし、
    一方、前記加圧部材(40)は、前記カム係合縁(62a)の下側に係合する断面が略長方形のカム部(46)と、前記上方開放切欠部(74)内に遊合するピン部(47)とが、交互に設けられたものとし、
    前記上方開放切欠部(74)が上腕ビーム(68)に設けられた端子(60B)がハウジング(20)に装着された後に前記加圧部材(40)が組み付けられ、加圧部材(40)が組み付けられた後に下縁をカム係合縁(62a)とした上腕ビーム(62)を有する端子(60A)がハウジング(20)に装着されることを特徴とするFPC用コネクタの製造方法。
  11. 加圧部材(40)の組み付けは、ハウジング(20)と略平行にしてハウジング(20)の上方から組み付けられる請求項10に記載のFPC用コネクタの製造方法。
  12. 下縁をカム係合縁(62a)とした上腕ビーム(62)を有する端子(60A)がハウジング(20)に装着された後は、加圧部材(40)の組み付け状態は解除できない請求項10に記載のFPC用コネクタの製造方法。
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