JP3802274B2 - 道路管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、幹線道路、高速道路等を管理対象とした情報表示板を備えた道路情報システムに於いては、特定の管理者が外部の観測機器より供給される各種の情報等をもとに操作卓を操作し、情報表示板の表示内容を操作していた。従って、従来では、終日に亘って道路交通情報サービスを行う必要が場合、複数人の特定の管理者が交代で操作卓を操作する必要があり、省力化の面で問題を残していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来では、幹線道路、高速道路等を管理対象とした、情報表示板を備えた道路情報システムに於いては、特定の管理者が外部の観測機器より供給される各種の情報等をもとに操作卓を操作し、情報表示板の表示内容を操作していた。従って、従来では、終日に亘って道路交通情報サービスを行う必要が場合、複数人の特定の管理者が交代で操作卓を操作する必要があり、省力化の面で問題を残していた。
【0004】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、当該システムの操作卓を操作する管理者が操作卓から離れ遠隔地に居る場合であっても管理者が道路交通障害を招く虞れのある状況を認識できる自動発報機能を備えた道路管理システムを提供することを目的とする。
【0005】
また本発明は、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、当該システムの操作卓から離間した遠隔地に於いても管理者が道路交通障害を招く虞れのある状況を認識できる自動発報機能、及び当該発報情報をもとに管理者が判断した内容を情報表示板の表示内容に反映できる遠隔操作指示機能を備えた道路管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
更に本発明は上記機能に加え、電話機及び公衆回線による既存の環境設備を有効に活用して、特定管理者が、道路管制センタから離れた遠隔地点より、道路交通に影響する、例えば降雨量、降雪量、河川の増水量、霧の発生状態及び地域等の各種情報を容易に表示(出力)することができる道路管理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、操作卓を操作する管理者が操作卓より離れ、例えば自宅に待機している際に、システム側にて、道路交通上障害が生ずる可能性のある、例えば降雨量、降雪量等の設定値超過、濃霧による視界の低下、路面凍結温度状態等、各種事象の発生を判断し、管理者に連絡が必要であると判断した際に、当該事象発生状態を、公衆回線を介しリアルタイムで管理者に通報する自動発報機能を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、上記自動発報機能に加え、システム側に、管理者の正当性を確認して後、例えば管理者が所有する釦電話操作による指示情報をもとに表示板への表示情報を生成する手段を備えて、上記発報情報をもとに管理者が判断した内容を情報表示板の表示内容に反映できる遠隔操作指示機能をもたせたことを特徴とする。
【0009】
即ち、本発明は、特定管理者が観測情報をもとに操作卓を操作して道路交通情報を作成し、前記特定管理者が作成した前記道路交通情報を利用者に提供する道路情報システムと、音声応答システムと、公衆網を介して通信を行う送受信手段とでなる道路管理システムであって、前記道路情報システムには、前記特定管理者が前記操作卓上で所定の指示を行い特定の運用モードを有効にした状態にあるとき、交通の障害となる状況を把握するための情報を取得し、当該情報をもとに特定管理者への報知が必要な状態にあるか否かを判断して、特定管理者への報知が必要な状態にあることを判断したとき、当該状態に固有の音片情報を生成し前記音声応答システムに送出する手段と、前記公衆網を介し前記特定管理者から情報を受け、当該情報をもとに利用者に提供する道路交通情報を生成する手段とを有し、前記音声応答システムには、前記道路情報システムより受けた音片情報をもとに音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを公衆網を介して設定された相手先に送信する音声応答手段を有して、特定管理者に公衆網を介して音声メッセージを自動発報する手段と、特定管理者が公衆網を介して利用者に提供する道路交通情報を遠隔操作する手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、道路管理のための観測機器類より観測情報を入力する観測情報入力手段と、前記入力された観測情報を含む所定の情報をもとに特定管理者により操作される操作卓と、前記操作卓の操作入力情報に従い道路情報を表示する情報表示板とを備えて前記特定管理者が前記観測情報をもとに前記操作卓を操作して作成した道路交通情報を利用者に提供する道路管理システムに於いて、前記特定管理者が前記操作卓上で所定の指示を行い特定の運用モードを有効にした状態にあるとき、前記観測機器類より入力された特定の観測値が設定された警戒値を超えたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で観測値が設定された警戒値を超えたことを判定したとき当該状態に固有の連絡用音片情報を生成する音片情報生成手段と、前記音片情報生成手段で生成された音片情報に従い音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを公衆網を介して予め指定された宛先の前記特定管理者に送信する音声応答手段と、前記公衆網に接続される受信端、及び当該受信端に回線接続される相手先の正当性を確認する相手先確認手段と、前記相手先確認手段で正当性が確認されたとき、相手先の前記特定管理者から受信した情報をもとに前記利用者に提供する前記道路交通情報を生成し、当該情報を前記情報表示板に表示する表示処理手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
また本発明は、道路管理のための観測機器類より観測情報を入力する観測情報入力手段と、前記入力された観測情報を含む所定の情報をもとに特定管理者により操作される操作卓と、前記操作卓の操作入力情報に従い道路情報を表示する情報表示板とを備えたシステムに於いて、上記観測機器類より入力された特定の観測値が設定された警戒値に達したか否かを判定する判定手段と、当該判定手段で観測値が設定された警戒値に達したことを判定したとき当該状態に固有の連絡用音片情報を生成する音片情報生成手段と、当該音片情報生成手段で生成された音片情報に従い音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを公衆網を介して予め指定された宛先に送信する音声応答手段とを具備し、公衆網を介して警戒情報を音声メッセージにより指定された宛先に自動発報する運用を可能にしたことを特徴とする。
【0012】
また本発明は、道路管理のための観測機器類より観測情報を入力する観測情報入力手段と、前記入力された観測情報を含む所定の情報をもとに特定管理者により操作される操作卓と、前記操作卓の操作入力情報に従い道路情報を表示する情報表示板とを備えた道路管理システムに於いて、上記観測機器類より入力された特定の観測値が設定された警戒値を超えたか否かを判定する判定手段と、当該判定手段で観測値が設定された警戒値を超えたことを判定したとき当該状態に固有の連絡用音片情報を生成する音片情報生成手段と、当該音片情報生成手段で生成された音片情報に従い音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを公衆網を介して予め指定された宛先に送信する音声応答手段と、公衆網に接続される受信端、及び当該受信端に回線接続される相手先の正当性を確認する相手先確認手段と、当該相手先確認手段で正当性が確認されたとき相手先から受信した情報を認識し前記情報表示板の表示情報に反映させる表示処理手段とを具備してなることを特徴とする。
【0013】
上記した本発明の構成によれば、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、当該システムの操作卓を操作する管理者が操作卓から離れて、例えば自宅で待機している場合等、遠隔地に居る場合であっても道路交通障害を招く虞れのある状況を当該管理者が容易かつ迅速に認識できる。
【0014】
更に本発明の構成によれば、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、当該システムの管理者が、例えば自宅に待機している状況下等、当該システムの操作卓から離間した遠隔地に居る場合であっても、当該管理者が道路交通障害を招く虞れのある状況をリアルタイムで認識できる自動発報機能を実現できるとともに、当該発報情報をもとに管理者が判断した内容を、例えば当該管理者が所有する電話機の釦操作等により情報表示板の表示内容に反映できる遠隔操作指示機能を実現できる。
【0015】
更に上記機能に加え、電話機及び公衆回線による既存の環境設備を有効に活用して、特定管理者が、道路管制センタから離れた遠隔地点より、道路交通に影響する、例えば、降雨量、降雪量、河川の増水量、霧の発生状態及び地域等の各種情報を容易かつ迅速に表示(出力)することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0017】
先ず図1乃至図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。この第1実施形態は、道路管理のための観測機器類より観測情報を入力する観測情報入力手段と、入力された観測情報を含む所定の情報をもとに特定管理者により操作される操作卓とを備えた道路管理システムに於いて、公衆網を介して警戒情報を音声メッセージにより指定された宛先に自動発報する運用を可能にしたことを特徴とする。
【0018】
図1は本発明の第1実施形態に於ける道路管理システムの要部の構成を示すブロック図である。尚、ここでは、本発明に係る道路管理システムの機能を分かり易く説明するため、当該システムの主構成要素を道路情報システム(RTM−SYS)と音声応答システム(VCS−SYS)とに分け、音声応答システム(VCS−SYS)に公衆回線接続機能(自動ダイヤリング機能)を持たせた構成として例示しているが、実機構成として、公衆回線接続機能(自動ダイヤリング機能)を道路情報システム(RTM−SYS)持たせる構成、更には音声応答システム(VCS−SYS)を道路情報システム(RTM−SYS)に含む構成とすることも容易に可能である。
【0019】
図1に於いて、11乃至15はそれぞれ道路管制センタに設けられた道路管制システムの構成要素をなすもので、11は道路情報システム(RTM−SYS)、12は音声応答システム(VCS−SYS)、13,14はファイル格納部、15は道路管制センタ内の上記各システム間を接続するLANである。
【0020】
道路情報システム(RTM−SYS)11は、幹線道路、高速道路等に設置された情報表示板、又はその他の道路交通関係施設等に送出する道路交通情報の処理制御を司るもので、CPU、ROM/RAM、ハードディスク装置、通信ポート、操作卓(コンソール)等のコンピュータハードウェアにより構成される。
【0021】
ここでは上記道路情報システム(RTM−SYS)11に、道路管理のための、例えば気象テレメータ等の観測機器類、又は各道路計測ポイントの雨量計、路面温度計、霧センサ等のセンサ・計測機器類等から入力される観測情報(TMD)を受け付ける通信ポート、当該通信ポートを介して入力された観測情報(TMD)を含む所定の情報をもとに特定管理者が操作卓上で操作した入力情報をもとに生成される道路交通表示情報(DPD)を道路上の情報表示板、又はその他の道路交通関係施設等に送出する通信ポート等を有し、更に、各種のファイルを格納するファイル格納部13、時間(日時)情報を取得するためのタイマ(TM)11a等を有してなる。
【0022】
また、音声応答システム(VCS−SYS)12には、道路情報システム(RTM−SYS)11からの指示に従い、ファイル格納部14の操作管理者用ファイル(TD)に格納された特定管理者連絡電話登録簿を参照して上記操作卓を操作する特定管理者が所有する電話機に公衆回線経由で回線接続を行う公衆回線接続処理機能(自動ダイヤリング機能)、及び道路情報システム(RTM−SYS)11から受けた音片情報をもとにファイル格納部14の固定メッセージファイル(TA)及び可変メッセージファイル(TB,TC)を参照して音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを公衆回線20を介して、回線接続相手先となる特定管理者の電話機21に送信する音声メッセージ送出機能を実現する処理手段を有してなる。
【0023】
図2は上記ファイル格納部14に格納された各種ファイルの一構成例を示したもので、図中、TAは音声メッセージを生成するための固定メッセージファイル、TB,TCは同可変メッセージファイル、TDは操作管理者用ファイルである。
【0024】
ここでは上記固定メッセージファイル(TA)に、予め定められた複数種の固定メッセージ(その一つを図示している)が格納され、各可変メッセージファイル(TB,TC)には、上記固定メッセージ内に介挿される、日時、場所、事象等の各可変メッセージがそれぞれ音片情報(音片No. )と対応付けられて格納される。また、操作管理者用ファイル(TD)には、特定管理者名に固有のコード情報と電話番号とが対応付けられた特定管理者連絡電話登録簿(自動ダイヤリングテーブル)が格納される。
【0025】
図3は上記実施形態に於ける道路情報システム(RTM−SYS)11の処理手順を示すフローチャートである。
【0026】
ここで上記第1乃至図3を参照して本発明の第1実施形態に於ける動作を説明する。
【0027】
道路管制センタに於いて、道路情報システム(RTM−SYS)11の操作卓を特定管理者が操作している通常勤務時に於いて、道路情報システム(RTM−SYS)11は、外部に設けられた道路管理のための、例えば気象テレメータ等の観測機器類、又は各道路計測ポイントの雨量計、路面温度計、霧センサ等のセンサ・計測機器類等から入力される観測情報(TMD)を受け付け、当該観測情報(TMD)を操作卓を操作する特定管理者に提供する。特定管理者は当該観測情報(TMD)を含む所定の情報をもとに操作卓上で、幹線道路、高速道路等に設置された情報表示板、又はその他の道路交通関係施設等に送出するための道路交通表示情報(DPD)を作成し、上記情報表示板、その他の道路交通関係施設等に送出する。
【0028】
本発明は、上記システム運用に於いて、特定管理者が、道路管制センタの操作卓から離れ、例えば自宅等に待機しているときに、例えば雨量等の観測情報入力値が予め設定された警戒値に達した場合等、道路交通障害を招く虞れのある事象が発生した場合に、当該情報を即時に公衆回線を介して特定管理者に音声メッセージで通報する機能(自動発報モードと称す)をもつ。この自動発報モードは特定管理者が操作卓上で通報先を指定し所定の指示を行うことにより有効となる。
【0029】
この際の自動発報モード下に於ける処理動作を図2に示すファイル、及び図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0030】
上記自動発報モード下に於いて、道路情報システム(RTM−SYS)11は、外部に設けられた道路管理のための、例えば気象テレメータ等の観測機器類、又は各道路計測ポイントの雨量計、路面温度計、霧センサ等のセンサ・計測機器類等から入力される観測情報(TMD)を受け付け、当該観測情報(TMD)を予め設定された対応する警戒値(例えば雨量警戒値、路面温度警戒値、霧発生判定値等)と比較する。ここで、例えば雨量計の観測情報(TMD)が予め設定された雨量警戒値に達したことを判定すると(図3ステップS11)、特定管理者が予め設定した通報先の指定情報(例えば当該特定管理者名に固有のコード情報)を含む自動発報指示を音声応答システム(VCS−SYS)12に送出し(図3ステップS12)、更に上記判定内容に従う一連の音片情報(音片No. のコード列情報)を生成して(図3ステップS13)、当該生成した音片No. のコード列情報を音声応答システム(VCS−SYS)12に送出する(図3ステップS14)。
【0031】
音声応答システム(VCS−SYS)12は、上記道路情報システム(RTM−SYS)11より特定管理者名に固有のコード情報を含む自動発報指示を受けると、ファイル格納部14に格納された操作管理者用ファイル(TD)を参照して、上記コードに従う特定管理者が所有する電話機に自動ダイヤルし回線接続を行う。更に上記判定内容に従う一連の音片情報(音片No. のコード列情報)を受けると、ファイル格納部14に格納された固定メッセージファイル(TA)、及び可変メッセージファイル(TB,TC)を参照して上記一連の音片情報(音片Noのコード列情報)に従う音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを上記特定管理者に送出し、警戒情報内容を電話機により音声で例えば自宅に待機する特定管理者に通報する。
【0032】
これにより、専用の伝送路等の設備を必要とせず、既存の環境設備を活用して、例えば自宅に待機する管理者に各種の警戒を要する事象を音声によりリアルタイムで報知できる。
【0033】
次に、図4及び図5を参照して本発明の第2実施形態を説明する。
【0034】
この第2実施形態は、上記第1実施形態に於いて、自動発報により通報された警戒を要する情報内容に従い、特定管理者が当該特定管理者が所有する電話機(例えば携帯型無線端末)を用いて道路情報システム(RTM−SYS)11に表示情報の制御を行うことを特徴とする。更に、上記機能に加え、電話機及び公衆回線による既存の環境設備を有効に活用して、特定管理者が、道路管制センタから離れた遠隔地点より、道路交通に影響する、例えば、降雨量、降雪量、河川の増水量等の各種情報を容易かつ迅速に入力できることを特徴とする。
【0035】
図4は上記第2実施形態に於いて、例えば自宅に待機している特定管理者が公衆回線経由で道路情報システム(RTM−SYS)11と情報交換を行う際のシステム構成を示すブロック図であり、ここでは図1と同一部分に同一符号を付して示している。図中、31はモデム(M)を介して道路情報システム(RTM−SYS)11と回線接続された携帯端末(MPC)であり、ここでは特定地点の携帯端末(MPC)から公衆回線を介して道路情報システム(RTM−SYS)11にログオンし、道路情報システム(RTM−SYS)11内の情報を読み込んで表示するシステム構成が付加されている。
【0036】
図5は上記第2実施形態に於ける道路情報システム(RTM−SYS)11の処理手順を示すフローチャートである。
【0037】
ここで上記図4及び図5を参照して本発明の第2実施形態に於ける処理動作を説明する。
【0038】
道路管制システムから離間した、例えば自宅に待機する特定管理者は、上記第1実施形態による自動発報により、警戒を要する事象を把握すると、自己の所有する電話機21を用い公衆回線20を介して予め定められた道路情報システム(RTM−SYS)11を呼び出し、当該システムの回線接続端(電話回線接続端)に回線接続を行う。
【0039】
道路情報システム(RTM−SYS)11は、特定管理者から呼び出しがかかると(図5ステップS21)、ファイル格納部13に格納された登録電話番号簿(TELNO.)を参照して発信元の正当性をチェックする(図5ステップS22)。
【0040】
ここで、正当性が確認されると、ファイル格納部13に格納された固定ガイダンスファイル(PG)を参照して、呼び出し元の特定管理者に固定ガイダンスによる操作入力案内を行う(図5ステップS22)。この際の固定ガイダンスによる操作入力案内は、上記第1実施形態に於ける音声応答システム(VCS−SYS)12と固定メッセージファイル(TA)を用いた固定音声ガイドによる案内、又は特定管理者との間で予め定めた特定ビープ音による案内のいずれであってもよい。
【0041】
特定管理者は上記固定ガイダンスによる操作入力案内を受けると、当該指示に従い電話機21の釦を操作して、表示したい情報の出力要求を行う。
【0042】
道路情報システム(RTM−SYS)11は、特定管理者より、釦操作による表示要求指示を受けると、当該指示に従う表示情報(例えば情報表示地域を指定した注意情報等)を生成し、指定された情報表示板の表示制御等を行う(図5ステップS25)。
【0043】
また、特定管理者が道路管制センタから離れた地点から、例えば、降雨量、降雪量、河川の増水量、霧の発生状態等を道路情報システム(RTM−SYS)11に情報入力する際に於いても、電話機21を用い、上記同様にして遠隔地より道路交通に影響する各種の情報入力を行うことができる。
【0044】
このように上記実施形態に於いては、自動発報機能に加えて遠隔操作指示機能を備えたことにより、道路管理システムの管理者(特定管理者)が、例えば自宅に待機している状況下等、当該システムの操作卓から離間した遠隔地に居る場合であっても、当該特定管理者が道路交通障害を招く虞れのある状況をリアルタイムで認識できるとともに、当該発報情報をもとに管理者が判断した内容を、例えば当該管理者が所有する電話機の釦操作等により情報表示板の表示内容に反映させることができる。また、特定管理者が道路管制センタから離れた地点から、降雨量、降雪量、河川の増水量、霧の発生状態及び地域等を道路情報システム(RTM−SYS)11に情報入力する際に於いても、電話機、及び公衆回線による既存の環境設備を用いて、遠隔地より道路交通に影響する各種の情報を入力することができる。
【0045】
尚、上記した実施形態に於いては、道路管理システムの主構成要素を道路情報システム(RTM−SYS)と音声応答システム(VCS−SYS)とに分け、音声応答システム(VCS−SYS)に公衆回線接続機能(自動ダイヤリング機能)を持たせた構成として例示しているが、実機構成として、公衆回線接続機能(自動ダイヤリング機能)を道路情報システム(RTM−SYS)持たせる構成、更には音声応答システム(VCS−SYS)を道路情報システム(RTM−SYS)に含む構成とすることも容易に可能である。また、上記実施形態に於いては道路情報システム(RTM−SYS)11と音声応答システム(VCS−SYS)12にそれぞれ固有のファイル格納部13,14を設けた構成としているが、上記各システムがファイルを共有するシステム構成であってもよい。更に、音声メッセージによる情報内容、各種ファイルの構成内容等も上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更及び応用が可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、当該システムの操作卓を操作する管理者が操作卓から離れ遠隔地に居る場合であっても管理者が道路交通障害を招く虞れのある状況を認識できる自動発報機能を備えた道路管理システムが提供できる。
【0047】
また本発明によれば、道路交通情報を情報表示板に表示して道路利用者に提供する道路情報システムを備えた道路管理システムに於いて、当該システムの操作卓から離間した遠隔地に於いても管理者が道路交通障害を招く虞れのある状況を認識できる自動発報機能、及び当該発報情報をもとに管理者が判断した内容を情報表示板の表示内容に反映できる遠隔操作指示機能を備えた道路管理システムが提供できる。
【0048】
更に加えて、特定管理者が道路管制センタから離れた地点より、降雨量、降雪量、河川の増水量、霧の発生状態及び地域等を、電話機、及び公衆回線による既存の環境設備を用いて、遠隔地より道路交通に影響する各種の情報を入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に於ける道路管理システムの要部の構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態に於いてファイル格納部14に格納された各種ファイルの一構成例を示す図。
【図3】上記実施形態に於ける道路情報システム(RTM−SYS)11の処理手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2実施形態に於いて、自宅に待機している特定管理者が公衆回線経由で道路情報システム(RTM−SYS)11と情報交換を行う際のシステム構成を示すブロック図。
【図5】上記第2実施形態に於ける道路情報システム(RTM−SYS)11の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…道路情報システム(RTM−SYS)
12…音声応答システム(VCS−SYS)
13,14…ファイル格納部
15…LAN
20…公衆回線
21…電話機
31…携帯端末機(MPC)
TA…固定メッセージファイル、
TB,TC…可変メッセージファイル、
TD…操作管理者用ファイル
PG…固定ガイダンスファイル

Claims (5)

  1. 特定管理者が観測情報をもとに操作卓を操作して道路交通情報を作成し、前記特定管理者が作成した前記道路交通情報を利用者に提供する道路情報システムと、音声応答システムと、公衆網を介して通信を行う送受信手段とでなる道路管理システムであって、
    前記道路情報システムには、
    前記特定管理者が前記操作卓上で所定の指示を行い特定の運用モードを有効にした状態にあるとき、
    交通の障害となる状況を把握するための情報を取得し、当該情報をもとに特定管理者への報知が必要な状態にあるか否かを判断して、特定管理者への報知が必要な状態にあることを判断したとき、当該状態に固有の音片情報を生成し前記音声応答システムに送出する手段と、
    前記公衆網を介し前記特定管理者から情報を受け、当該情報をもとに利用者に提供する道路交通情報を生成する手段とを有し、
    前記音声応答システムには、
    前記道路情報システムより受けた音片情報をもとに音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを公衆網を介して設定された相手先に送信する音声応答手段を有して、
    特定管理者に公衆網を介して音声メッセージを自動発報する手段と、特定管理者が公衆網を介して利用者に提供する道路交通情報を遠隔操作する手段とを設けたことを特徴とする道路管理システム。
  2. 道路管理のための観測機器類より観測情報を入力する観測情報入力手段と、前記入力された観測情報を含む所定の情報をもとに特定管理者により操作される操作卓と、前記操作卓の操作入力情報に従い道路情報を表示する情報表示板とを備えて前記特定管理者が前記観測情報をもとに前記操作卓を操作して作成した道路交通情報を利用者に提供する道路管理システムに於いて、
    前記特定管理者が前記操作卓上で所定の指示を行い特定の運用モードを有効にした状態にあるとき、
    前記観測機器類より入力された特定の観測値が設定された警戒値を超えたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で観測値が設定された警戒値を超えたことを判定したとき当該状態に固有の連絡用音片情報を生成する音片情報生成手段と、
    前記音片情報生成手段で生成された音片情報に従い音声メッセージを生成し、当該音声メッセージを公衆網を介して予め指定された宛先の前記特定管理者に送信する音声応答手段と、
    前記公衆網に接続される受信端、及び当該受信端に回線接続される相手先の正当性を確認する相手先確認手段と、
    前記相手先確認手段で正当性が確認されたとき、相手先の前記特定管理者から受信した情報をもとに前記利用者に提供する前記道路交通情報を生成し、当該情報を前記情報表示板に表示する表示処理手段とを具備したことを特徴とする道路管理システム。
  3. 前記音声応答手段は、前記特定管理者の電話番号が登録されたファイルを有し、当該ファイルを参照して音声メッセージを公衆網を介し予め指定された宛先に送信する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の道路管理システム。
  4. 前記音声応答手段は、固定メッセージファイルと可変メッセージファイルとを有し、前記各ファイルのメッセージ情報を組み合わせて音声メッセージを生成する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2又は3記載の道路管理システム。
  5. 前記道路交通情報を、
    前記特定管理者が所有する釦電話機の電話番号を予め登録しておき、当該登録情報により、相手先が前記特定管理者であることを確認して、当該特定管理者が所有する釦電話機の 釦操作による情報を受付け、当該情報をもとに生成する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載の道路管理システム。
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