JP3798557B2 - 作業用走行車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製のボンネットを備えるトラクタ等の作業用走行車の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種作業用走行車のなかには、エンジンルームの上方を樹脂製のボンネットで覆うものがあるが、樹脂製のボンネットは、厚さ寸法を薄くすると、強度が不足する可能性がある一方、肉厚にすると、成形材料の増加に伴ってコストアップを招く許りでなく、ボンネットの重量が増える不都合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、ボンネット全体の厚さ寸法を薄くしてコストアップおよび重量アップを回避すると共に、ボンネットの裏面に補強リブを形成して必要強度を確保することが考えられるが、この場合には、補強リブの形成部位が部分的に肉厚になるため、成形時の熱収縮でボンネットの表面に窪み(ヒケ)が生じ、ボンネットの外観を損なう不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、エンジンルームの上方を樹脂製のボンネットで覆う作業用走行車において、前記ボンネットの裏面に、補強リブと、ボンネットを開閉自在に支持する開閉支持機構の取付部と、ボンネットを開放状態に保持する開放保持機構の取付部と、ボンネットを閉鎖状態に保持する閉鎖保持機構の取付部とを一体成形するにあたり、ボンネットの表面に段差を成形し、前記補強リブと各種の取付部とを段差の裏面部に沿ってそれぞれ成形したことを特徴とする作業用走行車である。つまり、補強リブの形成部位が部分的に肉厚になり、成型時の熱収縮でボンネットの表面に窪みが生じたとしても、その窪みはボンネット表面の段差部位に生じるため、平坦面に窪みが生じた場合に比して窪みが目立たなくなり、その結果、ボンネットの裏面に補強リブを形成したものでありながら、ボンネットの外観を損なう不都合を回避することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、ボンネットの表面に形成される段差は、長手方向を向く凸部もしくは凹部であり、補強リブと各種の取付部とを該凸部もしくは凹部の両側部に形成される段差の裏面部に沿ってそれぞれ形成したことを特徴とする作業用走行車である。つまり、裏面に形成される補強リブがボンネットの長手方向の強度を高めることは勿論のこと、表面に形成される凸部もしくは凹部もボンネットの強度アップに寄与するため、ボンネットを全体的に薄くしてコストダウンおよび軽量化を計ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1はトラクタの走行機体であって、該走行機体1の前部には、エンジン2、ラジエータ3、マフラー4、燃料タンク5等を収容するエンジンルーム6が形成されている。そして、エンジンルーム6の前方はフロントグリル7で覆われる一方、エンジンルーム6の左右両側方はサイドカバー8で覆われ、さらに、エンジンルーム6の上方は後述するボンネット9で覆われるが、これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0006】
10は前記ボンネット9を開閉自在に支持する開閉支持機構であって、該開閉支持機構10は、ボンネット9の後端側裏面部に前後方向を向いて固定される開閉支持ステー11、該開閉支持ステー11の後端部をヒンジ軸12を介して上下揺動自在に支持するボンネット支持フレーム13等で構成されている。
【0007】
14は前記ボンネット9を開放状態に保持する開放保持機構であって、該開放保持機構14は、ボンネット9の中間側裏面部に固定される係止プレート15、エンジンルーム6内に固設される開放保持ブラケット16、該開放保持ブラケット16に起倒自在に支持される開放保持バー17等で構成されている。即ち、ボンネット9を開放させる場合には、エンジンルーム6内に倒伏状態で収納される開放保持バー17を起すと共に、開放保持バー17の先端部を係止プレート15に引っ掛ければ、開放保持バー17がボンネット9を開放状態に保持するようになっている。
【0008】
18は前記ボンネット9を閉鎖状態に保持する閉鎖保持機構であって、該閉鎖保持機構18は、ボンネット9の先端側裏面に左右方向を向いて固定される閉鎖保持ステー19、該閉鎖保持ステー19の中間部に設けられるストライカー20、エンジンルーム6側に設けられるボンネットロック21等で構成されている。つまり、開放状態のボンネット9を閉鎖させると、ボンネットロック21が自動的にストライカー20を係止してボンネット9を閉鎖状態に保持する一方、図示しないボンネット開放操作具を操作すると、ワイヤ(図示せず)を介して連動連結されるボンネットロック21がストライカー20の係止を解除し、ボンネット9の開放を許容するようになっている。尚、22は閉鎖保持ステー19の左右両端部に設けられる緩衝機構である。
【0009】
前記ボンネット9は、断面略冂字状(正面視)に一体樹脂成形されており、その前面部には、エンジン冷却風路を確保する開口9aが形成される一方、ボンネット9の上面部には、前後方向(長手方向)を向く凸部9bが形成されている。そして、前記凸部9bは、略平坦なボンネット9の上面部にデザイン的なアクセントを付加する許りでなく、ボンネット9の全体強度をアップさせるリブとしても機能するようになっている。
【0010】
9cは前記ボンネット9の裏面に一体成形される補強リブであって、該補強リブ9cは、ボンネット9の長手方向の強度を高めるべく、ボンネット9の裏面に前後方向を向いて2条形成されるが、2条の補強リブ9cは、前記凸部9bの両側部に形成される段差9dの裏面部に沿って形成されている。即ち、補強リブ9cの形成部位は部分的に肉厚になるため、成型時の熱収縮でボンネット9の表面に窪みが生じるが、その窪みを、ボンネット9の表面に形成される段差9d部位に意識的に生じさせるため、平坦面に窪みが生じた場合に比して窪みを目立たなくすることができるようになっている。
【0011】
9e、9f、9gは前記ボンネット9の裏面部に一体成形される第一〜第三の取付部であって、該取付部9e、9f、9gのうち、第一の取付部9eは、前記開閉支持機構10の開閉支持ステー11をボンネット9の後端側裏面部にネジ固定するために複数形成され、また、第二の取付部9fは、開放保持機構14の係止プレート15をボンネット9の中間側裏面部にネジ固定するために形成され、さらに、第三の取付部9gは、閉鎖保持機構18の閉鎖保持ステー19をボンネット9の先端側裏面部にネジ固定するために複数形成されるが、これらの取付部9e、9f、9gは、前記凸部9bの両側部に形成される段差9dの裏面部に沿って形成されている。つまり、取付部9e、9f、9gの形成部位は部分的に肉厚になるため、成型時の熱収縮でボンネット9の表面に窪みが生じるが、その窪みを、ボンネット9の表面に形成される段差9d部位に意識的に生じさせるため、平坦面に窪みが生じた場合に比して窪みを目立たなくすることができるようになっている。
【0012】
叙述の如く構成されたものにおいて、エンジンルーム6の上方を覆う樹脂製ボンネット9の裏面に、補強リブ9cを一体成形するにあたり、ボンネット9の表面に段差9dを形成し、該段差9dの裏面部に沿って補強リブ9cを形成したため、補強リブ9cの形成部位が部分的に肉厚になることに起因し、成型時の熱収縮でボンネット9の表面に窪みが生じたとしても、その窪みはボンネット9の表面に形成される段差9d部位に生じることになる。従って、平坦面に窪みが生じた場合に比して窪みが目立たなくなり、その結果、ボンネット9の裏面に補強リブ9cを形成したものでありながら、ボンネット9の外観を損なう不都合を回避することができる。
【0013】
また、ボンネット9の表面に、長手方向を向く凸部9bを形成し、該凸部9bの両側部に形成される段差9dの裏面部に沿って補強リブ9cを形成したため、裏面に形成される補強リブ9cがボンネット9の長手方向の強度を高めることは勿論のこと、表面に形成される凸部9bもボンネット9の強度アップに寄与し、その結果、ボンネット9を全体的に薄くしてコストダウンおよび軽量化を計ることができる。
【0014】
また、エンジンルーム6の上方を覆う樹脂製ボンネット9の裏面に、各種の取付部9e、9f、9gを一体成形するにあたり、ボンネット9の表面に段差9dを形成し、該段差dの裏面部に取付部9e、9f、9gを形成したため、取付部9e、9f、9gの形成部位が部分的に肉厚になることに起因し、成型時の熱収縮でボンネット9の表面に窪みが生じたとしても、その窪みはボンネット9の表面に形成される段差9d部位に生じることになる。従って、平坦面に窪みが生じた場合に比して窪みが目立たなくなり、その結果、ボンネット9の裏面に取付部9e、9f、9gを形成したものでありながら、ボンネット9の外観を損なう不都合を回避することができる。
【0015】
また、ボンネット9の裏面に、ボンネット9を開閉自在に支持する開閉支持機構10の取付部9eと、ボンネット9を開放状態に保持する開放保持機構14の取付部9fと、ボンネット9を閉鎖状態に保持する閉鎖保持機構18の取付部9gとを一体成形するにあたり、ボンネット9の表面に段差9dを形成し、該段差dの裏面部に沿って全ての取付部9e、9f、9gを形成したため、取付部9e、9f、9gの形成に伴って生じる窪みを全て段差9d部位に生じさせることができ、その結果、ボンネット9の裏面に各種の取付部9e、9f、9gを形成したものでありながら、ボンネット9の外観を損なう不都合を回避することができる。
【0016】
尚、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論であって、例えば本実施形態では、ボンネット9の表面に凸部9bを形成し、その両側部に形成される段差9dの裏面部を利用して補強リブ9cや各種の取付部9e、9f、9gを形成しているが、ボンネット9の表面に凹部(図示せず)を形成し、その両側部に形成される段差の裏面部を利用してもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】ボンネット閉鎖状態を示す同上要部側面図である。
【図3】ボンネット開放状態を示す同上要部側面図である。
【図4】ボンネットの平面図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】同上正面図である。
【図7】ボンネットのA−A断面図である。
【図8】ボンネットのB−B断面図である。
【図9】ボンネットのC−C断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体
6 エンジンルーム
9 ボンネット
9b 凸部
9c 補強リブ
9d 段差
9e 第一取付部
9f 第二取付部
9g 第三取付部
10 開閉支持機構
14 開放保持機構
18 閉鎖保持機構

Claims (2)

  1. エンジンルームの上方を樹脂製のボンネットで覆う作業用走行車において、前記ボンネットの裏面に、補強リブと、ボンネットを開閉自在に支持する開閉支持機構の取付部と、ボンネットを開放状態に保持する開放保持機構の取付部と、ボンネットを閉鎖状態に保持する閉鎖保持機構の取付部とを一体成形するにあたり、ボンネットの表面に段差を成形し、前記補強リブと各種の取付部とを段差の裏面部に沿ってそれぞれ成形したことを特徴とする作業用走行車。
  2. 請求項1において、ボンネットの表面に形成される段差は、長手方向を向く凸部もしくは凹部であり、補強リブと各種の取付部とを該凸部もしくは凹部の両側部に形成される段差の裏面部に沿ってそれぞれ形成したことを特徴とする作業用走行車。
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