JP3796788B2 - スタータ用マグネットスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動モータへの通電を行うとともに、ピニオンをリングギヤ側へ押し出すためのスタータ用マグネットスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、始動モータの回転を2段階に制御することでピニオンとリングギヤとの噛み合いを無理なく確実に行わせることのできるスタータ(特開平7−109967号公報参照)が提案されている。このスタータは、電動機の軸線と略平行に並設された2個のマグネットスイッチを有し、各マグネットスイッチのプランジャが移動して閉じる2つのスイッチの閉タイミングが異なる様に構成されている。具体的には、連結された各プランジャが吸引されると、ピニオンがリングギヤ側へ押し出されてリングギヤの端面に当接するとともに、第1のスイッチが先に閉じる。これにより、電気抵抗器を通じて降圧されたバッテリ電圧が始動モータに印加されて始動モータが低速回転することにより、ピニオンがゆっくりと回転してリングギヤと噛み合うことができる。その後、ピニオンを押し出しながら更に各プランジャが移動して第2のスイッチが閉じると、抵抗器を短絡してバッテリの定格電圧が始動モータに印加されることにより、始動モータが定格回転してピニオンと噛み合ったリングギヤを高速回転させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のスタータは、第1のスイッチを形成する接点板と固定接点との対向距離より、第2のスイッチを形成する接点板と固定接点との対向距離を大きく設定することで第1のスイッチと第2のスイッチが閉じるタイミングを変えている。しかしながら、プランジャは動き出してから一般に加速され続けるために、通常、第1のスイッチが閉じた後、第2のスイッチが閉じるまでの時間が数msと短く、スイッチ内部の温度のばらつき、およびプランジャとスリーブとの摺動面に配設されるグリースの潤滑状態のばらつき等によって、第1のスイッチが閉じてから第2のスイッチが閉じるまでの時間差にばらつきが生じる可能性がある。特に、第1のスイッチが閉じてから第2のスイッチが閉じるまでの時間差が小さいと、ピニオンがリングギヤに当接する前に第2のスイッチが閉じて始動モータが回転することにより、ピニオンがリングギヤの端面を磨耗させてしまう恐れがあった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、第1の接点が閉じてから第2の接点が閉じるまでの時間差を確保することのできるスタータ用マグネットスイッチを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プランジャの移動により、可動接点が第1の接点に当接し、続いて第2の接点に当接することで始動モータを2段階に通電するスタータ用マグネットスイッチであって、少なくとも可動接点が第1の接点に当接してから第2の接点に当接するまでの間、プランジャの移動を抑制する抵抗手段を備え、この抵抗手段は、プランジャの移動方向に抗してプランジャを付勢するリターンスプリングによって形成され、このリターンスプリングは、粗巻部と密巻部とを有するコイルスプリングから成り、プランジャの移動によって密巻部が粗巻部より先に全圧縮し、且つ密巻部が全圧縮するまでの撓み代が、可動接点と第1の接点とのギャップと略同一に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも可動接点が第1の接点に当接してから第2の接点に当接するまでの間、プランジャの移動を抑制する抵抗手段、即ちリターンスプリングにより時間差を確保することができる。従って、抵抗手段を用いない場合(つまりプランジャの移動速度が減速されない場合)と比較して、可動接点が第1の接点に当接してから第2の接点に当接するまでの時間差を大きく取ることができる。これにより、確実にピニオンをリングギヤに噛み合わせてから可動接点を第2の接点に当接させて第2の通電回路を閉成するという順序で作動させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のスタータの実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1はマグネットスイッチの断面図である。
本実施例のスタータ1は、図2に示すように、回転力を発生する始動モータ2、この始動モータ2の回転軸3に軸受4を介して嵌合するピニオン5、始動モータ2の回転力をピニオン5へ伝達する一方向クラッチ6、ピニオン5をエンジンのリングギヤ7側へ押し出す力を発生するとともに、始動モータ2への通電を行うマグネットスイッチ8等より構成されている。
【0006】
始動モータ2は、回転軸3と一体に回転するアーマチャ9、このアーマチャ9の外周に配されたフィールドコイル10、回転軸3の端部に設けられたコンミテータ11に摺接するブラシ12等より構成されて、このブラシ12を通じてアーマチャ9のコイル13とフィールドコイル10とが直列に接続されている。
ピニオン5は、一方向クラッチ6と一体に回転軸3上を前方へ押し出されてリングギヤ7の端面に当接した後、一方向クラッチ6を介して始動モータ2の回転力が伝達されることによりリングギヤ7と噛み合うことができる。
【0007】
一方向クラッチ6は、回転軸3の外周にヘリカルスプライン14を介して嵌合するスプラインチューブ15、このスプラインチューブ15と一体に設けられたアウタ16、ピニオン5と一体に設けられたインナ17、およびアウタ16とインナ17との間に配されたローラ18等から構成されている。この一方向クラッチ6は、始動モータ2の起動時にローラ18を介してアウタ16とインナ17とが連結されて一体に回転することでアーマチャ9の回転力をピニオン5へ伝達することができる。また、リングギヤ7と噛み合ったピニオン5がエンジンの回転力を受けてアーマチャ9より高速で回転すると、ローラ18がアウタ16とインナ17との間を切り離すことでアーマチャ9のオーバランを防止することができる。
【0008】
マグネットスイッチ8は、図1に示すように、始動スイッチ(図示しない)がON操作されて通電されるコイル19、20、このコイル19、20の磁路を形成するヨーク21とコア22、各コイル19、20の発生する合成磁力により吸引されるプランジャ23、バッテリ24から始動モータ2へ電流を流すための通電回路に設けられた接点装置(下述する)等より構成されている。
コイル19、20は、プランジャ23を吸引するために必要な磁力を発生する吸引コイル19と、吸引したプランジャ23を保持するために必要な磁力を発生する保持コイル20とから成り、ボビン25の外周に二層状態で巻装されている。
【0009】
プランジャ23は、ボビン25の内周面に挿入されたスリーブ26の内周を移動自在に配されて、プランジャロッド23aとモールドカバー27との間に配されたリターンスプリング28(後述する)の弾力を受けて一方側(図1の左側)へ付勢されている。また、プランジャ23は、ジョイント29に係合するレバー30を介して一方向クラッチ6に連結されており、プランジャ23が吸引されて移動することにより、レバー30を介して一方向クラッチ6およびピニオン5を前方へ(図2の左側へ)押し出すことができる。レバー30は、一端側がジョイント29に係合して、他端側が一方向クラッチ6のスプラインチューブ15に係合し、ハウジング31に固定された支点32を中心として一端側と他端側とが揺動することができる。
【0010】
ジョイント29は、鍔部29aが形成された一端側がプランジャ23の凹部に入り込んで、ドライブスプリング33の弾力によりプランジャ23の凹部底面に押圧され、レバー30が係合する他端側がプランジャ23の端部にかしめ固定されたスプリング受け部材34の内周を通ってブーツ35の外側へ突出している。従って、一方向クラッチ6とともに前方へ押し出されたピニオン5がリングギヤ7に当接してジョイント29の移動が規制されても、プランジャ23はドライブスプリング33を撓ませながら移動することができる。
ブーツ35は、ゴム等の可撓性を有する材質で設けられており、プランジャ23の移動に伴って伸縮自在に変形することができる。
ドライブスプリング33は、ジョイント29の外周に配されて、一端がジョイント29の鍔部29aに係止され、他端がスプリング受け部材34に係止されている。
【0011】
接点装置は、起動用電気抵抗36(本発明の電流制限手段)を通してバッテリ24から始動モータ2へ電流を流すための第1の通電回路に設けられたバッテリ側補助接点37とモータ側補助接点38、起動用電気抵抗36を短絡してバッテリ24から始動モータ2へ電流を流すための第2の通電回路に設けられたバッテリ側固定接点39とモータ側固定接点40、およびプランジャ23の移動に伴って各補助接点37、38間と各固定接点39、40間を閉成する可動接点41を
備える。
【0012】
バッテリ側補助接点37とモータ側補助接点38は、それぞれバネ部材42、43を介してモールドカバー27に支持されて、そのモールドカバー27に対してバネ部材42、43が伸縮することで図1の左右方向に変位可能に設けられている。但し、バッテリ側補助接点37は、バネ部材42、起動用電気抵抗36、および金属プレート44を通じてバッテリ側固定接点39と電気的に接続されている。また、モータ側補助接点38は、バネ部材43を介してモータ側固定接点40と電気的に接続されている。なお、バネ部材43と起動用電気抵抗36との間には、絶縁板45が介在されて両者の間を絶縁している。
【0013】
バッテリ側固定接点39とモータ側固定接点40は、それぞれモールドカバー27に取り付けられたバッテリ側端子ボルト46とモータ側端子ボルト47の端部に一体成形されている。モールドカバー27の外部に突出するバッテリ側端子ボルト46は、バッテリケーブル48を通じてバッテリ24の正極に接続されて、同様にモールドカバー27の外部に突出するモータ側端子ボルト47は、始動モータ2のフィールドコイル10に接続されている。
起動用電気抵抗36は、リング状に巻回されてモールドカバー27に保持されて、一端がバネ部材42に接続されて、他端が金属プレート44に接続されている。
【0014】
可動接点41は、プランジャロッド23aの先端部に一組のインシュレータ49、50を介して取り付けられて、ロッド23aの外周に配されたコンタクトスプリング51の弾力を受けてロッド23aの先端側へ付勢されている。この可動接点41は、プランジャ23が吸引されてロッド23aと一体に移動する(図1の右側へ移動する)ことにより、各補助接点37、38と各固定接点39、40に順次当接する。なお、可動接点41が各固定接点39、40より先に各補助接点37、38に当接するために、可動接点41と各固定接点39、40とのギャップG1 より可動接点41と各補助接点37、38とのギャップG2 の方が小さく設定されている。また、プランジャ23の移動に伴って押し出されたピニオン5がリングギヤ7の端面に当接した直後に可動接点41が各補助接点37、38に当接することができる様に、前記ギャップG2 、レバー30の支点32からジョイント29側とスプラインチューブ15側との長さ比(レバー比)、およびピニオン5とリングギヤ7との距離L1 (図2参照)との関係が設定されている。
【0015】
前述のリターンスプリング28は、コイル19、20への通電が停止してコイル19、20の磁力が消滅した時に、それまで吸引されていたプランジャ23を初期位置へ復帰させるためのコイルスプリングで、本発明の抵抗手段を兼ねる。即ち、このリターンスプリング28は、図1に示すように、巻ピッチの小さい密巻部28aと巻ピッチの大きい粗巻部28bとを有し、所定量撓むと密巻部28aが先に全圧縮される。従って、密巻部28aが全圧縮するまでと全圧縮してからとでは、リターンスプリング28のばね定数が変化して(高くなる)、撓み代(圧縮量)に対するスプリング荷重が大きくなる(図3参照)。但し、密巻部28aが全圧縮するまでの撓み代は、可動接点41と各補助接点37、38とのギャップG2 と略同一に設定されている。
【0016】
次に、本実施例のスタータ1の作動を説明する。
始動スイッチがON操作されてバッテリ24からマグネットスイッチ8の各コイル19、20に通電されると、各コイル19、20の合成磁力によってプランジャ23がリターンスプリング28を押し縮めながらコア22側へ吸引される。これにより、ジョイント29に係合するレバー30を介して一方向クラッチ6とピニオン5が回転軸3上をヘリカルスプライン14に沿って前方へ押し出されて、ピニオン5がリングギヤ7の端面に当接する。
また、プランジャ23が吸引されると同時に、プランジャロッド23aに取り付けられた可動接点41が移動して各補助接点37、38に当接すると、起動用電気抵抗36を通じて降圧されたバッテリ電圧が始動モータ2に印加されることにより始動モータ2がゆっくりと回転する。この始動モータ2の回転が一方向クラッチ6を介してピニオン5に伝達されると、それまでリングギヤ7の端面に当接していたピニオン5がゆっくりと回転することでリングギヤ7と噛み合うことができる。
【0017】
その後、プランジャ23が更に移動することで、一方向クラッチ6とともにピニオン5が更に前進してリングギヤ7と完全に噛み合うことができる。また、可動接点41は、各補助接点37、38に当接したまま、リターンスプリング28とバネ部材42、43を撓ませながら更に移動して各固定接点39、40に当接する。これにより、起動用電気抵抗36を短絡してバッテリ24の定格電圧が始動モータ2に印加されるため、始動モータ2が定格回転して、その始動モータ2のトルクがピニオン5に伝達されてリングギヤ7をクランキングさせることができる。
【0018】
ここで、リターンスプリング28は、可動接点41が各補助接点37、38に当接した時点で密巻部28aが全圧縮されるため、それ以上の撓み代に対してばね定数が高くなって荷重に対する変位量が減少する。従って、プランジャ23は、可動接点41が各補助接点37、38に当接してから各固定接点39、40に当接するまでの移動速度(加速度)が、それまで(可動接点41が各補助接点37、38に当接するまで)の移動速度(加速度)より減速される(図4参照)ため、通常のリターンスプリング(ばね定数が一定)を使用した場合と比較して、可動接点41が各補助接点37、38に当接してから各固定接点39、40に当接するまでの時間差を大きく取ることができる。
【0019】
エンジン始動後、始動スイッチがOFF操作されて各コイル19、20への通電が停止すると、コイル19、20の磁力が消滅するため、それまで吸引されていたプランジャ23がリターンスプリング28の弾力によって押し戻されて静止状態(図1に示す状態)に復帰する。このプランジャ23の移動と同時に、ピニオン5もリングギヤ7から離脱して一方向クラッチ6とともに静止位置(図2に示す位置)へ戻される。
【0020】
(本実施例の効果)
本実施例のスタータ1は、撓み代に応じてリターンスプリング28のばね定数が2段階に変化することにより、可動接点41が各補助接点37、38に当接してから各固定接点39、40に当接するまでの時間差を従来より大きく取ることができる。この結果、可動接点41が各補助接点37、38に当接した時点でピニオン5がリングギヤ7の端面に当接していなくても、可動接点41が各固定接点39、40に当接するまでにピニオン5が更に前進してリングギヤ7の端面に当接してリングギヤ7と噛み合うことができる。即ち、ピニオン5がリングギヤ7と噛み合った状態で可動接点41が各固定接点39、40に当接して始動モータ2を定格回転させることができる。従って、ピニオン5がリングギヤ7の端面に当接している状態で始動モータ2が定格回転することはなく、ピニオン5の回転によるリングギヤ7端面の磨耗を防止できる。また、本実施例では、リターンスプリング28を抵抗手段として使用しているため、特に新たな部品を追加しなくても可動接点41が各補助接点37、38に当接してから各固定接点39、40に当接するまでの時間差を確保できる。当然、ピニオン5がリングギヤ7に当接した後に可動接点41が各補助接点37、38に当接すれば更に効果が増す。
【0021】
次に、本発明の参考例を記載する。
図5はマグネットスイッチ8の全体断面図である。
参考例のマグネットスイッチ8は、プランジャ23の後端外周に周溝52が形成されて、その周溝52にゴム製のOリング53が嵌合している。このOリング53は、外径がスリーブ26の内径より若干大きく設定されている。また、Oリング53の側面とスリーブ26の端面との距離L2 は、少なくとも前述のギャップG1 (可動接点41と各固定接点39、40との距離)より小さく(本参考例では前述のギャップG2 と略等しい)なる様に設定されている。なお、リターンスプリング28は、ばね定数が一定で、全長に亘って巻ピッチが等しくなる様に巻回された通常のスプリングを使用している。
【0022】
参考例の作動を説明する。
プランジャ23の移動によりピニオン5がリングギヤ7の端面に当接して、可動接点41が各補助接点37、38に当接するまでは、第1実施例と同様に作動する。
ピニオン5が始動モータ2の回転を受けてゆっくりと回転し、リングギヤ7と噛み合った後、更にプランジャ23が移動すると、プランジャ23の外周に嵌合するOリング53がスリーブ26の内周面を摺接しながら移動するため、Oリング53とスリーブ26との間に摺動抵抗が生じる。この結果、プランジャ23の移動速度が減速されるため、Oリング53を使用しない場合と比較して、可動接点41が各補助接点37、38に当接してから各固定接点39、40に当接するまでの時間差を大きく取ることができる。これにより、第1実施例と同様に、ピニオン5がリングギヤ7と噛み合った状態で可動接点41が各固定接点39、40に当接して始動モータ2を定格回転させることができる。
【0023】
(変形例)
第1実施例では、抵抗手段として密巻部28aと粗巻部28bとを有するリターンスプリング28を例示したが、スプリング材の線径を変えることでばね定数を変化させても良い。また、各補助接点37、38を支持するバネ部材42、43のばね定数を高く設定することで、可動接点41が各補助接点37、38に当接してから以後の移動速度を減速するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マグネットスイッチの全体断面図である(第1実施例)。
【図2】 スタータの半断面図である。
【図3】 リターンスプリングの撓み代とスプリング荷重との関係を示すグラフである。
【図4】 プランジャの加速度を示すグラフである。
【図5】 マグネットスイッチの全体断面図である(参考例)。
【符号の説明】
1 スタータ
2 始動モータ
5 ピニオン
7 リングギヤ
8 マグネットスイッチ
23 プランジャ
24 バッテリ
26 スリーブ
28 リターンスプリング(コイルスプリング/抵抗手段)
28a 密巻部
28b 粗巻部
36 起動用電気抵抗(電気抵抗体
37 バッテリ側補助接点(第1の接点)
38 モータ側補助接点(第1の接点)
39 バッテリ側固定接点(第2の接点)
40 モータ側固定接点(第2の接点)
41 可動接点
G2 可動接点と補助接点とのギャップ(可動接点と第1の接点とのギャップ)

Claims (1)

  1. 電気抵抗体を通じてバッテリから始動モータへ電流を流すための第1の通電回路に介在された第1の接点と、
    前記電気抵抗体をバイパスして前記バッテリから前記始動モータへ電流を流すための第2の通電回路に介在された第2の接点と、
    プランジャと一体に移動する可動接点とを有し、
    前記プランジャの移動によってピニオンをエンジンのリングギヤ側へ移動させるとともに、前記可動接点が前記第1の接点に当接し、続いて前記第2の接点に当接することで前記始動モータを2段階に通電するスタータ用マグネットスイッチであって、
    少なくとも前記可動接点が前記第1の接点に当接してから前記第2の接点に当接するまでの間、前記プランジャの移動を抑制する抵抗手段を備え、この抵抗手段は、前記プランジャの移動方向に抗して前記プランジャを付勢するリターンスプリングによって形成され、このリターンスプリングは、粗巻部と密巻部とを有するコイルスプリングから成り、前記プランジャの移動によって前記密巻部が前記粗巻部より先に全圧縮し、且つ前記密巻部が全圧縮するまでの撓み代が、前記可動接点と前記第1の接点とのギャップと略同一に設定されていることを特徴とするスタータ用マグネットスイッチ。
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