JP3791533B2 - 交通情報データの補正方法、補正装置及び交通情報データ構造 - Google Patents

交通情報データの補正方法、補正装置及び交通情報データ構造 Download PDF

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Description

本発明は、交通情報データの補正方法、補正装置及び交通情報データ構造に関する。
従来、例えば、下記特許文献1に開示されたナビゲーション方法のように、受信した交通情報を日時及び曜日と共に蓄積データとして蓄積し、この蓄積データを利用して最短経路や所要時間を求めるようにしたものがある。
特開2002−148067号公報
しかし、上記ナビゲーション方法では、受信した交通情報が、すべての正しい交通情報を受信しているとは限らず、突発的な値を有するリンク旅行時間等、明らかに異常なデータが混在することがある。従って、このような信頼性の低い蓄積データを利用すると、経路探索の信頼性も低くなるという不具合を招く。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、リンク旅行時間を車速に変換した後、異常とみなされる変換車速を補正するようにした交通情報データの補正方法、補正装置及び交通情報データ構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係る交通情報データの補正方法は、請求項1の記載によれば、各リンクに対するリンク旅行時間(TT)を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積し、各リンクに対する蓄積リンク旅行時間をそれぞれ車速(V)に変換し、当該各変換車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速(Vb)との速度差を第一速度変化量(ΔV1)として算出し、第一速度変化量が所定値(ΔVmax)以上であれば、上記一変換車速が異常であると判断し、当該一変換車速を補正する。
これによれば、上述のように蓄積されたリンク旅行時間を車速に変換した後に、各変換車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速との第一速度変化量が所定値以上である一変換車速を補正する。このように補正された変換車速をリンク旅行時間に変換するので突発的な値のリンク旅行時間を修正することができ、より現実に即したデータを作成することができる。従って、処理後のデータ品質を高めることができる。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の交通情報データの補正方法において、一変換車速とその所定時間後の変換車速(Va)との速度差を第二速度変化量(ΔV2)として算出し、第一速度変化量及び第二速度変化量に基づき上記一換車速を補正する。
これによれば、上述のように一変換車速の所定時間前の変換車速に加え、所定時間後の変換車速に基づき、当該一変換車速を補正するので、請求項1に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1に記載の交通情報データの補正方法において、第一速度変化量が所定値以上であれば、上記一変換車速をその所定時間前の変換車速に所定値を加算した値とする。
これによれば、上記第一速度変化量が所定値以上であれば、上記一変換車速は、その所定時間前の変換車速に上記所定値を加算した値になるように補正される。その結果、請求項1に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項1に記載の交通情報データの補正方法において、上記一変換車速をその所定時間前又は所定時間後の複数の変換車速の相加平均値とする。
これによれば、上述のように上記一変換車速は、その所定時間前後の複数の変換車速の平均値になるように補正される。その結果、請求項1に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
また、本発明は、請求項5の記載によれば、請求項2に記載の交通情報データの補正方法において、第一速度変化量の変化方向と第二速度変化量の変化方向とが同一であれば、上記一変換車速をその所定時間前の変換車速に所定値を加算した値とし、第一速度変化量の変化方向と第二速度変化量の変化方向とが同一でなければ、上記一変換車速をその所定時間前又は所定時間後の複数の変換車速の相加平均値とする。
これによれば、上記第一速度変化量と上記第二速度変化量との変化方向が同一であれば、上記一変換車速は、その所定時間前の変換車速に所定値を加算した値になるように補正される。また、上記第一速度変化量と上記第二速度変化量との変化方向が同一でなければ、上記一変換車速は、その所定時間前後の複数の変換車速の相加平均値になるように補正される。その結果、請求項2に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
また、本発明に係る交通情報データの補正方法は、請求項6の記載によれば、各リンクに対するリンク旅行時間(TT)を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積し、各リンクに対する蓄積リンク旅行時間をそれぞれ車速(V)に変換し、当該各変換車速のうちの一変換車速が所定値(Vmax)以上であれば、当該一変換車速が異常であると判断し、当該一変換車速を上記所定値に置き換える。
これによれば、上述のように蓄積されたリンク旅行時間をそれぞれ車速に変換した後に、所定値以上である変換車速を上記所定値に置き換える。このように置き換えられた変換車速をリンク旅行時間に変換するので突発的な値のリンク旅行時間を修正することができ、より現実に即したデータを作成することができる。従って、処理後のデータ品質を高めることができる。
また、本発明に係る交通情報データの補正装置は、請求項7の記載によれば、各リンクに対するリンク旅行時間(TT)を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積する記憶装置(90)と、各リンクに対する蓄積リンク旅行時間をそれぞれ車速(V)に変換する車速変換手段(200)と、当該各変換車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速(Vb)との速度差(ΔV1)を第一速度変化量として算出する第一速度変化量算出手段(320)と、第一速度変化量が所定値(ΔVmax)以上であれば、上記一変換車速が異常であると判断し、当該一変換車速を補正する車速補正手段(330〜352)とを備える。
これによれば、上述のように蓄積されたリンク旅行時間をそれぞれ車速に変換した後に、当該各変換車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速との第一速度変化量が所定値以上である一変換車速を補正する。このように補正された変換車速をリンク旅行時間に変換するので突発的な値のリンク旅行時間を修正することができ、より現実に即したデータを作成することができる。従って、処理後のデータ品質を高めることができる。
また、本発明に係る交通情報データ構造は、請求項8の記載によれば、各リンクに対するリンク旅行時間(TT)を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積している。この交通情報データ構造は、各リンク毎のリンク旅行時間に基づきそれぞれ変換された車速のうちの一変換車速(V)とその所定時間前の変換車速(Vb)との速度差(ΔV1)が所定値(ΔVmax)以上である当該一変換車速を補正することにより作成される。
これによれば、上述のように蓄積されたリンク旅行時間に基づく各変換車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速との第一速度変化量が所定値以上である当該一変換車速が補正される。このように補正された変換車速をリンク旅行時間に変換するので突発的な値のリンク旅行時間を修正することができ、より現実に即したデータを作成することができる。従って、処理後のデータ品質を高めることができる。
また、本発明に係る交通情報データ構造は、請求項9の記載によれば、各リンクに対するリンク旅行時間(TT)を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積している。この交通情報データ構造は、各リンク毎のリンク旅行時間に基づきそれぞれ変換された車速(V)のうち所定値(Vmax)以上である変換車速を上記所定値に置き換えることにより作成される。
これによれば、上述のように蓄積されたリンク旅行時間に基づく各変換車速が上記所定値以上ならば、当該変換車速を上記所定値に置き換える。このように置き換えられた変換車速をリンク旅行時間に変換するので突発的な値のリンク旅行時間を修正することができ、より現実に即したデータを作成することができる。従って、処理後のデータ品質を高めることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において、符号Nは、自動車搭載のナビゲーションシステムを示し、符号Cは、専用情報センターに設けた専用情報通信システムを示し、また、符号Tは、道路交通情報センターに設けた道路交通情報通信システム(以下、VICSともいう)を示している。なお、「VICS」は、登録商標である。
当該ナビゲーションシステムNは、現在位置検出装置10を備えており、この現在位置検出装置10は、GPS受信装置であって、衛星航法システム(GPSともいう)の人工衛星から送信される電波を受信して、当該自動車の現在位置を現在時刻と共に検出する。
また、当該ナビゲーションシステムNは、入力装置20を備えており、この入力装置20は、携帯用リモートコントローラであって、その操作により、必要な情報をマイクロコンピュータ30(後述する)の受信部(図示しない)に送信により入力する。なお、リモートコントローラに代えて、出力装置60の液晶パネル(後述する)にその表示面側から添着したタッチパネルを入力装置20としてもよい。
また、当該ナビゲーションシステムNは、マイクロコンピュータ30、記憶装置40、無線通信装置50及び出力装置60を備えている。マイクロコンピュータ30は、上記受信部の他、CPU、RAM及びROM等をバスラインで接続して構成されている。
当該マイクロコンピュータ30は、現在位置検出装置10の検出出力、入力装置20の操作出力、記憶装置40の出力、無線通信装置50の出力や専用情報通信システムCの出力に基づき、当該自動車の地図表示、案内経路探索や経路案内等の種々の処理を行う。
記憶装置40は、ハードディスクであって、この記憶装置40には、一連の地図データ、交通情報データがマイクロコンピュータ30により読み出し可能にデータベースとして記憶されている。無線通信装置50は、専用情報通信システムCからの道路交通情報を受信してマイクロコンピュータ30に出力する。
専用情報通信システムCは、無線通信装置50とVICSTとの無線通信を行う。また、当該専用情報通信システムCは、サーバ70、無線通信装置80及び記憶装置90により構成されている。サーバ70は、図2及び図3にて示すフローチャートに従いサーバプログラムを実行する。当該サーバ70は、上記サーバプログラムの実行中において、無線通信装置80を介し、無線通信装置50及びVICSTとの間で送受信処理をする。なお、上記サーバプログラムは、サーバ70のROMに、当該サーバ70により読み出し可能に予め書き込まれている。
記憶装置90には、VICSTから送信されるリンク旅行時間TT、車速、渋滞度、通行止めまたは通行規制等の交通情報データがVICSデータとして当該記憶装置90のデータベースに記憶されている。ここで、渋滞度とは、渋滞の程度をいい、この渋滞度には、渋滞の程度の高い方から、例えば、「渋滞」、「混雑」、「渋滞無し」のデータと「不明」の4段階のデータがある。なお、この渋滞度は、4段階に限ることなく、一般的に複数の段階であればよい。また、当該記憶装置90には、地図データとしてVICSリンク長Lが記憶されている。なお、VICSリンク長Lは、対象リンクの実際の長さである。
出力装置60は、表示装置であって、マイクロコンピュータ30による制御のもと、当該自動車において必要なデータを情報として表示する。なお、出力装置60は、その液晶パネル等の表示パネルにて、当該自動車の車室内前壁に設けたインストルメントパネルに配設されている。
以上のように構成した本実施形態において、専用情報通信システムCは、記憶装置90にて記憶しているリンク旅行時間TTを以下のように補正処理する。
まず、ステップ100において、記憶装置90からの対象データの読み出し処理がなされる。これに伴い、各リンク毎にリンク旅行時間TT及び対応する時刻並びにVICSリンク長Lが記憶装置90のデータベースから読み出される。
次に、ステップ200において、車速変換処理がなされる。これに伴い、ステップ100にて読み出された各リンクにおける各時刻毎のリンク旅行時間TT及びVICSリンク長Lに対応する車速Vが、数1の式により、それぞれ算出される。
V=K×L/TT ・・・ (数1)
ここで、道路補正係数Kは、道路状況の影響係数を示しており、例えば、国道は0.8、県道は1.0、細街路は1.5である。
次に、車速補正処理ルーチン300(図3参照)の処理が以下のようになされる。まず、図3のステップ310において、車速Vが速度上限値Vmax以下かどうかが判定される。ここで、速度上限値Vmaxは、一般道路、都市間高速、高速道路等の道路種別(以下、道路種別という)に差異を設けても良い。例えば、一般道路においてはVmax=80km/h、都市間高速においてはVmax=100km/h、高速道路においてはVmax=120km/hのように設定しても良い。例えば、一般道路において車速V=90km/hの場合には、車速Vが速度上限値Vmax以下ではないので、ステップ310においてNOと判定される。
ついで、ステップ311において、車速補正処理がなされる。これに伴い、当該車速Vは、対応する上記速度上限値Vmaxに置き換えられる。例えば、一般道路における車速V=90km/hの場合、速度上限値Vmax=80km/hなので、当該車速Vは80km/hに置き換えられ、ステップ360に進む。
また、上述したステップ310において、当該車速Vが速度上限値Vmax以下であれば、YESと判定され、ステップ320において、第一速度変化量算出処理がなされる。これに伴い、第一速度変化量ΔV1は、数2の式からそれぞれ算出される。
ΔV1=V−Vb ・・・ (数2)
ここで、車速Vbは、当該車速Vの単位時刻前の車速である。
次に、ステップ330において、第一速度変化量ΔV1の絶対値が最大変化量ΔVmax以下かどうかが判定される。ここで、最大変化量ΔVmaxは、道路種別毎に差異を設けても良い。例えば、一般道路においてはΔVmax=15km/h、都市間高速においてはΔVmax=20km/h、高速道路においてはΔVmax=25km/hのように設定しても良い。例えば、一般道路において第一速度変化量=10km/hの場合は、第一速度変化量ΔV1の絶対値が最大変化量ΔVmax以下となり、ステップ330においてYESと判定され、補正処理は行わず、ステップ360に進む。
また、上述したステップ330において、第一速度変化量ΔV1の絶対値が最大変化量ΔVmax以下でなければ、NOと判定され、ステップ340において、第二速度変化量算出処理がなされる。これに伴い、第二速度変化量ΔV2は、数3の式から、それぞれ算出される。
ΔV2=Va−V ・・・ (数3)
ここで、車速Vaは、当該車速Vの単位時刻後の車速である。
次に、ステップ350において、上記第一速度変化量ΔV1と上記第二速度変化量ΔV2との変化方向が同一であるか否かが判定される。例えば、第一速度変化量ΔV1と第二速度変化量ΔV2との変化方向が同一であれば、ステップ350において、YESと判定され、ステップ351において、車速補正処理がなされる。これに伴い、当該車速Vは、図4にて示すごとく、単位時刻前の車速Vbとの差が最大変化量ΔVmaxとなるように補正される。
例えば、一般道路において車速V=50km/h、単位時刻前の車速Vb=30km/h、単位時刻後の車速Va=55km/hの場合、最大変化量ΔVmax=15km/hであり、第一速度変化量ΔV1=50−30=20km/h、第二速度変化量ΔV2=55−50=5km/hとなる。従って、第一速度変化量ΔV1と第二速度変化量ΔV2との変化方向は同一なので、車速V=Vb+ΔVmax=30+15=45km/hに置き換えられる。
また、上述したステップ350において、上記第一速度変化量ΔV1と上記第二速度変化量ΔV2との変化方向が同一でなければ、NOと判定され、ステップ352において、車速補正処理がなされる。これに伴い、当該車速Vは、図5にて示すごとく、単位時刻前の車速Vbと単位時刻後の車速Vaとの平均値と同じ値になるように補正される。
例えば、一般道路において車速V=50km/h、単位時刻前の車速Vb=30km/h、単位時刻後の車速Va=20km/hの場合、最大変化量ΔVmax=15km/hであり、第一速度変化量ΔV1=50−30=20km/h、第二速度変化量ΔV2=20−50=−30km/hとなる。従って、第一速度変化量ΔV1と第二速度変化量ΔV2との変化方向が同一でないので、車速V=(Vb+Va)/2=(30+20)/2=25km/hに置き換えられる。
次に、ステップ360において、対象期間内の全てのVICSデータの車速補正処理の検討が終了したか否かが判定される。対象期間内の全てのVICSデータの車速補正処理の検討が終了していなければ、ステップ360においてNOと判定され、車速補正処理ルーチン300の処理が再度なされる。以後、ステップ360での判定がYESとなるまで、車速補正処理ルーチン300の処理が繰り返される。
上記ステップ360において、対象期間内の全てのVICSデータの車速補正処理の検討が終了し、YESと判定されると、図2のステップ400において、リンク旅行時間変換処理がなされる。これに伴い、リンク旅行時間TTは、数4の式より、それぞれ算出される。
TT=K×L/V ・・・ (数4)
以上のようにリンク旅行時間TTを車速Vに変換し、変換車速Vの突発的な値を上述のように速度上限値Vmax、最大変化量ΔVmax、第一速度変化量ΔV1及び第二速度変化量ΔV2を用いて補正する。然る後、再びリンク旅行時間TTに変換するので、突発的なリンク旅行時間を補正することができ、VICSデータの信頼性を向上させることができる。また、道路種別に基づく速度上限値Vmaxや最大変化量ΔVmaxの現実的な指標をもとに車速Vを補正処理するため、より現実に即したデータを作成することができる。
上述のように専用情報通信システムCにてVICSデータの補正処理が終了すると、ステップ500にて、VICSデータ送信処理がなされる。これに伴い、無線通信装置80は、上記補正処理されたVICSデータを無線通信装置50を介し、マイクロコンピュータ30に送信する。受信したVICSデータは、記憶装置40のデータベースに蓄積される。
マイクロコンピュータ30は、入力装置20による表示要求に基づき、経路案内を探索する。その経路探索処理の際に、マイクロコンピュータ30は、記憶装置40のデータベースに蓄積された信頼性の高いVICSデータに基づき、精度の高い渋滞予測を加味した経路探索を行うことができる。
以上のように、ナビゲーション処理において正確なVICSデータを予測に使用できるので、ナビゲーションシステムNは、正確な経路案内が可能となる。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)上述した車速補正処理ルーチン300における車速Vbは、当該車速Vの単位時刻前の車速とすることに限らず、例えば、所定時刻前の車速となるように設定してもよい。
(2)上述した車速補正処理ルーチン300における車速Vaは、当該車速Vの単位時刻後の車速とすることに限らず、例えば、所定時刻後の車速となるように設定してもよい。
(3)上述したステップ352での車速補正処理において、当該車速Vは、単位時刻前の車速Vbと単位時刻後の車速Vaとの平均値になるように補正されることに限らず、例えば、当該時刻の前後複数の車速の平均値となるように補正してもよい。
(4)上述したステップ310にて示すごとく、車速Vが速度上限値Vmaxを越える場合には、車速Vを速度上限値Vmaxと等しくなるように設定するだけでなく、例えば、速度下限値を設け、車速Vが速度下限値未満の場合は、車速Vを速度下限値と等しくなるように設定しても良い。
(5)上述した専用通信情報システムCが道路交通情報センターからのVICSデータを受信して上述したステップ100〜400における処理を行い、ナビゲーションシステムNに送信することに限らず、ナビゲーションシステムNが直接に道路交通情報センターからのVICSデータを受信して上述したステップ100〜400における処理を行っても良い。
本発明の一実施例を示すブロック図である。 図1の専用情報通信システムのサーバにて実行されるサーバプログラムを表すフローチャートである。 図2の車速補正処理ルーチンの詳細フローチャートである。 第一速度変化量と第二速度変化量との変化方向が同一である場合の車速補正処理を示した図である。 第一速度変化量と第二速度変化量との変化方向が同一でない場合の車速補正処理を示した図である。
符号の説明
TT…リンク旅行時間、V…車速、Va…単位時刻後の車速、Vb…単位時刻前の車速、Vmax…速度上限値、ΔV1…第一速度変化量、ΔV2…第二速度変化量、ΔVmax…最大変化量、90…記憶装置。

Claims (9)

  1. 各リンクに対するリンク旅行時間を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積し、
    前記各リンクに対する前記蓄積リンク旅行時間をそれぞれ車速に変換し、
    当該各変換車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速との速度差を第一速度変化量として算出し、
    前記第一速度変化量が所定値以上であれば、前記一変換車速が異常であると判断し、当該一変換車速を補正することを特徴とする交通情報データの補正方法。
  2. 前記一変換車速とその所定時間後の変換車速との速度差を第二速度変化量として算出し、
    前記第一速度変化量及び前記第二速度変化量に基づき前記一変換車速を補正することを特徴とする請求項1に記載の交通情報データの補正方法。
  3. 前記第一速度変化量が前記所定値以上であれば、前記一変換車速をその所定時間前の変換車速に前記所定値を加算した値とすることを特徴とする請求項1に記載の交通情報データの補正方法。
  4. 前記一変換車速をその所定時間前又は所定時間後の複数の変換車速の相加平均値とすることを特徴とする請求項1に記載の交通情報データの補正方法。
  5. 前記第一速度変化量の変化方向と前記第二速度変化量の変化方向とが同一であれば、前記一変換車速をその所定時間前の変換車速に前記所定値を加算した値とし、
    前記第一速度変化量の変化方向と前記第二速度変化量の変化方向とが同一でなければ、前記一変換車速をその所定時間前又は所定時間後の複数の変換車速の相加平均値とすることを特徴とする請求項2に記載の交通情報データの補正方法。
  6. 各リンクに対するリンク旅行時間を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積し、
    前記各リンクに対する前記蓄積リンク旅行時間をそれぞれ車速に変換し、
    当該各変換車速のうちの一変換車速が所定値以上であれば、前記一変換車速が異常であると判断し、当該一変換車速を前記所定値に置き換えることを特徴とする交通情報データの補正方法。
  7. 各リンクに対するリンク旅行時間を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積する記憶装置と、
    前記各リンクに対する前記蓄積リンク旅行時間をそれぞれ車速に変換する車速変換手段と、
    当該各変換車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速との速度差を第一速度変化量として算出する第一速度変化量算出手段と、
    前記第一速度変化量が所定値以上であれば、前記一変換車速が異常であると判断し、当該一変換車速を補正する車速補正手段とを備える交通情報データの補正装置。
  8. 各リンクに対するリンク旅行時間を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積してなる交通情報データ構造において、
    前記各リンク毎のリンク旅行時間に基づきそれぞれ変換された車速のうちの一変換車速とその所定時間前の変換車速との速度差が所定値以上である当該一変換車速を補正することにより作成されたことを特徴とする交通情報データ構造。
  9. 各リンクに対するリンク旅行時間を含む交通情報データを時刻情報とともに蓄積してなる交通情報データ構造において、
    前記各リンク毎のリンク旅行時間に基づきそれぞれ変換された車速のうち所定値以上である変換車速を前記所定値に置き換えることにより作成されたことを特徴とする交通情報データ構造。
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