JP3787495B2 - 樹脂成形光学部材およびその取付構造 - Google Patents

樹脂成形光学部材およびその取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに光を照射してその反射光から記録情報の記録または再生を行なう光ピックアップ装置に内蔵された樹脂成形光学部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CDプレーヤ、DVDプレーヤなどに用いられる光ピックアップ装置が小型化するに伴い、この構成部品である樹脂成形光学部材の複合化が一段と進み、樹脂成形光学部材の薄型化・小型化が図られている。
図14A、14Bには、樹脂成形光学部材105の一例が示されている。
図14A、14Bに示すように、樹脂成形光学部材105は、高透過性を有する樹脂の一体成形により成形され、平行に配置された入射面105aと出射面(戻り光入射面)105bを両端面に有した円錐台状の基体部105cと、入射面105aから突出するように形成した傾斜面部105d’を有する台形状の突出部105dとから主に構成されている。
【0003】
基体部105cは入射面105aから出射面105bの方向(図14Aの右方向)に向かって徐々に縮径されるように形成されている。また、基体部105cの外周面の中央部には小さな円柱状をした位置決め突起105mが外方に突出して一体形成されている。
【0004】
また、出射面105bの中央部には方形状の回折格子105fが形成されている。また、傾斜面部105d’の内壁面には反射型の回折格子105gが、入射面105aにはCD用トラッキング制御のための3ビームを生成する3ビーム用回折格子105hがそれぞれ形成されている。
【0005】
本実施の形態では、樹脂成形光学部材105は回折格子105f、105gならびに3ビーム用回折格子105hとともに射出成形用の金型を用いた一体成形により形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記樹脂成形光学部材を樹脂材料で射出成形して作る場合に、樹脂成形光学部材にゲート部を切り落としたことによる射出成形用のゲート跡部105gが残る。
【0007】
この樹脂成形光学部材105を樹脂成形で製造するには、金型内に形成されたキャビティ(中空部)にゲート(孔)を通じて外部から樹脂を注入することにより行なわれる。このため、樹脂成形後には、樹脂成形光学部材105にゲート部が連続して形成された状態となる。
したがって、樹脂成形光学部材105の製造では、ゲート部を樹脂成形光学部材105から切り離す工程が必要となる。
【0008】
図14A、図14Bに示すように、上記樹脂成形光学部材105からゲート部を切り離す際には、回折格子105f、105g、105h面、入射面105aおよび出射面105bの光透過部分に近い箇所でゲート部を切り離していたので、ホットカッターやホットニッパーなどで残留応力やひずみが残らないように慎重にカットする必要があり、その作業性の向上が望まれている。
【0009】
また、ホットカッターやホットニッパーによる切断時に、通常残留応力や歪みが残り光の特性(性能)を劣化させてしまうおそれがあり、特に入射面105aにおいては回折格子105hが形成されているため、光学性能に影響を及ぼすおそれがあった。
【0010】
また、ゲート位置が位置決め突起105mとは反対側の回折格子105h面の端部にあるため、射出成形時に位置決め突起105m形成用の金型の凹部部分で渦巻きが発生して、内部に気泡が発生しやすくなっている。
そのために、樹脂成形光学部材105内を透過する光の特性を劣化させないよう気泡の発生を防止することが要望されていた。
【0011】
本発明の目的は、樹脂成形時に生じるゲート部の位置を工夫して、光学特性に影響を与えないようにした樹脂成形光学部材とその樹脂成形光学部材の取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題の少なくとも1つを解決するための第1の解決手段として、樹脂の一体成形で形成された透光体に、光の入射面および出射面を備えるとともに被取付部に位置規制して取付けするための位置決め突起を備え、前記透光体は、円柱状からなり前記入射面とは前記透光体の中心軸に沿って対向する対向面にそれぞれ形成され、前記出射面には前記光の出射に対する戻り光を所定方向へ回折する回折格子が形成され、前記位置決め突起は、前記透光体の外周面の中央部位から突出して形成されるとともに、樹脂成形用のゲート跡部が設けられたものである。
【0013】
また、第2の解決手段として、前記位置決め突起の外周面を前記被取付部に当接させて位置決めするとともに、前記ゲート跡部は、前記位置決め突起の先端に連なって形成され、前記ゲート跡部の幅寸法は、前記位置決め突起の幅寸法より小さくしたものである。
【0014】
また、第3の解決手段として、前記被取付部である筒状のホルダに請求項1、又は2記載された前記樹脂成形光学部材を位置決め保持するための取付構造であって、前記ホルダには、外方へ貫通し前記位置決め突起が係合可能な取付孔を設けて、前記樹脂成形光学部材を前記ホルダ内に嵌め込んで前記取付孔から前記位置決め突起を突出させ、前記ゲート跡部に形成された前記位置決め突起の先端を外方から熱かしめし、前記樹脂成形光学部材を前記ホルダに位置決め固定したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態である樹脂成形光学部材を図1乃至図11に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、複合光学ユニット11は、主として、ホルダ16と、このホルダ16に取付け固定された、樹脂成形光学部材15と発光部材すなわち2波長レーザダイオード12と受光素子14aを内蔵した受光部材14とプリント基板17と、からなっている。
【0017】
図1および図2に示すように、ホルダ16は、アルミダイキャスト製のブロックからなり、主として筒状胴部16gと、この筒状胴部16gの両端部からそれぞれ外方へ突設した取付部16h、16iとからなっている。これら取付部16h、16iには方形状の取付面16h′、16i′がそれぞれ形成されている。
【0018】
ホルダ16の図2中の左端部側(後端側)には収容室16aが、左端面には取付穴16bが座ぐり形成されている。
ホルダ16の図2中の右端部側(前端側)には収容室16aと中心軸N′に沿って連結するように収容室16cが形成されている。収容室16cは、中心軸N′に沿って前端側になるにしたがって縮径となるように構成され、図3に示す樹脂成形光学部材15を挿入するための円錐台状の錐面で囲まれた空間となっている。また、収容室16cの先端部および後端部には円柱面からなる第1および第2規制受部16j、16k(規制受面)をそれぞれ有している。
【0019】
収容室16cの前端部には突き当て面16c′が形成されていて、後述する樹脂成形光学部材15を光軸N方向に位置決めするようになっている。また、収容室16cの突き当て面16c′には前方に開口した入出射口すなわち円形の開口部16fが形成されている。
【0020】
図2に示す収容室16a、16cの下部側の側壁部には、収容室16aの後端部から前方に切り欠いた矩形孔状の位置規制溝(取付孔)16dが筒状胴部16gの外壁を貫通するように形成されている。また、位置規制溝16dの後方端からは収容室16aの開口縁部にかけて幅広の案内溝16d′が連接して筒状胴部16gの外壁を貫通するように溝形成されている。
【0021】
位置規制溝16dを覆う筒状胴部16gの外周面には受光部材14を配置するための配置面16eが形成されている。そして、取付部16h、16iは、それぞれに設けた取付面16h′、16i′が配置面16eよりも高く段差を設けるように筒状胴部16gに一体に形成されている。
【0022】
なお、ホルダ16に用いるブロックはアルミダイキャストだけでなく、亜鉛ダイキャスト、マグネシウム合金、あるいは他の金属などで構成するようにしてもよい。
【0023】
次に、図3に示すように、樹脂成形光学部材15は、高透過性を有する樹脂の一体成形品(透光体)により形成され、平行に配置された入射面15aと出射面(戻り光入射面)15bを光軸N方向の両端面に有した円錐台状の基体部15cと、入射面15aから突出して形成した傾斜面部15d′を有する台形状の突出部15dとから主に構成されている。
【0024】
基体部15cは出射面15bの前方(図3の右側方向)になるにしたがって縮径となるように形成されている。また、基体部15cの前端部には、円柱面15j′を有する円柱状部15jが形成されている。出射面15bはこの円柱状部15jの前端面となっている。
【0025】
基体部15cの円柱状部15jとは反対側の後端部15kの外周面には、外周方向にほぼ均等に配置された4つの突部15k′が形成されている。なお、各突部15k′の先端面は柱面になっている。
また、基体部15cの中央部の下面には円柱状の位置決め突起15mが下方に突出して一体形成されている。
そして、位置決め突起15mの先端には、ゲート跡部15pが形成されている。
【0026】
出射面15bの中央部には方形状の第1の回折格子15fが形成されている。また、傾斜面部15d′の内壁面には戻り光反射面15d″が形成されている。また、戻り光反射面15d″には反射型の第2の回折格子15gが、入射面15aにはCD用トラッキング制御のための3ビームを生成する3ビーム用回折格子15hが形成されている。
【0027】
さらに、突出部15dの戻り光反射面15d″とは反対側の側壁面には平坦面15nが基体部15cに架けて形成されている。
本実施の形態では、樹脂成形光学部材15は第1及び第2の回折格子15f、15g並びに3ビーム用回折格子15hとともに樹脂成形用の金型を用いて一体成形により形成されている。
【0028】
図2および図3に示すように、ホルダ16の第1規制受部16jの直径は、樹脂成形光学部材15の円柱状部15j(直径D1)が高精度に嵌合できる寸法に設定されている。また、第2規制受部16kの直径は、樹脂成形光学部材15の後端部15kに設けた各突部15k′の先端を外接する外接円の直径よりも短径である所定の寸法に設定されている。
また、位置規制溝16dの溝幅は、樹脂成形光学部材15に設けた位置決め突起15mの外径が高精度に嵌合できる所定の寸法に設定されている。
このようにホルダ16に樹脂成形光学部材15を取付けることにより、樹脂成形光学部材15に設けた第1の回折格子15f(図3参照)がホルダ16の開口部16fから露出するようになっている。
【0029】
次に、図1に示すように、2波長レーザダイオード12は、円板状の基板部12aと、基板部12aに載置した基台12bと、基台12bに位置決め固定されたレーザチップ(光源部)13と、基台12bを包含するように基板部12aに取付け固定された、筒状の胴部12cと開口部12d′を有する天板部12dとからなるキャップ部12eと、開口部12d′を塞ぐように固着された透明な円板状のガラス板とから構成されている。
【0030】
そして、図11に示すように、レーザチップ13にはDVD用の短波長(波長650nm帯)のレーザ光13a′(図11参照)を出射する光源と、CD用の長波長(波長780nm帯)のレーザ光13b′(図11参照))を出射する光源とが形成され、各光源からそれぞれ出射される上記レーザ光13a′、13b′は基板部12aの一方の平面部と直交する方向に相互に平行となるように開口部12d′を通して出射されるようになっている。
【0031】
次に、受光部材14は、受光窓14b′を有するとともにレーザ光を受光する受光素子14aを内蔵したパッケージ14bと、パッケージ14bから両側に突設した外部接続端子14cとから構成されている。
【0032】
次に、図4乃至図6に基づいて、樹脂成形光学部材15の製造方法について説明する。
先ず、樹脂成形光学部材15を形成するためのキャビティ(中空部)を備えた金型を準備し、この金型を図示しない射出成形機に取付ける。
次に、この金型には、キャビティ内に通じるゲート(孔)が設けられていて、このゲート(孔)を通じて熱で流動状となった樹脂を流し込む。
ここで、図示しない金型のゲート(孔)部分は後述する樹脂光学部材15のゲート部15qに対応して位置する。
【0033】
次に、キャビティ内に注入された樹脂を冷却することにより、図4および図5に示す位置決め突起15mの先端にゲート部15qを一体成形した樹脂成形部材15が形成される。
この位置決め突起15mの幅寸法aと、位置決め突起15mに連続するゲート部15qの幅寸法bとは、a>bとなっている。
また、このように形成された樹脂成形光学部材15では、第1の回折格子15f、第2の回折格子15g、3ビーム用回折格子15hをこれらの形状となるようにあらかじめ型形成した上記金型により一体成形される。
さらにまた、位置決め突起15mを樹脂成形光学部材15の外周面の中央部位となる金型のゲート(孔)から樹脂を注入することにより、樹脂の流れがスムーズになり、空気の巻き込みなどによる気泡が回折格子15f、15g、15h面やその内部に発生しにくくなっている。
【0034】
次に、図4および図5に示す位置決め突起15mの先端に繋がるゲート部15qをホットカッターまたはホットニッパーなどで切り落とす。
このようにして図6に示すゲート跡部15pを位置決め突起15mの先端に有する樹脂成形光学部材15が完成する。
ここで、位置決め突起15mの幅寸法をaとし、ゲート部15qの狭い部分の幅寸法をbとし、ゲート跡部15pの幅寸法をcとすると、 a>c(≧b) の関係となっている。
【0035】
次に、図1および図7に基づいて、ホルダ16への2波長レーザダイオード12、受光部材14、及び樹脂成形光学部材15の組み立て方法について説明する。
先ず、図1に示すように、樹脂成形光学部材15は、ホルダ16の取付穴16b側から挿入され、さらに所定の治具(図示せず)で入射面15aの回折格子15hを除く面が均一に押圧されることによって、その基体部15cが収容室16c内に嵌め込まれる。さらに、樹脂成形光学部材15が押圧されると、出射面15bの外縁部がホルダ16の収容室16cに形成した突き当て面16c′に当接して、ホルダ16に対する中心軸N′方向(図11参照)の位置決めがなされる。
【0036】
このとき、基体部15cに設けた円柱状部15jが収容室16cの第1規制受部16jに嵌合する。この状態で基体部15cの円柱状部15jの円柱面15j′が第1規制受部16jに当接して、基体部15cの前端部における光軸N(図3参照)と直交する方向の位置規制が高精度でなされる。
【0037】
また、後端部15kは収容室16cに設けた第2規制受部16kに圧入される。このとき、図1に示すように、後端部15kの外周面に形成した各突部15k′はそれぞれ均一に押しつぶされた状態となって、各突部15k′の先端面が第2規制受部16kに当接し、基体部15cの後端部15kにおける光軸N(図3参照)と直交する方向の位置規制が高精度でなされる。それとともに、各突部15k’により樹脂成形光学部材15の収容室16cからの抜けが防止されている。こうして、樹脂成形光学部材15の前端部と後端部とで光軸Nと直交する方向の位置規制がなされることにより、樹脂成形光学部材15をホルダ16に嵌入したときにその光軸Nが傾くことなく精度よく取り付けられる。
【0038】
上述した圧入状態では突部15k′が押しつぶされるようにしたので、第2規制受部から受ける圧入力の一部を突部の変形により緩衝させて必要以上の圧入力が樹脂成形光学部材にかからないようにして光学機能部すなわち第2の回折格子15gおよび3ビーム用回折格子15hの歪の発生を低減できる。
【0039】
一方、樹脂成形光学部材15に形成した位置決め突起15mは、ホルダ16の筒状胴部16gに形成した案内溝16d′の開口部から挿入される。そして、樹脂成形光学部材15が光軸N方向の前方に押し込まれ収容室16cに収容されたときには、位置決め突起15mは案内溝16d′に案内されて位置規制溝16dに嵌合する(図1参照)。この状態で基体部15cの光軸N回りの回転方向の位置規制が高精度でなされるようになっている。
【0040】
このようにして、ホルダ16に対する樹脂成形光学部材15の光軸Nと直交する方向への位置規制、および光軸N回りの回転方向の位置規制、そして光軸N方向の位置規制がなされるようになっている。なお、前記光軸Nはホルダ16の基体部16gの中心軸N′と一致させてある(図11参照)。
【0041】
次に、2波長レーザダイオード12は、そのキャップ部12e(図1参照)側がホルダ16の収容室16a内に挿入されるとともに、基板部12aにおける一方の平面部側の外縁部がホルダ16に形成した取付穴16bに嵌入されることによって、ホルダ16に取付固定される。
【0042】
このように樹脂成形光学部材15と2波長レーザダイオード12が組み込まれたホルダ16においては、図1に示すように、2波長レーザダイオード12に内蔵されたレーザチップ13の先端面13′と、樹脂成形光学部材15の入射面15aとが平行で所定の間隔となるように配設される。このとき、樹脂成形光学部材15の中心軸Nは光源(図11参照)から出射されるレーザ光13a′の光軸と一致するように構成されている。
【0043】
また、受光部材14は、パッケージ14bの受光窓14b′側がプリント基板17に設けた貫通孔17aに挿通された状態で配設され、また外部接続端子14cがプリント基板17面に形成したランド部(図示せず)にハンダ付けされてプリント基板17に固定される。
【0044】
そして、受光部材14が固定されたプリント基板17は、受光窓14b′がホルダ16に形成した位置規制溝16dに対面するように配置された状態で、取付部16h、16iのそれぞれ取付面16h′、16i′に載置され、ネジで締め付け固定されてホルダ16に固定される。
【0045】
以上説明してきた樹脂成形光学部材15は、例えば図11に示すような光ピックアップ装置30に搭載される。
光ピックアップ(光ピックアップ装置)30は金属製のピックアップボディすなわちキャリッジ35と、このキャリッジ35内に配設された、複合光学ユニット11と、平板状の反射ミラー33と、コリメートレンズ34と、対物レンズ32とから主として構成されている。そして、複合光学ユニット11は本発明の実施の形態である樹脂成形光学部材15などを備えている。
【0046】
そして、光ピックアップ装置30は光ディスクすなわちCD61あるいはDVD62に対面して配置されており、CD61(DVD62)面と直交する方向であるフォーカシング(F)方向及びCD61(DVD62)の半径方向であるトラッキング(T)方向に対物レンズ32が可動支持されている。なお、対物レンズ32はCD61及びDVD62の双方に対応できるように構成されたものである。
【0047】
上記の複合光学ユニット11は、受発光一体型光学素子であり、レーザ光を光ディスクに照射し、光ディスクからの反射光(戻り光)を受光することにより光ディスクに記録された情報を再生したり、あるいは光ディスクに対して情報を記録するために用いられる。
【0048】
次に、上記樹脂成形光学部材15の変形例を図8および図9に基づいて以下に説明する。
図8に示す樹脂成形光学部材20は、上記樹脂成形光学部材15とほぼ同じであり、共通する構成部材には同一符号を付している。
樹脂成形光学部材20は、位置決め突起20mの先端に一体成形したゲート部20qを設け、その幅寸法bをほぼ一定とするとともに、このゲート部20qの長さ寸法を上述したゲート部15qよりも長くなるように設けられていることを特徴とする。
そして、位置決め突起20mの幅寸法がaとすると、a>b の関係となっている。
また、図9に示すように、樹脂成形光学部材20を取付けるホルダ16は、位置規制溝16dの中央部分が深くなるようにその断面が階段状をした矩形孔形状となるよう設けられている。このように、ホルダ16の位置規制溝16dには樹脂材料の樹脂溜まり部が設けられている。
そして、この樹脂溜まり部を設けることにより、余分な樹脂が外部に漏れてはみ出すおそれがないとともに、ホルダ16に樹脂成形光学部材20を確実に固着させることができる。
【0049】
次に、図8乃至図10に基づいて、ホルダ16への樹脂成形光学部材15の組み立て方法を説明する。
なお、ホルダ16への2波長レーザダイオード12、受光部材14の組立ては上述したものと同じである。
先ず、図8に示す樹脂成形光学部材20は、ホルダ16の取付穴16b側から挿入され、さらに所定の治具(図示せず)で入射面15aの回折格子15hを除く面が均一に押圧されることによって、その基体部15cが収容室16c内に嵌め込まれる。
【0050】
このとき、基体部15cに設けた円柱状部15jが収容室16cの第1規制受部16jに嵌合するようになっており、この状態で基体部15cの円柱状部15jの円柱面15j′が第1規制受部16jに当接して、基体部15cの前端部における光軸Nと直交する方向の位置規制が高精度でなされる。
【0051】
また、後端部15kは収容室16cに設けた第2規制受部16kに圧入される。このとき、図1に示すように、後端部15kの外周面に形成した各突部15k′はそれぞれ均一に押しつぶされた状態となって、各突部15k′の先端面が第2規制受部16kに当接し、基体部15cの後端部15kにおける光軸N(図3参照)と直交する方向の位置規制が高精度でなされるとともに、樹脂成形光学部材15の収容室16cからの抜けが防止されている。こうして、樹脂成形光学部材15の前端部と後端部とで光軸Nと直交する方向の位置規制がなされることにより、樹脂成形光学部材15をホルダ16に嵌入したときにその光軸Nが傾くことなく精度よく取り付けることが可能となる。
【0052】
上述した圧入状態では突部15k′が押しつぶされるようにしたので、第2規制受部から受ける圧入力の一部を突部の変形により緩衝させて必要以上の圧入力が樹脂成形光学部材にかからないようにして光学機能部すなわち第2の回折格子15gおよび3ビーム用回折格子15hの歪みの発生を低減できる。
【0053】
一方、樹脂成形光学部材15に形成した位置決め突起15mは、ホルダ16の筒状胴部16gに形成した案内溝16d′の開口部から挿入される。そして、樹脂成形光学部材15が光軸N方向の前方に押し込まれ収容室16cに収容されたときには、位置決め突起15mは案内溝16d′に案内されて位置規制溝16dに嵌合するようになっており(図1参照)、この状態で基体部15cの光軸N回りの回転方向の位置規制が高精度でなされる。
【0054】
このようにして、ホルダ16に対する樹脂成形光学部材15の光軸Nと直交する方向への位置規制、および光軸N回りの回転方向の位置規制、そして光軸N方向の位置規制がなされるようになっている。なお、前記光軸Nはホルダ16の基体部16gの中心軸N′と一致させてある。
【0055】
次に、図9に示すように、ホルダ16の位置規制溝16dの内壁に位置決め突起20mがその外周面を当接させた状態で配設されている。
そして、平坦部を有する金属製の押圧治具Lを準備し、その平坦部を加熱するとともに上方から位置決め突起20mの先端を精度良く押圧するようになっている。
先ず、この押圧治具Lを位置決め突起20mの先端に当接させると、一部がゲート部に対応する先端部分が熱で柔らかくなって変形する。
図10Aおよび図10Bに示すように、柔らかくなった位置決め突起20mの先端を上記押圧治具Lの平坦部で徐々に押圧し続けると、この柔らかくなった部分が位置規制溝16d内を覆いだ状態で固化される。
このようにして、ホルダ16に樹脂成形光学部材20が取付け固定される。
【0056】
次に、樹脂成形光学部材15を有する光ピックアップ装置30によって、光ディスクを再生する動作をDVD62を一例として説明する。
図11に示すように、DVD62を再生するときには、2波長レーザダイオード12のレーザチップ13から出射したレーザ光13a′は、樹脂成形光学部材15の入射面15aに形成した3ビーム用回折格子15hを透過し3ビームに分岐された後、第1の回折格子15fを透過し、出射面15bから出射される。
【0057】
そして、そのレーザ光13a′は反射ミラー33により90度その角度を偏向して反射ミラー33の上方に配置したコリメートレンズ34に入射される。そしてこのコリメートレンズ34で略平行光とされたレーザ光13a′は対物レンズ32に入射し、対物レンズ32の集光作用により、DVD62の情報記録面に結像される。
【0058】
その後DVD62で反射されたレーザ光(戻り光)13a′は、再び対物レンズ32、コリメートレンズ34を透過し、反射ミラー33で反射した後、図11に示す出射面15bに形成した第1の回折格子15fに入射し、1次回折光である戻り光13a′となる。戻り光13a′はさらに樹脂成形光学部材15に形成した戻り光反射面15d″で反射して受光部材14の受光素子14aにおける受光位置Pに入射する。
【0059】
このとき、受光素子14aで受光された戻り光13a′は光電変換されることによりDVD62の情報記録面の信号に応じた電流出力が電圧信号に変換されることによって再生信号が生成され、プリント基板17を通して外部に伝達される。また、受光素子14aで受光された戻り光13a′の一部はフォーカス及びトラッキング制御のために用いられる。
なお、CD61を再生するときも上記DVD62の再生動作とほぼ同様である。
【0060】
以上のように説明してきたように、樹脂成形光学部材15は、円柱状からなり、入射面15aと出射面15bとは中心軸Nに沿って対向する対向面にそれぞれ形成され、出射面15bには光の出射に対する戻り光を所定方向へ回折する回折格子15fが形成され、位置決め突起15mは外周面の中央部位から突出して形成されたことにより、ゲート部15qを有する位置決め突起15mが回折格子15f、15g、15h面から一番離れたところで切り落とされるので、回折格子面に残留応力や歪みが発生しない良好な樹脂成形部材とすることができる。
【0061】
また、位置決め突起15mの外周面をホルダ16に当接させて位置決めするとともに、ゲート跡部15pは位置決め突起15mの先端部に連なって形成され、ゲート跡部15pの幅寸法は位置決め突起15mの幅寸法より小さくしたことにより、ゲート跡部15pに多少のバリが発生しても、ゲート跡部15pが位置決め突起15mより幅狭になっているため、このバリが位置決め突起15mの外周面より外方に突出しないことにより位置決め突起15mの外周面をホルダ16に当接する際の位置決めの妨げとなることを防止することができ、しかも精度良く位置決めができる。
【0062】
そして、上記樹脂成形光学部材20においては、ホルダ16に位置決め突起20mが係合可能な位置規制溝(取付孔)16dを設けて、樹脂成形光学部材20をホルダ16内に嵌め込んで取付孔16dから位置決め突起20mを突出させ、さらに外方からゲート部20qを設けた位置決め突起20mの先端を熱かしめし、樹脂成形光学部材20をホルダ16に位置決め固定したことにより、位置決め固定を接着剤を用いずに行なうことができ、接着剤が固化する過程で生じる内部歪みによる光学特性の劣化が生じることがない。また、光学特性に影響する回折格子面などに接着剤が付着するおそれがない。
【0063】
次に、本発明の第2の実施形態である樹脂成形光学部材を図12および図13に基づいて以下に説明する。
図12および図13に示す樹脂成形光学部材25は、入射面15aの外径方向端部にその延長線方向に突出した位置決め突起25mを設けて、この位置決め突起25mの先端部分にゲート跡部25pを設けたことを特徴とする。
上記第1の実施形態で説明した樹脂成形光学部材15と同じ構成部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0064】
次に、図12および図13に基づいて、樹脂成形光学部材25の製造方法について説明する。
先ず、樹脂成形光学部材25を形成するため、所定の形状をしたキャビティ(中空部)を備えた金型を準備し、この金型を図示しない射出成形機に取付ける。次に、この金型には、キャビティ内に通じるゲート(孔)が設けられて、このゲート(孔)を通じて熱で流動状となった樹脂を流し込む。
ここで、金型のゲート(孔)部分は、樹脂成形部材25の入射面15aへ入射する光学特性に影響しないように、キャビティの内周壁より深く凹状に形成される。
したがって、位置決め突起25mの先端部分に対応する金型のゲート(孔)から樹脂を注入したことにより、樹脂の流れがスムーズになり、空気の巻き込みなどによる気泡が後述する回折格子面やその内部に発生しにくくなっている。
【0065】
次に、キャビティ内に注入された樹脂を冷却することにより、この樹脂からなる樹脂成形光学部材25の外周面に位置決め突起25mとゲート部25qとが連続して一体成形される。
また、樹脂成形光学部材25には第1および第2の回折格子並びに3ビーム用回折格子が上記樹脂成形光学部材15と同じ位置に一体成形されている。
【0066】
次に、図12に示す樹脂成形光学部材25の位置決め突起25mの先端に繋がるゲート部25qをホットカッターまたはホットニッパーなどで切り落とす。
このようにして図13に示すゲート跡部25pを位置決め突起25mの先端に有する樹脂成形光学部材25が完成する。
ここで、位置決め突起25mの幅寸法をaとし、ゲート部25qの幅寸法をbとし、ゲート跡部25pの幅寸法をcとすると、a>c(≧b) の関係となっている。
【0067】
このように樹脂成形光学部材25を構成したことにより、ホットカッターやホットニッパーなどでゲート部25qを切り落としてもこの切り落とし部分が回折格子15g、15hから離れているので、その光学性能に影響する残留応力や歪みを発生させることがない。
【0068】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、その主旨を逸脱しない範囲内において変更して実施することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように説明してきた本発明の樹脂成形光学部材は、樹脂の一体成形で形成された透光体に、光の入射面および出射面を備えるとともに被取付部に位置規制して取付けするための位置決め突起を備え、この位置決め突起には樹脂成形用のゲート跡部が設けられたことにより、位置決め突起のゲート跡部部分から樹脂材料を注入するようにしたことで、スムーズな樹脂材料の流動が得られ、気泡の発生要因となる樹脂材料の渦巻きが発生しにくくなり、その渦巻きによる気泡の発生が抑制される。その結果として、樹脂成形光学部材の内部を透光する光の光学特性を所望のレベルに保持することができる。
【0070】
また、透光体は円柱状からなり、入射面と出射面とは透光体の中心軸に沿って対向する対向面にそれぞれ形成され、出射面には光の出射に対する戻り光を所定方向へ回折する回折格子が形成され、位置決め突起は透光体の外周面の中央部位から突出して形成されたことにより、ゲート部を有する位置決め突起が回折格子面から一番離れたところで切り落とされるので、回折格子面に残留応力や歪みが発生しない良好な樹脂成形部材とすることができる。
【0071】
また、位置決め突起の外周面を被取付部に当接させて位置決めするとともに、ゲート部は位置決め突起の先端部に連なって形成され、ゲート跡部は位置決め突起の先端部に連なって形成され、ゲート跡部の幅寸法は位置決め突起の幅寸法より小さくしたことにより、ゲート跡部である位置決め突起の端部にバリが発生しても、ゲート跡部が位置決め突起より幅狭になっているので、このバリが位置決め突起の外周面を被取付部に当接する際の位置決めの妨げとなることを防止することができ、しかも精度良く位置決めすることができる。
【0072】
また、被取付部である筒状のホルダに樹脂成形光学部材を位置決め保持するための取付け構造であって、ホルダには外方へ貫通し位置決め突起が係合可能な取付孔を設けて、樹脂成形光学部材をホルダ内に嵌め込んで取付孔から位置決め突起を突出させ、ゲート跡部が形成された位置決め突起の先端を外方から熱かしめし、樹脂成形光学部材をホルダに位置決め固定したことにより、位置決め固定を接着剤を用いずに行なうことができるので、樹脂成形光学部材では接着剤が固化する過程で生じる内部歪みによる光学特性の劣化が生じることがない。また、光学特性に影響する回折格子面などに接着剤が付着するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である樹脂成形光学部材を備えた複合光学ユニットの概略断面図である。
【図2】上記複合光学ユニットのホルダの概略縦断面図である。
【図3】上記樹脂成形光学部材の側面図である。
【図4】樹脂成形工程における上記樹脂成形光学部材の側面図である。
【図5】図4における右側方向から見た上記樹脂成形光学部材の正面図である。
【図6】ゲート部を切り落とした後における上記樹脂成形光学部材の側面図である。
【図7】図1における複合光学ユニットの矢視線7−7の断面図である。
【図8】樹脂成形工程における変形例の1つである樹脂成形光学部材の側面図である。
【図9】上記樹脂成形光学部材のホルダへの取付け工程を説明するための説明図である。
【図10】上記樹脂成形光学部材のホルダへの取付け工程において、図10Aは樹脂成形光学部材とホルダの取付け部分の平面図、図10Bは樹脂成形光学部材とホルダの取付け部分の断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態である樹脂成形光学部材を搭載した光ピックアップ装置の全体図である。
【図12】本発明の第2の実施形態である樹脂成形光学部材のゲート部を切り落とす前の概略断面図である。
【図13】図12における第2の実施形態である樹脂成形光学部材のゲート部を切り落とした後の概略断面図である。
【図14】図14Aおよび図14Bは、それぞれ異なる方向から見たときの従来の樹脂成形光学部材の斜視図である。
【符号の説明】
15、25 樹脂成形光学部材
15a 入射面
15b 出射面
15m、20m、25m 位置決め突起
15p、20p、25p ゲート跡部
15q、20q、25q ゲート部
15f 回折格子
16 ホルダ(被取付部)
16d 位置規制溝(取付孔)

Claims (3)

  1. 樹脂の一体成形で形成された透光体に、光の入射面および出射面を備えるとともに被取付部に位置規制して取付けするための位置決め突起を備え、前記透光体は、円柱状からなり前記入射面とは前記透光体の中心軸に沿って対向する対向面にそれぞれ形成され、前記出射面には前記光の出射に対する戻り光を所定方向へ回折する回折格子が形成され、前記位置決め突起は、前記透光体の外周面の中央部位から突出して形成されるとともに、樹脂成形用のゲート跡部が設けられたことを特徴とする樹脂成形光学部材。
  2. 前記位置決め突起の外周面を前記被取付部に当接させて位置決めするとともに、前記ゲート跡部は、前記位置決め突起の先端に連なって形成され、前記ゲート跡部の幅寸法は、前記位置決め突起の幅寸法より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形光学部材。
  3. 前記被取付部である筒状のホルダに請求項1、又は2記載された前記樹脂成形光学部材を位置決め保持するための取付構造であって、前記ホルダには、外方へ貫通し前記位置決め突起が係合可能な取付孔を設けて、前記樹脂成形光学部材を前記ホルダ内に嵌め込んで前記取付孔から前記位置決め突起を突出させ、前記ゲート跡部に形成された前記位置決め突起の先端を外方から熱かしめし、前記樹脂成形光学部材を前記ホルダに位置決め固定したことを特徴とする樹脂成形光学部材の取付構造。
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