JP3782225B2 - 画像処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、複数の原稿を読取り、その読取った原稿画像に対応する管理情報により画像処理する画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像処理システムにおいて、一度の操作で連続して読取った原稿画像の複数ページを1単位として扱い、その単位どうしの結合/分割処理を行う技術は、すでに公開されている。
【0003】
例えば、既存のアプリケーションソフトウェアでは、一度の操作で連続して読取った原稿の複数ページを1文書として扱っている。このソフトウェアでは、各文書の先頭ページを縮小画像で一覧表示し、ユーザが縮小画像で表示されているある文書を選択して移動させ(ドラッグ)、縮小画像で表示されている他の文書に移動先を決定する(ドロップ)と、ドロップ先の文書の先頭ページ部分に選択された文書のページが挿入され、2つの文書が1つに結合できるようになっている。
【0004】
また、ユーザがある文書を選択してメニューを表示させ、「ばらす」というコマンドを選択すると、その文書内にある複数ページを、1ぺージごとに分割するようになっている。
【0005】
一方、複数の文書を一度の読取り操作で一括して入力する技術も、すでに公開されている。
【0006】
例えば、特定のエリアに特定マークを印刷した特殊なシートを文書間にはさみ、全文書を自動給紙装置などにセットして一度の操作で入力すると、入力された画像がシートであるか否かを検出し、シートであった場合には、そのシートの前後で文書を分割して、それぞれを独立した一つの文書とする技術である。
【0007】
これらの技術は、複数の原稿画像を文書ごとに記憶する画像ファイリングなどに利用されている。
【0008】
従来の技術では、次の点で問題があった。
【0009】
1) 複数文書を一度の操作で連続して読取処理した場合に、文書の区切りを示す特殊なシートを検知し、自動的に分割すると、分割後の文書を一単位として扱うようになっている。したがって、分割後は、各文書の読取順序の情報が欠落し、シートの検知にミスがあった場合には、ユーザがどの文書とどの文書とを連続して入力したのかを確認して、結合作業を行う必要があり、操作が煩雑になっている。
【0010】
2) 複数の文書に対して読取処理の操作あるいは読取順序の管理が行われていないにもかかわらず、文書を選択してドロップするという操作で2つの文書の結合を行うようにしているため、ユーザの操作ミスにより、関連のない文書どうしを結合してしまうという操作ミスが発生する。
【0011】
3) 高速スキャナなどにおいて、物理的にスキャナが全原稿を読み取っていても、画像の転送や特殊なシートの検知処理などの処理は、まだ行われている場合がある。このような場合、ユーザは、どのデータが処理を終了したものであるか、データを操作してから初めて知ることになり、操作が煩雑になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、複数文書を一度の操作で連続して読取処理し、かつ連続して読取られた原稿画像を、特殊なシートを区切りとして自動分割した場合に、読取後に分割された文書に対する操作が煩雑になったり、文書の処理状態が不明であるという問題点を解決するもので、複数文書を一度の操作で連続して読取処理し、かつ連続して読取った原稿画像を、特殊なシートを区切りとして自動分割した場合に、読取後に分割された文書に対する操作が容易で、文書の処理状態が明確である画像処理システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段から構成されている。
【0014】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段、上記第2の記憶手段に管理情報として記憶している特定の画像の属性情報の変更を指示する指示手段、および、この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁から先頭頁以外に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁以外に変更された当該画像で区切られていた共通の操作ID情報の各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段から構成されている。
【0015】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段、上記第2の記憶手段に記憶している管理情報に基づいて、上記第1の記憶手段により記憶されている画像とその画像の属性情報とを表示する表示手段、上記表示手段により表示されている画像に対して、その画像の属性情報の変更を指示する指示手段、および、この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁から先頭頁以外に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁以外に変更された当該画像で区切られていた同一の操作ID情報の画像で構成される2つのに属する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段から構成されている。
【0016】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段、上記第2の記憶手段に管理情報として記憶している特定の画像の属性情報の変更を指示する指示手段、および、この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁以外から先頭頁に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁に変更された画像の読取順序で分割される同一操作ID情報の画像をそれぞれの文書ID情報に更新する第3の処理手段から構成されている。
【0017】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段、上記第2の記憶手段に記憶している管理情報に基づいて、上記第1の記憶手段により記憶されている画像とその画像の属性情報とを表示する表示手段、上記表示手段により表示されている画像に対して、その画像の属性情報の変更を指示する指示手段、および、この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁以外から先頭頁に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁に変更された画像の読取順序で分割される同一操作ID情報の画像をそれぞれの文書ID情報に更新する第3の処理手段から構成されている。
【0018】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段、上記第2の記憶手段に記憶している管理情報により2つの文書として管理されている文書同士の結合を指示する指示手段、この指示手段により2つの文書の結合が指示された場合、2つの文書を構成する各画像の操作ID情報が共通であるか否かを判断する判断手段、この判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報であると判断した場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち読取り順序が大きい方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段、上記判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報でないと判断した場合、異なる読取処理で読取られた文書同士の結合である旨をユーザに報知する報知手段、および、この報知手段により報知した状態において文書同士の結合が再度指示された場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち何れか一方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第4の処理手段から構成されている。
【0019】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段、上記第2の記憶手段に記憶している管理情報に基づいて、各文書を示すアイコンを表示する表示手段、上記表示手段により表示されている2つのアイコンを用いてそれらのアイコンに対応する2つの文書同士の結合を指示する指示手段、この指示手段により2つの文書の結合が指示された場合、2つの文書を構成する各画像の操作ID情報が共通であるか否かを判断する判断手段、この判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報であると判断した場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち読取り順序が大きい方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段、上記判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報でないと判断した場合、異なる読取処理で読取られた文書同士の結合である旨をユーザに報知する報知手段、および、この報知手段により報知した状態において文書同士の結合が再度指示された場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち何れか一方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第4の処理手段から構成されている。
【0020】
この発明の画像処理システムは、複数の原稿を順次読取る読取手段、この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段、この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報、および、上記操作ID情報ごとの処理状態を示す処理状態情報を記憶する第2の記憶手段、複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段、この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段、および、上記第2の記憶手段に記憶されている各操作ID情報ごとに処理状態情報に応じた処理状態を示すアイコンを表示する表示手段から構成されている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、この発明の実施の形態に係る画像処理システムとしてのシステム構成の一例を示すものである。
【0025】
図1に示すように、このシステムは、複数枚の原稿などを連続して読取る画像読取部を有する複写機1、原稿の原稿画像を記憶するとともに、それらの原稿画像に対応した管理データを記憶するネットワークサーバ2、利用者(ユーザ)が直接操作することにより、ネットワークサーバ2に記憶されている原稿画像や管理データを表示したり、変更したりするユーザPC3から構成される。上記複写機1、上記ネットワークサーバ2、および上記ユーザPC3は通信回線23を介して接続されているものである。
【0026】
上記複写機1は、制御部11、画像読取部12、自動給紙装置(ADF)13、表示部14、操作部15、記憶部16、画像形成部17、およびネットワークインターフェイス10から構成されている。また、この画像処理システムの構成として複写機1の代わりに、制御部、画像読取部、および自動給紙装置等からなるディスクトップ用の読取装置(スキャナ)で構成するようにしてもよい。
【0027】
上記画像読取部12は、ユーザにより自動給紙装置13にセットされた原稿を1枚ずつ読取り、原稿画像としての画像データに変換するものである。
【0028】
上記自動給紙装置13は、セットされた原稿の読取順序が最終ページから先頭ページの順に読取るものか先頭ページから最終ページの順に読取るものかが予め決まっているものである。
【0029】
例えば、複写機などに用いられる原稿が上向きにセットされ、自動給紙装置13上の最も下に位置する原稿から読取処理が行われる自動給紙装置13の場合、画像読取部12が、読取った原稿の読取順序とは逆の順序が原稿順序となる。
【0030】
また、デスクトップ用の読取装置などに用いられる原稿が下向きにセットされ、自動給紙装置13上の最も下に位置する原稿から読取処理が行われる場合、画像読取部12が読取った原稿の読取順序が原稿順序となる。
【0031】
上記ネットワークサーバ2は、制御部21、操作部22、データ記憶部23、およびネットワークインターフェイス20から構成されている。
【0032】
上記制御部21は、上記データ記憶部23に記憶された原稿画像から原稿画像からシートの画像を検知したり、ユーザの指示に基づいて上記データ記憶部23に記憶される管理データの書込み、読出し、変更等の処理を行うものである。
【0033】
上記データ記憶部23は、読取った原稿画像や各種データを記憶するものである。また、このデータ記憶部23は、ユーザによる一度の操作で読取った複数ぺージの原稿画像を一操作単位とした操作管理テーブル23a、各操作に属する文書の管理データが記憶される文書管理テーブル23b、および各文書を構成する少なくとも1ページ以上の原稿ページの管理データが記憶されるページ管理テーブル23cを有している。
【0034】
上記操作管理テーブル23aは、各操作単位で読取った原稿画像の管理データが記憶されるものである。
【0035】
上記文書管理テーブル23bは、原稿順序で連続する原稿画像でシートSを先頭ページとし、この先頭ページから次のシートSの直前の原稿画像までをーつの文書単位として管理データを記憶するものである。
【0036】
上記ページ管理テーブル23cは、各文書を構成する原稿画像のそれぞれに対してその属性や原稿順序などの各ページの管理データを記憶するものである。
【0037】
上記ユーザPC3は、制御部31、表示部32、記憶部33、操作部34、およびネットワークインターフェイス30から構成されている。
【0038】
上記制御部31は、上記表示部32に表示される画面に基づいて表示内容に対するユーザの操作部34による操作を検知したり、上記操作部34によるユーザの指示に基づいて、上記ネットワークサーバ2の上記データ記憶部23内の管理データの変更したりするものである。
【0039】
上記表示部32は、上記ネットワークサーバ2のデータ記憶部23内の操作管理データテーブル23a、文書管理テーブル23b、およびページ管理テーブル23cによりどのような階層構造で管理されているのか、あるいは各ページの画像の属性が何かを表示するものである。
【0040】
上記記憶部33は、制御部31により制御される上記表示部32に表示するデータが記憶されたり表示部32に表示されるアイコンやマウスポインタなどの各種データが記憶されている。
【0041】
上記操作部34は、キーボードやマウスなどのポインティングディバイス等により構成され、ユーザにより画像の属性の変更などの種々の操作がなされるものである。
【0042】
なお、上記構成は、物理的な制約を受けずに、ネットワークを介して接続された各装置上に具備することが可能である。つまり、上記の構成に限らずに、この発明を構成する各要素がネットワーク上でどの装置に具備されていてもよい。
【0043】
図2は、文書と文書とを分割するために使用する特殊なシート(セパレータ)Sの一例を示すものである。
【0044】
図2に示すように、シートSの上部には、シートSであることを示す黒い矩形領域が、予め決められた位置に、予め決められた大きさで印刷されている。中央部には、シートSの機能を示す「セパレータ」という文字列が印刷され、さらにシートSの使用方法を示す「文書と文書のあいだにはさんで使用して下さい」という文字列が印刷されている。
【0045】
このシートSは、複写機1の画像読取部12により読取った画像に、既定領域に既定量の黒画素が存在した場合、制御部11、制御部21、あるいは制御部31により画像がシートSであると判断されるものである。
【0046】
また、シートSには、ユーザがどのように使用すればよいのか、一目してわかるように案内が印刷されている。なお、この特殊なシートSを検知するための対象物は、矩形領域に印刷された黒画素に限定されるものではなく、例えば、「、+といった特定のマークや、英数字などの文字列、バーコードのような幾何学的な模様など、画像処理システムにおいて既定された画像処理によってシートSと判定できるものであればよい。
【0047】
図3は、ネットワークサーバ2のデータ記憶部23内の操作管理テーブル23a、文書管理テーブル23b、ページ管理テーブル23cの一例を示す図である。
【0048】
操作管理テーブル23aは、操作ID欄、入力日付欄、入力日時欄、文書数欄、処理状態欄、文書管理テーブル23bへのポインタ欄で構成される。操作ID欄には、ユーザが行った読取操作を一意に識別する識別子が格納される。読取日付欄には読取操作が行われた日付が格納され、読取時刻欄には、読取操作が行われた時刻が格納される。処理状態欄には、各操作で読取処理された原稿画像や管理データの処理状態が格納される。文書数欄には、一度の操作で読取られた複数原稿をシートによって分割した文書の数が格納される。文書管理テーブル23bへのポインタ欄は、各操作に属する文書を格納した文書データリストへのポインタが格納される。
【0049】
この操作管理テーブル23aにより、各操作ごとに、その操作がいつ行われたのか、現在、どのような処理が行われているのか、読取られたデータにはシートで区切られた文書がいくつ存在するのか、あるいは各文書の情報はどこに問い合わせればよいのかを検索できるようになっている。
【0050】
文書管理テーブル23bは、文書ID欄、文書の原稿順序欄、ページ数欄、ページ管理テーブル23cへのポインタ欄で構成される。文書ID欄には、一度の操作で読取られた複数枚の原稿に含まれる文書が一意に識別できる識別子が格納される。文書の原稿順序欄には、制御部11で判断した「原稿の順序」に基づいて、原稿の先頭にある文書からの文書の順序を示す数値を格納する。ページ数欄には、文書を構成するページの数が格納される。ページ管理テーブル22cヘのポインタ欄には、文書を構成するページ情報を格納したページ管理テーブル23cへのポインタが格納される。
【0051】
この文書管理テーブル23bにより、各文書ごとに、文書の順序、何枚のページで構成されているか、および文書を構成するページに関する情報はどこに問い合わせればよいのかを検索できるようになっている。
【0052】
ページ管理テーブル23cは、ページID欄、原稿順序欄、属性欄、画像ファイル名欄で構成される。ぺージID欄は、文書を構成する各ページを一意に識別するページ識別子が格納される。原稿順序欄は、制御部11で判断した「原稿の順序」に基づいて、原稿の先頭にあるページからの各ページの順序を示す数値を格納する。属性欄には、そのページが「文書画像」であるか、「シート画像」であるかを格納する。画像ファイル名欄には、各ページの画像データを格納しているファイル名を格納する。
【0053】
このページ管理テーブル23cにより、各ページごとに、ページの順序、属性が文書であるかシートであるか、およびページデータに対応する原稿画像がどこに格納されているかを検索できるようになっている。
【0054】
図4は、ネットワークサーバ2のデータ記憶部23内の操作管理テーブル23aに記憶されている操作管理データの表示例を示す操作表示画面の一例である。
図4に示すように、この画面上部には、表示内容を示す「操作一覧」という文字列が表示されている。左部には、管理している操作の一覧が、操作IDとともに表示されている。右部には、各操作がアイコンの形式で一覧表示されている。また、ユーザが操作を選択するための矢印が表示され、ユーザはこの矢印を表示されている操作アイコン上に移動させてマウスをクリックすることにより、操作を選択できるようになっている。選択された操作は太枠で強調表示され、同時に左部のツリー表示でも反転表示で強調されて表示されている。これにより、一目してユーザが選択した操作がわかるようになっている。
【0055】
図5は、ネットワークサーバ2のデータ記憶部23内の文書管理テーブル23aに記憶されている文書管理データの表示例を示す文書表示画面の一例である。
図5は、図4の操作表示画面より操作1を選択した際に表示部32に表示される画面である。この画面の上部には、どの操作の表示をしているかを示す「操作1」という文字列と、その操作を構成する文書数を示す「文書数3」という文字列が表示されている。左部には、操作一覧と、選択された操作を構成する文書の一覧が階層構造で表示されている。右部には、選択された操作を構成する文書がアイコンの形式で一覧表示されている。この文書を示すアイコンは、その文書を構成する文書画像が原稿順に重ねて表示されるものである。これにより、操作と文書との階層構造が一目してわかるようになっている。
【0056】
図6、図7は、ネットワークサーバ2のデータ記憶部23内のページ管理テーブル23cに記憶されているページ管理データの表示例を示すページ表示画面の一例である。
【0057】
図6は、図5の文書表示画面から文書1を選択した際に表示部32に表示される画面である。この画面の上部には、どの操作のどの文書を表示しているかを示す「操作1」、「文書1」という文字列と、その文書を構成するページ数を示す「ページ数3」という文字列が表示されている。左部には、操作一覧と、選択された操作を構成する文書の一覧、選択された文書を構成するページの一覧が階層構造で表示されている。右部には、選択された文書を構成するシートの画像を含む各ページの縮小画像が、一覧表示されている。
【0058】
また、図6に示すように、ユーザが操作部34のマウスにより画面に表示される矢印形のマウスポインタ(矢印)を移動させ、マウスポインタで指し示す位置が表示されている各ページの縮小画像上に移動すると、マウスポインタの下に表示される矩形領域に、そのページの属性と読取日時が表示されるようになっている。
【0059】
また、ユーザは、このマウスポインタを表示されているページの縮小画像上に移動させてマウスを左クリックすることにより表示されているページを選択するようになっている。ユーザによりページが選択されると、選択されたページは太枠で強調表示され、同時に左部に表示されている階層構造を示す表示領域でも、選択されたページが反転表示によって強調表示されている。
【0060】
また、図7に示すように、ページに対して行えるコマンドがメニュー形式で選択できるようになっている。このメニューは、例えば、ユーザがページを選択後、マウスの右クリックを行うといった操作によって表示される。これにより、一目してユーザが選択したページがわかるようになっており、また、そのページに対するコマンドを選択できるようになっている。
【0061】
図8は、ネットワークサーバ2のデータ記憶部23内の操作管理テーブル23aに記憶されている各ページに関する情報を表示する詳細表示画面の一例である。
【0062】
図8に示すように、画面の上部には、どの操作のどの文書のどのページについての情報であるかを示す「操作1文書1ページ1のプロパティ」という文字列が表示されている。中央部には、各ページがいつ入力されたのか、どの操作のどの文書に属しているのか、入力された順序はいつか、属性はシートか文書か、実際に画像データを格納しているファイル名は何かを示す文字列群が表示されている。ここで、ページに対する属性については、「シート」か「文書」かをユーザが設定できるように択一選択方式のボタンが表示されている。下部には、このページのプロパティがこの設定でよいかどうかを決定するための「OK」「キャンセル」ボタンが表示されている。これにより、ユーザは、ページが文書であるか、シートであるかを選択し、OKボタンを押すことで、各ページの属性を変更できるようになっている。
【0063】
図9は、異なる操作によって入力された文書の結合処理を行って良いかどうかをユーザに問うための警告を表示する警告表示画面の一例である。
【0064】
図9に示すように、警告表示欄の上部には、警告であることを示す「警告」という文字列が表示される。中央部には、警告の内容を示す「選択された文書は、一度の操作で入力されてものではありませんが、結合してよろしいですか?」という文字列が表示される。下部には、ユーザの決定を指示するためのボタン「はい」「いいえ」が表示される。このように異なる操作により読取った文書どうしを結合する場合に、ユーザに対して警告を表示し、この表示によりユーザに結合処理を行うか否かを確認させるようにしたものである。これにより、ユーザは、異なる操作で読取った文書を結合を指示した際に、文書の結合を行って良いか否かを確認でき、誤操作を防止することができる。
【0065】
図10は、ネットワークサーバ2のデータ記憶部23内の操作管理テーブル23aに記憶されている操作管理データにおける各操作の処理状態を区別して表示する画面の一例を示すものである。
【0066】
図10に示すように、画面の上部には、表示内容を示す「操作一覧」という文字列が表示されている。左部には、今まで行った操作の一覧が操作IDとともに階層構造で表示されている。右部には、各操作に対する処理状態がその処理状態を示すアイコン(状態アイコン)により区別されて表示されている。
【0067】
例えば、すでにシート検知に基づく文書の分割処理が終わっている場合は「本」のアイコン、スキャン処理中の場合は「スキャナ」アイコン、シート検知中の場合は「砂時計」アイコンなどである。これにより、ユーザは各操作で入力した画像データの処理状態を一目してわかるようになっており、ユーザが画像データの処理状態が分からずに読取中やシート検知処理中の画像データに対する操作を行ってしまうことを防止できる。
【0068】
次に、上記自動給紙装置13にセットされた原稿を1枚づつシートか文書かを判断しつつ原稿を読取る場合の読取処理について図11に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0069】
すなわち、ユーザが文書と文書との間にシートSを挿入した原稿を自動給紙装置13にセットした後、ユーザPC3の操作部34により原稿の読取り指示を与える。すると、複写機1の制御部11は、自動給紙装置13の図示しない検知センサにより原稿が所定位置にセットされているか否かを判断する(ステップ1)。この判断により原稿がセットされていると判断した際、制御部11は、自動給紙装置13にセットされている原稿を1枚読込み、画像データに変換する(ステップ2)。
【0070】
この際、制御部11は、セットされる原稿面の向きと、原稿を給紙する位置に基づいて予め設定されている原稿の読取順序を判断する。
【0071】
例えば、複写機1に具備されている自動給紙装置13が、原稿の読取面を上向きにセットし、セットされた原稿の一番下のページから読取りを開始するという制約があった場合には、「原稿の最終ページから画像を読取る」と設定され、この設定に基づいて制御部11が原稿の読取順が最終ページから先頭ページの順になっていると判断する。また、原稿の読取面を下向きにセットし、セットされた原稿の一番下のぺージから読取りを開始するという制約があった場合には、「原稿の先頭ページから画像を読取る」と設定され、この設定に基づいて制御部11は原稿の読取順序が先頭ページから最終ページの順になっていると判断する。
【0072】
ここで、1枚目の原稿を読取って画像データに変換し、制御部11が先頭ページからの読取と判断した際、複写機1の制御部11は、ネットワークサーバ2の制御部21に読込んだ画像が原稿の1枚目であるという制御信号をネットワークサーバ2の制御部21に送信する。
【0073】
ネットワークサーバ2の制御部21は、この制御信号を受信した際、その画像データが1枚目の原稿か否かを判断する(ステップ3)。この判断により画像が1枚目の画像と判断した場合、新規の操作ID(操作1、操作2、…)を発行して操作管理データテーブル23aを作成する(ステップ4)。この際、新規に作成した操作管理テーブル23aには操作データを発行した日時を入力日付、入力時間とし、操作の処理状態を「スキャン中」と設定する。
【0074】
次に、複写機1の制御部11は、1枚目の原稿を読取った際、この読込んだ画像がシートSであるかどうかを判定する(ステップ5)。例えば、図3に示すシートSの場合、読取った原稿の画像データの既定位置の既定矩形領域に既定量の黒画素が存在した際に、この原稿をシートSと判断する。
【0075】
そして、読取った原稿がシートSであると判断した場合(ステップ6)、あるいはシートSでなくても1枚目の原稿(原稿の先頭ページ)である場合(ステップ7)、ネットワークサーバ2の制御部21は、上記ステップ4で作成した操作データに属する文書として新規に文書IDを発行し、文書管理テーブル23bに文書データを格納する(ステップ8)。
【0076】
この際、ネットワークサーバ2の制御部21は、複写機1の制御部11により判断された原稿の読取り順序から、実際にセットされた原稿の順序に適するように、原稿順序欄に原稿順序を格納する。例えば、原稿の先頭ページから読込んでいる場合、原稿の読取順に文書データを作成し、原稿順序を「1」から順に格納して行く。また、原稿の最終ページから読込んでいる場合は、最初の読取った原稿の画像データに対する文書データに原稿順序「1」を格納し、次の画像データに対して、新しい文書データを作成し、原稿順序「1」を格納するとともに、前に作成した文書データの原稿順序を「2」として格納する。
【0077】
さらに、制御部21は、複写機1により読取った原稿の画像データがシートであっても文書であっても、先に作成した文書データに属するページデータとして、新規にページID(ページ1、ページ2、…)を発行し、ページ管理テーブル23cにページデータを格納する(ステップ9)。このときも文書データと同様に、複写機1の制御部11で判断した原稿の読取り順序に基づいて、原稿の先頭ページから読取っている場合、読取順と原稿順序とが同じ順序になるように原稿順序を格納し、原稿の最終ページから読取っている場合、読取順と原稿順序とが逆になるように原稿順序を格納する。
【0078】
また、複写機1の制御部11がシートSであると判断した原稿画像は、属性として「シート」を、そうでない場合は「文書」を格納し、実際に読取った画像データをファイルに格納して、ファイル名を画像ファイル名欄に格納する。この際、上記ステップ7で作成した文書データのページ数も増加(インクリメント)させる。
【0079】
また、上記ステップ7で読取った原稿画像がシートSでなく、かつ1枚目の原稿でないと判断した際、ネットワークサーバ2の制御部21は、上記ステップ9へ進み、ページデータを作成し、ページ管理テーブル23cに格納する。
【0080】
これらの一連の手順(ステップ1〜ステップ9)は、上記ステップ1で原稿の無しが判断されるまで、つまり、自動給紙装置13にセットされている原稿がなくなるまで行う。そして、上記ステップ1で原稿無しを判断した際に、原稿の読取処理の完了を判断して上記操作管理テーブル23aに記憶している処理状態を読取処理完了とする。この結果、原稿順序を維持しながら、シートにより分割された文書データを、操作単位でデータ記憶部23内の各管理テーブル23a、23b、23cに格納することができる。
【0081】
次に、上記自動給紙装置13にセットされた原稿を全て読取った後、シートを検知する場合の処理手順について図12に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0082】
すなわち、ユーザが自動給紙装置13に原稿をセットし、操作部34により原稿の読取り指示を与えると、複写機1の制御部11は自動給紙装置13に原稿がセットされているか否かを判断する(ステップ11)。この判断により自動給紙装置13に原稿がセットされていると判断した際、画像読取部12により原稿を1枚読込んで原稿画像としての画像データに変換する(ステップ12)。この変換された画像データは、ネットワークインターフェイス20を介してネットワークサーバ2に送信される。ネットワークサーバ2の制御部21は、画像データを受信した際、その画像データが1枚目か否かを判断する(ステップ13)。この判断により1枚目の画像データと判断した際、制御部21は、新規に操作IDを発行し、操作管理テーブル23aに操作データを格納するとともに(ステップ14)、この操作データの処理状態をスキャン中と設定する。そして、制御部21は、この操作データに属する文書として、新規に文書IDを発行し、文書管理テーブル23bに文書データを格納する(ステップ15)。さらに、制御部21は、読取った画像を先に作成した文書データに属するページとして、新規にページIDを発行し、ページ管理テーブル23cにページデータを格納する(ステップ16)。このとき、制御部21は、制御部11で判断した原稿の読取順序から、実際にセットされた原稿順序に適するように原稿順序欄に原稿順序を格納する。
また、上記ステップ13で1枚目の原稿画像でないと判断した際、上記ステップ16に進み。新規に操作ID、および文書IDを発行することなく、上記ステップ14、およびステップ15で作成された操作、文書に属するページとしてページ管理テーブル23cに新規ページを作成してページデータを格納する。
【0083】
この一連の手順(上記ステップ11〜ステップ16)は、上記ステップ11で自動給紙装置13にセットされている原稿がないと判断されるまで行う。この結果、読取った画像データの各ページは、1つの操作に属する1つの文書として各管理テーブル23a、23b、23cにより原稿順序が管理された状態で、データ記憶部23に格納される。
【0084】
上記ステップ11で制御部21が自動給紙装置11に原稿がセットされていないと判断した場合、主制御部21は、上記ステップ14で作成した操作データに属する文書データに対応するページ管理テーブル23cを検索してシート検知処理がされていないページがあるか否かを判断する(ステップ17)。なお、新規に作成した操作データがない場合は処理を終了する。この判断により未処理のページがあると判断すると、制御部21は、上記ステップ14で作成した操作データの処理状態をシート検知中に変更し、そのページに対するシートの検知を開始する。まず、制御部21は、上記ステップ14で作成した操作データに格納された文書に属しているページの画像データをデータ記憶部23から原稿順序に従って順次読込む(ステップ18)。制御部21は読込んだ画像データの所定領域に所定の黒画素数があるか否かによりシート画像であるか否かを判定する処理を行う(ステップ19)。ここで、そのぺージの画像データがシート画像であると判断した場合(ステップ20)、制御部21は、そのページに対して格納されている原稿順序が1枚目か否かを判断する(ステップ21)。この判断により原稿が1枚目でないと判断した際、この操作データに属する文書として、新規に文書IDを発行して文書管理テーブル23bを新たに作成し、文書データを格納する(ステップ22)。さらに、シートと判定された画像から原稿順序の最終ページまでを新規の文書データに属するページとし、新規の文書データに属するページ管理テーブル23cを作成し、ページデータを移動する。次に、移動後のページデータを対象として、上記ステップ17でシート検知処理がなされていないページデータがあるか否かを判断し、上記ステップ18〜上記ステップ23、上記ステップ17と同様の処理をすべてのページに対して行う。そして、上記ステップ17で未処理のページなしを判断し、上記ステップ14で作成した操作データに属するすべてのページに対するシート検知処理が終了した際、その操作データの処理状態をシート検知完了に変更して読取処理を終了する。この結果、原稿順序を維持しながら、すべてのページデータに対するシート検知処理で検知されたシートにより分割された文書データを、操作単位で操作管理テーブル23a、文書管理テーブル23b、ページ管理テーブル23cに格納することができる。
【0085】
次に、上記操作管理テーブル23a、文書管理テーブル23b、およびページ管理テーブル23cによる管理データの表示手順の一例を図13に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0086】
ユーザPC3の制御部31は、ユーザの操作に基づいてネットワークサーバ2のデータ記憶部23内の操作管理テーブル23a、文書管理テーブル23b、ページ管理テーブル23cに記憶されている各管理データを読込み(ステップ31)、各操作、文書、ページの階層構造に従って、上述したように、図5、図6、および図7に示すような表示を行う。
【0087】
この際、制御部31は、ユーザによる設定がアイコンを状態別に表示するか否かを判断する(ステップ32)。
【0088】
この判断により状態別のアイコン(状態アイコン)を表示すると判断した際、制御部31は、たとえば、図10に示すように、操作管理テーブル23aに記憶されている処理状態に対応する状態別のアイコンを上記記憶部33よりロードし(ステップ33)、表示部32に表示する(ステップ35)。また、状態別にアイコンを表示しないと判断した際、制御部31は、操作管理テーブル23aに記憶されている処理状態による区別をしないで通常のアイコン(通常アイコン)を記憶部33よりロードし(ステップ34)、表示部32に表示する(ステップ35)。なお、上記状態アイコン、および上記通常アイコンは、記憶部33に記憶されるとしたが、システム上のどこに記憶されているようにしても良い。
【0089】
上記ステップ35でアイコンを表示した後、一定時間以上経過した際(ステップ36)、制御部31は、上記ステップ51に戻り、再度、操作管理テーブル23aから処理状態を読込み、その内容に応じた状態アイコンあるいは通常アイコンを再表示する。
【0090】
また、上記ステップ36で一定時間経過する前に、ユーザが表示内容に対して操作を行うと(ステップ37)、制御部31は、表示の終了指示か否かを判断する(ステップ38)。この判断により表示終了の指示でないと判断した際、どの対象に対するどういった指示であるかを判断し、この判断に従って表示部32の表示画面を操作に対応した表示内容に変更する(ステップ39)。例えば、図5に示すように、通常アイコンで表示している場合、表示画面で、ユーザが「操作1」アイコン上でマウスをダブルクリックした場合は、ユーザによる指示を検知し(ステップ37)、さらに終了の指示でないと判断する(ステップ38)。そして、制御部31は、「操作1」に対する「詳細表示指示」の指示に従って、操作1に属する文書データを文書管理テーブル23bより検索して図6に示すような表示に変更する(ステップ39)。また、上記ステップ38でユーザからの指示が「終了指示」であったと判断した際、表示を終了する。これにより、各操作の処理状態をアイコンにより表示して、ユーザに知らせることができ、処理中の操作に属する文書やページの詳細表示を選択してしまうことを防ぐことができる。例えば、大量のページを一度に入力する場合などでは、スキャン処理を開始した文書が、スキャン中なのか、シート検知処理を行っている最中なのか、あるいはシート検知処理が終了して文書が自動分割された状態なのかを区別して表示部32に表示することで、ユーザにとって有効なデータがどれであるかがー目で理解でき、有効なデータに対してだけ操作を行うことができるため、ユーザ操作の負荷を減らすことができる。
【0091】
次に、ユーザが画像の属性の変更指示を行った際に、制御部21で管理している各管理テーブルの内容を変更する手順の一例について図14に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0092】
上記読取処理によりシートあるいは文書を誤検知した場合、読取られた各ページの属性は、ユーザによる変更指示により変更される。ユーザは、読取画像の処理が終了した後、図6に示すようなページの縮小画面が表示されている画面上にて、マウスポインタをページの縮小画面上に移動させることにより表示される属性と入力日時とを参照し、誤ってシートあるいは文書と検知されてしまったページを探す。そして、ユーザが誤って属性が検知されたページを見つけ、そのページを選択した後、マウスポインタをそのページ画面上に合わせながら、右クリックし、上記図7に示すようなメニュー画面を表示するようになっている。
【0093】
すると、制御部31は、メニュー画面の表示を判断し、図7に示すように、属性変更、分割、削除、拡大表示を選択するメニュー画面を表示する。ユーザがこのメニュー画面より属性変更を選択した際、制御部31は、選択されたページの属性の変更を判断し、属性変更の処理を開始する。
【0094】
すなわち、制御部31は、ページの属性の変更指示を検知すると、どのページに対する変更指示か判断し、さらに、「シート」属性から「文書」属性への変更指示か否かにより(ステップ41)、「シート」属性から「文書」属性への変更指示か「文書」属性から「シート」属性への変更指示かを判定する。例えば、図7において、ユーザがあるページを選択して表示させたメニューから「属性変更」を選択した場合、制御部31は、ページ情報を表示する指示であると判定し、表示部32に、図8のようなページの詳細情報を表示する。ここで、ユーザが「ページ属性」を変更し、「OK」ボタンをクリックした場合は、制御部31は、「ページ属性の変更指示」を検知し、ユーザが「シート」から「文書」へ属性を変更したのか、「文書」から「シート」へ属性を変更したのかを判断する(ステップ41)。制御部31は、ユーザからのページ属性の変更指示を検知した際、ユーザの指示に従って、ページ管理テーブル23cに記憶されているページの属性を変更する。
【0095】
ここで、ユーザの変更指示が「シート」属性から「文書」属性への変更であると判断した際、制御部31は「通常の文書画像を誤認識してシートと検知したもの」と判断し、指定ページの属性をシートから文書に変更し(ステップ42)、属性変更が指定されたページを含む文書を、その文書よりも原稿順序のーつ前の文書に追加結合する処理を行う。
【0096】
例えば、図3に示すようなデータが管理されている場合、文書2のページ1の画像属性が「シート」から「文書」に変更された場合(ステップ41)、文書2のページ1の属性を「文書」に変更するとともに(ステップ42)、文書2のすべてのページを、文書2よりも原稿順序の1つ前の文書である「文書1」の最終ページの後ろに移動する(ステップ43)。そして、指定ペ一ジを含んでいた「文書2」のデータを、文書管理テーブル23bから削除するとともに(ステップ44)、指定ページを含む文書に後続する文書3の文書の原稿順序を「3」から「2」に減少(デクリメント)させ(ステップ45)、文書IDを文書2に変更する。
【0097】
また、ユーザによる属性の変更指示が「文書」から「シート」であると判断した際(ステップ41)、制御部31は、「本来シート画像であるべきものを誤認識してシートと検知できなかった」と判断し、指定ページの属性を「文書」から「シート」に変更し(ステップ46)、変更指示のあったページからこの文書の最終ページまでを新規文書として分割する処理を行う。
【0098】
例えば、図3に示すような管理データに対して、ユーザにより、操作1、文書2、ページ5の属性を「文書」から「シート」に変更する指示があった際、制御部31は、ページ5の属性を「文書」から「シート」に変更する(ステップ46)。新規作成した文書の文書IDは、文書2の次の文書3となるため、既存の文書3以降の文書の文書IDを、例えば、文書3を文書4、文書4を文書5になるように、1つずつ増加(インクリメント)させる(ステップ47)。そして、操作1に属する新規文書を作成し(ステップ48)、文書2のページ5からページ10を作成した新規文書に移動する(ステップ49)。さらに、この新規に作成した文書が文書2に続くように新規文書を文書3に設定する(ステップ50)。
これにより、各ページの属性を変更するだけで、文書の分割および結合の処理を実行することができ、分割あるいは結合した後も文書やページの原稿順序を維持することができる。例えば、このシステムが誤って「シート」と検知した画像があった場合に、ユーザがこの画像の属性を「文書」に変更するだけで、この画像によって分割された文書を自動的に結合することができる。そのため、ユーザが入力順序を考慮して操作する必要がなくなり、ユーザの負荷を減らすことができる。
【0099】
次に、図5に示すような文書表示画面から文書の結合を行う場合の処理について図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0100】
まず、ユーザがある文書を指定し、その文書をドラッグし、他文書上にドロップすると、制御部31がこの操作を検知し(ステップ61)、「指定された文書とドロップ先の文書を結合する」指示であると判断する。この判断により、制御部31は、ドロップ先の文書に対応してページ管理テーブル23cに記憶されている先頭ページの属性を「文書」属性に変更する(ステップ62)。そして、ドロップ先の文書のページを、指定された文書の最終ページの後に、原稿順序を維持したまま移動する(ステップ63)。ページの移動が終了すると、ドロップ先の文書データを削除し(ステップ64)、ドロップ先の文書に後続する文書の原稿順序を減少(デクリメント)する(ステップ65)。
【0101】
例えば、図5に示すような文書表示画面で、ユーザが操作部34のマウスにより文書1アイコンをドラッグして文書2アイコン上にドロップした場合(ステップ61)、ユーザPC3の制御部31は、「文書1と文書2を結合する」指示であると判断する。そこで、制御部31は、文書2の先頭ページの属性を「文書」に変更し(ステップ62)、文書2のページ1からページ5までのページデータを既存の文書1の最終ページに後続するページ4からページ8になるように移動する(ステップ63)。次に、制御部31は、文書2の文書データを削除し(ステップ64)、文書2に後続する文書、つまり文書3の文書の原稿順序を「3」から「2」にデクリメントし(ステップ65)、文書IDを文書3から文書2に変更する。この結果、文書1と文書2が原稿順序を維持したまま結合され、文書3は文書1に後続する文書としてデータが管理される。
【0102】
これにより、ユーザが各ページの属性を認識することなく、文書と文書との結合を指示して結合処理を行うことができる。
【0103】
次に、図7に示すようなページ表示画面から文書の分割指示を行うことにより文書を分割する処理について図16に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0104】
まず、ユーザがページ表示画面上にて、あるページを指定してそのページに対するメニューから分割指示を選択する。すると、制御部31はこの操作を検知し、「指定ページで文書を分割する」指示であると判断する(ステップ71)。制御部31は、文書の分割を判断すると、指定ページの属性を「文書」から「シート」属性に変更する(ステップ72)。そして、指定されたページを含む文書に後続している文書の文書の原稿順序を増加(インクリメント)する(ステップ73)。次に、制御部31は、新規に文書IDを発行して文書データを作成し(ステップ74)、この文書の原稿順序を、指定されたページを含む文書に連続するように変更する(ステップ75)。そして、指定されたページから、指定されたページを含む文書の最後のページまでのページデータを、新規文書のページ管理テーブル23cに、文書の原稿順序を維持したまま移動する(ステップ76)。
例えば、図3のように管理されているデータにおいて、ページ管理テーブル23aに基づいて表示されるページ表示画面にてユーザが文書2のページ6のアイコン上で、メニュー画面を開き、そのメニュー画面から分割を選択した場合(ステップ71)、制御部31は、「文書2を、ページ1からページ5までの文書とページ6からページ10までの文書に分割する」指示であると判断する。そこで、制御部31は、文書2のページ6の属性を「文書」から「シート」に変更する(ステップ72)。さらに、文書2に後続する文書、つまり、文書3の文書に対する原稿順序を「3」から「4」に増加(インクリメント)させる(ステップ73)。次に、制御部31は新規に文書ID「文書4」を発行し、この文書4のデータを作成する(ステップ74)。ここで、制御部31は文書4の文書の原稿順序を文書2の原稿順序「2」に連続する値、つまり、「3」に設定する(ステップ75)。そして、文書2のページ6から文書2の最終ページ(10ページ)までのページに対応するデータを、文書4のページ管理テーブル23cに移動し(ステップ76)、この操作1に属する文書数を「1」から「4」に変更する。
【0105】
これにより、ユーザが各ページの属性を認識せずに、1つの文書を複数の文書に分割することができる。
【0106】
次に、異なる操作で読取った文書を結合する場合に、ユーザに対して警告を行う処理について図17に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0107】
まず、ユーザの操作により、制御部31が「文書を結合する」指示が与えられたと判断した際(ステップ81)、制御部21は、結合する文書が同じ操作で入力された文書かどうかをチェックする。そして、同じ操作で入力された文書でない場合(ステップ82)、制御部31は表示部32に警告メッセージを表示する(ステップ83)。
【0108】
例えば、制御部31が操作部34により「操作1の文書3と操作2の文書1を結合する」という指示が与えられたと判断した場合(ステップ81)、制御部21は、これら2つの文書の操作IDをチェックする。この結果、2つの文書の操作IDが異なっている際(ステップ82)、制御部21は、異なる操作で入力された文書であると判断する。そして、制御部21は、表示部32に図9に示すような警告メッセージを表示する(ステップ83)。
【0109】
これにより、異なる操作で読取った文書どうしを誤って結合してしまうことを防ぐことができる。例えば、表示されている文書アイコンをドラッグして他文書アイコン上にドロップして文書を結合する場合、各文書が一度の操作で入力されたものでなければ、それらはシート検知による自動分割を修正する操作ではないと考えられる。このような状況をシステムが自動的に検知し、警告を表示することによって、誤った操作に対する注意を促し、操作ミスを減らすことができる。
【0110】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、複数文書を一度の操作で連続して読取処理し、かつ連続して読取った原稿画像を、特殊なシートを区切りとして自動分割した場合に、読取後に分割された文書に対する操作が容易で、文書の処理状態が明確である画像処理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る画像処理システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】複数の原稿に含まれる文書と文書との間に用いられるシートの一例を示す図。
【図3】操作管理テーブル、文書管理テーブル、およびページ管理テーブルを説明するための図。
【図4】操作管理テーブルの内容に基づく操作の表示例を説明するための図。
【図5】文書管理テーブルの内容に基づく文書の表示例を説明するための図。
【図6】ページ管理テーブルの内容に基づくページの表示例を説明するための図。
【図7】ページ管理テーブルの内容に基づくページの表示例を説明するための図。
【図8】ページの詳細の表示例を説明するための図。
【図9】ユーザに対する警告の表示例を説明するための図。
【図10】各操作を処理状態に応じた表示例を説明するための図。
【図11】原稿を1つずつシート検知する場合の処理を説明するためのフローチャート。
【図12】原稿を読取った後に、シートを検出する場合の処理を説明するためのフローチャート。
【図13】各操作の処理状態に応じたアイコンを表示させる処理を説明するためのフローチャート。
【図14】ページの属性を変更することにより文書の分割および結合を行う処理を説明するためのフローチャート。
【図15】文書を示すアイコンを操作することにより文書の結合を行う処理を説明するためのフローチャート。
【図16】ページ画像から表示するメニューの分割を選択して文書の分割を行う処理を説明するためのフローチャート。
【図17】ユーザに対する警告を表示する処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…複写機
2…ネットワークサーバ
3…ユーザPC
11…制御部
12…画像読取部
13…ADF
16…記憶部
21…制御部
23…データ記憶部
23a…操作管理テーブル
23b…文書管理テーブル
23c…ページ管理テーブル
31…制御部
32…表示部
33…記憶部
34…操作部
Claims (8)
- 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
上記第2の記憶手段に管理情報として記憶している特定の画像の属性情報の変更を指示する指示手段と、
この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁から先頭頁以外に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁以外に変更された当該画像で区切られていた共通の操作ID情報の各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1 の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
上記第2の記憶手段に記憶している管理情報に基づいて、上記第1の記憶手段により記憶されている画像とその画像の属性情報とを表示する表示手段と、
上記表示手段により表示されている画像に対して、その画像の属性情報の変更を指示する指示手段と、
この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁から先頭頁以外に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁以外に変更された当該画像で区切られていた同一の操作ID情報の画像で構成される2つのに属する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
上記第2の記憶手段に管理情報として記憶している特定の画像の属性情報の変更を指示する指示手段と、
この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁以外から先頭頁に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁に変更された画像の読取順序で分割される同一操作ID情報の画像をそれぞれの文書ID情報に更新する第3の処理手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作 ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
上記第2の記憶手段に記憶している管理情報に基づいて、上記第1の記憶手段により記憶されている画像とその画像の属性情報とを表示する表示手段と、
上記表示手段により表示されている画像に対して、その画像の属性情報の変更を指示する指示手段と、
この指示手段により特定の画像に対する属性情報が先頭頁以外から先頭頁に変更された場合、上記第2の記憶手段に記憶されている当該画像の属性情報を先頭頁に変更するとともに、上記属性情報が先頭頁に変更された画像の読取順序で分割される同一操作ID情報の画像をそれぞれの文書ID情報に更新する第3の処理手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
上記第2の記憶手段に記憶している管理情報により2つの文書として管理されている文書同士の結合を指示する指示手段と、
この指示手段により2つの文書の結合が指示された場合、2つの文書を構成する各画像の操作ID情報が共通であるか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報であると判断した場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち読取り順序が大きい方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段と、
上記判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報でないと判断した場合、異なる読取処理で読取られた文書同士の結合である旨をユーザに報知する報知手段と、
この報知手段により報知した状態において文書同士の結合が再度指示された場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち何れか一方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第4の処理手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、および、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
上記第2の記憶手段に記憶している管理情報に基づいて、各文書を示すアイコンを表示する表示手段と、
上記表示手段により表示されている2つのアイコンを用いてそれらのアイコンに対応する2つの文書同士の結合を指示する指示手段と、
この指示手段により2つの文書の結合が指示された場合、2つの文書を構成する各画像の操作ID情報が共通であるか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報であると判断した場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち読取り順序が大きい方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第3の処理手段と、
上記判断手段により2つの文書を構成する各画像が共通の操作ID情報でないと判断した場合、異なる読取処理で読取られた文書同士の結合である旨をユーザに報知する報知手段と、
この報知手段により報知した状態において文書同士の結合が再度指示された場合、各文書の先頭頁としての2つの先頭頁の画像のうち何れか一方の画像の属性情報を先頭頁以外に変更するとともに、それらの2つの文書を構成する各画像の文書ID情報を共通の文書ID情報に更新する第4の処理手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理システム。 - 複数の原稿を順次読取る読取手段と、
この読取手段により読取った原稿画像を記憶する第1の記憶手段と、
この第1の記憶手段に記憶している各画像の管理情報として、上記読取手段による一連の読取処理であることを示す操作ID情報、一連の読取処理における読取順序情報、各文書の先頭頁であるか否かを示す属性情報、先頭頁ごとに分割される文書を示す文書ID情報、および、上記操作ID情報ごとの処理状態を示す処理状態情報を記憶する第2の記憶手段と、
複数からなる原稿を一連の読取処理として上記読取手段により順次読取り、上記第1の記憶手段に一連の読取処理として上記読取手段により読取った各画像を記憶し、上記第1の記憶手段に記憶した一連の読取処理として読取った各画像の管理情報として共通の操作ID情報と読取順序とを上記第2の記憶手段に記憶する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により処理された上記第1の記憶手段に記憶されている各画像が文書の先頭頁か否かを判断し、上記第2の記憶手段に記憶されている各画像の管理情報として、上記判断結果に応じて属性情報を記憶するとともに、上記判断により先頭頁と判断された画像の読取順序に基づいて分割される各文書ごとに文書ID情報を記憶する第2の処理手段と、
上記第2の記憶手段に記憶されている各操作ID情報ごとに処理状態情報に応じた処理状態を示すアイコンを表示する表示手段と、
を具備することを特徴とする画像処理システム。
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