JP3781692B2 - 推進機および推進工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、推進機および推進工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、推進機による推進工法は、発進立坑から推進機を入れ、地山の掘削を行いながらその後方に発進立坑側から埋設管を順次継ぎ足して埋設しつつ、発進立坑に設けられた圧入ジャッキにより、最後尾の埋設管を圧入するとともに、この圧入力によって推進機を前方に推し進め、埋設管の埋設作業終了後には、到達立坑から推進機を引き上げて回収するものである。
ところで、施工する場所によっては、到達立坑を設けることが不可能な場合もある。その場合、特開2001−295582号公報に開示されているような推進工法が用いられる。この工法は、推進機が推進する反力を取るための内管とトンネルを形成する外管とを推進機に取り付けた状態で発進立坑から地山の掘削を行い、その進度に応じて発進立坑に据え付けられた圧入ジャッキによる後続の内管および外管の圧入作業を行うことで、地山内に内管および外管から形成された二重構造の埋設管を構築し、目標位置まで内管および外管を埋設した後、カッタの刃を縮小させ、内管と外管とを切り離し、発進立坑からウインチ等によって内管を回収し、最後に推進機を回収するものである。すなわち、この工法においては、推進機の推進状況に応じて発進立坑から内管と外管とを継ぎ足すことが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の工法においては、互いに大きさの異なる内管と外管とを継ぎ足していく必要があるため、発進立坑での作業が煩雑となり、また、内管および外管の埋設作業終了後は、推進機と内管とを回収しなければならず、長距離の施工になる程、推進機と内管の回収作業に時間を費やすものとなるため、施工効率の向上を図るのが困難であった。
また、外管は推進機によって牽引されているので、外管には地山との摩擦力が作用し、埋設された外管が長くなる程、外管に作用する摩擦力は大きくなり、これによって、推進機に推進方向と逆の大きな負荷が作用する。そのため、この負荷以上の大きな推進力を推進機に与えなければならなかった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、発進立坑での作業や推進機の回収作業を容易にでき、かつ、推進機に推進方向と逆の大きな負荷が作用しない推進機および推進工法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図4に示すように、発進立坑Sから地山を掘削し、発進立坑側から埋設管Pを継ぎ足して埋設管を最後尾から地山内に圧入して埋設する際に用いられる推進機10であって、前記埋設管の内径より少し小さい外径を有し、回転することによって地山を掘削する掘削部1と、この掘削部の背面に設けられ、前記埋設管の内径より少し小さい外径を有する内胴2と、この内胴の外周面を覆うように設けられ、前記埋設管の外径より少し大きい内径を有する外胴3と、前記内胴の後端部に設けられ、前記埋設管に反力を取って伸縮し、前記内胴を推進させる推進ジャッキ4と、前記内胴と前記外胴とを接続する接続部材5とを備え、前記掘削部は、前記外胴の横断面より外側の範囲を掘削可能であり、かつ、前記掘削部を前記内胴とともに前記埋設管側に引き抜く際に、埋設管の内側に位置し、前記外胴は、前記推進ジャッキを最も縮めた際に、推進方向先頭の埋設管を覆うように設けられ、かつ、前記埋設管を覆う推進方向の長さが継ぎ足される前記埋設管の長さよりも長くなるように設けられていることを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、内胴は埋設管の内径より少し小さい外径を有しているので、掘削終了後は埋設管内を移動可能となる。また、掘削部は、外胴の横断面より外側の範囲を掘削可能であり、かつ、掘削部を内胴とともに埋設管側に引き抜く際に、埋設管の内側に位置するので、掘削終了後は、埋設管内を移動可能となる。よって、埋設管の埋設作業終了後に掘削部および内胴を埋設管側に後退させて発進立坑から容易に回収できる。
また、推進機は推進ジャッキで推進し、推進機が埋設管を牽引することはないので、推進機には、常に外胴に対する摩擦力だけが作用する。よって、従来の推進機のように埋設管が長くなるほど埋設管と地山との摩擦力が大きくなって施工が困難になることはなく、長距離施工になっても推進機は推進ジャッキの推進力のみで推進する。つまり、推進機に推進方向と逆の大きな負荷が作用しないことから、大きな推進力を与えるために、大型のジャッキ等を必要としない。
【0007】
請求項2記載の発明は、例えば、図1および図2に示すように、請求項1記載の推進機において、前記掘削部は、前記埋設管の内径より少し小さい外径を有し、中心軸回りに回転するカッタヘッド1aと、このカッタヘッドの正面に該カッタヘッドの中心軸から偏心して設けられて自転する複数のカッタ1bとを備え、これら複数のカッタは、自転する際に互いに干渉しないように配置されており、かつ、所定の位置で自転を停止した際に、前記掘削部の正面視において前記内胴の内側に位置することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、カッタヘッドは、埋設管の内径より少し小さい外径を有しているため、埋設管内を移動可能となる。また、複数のカッタは、所定の位置で自転を停止した際に、掘削部の正面視において内胴の内側に位置するので、内胴が埋設管内を移動可能であることから、これらのカッタも埋設管内を移動可能となる。よって、埋設管の埋設作業終了後に、内胴とともにカッタを埋設管側に後退させて発進立坑から容易に回収できる。
【0009】
請求項3記載の発明は、例えば、図1および図2に示すように、請求項2記載の推進機において、前記カッタは、前記掘削部の正面視において三角形状をなしており、自転することによって、3つの頂部が前記外胴の横断面より外側に次々に突出し、所定の位置で自転を停止した際に、前記掘削部の正面視において前記内胴の内側に位置することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、地山の掘削時は、三角形状のカッタの頂部は外胴の横断面より外側に次々に突出するため、推進機のうちで最も外側に位置する外胴が推進するのに必要な範囲を掘削する。また、所定の位置で自転を停止した際には、掘削部の正面視において内胴の内側に位置するので、カッタも埋設管内を移動可能となる。よって、埋設管の埋設作業終了後に、内胴とともにカッタを埋設管側に後退させて発進立坑から容易に回収できる。
【0011】
請求項4記載の発明は、例えば、図3および図4に示すように、請求項1〜3のいずれかに記載の推進機を用いた推進工法であって、前記埋設管に反力をとりながら前記推進ジャッキを伸ばして地山を前記掘削部によって掘削する掘削工程と、発進立坑側から埋設管を継ぎ足して、発進立坑に設けられた圧入ジャッキJにより埋設管を最後尾から地山内へ圧入する圧入工程とを順次所定回数繰り返して地山内に埋設管を埋設し、次いで、前記接続部材を取り外して前記内胴と外胴とを切り離し、前記掘削部を埋設管の内側に位置させたうえで、外胴を地山内に残して掘削部を内胴とともに埋設管内において後退させ、発進立坑より回収することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明によれば、推進工法は、掘削工程と圧入工程とを順次所定回数繰り返して地山内に埋設管を埋設しているので、推進機は推進ジャッキで推進し、推進機が埋設管を牽引することはなく、推進機には、常に外胴に対する摩擦力だけが作用する。よって、従来の推進機のように埋設管が長くなるほど埋設管と地山との摩擦力が大きくなって施工が困難になることはなく、長距離施工になっても推進機は推進ジャッキの推進力のみで推進し、大きな推進力を与えるために、大型のジャッキ等を必要としない。
また、接続部材を取り外して内胴と外胴とを切り離し、掘削部を埋設管の内側に位置させたうえで、外胴を地山内に残して掘削部を内胴とともに埋設管内において後退させ、発進立坑より回収するので、到達立坑を構築できない場合でも推進機を発進立坑から容易に回収できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態の推進機および推進工法について詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、推進機10は、発進立坑Sから地山を掘削し、発進立坑S側から埋設管Pを継ぎ足して埋設管Pを最後尾から地山内に圧入して埋設する際に用いられるものであり、掘削部1、内胴2、外胴3、推進ジャッキ4、接続部材5等を備えている。
【0014】
図1および図2に示すように、掘削部1は、回転することによって地山を掘削するものであり、埋設管Pの内径より少し小さい外径を有しており、カッタヘッド1a、カッタ1bを備えている。
カッタヘッド1aは、地山を掘削するカッタ1bを支持するとともに、推進機10の前面の地山の崩壊を防ぐものであり、推進機10の先端に取り付けられている。カッタヘッド1aは、地山内に埋設される埋設管Pの内径より少し小さい外径を有するように形成されており、推進機10を埋設管P内において後退させる際に、埋設管P内を移動可能な大きさとされている。
【0015】
カッタ1bは、自転して地山を掘削するものであり、カッタヘッド1aの地山に対向する面側に取り付けられている。カッタ1bは、例えば、正面視三角形状に形成されており、カッタヘッド1aの中心軸から偏心した位置に、三つ取り付けられている。また、各カッタ1bは、自転する際に互いに干渉しないように配置されており、所定の位置で自転を停止した際に、内胴2の内側に位置するようにカッタヘッド1aに取り付けられている。さらに、各カッタ1bの自転時には、図2の一点鎖線に示すように、3つの頂部が外胴3の横断面より外側に次々に突出するようになっている。
これらのカッタ1bには、公知のカッタビット(図示しない)が複数取り付けられている。なお、カッタ1bは、三角形状に限らず、四角形や楕円等、上述の要件を満たすものであればその形状、配置、数量、大きさは問わない。
【0016】
図3および図4に示すように、内胴2は、掘削部1が地山の土圧によって傾倒するのを防止するとともに、地山の掘削作業に必要な諸設備が内蔵されたものであり、掘削部1が地山に対向する面の背面側にその先端部が取り付けられている。内胴2は、埋設管Pの内径より少し小さい外径を有するように形成されており、推進機10を埋設管P内周面に沿って後退させる際に、埋設管P内を移動可能な大きさとされている。
【0017】
外胴3は、内胴2等へ地山の土圧がかかるのを防ぐとともに、掘削した箇所に土砂が崩落するのを防いで、埋設管Pが埋設可能な空間を確保するものである。外胴3は、内胴2の外周面を覆うように設けられており、埋設管Pの外径より少し大きい内径を有するように形成されている。また、外胴3の先端部はその横断面が内胴2の横断面よりわずかに大きい程度に縮小されており、内胴2の外周と外胴3の内周との間には、止水処理が施されている。また、外胴3の内周と埋設管Pの外周との間には、公知のテールシールが取り付けられている。
【0018】
推進ジャッキ4は、推進機10が推進するためのものであり、内胴2の内側の後端部に取り付けられ、埋設管Pの先端の内周面に取り付けられた反力受け6に推進反力がとれるようになっている。
【0019】
接続部材5は、内胴2と外胴3とを接続するものである。接続部材5の構造は、図示しないが、例えば、内胴2の外周面および外胴3の内周面に取り付けられた板材にそれぞれピン孔が形成されており、両ピン孔にピンを挿通するものである。なお、接続部材5は、これに限らず、内胴2と外胴3とを接続するものであれば、その構造は問わない。
【0020】
ここで、推進機10を用いた推進工法について説明する。
最初に、図3を参照して、推進機10によって地山を掘削し、その後方に埋設管Pを埋設する方法について説明する。
埋設管Pを地山内に埋設するには、まず、発進立坑Sを構築し、その底部に埋設管Pを地山内へ圧入する圧入ジャッキJを設置する。圧入ジャッキJの先端にはスペーサ9を介して推進機10および埋設管Pが設けられ、推進ジャッキ4は縮み、圧入ジャッキJは伸びた状態となっている(図3(a)参照)。
掘削準備が整い次第、掘削部1を回転し、埋設管Pに取り付けられた反力受け6に反力をとりながら推進ジャッキ4を伸ばし、地山の掘削を行う(掘削工程、図3(b)参照)。カッタ1bは、外胴3の横断面より外側まで地山を掘削し、推進ジャッキ4を伸ばすことにより、掘削部1や内胴2は地山内を推進し、外胴3も内胴2に伴って推進する。
継ぎ足す埋設管Pの長さほど推進機10が推進した後に、掘削部1の回転を停止し、圧入ジャッキJを縮め、最後方の埋設管Pとスペーサ9との間に新たに埋設管Pを継ぎ足す(圧入工程、図3(c)参照)。
次いで、圧入ジャッキJを伸ばすとともに、推進ジャッキ4を縮めることにより、継ぎ足された埋設管Pが地山内に埋設される(圧入工程、図3(d)参照)。
以下、上述の作業を繰り返すことにより、推進機10の推進とともに埋設管Pが地山内に埋設されていく。
【0021】
次に、図4を参照して、埋設管Pの埋設作業終了後に、掘削部1および内胴2を発進立坑Sから回収する方法について説明する。
図4に示すように、例えば、既設の埋設管Eと埋設管Pとを繋ぐ場合、推進機10が既設の埋設管Eの内部に到達した時点で埋設管Pの埋設作業が終了する(図4(a)参照)。
次いで、全てのカッタ1bが内胴2の内側に納まるようにカッタ1bの位置を調整する。また、内胴2と外胴3とを接続している接続部材5および推進ジャッキ4の反力をとるための反力受け6を取り外す(図4(b)参照)。このとき、掘削部1および内胴2は埋設管Pの内側に位置しており、内胴2と外胴3とは切り離された状態となる。
次いで、ウインチ(図示しない)等を用いて、外胴3を地山内に残した状態で掘削部1を内胴2とともに埋設管P内において後退させ、発進立坑Sより回収する(図4(c)参照)。なお、地山内に残された外胴3は、既設の埋設管Eと施工された埋設管Pとの間に位置し、埋設管Pの一部を構成する。
【0022】
以上のように、本実施の形態の推進機10によれば、内胴2は埋設管Pの内径より少し小さい外径を有しているので、埋設管P内を移動可能であり、掘削部1は、外胴3の横断面より外側の範囲を掘削可能であり、かつ、掘削部1を内胴2とともに埋設管P側に引き抜く際に、埋設管Pの内側に位置するので、掘削終了後は、埋設管P内を移動可能である。よって、掘削部1および内胴2を埋設管P側に後退させて発進立坑Sから容易に回収できる。
また、推進機10は推進ジャッキ4で推進し、推進機10が埋設管Pを牽引することはないので、推進機10には、常に外胴3に対する摩擦力しか作用しない。よって、長距離施工になっても推進機10は推進ジャッキ4の推進力のみで推進できる。つまり、推進機10に推進方向と逆の大きな負荷が作用しないことから、大きな推進力を与えるために、大型のジャッキ等を必要としない。
また、埋設管Pの埋設作業終了後、掘削部1および内胴2は回収できて再利用が可能であり、外胴3は埋設管Pの一部として利用可能であるため、施工後の廃棄物はなく、推進機10の全ての構成品を有効に利用できる。なお、これらの構成品は、施工中に大きな負荷が作用していないため、わずかなメンテナンスで再利用が可能である。
さらに、内胴2と外胴3との接続構造は簡単なものであり、接続や切り離し作業が容易となるので、施工効率の向上を図ることができる。
【0023】
なお、本発明に係る推進機および推進工法は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更、改良、組み合わせ等がなされた構造および方法を包含するものである。
【0024】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、埋設管の埋設作業終了後に、掘削部および内胴を埋設管側に後退させて発進立坑から容易に回収できる。
また、推進機は推進ジャッキで推進し、推進機が埋設管を牽引することはないので、長距離施工になっても推進機は推進ジャッキの推進力のみで推進する。つまり、推進機に推進方向と逆の大きな負荷が作用しないことから、大きな推進力を与えるために、大型のジャッキ等を必要としない。
【0025】
請求項2記載の発明によれば、埋設管の埋設作業終了後に、内胴とともにカッタを埋設管側に後退させて発進立坑から容易に回収できる。
【0026】
請求項3記載の発明によれば、埋設管の埋設作業終了後に、内胴とともにカッタを埋設管側に後退させて発進立坑から容易に回収できる。
【0027】
請求項4記載の発明によれば、推進機は推進ジャッキで推進し、推進機が埋設管を牽引することはないので、長距離施工になっても推進機は推進ジャッキの推進力のみで推進し、大きな推進力を与えるために、大型のジャッキ等を必要としない。また、到達立坑を構築できない場合でも、推進機を発進立坑から容易に回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるカッタと内胴および外胴との位置関係を説明するための図である。
【図2】上記実施の形態におけるカッタと内胴および外胴との位置関係を説明するための図である。
【図3】上記実施の形態における推進工法を説明するための図である。
【図4】上記実施の形態における推進機の回収作業を説明するための図である。
【符号の説明】
1 掘削部
1a カッタヘッド
1b カッタ
2 内胴
3 外胴
4 推進ジャッキ
5 接続部材
10 推進機
J 圧入ジャッキ
P 埋設管
S 発進立坑

Claims (4)

  1. 発進立坑から地山を掘削し、発進立坑側から埋設管を継ぎ足して埋設管を最後尾から地山内に圧入して埋設する際に用いられる推進機であって、
    前記埋設管の内径より少し小さい外径を有し、回転することによって地山を掘削する掘削部と、
    この掘削部の背面に設けられ、前記埋設管の内径より少し小さい外径を有する内胴と、
    この内胴の外周面を覆うように設けられ、前記埋設管の外径より少し大きい内径を有する外胴と、
    前記内胴の後端部に設けられ、前記埋設管に反力を取って伸縮し、前記内胴を推進させる推進ジャッキと、
    前記内胴と前記外胴とを接続する接続部材とを備え、
    前記掘削部は、前記外胴の横断面より外側の範囲を掘削可能であり、かつ、前記掘削部を前記内胴とともに前記埋設管側に引き抜く際に、埋設管の内側に位置し、
    前記外胴は、前記推進ジャッキを伸ばす前の状態で、推進方向先頭の埋設管を覆うように設けられ、かつ、前記埋設管を覆う推進方向の長さが継ぎ足される前記埋設管の長さよりも長くなるように設けられていることを特徴とする推進機。
  2. 請求項1記載の推進機において、
    前記掘削部は、前記埋設管の内径より少し小さい外径を有し、中心軸回りに回転するカッタヘッドと、このカッタヘッドの正面に該カッタヘッドの中心軸から偏心して設けられて自転する複数のカッタとを備え、
    これら複数のカッタは、自転する際に互いに干渉しないように配置されており、かつ、所定の位置で自転を停止した際に、前記掘削部の正面視において前記内胴の内側に位置することを特徴とする推進機。
  3. 請求項2記載の推進機において、
    前記カッタは、前記掘削部の正面視において三角形状をなしており、
    自転することによって、3つの頂部が前記外胴の横断面より外側に次々に突出し、
    所定の位置で自転を停止した際に、前記掘削部の正面視において前記内胴の内側に位置することを特徴とする推進機。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の推進機を用いた推進工法であって、
    前記埋設管に反力をとりながら前記推進ジャッキを伸ばして地山を前記掘削部によって掘削する掘削工程と、
    発進立坑側から埋設管を継ぎ足して、発進立坑に設けられた圧入ジャッキにより埋設管を最後尾から地山内へ圧入する圧入工程とを順次所定回数繰り返して地山内に埋設管を埋設し、
    次いで、前記接続部材を取り外して前記内胴と外胴とを切り離し、前記掘削部を埋設管の内側に位置させたうえで、外胴を地山内に残して掘削部を内胴とともに埋設管内において後退させ、発進立坑より回収することを特徴とする推進工法。
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