JP3768891B2 - 廃スラッジの再利用システム - Google Patents

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スラリー廃液の再生処理において生じる廃スラッジを再利用するためのシステムに関する。
【0002】
【関連技術】
脆性材料、例えば、化合物半導体結晶やシリコン半導体結晶等を切断する手段としてワイヤソー装置が知られている。図7はワイヤソー装置45の一例を示す概略説明図である。このワイヤソー装置45においては、互いに同一構成のメインローラと呼ばれる3本(又は4本)の樹脂ローラ10A,10B,10Cがそれらの軸を互いに平行して配置され、該ローラ10A〜10C表面に一定ピッチで形成されたリング状溝14a,14b,14cにワイヤ12が巻回されている。駆動モータ16に接続された駆動ローラ10Cからの回転をワイヤ12を介して、従動ローラ10A,10Bに伝える構造となっている。
【0003】
ワイヤ12の始端側は、張力調節機構20を介してワイヤ巻取りドラム22に巻回されている。同様に、ワイヤ12の終端側は、張力調節機構30を介してワイヤ巻取りドラム32に巻回されている。24及び34はトルクモータである。ワーク40は、例えば半導体インゴットであり、そのオリエンテーションフラット面が昇降可能なワークホルダ42に接着されている。
【0004】
このような構成により、駆動ローラ10Cを回転させると、ワイヤ12がその線方向に走行し、これとともに砥粒を含む加工液がワイヤ12に流し当てられる。この状態でワーク40を下降させ、ワイヤ12に接触させると、ラッピング作用によりワーク40が切断され、多数枚のウェーハが同時に切断形成されるようになっている。
【0005】
上記加工液(スラリー)としては、鉱油をベースとしたオイル(油性クーラント)とSiC等の砥粒を混合した油性スラリー、或いは、油性スラリーには被切断物の洗浄や油性スラリー廃液の処理等に不都合があることから、その代替として水溶性クーラントと砥粒との混合物である水溶性スラリーが用いられている。
【0006】
これらスラリーはワイヤソー装置45での切断加工に利用された後、スラリー廃液となるが、この使用後のスラリー廃液は排水処理が困難であり、運用コストが高くなる等の問題点があるため、スラリー廃液を有効に再利用することにより、排水処理施設への負荷軽減によるコストの低減、さらには砥粒及びクーラント成分の再利用により切断コスト全般の低減に寄与できるようにしたスラリー廃液再生処理が知られており、例えば、特開平9−225937号公報や、ラップ加工装置用のものでは、例えば、特公平7−41535号公報等がある。
【0007】
図6は従来のスラリー廃液再生処理の一例を示す概念説明図である。図6において、P1は新品砥粒、Q2は新品クーラントであり、これらを混合してスラリー10が作成される。スラリー10はワイヤソー装置45での切断加工に利用され、スラリー廃液2が排出される。
【0008】
このスラリー廃液2をスラリー廃液再生処理50により再生する。即ち、液体サイクロンや遠心分離機等により、スラリー廃液2から有効砥粒Pに分級すると共に、クーラント成分Qを抽出し再生クーラントQ1を作成する。そして、この有効砥粒P及び再生クーラントQ1は、夫々、新品砥粒P1及び新品クーラントQ2に添加されて、再び、新たなスラリー10の作成の際に再利用されるようになる。
【0009】
しかしながら、このスラリー廃液再生処理50では、有効砥粒径未満の微細砥粒、半導体単結晶インゴットの切屑及びこれに付着した水溶性クーラント成分等は、廃スラッジ(不要スラッジ)Lであり、産業廃棄物として廃棄されている。少量の廃スラッジLであっても、長期間の操業では蓄積されて膨大な量となる。
【0010】
この廃スラッジには、水溶性クーラント成分が数〜数十wt%含まれているが、この水溶性クーラント成分は常温で蒸発しないように、高沸点、低蒸発量の有機溶媒(例えば、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びその誘導体等)が使用されている。そのため、廃スラッジは、産業廃棄物として、還元焙焼にてクーラント成分を燃焼し、燃焼に伴う排ガス中の有害物質などはスクラバ等の排ガス処理装置で処理し、灰分については埋立廃棄されている。
【0011】
このような産業廃棄物の処理は、燃焼のためのコストやエネルギー消費もさることながら、燃焼に伴う排気ガスとして二酸化炭素を排出し、地球温暖化等の環境問題の一因ともなり問題視される。
【0012】
ところで、この廃スラッジは、砥粒の屑や半導体単結晶インゴットの切屑等であり、その成分は、炭化珪素(SiC)、珪素(Si)、ニ酸化珪素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化ジルコニウム(ZrO2)等を含むものである。これら成分を有効に再利用することができれば、産業廃棄物が全く生じないようにすることができる。
【0013】
しかし、廃スラッジには、残留クーラント成分として、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びその誘導体等の有機溶媒も含まれているため、そのままでは再利用には不向きであるという難点があり、しかも、前述したようなスラリー廃液再生処理で用いられている液体サイクロンや遠心分離機等では、有効砥粒径未満の微細砥粒(廃スラッジ)から有機溶媒を分離することはできないという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、スラリー廃液の再生処理において生じる廃スラッジから残留液体分(有機溶媒)と微細固体分とを分離抽出して、廃スラッジの微細固体分を有効に再利用可能とし、また、廃スラッジの残留液体分についても、新たなスラリーの作成の際のクーラント成分として再利用可能とすることにより、コスト低減を図り、しかも、産業廃棄物が全く生じないことから、環境問題の一助ともなる廃スラッジの再利用システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の廃スラッジの再利用システムは、ワークの切断加工、ラップ加工及びポリシング加工のスラリー廃液から有効砥粒を分級すると共に、クーラント成分を抽出して再生クーラントを作成し、該有効砥粒及び該再生クーラントを夫々新品砥粒及び新品クーラントに添加して新たなスラリーとして再利用するスラリー廃液再生処理において生じる有効砥粒径未満の微細砥粒及び被加工物成分を含む微細固体分並びにこれに付着したクーラント成分を含む残留液体分からなる廃スラッジ(e)から、残留液体分を気化せしめ微細固体分を乾燥粉末化する蒸留乾燥工程(f)を有し、該乾燥粉末化された廃スラッジの微細固体分を再利用すること(g)を特徴とする。
【0016】
すなわち、廃スラッジの残留液体分を気化(蒸発)せしめて、廃スラッジから残留液体分であるプロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びその誘導体等の有機溶媒を抽出(分離)するようにし、これに伴って、廃スラッジの微細固体分を乾燥粉末化するものである。そして、乾燥粉末化された微細固体分の成分は、高品質な炭化珪素(SiC)、珪素(Si)、ニ酸化珪素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化ジルコニウム(ZrO2)等であるから、これら微細固体分を種々の用途に再利用可能となっている。
【0017】
前記気化せしめた廃スラッジの残留液体分を冷却して液化することにより、廃スラッジの残留液体分からクーラント成分を抽出して再利用すること(h)ができる。廃スラッジの残留液体分は、本来、スラリーのクーラント成分であることから、調整して再生クーラントとすれば、新たなスラリー作成の際に再利用可能である。
【0018】
前記廃スラッジから抽出したクーラント成分は、新たなスラリーの作成の際に、新品クーラント成分と混合して再利用することが好ましい。更に言えば、通常のクーラント成分には15wt%の割合で水分が含まれており、ワイヤソー装置で使用するスラリーは、通常の室内湿度で使用する場合、繰り返し使用しても水分の割合は変化しないで一定になるように調整されている。しかし、廃スラッジの残留液体分を気化(蒸発)せしめて、廃スラッジからクーラント成分を抽出する時に、大気中に含まれる水分がクーラント成分に吸収され、クーラント成分の水分の割合がおよそ19wt%に上昇する。従って、新品クーラント成分に対して、廃スラッジから抽出したクーラント成分を混合する割合は、20wt%以下とすることが好ましい。
【0019】
前記蒸留乾燥工程(f)は、残留液体分が1wt%以下となるように、廃スラッジの微細固体分を乾燥粉末化することが好ましい。乾燥粉末化された廃スラッジの微細固体分に、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びその誘導体等の有機溶媒である残留液体分が1wt%を超えて残存していると、微細固体分の再利用に際して種々の不都合を生じる場合があるからである。
【0020】
前記蒸留乾燥工程(f)は、振動しつつ加熱する振動乾燥手段を用いて処理されることが好適である。廃スラッジは、有効砥粒径未満の微細砥粒等(微細固体分)を含むものであり、振動により粉粒体を流動化して攪拌粉砕しつつ、加熱して乾燥することで、微細砥粒が塊にならずに乾燥粉末化されるようになる。
【0021】
前記振動乾燥手段は、スラリー廃液再生処理において生じる廃スラッジを投入する投入口と、乾燥粉末化した微細固体分を排出する排出口と、気化した残留液体分を排気する排気口とが形成された筒状容器本体と、該筒状容器本体の内部を加熱するための加熱手段と、該筒状容器本体を弾性的に支持する弾性支持手段と、該筒状容器本体を振動せしめる振動発生手段とを備えた振動乾燥装置を有することが好ましい。このような振動乾燥装置としては、従来公知のものを利用すればよく、例えば、特公昭55−32415号公報、特公昭55−37944号公報、特公昭60−13743号公報、特開平11−248349号公報、特開平11−153384号公報等がある。
【0022】
前記スラリー廃液は、ワイヤソー装置で使用されたスラリー廃液であることが好ましい。ワイヤソー装置では比較的大量の切削屑が生じるため、廃スラッジも多く発生するからである。ワイヤソー装置で切断される被加工物としては、太陽電池用インゴットやMOS用シリコン単結晶インゴット等が挙げられる。
【0023】
前記廃スラッジの微細固体分は、ワイヤソー装置で切断された被加工物成分と、ワイヤソー装置で利用された遊離砥粒成分とを含むことが好ましい。
【0024】
前記被加工物成分としては、珪素、セラミックス、酸化物結晶及び/又は化合物半導体結晶がある。なお、酸化物結晶としては、ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(Gd3Ga512)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、モリブデン酸鉛単結晶(PbMoO4)、二酸化テルル単結晶(TeO2)、ゲルマニウム酸ビスマス単結晶(Bi12GeO20)等がある。
【0025】
また、前記遊離砥粒成分としては、炭化珪素、珪素、ニ酸化珪素、酸化アルミニウム及び/又は酸化ジルコニウムがある。
【0026】
前記乾燥粉末化した廃スラッジの固体分は、鋳型の塗型剤の骨材として再利用することができる。乾燥粉末化された廃スラッジの固体分は、純度の高い微細砥粒であり、非常に良質な骨材として利用できる。
【0027】
前記乾燥粉末化した廃スラッジの微細固体分を鋳型の塗型剤の骨材として再利用することが好ましい。この場合、乾燥粉末化した廃スラッジの微細固体分を骨材として、アルコール類又は水溶性分散剤に分散し、鋳物用塗型剤に再利用することが好適である。アルコール類としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等が挙げられる。
【0028】
またさらに、上記廃スラッジの再利用システムから得られる乾燥粉末化された廃スラッジの微細固体分は塗型剤用骨材として用いることができる。本発明システムによって、乾燥粉末化された廃スラッジの微細固体分は、炭化珪素、珪素、二酸化珪素、酸化アルミニウム及び/又は酸化ジルコニウム等からなる良質な微粉末であり、塗型剤用骨材として有効利用できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明の技術思想から逸脱しない限り、この実施の形態について種々の変形が可能であることはいうまでもない。なお、図面において、同一の符号は同一の手段、工程乃至部材を示している。
【0030】
図1は本発明の廃スラッジの再利用システムの構成の一例を示す概略説明図、図2は本発明システムにおける工程の一例を示すフローチャートである。図1及び図2に基づいて、本発明システムの構成及び工程について以下に説明する。
【0031】
図1において、P1は新品砥粒、Q2は新品クーラントであり、まず最初に、新品砥粒P1と新品クーラントQ2とからスラリー10が作成される。スラリー10はワイヤソー装置45での脆性材料の切断加工に利用されて、スラリー廃液2が排出される。このスラリー廃液2はスラリー廃液再生処理50により再生される。
【0032】
スラリー廃液再生処理50では、スラリー廃液2から有効砥粒Pを分級すると共に、クーラント成分Qを抽出し再生クーラントQ1を作成する。そして、この有効砥粒P及び再生クーラントQ1は、夫々、新品砥粒P1及び新品クーラントQ2に添加されて、再び、新たなスラリー10の作成の際に再利用されるようになっている。
【0033】
ここで、スラリー廃液再生処理50からは、廃スラッジLが廃棄物として排出されている(e)〔図1及び図2〕。この廃スラッジLは、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びその誘導体等の有機溶媒を残留液体分として含むものである。振動乾燥手段60では、この廃スラッジLから、残留液体分(クーラント成分Q3)を気化(蒸発)せしめて抽出すると共に、廃スラッジLの微細固体分P3を乾燥粉末化する〔図2(f)〕。
【0034】
乾燥粉末化された廃スラッジLの微細固体分P3は、砥粒屑及び半導体結晶等の脆性材料の切屑からなり、その主成分は、炭化珪素(SiC)、珪素(Si)、ニ酸化珪素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化ジルコニウム(ZrO2)等である。廃スラッジLに含まれていた有機溶媒は、クーラント成分Q3として抽出されているので、廃スラッジLの微細固体分P3の純度は高く、しかも微細砥粒であることから、非常にきめの細かい粉粒体となっている。従って、この乾燥粉末化された廃スラッジLの微細固体分P3は、塗型剤等の高品質な骨材として再利用することができるものである〔図2(g)〕。
【0035】
また、抽出されたクーラント成分Q3は、再生クーラントQ1として再生される。この再生クーラントQ1も新品クーラントQ2に添加され、再び、新たなスラリー10の作成の際に利用されることとなる〔図2(h)〕。
【0036】
次に、図3は本発明システムで用いる振動乾燥手段の一例を示す概略説明図である。上述した蒸留乾燥工程(f)で用いられる振動乾燥手段60について、以下に説明する。
【0037】
図3において、60は振動乾燥手段であり、振動乾燥手段60は、振動乾燥装置62とこれに付随する設備から構成され、振動乾燥装置62の操作盤82、振動乾燥装置62に熱媒体を供給するボイラ80、振動乾燥装置62から排気される蒸気を冷却するコンデンサ84、コンデンサ84からの排出される液体を貯留する受水槽86、各装置内を減圧状態に保つ真空ポンプ88等から構成されている。
【0038】
振動乾燥手段60においては、廃スラッジLのクーラント成分Q3を蒸留するために、いわゆる減圧蒸留法の原理が採用されている。減圧下としたのは、クーラント成分Q3が常圧では気化する以前に熱分解を起こす場合があるからである。
【0039】
振動乾燥装置62は、スラリー廃液再生処理において生じる廃スラッジを投入する投入口66と、乾燥後の廃スラッジを排出する排出口68と、廃スラッジから蒸発する気体を排気する排気口70とが形成された筒状容器本体64を有しており、この筒状容器本体64の内部に廃スラッジLが収容されることとなる。
【0040】
筒状容器本体64の内部を加熱するために、筒状容器本体64を被覆するように加熱手段65が設けられており、ボイラ80からの高熱媒体(高温加圧蒸気)を加熱手段65に流通させることにより、筒状容器本体64の内部を加熱するようになっている。これにより、筒状容器本体64の内部に収容された廃スラッジLが熱せられることとなる。
【0041】
該筒状容器本体64を弾性的に支持する弾性支持手段72が設けられている。弾性支持手段72としては、通例、スプリング(バネ)が用いられる。さらに、該筒状容器本体64を振動せしめるための振動発生手段74を備えている。振動発生手段74としては、振動モータ等がある。
【0042】
そして、振動乾燥装置62は、筒状容器本体64の内部に廃スラッジLを収容した状態で、操作盤82からの運転開始指示により運転を開始し、振動発生手段74からの振動を弾性支持手段72を介して筒状容器本体64に伝え、筒状容器本体64の内部の廃スラッジLを振動運動せしめ、且つ、ボイラ80からの高熱媒体が筒状容器本体64を被覆する加熱手段65を流通して、筒状容器本体64の内部の廃スラッジLを加熱することとなる。
【0043】
このようにして、廃スラッジLは、振動乾燥装置62によって振動されつつ加熱されることにより、その残留液体分が蒸発(気化)されると共に、微細固体分は振動運動により粉砕されつつ乾燥し、乾燥粉末となる。
【0044】
蒸発した廃スラッジLの残留液体分(蒸気)は、排気口70から排気されてコンデンサ84に給送される。コンデンサ84には、冷却水が内部を流通しており、蒸気(蒸発した廃スラッジLの残留液体分)はコンデンサ84により冷却されて液体化される。そして、コンデンサ84により液体化した廃スラッジLの残留液体分(クーラント成分Q3)は、受水槽86に貯留されることとなる。このクーラント成分Q3は、再生クーラントQ1として再生され、新品クーラントQ2に添加されて、新たなスラリー10の作成の際に再利用される。
【0045】
また、乾燥粉末化された廃スラッジの微細固体分P3は、排出口68から、排出され、純度の高い高品質な骨材等として、再利用に供されることとなる。
【0046】
なお、筒状容器本体64の内部には、数個のミル用ボール(不図示)等を内包しておくことで、廃スラッジLが塊にならないで、より細かく粉砕できるようになるので適宜必要に応じて用いるようにすればよい。
【0047】
なおまた、振動乾燥装置62としては、従来公知のものを利用すればよく、例えば、特公昭55−32415号公報、特公昭55−37944号公報、特公昭60−13743号公報、特開平11−248349号公報、特開平11−153384号公報等がある。具体的には、例えば、VH25型振動乾燥機〔中央化工機(株)製〕等が好適に利用できる。
【0048】
次に、図4は本発明システムで用いることのできるスラリー廃液再生処理の構成の一例を示す概略説明図であり、図5は本発明システムで用いることのできるスラリー廃液再生処理における工程の一例を示すフローチャートである。
【0049】
スラリー廃液再生処理として、以下の説明では、特開平9−225937号公報に記載された水溶性スラリー廃液の再利用システムを例にとって説明するが、本発明システムの処理対象である廃スラッジ(不要スラッジ)を廃棄物として排出するものであれば、特に限定されない。例えば、特公平7−41535号公報に記載されたラップ加工装置の砥粒液再生・循環装置においても、廃スラッジ(微細砥粒、研磨粉等)は廃棄物となっており、これら廃スラッジを本発明システムの処理対象とすることもできる。
【0050】
図4において、50はスラリー廃液再生処理である。2aは水溶性スラリー廃液で、使用砥粒の粒度は、#600〜#2000程度のものが利用でき、例えば、GC#1000〔信濃電気製錬(株)製〕を用いることができる。使用砥粒の粒度が細かいほど、より木目の細かい廃スラッジLが生じることとなるので、高精度な塗型剤用骨材を得ることができるようになる。
【0051】
該水溶性スラリー廃液2aは、例えば、廃スラリータンクに貯蔵されている。水溶性クーラントをベースとした水溶性スラリーは、前述したようなワイヤソー装置45による切断作業時に被加工物を安定に切断するため、砥粒を分散させ、その要求品質上、その粘度は50〜200mPa・sとされ、一般に用いられる切削用クーラントの粘度と比較しても、高い値となるように調整されている。
【0052】
この水溶性スラリーをワイヤソー装置45による切断加工に適用すると、被切断物の切屑がさらに混入するため、水溶性スラリー廃液2aの状態では、さらに高い粘度となっている。そのために、一般に用いられる液体サイクロンや遠心分離機やフィルターシステム等によって、水溶性スラリー廃液2aをそのまま固液に分離することは不可能である。
【0053】
そこで、水溶性スラリー廃液2aの容量の1/2〜1倍程度の容量の水又は極性溶媒(メチルアルコール等)等の希釈液Wを加えて希釈することにより、水溶性スラリー廃液2aの粘度を30mPa・s以下、好ましくは20〜30mPa・sに落としている。
【0054】
即ち、水溶性スラリー廃液2aの粘度を低下させる工程(a)(図5)がまず実施される。なお、水溶性スラリー廃液2aを低粘度化する手段としては、上記した希釈手段の他に水溶性スラリー廃液2a又は希釈された水溶性スラリー廃液2aを、例えば、40℃以上に加温することによって行なうこともできる。
【0055】
この低粘度化された水溶性スラリー廃液2aに対しては、液体サイクロンや遠心分離機等による質量差式の固液分離が可能となる。上述したごとく、低粘度化を図る為の希釈液には、水又は極性溶媒(メチルアルコール等)等を用いるが、再度蒸留操作等により濃縮する必要がある為、可燃性の問題を考慮し、有機溶剤の使用を避け、水による希釈とするのが好ましい。
【0056】
粘度30mPa・s以下と低粘度化された水溶性スラリー廃液2aは、次に有効砥粒PとSS分(SUSPENDED SOLID:浮遊固体分)及び液体分(水溶性クーラント成分+水)からなる廃液N1とに分級される。即ち、有効砥粒Pと浮遊固体分及び液体分からなる廃液N1とに分級する工程(b)(図5)が次に実施される。
【0057】
この分級処理においては、サイクロン方式の分級機4、例えば、液体サイクロンが好適に用いられる。液体サイクロンは、上部排出口から所定粒径より小さい砥粒、例えば15μm未満の砥粒を懸濁状態で含んだ砥粒液が排出され、下部排出口からは所定粒径より大きい粒子、例えば15μm以上の砥粒を懸濁状態で含んだ砥粒液が排出される。
【0058】
この液体サイクロン方式分級機としては、SRSシステム〔日立造船メタルワークス(株)製〕が好適である。一般に用いられている遠心分離機による分離(分級)であると、有効砥粒径未満の微細砥粒等が含まれて分離(分級)されるので分級された回収砥粒が再利用に適さない。
【0059】
しかし、上記液体サイクロンを用いる分級操作によれば、分級された回収砥粒には、再利用可能な有効砥粒径を有する有効砥粒Pのみが含まれ、再利用できない有効砥粒径未満の微細砥粒は含まれないという利点がある。なお、有効砥粒Pは、上記説明の水溶性スラリー廃液2aの場合、所定粒径(例えば15μm)以上の再利用可能な砥粒をいう。粒径が所定粒径に満たない微細砥粒は再利用に適さないものである。
【0060】
上記分級機4により分級されたSS分(浮遊固体分)及び液体分からなる廃液N1に対して、次に凝集分離操作及び濃縮操作、遠心分離機による固液分離操作が行なわれ、水溶性クーラント成分Qが抽出される。SS(浮遊固体分)分は廃棄物(廃スラッジ)Lとして処理される。即ち、水溶性クーラント成分Q及び浮遊固体分及び液体分からなる廃液N1から、水溶性クーラント成分Qを抽出し、浮遊固体分を廃スラッジLとして廃棄する工程(c)(図5)がさらに実施される。次いで、工程(d)(図5)において、回収した有効砥粒Pと抽出したクーラント成分Qの再利用が行われるようになっている。
【0061】
このようにして、スラリー廃液再生処理50から生じる廃スラッジLについて、減圧蒸留法の原理を採用した振動乾燥手段60により、廃スラッジLの残留液体分を気化せしめて、微細固体分を乾燥粉末化し、乾燥粉末化された微細固体分P3の再利用を図り、また、気化した残留液体分については冷却して液化し、クーラント成分Q3を再利用することができるようになる。
【0062】
なお、上記説明では、主にワイヤソー装置で用いるスラリーの場合を説明したが、ラップ装置、或いはポリシング装置で用いられるスラリーの場合でも同様に処理が可能である。また、スラリーとしては、主に水溶性スラリーの場合を説明したが、油性スラリーの場合であっても、油性クーラント成分中の有機溶媒が減圧蒸留法の原理により抽出できるものであれば、本発明システムを利用可能である。
【0063】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を挙げて更に具体的に説明するが、これらは例示的に示されるもので限定的に解釈されるべきでないことはいうまでもない。
【0064】
(実施例1)
1.構成
振動乾燥手段として、VH25型振動乾燥機〔中央化工機(株)製〕と、その付属設備のボイラ、コンデンサ、レシーバタンク(受水槽)、水封式真空ポンプを用いた。横型円筒容器(筒状容器本体)を被覆しているジャケット部材(加熱手段)にはボイラからの水蒸気の温度を133℃として供給した。また、コンデンサには冷却水の温度を15℃として供給し、水封式真空ポンプには水封水の流量を3L/分として供給し、水封式真空ポンプの真空度を40Torrとした。また、振動モータ(振動発生手段)の振動数を1200rpmとし、振動幅を4mmとした。
【0065】
2.処理
シリコン廃スラッジ(残留液体分15wt%、微細固体分85wt%)を振動乾燥機の最大収容容積の50wt%まで投入し、振動乾燥機の振動モータの電源を入れ、横型円筒容器の振動を開始させた。また、振動乾燥機のジャケット部にボイラからの水蒸気を供給して、横型円筒容器の加熱を開始させた。さらに、横型円筒容器の内部の圧力を水封式真空ポンプで減圧し、抽出ガスをコンデンサで凝縮液化させ、凝縮液はレシーバタンクに貯留した。
【0066】
製品の温度が蒸気供給温度に達するか、又は、容器内の圧力が水封式真空ポンプの設定圧力に達した時点で、振動乾燥機の加温と減圧の操作を止めて横型円筒容器内圧力を大気に解放した。振動乾燥機を停止し、製品温度が常温に達した時点で、排出口を解放し製品を取り出した。また、レシーバタンク内に貯留された抽出液も取り出した。
3.結果
製品としてのシリコン廃スラッジの微細固体分は、乾燥粉末化され、その残留液体分は1wt%以下となっており、塗型剤等の骨材として十分な品質であることが確認された。また、抽出液としてのシリコン廃スラッジの残留液体分は、クーラント成分であり、再生クーラントとして再利用可能であることが確認された。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明によれば、スラリー廃液の再生処理において生じる廃スラッジから残留液体分(有機溶媒)と微細固体分とを分離抽出して、廃スラッジの微細固体分を有効に再利用可能とし、また、廃スラッジの残留液体分についても、新たなスラリーの作成の際のクーラント成分として再利用可能とすることにより、コスト低減を図り、しかも、産業廃棄物が全く生じないことから、環境問題の一助ともなる廃スラッジの再利用システムを提供することができるという大きな効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の廃スラッジの再利用システムの構成の一例を示す概略説明図である。
【図2】 本発明システムにおける工程の一例を示すフローチャートである。
【図3】 本発明システムで用いる振動乾燥手段の一例を示す概略説明図である。
【図4】 本発明システムで用いることのできるスラリー廃液再生処理の構成の一例を示す概略説明図である。
【図5】 本発明システムで用いることのできるスラリー廃液再生処理における工程の一例を示すフローチャートである。
【図6】 従来のスラリー再生処理の一例を示す概念説明図である。
【図7】 ワイヤソー装置の一例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
2:スラリー廃液、2a:水溶性スラリー廃液、4:分級機、6:蒸留法、8:遠心分離機、10:スラリー、10A,10B:従動ローラ、10C:駆動ローラ、12:ワイヤ、14a,14b,14c:リング状溝、16:駆動モータ、20,30:張力調節機構、22,32:ワイヤ巻取りドラム、24,34:トルクモータ、40:ワーク、42:ワークホルダ、45:ワイヤソー装置、50:スラリー廃液再生処理、60:振動乾燥手段、62:振動乾燥装置、64:筒状容器本体、65:加熱手段、66:投入口、68:排出口、70:排気口、72:弾性支持手段、74:振動発生手段、80:ボイラ、82:操作盤、84:コンデンサ、86:受水槽、88:真空ポンプ、D:無機系分散剤、L:廃スラッジ、N1,N2,N3:廃液、P:有効砥粒、P1:新品砥粒、P3:微細固体分、Q,Q3:クーラント成分、Q1:再生クーラント、Q2:新品クーラント、W:希釈液。

Claims (12)

  1. ワークの切断加工、ラップ加工及びポリシング加工のスラリー廃液から有効砥粒を分級すると共に、クーラント成分を抽出して再生クーラントを作成し、該有効砥粒及び該再生クーラントを夫々新品砥粒及び新品クーラントに添加して新たなスラリーとして再利用するスラリー廃液再生処理において生じる有効砥粒径未満の微細砥粒及び被加工物成分を含む微細固体分並びにこれに付着したクーラント成分を含む残留液体分からなる廃スラッジ(e)から、残留液体分を気化せしめ微細固体分を乾燥粉末化する蒸留乾燥工程(f)を有し、該乾燥粉末化された廃スラッジの微細固体分を再利用すること(g)を特徴とする廃スラッジの再利用システム。
  2. 前記気化せしめた廃スラッジの残留液体分を冷却して液化することにより、廃スラッジの残留液体分からクーラント成分を抽出して再利用すること(h)を特徴とする請求項1記載の廃スラッジの再利用システム。
  3. 前記廃スラッジから抽出したクーラント成分は、新たなスラリーの作成の際に、新品クーラント成分と混合して再利用することを特徴とする請求項2記載の廃スラッジの再利用システム。
  4. 前記蒸留乾燥工程(f)は、残留液体分が1wt%以下となるように、廃スラッジの微細固体分を乾燥粉末化することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の廃スラッジの再利用システム。
  5. 前記蒸留乾燥工程(f)は、振動しつつ加熱する振動乾燥手段を用いて処理されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の廃スラッジの再利用システム。
  6. 前記振動乾燥手段は、スラリー廃液再生処理において生じる廃スラッジを投入する投入口と、乾燥粉末化した微細固体分を排出する排出口と、気化した残留液体分を排気する排気口とが形成された筒状容器本体と、該筒状容器本体の内部を加熱するための加熱手段と、該筒状容器本体を弾性的に支持する弾性支持手段と、該筒状容器本体を振動せしめる振動発生手段とを備えた振動乾燥装置を有することを特徴とする請求項5記載の廃スラッジの再利用システム。
  7. 前記スラリー廃液は、ワイヤソー装置で使用されたスラリー廃液であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の廃スラッジの再利用システム。
  8. 前記廃スラッジの微細固体分は、ワイヤソー装置で切断された被加工物成分と、ワイヤソー装置で利用された遊離砥粒成分とを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の廃スラッジの再利用システム。
  9. 前記被加工物成分は、珪素、セラミックス、酸化物結晶及び/又は化合物半導体結晶であることを特徴とする請求項記載の廃スラッジの再利用システム。
  10. 前記遊離砥粒成分は、炭化珪素、珪素、二酸化珪素、酸化アルミニウム及び/又は酸化ジルコニウムであることを特徴とする請求項8又は9記載の廃スラッジの再利用システム。
  11. 前記乾燥粉末化した廃スラッジの微細固体分を鋳型の塗型剤の骨材として再利用することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載の廃スラッジの再利用システム。
  12. 前記乾燥粉末化した廃スラッジの微細固体分を骨材として、アルコール類又は水溶性分散剤に分散し、鋳物用塗型剤に再利用することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載の廃スラッジの再利用システム。
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