JP3761860B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、交換ユニットの着脱容易な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機、具体的には、スロットマシンは、正面側に開口する正面開口部を有する略箱状の本体キャビネットと、この本体キャビネットの正面開口部の上部側を開閉自在に塞ぐ上扉と、本体キャビネットの正面開口部の下部側を開閉自在に塞ぐための下扉と、複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための駆動モータを有するリールユニットと、前記回転リールの回転を制御するための主制御装置(主基板)とを少なくとも備えている。
【0003】
そして、スロットマシンにおいて、遊技ホールにおける台交換、いわゆる新台入れ替えの際、本体キャビネットも含めて、スロットマシンの全部をまるごと交換し、遊技内容に直接影響しないホッパーユニット等も同時に交換すると、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄になる。
このため、遊技内容に直接、影響するリールユニット及びこのリールユニットの回転リールの回転駆動等を制御する主制御装置(主基板)を、前扉に固定して、前扉ごと一体に本体キャビネットから着脱自在に形成して、交換可能とする発明がなされている(例えば、特許文献1、図1及び図3参照。)。
【0004】
一方、近年では、枠体等の構造用部材に前記リールユニット及び主制御装置(主基板)を設置した交換ユニットを、本体キャビネット内部に着脱自在に形成して、新旧の交換作業を容易にしたスロットマシンに関する技術もある(例えば、特願2001−163570号。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−52525号公報(第1図、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に示すような遊技機の場合、前扉に駆動モータ等を有する重量物であるリールユニットを固定しているため、交換作業の際、重量物を運搬し、本体キャビネットまで持ち上げなければならず、交換作業者に負担がかかる辛い作業となるという問題点があった。
【0007】
また、特願2001−163570号に示すような遊技機の場合、本体キャビネット内部のほぼ中央の横方向に渡した中板の上に、回転リールや、その回転リールを回転駆動させるための回転手段(例えば駆動モーター等)を有するリールユニット等の交換ユニットを固定していた。かかる交換ユニットの交換作業では、交換作業者が回転手段(駆動モーター等)を有する重量のある交換ユニットを持ち上げて、本体キャビネットの奥側に差し込んで取り付けなければならなかった。かかる交換作業では、重量物を手で持った状態で、重量物を手前側から本体キャビネットの内部の奥方向に向かって移動させるという作業工程や、重量物を本体キャビネットの内部の奥側から手前方向に向かって移動させるという作業工程が必要となる。かかる作業工程は、重量物である交換ユニットを手で持って作業者の体から離した状態を維持しなければならず、人間工学的にも、不安定な姿勢で 交換作業を行わなければならず、交換作業者に負担がかかる辛い作業になっていたという問題点があった。
【0008】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、安定した姿勢で交換作業を行うことができて、交換作業者の負担を抑えることができ、さらに、交換作業の際、上扉の裏面側を、作業台として利用することができ、交換作業を更に容易なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
更に、請求項記載の発明は、荷重によりスライドレールが変形することを回避することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0010】
更に、請求項記載の発明は、スライドレールの出し入れをスムーズなものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0011】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、スライド挿入部及び挿入開口部を介して、交換ユニットのスライドレールからの着脱を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0013】
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0014】
すなわち、本発明に係る遊技機(S)は、正面側に開口する正面開口部(26)を有する略箱状の本体キャビネット(1)と、前記本体キャビネット(1)の正面開口部(26)の上部側を開閉自在に塞ぐための上扉(30)と、前記本体キャビネット(1)の正面開口部(26)の下部側を開閉自在に塞ぐための下扉(40)と、複数の図柄が表示された回転リール(23)及びこの回転リール(23)を回転させるための回転手段を有するリールユニット(22)と、前記回転リール(23)の回転を制御するための主制御装置(25)とを少なくとも備えている。
【0015】
そして、前記遊技機(S)は、前記上扉(30)の下部を、前記本体キャビネット(1)に回動可能に軸支するため、前記上扉(30)の下部及び前記本体キャビネット(1)の間に横方向に回転の中心軸を設けた上扉回転軸(34)と、前記上扉回転軸(34)の回りに、前記上扉(30)の上部を手前側に向かって倒れる方向に回動させて、前記上扉(30)の裏面が、略水平となるような前倒し状態で前記上扉(30)を保持可能な水平保持手段(60)と、前記前倒し状態の前記上扉(30)の裏面側の高さに位置して、前記本体キャビネット(1)に固定した本体側レール(70)と、前記本体側レール(70)から手前側に向かって、前記本体側レール(70)に沿ってスライド可能に形成されるとともに、手前側にスライドした状態で前記前倒し状態の前記上扉(30)の裏面上に位置するスライドレール(80)と、前記スライドレール(80)に載置可能であるとともに、前記主制御装置(25)及び前記リールユニット(22)を少なくとも有する交換ユニット(9)とを備え、前記スライドレール (80) は、前記スライドレール (80) の手前側に位置して、前記本体側レール (70) から手前側に向かってスライドした際、略水平状態となった前記上扉 (30) の裏面に当接可能な当接支持部 (81) を備え、前記当接支持部 (81) は、前記スライドレール (80) の手前側に軸支された円柱状であって、その外周面が前記上扉 (30) の裏面に位置して、前記上扉 (30) の裏面上を転がることが可能な回転ローラー (82) を備 え、交換ユニット(9)を取り外す際には、スライドレール(80)を、本体側レール(70)から手前側に向かって引き出して、引き出した前記スライドレール (80) 上の前記交換ユニット (9) の荷重を、前記スライドレール (80) 及び前倒しした前記上扉 (30) の裏面で負担し、上扉(30)の裏面上に位置するするように手前側に引き出した状態のスライドレール(80)の上に載置された交換ユニット(9)を取り外し、新たな交換ユニット(9)を上扉(30)の裏面上に位置するするように手前側に引き出したスライドレール(80)の上に載置して、前記交換ユニット (9) の荷重を、前記スライドレール (80) 及び前記上扉 (30) の裏面で負担した後は、そのまま、スライドレール(80)を奥側の本体側レール(70)に向かってスライドさせることで、交換ユニット(9)を本体キャビネット(1)内部の奥側に移動させることができるように形成したことを特徴とする。
【0016】
なお、ここで、「回転リール(23)」とあるのは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、また、「回転手段」も実際に回転する回転リール(23)を回転させるための駆動モータのようなものに限定されるものではない。例えば、回転リール(23)は、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものであり、また、回転手段も、かかる液晶画面に表示される回転リール(23)を、あたかも回転しているかのごとく表示させるための液晶表示装置等も含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。
【0017】
また、「前記上扉(30)の下部を、前記本体キャビネット(1)に回動可能に軸支するため、前記上扉(30)の下部及び前記本体キャビネット(1)の間に横方向に回転の中心軸を設けた上扉回転軸(34)」とは、上扉回転軸(34)が、上扉(30)の下部を、本体キャビネット(1)に回動可能に軸支していることを意味し、さらに、この上扉回転軸(34)の回転の中心軸は、上扉(30)の下部と、本体キャビネット(1)との間に、横方向に形成されていることを意味するものである。したがって、上扉(30)は、上扉回転軸(34)を回転の中心として回動するものであるが、上扉回転軸(34)は、縦方向の軸ではないため、上扉(30)は縦軸の回りに回動するものではなく、下扉(40)の下部を通る横軸の回りに、倒れるような方向に回動することを意味する。
【0018】
また、ここで、「前記上扉(30)の上部を手前側に向かって倒れる方向に回動させて」の「手前側」とは、作業者が、遊技機(S)の正面に立って、遊技機(S)の正面に向き合うような方向を向いているような場合における当該作業者の手前側(手元側)を意味する。
また、「前記上扉(30)の裏面が、略水平となるような前倒し状態」とは、上扉(30)の裏面側が、上方を臨むような位置にまで、上扉(30)が上扉回転軸(34)を回転の中心として回動して、手前側に倒れ、かかる上扉(30)の裏面が、略水平となるような位置にまで、回動している状態を意味するものである。
【0019】
また、「前倒し状態で前記上扉(30)を保持可能な水平保持手段(60)」とは、かかる上扉(30)の裏面が、略水平となるような前倒し状態で、上扉(30)の上扉回転軸(34)を中心とした回転を停止させて、その回転角度を維持することができるようなものを意味する。すなわち、かかる前倒し状態で、上扉(30)の移動を制限し、拘束するものである。具体的には、かかる前倒し状態の上扉(30)の一部が、本体キャビネット(1)に当接することにより、それ以上の回転ができないように拘束するものや、一方が、上扉(30)に連結され、他方が、本体キャビネット(1)に連結された連結部材により、かかる前倒し状態から、さらに上扉(30)が回転することができないように形成されているようなものを含むものである。
【0020】
また、ここで、「前記前倒し状態の前記上扉(30)の裏面側の高さに位置して」とは、本体側レール(70)の本体キャビネット(1)に固定される位置が、前倒し状態の上扉(30)の裏面側の高さとなるように形成されていることを意味する。
また、「前記本体キャビネット(1)に固定した本体側レール(70)」とは、四角箱状の本体キャビネット(1)の側板(13)、底板(15)、上板(11)又は裏板(17)に固定されるものに限定されるものではなく、本体キャビネット(1)の内部に横方向に渡した中板(18)に固定されるものも含まれる意味である。
【0021】
また、「手前側にスライドした状態で前記前倒し状態の前記上扉(30)の裏面上に位置するスライドレール(80)」とは、スライドレール(80)を本体側レール(70)から手前側にスライドさせて引き出した状態のときに、手前側に引き出したスライドレール(80)が、裏面が略水平状態となった前倒し状態の上扉(30)の裏面側に位置することを意味する。すなわち、引き出したスライドレール(80)が、前倒し状態の上扉(30)の裏面の上にくることを意味するものである。
【0022】
また、ここで、「前記スライドレールの手前側に位置して」や、「前記本体側レールから手前側に向かって」の「手前側」とは、既に説明した「手前側」と、同様であって、作業者が、遊技機 ( ) の正面に立って、遊技機 ( ) の正面に向き合うような方向を向いているような場合における当該作業者の手前側(手元側)を意味する。
【0023】
本発明は、上扉 (30) の上部を手前側に向かって倒れる方向に、上扉回転軸 (34) を回転の中心として回動させて、上扉 (30) の裏面が、略水平状態となった、いわゆる前倒し状態のときに、かかる前倒し状態の上扉 (30) の裏面の上で、スライドレール (80) を、本体側レール (70) から手前側に向かってスライドさせて、引き出した場合に、スライドレール (80) の当接支持部 (81) が、その下方に位置する上扉 (30) の裏面に当接するように形成されているものである。
【0024】
ここで、「略水平状態となった前記上扉 (30) の裏面に当接可能な当接支持部 (81) 」とは、スライドレール (80) の当接支持部 (81) が、上扉 (30) の裏面に当接するような寸法形状に形成されていることを意味する。そして、略水平状態となった上扉 (30) の裏面上にスライドレール (80) が位置しているため、スライドレール (80) は、当接支持部 (81) を介して、上扉 (30) の裏面に支持されるものである。
【0025】
なお、ここで、「前記スライドレール(80)の手前側に軸支された円柱状であって、その外周面が前記上扉の裏面に位置して、前記上扉(30)の裏面上を転がることが可能な回転ローラー(82)」とは、回転ローラー(82)の回転軸が、当接支持部(81)に支持されていること、及び、円柱状の回転ローラー(82)の外周表面が上扉(30)の裏面に当接するような寸法形状に形成されていることを意味する。
【0026】
(作用)
本発明は、交換ユニット(9)を取り外す際には、スライドレール(80)を、本体側レール(70)から手前側に向かって引き出して、手前側に引き出した状態のスライドレール(80)の上に載置された交換ユニット(9)の交換作業をすることができる。そして、スライドレール(80)から交換ユニット(9)を取り外して上方に持ち上げるような場合にも、スライドレール(80)が手前側に引き出された位置で作業を行うことができるため、交換ユニット(9)を交換作業者の体の近くに引き寄せた状態で行うことができる。そして、新たな交換ユニット(9)を手前側に引き出したスライドレール(80)の上に載置した後は、そのまま、スライドレール(80)を奥側の本体側レール(70)に向かってスライドさせることで、交換ユニット(9)を本体キャビネット(1)内部の奥側に移動させることができる。
【0027】
このため、交換作業者は、主として、交換ユニット(9)を上下方向に移動させる作業工程により交換作業を行うことができ、交換ユニット(9)の重量が手に加わった状態で、手前側から本体キャビネット(1)内部の奥側に向かって移動させる作業工程や、交換ユニット(9)の重量が手に加わった状態で、本体キャビネット(1)の内部の奥側から手前方向に向かって移動させるような作業工程を回避することができる。これにより、作業工程中に、交換ユニット(9)を手で持って作業者の体から離した状態を維持するような腰や腕に負担のかかる不安定な姿勢をとる必要がなく、交換ユニット(9)を作業者の体に近づけた安定した姿勢で交換作業を行うことができ、交換作業者の負担を抑えることができる。そして、スライドレール(80)とともに交換ユニット(9)を手元側に引き出した状態で、交換作業を行うことができるため、交換作業を手元で確実且つ容易に行うことができる。
【0028】
また、本発明は、上扉(30)が、上扉回転軸(34)の回りに、上扉(30)の上部を手前側に向かって倒れる方向に回動させることができる。そして、水平保持手段(60)により、上扉(30)の裏面が、略水平となるような前倒し状態で上扉(30)を保持することができる。そして、かかる前倒し状態の上扉(30)の裏面にスライドレール(80)を位置することができる。すなわち、スライドレール(80)の下に、略水平状態の上扉(30)を配置することができる。このため、略水平状態となった前倒し状態の上扉(30)の裏面を、交換ユニット(9)の交換作業の際、いわゆる一種の作業台(作業テーブル)として利用することができる。
【0029】
例えば、交換ユニット(9)をスライドレール(80)に取り付ける作業、或いは、取り外す作業の際、交換ユニット(9)の全部或いは一部を、かかる前倒し状態の上扉(30)の裏面側に一時的に載置することができ、交換作業の際、便利である。これにより、作業者は、交換ユニット(9)の交換作業の際、交換ユニット(9)を常時、手で持ち続けることなく、一時的に、手を交換ユニット(9)から外して、持ち替えたりする等の動作を容易に行うことができ、交換作業の作業性を向上させることができる。また、交換作業に使用する道具等を、交換作業中に一時的に置くようなこともできて便利である。
【0030】
上述したように、本発明は、交換ユニットの交換作業を手元で行うことができる上に、前倒し状態の上扉(30)を、交換作業における作業台として利用することができて、交換作業を更に容易なものにすることができる。
【0031】
本発明は、スライドレール (80) は、本体側レール (70) から手前側に向かってスライドした際、略水平状態となった上扉 (30) の裏面に当接支持部 (81) を介して当接する。これにより、スライドレール (80) に加わった荷重を、当接支持部 (81) を介して、上扉 (30) により支持することができる。これにより、スライドレール (80) の上に交換ユニット (9) を載置しても、交換ユニット (9) の荷重により、スライドレール (80) が変形することを回避することができる。また、スライドレール (80) だけで、交換ユニット (9) の荷重を支持しなくてもよいため、スライドレール (80) の剛性も小さなものにすることができ、スライドレール (80) も小さなものにすることができる。
【0032】
本発明は、当接支持部(81)は、前記スライドレール(80)に軸支された円柱状の回転ローラー(82)を備えているため、スライドレール(80)を本体側レール(70)から手前側に引き出すとき、或いは、奥側に向かって押し込むとき、回転ローラー(82)が、上扉(30)の裏面上を転がることができる。かかる場合、回転ローラー(82)と、上扉(30)の裏面との間の抵抗は、滑り摩擦ではなく、転がり摩擦となり、摩擦抵抗力を小さなものにすることができ、スライドレール(80)の出し入れを小さな力で行うことができて、スライドレール(80)の出し入れをスムーズなものにすることができる。
【0033】
(請求項
請求項記載の発明は、上記した請求項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0034】
すなわち、前記交換ユニット(9)の下部には、下方に向かって突出して、前記スライドレール(80)内部に挿入可能なスライド挿入部(10)を設け、前記スライドレール(80)の上面には、上方に向かって開口して、前記交換ユニット(9)のスライド挿入部(10)を、前記スライドレール(80)内部に上方から挿入可能な挿入開口部(84)を設けたことを特徴とする。
【0035】
(作用)
本発明は、遊技機(S)の内部から交換ユニット(9)を取り外す場合、本体側レール(70)からスライドレール(80)を手前側に、交換ユニット(9)とともに、引き出す。その際、交換ユニット(9)は、スライドレール(80)に載置されている状態である。具体的には、交換ユニット(9)の下部の下方に向かって突出するスライド挿入部(10)が、スライドレール(80)の内部に挿入された状態である。そして、スライドレール(80)が手前側に引き出された状態で、交換ユニット(9)をスライドレール(80)の上方に向かって持ち上げる。これにより、交換ユニット(9)の下部のスライド挿入部(10)が、スライドレール(80)の上面の上方に向かって開口する挿入開口部(84)から、取り出される。これにより、交換ユニット(9)をスライドレール(80)から取り外すことができ、遊技機(S)から交換ユニット(9)を取り外すことができる。
【0036】
また、遊技機(S)の内部に交換ユニット(9)を取り付ける場合、本体側レール(70)から手前側に向かって、引き出されたスライドレール(80)の上方から、新たに交換する交換ユニット(9)を下ろす。その際、交換ユニット(9)の下部には、下方に向かって突出するスライド挿入部(10)が設けられているため、かかるスライド挿入部(10)をスライドレール(80)の上面の上方に向かって開口する挿入開口部(84)の内部に挿入することができる。そして、スライド挿入部(10)をスライドレール(80)内部に載置する。これにより、交換ユニット(9)をスライドレール(80)に取り付けることができる。そして、その状態のまま、スライドレール(80)を本体側レール(70)側に向かって押し込むと、交換ユニット(9)を、本体キャビネット(1)内部に載置することができる。
【0037】
上述したように、スライド挿入部(10)を挿入開口部(84)から取り外すことにより、交換ユニット(9)をスライドレール(80)から取り外すことができ、スライド挿入部(10)を挿入開口部(84)から挿入することにより、交換ユニット(9)をスライドレール(80)内部に載置することができる。したがって、かかるスライド挿入部(10)及び挿入開口部(84)を介して、交換ユニット(9)のスライドレール(80)からの着脱を容易なものにすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は遊技機のスライドレールを引き出した状態の分解斜視図、図2は遊技機の分解斜視図、図3は本体側レール及びスライドレールの外観斜視図、図4はスライドレールの手前側の先端の外観斜視図、図5は交換ユニットをスライドレールに取り付けた状態の一部縦断面図、図6は上扉を立設させた状態の一部側面図、図7は上扉の前倒し状態の一部側面図、図8は上扉を立設させた状態の一部横断面図、図9は上扉の前倒し状態の一部横断面図、図10は上扉を立設させた状態の一部外観斜視図、図11は上扉の前倒し状態の一部外観斜視図をそれぞれ示すものである。
【0039】
本実施の形態に係る遊技機Sは、スロットマシンであって、正面側に開口する正面開口部26を有する略箱状の本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の正面開口部26を開閉自在に塞ぐための前扉3と、複数の図柄が表示された回転リール23及びこの回転リール23を回転させるための回転手段である駆動モータを有するリールユニット22と、回転リール23の回転を制御するための主制御装置25と、遊技メダルを貯留するとともに払い出すためのホッパーユニット5と、回転リール23の回転を制御するための主制御装置25と、各部品に電力を供給するための電源ユニット4とを備えている。
【0040】
前記前扉3は、本体キャビネット1の正面開口部26の上部側を開閉自在に塞ぐための上扉30と、本体キャビネット1の正面開口部26の下部側を開閉自在に塞ぐための下扉40とを備えている。
(本体キャビネット1)
上記本体キャビネット1は、底板15、側板13、上板11及び裏板17からなる正面側に開口する正面開口部26を有する略箱状の筺体である。そして、左右の側板13の内側の高さ方向略中央部には、本体キャビネット1の内部を、上下の二つに仕切るための中板18が横方向に渡されている。
【0041】
前記中板18の上面には、長尺状のレールである本体側レール70が固定され、この本体側レール70の内部には、本体側レール70から前後方向にスライド可能なスライドレール80がはめ込まれている。
左右の前記側板13の高さ方向の略中央の手前側には、上扉30を回動可能に軸支するために横方向に開口する孔からなる側板軸受け36が形成されている。この側板軸受け36と、上扉回転軸34の下部の上扉軸受け35に上扉回転軸34が挿入されることにより、上扉30が、上扉軸受け35の回りに回動可能な状態で、本体キャビネット1に軸支されるものである。
【0042】
前記本体キャビネット1の正面から向かって左側の側板13の手前側の端部には、下扉40が係合されている。この下扉40は、左側の側板13の手前側の縦方向の回転軸を中心として、回動することにより、正面開口部26の下部を開閉することができるように形成されているものである。
上記本体キャビネット1は、その底板15の上面に、遊技メダルを貯留し、或いは払い出すためのホッパーユニット5が設置されている。
【0043】
上記本体キャビネット1の正面から向かって左側の側板13の手前側の端部には、下扉40を係合して、回動可能に支持するための下扉用係合部37が形成されている。この下扉用係合部37は、下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのものであって、本体キャビネット1の下部の上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。上記下扉用係合部37は、いずれも上端側が自由端となるような円柱棒状の金属からなるものである。
【0044】
さらに、下扉用係合部37の対向側の側板13、すなわち本体キャビネット1に正面から向かって右側の側板13には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするための縦方向に突出する四角薄板状の突出片(下扉ロック機構、図示せず)が、本体キャビネット1の下部の上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
前記本体キャビネット1の中板18の下面には、遊技機S内部の各部品に電力を供給するための電源ユニット4が固定されている。そして、この電源ユニット4の上面側には、遊技機Sの各種の設定を変更するためのスイッチ等が配置されている。
【0045】
(交換ユニット9)
上記交換ユニット9は、スライドレール80に載置可能であるとともに、主制御装置25及びリールユニット22を備えている。具体的には、交換ユニット9は、遊技機S内部の部品を設置するための四角枠状の部材を組み合わせた枠状支持体21と、この枠状支持体21に固定されたリールユニット22及び制御ユニット24とから形成されている。
【0046】
ここで、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための回転手段からなる駆動モータを有している。また、前記制御ユニット24には、遊技及びスロットマシンの作動を制御するための主制御装置25と、特に図示していないが各種演出を行うための副制御装置が含まれている。
【0047】
前記交換ユニット9は、その下部に、具体的には、枠状支持体21の下部の四隅に、下方に向かって突出して、スライドレール80の挿入開口部84に挿入可能なスライド挿入部10が形成されている。このスライド挿入部10は、枠状支持体21の四隅の角から下方に延びる下方延設部86と、この下方延設部86から側方に延びる側方延設部87とから形成されている。そして、このスライド挿入部10は、下方延設部86と側方延設部87とにより、縦断面形状が略L字状に形成されているものである。
【0048】
(本体側レール70)
上記本体側レール70は、中板18の上面に正面から見て左右に2本、固定されているものである。そして、中板18の取付位置を予め所定位置に設けたことにより、この本体側レール70の高さ方向の取付位置は、前倒し状態の上扉30の裏面側の高さに位置するように設定されている。そして、この本体側レール70は、縦断面形状が略コ字状であって、全体形状が前後方向に長尺方向を有するものである。本体側レール70の下面の側端縁には、上方に向かって立設する立設部72が形成されている。この立設部72を設けたことにより、本体側レール70の内部に挿入したスライドレール80が、本体側レール70のコ字状の開口する側方への移動を制限することができ、スライドレール80が側方に簡単に外れないように形成しているものである。また、本体側レール70の上面は、その下面よりも幅が狭くなるように形成されている。これは、スライドレール80の内部に挿入したスライド挿入部10が、スライドレール80の前後方向へのスライドにともなって前後方向に移動しても、スライド挿入部10が本体側レール70の上面に当接して、スライド挿入部10のスライドの邪魔にならないように本体側レール70の上面の幅を小さくしているものである。すなわち、図5に示すように、スライドレール80の内部に挿入して載置されたスライド挿入部10の下方延設部86が、スライドレール80の前後方向へのスライドとともに、前後方向に移動しても、本体側レール70の上面に当接しないように設定されているものである。
【0049】
前記本体側レール70の上面の前面側の端縁には、下方に向かって僅かに折り曲げた前端折り曲げ部71が形成されている。これは、スライドレール80を本体側レール70の内部から手前側に引っ張っても、スライドレール80の上面の後端に上方に向かって折り曲げられた後端折り曲げ部85が、かかる前端折り曲げ部71に当たることにより、スライドレール80が本体側レール70から完全に取り外されないように形成されているものである。
【0050】
(スライドレール80)
上記スライドレール80は、本体側レール70の内部から手前側にむかって、本体側レール70に沿ってスライド可能に形成されているものである。そして、このスライドレール80は、手前側にスライドした状態で、前倒し状態の上扉30の裏面上に位置するように設定されている。なお、ここで、「手前側」とは、遊技機Sの前面側に作業者が立ち、作業者が、遊技機Sの前面側を正面に向きあって対峙した場合、作業者から見た作業者側の方向、すなわち遊技機Sから作業者の手元側への方向を意味するものである。
【0051】
前記スライドレール80は、縦断面形状が略コ字状の本体側レール70の内部に、挿入可能な縦断面形状が略コ字状であって、前後方向に長尺方向を有するものである。そして、スライドレール80の上面には、前後方向に2個、上方に向かって開口する挿入開口部84が形成されている。この挿入開口部84は、1本のスライドレール80の前後方向に2個形成され、2本のスライドレール80では、合計4個形成されている。そして、この4個の挿入開口部84は、交換ユニット9の枠状支持体21の4隅に設けた合計4個のスライド挿入部10が、それぞれ挿入可能な位置に形成されているものである。そして、それぞれの挿入開口部84の寸法形状は、交換ユニット9のスライド挿入部10を、スライドレール80内部に挿入可能な寸法形状に設定されている。
【0052】
前記挿入開口部84は、挿入したスライド挿入部10の前後端面に当接して、スライドレール80内部におけるスライド挿入部10の前後方向への移動を制限可能な移動制限部88を備えている。すなわち、1個の挿入開口部84は、前後方向に2個の移動制限部88を形成しているものである。これにより、挿入されたスライド挿入部10が、移動制限部88に当接して、前後方向への移動が制限される。なお、移動制限部88は、スライドレール80の上面の断面部分により形成されているが、特にこれに限定されるものではなく、スライドレール80の上面を下方に折り曲げて延設した折り曲げ片(図示せず)から形成されるようなものでも良い。移動制限部88を、かかる折り曲げ片とすることにより、広い面積でスライド挿入部10に当接することができて、力を分散させることができ、力が狭い面積に集中することによる変形等を回避することができる。
【0053】
なお、ここで、本実施の形態において、スライドレール80は、二つの挿入開口部84の間の上面を有しているが、かかる二つの挿入開口部84の間の上面を形成せずに、本実施の形態に係る二つの挿入開口部84を合体させて、スライドレール80の上面に長尺方向に連続する長い一つの挿入開口部84を設けても良いものである。かかる場合、最初の1個のスライド挿入部10の挿入位置は、長尺方向に長い挿入開口部84の適当な位置で挿入させることができ、その後、最初の1個目のスライド挿入部10が挿入開口部84の移動制限部88に当接するまで、交換ユニット9を移動させることにより、2個目のスライド挿入部10の挿入位置決めを簡単に決定することができ、交換ユニット9の取付作業を容易なものにすることができる。
【0054】
前記スライドレール80の上面の後端には、上方に向かって折り曲げられて、上方に向かって僅かに立設する後端折り曲げ部85が形成されている。この後端折り曲げ部85が、本体側レール70の上面の前端折り曲げ部71に当接することにより、スライドレール80が本体側レール70の内部から完全に引っ張り出されて両者が二つに分離することを回避することができる。
【0055】
前記スライドレール80は、その下面の前端付近に、本体側レール70から手前側に向かってスライドした際、略水平状態となった上扉30の裏面に当接可能な当接支持部81を備えている。この当接支持部81は、具体的には、前倒しされて、略水平状態となった上扉30の裏面上を前後方向に転がることが可能な円柱状の回転ローラー82を備えているものである。この回転ローラー82は、スライドレール80の下面の前端付近に開口する長方形状のローラー孔89の左右の内側面に、その回転の中心軸が横方向となるように軸支されているものである。
【0056】
スライドレール80は、本体側レール70から手前側に向かってスライドした際、略水平状態となった上扉30の裏面に当接支持部81を介して当接する。これにより、スライドレール80の上に交換ユニット9を載置して、スライドレール80に加わった荷重を、当接支持部81を介して、上扉30により支持することができる。これにより、交換ユニット9の荷重により、スライドレール80が変形することを回避することができる。また、スライドレール80だけで、交換ユニット9の荷重を支持しなくてもよいため、スライドレール80の剛性も小さなものにすることができ、スライドレール80も小さなものにすることができる。
【0057】
そして、当接支持部81は、回転ローラー82を備えているため、スライドレール80を本体側レール70から手前側に引き出すとき、或いは、奥側に向かって押し込むとき、回転ローラー82が、上扉30の裏面上を転がることができる。これにより、回転ローラー82と、上扉30の裏面との間の抵抗は、滑り摩擦ではなく、転がり摩擦とすることができ、当接支持部81と上扉30の裏面との間の摩擦抵抗力を小さなものにすることができる。したがって、スライドレール80の前後方向へのスライドによる出し入れを小さな力で行うことができて、スライドレール80の移動をスムーズなものにすることができる。
【0058】
(上扉30)
上記上扉30は、正面開口部26の上部を塞ぐためのものであって、本体キャビネット1の上部に回動自在に形成されている板状の扉である。この上扉30は、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる表示窓31を有し、周囲に飾り部33を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
【0059】
ここで、前記飾り部33は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示装置32は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
前記上扉30は、本体キャビネット1の内部に入り込まずに、本体キャビネット1の前端面より前面側に位置する表面側幅広部38と、本体キャビネット1の内部に入り込んで、本体キャビネット1の前端面より背面側に位置する裏面側幅狭部39とを備えている。表面側幅広部38は、裏面側幅狭部39よりも幅や高さが、僅かに大きくなるように形成されている。
【0060】
そして、上扉30の下部の左右の裏面側幅狭部39の下端には、上扉回転軸34を通すための横方向に軸方向を有する円柱状の孔である上扉軸受け35が形成されている。この上扉軸受け35と、本体キャビネット1の左右の側板13の側板軸受け36との両方に、抜け防止用の頭部を有する略円柱棒状の上扉回転軸34を内側から差し込むことにより、上扉30を回動可能に軸支することができる。この上扉回転軸34は、上扉30の下部を、本体キャビネット1の左右の側板に回動可能に軸支するため、上扉30の下部と、本体キャビネット1との間に横方向に回転の中心軸を有するように差し込まれた円柱棒状のものである。そして、上扉軸受け35及び側板軸受け36は、かかる上扉回転軸34を差し込み可能な孔であれば良いものであり、また、上扉回転軸34は、上扉軸受け35及び側板軸受け36に差し込んで、回動可能に軸支可能なものであれば良いものである。
【0061】
なお、ここで、上扉回転軸34は、上述したような抜け防止用の頭部を有する略円柱棒状のものに限定されるものではない。例えば、上扉回転軸34を、一部にねじが切られたボルトにしても良いものである。具体的には、ボルトである上扉回転軸34の外周面のうち、上扉軸受け35と整合する部分の外周面に、ねじが切られているようなものである。そして、上扉30の上扉軸受け35の内面には、かかるボルトからなる上扉回転軸34がねじ込み可能なねじが切られているものである。
【0062】
前記上扉30は、上扉回転軸34の回りに、上扉30の上部を手前側に向かって倒れる方向に回動させて、上扉30の裏面が、略水平となるような前倒し状態で上扉30を保持可能な水平保持手段60を備えている。この水平保持手段60は、立設した状態の上扉30の表面側幅広部38の下面側に位置して、上扉30を上扉回転軸34の回りに90度回転させた場合、本体キャビネット1の側板13の前面側の端面に当接可能な水平保持当接部61と、本体キャビネット1の側板13の前面側の端面とを備えているものである。すなわち、この水平保持当接部61は、上扉30を前倒し状態にしたときに、鉛直方向に立設する面である。この水平保持当接部61は、本体キャビネット1の側板13の前面側の端面に当接することにより、それ以上の上扉30の回転を阻止している。
【0063】
前記上扉30は、立設させた状態で、本体キャビネット1の側板13の前面側の端面に当選可能な立設保持当接部62を備えている。この立設保持当接部62は、表面側幅広部38の裏面側の端の面である。表面側幅広部38の裏面側には、幅が表面側幅広部38の幅と比較して僅かに小さな裏面側幅狭部39が形成されている。この裏面側幅狭部39の幅が表面側幅広部38よりも僅かに小さなことにより、表面側幅広部38の裏面側の端に出現する段差状の面である。上扉30を上扉回転軸34の回りに回動させて、鉛直方向に立設させた状態のときに、かかる立設保持当接部62が、本体キャビネット1の側板13の前面側の端面に当接可能に形成されているものである。この立設保持当接部62の幅は、本体キャビネット1の側板13の前面側の端面の幅と、略同一寸法に形成されている。
【0064】
(下扉40)
下扉40は、正面開口部26の下部を塞ぐためのものであって、本体キャビネット1の下部に回動自在に形成されている板状の扉である。
下扉40の上部は、スロットマシンSを作動させるための操作部41となっている。また、下扉40の下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネル50が嵌め込まれている。
【0065】
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ、正面側にはスタートスイッチ及びストップスイッチ及び鍵穴44が設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、下扉40を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40の下扉ロック機構のロックが解除されるものである。
【0066】
また、下扉40の裏面には、円柱棒状の下扉用係合部37と係合可能な円筒状の係合部(図示せず)が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉用係合部37の左右方向の対向側には、下扉40のロック機構(図示せず)が設けられている。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0068】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、安定した姿勢で交換作業を行うことができて、交換作業者の負担を抑えることができ、さらに、交換作業の際、上扉の裏面側を、作業台として利用することができ、交換作業を更に容易なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
【0069】
更に、請求項記載の発明によれば、荷重によりスライドレールが変形することを回避することができるようにした遊技機を提供することができる。
【0070】
更に、請求項記載の発明によれば、スライドレールの出し入れをスムーズなものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項
請求項記載の発明によれば、上記した請求項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0071】
すなわち、請求項記載の発明によれば、スライド挿入部及び挿入開口部を介して、交換ユニットのスライドレールからの着脱を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であって、遊技機のスライドレールを引き出した状態を示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態であって、遊技機の分解斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態であって、本体側レール及びスライドレールを示す外観斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態であって、スライドレールの手前側の先端を示す外観斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態であって、交換ユニットをスライドレールに取り付けた状態を示す一部縦断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態であって、上扉を立設させた状態を示す一部側面図である。
【図7】 本発明の実施の形態であって、上扉の前倒し状態を示す一部側面図である。
【図8】 本発明の実施の形態であって、上扉を立設させた状態を示す一部横断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態であって、上扉の前倒し状態を示す一部横断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態であって、上扉を立設させた状態を示す一部外観斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態であって、上扉の前倒し状態を示す一部外観斜視図である。
【符号の説明】
S 遊技機 1 本体キャビネット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 7 ロック機構
9 交換ユニット 10 スライド挿入部
11 上板 13 側板
15 底板 17 裏板
18 中板 21 枠状支持体
22 リールユニット 23 回転リール
24 制御ユニット 25 主制御装置
26 正面開口部 30 上扉
31 表示窓 32 表示装置
33 飾り部 34 上扉回転軸
35 上扉軸受け 36 側板軸受け
37 下扉用係合部 38 表面側幅広部
39 裏面側幅狭部 40 下扉
41 操作部 42 メダル投入口
43 メダル受け 44 鍵穴
50 前パネル 60 水平保持手段
61 水平保持当接部 62 立設保持当接部
70 本体側レール 71 前端折り曲げ部
72 立設部 80 スライドレール
81 当接支持部 82 回転ローラー
84 挿入開口部 85 後端折り曲げ部
86 下方延設部 87 側方延設部
88 移動制限部 89 ローラー孔

Claims (2)

  1. 正面側に開口する正面開口部を有する略箱状の本体キャビネットと、
    前記本体キャビネットの正面開口部の上部側を開閉自在に塞ぐための上扉と、
    前記本体キャビネットの正面開口部の下部側を開閉自在に塞ぐための下扉と、
    複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための回転手段を有するリールユニットと、
    前記回転リールの回転を制御するための主制御装置とを少なくとも備えた遊技機において、
    前記遊技機は、
    前記上扉の下部を、前記本体キャビネットに回動可能に軸支するため、前記上扉の下部及び前記本体キャビネットの間に横方向に回転の中心軸を設けた上扉回転軸と、
    前記上扉回転軸の回りに、前記上扉の上部を手前側に向かって倒れる方向に回動させて、前記上扉の裏面が、略水平となるような前倒し状態で前記上扉を保持可能な水平保持手段と、
    前記前倒し状態の前記上扉の裏面側の高さに位置して、前記本体キャビネットに固定した本体側レールと、
    前記本体側レールから手前側に向かって、前記本体側レールに沿ってスライド可能に形成されるとともに、手前側にスライドした状態で前記前倒し状態の前記上扉の裏面上に位置するスライドレールと、
    前記スライドレールに載置可能であるとともに、前記主制御装置及び前記リールユニットを少なくとも有する交換ユニットとを備え、
    前記スライドレールは、前記スライドレールの手前側に位置して、前記本体側レールから手前側に向かってスライドした際、略水平状態となった前記上扉の裏面に当接可能な当接支持部を備え、
    前記当接支持部は、前記スライドレールの手前側に軸支された円柱状であって、その外周面が前記上扉の裏面に位置して、前記上扉の裏面上を転がることが可能な回転ローラーを備え、
    交換ユニットを取り外す際には、スライドレールを、本体側レールから手前側に向かって引き出して、引き出した前記スライドレール上の前記交換ユニットの荷重を、前記スライドレールの手前側の前記回転ローラーを介して、前倒し状態の前記上扉の裏面で負担し、上扉の裏面上に位置するするように手前側に引き出した状態のスライドレールの上に載置された交換ユニットを取り外し、
    新たな交換ユニットを上扉の裏面上に位置するするように手前側に引き出したスライドレールの上に載置して、引き出した前記スライドレール上の前記交換ユニットの荷重を、前記スライドレールの手前側の前記回転ローラーを介して、前倒し状態の前記上扉の裏面で負担した後は、そのまま、スライドレールを奥側の本体側レールに向かってスライドさせることで、交換ユニットを本体キャビネット内部の奥側に移動させることができるように形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記交換ユニットの下部には、下方に向かって突出して、前記スライドレール内部に挿入可能なスライド挿入部を設け、
    前記スライドレールの上面には、上方に向かって開口して、前記交換ユニットのスライド挿入部を、前記スライドレール内部に上方から挿入可能な挿入開口部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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