JP3758774B2 - 液圧テンショナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のタイミング用のアプリケーションにおいてチェーン駆動装置とともに使用される液圧テンショナ装置に関し、詳細には、液圧テンショナおよびテンショナアームが一体化されたものに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
液圧チェーンテンショナのような緊張力付加装置が、複数のスプロケット間を走行する動力伝達用チェーンあるいは他の類似の動力伝達装置の制御装置として用いられている。
【0003】
一般に、騒音やスリップあるいは歯飛び(tooth jumping)を防止するために、チェーンにある程度の緊張力を与えてこれを維持することは重要なことである。このような歯飛びを防止することは、内燃機関におけるチェーン駆動のカムシャフトの場合にとくに重要である。というのは、歯飛びによりカムシャフトのタイミングが数度ずれ、その結果、エンジンが作動不良を起こしたり、損傷が発生したりするからである。
【0004】
しかしながら、内燃機関が運転される過酷な環境下においては、チェーンの緊張力は、温度の幅広い変化や、チェーンおよびテンショナを含む、エンジンの種々の部品間の線膨張係数の違いにより、変化し得る。その上、長期間の使用によるチェーン部品の摩耗がチェーンの緊張力の低下をもたらし得る。また、カムシャフトおよびクランクシャフトにより生じる捩じり振動がチェーンの緊張力を著しく変化させる。このような緊張力の変化が、チェーンの剛性によって決定されるチェーンの伸びにつながることになる。
【0005】
液圧チェーンテンショナは、一般に、チャンバ内にスライド可能に設けられ、かつチェーンに緊張力を作用するようにスプリングによって外方に付勢されたプランジャを有している。プランジャの端部には、チェーンに緊張力を付加するのを補助するためにレバー、アームあるいはシューが用いられることが多い。オイルポンプ等の外部の加圧流体源からの液圧は、ハウジング内に形成される流路を通ってチャンバ内に流入する。液圧およびスプリング力の合力によって、プランジャが容易に外方に移動させられる。
【0006】
一方、プランジャが逆方向(内方)に移動しようとする場合には、一般に、チャンバからの流体の流出を制限するチェックバルブが設けられる。このようにして、テンショナは、一方向(外方)には容易に移動するが逆方向(内方)には移動しにくいといういわゆる逆止機能を獲得するのである。
【0007】
チェーンに緊張力を付加するための枢支レバーと液圧テンショナとを用いたチェーンテンショナの一例は、佐藤らによる米国特許第 5,318,482号に記述されている。佐藤らは、チェーンに適切な緊張力を作用するために枢支レバーをチェーン側に押圧するプランジャを備えた従来の液圧テンショナを示している。しかしながら、このチェーンテンショナの場合には、液圧テンショナおよび枢支レバーが、互いに完全に分離されている。
【0008】
チェーンに緊張力を付加するためのシューと液圧テンショナとを使用するチェーンテンショナの他の例は、鈴木らによる米国特許第 5,314,388号に記述されている。鈴木らは、チェーンに緊張力を作用するためにシューをチェーン側に押圧するプランジャを備えた、オイル作動のテンショナを示している。テンショナには、オイルポンプのような外部の流体源から絶えずオイルが供給されている。さらに、シューは、テンショナの外側においてプランジャ外側端に取り付けられている。
【0009】
一方、本発明は、従来の液圧チェーンテンショナに対して改良された液圧チェーンテンショナを提供しようとしている。本発明においては、液圧チェーンテンショナが、該テンショナにオイルを供給するための流体リザーバを備えたテンショナアームと一体に構成されている。このため、本発明の一体型チェーンテンショナは、従来の液圧チェーンテンショナと比較して据付けが簡単かつ容易である。
【0010】
このように本発明の目的は、据付けを簡単かつ容易に行える液圧テンショナ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る液圧テンショナ装置は、アーム一体型の液圧テンショナ装置であって、テンショナアームと、液圧テンショナとを備えており、前記テンショナアームが、第1の側面と、前記第1の側面から離れた第2の側面と、第1の端部と、前記第1の端部から離れた第2の端部と、前記第1,第2の側面および前記第1,第2の端部の少なくとも一部によって画成される流体リザーバと、前記第1の端部に配置された枢支孔と、前記第1の側面に配置されたテンショナ孔とを有し、前記液圧テンショナが、前記テンショナ孔内に配置されるとともに、前記流体リザーバと連絡しており、前記液圧テンショナが、前記流体チャンバと連絡する開孔を有しかつ前記テンショナ孔内に配置されるシールカップと、前記シールカップ内にスライド可能に設けられるプランジャと、前記シールカップの開孔の近傍において前記シールカップに取り付けられるとともに、中央の孔を有する支持プレートと、前記プランジャおよび支持プレート間に配置される付勢手段と、前記支持プレートの中央の孔内に配置されたチェックバルブとをさらに備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項1において、前記枢支孔が前記流体リザーバと連絡していることを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項1において、前記テンショナアームが、前記テンショナ孔の下方位置に配置されたキャビティをさらに有しており、該キャビティが、前記第1,第2の側面および前記第2の端部の少なくとも一部によって画成されていることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項1において、前記テンショナアームが、前記流体リザーバ内に配置されかつ第1,第2のチャンバを画成するダムをさらに有している。
【0015】
請求項5の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項1において、前記テンショナアームの第1の側面がオイル収集口をさらに有していることを特徴としている。
【0016】
請求項6の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項1において、前記テンショナアームが第1,第2の流路をさらに有しており、前記第1の流路が前記枢支孔および流体リザーバ間を連絡し、前記第2の流路が前記流体リザーバおよびテンショナ孔間を連絡していることを特徴としている。
【0017】
請求項7の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項6において、前記液圧テンショナが、前記テンショナ孔内にスライド可能に挿入されたプランジャと、前記第2の流路の近傍において前記テンショナ孔内に取り付けられ、中央の孔を有する支持プレートと、前記プランジャおよび支持プレート間に配置された付勢手段と、前記支持プレートの中央の孔内に配置されたチェックバルブとをさらに備えたことを特徴としている。
【0018】
請求項8の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項7において、前記枢支孔内に配置された枢支ピンをさらに備え、前記枢支ピンが、その一端部から延びる中央の孔と、前記中央の孔および前記枢支孔と連絡する横方向の孔とを有していることを特徴としている。
【0019】
請求項9の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項8において、前記テンショナアームが、前記第2の側面に少なくとも一つの開孔をさらに有していることを特徴としている。
【0020】
請求項10の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項4において、前記第1のチャンバが前記枢支孔および液圧テンショナと連絡するとともに、メータオリフィスが前記第1,第2のチャンバを接続していることを特徴としている。
【0021】
請求項11の発明に係る液圧テンショナ装置は、請求項1において、前記第2の側面が少なくとも一つの開孔を有していることを特徴としている。
【0022】
本発明に係る液圧テンショナ装置においては、内部に流体リザーバを有するテンショナアームの側面にテンショナ孔を、端部に枢支孔をそれぞれ形成するとともに、流体リザーバと連絡する液圧テンショナをテンショナ孔内に配置したので、該液圧テンショナ装置を据え付ける際には、テンショナアームの枢支孔内に枢支用のピン等の部材を取り付けるだけで済み、これにより、据付けを簡単かつ容易に行えるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
発明の要約
本発明は、第1,第2の側面および第1,第2の端部を有するテンショナアームを備えた一体型チェーンテンショナを提供する。流体リザーバは、第1,第2の側面および第1,第2の端部の少なくとも一部によって画成されている。テンショナは、第2の端部に配置された枢支用の孔と、第1の側面に配置されたテンショナ孔とを有している。テンショナ孔内には、リザーバと連絡するように液圧テンショナが配置されている。
【0024】
本発明の一実施態様においては、テンショナアームが少なくとも一つの開孔を第2の側面に有しており、またオイル収集口(catch)を第1の側面に有している。
【0025】
他の実施態様においては、テンショナアームが、テンショナ孔の近傍に配置されかつ第1,第2の側面および第2の端部の少なくとも一部によって画成されたキャビティをさらに有している。また、第2の端部の近傍にはダムが配置されている。さらに、テンショナ孔には、液圧テンショナの少なくとも一部を囲むためのシールカップが取り付けられている。
【0026】
テンショナアーム内の流体リザーバは、さらに第1および第2のチャンバを有していてもよい。第1のチャンバは、枢支用の孔および液圧テンショナに連絡している。また、第1および第2のチャンバを接続するためのメータオリフィス(metering orifice) が設けられているのが好ましい。
【0027】
テンショナアームは、さらに第1および第2の流路を有していてもよい。第1の流路は、枢支用の孔と流体リザーバとの間を連絡しており、第2の流路は、流体リザーバと液圧テンショナとの間を連絡している。
【0028】
好ましい実施態様の詳細な説明
以下、本発明の実施態様について図面を用いて説明する。
図1は、チェーン8に緊張力を作用させるための、本発明によるアーム一体型のチェーンテンショナを示している。このチェーンテンショナ10は、緊張力が作用させられるチェーン8の近傍に配置されている。チェーン8が弛み始めると、テンショナアーム12がチェーン8に押付力を及ぼしてチェーン8の緊張力を維持させる。
【0029】
図2に最もよく示されている本発明の好ましい実施態様においては、一体型のチェーンテンショナ10が、テンショナアーム12および液圧テンショナ14から構成されている。テンショナアーム12および液圧テンショナ14は、ただ一つの全体要素でチェーンテンショナ10を構成するように一体化されている。
【0030】
テンショナアーム12は、第1の側面16と、これから離れた第2の側面18とを有している。第1,第2の側面16,18の間には、第1の端部20と、これから離れた第2の端部22とが配置されている。好ましくは、第1,第2の端部20,22は第1,第2の側面16,18に連結されている。
【0031】
図2に示すように、第2の側面18は、緊張力を作用させるべきチェーンと接触するチェーン摩耗面を提供している。第2の側面18は、適切なチェーン走行面を提供するように弧状に形成されているのが好ましい。第2の側面18が、製造上および消費者の好みによって指示される適切な形状であればどんな形状であってもよいことは、当業者には当然理解されるだろう。
【0032】
テンショナアーム12は、耐久性のある何らかの耐摩耗材料から製作される。高耐摩耗性および高耐久性の特徴を有するたとえばナイロンのような合成材料が用いられ得る。とくにナイロン6/6は、使用され得る市販材料の一つである。あるいはテンショナアーム12は、同様に高耐摩耗性および高耐久性の特徴を有するPEEK(polyester ethylene ketone) から構成されていてもよい。またテンショナアーム12は、たとえばガラス繊維を含んだナイロン6/6のような複合材料から構成されていてもよい。
【0033】
図2ないし図5に示す実施態様においては、第1,第2の側面および第1,第2の端部の少なくとも一部によって流体リザーバ24または124が画成されている。流体リザーバ24または124を満たす流体はどんな種類の流体であってもよい。好ましくは、流体リザーバ24または124は、オイルのような潤滑油で満たされる。
【0034】
テンショナアーム12はまた、第2の側面18に形成された少なくとも一つの開孔40を有している。各開孔40を通して、流体リザーバ24内の流体がチェーン8を潤滑することができる。開孔40の個数は、与えられたチェーン摩耗域のために要求される潤滑油量に応じて変化し得る。
【0035】
図2ないし図5にも示されるように、テンショナアーム12または112の第1の端部20または120には、枢支孔26または126が設けられている。枢支孔26は、図2および図3に示すように、流体リザーバ24に接続されていてもよい。このような接続により、枢支孔26を通じて流体リザーバ24を流体で満たすことができる。
【0036】
緊張力を作用させるべきチェーンの近傍にテンショナアーム12を枢支可能に連結するために、枢支孔26内には枢支ピン28が配置される。図2および図3に示される実施態様においては、枢支ピン28が枢支孔26内に配置されていても、枢支孔26を通じて流体リザーバ24を流体で満たすことができるように枢支ピン28が設けられているのが好ましい。
【0037】
図6に示すように、枢支ピン28は第1,第2の端部71,72を有しており、第2の端部72は、エンジンのような固定構造物73に取り付けられている。中央の孔74は、第1の端部71から枢支ピン28の内部に延びている。中央の孔74に直交しかつ接続される横方向の孔75が枢支ピン28内に延びている。
【0038】
図6に示されるように、孔75の周囲において枢支ピン28の外径の一部分は、枢支孔26の内径よりも小さくなっている。これにより、横方向の孔75が枢支孔26と連絡している。図2および図3に示される実施態様の枢支孔26は流体リザーバ24に接続されているので、横方向の孔75も枢支孔26を通じて流体リザーバ24に接続されることになる。
【0039】
したがって、枢支ピン28内部の中央の孔74および横方向の孔75を通り、さらに枢支孔26を通って、流体リザーバ24に流体が供給される。好ましい一つの実施態様においては、エンジンのシリンダブロック側の孔から枢支ピンを通って流体が供給されるようになっている。
【0040】
また、枢支ピン28の第1の端部71および横方向の孔75間において枢支ピン28の周囲には、第1のオーリング76が装着されている。枢支ピン28の第2の端部72および横方向の孔75間において枢支ピン28の周囲には、第2のオーリング77が装着されている。さらに、枢支ピン28の第1の端部71には、テンショナアーム12が枢支ピン28から外れるのを防止しかつ流体リザーバ24から枢支ピン28内部を通って流体が漏出するのを防止するための留め具78が設けられている。
【0041】
図2ないし図4に示すように、テンショナアーム12の第2の端部22の近傍において第1の側面16には、テンショナ孔30が形成されている。テンショナ孔30内には、流体リザーバ24と連絡するように液圧テンショナ14が挿入されている。
【0042】
同様に図5に示すように、テンショナアーム112の第2の端部122の近傍において第1の側面116には、テンショナ孔130が形成されている。テンショナ孔130内には、流体リザーバ124と連絡するように液圧テンショナ114が挿入されている。
【0043】
図2に示されるように、液圧テンショナ14は、シールカップ32,プランジャ31,支持プレート37,スプリング33およびチェックバルブ35から構成されている。
【0044】
シールカップ32は、テンショナ孔30内にシール可能に取り付けられている。シールカップ32は、テンショナアーム12の第1の側面16と一体的に形成されているか、あるいは分離された部材であるのが好ましい。シールカップ32は、流体が流体リザーバ24からシールカップ32内に流入できるようにするための開孔34を有している。
【0045】
シールカップ32は、流体リザーバ24と連絡するオリフィス36をテンショナアーム12の第2の端部22の近傍に有している。これにより、オリフィス36は、流体のリーク通路およびエア除去のための通路として作用する。
【0046】
プランジャ31は、シールカップ32内にスライド可能に取り付けられており、支持プレート37が開孔34の近傍においてシールカップ32にシール可能に取り付けられている。支持プレート37は中央の孔39を有している。
【0047】
プランジャ31および支持プレート37間には、スプリング33が配置されている。スプリング33は、シールカップ32から外方に、つまりエンジンまたは反作用プレートのような固定面5側にプランジャ31を付勢している。
【0048】
チェックバルブ35は、支持プレート37の中央の孔39内に配置されている。チェックバルブ35は、流体が流体リザーバ24からシールカップ32の開孔34を通ってプランジャ31内に流入するのを許容する一方、プランジャ31内の流体が開孔34を通って流体リザーバ24内に戻るのを制限する。
【0049】
一般に、本発明の液圧テンショナにおいては、どんな型のチェックバルブを用いてもよい。たとえば木村らによる米国特許第 4,708,696号に開示されるようなボールチェックバルブが、本発明の液圧テンショナに使用される。あるいは、ポール・ジュニアの米国特許第 3,896,834号に開示されるようなスプリングチェックバルブが、本発明の液圧テンショナに使用される。
【0050】
さらに、チョーの米国特許第 5,116,284号に開示されるようなボールスプリングチェックバルブが、本発明の液圧テンショナに使用される。また、モットの米国特許第 5,277,664号に開示されるような可変オリフィスチェックバルブもまた本発明の液圧テンショナに使用される。なお、上記各特許の全開示内容は、引用することによってそれぞれ本明細書の中に含まれる。
【0051】
テンショナ孔30の近傍には、第1の側面16,第2の側面18および第2の端部22の少なくとも一部によって画成されるキャビティ42が配置されている。キャビティ42は、テンショナ孔30よりも第2の端部22に接近して配置されている。このキャビティ42により、流体リザーバ24内に存在するスラッジを集めることができ、これにより、液圧テンショナ14がより効果的に運転されることになる。したがって、キャビティ42は、テンショナ孔30を越えて第1の端部20側に延在していないことが重要である。
【0052】
テンショナアーム12は、第1,第2の側面16,18間において第2の端部22の近傍に配置されたダム44を有している。ダム44は、第2の端部22と一体に形成されかつテンショナ孔30を越えて流体リザーバ24内に延びているのが好ましい。あるいは、ダム44は、第1,第2の側面16,18のいずれか一方と一体に形成されかつテンショナ孔30を越えて流体リザーバ24内に延びているL型形状のものが好ましい。
【0053】
ダム44は、エンジンの運転停止中において流体リザーバ24内の流体の損失を防止するとともに、チェーンを潤滑するオイルが過剰に漏出するのを防止している。すなわち、ダム44を設けることで、流体リザーバ24内にオイルが少ない場合であっても液圧テンショナ14側に必要量の流体が確保できるとともに、第2の側面18の開孔40から流出する流量が制限されて、チェーンを潤滑するオイルが過剰に漏出しないようになっている。
【0054】
したがって、ダム44はテンショナ孔30を越えて延びていることが重要である。ダム44内に溜められた流体によって、液圧テンショナ14の運転に必要な流体が提供される。
【0055】
ダム44は、流体リザーバ24を第1チャンバ46および第2のチャンバ48に分割している。図3に示す実施態様においては、第1のチャンバ46が枢支孔26および液圧テンショナ14と連絡している。第2のチャンバ48は、第2の側面18と接触しており、第2の側面18に形成された開孔40を通じてチェーンと連絡している。したがって、この実施態様では、液圧テンショナ14およびテンショナアーム12への流体の供給が互いに分離して制御される。
【0056】
また、図3に示す第1および第2のチャンバ46,48を接続するために、メータオリフィス(a metering orifice)50が用いられている。このメータオリフィス50により、第1,第2のチャンバ46,48がより一層制御されるとともに、流体を充填し易くなる。
【0057】
図4に示される実施態様においては、第1の側面16が第1の端部20から切り離れて、第1の側面16の一部がオイル収集口を形成している。このオイル収集口は、外部の流体源から流出する流体を流体リザーバ24内に導くものである。
【0058】
図5には、本発明によるアーム一体型チェーンテンショナの他の実施態様が示されている。このチェーンテンショナは、テンショナアーム112と、液圧テンショナ114とを備えている。上述した好ましい実施態様と同様に、テンショナアーム112および液圧テンショナ114は、ただ一つの全体要素でチェーンテンショナを構成するように一体化されている。
【0059】
テンショナアーム12は、第1の側面116と、これから離れた第2の側面118とを有している。第1,第2の側面116,118の間には、第1の端部120が配置されている。同様に、第1,第2の側面116,118の間には、第1の端部から離れた第2の端部122が配置されている。
【0060】
流体リザーバ124は、第1の側面116,第2の側面118,第1の端部120および第2の端部122の少なくとも一部によって画成されている。
テンショナアーム112はまた、第2の側面118に形成された少なくとも一つの開孔140を有している。開孔140により、流体リザーバ124内の流体がチェーンを潤滑することができる。開孔140の個数は、与えられたチェーン摩耗域のために要求される潤滑油量に応じて変化し得る。
【0061】
テンショナアーム112の第1の端部120には、枢支孔126が配置されている。テンショナアーム112はまた、枢支孔126および流体リザーバ124間を連絡する第1の流路154を有している。これにより、枢支孔126が第1の流路154を通じて流体リザーバ124に連絡している。このような連絡により、枢支孔126からの流体で流体リザーバ124を満たすことができる。
【0062】
枢支孔126内には、緊張力を作用させるべきチェーンの近傍にテンショナアーム112を枢支可能に取り付けるための枢支ピン128が配置されている。枢支ピン128が枢支孔126内に配置されていても、枢支孔126を通じて流体リザーバ124を流体で満たすことができるように枢支ピン128が設けられているのが好ましい。
【0063】
図7に示すように、枢支ピン128は、第1および第2の端部171,172を有しており、第2の端部172は、たとえばエンジンのような固定構造物173に取り付けられている。中央の孔174は、第1の端部171から枢支ピン128の内部に延びている。また、枢支ピン128の内部には、孔174と直交しかつ孔174と連絡する横方向の孔175が形成されている。
【0064】
図7に示されるように、孔175の周囲において枢支ピン128の外径の少なくとも一部分は、枢支孔126の内径よりも小さくなっている。これにより、横方向の孔175が枢支孔126と連絡している。図5に示される実施態様の枢支孔126は第1の流路154を介して流体リザーバ124に接続されているので、横方向の孔175も枢支孔126および第1の流路154を通じて流体リザーバ124に接続されることになる。
【0065】
したがって、流体は、枢支ピン128内部の中央の孔174および横方向の孔175を通り、さらに枢支孔126および第1の流路154を通って、流体リザーバ124に供給される。
【0066】
また、枢支ピン128の第1の端部171および横方向の孔175間において枢支ピン128の周囲には、第1のオーリング176が装着されている。枢支ピン128の第2の端部172および横方向の孔175間において枢支ピン128の周囲には、第2のオーリング177が装着されている。
【0067】
さらに、枢支ピン128の第1の端部171には、テンショナアーム112が枢支ピン128から外れるのを防止しかつ流体リザーバ124から枢支ピン128内部を通って流体が漏出するのを防止するための留め具178が設けられている。
【0068】
図5に示すように、テンショナアーム112の第2の端部122の近傍において第1の側面116には、テンショナ孔130が形成されている。テンショナアーム112はまた、流体リザーバ124およびテンショナ孔130間を接続する第2の流路156を有している。
【0069】
テンショナ孔130内には、第2の流路156と連絡するように液圧テンショナ114が配置されている。図5に示されるように、液圧テンショナ114は、プランジャ131,支持プレート137,スプリング133およびチェックバルブ135から構成されている。
【0070】
プランジャ131は、テンショナ孔130内にスライド可能に挿入されており、支持プレート137は、第2の流路156の近傍においてテンショナ孔130内にシール可能に取り付けられている。支持プレート137はまた中央の孔139を有している。
【0071】
プランジャ131および支持プレート137間には、スプリング133が配置されている。これにより、スプリング133がプランジャ131をテンショナ孔130から外方に、つまり固定された反作用プレート105側に付勢している。
【0072】
反作用プレート105は、第1,第2の留め具106,107により、エンジンのような図示しない固定構造物に取り付けられている。図5に示すように、反作用プレート105はまた溝108を有している。溝105は、プランジャ131を受け入れかつプランジャ131が該溝105内でチェーン走行方向と平行な方向(図5上下方向)にスライドできるように、設けられている。また溝105は、チェーン走行方向と直交する水平方向へのプランジャの移動を制限する。
【0073】
チェックバルブ135は、支持プレート137の中央の孔139内に配置されている。チェックバルブ135は、第2の流路156から孔139を通ってテンショナ孔130内に流入する流体の流れを許容する。その一方、チェックバルブ135は、孔139を通って第2の流路156に戻る流体の流れを制限する。
【0074】
図5に示す実施態様の液圧テンショナには、上記好ましい実施態様の場合と同様に、上述したいずれかのチェックバルブが使用される。
【0075】
また、この実施態様においては、流体リザーバ124は、開口158および該開口のための着脱自在なカバー(図示せず)を第1の側面116に有している。
【0076】
第2の端部122の近傍には、第2の流路156および第2の側面118間を連絡するための排出孔160が形成されている。この排出孔160により、流体リザーバ124から第2の流路156を通って容易に流体を排出することができる。また、排出孔160を覆いかつ流体リザーバ124から流体が排出されるのを防止するために、排出孔160にはドレンプラグ(a drain plug)が装着される。
【0077】
本発明による液圧テンショナ装置は、以下に説明するように作動する。
このアーム一体型の液圧テンショナ装置は、緊張力を作用させるべきチェーン8の近傍において枢支ピン28の回りを枢支可能に取り付けられる。すなわち、液圧テンショナ装置の取付けは、テンショナアーム12の枢支孔26内に枢支ピン28を取り付けるだけで済み、これにより、本装置の据付けを簡単かつ容易に行える。
【0078】
液圧テンショナ14,114においては、スプリング33がプランジャ31をシールカップ32から外方に付勢しているとき、またはスプリング133がプランジャ131をテンショナ孔130から外方に付勢しているとき、シールカップ32の開孔34または第2の流路156を通じて流体リザーバ24または124から流体を引き込む。
【0079】
スプリング33または133のばね力と、シールカップ32内またはテンショナ孔130内の液圧との合力が、プランジャ31または131を固定面5または105に接触させる。
【0080】
プランジャ31または131が固定面5または105に接触すると、液圧テンショナ14,114がテンショナアーム12または112をチェーン側に押し付ける。チェックバルブ35または135が、液圧テンショナ内部への流体の流れのみを許容し、液圧テンショナ外部への流体の流れを制限するので、液圧テンショナ内の液圧が維持される。そして、液圧はスプリング力とともに、プランジャ31または131を固定面5または105側に付勢し続ける。これにより、テンショナアーム12または112がチェーンに緊張力を作用させる。
【0081】
チェーン8に緊張力が作用した後、本発明のチェーンテンショナ10はまた、該チェーン8を潤滑する。チェーン8は、テンショナアーム12,112の第2の側面18,118に形成された各開孔40,140により潤滑される。これらの開孔40,140は、流体が流体リザーバ24,124内からチェーン側に流出するのを許容する。これにより、チェーンは、テンショナアーム12,112の第2の側面18,118に沿って走行する際に潤滑されることになる。
【0082】
運転に際しては、本発明は、スプロケット間の心間距離が小さいチェーンを有する内燃機関のタイミングシステムにとくに有利に適用され得る。テンショナアームの第1および第2の側面が、所望の緊張力を作用するのに必要な適切な長さであればどんな長さであってもよいことは、当業者には当然理解されるだろう。
【0083】
同様に、液圧テンショナのプランジャの長さは、所望の緊張力を作用させるのに必要な適切な長さであればどんな長さであってもよい。また、本発明がチェーン以外の他の装置、たとえばベルトに緊張力を作用させるのに利用され得ることは明らかである。
【0084】
本発明が関連する技術分野の当業者は、とくに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神あるいは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を利用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としてのみみなされるべきものであり、限定的なものではない。それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容よりもむしろ特許請求の範囲に示されている。
【0085】
したがって、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてきたものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって明らかであろう。
【0086】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る液圧テンショナ装置では、内部に流体リザーバを有するテンショナアームの側面にテンショナ孔を、端部に枢支孔をそれぞれ形成するとともに、流体リザーバと連絡する液圧テンショナをテンショナ孔内に配置するようにしたので、該液圧テンショナ装置を据え付ける際には、テンショナアームの枢支孔内に枢支部材を取り付けるだけで済み、これにより、据付けを簡単かつ容易に行えるようになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアーム一体型の液圧テンショナ装置の正面概略図。
【図2】本発明によるアーム一体型の液圧テンショナ装置の好ましい実施態様の正面断面図。
【図3】本発明によるアーム一体型の液圧テンショナ装置の他の実施態様の正面断面図。
【図4】本発明によるアーム一体型の液圧テンショナ装置のさらに他の実施態様の正面断面図。
【図5】本発明によるアーム一体型の液圧テンショナ装置の別の実施態様の正面断面図。
【図6】図2および図3に示すアーム一体型の液圧テンショナ装置を枢支連結するのに使用される枢支ピンの断面図。
【図7】図5に示すアーム一体型の液圧テンショナ装置を枢支連結するのに使用される枢支ピンの断面図。
【符号の説明】
10 チェーンテンショナ(アーム一体型の液圧テンショナ装置)
12 テンショナアーム
14 液圧テンショナ
16 第1の側面
18 第2の側面
20 第1の端部
22 第2の端部
24 流体リザーバ
26 枢支孔
30 テンショナ孔
Claims (11)
- アーム一体型の液圧テンショナ装置であって、
テンショナアームと、液圧テンショナとを備え、
前記テンショナアームが、第1の側面と、前記第1の側面から離れた第2の側面と、第1の端部と、前記第1の端部から離れた第2の端部と、前記第1,第2の側面および前記第1,第2の端部の少なくとも一部によって画成される流体リザーバと、前記第1の端部に配置された枢支孔と、前記第1の側面に配置されたテンショナ孔とを有し、
前記液圧テンショナが、前記テンショナ孔内に配置されるとともに、前記流体リザーバと連絡しており、
前記液圧テンショナが、
前記流体チャンバと連絡する開孔を有しかつ前記テンショナ孔内に配置されるシールカップと、
前記シールカップ内にスライド可能に設けられるプランジャと、
前記シールカップの開孔の近傍において前記シールカップに取り付けられるとともに、中央の孔を有する支持プレートと、
前記プランジャおよび支持プレート間に配置される付勢手段と、
前記支持プレートの中央の孔内に配置されたチェックバルブとをさらに備えた、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項1記載の液圧テンショナ装置において、
前記枢支孔が前記流体リザーバと連絡している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項1記載の液圧テンショナ装置において、
前記テンショナアームが、前記テンショナ孔の下方位置に配置されたキャビティをさらに有しており、該キャビティが、前記第1,第2の側面および前記第2の端部の少なくとも一部によって画成されている、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項1記載の液圧テンショナ装置において、
前記テンショナアームが、前記流体リザーバ内に配置されかつ第1,第2のチャンバを画成するダムをさらに有している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項1記載の液圧テンショナ装置において、
前記テンショナアームの第1の側面がオイル収集口をさらに有している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項1記載の液圧テンショナ装置において、
前記テンショナアームが第1,第2の流路をさらに有しており、前記第1の流路が前記枢支孔および流体リザーバ間を連絡し、前記第2の流路が前記流体リザーバおよびテンショナ孔間を連絡している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項6記載の液圧テンショナ装置において、
前記液圧テンショナが、
前記テンショナ孔内にスライド可能に挿入されたプランジャと、
前記第2の流路の近傍において前記テンショナ孔内に取り付けられ、中央の孔を有する支持プレートと、
前記プランジャおよび支持プレート間に配置された付勢手段と、
前記支持プレートの中央の孔内に配置されたチェックバルブとをさらに備えた、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項7記載の液圧テンショナ装置において、
前記枢支孔内に配置された枢支ピンをさらに備え、
前記枢支ピンが、その一端部から延びる中央の孔と、前記中央の孔および前記枢支孔と連絡する横方向の孔とを有している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項8記載の液圧テンショナ装置において、
前記テンショナアームが、前記第2の側面に少なくとも一つの開孔をさらに有している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項4記載の液圧テンショナ装置において、
前記第1のチャンバが前記枢支孔および液圧テンショナと連絡するとともに、メータオリフィスが前記第1,第2のチャンバを接続している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。 - 請求項1記載の液圧テンショナ装置において、
前記第2の側面が、少なくとも一つの開孔を有している、
ことを特徴とする液圧テンショナ装置。
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