JP3742819B2 - ディスク状記録媒体の保管ケース - Google Patents
ディスク状記録媒体の保管ケース Download PDFInfo
- Publication number
- JP3742819B2 JP3742819B2 JP28988896A JP28988896A JP3742819B2 JP 3742819 B2 JP3742819 B2 JP 3742819B2 JP 28988896 A JP28988896 A JP 28988896A JP 28988896 A JP28988896 A JP 28988896A JP 3742819 B2 JP3742819 B2 JP 3742819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaped recording
- recording medium
- mount
- disc
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
- Packaging For Recording Disks (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD、CD−ROM、CD−R、DVD等のディスク状記録媒体の保管ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、CD、CD−ROM、DVD等のディスク状記録媒体は、専用のプラスチックケース(ハードケース)に入れて保護し、保管するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、前記のような専用ケースに入れて保管する場合、ディスク状記録媒体の厚さに対してケースの厚さが大きく嵩張って、保管スペースが大きくなると共に、持ち運びに不便となる問題を有する。
【0004】
特に、近年、コンピュータソフトのCD−ROM化により、これらのディスク状記録媒体の保有枚数が増大しており、その収納、保管スペースの小型化、携帯性の向上が要望されている。
【0005】
また、ディスク状記録媒体を保管する際には、ディスク状記録媒体の側表面と専用ケースがこすれて傷が付いたり、また、ホコリ等の付着は避けることができず、その程度によっては記録再生不良の原因となることもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明のディスク状記録媒体の保管ケースは、ディスク状記録媒体を保持する少なくとも1枚からなる台紙を、バインダリーフに取着、積層可能なように収納し、前記バインダリーフを格納する容器からなり、前記台紙の少なくとも片側表面に、ディスク状記録媒体を貼脱可能な粘着層を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
前記台紙の粘着層はシリコーンゴム等によって形成され、ディスク状記録媒体の平滑な表面を、その粘着層に着脱可能に貼り付けることによって保持するものである。上記のように台紙にディスク状記録媒体を保持した後には、バインダリーフを容器に格納して保管もしくは携帯するものである。また、前記台紙の粘着層からディスク状記録媒体を剥離した際には、このディスク状記録媒体の表面に付着していたホコリ、ゴミ等は粘着層に付着したままとなるので、表面をクリーニングしたのと同等の効果が得られる。
【0008】
前記台紙を2枚以上バインダリーフに収納する場合に、この台紙の間に間紙層を設けるのが、台紙同士の粘着を防止すること、またはディスク状記録媒体への傷防止の点などから好適である。また、台紙の片面に粘着層を設け、他方の面にシボ加工を施して、このシボ加工面と前記粘着層とが相対向するように重ねてバインダリーフに収納するように設けるのが、同様に台紙同士の粘着を防止する点から好ましい。
【0009】
一方、前記間紙層または前記台紙の粘着層と反対側の面を袋構造に設けるのが、インデックスシート等の収納を行う点から好適である。
【0010】
【発明の効果】
上記のような本発明によれば、ディスク状記録媒体を貼脱可能な粘着層を設けた台紙に貼り付けバインダリーフに収納する形態としたので、前記ディスク状記録媒体を複数枚収納しても、その厚みは専用ケースに収納する場合に比べて薄く、コンパクトで携帯性に優れる。しかも、ディスク状記録媒体の記録面を粘着層に密着していることで、収納時に擦れて記録面に傷が付くようなこともなく、さらに、この記録面へのゴミ、ホコリの付着も防止することができる。また、粘着層からのディスク状記録媒体の剥離時には記録面に付着していたゴミ、ホコリが粘着層に付着して除去することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0012】
<第1の実施の形態>
図1は一例のディスク状記録媒体の保管ケースの斜視図で、図2はディスク状記録媒体の収納状態を示す斜視図、図3は要部正面図である。
【0013】
保管ケースは、ディスク状記録媒体1を保持する少なくとも1枚からなる台紙5を収納したバインダリーフ2と、このバインダリーフ2を格納する容器4とからなる。上記台紙5は、バインダリーフ2に取着、積層可能なように収納されると共に、この台紙5の少なくとも片側表面に、ディスク状記録媒体1が貼脱可能な粘着層5aが設けられている。
【0014】
前記容器4は、一つの側面が開口4aしている箱状であり、この開口4aから閉じた状態のバインダリーフ2を挿入して格納するものである。バインダリーフ2は、背2bの部分の両側に表紙2aが連接されて開閉自在であり、背2bの内面側には例えば10枚の台紙5を保持する綴じ具3が固着されている。この綴じ具3は金属製で、多数のリング体3aが起伏自在に設けられ、台紙5の枚数が増減可能である。
【0015】
一方、前記台紙5は、その片面にディスク状記録媒体1の形状に相当する円環状の粘着層5aが設けられ、一側部に前記綴じ具3のリング体3aに挿入する多数の穴5bが一列に並んで開口され、他方の側部は粘着層5aの外周に沿う円弧状に形成されている。この台紙5の素材は、クラフト紙等の紙、ポリカーボネートシート等のプラスチックシートなどによって構成される。
【0016】
また、前記粘着層5aは、弾性および耐候性に優れるシリコーンゴムで形成するのが好ましく、具体的には、例えば、信越化学社製のゴムコンパウンドなどが挙げられ、その組成は実願平8−6699号、特願平8−166587号に示される。この粘着層5aは、前記台紙5に対して所定形状に塗着形成するもので、その形状としては、ディスク状記録媒体1の形状と同形状すなわち中心部に空間のある円環状に形成するのが原則であるが、台紙5の全面的にまたは部分的に形成してもよく、例えば、中心部のみ、複数の同心円状のリング形状等に形成することが可能である。
【0017】
上記粘着層5aは、台紙5の片面または両面に形成するものであり、図3に示すように片面に形成した場合には、この粘着層5aが形成されていない他方の面を、シボ加工を施して粗面化したシボ加工面5cとする。粗面化の度合いは、台紙5同士の粘着を防止できる粗さであれば、特に限定しないが、商品の外観、手触り感等の要素も勘案して決めるのが良く、例えば、番手80程度のものがよい。
【0018】
そして、上記のようなシボ加工面を有する複数枚の台紙5をバインダリーフ2に収納する場合には、シボ加工面5cと粘着層5aとが対向するように台紙5の向きを揃えて綴じ、シボ加工面5cにより粘着層5aとの粘着力を低減する。
【0019】
その他、例えば、前記バインダリーフ2の表紙2aおよび容器4は、ある程度の強度を有するポリプロピレンシート、紙素材等で構成される。前記綴じ具3は、リング式のものの他、公知の各種形式のものが採用可能である。また、綴じ具3を使用せず、バインダリーフ2に対して所定枚数の台紙5を固着して、台紙5の枚数が増減不能な固定式に構成してもよい。
【0020】
さらに、前記台紙5の形状は矩形状その他の形状でもよく、また、その大きさも1枚のディスク記録媒体に対応する大きさではなく、さらに大きく設けて1枚の台紙5の片面に2枚以上のディスク記録媒体を保持するようにしてもよい。
【0021】
<第2の実施の形態>
この例は図4に示すように、台紙5の間に間紙層7を介装した例である。すなわち、ディスク状記録媒体1を保持する少なくとも2枚からなる台紙5を、バインダリーフ2に取着、積層可能なように収納し、前記台紙5の少なくとも片側の表面に、ディスク状記録媒体1が貼脱可能な粘着層5aを設けると共に、前記台紙5の間に間紙層7を設けてなるものである。
【0022】
台紙5、バインダリーフ2等の基本構造は前例と同様であり、その台紙5の片面または両面に粘着層5aを設け、この台紙5と台紙5との間に、紙またはプラスチックシートによる間紙層7を、台紙5と同様に綴じ具3に収納したものである。この間紙層7は、粘着層5aと粘着層5aの接着防止、粘着層5aに保持したディスク状記録媒体1の保護等の目的で介装している。
【0023】
上記間紙層7の形状は、前記台紙5と同形状または異なる形状に設けるものであって、少なくとも粘着層5aの形成範囲または保持されるディスク状記録媒体1の部分を覆う形状に設ける。
【0024】
<第3の実施の形態>
この例は図5に示すように、台紙5の間に介装した間紙層7を袋構造とした例である。すなわち、ディスク状記録媒体1を保持する少なくとも2枚からなる台紙5を、バインダリーフ2に取着、積層可能なように収納し、前記台紙5の少なくとも片側の表面に、ディスク状記録媒体1が貼脱可能な粘着層5aを設けると共に、前記台紙5の間に間紙層7を設け、この間紙層7が袋構造に設けられてなる。
【0025】
台紙5、バインダリーフ2等の基本構造は第1の実施の形態と同様であり、その台紙5の片面または両面に粘着層5aを設け、この台紙5と台紙5との間に、紙またはプラスチックシートによる間紙層7を、台紙5と同様に綴じ具3に装着したものである。そして、この間紙層7は袋体8が付着されるか、2重構造に形成されており、この袋体8の内部にディスク状記録媒体1に対応するインデックスシートなどを収納可能としている。
【0026】
<第4の実施の形態>
この例は図6に示すように、台紙5を袋構造とした例である。すなわち、ディスク状記録媒体1を保持する少なくとも1枚からなる台紙5を、バインダリーフ2に取着、積層可能なように収納し、前記台紙5の片側の表面に、ディスク状記録媒体1が貼脱可能な粘着層5aを設けると共に、台紙5の他方の面が袋構造に設けられてなる。
【0027】
台紙5、バインダリーフ2等の基本構造は第1の実施の形態と同様であり、その台紙5の片面に粘着層5aを設け、この台紙5の他面は袋体8が付着されるか、2重構造に形成されており、この袋体8の内部にディスク状記録媒体1に対応するインデックスシートなどを収納可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるディスク状記録媒体の保管ケースの斜視図
【図2】バインダリーフの台紙へのディスク状記録媒体の保持状態を示す斜視図
【図3】バインダリーフの要部正面図
【図4】本発明の第2の実施の形態によるディスク状記録媒体の保管ケースにおけるバインダリーフの要部正面図
【図5】本発明の第3の実施の形態によるディスク状記録媒体の保管ケースにおけるバインダリーフの斜視図
【図6】本発明の第4の実施の形態によるディスク状記録媒体の保管ケースにおけるバインダリーフの要部正面図
【符号の説明】
1 ディスク状記録媒体
2 バインダリーフ
3 綴じ具
4 容器
5 台紙
5a 粘着層
5c シボ加工面
7 間紙層
8 袋体
Claims (3)
- ディスク状記録媒体を保持する複数枚の台紙と、該台紙を取着、積層可能なように収納するバインダリーフと、該バインダリーフを格納する容器とからなるディスク状記録媒体の保管ケースにおいて、
前記台紙の両表面が平坦面であり、
前記台紙の少なくとも一方の表面に、前記ディスク状記録媒体を貼脱可能な粘着層を設けると共に、
前記台紙と台紙との間に、台紙同士の粘着を防止する間紙層を設けたことを特徴とするディスク状記録媒体の保管ケース。 - ディスク状記録媒体を保持する複数枚の台紙と、該台紙を取着、積層可能なように収納するバインダリーフと、該バインダリーフを格納する容器とからなるディスク状記録媒体の保管ケースにおいて、
前記台紙の両表面が平坦面であり、
前記台紙の一方の表面に、前記ディスク状記録媒体を貼脱可能な粘着層を設け、
前記台紙の他方の表面に、台紙同士の粘着を防止するシボ加工を施したことを特徴とするディスク状記録媒体の保管ケース。 - 前記間紙層が、袋構造とされていることを特徴とする請求項1記載の保管ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28988896A JP3742819B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ディスク状記録媒体の保管ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28988896A JP3742819B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ディスク状記録媒体の保管ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129771A JPH10129771A (ja) | 1998-05-19 |
JP3742819B2 true JP3742819B2 (ja) | 2006-02-08 |
Family
ID=17749075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28988896A Expired - Fee Related JP3742819B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ディスク状記録媒体の保管ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3742819B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP28988896A patent/JP3742819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10129771A (ja) | 1998-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5588527A (en) | Storage container with integral flap | |
EP0416009B1 (en) | Compact disc storage container with non-scratching surface | |
JPS5853750Y2 (ja) | 情報記録盤収納具 | |
JP3541045B2 (ja) | ディスク状記録媒体の収納ケース | |
JP3742819B2 (ja) | ディスク状記録媒体の保管ケース | |
US20030052022A1 (en) | Media disk case with edge retention bracket | |
AU2001288044B2 (en) | Optical disk | |
JP3006001U (ja) | コンパクトディスク収納用ホルダー | |
KR200262661Y1 (ko) | 기록매체가 부착된 책 | |
JP3017594U (ja) | 情報記録媒体の保護ケース | |
JP2552999B2 (ja) | 複合装丁物 | |
KR200177557Y1 (ko) | 시디 기록매체를 구비한 책자 | |
JPS5839558Y2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP3075617U (ja) | 記憶媒体ディスク用保護ホルダー | |
JPH11152174A (ja) | ディスクホルダ並びにこのディスクホルダを用いるディスク支持板、ファイリング用具及びディスク収納ケース | |
JPS6141169Y2 (ja) | ||
JP3108148U (ja) | Cd等の記憶媒体収納ホルダ付き書籍 | |
JPS6111377A (ja) | 記憶媒体デイスクの包装材 | |
JP2983005B2 (ja) | 書籍用コンパクトディスク収納袋 | |
JP3781135B2 (ja) | ディスク収納体 | |
JP3006565U (ja) | カートリッジホルダー | |
JP2607572Y2 (ja) | ディスク収納ケースおよび本 | |
JPH1029682A (ja) | 円盤状記録媒体用ホルダー | |
JP3804137B2 (ja) | ディスク収納体 | |
JPH0853180A (ja) | 円板状情報記録媒体保持トレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041013 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050719 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050815 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101125 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111125 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121125 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |