JP3733591B2 - バッテリーバックアップ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DC出力電源において2次側にバッテリー接続を有し、入力が給電状態にある場合にバッテリー充電し、停電が発生した場合には、2次側バッテリーからの給電により出力のバックアップ動作を行うバッテリーバックアップ回路に関する。
【0002】
さらに、本発明は、入力の通電のときバッテリーを充電し、または、入力の停電のときにバッテリーの放電により負荷への出力をバックアップするバッテリーバックアップ回路に関する。
【0003】
【従来の技術】
図9には従来のバッテリバックアップ回路のブロック図が示されている。従来のバッテリバックアップ回路は、図9に示すように、DC/DCコンバータ100、充電回路110、切り離し回路120、過放電防止回路130及びバッテリー140で構成されている。切り離し回路120において、切り離し素子は電力用リレーを使用しており、また、充電回路110における充電用定電流回路素子としてPNP電極トランジスタを使用している。
【0004】
AC給電時には、図9中のDC/DCコンバータ100がバッテリー電圧の最適充電電圧を発生する。充電動作は定電圧電流方式となっており、バッテリー140の充電が少なく空に近い状態では、電流を制限しながら所定の定電流値でバッテリー140を充電する。逆にバッテリー140が満充電に近い状態ではバッテリー電圧とDC/DCコンバータ100との電圧が小さくなるため、定電流回路は設定された定電流を流せなくなり、定電圧充電となる。満充電時にはバッテリ電圧とDC/DCコンバータの発生電圧はほぼ等しくなり、充電電流は殆どなくなってしまう。
【0005】
不良バッテリーの接続やバッテリー端子短絡時には、上記定電流回路に大きな電力損失が発生し、部品故障に至る。これを防ぐために、素子の加熱保護が必要になる。停電時には、DC/DCコンバータ100の動作が停止するため、負荷側の電源電圧がバッテリー電圧により低下してしまう。この結果、図9中の放電用ダイオード150が導電し負荷側に電力を供給してバックアップ動作を行う。
【0006】
バッテリー140が過放電状態になると寿命が短くなるなどの問題が発生するため、バッテリー電圧がある設定された値よりも低下すると切り離すための回路(切り離し回路120)が必要となる。また、無通電時のバッテリー140の放電を防ぐため、切り離し後のリーク電流はバッテリー140の自己放電電流に比較して十分小さくしなければならない。負荷短絡時には、バッテリー140からの過電流を防止するための保護回路が必要になる。
【0007】
しかしながら、図9では、バッテリー140が過放電状態になり、バッテリー電圧がある設定された値より低下したときに切り離す回路素子としてリレーを用いており、このリレーは機械的な接点を持つため信頼性が低く、特にDC大電流を流せるリレーは高価である。また、同様に充電素子としてバイポーラ型のトランジスタを使用しているため、ベース電流に比較的大きな電流を流す必要があり、発熱、効率悪化などを生じていた。
【0008】
さらに、充電異常時に加熱保護を行うような構成になっているため、加熱を検知するための素子、回路等が必要になり、部品点数、コスト増大の要因になっていた。そして、図9に示すような従来の回路は比較的高価な電源に使用されるため、性能重視で設計されており、低コストを要求される量産電源には不向きである。
【0009】
図10に他の従来のバッテリーバックアップ回路における構成図の一例を示す。図10の従来例を用いて、より具体的な場合を説明する。
商用の入力に第1コンバータ50が接続され、第1コンバータ50の出力電圧V11は、過電流保護回路51を介し、負荷1に接続される。また、第1コンバータ50の出力の電圧V11は、第2コンバータ52に接続され、さらにその電圧V12は負荷2に接続される。さらにまた、第1コンバータ50の電圧V11には、充電回路53及び切り離し回路54に接続され、電圧V13となり、バッテリー55に接続される。
【0010】
まず、各ブロックごとの構成と動作を説明する。
第1コンバータ50は、フォワード方式の絶縁形コンバータで構成される。商用入力は、ダイオードブリッジD1で整流され、コンデンサC1で平滑される。スイッチング素子Q1のオンオフにより、トランスT1の1次巻線Npに電圧が発生し、トランスT1の2次巻線Nsに誘起する電圧はダイオードD2及びD3で整流し、インダクタL1及びコンデンサC2で平滑し、電圧V11となる。電圧V11は、制御回路61によってスイッチング素子Q1のオンオフにフィードバックされ、所定の電圧に安定化される。
【0011】
トランスT1の補助巻線Naに誘起する電圧はダイオードD4で整流し、コンデンサC3で平滑し、電圧V10となる。電圧V10は、ロジック回路60、制御回路61、等の電源として利用される。
【0012】
ロジック回路60は、商用入力の通電および停電を検出し、ロジックとしてバッテリーバックアップ回路の2次側に信号を出力する。このようにして、商用入力の状態が、ロジックを介して、負荷側の装置またはコンピュータ(図示せず)等に伝えられる。
【0013】
第2コンバータ52は、降圧形コンバータで構成される。電圧V11は、スイッチング素子Q2のオンオフにより、インダクタL2に電圧が発生し、ダイオードD5で整流し、インダクタL2及びコンデンサC4で平滑し、電圧V12となる。電圧V12は、制御回路62によって、スイッチング素子Q2のオンオフにフィードバックされ、所定の電圧に安定化される。
【0014】
充電回路53は、シリーズレギュレータで構成されている。電力用の充電制御素子Q3としてPNPトランジスタが使用される。制御回路63は、バッテリー電圧V13が所定の電圧となるように充電制御素子Q3を制御する。制御回路64は、抵抗R1に発生する電圧が所定の値となるように充電制御素子Q3を制御する。
【0015】
具体的には、制御回路63および制御回路64は誤差増幅器で構成され、共通電位COMを基準とした集積回路で構成される。
【0016】
また、充電制御素子Q3のエミッタは電圧V11に接続され、コレクタの電圧V14は、抵抗R20とダイオードD20との直列回路を介して、バッテリー55の電圧V13に接続される。また、充電制御素子Q3のコレクタの電圧V14は切り離し回路54のリレーS1およびダイオード30のアノードに接続される。
【0017】
切り離し回路54は、電力用の切り離し素子として、リレーS1が使用される。監視回路65は、サーミスタまたはポジスタを利用して充電制御素子Q3の温度を測定し、所定の温度以上となったときにリレーS1をオフする。監視回路66は、バッテリー55の電圧V13を測定し、所定の電圧以下まで低下したときにリレーS1をオフする。
【0018】
具体的には、監視回路65および監視回路66はコンパレータで構成され、共通電位COMを基準とした集積回路で構成される。リレーS1の出力端子と制御端子は絶縁されているため、リレーS1を容易に駆動できる。
【0019】
また、リレーS1の一端は電圧V14であり、ダイオードD30を介して電圧V11に接続される。リレーS1の他端はバッテリー55の電圧V14に接続される。
【0020】
次に、図10の従来のバッテリーバックアップ回路における全体的な動作について説明する。
入力の通電のとき、第1コンバータ50は動作し、電圧V11を発生させる。電圧V11は、バッテリー55の充電電圧よりも大きい値に設定される。
【0021】
充電回路53の動作を詳しく説明する。バッテリー55の電圧V13が低いときには、リレーS1はオフであり、充電制御素子Q3から供給される充電電流は、抵抗R20とダイオードD20とを介して、バッテリー55に流れる。
【0022】
バッテリー55が充電されて電圧V13が上昇すると、リレーS1はオンとなり、充電制御素子Q3から供給される充電電流は、リレーS1を介してバッテリー55に流れる。
【0023】
バッテリー55の電圧V13が十分でないときには、充電電流は増加し、抵抗R1の電圧が増加し、制御回路64の制御が有効となる。抵抗R1に発生する電圧が所定の値となるように制御すると、抵抗R1に流れる充電電流は所定の値に制御される。そうして、バッテリー55は所定の充電電流で充電する。このとき、制御回路63は所定の電圧に達しておらず作用しない。
【0024】
バッテリー55の電圧V13が高くなると、充電電流は減少し、制御回路63の制御が有効となる。そうして、バッテリー55を所定の充電電圧で充電する。このとき、制御回路64において、抵抗R1の電圧は所定の値に達しておらず作用しない。
【0025】
バッテリー55の充電が満了し、電圧V13が所定の電圧よりも高くなると、充電制御素子Q3はオフし、充電回路53は停止する。
このようにして、充電回路53はバッテリー55を充電する。
【0026】
また、バッテリー55の充電において、充電電流によって充電制御素子Q3の温度が所定の温度以上となると、監視回路65によってリレーS1がオフし、充電電流は抵抗R20とダイオードD20とを介して流れる。抵抗R20によって充電電流が抑制されると、充電制御素子Q3における損失が低下し、温度が低下し、再びリレーS1がオンする。
このようにして、充電制御素子Q3の温度は過大とならないように抑制される。
【0027】
次に、入力の停電のときにおける動作を説明する。第1コンバータ50は停止する。バッテリー55は、リレーS1とダイオードD30とを介して、電圧V11に接続され、放電する。負荷1及び負荷2には電力が供給される。
【0028】
このようにして、入力の停電のときに、負荷1及び負荷2への電力の供給が途切れることなく、出力のバックアップ動作が行われる。
【0029】
また、バッテリー55の放電において、バッテリー55が過放電となり、電圧V13が所定の電圧以下となると、監視回路66によってリレーS1がオフする。バッテリー55は、過放電のストレスから解放され、信頼性が向上する。
監視回路66がない場合には、過放電のストレスによって、バッテリー55の寿命が短くなることがある。
【0030】
一方、不良のバッテリー55の接続、およびバッテリーの接続端子の短絡等が発生したときには、充電制御素子Q3の電流が増加し、充電制御素子Q3の温度が上昇し、監視回路65はリレーS1をオフし、バッテリーバックアップ回路の破壊を抑制する。
【0031】
また、負荷1に短絡等の事故が発生したときには、過電流保護回路51は、負荷1への電流を制限し、バッテリー55からの過度の放電電流を制限し、信頼性を高くする。
過電流保護回路51がない場合には、バッテリー55の過電流によりバッテリーバックアップ回路が破壊することがある。
【0032】
第1コンバータ50は、一般的に、スイッチング素子Q1の電流を検出し(図示せず)、この値を制限し、出力の短絡等で故障しないように構成される。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような図9及び図10の従来例には、次の課題がある。
切り離し回路54において、リレーS1は機械的な接点を有し、動作の信頼性が低く、高価という課題がある。
【0034】
また、充電回路53及び切り離し回路54において、部品点数が多く、小形化・低コスト化が困難という課題がある。
【0035】
さらに、バッテリー55の充電の満了後に、環境の変化等によりバッテリー55の電圧が過充電となって上昇することがある。このとき、入力の通電のときに、ロジックの出力が停止してしまうという課題がある。ロジックの出力が停止の間は、商用入力が通電であるのか、停電であるのか分からなくなり、負荷側の装置等の信頼性が低下する。
【0036】
詳しくは、入力の通電のときに、バッテリー55の電圧が上昇したとき、リレーS1はオンであり、ダイオードD31がオンとなり、電圧V11を上昇させる。電圧V11が上昇すると、制御回路61がスイッチング素子Q1をオフとし、電圧V10が低下し、ロジック回路60が停止し、ロジックの出力が停止する。
【0037】
さらにまた、バッテリー55の過放電で一旦リレーS1がオフした後に、バッテリー55の電圧V13が回復して上昇し、監視回路67が再度リレーS1をオンし、バッテリー55が再度放電し、バッテリー55にストレスが発生するという課題がある。
【0038】
また、充電制御素子Q3は、シリーズレギュレータであり損失が大きく、大形のヒートシンクが必要という課題がある。
さらにまた、充電制御素子Q3は、pnpトランジスタであり、直流増幅率が低く、大きなベース電流必要とし、損失が大きくなるという課題がある。
また、過電流保護回路51にも発熱に対応した電力素子とヒートシンクが別途必要という課題がある。
【0039】
さらにまた、バッテリーバックアップ回路を長期間停止させるときに、バッテリー55が過剰に放電するという課題がある。
詳しくは、制御回路63と監視回路66とがバッテリー55の電圧V13を常時測定することにより、バッテリー55の放電が促進する。
【0040】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、必要最低限の部品で従来と同様の動作を確保し、特に、バッテリバックアップ時にバッテリーを電源として、バッテリーとは異なる電圧を出力する多出力電源に適用する部品を削減し、低コストのバッテリーバックアップ回路を提供することを目的とする。
【0041】
さらに、本発明の目的は、以上説明した課題を解決するものであり、部品点数が少なく、損失が低く、小形で、低コストで、信頼性の高いバッテリーバックアップ回路を提供することにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する発明は以下のとおりである。
(1)第1電圧(V11)を生成する第1コンバータ(50)と、前記第1電圧(V11)に接続される負荷(1)と、前記第1電圧(V11)に接続される充電回路(53)と切り離し回路(54)とバッテリー(55)との直列接続とを備えたバッテリーバックアップ回路において、前記充電回路(53)及び前記切り離し回路(54)に電力を供給する電圧(V15−V14)を形成する第2電圧(V15)及び第3電圧(V14)を備え、前記充電回路(53)は、ドレインが前記第1電圧(V11)に接続されソースが抵抗(R5)を介して前記第3電圧(V14)に接続されゲートが抵抗(R2)を介して前記第2電圧(V15)に接続されNチャンネルMOSFETから成る充電制御素子(Q4)と、コレクタが前記充電制御素子(Q4)のゲートに接続されエミッタが前記第3電圧(V14)に接続されベースが抵抗(R4)を介して前記充電制御素子(Q4)のソースに接続される第1トランジスタ(Q5)と、アノード側が前記第1トランジスタ(Q5)のベースに接続されカソード側が前記第1電圧(V11)に接続されるツェナーダイオード(D7)及び抵抗(R3)の直列接続とを備え、前記切り離し回路(54)は、ドレインが前記バッテリー(55)に接続されエミッタが前記第3電圧(V14)に接続されNチャンネルMOSFETから成る切り離し素子(Q6)を備えたことを特徴とするバッテリーバックアップ回路。
(2)前記第1電圧(V11)に接続され、前記電圧(V15−V14)を生成する第2コンバータ(52)またはチャージポンプ回路(57)を備え、前記切り離し回路(54)は、コレクタが前記切り離し素子(Q6)のゲートに接続されエミッタが前記第3電圧(V14)に接続されベースが抵抗(R8)を介して前記切り離し素子(Q6)のソースに接続される第2トランジスタ(Q9)と、アノード側が前記第2トランジスタ(Q9)のベースに接続されカソード側が前記バッテリー(55)に接続されるツェナーダイオード(D11)及び抵抗(R7)の直列接続とを備えたことを特徴とする(1)記載のバッテリーバックアップ回路。
また、本発明は、バッテリー電圧の最適充電電圧を発生するためのDC/DCコンバータと、バッテリーを所定の定電流値で充電したり、所定の定電圧で充電したりする充電回路と、バッテリーが過放電状態になり、バッテリー電圧が設定された値よりも低下するとバッテリーを切り離す切り離し回路と、を備えるバッテリーバックアップ回路であって、前記切り離し回路内の切り離し素子としてFETを使用し、該FET内蔵のボディダイオードがバッテリー充電電流方向に対して順方向となるように接続したことを特徴とする。
【0043】
従って、発明によれば、切り離し素子としてFETを使用し、該FET内蔵のボディダイオードがバッテリー充電電流方向に対して順方向となるように接続してあり、未充電時にバッテリーの放電を抑えることが可能になる。
【0044】
また、発明は前記切り離し素子のゲート駆動用電源を2次側コンバータのコイルの補助巻線から得ることを特徴とする。
【0045】
従って、発明によれば、切り離し素子のゲート駆動用電源として2次側コンバータのコイルの補助巻線を利用しているので、部品の共通化を図り部品点数の削減を可能にし、簡便な回路の実現が可能になる。
【0046】
さらに、発明は前記切り離し素子のゲート駆動用電源を、バックアップ電源として構成したチャージポンプ回路から得ることを特徴とする。
【0047】
従って、発明によれば、切り離し素子のゲート駆動用電源を、バックアップ電源として構成したチャージポンプ回路から得ており、部品点数の削減、低コスト化を図ることが可能になる。
【0048】
また、発明はバッテリー充電用のDC/DCコンバータ出力と負荷との間に過電流保護回路を設けたことを特徴とする。
【0049】
従って、発明によれば、バッテリー充電用のDC/DCコンバータ出力と負荷との間に過電流保護回路を設けることにより、負荷短絡時にバッテリーからの過電流を防止することが可能になる。
【0050】
さらに、発明は停電検出回路により検出された停電時のみ、バッテリーの切り離し素子であるFETをONし、通電時にはFETのボディダイオードを介してバッテリーに充電することを特徴とする。
【0051】
従って、発明によれば、停電検出回路により検出された停電時のみ、バッテリーの切り離し素子であるFETをONし、通電時にはFETのボディダイオードを介してバッテリーに充電しているので、過充電されたバッテリーによるコンバータの動作停止の回避が可能になる。
【0052】
また、発明は、電流制限素子として、バイポーラ型トランジスタまたはFETを使用し、エミッタまたはソースに接続された電流検出抵抗に発生した電圧と電流検出用トランジスタのベースエミッタ間の電圧とを比較し、電流検出用トランジスタのコレクタ電流により電流制限素子のベースまたはゲートの電位を変えて定電流制御を行うバッテリー充電回路を具備することを特徴とする。
【0053】
従って、発明によれば、電流制限素子を用いてエミッタまたはソースに接続された電流検出抵抗に発生した電圧と電流検出用トランジスタのベース−エミッタ間の電圧とを比較し、電流検出用トランジスタのコレクタ電流により電流制限素子のベースまたはゲートの電位を変えて定電流制御を行うので、バッテリーバックアップ回路全体の低コスト化を図ることが可能になる。
【0054】
さらに、発明は、請求項6に記載の構成に加え、バッテリー充電回路の電圧降下が大きくなると充電電流を小さくし、前記電流制限素子の電力損失を軽減する電力制限回路を備えたことを特徴とする。
【0055】
従って、発明によれば、電力制限回路はバッテリー充電回路の電圧降下が大きくなると電流制限素子の電力損失を軽減するため、電流制限素子を保護することが可能になる。
【0056】
また、発明は電流検出用トランジスタのベースにツェナ−ダイオードと抵抗を直列に接続し、電流制限素子のコレクタ(ドレイン)−エミッタ(ソース)間の電圧に応じて前記電流制限素子の制限電流値を変えて、前記電流制限素子の電力制限を行うバッテリー充電回路を具備することを特徴とする。
【0057】
従って、発明によれば電流検出用トランジスタのベースにツェナ−ダイオードと抵抗を直列に接続し、電流制限素子のコレクタ(ドレイン)−エミッタ(ソース)間の電圧に応じて前記電流制限素子の制限電流値を変えて、電力制限を行っているので、電力損失を軽減し充電電流を小さくすることが可能になる。
【0058】
さらに、発明は、バッテリーを所定の電流または電圧で充電する充電回路と、前記バッテリーの電圧の低下に基づき、前記バッテリーと負荷とを切り離す切り離し回路と、を備えるバッテリーバックアップ回路において、前記切り離し回路内の切り離し素子として、内蔵のボディダイオードのアノードを前記充電回路に接続し、前記ボディダイオードのカソードを前記バッテリーに接続する、MOSFETを備えることを特徴とするバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0059】
従って、発明によれば、機械的な接点による動作の信頼性低下はなくなり、低コストとなり、充電回路のダイオードを削除できる。
【0060】
また、発明は、バッテリーの電圧の低下に基づき、前記バッテリーと負荷とを切り離す切り離し回路を備えるバッテリーバックアップ回路において、前記切り離し回路内の切り離し素子は、前記切り離し素子に流れる電流または前記切り離し素子に直列の抵抗に発生する電圧が所定の値を越えるときにオフとすることを特徴とするバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0061】
従って、発明によれば、別途の過電流保護回路およびこれのヒートシンク等が不用となり、低コストで簡便になる。
【0062】
さらに、発明は、バッテリーの電圧の低下に基づき、前記バッテリーと負荷とを切り離す切り離し回路を備えるバッテリーバックアップ回路において、前記切り離し回路内の切り離し素子は、前記切り離し素子に発生する電圧が所定の値を越えるときにオフすることを特徴とするバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0063】
従って、発明によれば、低コストで簡便な回路で、負荷の短絡時の破壊を抑制できる。
【0064】
また、発明は、バッテリーの電圧の低下に基づき、前記バッテリーと負荷とを切り離す切り離し回路を備えるバッテリーバックアップ回路において、前記切り離し回路内の切り離し素子は、入力の通電の検出に基づきオフし、前記入力の停電の検出に基づきオンすることを特徴とするバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0065】
従って、発明によれば、入力の通電のときにロジックの出力が中断することなく安定して得られる。
【0066】
さらに、発明は、前記切り離し素子は、負荷の電圧の低下に基づきオフすることを特徴とすバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0067】
従って、発明によれば、バッテリー55の過放電のときは放電を停止させ、入力の通電のときまで維持(ラッチ)し、バッテリーの信頼性を向上できる。
【0068】
また、発明は、バッテリーを所定の電流または電圧で充電する充電回路と、前記バッテリーの電圧の低下に基づき、前記バッテリーと負荷とを切り離す切り離し回路と、を備えるバッテリーバックアップ回路において、前記充電回路内の充電制御素子として、内蔵のボディダイオードのアノードを前記切り離し回路に接続し、前記ボディダイオードのカソードを前記負荷に接続する、MOSFETを備えることを特徴とするバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0069】
従って、発明によれば、切り離し回路のダイオードを削除できる。
【0070】
さらに、発明は、バッテリーを所定の電流または電圧で充電する充電回路を備えるバッテリーバックアップ回路において、入力の電圧を前記バッテリーの充電電圧に変換するコンバータを有し、前記充電回路内の充電制御素子は、前記充電制御素子に流れる電流または前記充電制御素子に直列の抵抗に発生する電圧が所定の値を越えるときにオフとすることを特徴とするバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0071】
従って、発明によれば、充電回路での損失が減少し、制御が簡便で、低コストとなる。
【0072】
また、発明は、バッテリーを所定の電流または電圧で充電する充電回路を備えるバッテリーバックアップ回路において、前記充電回路内の充電制御素子は、前記充電制御素子に発生する電圧が所定の値を越えるときにオフすることを特徴とするバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0073】
従って、発明によれば、低コストで簡便な回路で、不良のバッテリー55の接続、およびバッテリーの接続端子の短絡等における破壊を抑制できる。また、サーミスタまたはポジスタ等が不用になる。
【0074】
さらに、発明は、前記充電回路は、前記充電回路内の充電制御素子としてトランジスタまたはMOSFETを使用し、前記抵抗は前記充電制御素子のエミッタまたはソースに接続されると共に、前記抵抗にベースおよびエミッタをそれぞれ接続し、前記充電制御素子のベースまたはゲートにコレクタを接続する第2トランジスタと、前記充電制御素子のコレクタまたはソースにカソードを接続し、前記第2トランジスタのベースにアノードを接続するツェナ−ダイオードと、を備えることを特徴とすバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0075】
従って、発明によれば、低コストで簡便に回路を実現できる。
【0076】
また、発明は、前記充電回路または前記切り離し回路へ電力を供給するコンバータを備えることを特徴とすバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0077】
従って、発明によれば、低コストで簡便に回路を実現できる。
【0078】
さらに、前記充電回路または前記切り離し回路へ電力を供給するチャージポンプ回路を備えることを特徴とすバッテリーバックアップ回路、を特徴とする。
【0079】
従って、発明によれば、低コストで簡便に回路を実現できる。
【0080】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0081】
図1は本発明のバッテリーバックアップ回路のブロック図である。従来のバッテリーバックアップ回路と同様にDC/DCコンバータ、充電回路及び過放電防止回路等を備えている。本発明のバッテリーバックアップ回路1では、従来と異なりDC/DCコンバータ9が設けられ、バッテリー11の+電圧より高い電圧を発生させ、FET(切り離しFET3)の駆動に用いている。
【0082】
図1に示すように、Nch−FET(Nチャンネル−FET)を切り離しFET3として、バッテリー11の切り離しSWとして使用している。また、その切り離しFET3内蔵のボディダイオードがバッテリー充電電流方向に対して順方向となるように接続してある。そして、ゲート電位がソースに対してある闘値電圧以上になるとバッテリー11が電気的に接続され、それ以下では切り離される。一般的にFET(切り離しFET3)は内部にボディダイオードが形成されており、図1中の充電方向にはバッテリー11を切り離すことは出来ないが、実際の使用において未通電時にはバッテリー11の放電だけを抑えることが出来れば良いので特に問題にはならない。
【0083】
バッテリー充電回路2では、保護回路として電流制限回路と、電力制限回路(従来における加熱保護回路の代わり)を設けたことを特徴としている。本実施の形態においては充電素子としてNch−FETを使用しているが、バイポーラ型トランジスタやPch−FETでも同様の回路構成は可能である。
【0084】
電流制限回路2aは、図2に示すように、トランジスタのベース−エミッタ間の電圧(以下Vbeと略す)を電流センス抵抗Rsに生じる電圧降下と比較して行う。電流は、Ichg〜Vbe(0.4〜0.7V)/Rsに制限される。
【0085】
電力制限回路2bはバッテリー充電回路2の電圧降下が大きくなった場合に、電力損失を軽減するため、充電電圧を小さくすることによって行う。図2に示すツェナ−ダイオード4と抵抗6がそれに相当し、電圧降下が大きくなってツェナ−ダイオード4が導通し始めると、電流をセンスしているトランジスタのベース電圧が少しずつ持ち上がってくるため、充電電流制限値を小さくすることが出来る。ツェナ−電圧とそれぞれの抵抗の比を最適化することで、充電用FETの損失を電圧降下の値によらず略同じ値にすることが可能となる。
【0086】
バッテリー11の+側(+電圧)に切り離し素子を入れるためには切り離し素子の駆動はバッテリー11の+電圧よりも高い電圧を発生させる必要がある。図3には降圧チョッパ回路が示されている。具体的には、降圧チョッパコンバータから、バッテリー+端子より高い電圧を発生させる回路であり、チョッパコンバータのコイルに絶縁型の補助巻線を形成し、ダイオード29とコンデンサ30の2素子を追加することで実現している。また、昇圧チョッパコンバータや絶縁式のDC/DCコンバータの場合にも、同等の手法で簡便にバッテリー電圧よりも高い電圧を得ることは可能である。
【0087】
また、負荷源バッテリーバックアップ回路としては、図4に示すように、例えば、バッテリー+端子を電源のGNDと接続し、負電源としてバッテリー電力を取り出す場合でも、同じような回路で実現できる。その場合には、バッテリー11の切り離しFET3として、Pch−FETをバッテリー11の−端子側に接続し、DC/DCコンバータ7からバッテリー11−端子電圧より低い電圧を発生させて、ゲート駆動に使用しても、同等の動作が実現可能である。ここでも、バッテリー11の+電圧より高い電圧を発生させ、FET(切り離しFET3)の駆動のためにDC/DCコンバータ9が用いられている。
【0088】
さらに、停電検出回路によりバッテリーバックアップ回路の制御を行う場合としては、図5に示すように、停電検出回路を組み合わせて、停電時のみ切り離しFET13をONし、入力のあるときは、切り離しFET13のボディダイオードを介してバッテリー21を充電するようにすることもできる。この場合には、過充電されたバッテリー21が接続された場合のDC/DCコンバータ17の動作停止が回避出来る。
【0089】
つぎに、ゲート駆動電圧発生にチャージポンプ回路を用いた場合を図6に示す。図6に示すように、DC+とGNDに接続された発振回路25にチャージポンプ回路をつなげてゲート駆動用電圧を発生させている。つまり、単出力電源のように、2次側にDC/DCコンバータが無い場合には、前述のように巻線から切り離しSW−FETゲート駆動用の電圧を発生出来ない。FETのゲートは絶縁されており、電力的には非常に小さくても済むため、図6に示すようなチャージポンプ回路を用いてゲート駆動用電圧27を発生させるのが部品点数、コストの面で有利となる。
【0090】
以下に、図7に基づいて本発明を詳細に説明する。図7は本発明に係る他の実施例である。なお、図10の従来例と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0091】
図7の実施例の特徴は、電力用の充電制御素子Q4および切り離し素子Q6にNチャンネルMOSFETを使用し、負荷の電圧V11の電圧に基づき切り離し素子Q6をオフする監視回路67を設け、過電流保護機能および短絡保護機能を有する充電回路53を設け、第2コンバータ52から充電回路53および切り離し回路54への電力を供給するように配置し、第1コンバータ50はバッテリーの充電電圧を出力する点にある。
【0092】
まず、各ブロックごとの構成と動作を説明する。
第2コンバータ52は、図10の従来例と比較して、インダクタL2の代りにトランスT2の1次巻線N1を使用する。トランスT2の2次巻線N2に誘起する電圧は、ダイオードD6で整流し、コンデンサC5で平滑し、電圧(V15―V14)となる。電圧(V15―V14)は、充電回路53及び切り離し回路54に電力を供給する。
【0093】
スイッチング素子Q2とトランスT2とダイオードD5とコンデンサC5とは、フライバックコンバータを構成する。フライバックコンバータは、充電回路53および切り離し回路54へ電力を供給する。
【0094】
充電回路53において、電力用の充電制御素子Q4はNチャンネルMOSFETを使用し、そのドレインは電圧V11に接続し、そのエミッタは抵抗R5を介して電圧V14に接続する。また、充電制御素子Q4のゲートは、抵抗R2を介して電圧V15に接続する。
【0095】
ダイオードD31は、充電制御素子Q4内蔵のボディーダイオードを示す。充電制御素子Q4にトランジスタを使用するときは、外付けにダイオードD31を付加する。ダイオードD31のアノードは抵抗R5および電圧V14を介して切り離し回路54に接続し、ダイオードD31のカソードは電圧V11および過電流保護回路51を介して負荷1に接続する。
【0096】
充電制御素子Q4にNチャンネルMOSFETを使用することにより、図10の従来例と比較して、ダイオードD30の部品が不用となり、充電制御素子Q3のベース電流に相当する損失が低減する。
【0097】
図10の従来例と比較して、制御回路63に相当する電圧の制御は削除し、制御回路63に相当する電流の制御は、誤差増幅器等は使用していない。
【0098】
抵抗R5は、充電制御素子Q4のエミッタに直列に接続し、充電電流を検出する。充電制御素子Q4がマルチエミッタ形のNチャンネルMOSFETであれば、これの端子に接続してもよい。
【0099】
第2トランジスタQ5において、ベースは抵抗R4を介して充電制御素子Q4のソースおよび抵抗R5の一端に接続し、エミッタは抵抗R5の他端および電圧V14に接続し、コレクタは充電制御素子Q4のゲートに接続し、抵抗R5に発生する電圧が所定の値を越えるかどうか判定する。
【0100】
ツェナ−ダイオードD7において、カソードは充電制御素子Q4のソースおよび電圧V11に接続し、アノードは抵抗R3を介して第2トランジスタQ5のベースに接続し、充電制御素子Q4に発生する電圧が所定の値を越えるかどうか判定する。
【0101】
切り離し回路54において、電力用の切り離し素子Q6はNチャンネルMOSFETを使用し、そのドレインはバッテリ55の電圧V13に接続され、そのエミッタは電圧V14に接続される。
【0102】
ダイオードD32は、切り離し素子Q6内蔵のボディーダイオードを示す。切り離し素子Q6にトランジスタを使用するときは、外付けにダイオードD32を付加する。ダイオードD32のアノードは電圧V14を介して充電回路53に接続し、ダイオードD32のカソードは電圧V13を介してバッテリー55に接続する。
【0103】
切り離し素子Q6にNチャンネルMOSFETを使用することにより、図10の従来例と比較して、ダイオードD20および抵抗R20の部品が不用となり、機械的な接点による動作の信頼性低下はなくなり、低コストとなる。
【0104】
監視回路67は、負荷の電圧V11を測定し、所定の電圧以下まで低下したときに切り離し素子Q6をオフする。具体的には、監視回路67はコンパレータで構成され、電圧V14を基準とした集積回路で構成される。電圧V15から電力を供給する。
【0105】
電圧V11は負荷の電圧であり、過電流保護回路51を介し、負荷に印加される電圧である。また、電圧V11は第1コンバータ50の出力の電圧でもある。さらに、電圧V11は、充電制御素子Q4および切り離し素子Q6が共にオンの場合は、バッテリー55の電圧V13とほぼ等しい。
【0106】
図10の従来例と比較して、制御回路63はなく、監視回路67はバッテリー55の電圧V13に接続していないため、バッテリーバックアップ回路を長期間停止させるときに、バッテリー55が過剰に放電しない。
【0107】
次に、図7の実施例の全体的な動作について説明する。なお、図10の従来例と同様のものは説明を省略する。
入力の通電のとき、第1コンバータ50は動作し、電圧V11を発生させる。電圧V11は、バッテリー55の好適な充電電圧となるように設定する。
【0108】
充電回路53の動作を詳しく説明する。バッテリー55の電圧V13が十分でないときには、充電電流が増加し、抵抗R5の電圧が増加し所定の電圧に達すると、第2トランジスタQ5のベース電流が増加し、第2トランジスタQ5のコレクタの電圧が減少し、充電制御素子Q4のゲートの電圧が減少し、充電制御素子Q4は能動状態となってのドレイン・エミッタ間電圧が増加し、充電電流の増加を抑制する。
【0109】
そうして、充電電流はほぼ、Vbe/R5の定電流となる。充電回路53は、過電流保護機能を有する。ここで、Vbeは第2トランジスタQ5のベース・エミッタ間電圧である。
【0110】
さらに、充電制御素子Q4のドレイン・エミッタ間電圧が増加し、充電制御素子Q4のドレイン・エミッタ間電圧が所定の電圧に達すると、ツェナーダイオードD7がオンとなり、第2トランジスタQ5のベース電流が増加し、第2トランジスタQ5のコレクタの電圧が減少し、充電制御素子Q4のゲートの電圧が減少し、充電制御素子Q4のドレイン・エミッタ間電圧が増加するという正帰還が生じる。これによって、充電電流の増加をいっそう抑制する。
【0111】
そうして、バッテリー55の電圧V13が、ほぼV11+Vz+Vbe以下となるときは充電を停止する。充電回路53は短絡保護機能を有する。ここで、V11は第1コンバータの出力電圧、VzはツェナーダイオードD7のツェナー電圧、Vbeは第2トランジスタQ5のベース・エミッタ間電圧であり、電圧V14と電圧V13はほぼ等しい。
【0112】
抵抗R5の値とツェナーダイオードD7の値と抵抗R3の値とを適切に選択することにより、充電制御素子Q4における発熱を好適に抑制することができる。
【0113】
バッテリー55の電圧V13が高くなると、充電電流は減少し、抵抗R5の電圧が減少し、ツェナーダイオードD7及び第2トランジスタQ5は共にオフし、充電制御素子Q4のゲートは上昇し、充電制御素子Q4は飽和状態となってオンする。
【0114】
充電制御素子Q4および切り離し素子Q6は共に飽和状態で完全にオンするため、バッテリー55は、第1コンバータが出力した好適な電圧V11の充電電圧で充電する。また、飽和状態で完全にオンするため充電回路53での損失が小さい。
【0115】
充電が満了すると、電圧V11と電圧V13とは同じになり、充電電流は流れなくなる。
このようにして、充電回路53はバッテリー55を充電する。
【0116】
次に、入力の停電のときにおける動作を説明する。第1コンバータ50は停止する。切り離し素子Q6及び充電制御素子Q4は共にオンである。バッテリー55は、切り離し素子Q6、抵抗R5、充電制御素子Q4を介し、電圧V11に接続され、放電する。負荷1及び負荷2には電力が供給される。
【0117】
このようにして、入力の停電のときに、負荷1及び負荷2への電力の供給が途切れることなく、出力のバックアップ動作が行われる。
【0118】
さらに、バッテリー55の放電において、バッテリー55が過放電となり、電圧V13が低下し、電圧V14が低下し、負荷の電圧V11が低下し、負荷の電圧V11が所定の電圧以下となると、監視回路67によって切り離し素子Q6がオフする。切り離し素子Q6がオフすると、電圧V14が低下し、電圧V11が低下し、負荷1および負荷2への電力の供給も停止する。バッテリー55は、過放電のストレスから解放される。
【0119】
その後、バッテリー55の電圧V13が回復して上昇しても、電圧V14は低下を維持し、電圧V11は低下を維持し、切り離し素子Q6はオフを維持する。
【0120】
さらにその後、入力の通電となると、第1コンバータが動作し、電圧V11が上昇し、第2コンバータ52が動作し、電圧(V15−V14)が発生し、充電回路53の充電制御素子Q4がオンし、バッテリー55に充電電流が流れる。
【0121】
以上のことにより、バッテリー55の過放電のときは、切り離し回路54が放電を停止させ、入力の通電のときまで維持(ラッチ)するため、バッテリーの信頼性が向上する。
【0122】
また、不良のバッテリー55の接続、およびバッテリーの接続端子の短絡等が発生したときは、充電制御素子Q4のドレイン・エミッタ間電圧が上昇し、ツェナーダイオードD7がオンし、抵抗R3の電流が増加し、第2トランジスタQ5のベース電流が増加し、第2トランジスタQ5のコレクタ・エミッタ間電圧が減少し、充電制御素子Q4のゲート電圧が低下し、充電制御素子Q4はオフする。
このようにして、バッテリーバックアップ回路の破壊を抑制する。
【0123】
上述の例では、第2コンバータ52から充電回路53および切り離し回路54への電力を供給するように配置したが、これとは別に、第1コンバータ50から充電回路53および切り離し回路54への電力を供給するように配置(図示せず)しても同様の効果がある。
【0124】
詳しくは、第1コンバータ50のトランスT1に第2の補助巻線(図示せず)を追加し、この巻線に誘起する電圧を平滑・整流し、電圧(V15―V14)となり、充電回路53及び切り離し回路54に電力を供給する。
【0125】
以下に、図8に基づいて本発明を詳細に説明する。図8は本発明に係る他の実施例である。なお、図7の実施例と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0126】
図8の実施例の特徴は、チャージポンプ回路57から充電回路53および切り離し回路54への電力を供給し、過電流保護機能および短絡保護機能を有する切り離し回路54を設け、過電流保護回路51を削除し、監視回路68は、入力の通電の検出に基づき切り離し素子Q6をオフし、入力の通電および停電の検出に基づき切り離し素子Q6をオフおよびオンさせる点にある。
【0127】
まず、各ブロックごとの構成と動作を説明する。
チャージポンプ回路57において、発振器U1の出力V20は、トランジスタQ7のベースおよびトランジスタQ8のベースにそれぞれ接続する。トランジスタQ7およびトランジスタQ8のコレクタは電圧V11および共通電位COMに接続し、エミッタは共通で電圧V21としコンデンサC6の一端に接続する。コンデンサC6の他端V22はダイオードD9のカソードおよびダイオードD10のアノードに接続する。ダイオードD9のアノードは電圧V11に接続し、ダイオードD10のカソードは電圧V15に接続する。コンデンサC7はそれぞれ電圧V11と電圧V15に接続する。
【0128】
チャージポンプ回路57の動作を説明する。発振器U1の出力V20がLowのとき、トランジスタQ7はオフし、トランジスタQ8はオンし、電圧V21は共通電位COMとなり、ダイオードD9はオンし、ダイオードD10はオフし、コンデンサC6は充電する。
【0129】
次に、発振器U1の出力V20がHighとなると、トランジスタQ7はオンし、トランジスタQ8オフし、ダイオードD9はオフし、ダイオードD10はオンし、コンデンサC6は放電し、コンデンサC7は充電する。
【0130】
コンデンサC6に充電した電荷はチャージポンプされる。これにより、電圧V15はV11よりも高い電圧となる。そうして、コンデンサC7の電圧(V15−V11)は、ほぼV11となる。
【0131】
このようにして、チャージポンプ回路57のコンデンサC7の電圧(V15−V11)は、充電回路53および切り離し回路54へ電力を供給する。充電制御素子Q4がオンのとき、電圧V11と電圧V14はほぼ同じとなる。
【0132】
上述の例では、発振器U1を利用したものであったが、これとは別に、第1コンバータ50のトランスT1の2次巻線Nsに発生する矩形電圧を、発振器U1の代りに利用してチャージポンプ回路57を構成(図示せず)しても同様の効果がある。
【0133】
切り離し回路54の切り離し素子Q6近辺の構成は、充電回路53の構成とほぼ同等であり、対応する電流の向きが逆になったものである。動作も同様である。
【0134】
切り離し回路54の監視回路68は、第1コンバータ50のロジック回路60から、商用入力の通電および停電の検出結果を得るように配置する。
監視回路68は、入力の通電のときは切り離し素子Q6をオフし、入力の停電のときは切り離し素子Q6をオンする。
【0135】
次に、図8の実施例の全体的な動作について説明する。なお、図7の実施例と同様のものは説明を省略する。
入力の通電のとき、第1コンバータ50は動作し、電圧V11を発生させるが、ロジック回路60は通電を検出し、監視回路68は切り離し素子Q6をオフする。充電回路53は、ダイオード32を介して、バッテリー55を充電する。バッテリー55が充電を満了すると、ダイオード32はオフする。
【0136】
その後、環境の変化等によりバッテリー55の電圧が過充電となって上昇しても、切り離し素子Q6およびダイオードD32は共にオフで、バッテリー55は放電しない。したがって、電圧V11は変化せず、第1コンバータ50も動作を継続し、電圧V10は変化せず、ロジック回路60は動作を継続する。
【0137】
このようにして、入力の通電のときにロジックは停止することがない。商用の入力が通電であるのか、停電であるのかは負荷側の装置等で常に確認できる。
【0138】
その後、入力が停電となると、ロジック回路60は停電を検出し、監視回路68は切り離し素子Q6をオンする。バッテリー55は、切り離し素子Q6、抵抗R9、抵抗R5および充電制御素子Q4を介し、電圧V11に接続され、放電する。負荷1及び負荷2には電力が供給される。
【0139】
このようにして、入力の停電のときに、負荷1及び負荷2への電力の供給が途切れることなく、出力のバックアップ動作が行われる。
【0140】
また、負荷1が短絡等の事故が発生したときは、バッテリー55からの放電電流が増加し、抵抗R9の電圧が増加し、所定の電圧に達するとトランジスタQ9のベース電流が増加し、トランジスタQ9のコレクタの電圧が減少し、切り離し素子Q6のゲートの電圧が減少し、切り離し素子Q6は能動状態となってのドレイン・エミッタ間電圧が増加し、放電電流の増加を抑制する。
【0141】
さらに、切り離し素子Q6のドレイン・エミッタ間電圧が増加し、切り離し素子Q6のドレイン・エミッタ間電圧が所定の電圧に達すると、ツェナーダイオードD11がオンとなり、トランジスタQ9のベース電流が増加し、トランジスタQ9のコレクタの電圧が減少し、切り離し素子Q6のゲートの電圧が減少し、切り離し素子Q6のドレイン・エミッタ間電圧が増加するという正帰還が生じ、切り離し素子Q6はオフする。
このようにして、バッテリーバックアップ回路の破壊を抑制する。
【0142】
上述の例では、充電回路53および切り離し回路54は、過電流保護機能および短絡保護機能を有していたが、これとは別に、短絡保護機能のみを有するようにし、過電流保護機能を別途の回路で構成しても、同様の効果が得られる。
【0143】
詳しくは、図8の実施例において抵抗R4、抵抗R5、抵抗R9、抵抗R8を削除し、別途の過電流保護回路(図示せず)を追加する。
【0144】
【発明の効果】
本発明によれば、バッテリー切り離し素子としてFETを使用し、充電回路の電流制限にトランジスタのVbeを利用して、充電回路の電力制限を電流制限用トランジスターにツェナ−ダイオードと抵抗を追加した簡便な回路を実現し、素子の保護を行っており、また、切り離し素子のゲート駆動用電源を2次側コンバータのコイルの補助巻線を利用した簡便な回路で実現しているため、従来のバッテリーバックアップ回路と比較して部品点数を大幅に削減できるため、電源の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
【0145】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッテリーバックアップ回路のブロック図である。
【図2】充電回路の回路図である。
【図3】降圧チョッパ回路を用いてゲート駆動電圧を発生させる回路図である。
【図4】本発明の負荷源バッテリバックアップ回路のブロック図である。
【図5】本発明のバッテリーバックアップ回路に停電検出回路を組み合わせたブロック図である。
【図6】チャージポンプ回路を用いてゲート駆動電圧を発生させる回路図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図9】従来のバッテリーバックアップ回路のブロック図である。
【図10】従来の他のバッテリーバックアップ回路における構成図である。
【符号の説明】
1 バッテリーバックアップ回路
2 充電回路
2a 電流制御回路
2b 電極制限回路
3、13 切り離しFET
4 ツェナ−ダイオード
5 降圧チョッパコンバータ
7、9、17 DC/DCコンバータ
11、21 バッテリー
25 発振回路
26 チャージポンプ回路
27 ゲート駆動用電圧
50 第1コンバータ
51 過電流保護回路
52 第2コンバータ
2、53、110 充電回路
54 切り離し回路
55 バッテリー
26、57 チャージポンプ回路
60 ロジック回路
61、62、63、 64 制御回路
65、66、67、68 監視回路
Q3、Q4 充電制御素子
Q6 切り離し素子
S1 リレー
R5,R9 抵抗

Claims (2)

  1. 第1電圧(V11)を生成する第1コンバータ(50)と、前記第1電圧(V11)に接続される負荷(1)と、前記第1電圧(V11)に接続される充電回路(53)と切り離し回路(54)とバッテリー(55)との直列接続とを備えたバッテリーバックアップ回路において、
    前記充電回路(53)及び前記切り離し回路(54)に電力を供給する電圧(V15−V14)を形成する第2電圧(V15)及び第3電圧(V14)を備え、
    前記充電回路(53)は、ドレインが前記第1電圧(V11)に接続されソースが抵抗(R5)を介して前記第3電圧(V14)に接続されゲートが抵抗(R2)を介して前記第2電圧(V15)に接続されNチャンネルMOSFETから成る充電制御素子(Q4)と、コレクタが前記充電制御素子(Q4)のゲートに接続されエミッタが前記第3電圧(V14)に接続されベースが抵抗(R4)を介して前記充電制御素子(Q4)のソースに接続される第1トランジスタ(Q5)と、アノード側が前記第1トランジスタ(Q5)のベースに接続されカソード側が前記第1電圧(V11)に接続されるツェナーダイオード(D7)及び抵抗(R3)の直列接続とを備え、
    前記切り離し回路(54)は、ドレインが前記バッテリー(55)に接続されエミッタが前記第3電圧(V14)に接続されNチャンネルMOSFETから成る切り離し素子(Q6)を備えた
    ことを特徴とすバッテリーバックアップ回路。
  2. 前記第1電圧(V11)に接続され、前記電圧(V15−V14)を生成する第2コンバータ(52)またはチャージポンプ回路(57)を備え、
    前記切り離し回路(54)は、コレクタが前記切り離し素子(Q6)のゲートに接続されエミッタが前記第3電圧(V14)に接続されベースが抵抗(R8)を介して前記切り離し素子(Q6)のソースに接続される第2トランジスタ(Q9)と、アノード側が前記第2トランジスタ(Q9)のベースに接続されカソード側が前記バッテリー(55)に接続されるツェナーダイオード(D11)及び抵抗(R7)の直列接続とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のバッテリーバックアップ回路。
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