JP3729818B2 - 着順およびタイム判定装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ラインセンサを使用したテレビジョンカメラを備える着順およびタイム判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ラインセンサを使用したテレビジョンカメラ(以下、ラインセンサカメラと記す。)を備える着順およびタイム判定装置は、ゴールライン等の判定基準線上を通過する移動体を、前記判定基準線に正確に一致させたラインセンサカメラを使用して撮像し、該ラインセンサカメラの出力である一次元の映像信号を走査変換機能を有する記憶部に入力し、着順判定に必要な文字情報等とともに記録し、ラインセンサカメラの一次元の映像信号を二次元の映像信号に走査変換して着順判定に必要な文字情報等とともに記録部より読み出し、ビデオモニタへ出力し、判定に必要な画像を表示するものである。しかしながら、従来の着順およびタイム判定装置は、ラインセンサカメラを1台備える装置であり、設置位置の異なる複数台のラインセンサカメラからの映像信号を同時に記憶し、それぞれのラインセンサカメラの映像を比較して着順およびタイムを正確に判定する等の機能は有していなかった。従来の技術については、例えば特公昭55−24831号公報に開示されている技術をはじめ、その改良技術として特開平3−139374号公報がある。
【特許文献1】
特公昭55−24831号公報
【特許文献1】
特開平3−139374号公報
【0003】
着順およびタイム判定装置を使用するものとしては、競艇、競馬、競輪、陸上競技等があり、ボート、馬、自転車、走者等の移動体が一団となって判定基準線にゴールインすることがしばしば発生するが、ゴールライン等の判定基準線に一致させて移動体を撮像するラインセンサカメラが1台のみで、すなわち一方向から撮影したのでは、移動体が重なり合い、手前の移動体に向う側の移動体が隠れて、向う側の移動体のゴールタイムが正確に測定できないということが発生する。従来の技術により、複数方向からの撮像による着順およびタイムの判定を実現しようとすれば、図8に示すように着順およびタイム判定装置を複数併設する必要があり、システム価格が大幅に増加するばかりでなく、表示装置である複数のビデオモニタ14にそれぞれのラインセンサカメラの映像が表示されるので、判定にあたりそれぞれの着順およびタイム判定装置を操作してそれぞれの画面を見る動作となるため、非常に煩雑な作業を要するものとなっていた。また、判定画像の画像ファイリングもプリントも、画像ファイリング装置15、ビデオプリンタ16等の装置が複数台必要であり、判定画像が一元管理できないなど着順およびタイム判定装置として実用的なものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術による着順およびタイム判定装置は、判定基準線上を通過する複数の移動体を1台のラインセンサカメラで撮像し、該ラインセンサカメラの出力映像信号を記録部に記録し、走査変換して読み出し、ビデオモニタに表示し、複数の移動体の着順およびタイムを判定するものであるため、複数の移動体が僅差で判定基準線上を通過する場合は、移動体が重なり合い判定が困難であるという問題があった。また、前記問題を解決するため、複数のラインセンサカメラを使用し、方向や角度を変えて複数の移動体の撮像を行い、判定基準線上の移動体の通過を正確に判定することができるが、これは複数の着順およびタイム判定装置が必要であるということになり、システム価格が高価なものとなるばかりでなく、ビデオモニタやその他必要な付属装置も複数となり、判定作業が煩雑となり、一元管理もできず実用的でないという問題があった。本発明は、前記問題を解決するため、ゴールライン等の判定基準線を挟んで両方向からあるいは移動体が重ならない角度から撮像できるように配置した複数のラインセンサカメラの映像信号を画像記録部に記憶し、記憶した複数のラインセンサカメラの映像信号を走査変換して読み出し、それぞれを個々にあるいは複数同時に1台のビデオモニタ等の表示装置に表示できるようにし、また、1台の画像ファイリング装置、1台のビデオプリンタ等での判定画像の一元管理を実現し、着順およびタイム判定を正確に、確実に、容易に行えるようにし、かつ安価な着順およびタイム判定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の着順およびタイム判定装置は、ラインセンサカメラと画像記録部とビデオモニタとを有する着順およびタイム判定装置において、判定基準線を挾んで両方向からあるいは判定基準線上を相異なる角度から撮像するように配置した複数のラインセンサカメラと、該複数のラインセンサカメラから入力される複数の映像信号を記録し、該複数の映像信号を走査変換し、合成した1つの映像信号あるいは個々の映像信号として読み出し出力する画像記録部と、該画像記録部における少なくとも信号の記録および読み出しの選択を操作する操作器と、前記画像記録部から入力された複数の映像信号を合成し1つの映像信号とした画像あるいは複数の映像信号の個々の映像信号の画像を表示するビデオモニタとを有するものである。さらに詳しくは、本発明の着順およびタイム判定装置は、画像記録部が、複数のA/D変換回路と複数の書込み回路とメモリ部と読出し回路とアドレス制御部と中央処理装置とを有するものである。
【0006】
また、本発明の着順およびタイム判定装置は、ラインセンサカメラと画像記録部とビデオモニタとを有する着順およびタイム判定装置において、判定基準線を挾んで両方向からあるいは判定基準線上を相異なる角度から、それぞれの光軸を違え、それぞれの高さ方向の撮像画角を所定の比率で相互に分割して移動体を撮像するように配置した2台のラインセンサカメラと、該2台のラインセンサカメラから入力される2つの映像信号を合成する映像信号合成装置と、該映像信号合成装置から入力される合成映像信号を記録し、該合成映像信号を走査変換した合成映像信号として読み出し出力する画像記録部と、該画像記録部における少なくとも信号の記録および読み出しの選択を操作する操作器と、前記画像記録部から入力された2台のラインセンサカメラの映像信号を合成し1つの映像信号とした画像を表示するビデオモニタとを有するものである。
【0007】
また、本発明の着順およびタイム判定装置は、ラインセンサカメラとタイム発生器と文字発生器を備えた画像記録部とビデオモニタとを有する着順およびタイム判定装置において、判定基準線を挾んで両方向からあるいは判定基準線上を相異なる角度から撮像するように配置した複数のラインセンサカメラと、該複数のラインセンサカメラから入力される複数の映像信号を記録し、該複数の映像信号を走査変換し合成した1つの映像信号あるいは個々の映像信号として読み出すとともに、該映像信号の記録および読み出しに合わせタイム発生器および文字発生器からの情報信号を記録し読み出し出力する画像記録部と、該画像記録部における少なくとも信号の記録および読み出しの手段の選択を操作する操作器と、前記画像記録部から入力された複数の映像信号を合成し1つの映像信号あるいは複数の映像信号の個々の映像信号と情報信号の画像を表示するビデオモニタとを有するものである。
【0008】
【作用】
本発明の着順およびタイム判定装置は、ラインセンサカメラと画像記録部とビデオモニタとを有する着順およびタイム判定装置であつて、複数のラインセンサカメラは、判定基準線を挾んで両方向からあるいは判定基準線上を相異なる角度から撮像するように配置し、画像記録部は、前記複数のラインセンサカメラから入力される複数の映像信号を記録し、該複数の映像信号を走査変換し、合成した1つの映像信号あるいは個々の映像信号として読み出し出力し、操作器は、前記画像記録部における少なくとも信号の記録および読み出しの選択を操作し、ビデオモニタは、前記画像記録部から入力された複数の映像信号を合成し1つの映像信号とした画像あるいは複数の映像信号の個々の映像信号の画像を表示する。
【0009】
また、本発明の着順およびタイム判定装置は、ラインセンサカメラと画像記録部とビデオモニタとを有する着順およびタイム判定装置であって、2台のラインセンサカメラは、判定基準線を挾んで両方向からあるいは判定基準線上を相異なる角度から、それぞれの光軸を違え、それぞれの高さ方向の撮像画角を所定の比率で相互に分割して移動体を撮像するように配置し、映像信号合成装置は、前記2台のラインセンサカメラから入力される2つの映像信号を合成し、画像記録部は、前記映像信号合成装置から入力される合成映像信号を記録し、該合成映像信号を走査変換した合成映像信号として読み出し出力し、操作器は、前記画像記録部における少なくとも信号の記録および読み出しの選択を操作し、ビデオモニタは、前記画像記録部から入力された2台のラインセンサカメラの映像信号を合成し1つの映像信号とした画像を表示する。
【0010】
また、本発明の着順およびタイム判定装置は、ラインセンサカメラとタイム発生器と文字発生器を備えた画像記録部とビデオモニタとを有する着順およびタイム判定装置であって、複数のラインセンサカメラは、判定基準線を挾んで両方向からあるいは判定基準線上を相異なる角度から撮像するように配置し、画像記録部は、前記複数のラインセンサカメラから入力される複数の映像信号を記録し、該複数の映像信号を走査変換し合成した1つの映像信号あるいは個々の映像信号として読み出すとともに、該映像信号の記録および読み出しに合わせタイム発生器および文字発生器からの情報信号を記録し読み出し出力し、操作器は、前記画像記録部における少なくとも信号の記録および読み出しの手段の選択を操作し、ビデオモニタは、前記画像記録部から入力された複数の映像信号を合成した1つの映像信号あるいは複数の映像信号の個々の映像信号と情報信号の画像を表示する。
【0011】
【実施例】
〔実施例 1〕
本発明による着順およびタイム判定装置の第1の実施例を、図1〜図7を使用して説明する。図1は、接続されるラインセンサカメラ台数が2台の場合を示すブロック図である。図1に示す着順およびタイム判定装置において、3a、3bはラインセンサカメラ、5は画像記録部、26は操作器、14はビデオモニタ、15は画像ファイリング装置、16はビデオプリンタを示し、1はゴールライン等の判定基準線、2は、判定基準線1上を通過する移動体例えば走者を示している。画像記録部5をさらに詳しく説明すると、6a、6bはラインセンサカメラ3a、3bから出力された映像信号をディジタル信号化するA/D変換回路、7a、7bはA/D変換回路6a、6bからのディジタル映像信号をメモリに記憶させる書込み回路、8はディジタル映像信号やディジタル情報信号を記憶するメモリ部、9はメモリ部8に記憶したディジタル映像信号やディジタル情報信号を走査変換して読み出す読出し回路、10はタイム発生器、11は、メモリ部8の書き込みおよび読み出しを制御するアドレス制御部、12は文字発生器、13は中央処理装置(以下、CPUと記す。)である。
【0012】
判定基準線1上を通過する移動体2を撮像する2台のラインセンサカメラの内、ラインセンサカメラ3aは、判定基準線1の延長線上に設置し、判定基準線1をアウトフィールド側から撮像するラインセンサカメラであり、ラインセンサカメラ3bは、判定基準線1をインフィールド側から撮像するラインセンサカメラである。被写体である判定基準線1上を通過する移動体2をレンズ4aおよび4bを使用して撮像し、それぞれのラインセンサカメラ3a、3bにより一次元の映像信号を得る。ラインセンサカメラ3a、3bのそれぞれの映像信号は画像記録部5へ出力され、それぞれの映像信号がA/D変換回路6a、6bによりディジタル映像信号に変換され、書込み回路7a、7bを経由して、メモリ部8へ2台のラインセンサカメラからのディジタル映像信号が同時に書き込まれ記憶される。
【0013】
メモリ部8は、ラインセンサカメラ3a、3bからのディジタル映像信号を記憶すると同時に、例えばスタートからの経過時刻を画像に重畳表示するためのタイム発生器10と文字や記号、判定線を画像に重畳するための文字発生器12からのディジタル情報信号とが記憶される。読出し回路9は、メモリ部8に記憶されているディジタル映像信号やディジタル情報信号の中から着順およびタイムの判定に必要な部分を走査変換して二次元の映像信号と情報信号を読み出し、ビデオモニタ14へ出力する。ビデオモニタ14は、読出し回路9から入力された二次元の映像信号と情報信号とから着順およびタイムの判定に必要な画像を表示する。前記書込み回路7a、7b、メモリ部8、読出し回路9等は、アドレス制御部11の制御信号により、接続されるラインセンサカメラ台数に合わせあるいはメモリの分割モードに合わせた制御がなされる。また、操作器26からの映像信号や情報信号等の信号の記録および読み出しの手段の選択による各種制御を含め、装置全体はCPU13に管理される。なお、外部供給信号として基準タイマスタート信号17、メモリ取込み信号18等がある。
【0014】
ここで、メモリ部8を主体とした画像記録部5におけるラインセンサカメラが撮像した映像信号の記憶についての概念を、ラインセンサカメラの1台の映像信号を使用する場合を図2、ラインセンサカメラの2台の映像信号を使用する場合を図3を使用して説明する。ラインセンサカメラの1台の映像信号を使用する場合は、操作器26からの選択信号により、図2に示すようにメモリ部8の中の画像メモリ8Aおよび情報メモリ8Bは全て1映像信号入力に対応するように制御され、判定基準線1上を通過する移動体2のディジタル映像信号が、タイム発生器10のタイマスタート信号17によるスタートからの経過時間と文字発生器12の例えば競技の種目やタイトル等のディジタル情報信号とともに、メモリ端より順次時系列的に記憶される。記憶されたディジタル映像信号の内、判定に必要な画像8Dに相当するディジタル映像信号と関連するディジタル情報信号が読出し回路9へ読み出され、走査変換された映像信号の画像がビデオモニタ14に表示される。なお、メモリ部8に順次時系列的に記憶されるディジタル映像信号は、ラインセンサカメラからの一次元のディジタル映像信号であるので、図2に示す画像8Dは、複数本の一次元のディジタル映像信号を通常の二次元のテレビジョン方式の画像に走査変換した状態で示している。
【0015】
ラインセンサカメラの2台の映像信号を使用する場合は、操作器26からの選択信号により、図3に示すようにメモリ部8の中の画像メモリ8Aおよび情報メモリ8Bを、分割線8Eの位置で画像メモリ8Aa、8Abおよび情報メモリ8Ba、8Bbに2分割して、2つのディジタル映像信号入力を同時に記憶できるように制御し、判定基準線1上を通過する移動体2を同時に撮像するカメラ3a、3b両方のディジタル映像信号をそれぞれのメモリに記憶する。また同時にタイム発生器10のタイマスタート信号17によるスタートからの経過時間と文字発生器12の例えば競技の種目やタイトル等のディジタル情報信号もディジタル映像信号とともに記憶される。
【0016】
分割した一方の画像メモリ8Aaおよび情報メモリ8Baは、アウトフィールドのラインセンサカメラ3aからの一次元のディジタル映像信号と経過時刻、種目等のディジタル情報信号を図3に示す右側から順次時系列的に記憶し、分割した他方の画像メモリ8Abおよび情報メモリ8Bbは、インフィールドのラインセンサカメラ3bからの一次元のディジタル映像信号と経過時刻、種目等のディジタル情報信号を図3に示す左側から順次時系列的に記憶する。
【0017】
分割した画像メモリ8Aa、8Abおよび情報メモリ8Ba、8Bbに記憶されたディジタル映像信号とディジタル情報信号の内、判定に必要なディジタル映像信号および関連するディジタル情報信号が読出し回路9へ合成された1つの映像信号として読み出され、走査変換された映像信号の画像がビデオモニタ14に表示される。なお、読み出すメモリ量は、画像を表示するビデオモニタ14の表示可能ドット数に合わせ、かつ移動体2のサイズを縮小せずに表示するため、上記のラインセンサカメラ1台の場合に表示した画像の半分のサイズでそれぞれの画像を読み出し、2つの画像を合成してビデオモニタ14に表示する。また、目的によっては、読み出し時に映像信号を間引いたり、1画素を2度読みしたりして、ビデオモニタ14に表示する画像を縮小拡大することも可能である。
【0018】
2つの画像を合成してビデオモニタ14に表示したとき、同一時刻においてのインフィールドのカメラおよびアウトフィールドのカメラの画像を比較するという目的を達成するため、任意のディジタル映像信号を読み出すためのアドレス制御部11は、タイマスタート信号17によるスタートからの経過時刻を基準に各メモリの読み出しアドレスを指定する。例えば、判定に必要な画像をアウトフィールドのカメラ側の時刻で10.0秒から13.5秒の間であったとすると、インフィールドのカメラ側の画像も同時間の10.0秒から13.5秒までを表示するように指定する。
【0019】
例えば二人の走者がほぼ同時にゴールインした場合(従来技術のラインセンサカメラ1台による着順およびタイム判定装置では問題となる。)のビデオモニタ14に表示される判定画像を図4(a)に示す。ビデオモニタ147に表示されている画像の分割線8Iの左側にアウトフィールドのラインセンサカメラ3aの画像、右側にインフィールドのラインセンサカメラ3bの画像を表示している。まず、左側のアウトフィールドのラインセンサカメラ3aの画像の手前側の走者の胸に判定線28aを一致させ手前側の走者のゴールタイムを判定する。つぎに向う側の走者のゴールタイムを判定したいが、手前側の走者と重なっているため正確なゴールタイムを判定できない。したがって右側のインフィールドのラインセンサカメラ3bの画像で判定するが、この右側の画像は、左の画像では向う側であった走者が手前側となる画像であるので、左側の画像では重なり合ってタイムを判定できなかったが、右側の画像では判定線28bを走者の胸に一致させ正確なタイムを判定できる。なお、判定画像をビデオモニタ14の画面上で時間軸方向にスクロールする場合は、ビデオモニタ14の画面中央の分割線8Iを境に、例えば左画面を時間軸+方向にスクロールした場合には、右画面も時間軸+方向にスクロールする。すなわち、左右の画像は互いに逆方向にスクロールするように動作し、常に左右の画面は同一時間の判定画像をビデオモニタ14に表示する。
【0020】
ここで、例えば競技場で使用する場合の、他の適用例を図4(b)に示す。競技場に2台のラインセンサカメラをアウトフィールドおよびインフィールドに設置する場合で、撮影距離やラインセンサカメラの設置高さが異なる場合、異なる光学系の異なる画角のレンズでゴールラインを撮像する場合、ラインセンサカメラが判定基準線であるゴールラインの延長線上に完全に設置されてない場合等などのわずかな光学的なずれ、あるいは振動によるずれ等が有ると、ラインセンサカメラの走査期間に被写体2が移動する程度、あるいはその数分の一程度、あるいはアウトフィールドのラインセンサカメラ3aとインフィールドのラインセンサカメラ3bの撮像画像に一走査期間程度等の誤差が生じることがある。誤差が発生した場合、前記図4(a)を使用して説明した左、右両方の画像の走者を判定線28a、28bで判定すると、同一被写体2のタイムの判定であってもゴールタイムに差が発生することになる。このような判定誤差の発生を避ける目的のため、複数台のカメラの画像を同一ビデオモニタ画面に表示できる判定装置には、メインカメラの指定とサブカメラのタイム判定機能の制限を行える機能が不可欠である。
【0021】
図4(b)は、アウトフィールドのラインセンサカメラ3aをメインカメラとし、インフィールドのラインセンサカメラ3bをサブカメラとして、サブカメラの画像には経過時刻の表示を行わないようにした場合のビデオモニタ14の画像を示している。この場合のインフィールドのラインセンサカメラ3bの画像8Fは、ゴールタイムを判定するのではなく、着順の判定を目的として使用する。ゴールタイムは、メインカメラであるアウトフィールドのラインセンサカメラ3aの画像8Daにより判定する。つぎに画像メモリ8Aおよび情報メモリ8Bを分割線で左右に2分割(図3を参照)するのではなく、図5に示すように、メモリ部8の中の画像メモリ8Aを分割線8Gで上下の画像メモリ8Ca、8Cbに2分割して、2つのディジタル映像信号入力を同時に記憶できるようにした実施例を説明する。本実施例の場合、経過時間と種目やタイトル等の情報メモリ8Bは分割する必要はない。判定基準線1上を通過する移動体2を同時に撮像するラインセンサカメラ3a、3bからのディジタル映像信号を、分割線8Gで上下に分割したそれぞれのメモリ8Ca、8Cbに記憶するが、分割したそれぞれのメモリの縦軸方向の全画素数は1/2となるので、分割比率が1/2であれば2台のラインセンサカメラ3a、3bのディジタル映像信号をそれぞれ1/2にサンプリングして記憶する。なお、アウトフィールドのラインセンサカメラの画像をメインとする場合、メインの画像を大きく表示する目的で、縦軸の2/3をアウトフィールドのラインセンサカメラの画像、残りの1/3をインフィールドのラインセンサカメラの画像とするなど、分割比率は任意である。
【0022】
このようにしてメモリに記憶したディジタル映像信号は、図5に示すように、タイマスタート信号によるスタートからの経過時間と種目やタイトル等の情報がアウトフィールド、インフィールドとも共通であるので、それぞれの画像が情報を共通に上下に表示されると、比較判定が容易である。前記のラインセンサカメラが2台であるために誤差が発生する場合には、メインの画面のみに判定線28Cを表示してメインの画面のみでゴールタイムの判定を行い、サブ画面は判定線を表示せず着順判定のみに利用する。図5に示したインフィールドのラインセンサカメラの画像の移動体の進行方向が、図3に示したインフィールドのラインセンサカメラの画像の方向と異なり、アウトフィールドのラインセンサカメラの画像の移動体と進行方向が同一となるように表示しているが、これは判定の際に見易くするためである。進行方向を同一とする表示は、メモリを左右に分割した場合(図3の実施例)も、もちろん可能である。
【0023】
アウトフィールドのラインセンサカメラとインフィールドのラインセンサカメラの画像を進行方向と同一に表示する手段について、図6を使用して説明する。判定基準線1上を通過する移動体2を判定基準線1の両側からラインセンサカメラ3a、3bで撮像すると、時間軸tに関して通常のテレビジョン方式走査周期毎に見た場合、図6(a)に示すようなラインセンサカメラの映像信号出力18(a)、19(a)が得られる。この映像信号出力18(a)、19(a)の内、インフィールドのラインセンサカメラ3bの映像信号出力19(a)を、図6(b)に示すように、アドレス操作により時間軸tの方向をアウトフィールドのラインセンサカメラ3aの画像の方向に一致するように並べ替えて、映像信号19(b)としてメモリに記憶する。
【0024】
前記のようにアドレス操作により時間軸方向を同一としてメモリに記憶するが、図6(b)に示す映像信号18(b)、19(b)をそのまま記憶するのではなく、上記したように例えば1/2にサンプリングして図6(c)に示すように記録する。これは、図5に示すメモリに記憶した画像8Dに相当し、読出し回路9を経由してビデオモニタ14に表示される。なお、ここで注意を要するのは、インフィールドのラインセンサカメラの画像はミラー反転したような画像となり、移動体の例えば走者のゼッケンナンバー等の文字は裏返しに見えることになるが、インフィールドのラインセンサカメラは着順を判定するサブカメラであり、実用上の問題はない。
【0025】
〔実施例 2〕
図7を使用して、着順およびタイム判定装置の第2の実施例を説明する。前記図5を使用して説明した着順およびタイム判定装置は、映像信号をメモリに記憶する時点でサンプリング周期を変えて上下2分割を行ったが、2台のラインセンサカメラの移動体撮像範囲の調整と映像信号合成とによっても図7に示すように上下2分割表示が実現できる。アウトフィールドのラインセンサカメラ3aおよびインフィールドのラインセンサカメラ3bを、図7に示すように判定基準線を挾んで両方向から(あるいは判定基準線上を相異なる角度から)、高さ位置が(言い替えれば光軸が)異なるように(判定基準線に対する配置は変更しない。)配置し、例えばそれぞれのラインセンサカメラの撮像画角の高さ方向1/2(レンズ画角の1/2)に移動体が撮像されるようにすると、それぞれのラインセンサカメラから得られる映像信号は、アウトフィールド側が図7(a)、インフィールド側が図7(b)に示すものとなる。(ラインセンサカメラにおけるラインセンサの走査は、上から下へ走査されている。)映像信号合成装置20で、図7(a)、(b)に示す映像信号の1期間の互いに異なる1/2期間に移動体の信号レベルを持つ映像信号の合成をすると、図7(c)に示す映像信号が得られる。この映像信号を画像メモリ8Hに記憶すると、前記した2分割画像にほぼ等しい2分割の画像が得られる。情報信号については、図5の実施例と同様である。前記説明においては、2台のラインセンサカメラを、それぞれの光軸を違え、それぞれの高さ方向の撮像画角を1/2の比率で相互に分割して移動体を撮像するように配置したものとして説明したが、撮像画角を例えば1/3と2/3の比率で相互に分割して、メインの画像を2/3と大きくすることも任意である。この着順およびタイム判定装置は、従来技術の着順およびタイム判定装置に映像信号合成装置20を追加することにより実現できるので、最も安価に複数台のカメラの映像信号記憶を行う場合に実用的な手段である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、ゴールライン等の判定基準線を挟んで両方向からあるいは移動体が重ならない角度から撮像できるように配置した複数のラインセンサカメラの映像信号を画像記録部に記憶し、記憶した複数のラインセンサカメラの映像信号を走査変換して読み出し、それぞれを個々にあるいは複数同時に1台のビデオモニタ等の表示装置に表示できるようにし、また、1台の画像ファイリング装置、1台のビデオプリンタ等での判定画像の一元管理を実現し、着順およびタイム判定を正確に、確実に、容易に行えるようにし、かつ安価な着順およびタイム判定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラインセンサカメラが2台の場合の着順およびタイム判定装置のブロック図。
【図2】本発明による着順およびタイム判定装置の画像メモリ動作の説明図。
【図3】本発明による着順およびタイム判定装置の左右2分割の画像メモリの動作の説明図。
【図4】本発明による着順およびタイム判定装置の画面表示例の説明図。
【図5】本発明による着順およびタイム判定装置の上下2分割の画像メモリの動作の説明図。
【図6】本発明による着順およびタイム判定装置の画像左右反転の動作の説明図。
【図7】本発明による映像信号合成装置を使用した着順およびタイム判定装置のブロック図および上下2分割表示の動作の説明図。
【図8】従来技術による複数の着順およびタイム判定装置を使用したシステムのブロック図。
【符号の説明】
1…判定基準線、2…移動体、3a、3b…ラインセンサカメラ、4a、4b…レンズ、5…画像記録部、6、6a、6b…A/D変換回路、7、7a、7b…書き込み回路、8…メモリ部、9…読出し回路、10…タイム発生器、11…アドレス制御部、12…文字発生器、13…中央処理装置、14…ビデオモニタ、15…画像ファイリング装置、16…ビデオプリンタ、20…映像信号合成装置、22…信号分配器、23…画像記録部、24…メモリ部、25…アドレス制御部、26、27…操作器。

Claims (9)

  1. ラインセンサカメラと画像記録部と画像表示部とを有する着順およびタイム判定装置において、
    判定基準線上を撮像するように、該判定基準線のアウト側とイン側の各々に設置された少なくとも2台のラインセンサカメラと、
    該少なくとも2台のラインセンサカメラの各々が撮像した各々の映像信号を入力して記録し、該記録された映像信号を読み出し、若しくは該記録された映像信号を前記アウト側の映像信号、または、イン側の映像信号、または、アウト側とイン側の映像信号を合成した映像信号の何れかに変換して読み出し、出力する画像記録部と、
    該画像記録部から出力された前記アウト側の映像信号、または、イン側の映像信号、または、アウト側とイン側の映像信号を合成した映像信号の何れかを入力して画像として表示する画像表示部とを有することを特徴とする着順およびタイム判定装置。
  2. 前記画像表示部の画像を左右に分割し、該分割された左右の画像の各々に前記画像記録部に記録された映像信号のうちの前記アウト側とイン側の各々の映像信号を画像として表示し、該表示された左右各々の映像信号は同一時間の画像を表示することを特徴とする請求項1記載の着順およびタイム判定装置。
  3. 前記表示された左右各々の映像信号は、同一時間の画像を表示することで、時間軸方向に前記分割された左右の境界線に向かってスクロールし、若しくは、前記左右の境界線より離れる向きにスクロールすることを特徴とする請求項2記載の着順およびタイム判定装置。
  4. 前記画像表示部の画像を上下に分割し、前記画像記録部に記録された映像信号のうちの前記アウト側とイン側の各々の映像信号のうちの何れか一方側を反転した映像信号とし、前記上下の何れか一方に前記アウト側とイン側の何れか一方側の反転した映像信号を画像として表示し、前記上下の何れかもう一方に前記アウト側とイン側の何れか一方側の反転しなかった側の映像信号を画像として表示し、これら上下に表示された画像は同一時間の画像を表示することを特徴とする請求項1記載の着順およびタイム判定装置。
  5. 前記画像表示部の画像を2分割し、該2分割された画像の各々に前記画像記録部に記録された映像信号のうちの前記アウト側とイン側の各々の映像信号を画像として表示し、該表示された各々の映像信号は同一時間の画像を表示することで判定基準線を通過する移動物体の通過順を判定することを特徴とする請求項1記載の着順およびタイム判定装置。
  6. 前記判定基準線のアウト側とイン側の各々に設置された少なくとも2台のラインセンサカメラのうち、アウト側若しくはイン側の何れか一方の1台のラインセンサカメラをメインカメラとし、該メインカメラ側ではないもう一方側の1台のラインセンサカメラをサブカメラとし、前記メインカメラには前記映像信号と共に前記判定線を表示してタイムを判定し、前記メインカメラとサブカメラによる各々の映像信号の比較により着順を判定することを特徴とする請求項1記載の着順およびタイム判定装置。
  7. 前記画像記録部に記録された映像信号は、スタートからの経過時間とディジタル情報とともに記録されることを特徴とする請求項1に記載の着順およびタイム判定装置。
  8. 前記画像記録部に記録された映像信号を読み出す場合に、表示する画像を、映像信号を間引くことにより縮小し、若しくは、1つの画素を複数回読み出すことにより拡大することを特徴とする請求項1に記載の着順およびタイム判定装置。
  9. ラインセンサカメラと画像記録部と画像表示部とを有する着順およびタイム判定装置において、
    判定基準線上を撮像するように、該判定基準線のアウト側とイン側の各々に設置された少なくとも2台のラインセンサカメラと、
    該少なくとも2台のラインセンサカメラの各々が撮像した各々の映像信号を入力して記録し、該記録された映像信号を読み出し、若しくは該記録された映像信号を前記アウト側とイン側の映像信号を合成した映像信号に変換して読み出し、出力する画像記録部と、
    該画像記録部から出力された前記アウト側とイン側の映像信号を合成した映像信号を入力して画像として表示する画像表示部とを有し、
    前記画像表示部の画像を左右または上下に分割し、該分割された左右または上下の画像の各々に前記画像記録部に記録された映像信号のうちの前記アウト側とイン側の各々の映像信号を画像として表示し、且つ、該表示された各々に対して判定基準線に一致させた判定線を重畳表示することを特徴とする着順およびタイム判定装置。
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